2022.09.10 Sat
サキュバス
「ねぇ、もう終わり?」
「私だって、流石に……」
「まぁ、貴女達は頑張ったほうね。ふふ、可愛いわ。」
人間サキュバスーなんて呼ばれていたとしても、本家にサキュバスに比べると、いくら性欲が強い夜空でも、それは耐えられるものではない。
近くに、屍のように転がりながら寝ている、妹たちを見ていても、やはり、サキュバスと言うのは人から見ると異常なのだ。
「モリガン様は、本当に……」
ぐったりしながらも、夜のスタミナに関しては自分と同じ位の性欲を持つ0048の岸田美森も、この状況ではどうにもならない気怠さに包まれてしまう。
「ねぇ?夜空。」「えぇ……結構、腰に来てる……」
限界とでもいうかのような顔を浮かべて息も絶え絶え……と、でも言った顔を浮かべている。
「サキュバスは発情期なの?」
「まぁ、この時期になると、身体がむらむらするのは真理ね。」
そう言いながら、モリガン・アーンスランドは、夜空に語り掛ける。どこから調達したのか、一分前は、全裸だったはずのモリガンも、いつの間にか浴衣に着替えている。
夏と言うのは、蒸し暑さもさることながら、それ以上に、人の理性を狂わせてしまうのだから。どうしてこうも……ぐったりしながらも、目の前のサキュバスを相手に思わず息を呑む。
「ふぅ……んふふ、可愛い。」
モリガンは自分の膝に一糸纏わぬ姿の美森と夜空の頭を置いて、彼女達の母を気取るような態度を見せる。人間以上に、セックスと言う行為を愛しているからこそと言うのも……
「ねぇ、モリガンを満足させた女っているの?」
「あぁ、それ、私も気になりますわ……」
「そうね……」
モリガンは、ニヤッと笑みを浮かべながら口にした。
「姫子と千歌音、レディ・レディ……ね。」
| 適度なSS(黒歴史置場?) | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
膝枕
真昼たち…( ノД`) モリ様を交えて前回の後日談といった所でしょうか。2人とも話すのがやっとのご様子。
姫千歌とレディ・レディは4人総当たりでモリ様に挑戦したという事か。恐るべし百合界の大物カップル。
| kwai | 2022/09/12 03:14 | URL |