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なでりん


テントの中


 「りんちゃん……」
 「なでしこ……」
 「セックスの後、名前で呼び合うのって、気持ちがいいのよね……」
 「あぁ、なんか、それ解る……」
 来栖川姫子の言葉に違和感と言うものが自分の中にはなかった。
 それは、確かな、レズセックスを経験したことのある女だからこそ分かりうるものでもある。
 気分がハイになっているときの呼び方と、終わった後の呼び方と言うのは、ふわっとしたような心地よさが透き通るような心地よさが肉体を駆け抜ける。
 セックスの終わり、どこか、共有していた高揚感が癒しに変わっていく瞬間と言うのは充足した気分にさせてくれる。心地よい。
 (なでしことのセックス、やっぱり気持ち良いんだよなー……)
 思い出すことなく、既に、身体に刻み込まれた快楽は、なでしこと言う女を愛していると自覚させる。
 あぁ、自分が女になっているということを実感させる幸福な瞬間で、最初は、それ以上の快楽に気にする余裕もないが、このセックスの余韻の時間と言うのは、大事なものだ。
 ぼーっとしてしまうほどには、まどろむ気持ちと、肉体に渦巻き、快楽の残り滓が、徐々に幸福に変換されていく。この胸に、この唇に、この臀部に、この淫部……
 全てが外気に、いやらしく蠢いて、それが、もっと欲しくなってしまう貪欲な生き物のように見えてしまう。
 夏のキャンプ、前までは虫などの弊害があって、拒否をしていたが、こう言うもの対しては、今、キャンプをしている場所には、そういう心配などと呼ばれる部分が無い。
 やはり、見ていると、ゾクゾクとしてしまう。
 「りんちゃんとのエッチ、やっぱり、気持ちよくて……」 
 「うん……そうだね……なでしこと、色んな人としてきたけど、ここまで気持ちよくなれるのって……」
 やっぱり、なでしこがいるからなのだと思うが、どうにも、こういう状況で、それを言うのは、りんにとってはこっぱずかしくなる。ただ、なでしこは、そんな、りんの言葉が解ってしまう。なでしこがいるから、どうにも、こういう状況も楽しめてしまう。
 「りんちゃん……」
 「なでしこ……」
 ついつい、互いに名前を呼んでしまうのは、やはり、それだけ愛しているという証拠のようなものなのかもしれない。
 夏のキャンプは苦手だったはずなのに、テントの中で、なでしことセックスをしているときだけは、妙に開放的になる自分がいる。
 「千歌音ちゃん……テントの中で、セックスって、思った以上に出来るんだね……」
 「そうね♥こういう状況だから、思った以上に見えてしまうのね……」
 大きめとはいえ狭い空間の中で、牝たちが密着して、牝臭い香りが濃密に凝縮されて、女達を狂わせる。まだ、足りないと肉体は、徐々に動き始めて……
 それに今は……
 「……テントでも、結構、凄いものなのね……」
 「最大で、8人までは入れるから。」
 「もう一度……」
 「まぁ、良いかな……

| アニメ・漫画・小説感想 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

百合の名前

なでりん×姫千歌INキャンプ場のテント内。突然姫千歌のどちらかがキャンプ=野外プレイに興味を?
手繋ぎとかハグとか?百合に諸々のスキンシップは勿論大切だけれども。
名前の呼び合いも大事な百合の所作と感じていたので、姫子の台詞に嘘偽りは微塵もありませんでした。
発言者が発言者だけに説得力しかない。w 圏外でなければもう4人普通に呼びそうな勢いです。

GAKIOさんの動画見ました。選考入り&受賞おめでとうございます。相当深く刺さったご様子でしたね。

| kwai | 2022/08/21 20:03 | URL |

kwai さんへ

たぶん、キャンプに興味を示したからやってみたい。ついでに、そこで、どこまで……と言うのもあるのかもしれません。まぁ、でも、この世界、発情するような感じですし何処か、狭い二人だけの空間となると、発情しやすいのかもしれませぬ
そんな感じで、名前を呼ぶ。って単純だけど、大切ですよね。愛する人の名前を呼び合うだけで、こう、感じてしまう描写もありますし(つ=ω=)つ
姫子ですしねぇ?(・ω・)
そして、たぶん、あの後、テントの中には夜空先輩とか来そう(=ω=)

動画の視聴、ありがとうございますー!正直、嬉しいっちゃ嬉しいんですが、でも、それ以上に凄い作品がやっぱり多いので負けた気分にもなったりw

| 月 | 2022/08/21 23:55 | URL |















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