2022.01.08 Sat
二人のラプソディ
育代さんと仁菜さんはましゅましゅが大好きって設定のアイカツSS
セックス中、テレビから、ましゅまいれっしゅのヒットソングが流れて、それが心地よい。
セックスを盛り上げるには十二分な素材だ。
恋人同士の歌と言うのは、こういうときに心地が良いほど媚薬に等しく燃え上がるような要素になる。恋の炎とセックスの情熱を盛り上げるスパイスにもなる。
それに、仁菜自身、育代と「ましゅまいれっしゅ」のライブには世界が繋がり、恋人同士になってから当然のように毎度、アンダーノ-スザワでデートして……ましゅまいれっしゅのライブ。
そして胡蝶姉妹と姫宮家を通して……なんてこともあった。
「育代ママ……もっと、もっとしよ?」
「んぅ……仁菜ちゃん、好き……仁菜ちゃん、好きよ?」
育代はしっかりしているが、根は甘えん坊だ。
抱きしめながら、うみゅう……と子供のような言葉を吐いて舌を絡ませあいながらキスをするのは、まだ別れたくないという彼女の我儘。
出来れば一緒に暮らしたいけど、まだ、恋人同士なのは、みゆきの存在もあるからこそ、どこか……なのだろう。
ぬるっとした粘液が口の中で甘く広がる。そして、君のラプソディーの曲調に合わせて、育代の舌使いも激しくなる。リズムに合わせて、口の中が翻弄されるような濃厚なキス……
「好き……育代ママ、好き……もっと、もっとして……」
「うん……いっぱい、キスしよ?キス……仁菜ちゃん……」
大人なのに、母性的なのに、好きな人の前では飼い主のことが大好きな子猫のように甘える彼女の姿に必然的に心が奪われてしまう。
「あぁ……甘い……」
「仁菜ちゃんのも……」
舌が蹂躙する。恋人の口の中を、とろけるような愛しの仁菜の表情を見つめて、より激しく、より愛しく……
ただただ、キスしているだけだというのに、音楽は、こんなに盛り上げるのかと思えるほどに。
(仁菜ちゃん……♥仁菜ちゃん……♥仁菜ちゃん……♥仁菜ちゃん……♥仁菜ちゃん……♥仁菜ちゃん……♥仁菜ちゃん……♥仁菜ちゃん……♥)
山田仁菜はモテる。
彼女の、その子猫のような仕草を見ているとどこか心配になってしまいそうなほどに。
大人の女達、所謂、出来た女たちの庇護欲を煽るような性格をしているらしい。
どこか、周りの人にバリアを張ってしまうような言葉遣いとか、初対面の人に良くしてしまう。それは自分の娘であろうとも例外ではないが、みゆきは、そう言う彼女の性格を良く見抜く。そういうタイプの娘であるからなのだろうが、それでも……同年代と言うこともあって、多少は嫉妬の感情が渦巻くものもある。
シンパシー的なものもあるのかもしれない。
「貴女の恋人は私なんだからね……」
そう言いながら、一回戦目の終わりに育代は仁菜に自分の脱ぎたての……下着を渡す。
「これ、どういう……」
「私がお仕事の時も、仁菜ちゃんが他の子としているときも、一番は私でいてほしいって……」
「意外と嫉妬深いんだ……」
波紋のように下着から育代の感覚が広がる……
暖かさも、何もかもが……
ぬらっとした、育代の粘液の感触が仁菜の媚肉を煽るように染みつく。
今、ここでオナニーしたくなるくらいの情熱的な暑さがある……気分的に、ましゅまいれっしゅのライブ映像を流しながらも、ドスケベレズセックスタイムは二人だけの最高の時間。
3時間、曲に合わせたセックスタイムは誰よりも幸福だ。
邪魔されない、二人だけの時間は心地よい。
「仁菜ちゃんのオナニー、いっぱい見せて……」
育代の下着を纏って「まっしろスタートライン」に合わせて、仁菜がオナニー開始……それをまじまじと見ながら育代も目の前で見せあいオナニー……
「エールアンドレスポンス」に合わせて、キスしてから、「プラットホーム」に合わせての、仁菜の育代の乳房愛撫が始まり……
「ヒロメネス」で貝合わせ・……「星空ライトストーリー」が終わるころに、長い貝合わせが終わり互いに絶頂汁を噴き合い、意識を失うほどの大絶頂を迎える。
これまで4時間……
時間が流れて、そして、意識が途切れるまで横になる……
どれだけ抱き合おうとも、一番なのは自分たちなのだと刻み合うように。
「仁菜ちゃん、最近、来ないねー」
北条まりあは、そんなことを言いながら姫神紗乃との時間を終わらせて控室に集まる人妻たちと談笑。
仁菜とは、当然、山田仁菜のこと。
この元人妻レズ風俗では当然の如く人気のある彼女であることは言うまでもない。あれから、もう、一年近く経過したか、あの出会いから。あの捨て猫少女も、今や、この店に通わず胡蝶の屋敷に住んでいる仁菜が、ここに来ないのは寂しいという思いがある。
「そうそう、一度、お菓子を上げたっきり、彼女は来ないんだもの。」
頬を子供のように膨らませながら美空も不満そうだ。
どこか、彼女に対しては皆の思うところ、母親としての情念的なものがじわじわと浮かび上がってしまうものがあるらしい。
そういう感情と言うものはいつしか母性が性的なものと同時に混ざり合わせて、今や、嫉妬になる。
「育代さんのお気に入り……だものね。」
「お気に入りと言うより、彼女です。」
「あれだけ、人気のある育代さんにぃ、唯一の彼女が出来るなんてぇ、ねぇ?」
黄瀬ちはるも、やはり、お気に入りで狙っていたようだ。
「そうそう、いつの間にか、育代さんの彼女になってるんだもの。何をしたら、彼女をそんな風に堕とせるの?」
「それはぁ……」
「ねぇ、今度、また、仁菜ちゃんを連れてきてよ。」
「えぇー、何でですか?」
「それは、仁菜ちゃんの彼女の座は、貴女にゆだねたけどぉ……」
「仁菜ちゃんのママの座は、あきらめたわけではないんだからね?」
そう言いながら、育代は、呆れながらも、ふふっと笑いながら内心で受けて立つと言いながら、それでも滅多に連れてこないようにしようと口にした。恋人もそうだが、育代は「ママ」としての座も渡すつもりはない。
| 適度なSS(黒歴史置場?) | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
BGM
仁菜がすっかりママンズ勢から人気者になってる…そんな彼女を繋ぎとめたい育代さんも必死だ。
作中の随所から過剰なまでの情念が伝わってきます。
ツボった細かい所を挙げると、サクッと紗乃P抱いてきたらしいまりあさんの描写とか、
中の人の声で脳内再生余裕なちはるさんの台詞回しとか。この辺りも良い味です。
まさかましゅましゅの楽曲が気分を高めるのに一役買っているとは。
そもそも『キミのラプソディー』ってヒメコからほわんへの告白みたいな歌ですからね。超名曲です!
| kwai | 2022/01/08 22:10 | URL |