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少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE 青嵐- BLUE GLITTER

青嵐
変わる、変わる、変わる。

この世の舞台をまわす巨獣が、奈落の底でまた動きはじめた。

天が軋み、舞台少女は呻く。

舞台が回れば吹く風も変わる。

昨日も、今日も、明日も、尊敬と焦りと環境の変化、舞台少女の孤独に閉ざされて見えない。

切なる願い、共に繋ぐ揺るがぬ思い

だからこそ、切れぬ絆を求めて。

少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE 青嵐- BLUE GLITTER「青い嵐」。

変わらぬ絆などあるのか。


いやぁ、やっぱり、舞台って見ていると楽しいけど終わった後に、一気に来るものがあるねw
そんな感じで現地に行くことが出来ないのでスタァライト新作の舞台を配信で見たけど楽しいね(=ω=)
しかし、家で見ていても舞台を見るときの緊張感って言うのは現場も、家でも、そう変わらない(=ω=;)
やっぱり、高いお金を払ってみる。ってそういうことなんだろうね。
画面越しで伝わってくるエネルギーって言うのは、それだけ凄い!って言うことなんだけどさ。
そんな感じで、あの、見終わったんですよ。
そこで、思ったんだけどさ。
まずは「あらすじ」
聖翔音楽学園との交流プログラムを終えた、青嵐総合芸術院 舞台学科 ステージ専攻 通称「ステ専」の舞台少女たちは「全国高校演劇選手権」に向けて準備を始める。
しかし「ステ専」は役者、裏方が分かれるのではなくすべてを総合的に学ぶ学科。
小春は良い役者、良い裏方であろうと苦悩し空回りしていた――

青嵐って言うのは、ようは柳小春、南風涼、穂波氷雨 の三人はポリアモリーであり、三人が結束すれば最強ではあるが、それは、どこか依存気味でもある。どこかがバランスを欠いてしまえば簡単に崩れてしまう。そういう物語ですね。
それが、こう思春期特有の焦りから生まれてしまう柳小春の青嵐のトップとしての重圧、聖翔音楽学園に対して負けてしまった理由と言うのが彼女たちの均衡を崩し、青嵐は乱れてしまう。
加えて、この舞台版では、この三人が、どういう存在なのか。改めて、それを見直すという形として、それからの彼女達の進化と言うもの、それが「自分改革」と言うBLUE ANTHEMと言う歌詞にある通り。彼女たちは互いに助け合い、依存しあい、そして舞台少女として成長していく。

まるで、それは聖翔音楽と同じようで、まるで違う。「ライバル=仲間」って図式が良い感じにバランスがとれているのが聖翔音楽であるのだとすれば。青嵐は「仲間>ライバル」って図式が強く彼女たちはライバルである以上に仲間と言う意識が強い。仲間でありライバルって言う要素が少ないんですよね。だからこそ、それが美しい関係でもあるし、あの三人はポリアモリー的ではある。
ある種、聖翔音楽学園の意識の一つを偏りにしたものであり、そんな彼女たちが実に愛しい存在として描かれている。小春は心を閉ざしてしまい……
そんな彼女たちが小春を動かす為にどうにかしつつ、改めて自分と言う存在を見つめなおす。小春と言う均衡が破れたことによって、彼女たちはどうしたいのか。
彼女達にとっての舞台と言うのは、どういうものなのか。
楽しくあれ、仲間で作るものであれ、そして……って言う、それを見つけるための物語であるともいえよう。だから、舞台版の#2で語られた彼女たちの弱点が、良い意味で個性になっている。個性として輝いている。それが面白いところである。
そこで、何気に、彼女たちのキャラ造形のルーツも見えてくる。っていう、それが三銃士ですよ。本来、一番適したキャラクターがあるのに、それをあえて演じさせず、別のキャラクターを演じさせることで悩んでいた者たちの気持ちになる。聖翔音楽でもスタリラのほうでイベントでやったね。
彼女たちは三銃士であり、そこにダルタニャンの役である柳小春の妹である柳さくらが入り、そこでまったく違うキャラを彼女たちは演じて改めて自分たちにとって、三人にとって、三人はどういう存在であったのか、それを演じることで改めて自分と言う存在、二人から見た自分と言う存在を知る。
そこに、さらに悩む小春を一番見てきた妹さくらが舞台少女として彼女に語る言葉は、どういうものなのか。
これは実に、らしいなと。
依存しているから壊れてしまうけど、でも、それを再構築するために色んな舞台少女と出会い、時には鏡のように見つめ合い、時には意見の違いからぶつかりあいながら涼や氷雨が小春が四苦八苦する姿と言うのは彼女たちは圧倒的な力を持っていながら、一個の少女として描かれているところが実に面白いですね。
ついでに、柳小春の妹である柳さくらは聖翔音楽学園に通ったりしているし、そこには姉に対する複雑な思いと言うのも実はあったりと、なんやかんやで、ここの絡みもね。
良い感じに姉妹百合なのよ。厳しさの中にあるやさしさ、それをうまく体現しているような関係で、それが、舞台におけるラストシーンに大きな見どころとしても描かれています。肉親だからこそ尊敬する姉に抱く思い、心の調和を乱し錯乱する小春と、それを見守る桜と言う関係。それはまさに。
最初、スッゲー桜ちゃんってね、お気楽な子だと思っていたら、実は裏にすごい秘めたる情熱を抱く。それが舞台と言う場所だと輝くのだから。
それは、今回、新たに参入してきた舞台少女である羽成八津樹ってキャラクターや、松栄美湖ってキャラクターもそうなんだけど、彼女たちは青嵐と言う存在に対する良い感じの鏡になっていますね。
シークフェルトの雪代晶が出てきたけど、彼女は氷雨にとって意見をぶつかり合い、高め合う鏡であり……
松江美湖は舞台を純粋に楽しむ涼の鏡でもある。
そして羽成は全てが一年生の学校であるからこそ、実は、彼女たちは青嵐そのものの鏡でもあるという、それは青嵐の歴史を見てくれれば解るんだけど、粗削りだけど、どこまでも眩しい存在は、正に、創立された当初の青嵐のそれなのだろう。
スッゲー、楽しかった。
目まぐるしく、二時間も丸丸舞台をやるもんだから、スッゲーもんですよ。
しばしば、スッゲーことになっているんです。
だからこそ、そんな彼女たちにとって覚醒した時と、そうでないときの彼女達の演じ分けって言うのは実に面白く迫力のあるものだった。
ウルトラマンでもそうなんだけどさ、迷いを断ち切って前に進んだ者って言うのは凄いんですよね。いや、割と真面目にさ。
いやぁ、これは、まだ、アーカイブで改めて見直さないとなw
自分を改革した存在である、彼女たちが、今後、どうなっていくのか。あの三人の絆はより強固なものになったからこそ、また、一筋縄ではいかない存在になったというのは見ていて今後の妄想も楽しめる存在になるね。
自分を取り戻し、強くなる。
そして、青い嵐の名の通り、多くの人たちを巻き込んで自分たちは高みに上がる。
これが青嵐だ!!!って言うのを見させていただきました。
実に素晴らしい舞台でした(=ω=)
また、見ます。

・んで、ちょっと気になるところー(つ・ω・)つ
・今回、出てきた新舞台少女である八津樹ちゃんは香子先輩がこれでもか!ってほど大好きです(・ω・)双葉先輩には触れていません(・ω・)いや、酷いな。って思ったけど、でも、改めて香子って、あれな場面が多かったけど実はすごい舞台少女なのだと言うこと、京都で一番有名なのは花柳香子と言わしめる存在だから。正に、恐るべきはディック・牧ならぬ目指すべきは花柳香子。
彼女たちはすっごい香子が好きだから、香子を嫉妬させて、こっちに来させたいようにするために己を高めるって言う理由があって、それは、あの雪代晶をも認めさせる。って言う、凄くない?
ようは、もう舞台少女への恋愛感情ですよ。
その表現の仕方がすっごい好きなのよ。
嫉妬させることで自分たちを見せて、こっちに引き入れる!憧れの人に自分たちの演技を見せて圧倒させる!って言うのは面白いとこですよね。
ここに双葉はんがいたらどうなるのか(・ω・)
香子のために頑張った結果が、晶を突き動かす。ってスッゲー楽しい連中じゃない?w
割と真面目にw
しかし、双葉はん(=ω=)
香子の客演の話、どうなってたんだろ。
結構、気になる。

・八雲先生と走駝先生は出会うたびに、この作品ではいちゃついてるし!w
絶対、もう、こいつら裏でいつもであってるでしょ。一緒にバーとか言って、一緒に家に泊まって、一緒に、もうさ。寝てるよね。こいつら。
なんか、もうやり取りが夫婦にしか見えないところもあったり、先輩後輩なんだけどーそこでねー
素直に八雲響子と言う女が走駝先生にむかって感情の発露をするシーン、凄い好きでさ。
ほっこりしたよ(=ω=)
学生時代は秘め事してたよ。こいつら。
それに対して走駝先生は凄い笑顔で返すのよ。
こいつら、絶対に自分たちの知らないところでいちゃついてるだろ!
ってなる。うん。
それくらい、あの、素直にイチャイチャしてた(・ω・)

・小春さん、何気にお母さんのこと「ママ」って呼んでるのね(・ω・)金持ちだから「お母さま」だと思っていたのに「ママ」って言うのはスッゲー驚いたw
え、「ママ!?」
って感じでw
意外と、驚きでしたよ。

・後、まひるちゃん、ちょっと華恋がいないからってー、涼ちゃんとイチャイチャしすぎじゃないですかね(・ω・)
いや、これはマジで。
涼ちゃんと二人きりになると、なんか、あれだよね(・ω・)

そんな感じで、青嵐公演……
楽しませていただきました。
あの、PCとかで見るのは、まだできますので。
見ていただければと思います。
あの、まだ、チケットを買うことはできますから。
これから仕事納めの記念に一本。
って感じで如何でしょうか?(・ω・)
現在、イープラスで配信チケット発売中なので、これを機会に是非!

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COMMENT

スピンオフ

大変有り難い情報ですが、レヴューの時間とお勤めが丸被りでした…(´;ω;`)
帰ったら舞台♯2再演のダイジェストムービーを見返します。

| kwai | 2020/12/26 12:10 | URL |

kwai さんへ

あーーーーー……そいつは惜しい……
千秋楽だけでも……とは思いましたが残念です。

| 月 | 2020/12/26 19:09 | URL |















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