2020.11.20 Fri
こわく

アイカツオンパレードの世界は広大だわ(=ω=)
一応、今週のアイカツSS。この二人は出てきません
出てくるのは下の二人(=ω=)

思えば、このカップルを見たとき、初めて触れたのがアニメで、姉からゲームを借りて、再度アニメも全部、見た思い出。
何気に乙女ゲームの女性主人公はレズビアンか、ライバルか。
この二つに分かれるのだ。
時折、この世界設定をふたなりでやりたくなる(つ・ω・)つ
いや、一応、やってるけど(・ω・)
ただ、ふたなりって書くのに凄いエネルギーがね?(・ω・)
明日もライブ。
観客たちの喧騒を気にすることなく、手を握り合った二人……
渋谷友千香からすれば、こんな観客よりも、ただ一人の自分のファンが認めてくれれば、それで良いとでも言うかのような態度で自分たちを送迎する車の中は、まだ控えめだが抑えることのできない嬌声が車の走る音で掻き消されている。先ほどまで阿鼻叫喚と言えば大げさだが、それに等しいレベルで叫ばれていた燦々と、今もなお輝きを放つ会場を遠ざけて、あの時味わったアイドルライブの現実と言うのは嘘のように思えるが、嘘ではないという証拠を示すかのように脈動する肉体は熱を逃さずに徐々に、徐々に、肉体的な高揚と快楽に書き換わっていく。
「ねぇ、どうだった?春歌……」
「友ちゃん、とってもかっこよくて、素敵で……綺麗で……」
乙女のように両手を合わせて、小動物のように友千香の身体に密着する愛らしい表情を浮かべて友千香の身体は興奮によって過敏に変換され始めている。
春歌が自分を愛してくれる、その口で先ほどまでの自分の感想を語る姿が愛らしい。
「それに、とってもエッチだったよ……」
「今は……?」
「今も……凄いエッチ……」
街頭が照らす二人の赤い髪が混ざり合いハートを形作る。
まるで、今夜の二人を表すかのような情熱的な赤が結ばれあう。
会場から自宅までに戻るまで互いの体を弄りあうように我慢できない肉体をほぐしている。観客のボルテージが凄ければ凄いほど、この肉体に浴びる高揚感と言うのは何とも言えないものになり、その分、春歌との夜は激しくなる……マンションに戻ればシャワーも浴びずに互いの口腔内を貪り、くちゃくちゃと卑猥な水音を絡ませて春歌をベッドに押し倒して、身に纏っている衣服を煩わしいとすら感じてしまうほどの体温にたまった熱はどうしようもないほど煩わしさを感じて……春歌を求めた。
まるで、あの熱狂的なイベントが前菜であり、こっちがメインディッシュとでも言うかのような下品なダンスを踊るように肉体を貪りあう。
「春歌……お願い……私の、して……」
潤んだ瞳で訴えられ、春歌の中にある理性は狂いだす。
これが二人の夜の日常……渋谷友千香の裸体を見ることが出来るのは自分だけ。
常に鍛錬を怠らずに自分を磨き上げて作られた肉体に思わず生唾を呑んでしまうのは、あまりにも肉体美と言うものが官能美に満ち溢れているからだ。
七海春歌に恥じることなく常に最高の自分でいるために彼女は日常を怠ることはない。
常にトレーニングをし、芸能人としての仕事をこなして、恋人との甘い時間に身をゆだねる。
これも渋谷友千香の抱く七海春歌に対する愛情表現であるともいえる。何せ、友千香は今、この世界で一番売れている男性アイドルグループの作詞作曲家……だった。
友千香は、その地位を男連中から奪い、自分の彼女として、そしてビジネスパートナーとして昇華させた。
自慢の彼女だからこそ、春歌も全力で恋人として答えたくなる。そういった連中から春歌を奪ったのだから、春歌を含み、連中にも胸を張って芸能人として過ごせるように常々、己を磨いてきた。それが七海春歌と言う少女を奪った芸能人、渋谷友千香としての責任であるとも思った。
そうして磨かれた渋谷友千香の肉体と心は、この芸能界の中で燦々と輝く光を纏ったアイドルとして君臨することになった。そして、それが七海春歌を狂わせる。美しくモデルとしても成功を収めて世間から喝さいを浴びる人間たちを、こうして自分たちが独占しているのだという優越感はどうしようもない愉悦の汁が自分の体を濡らして一匹の牝に変えていく。
「友ちゃん、奇麗……」
官能熱でほんのりと紅くともり、熟れた肉体は……
(何とも……)
春歌は適切な言葉が見つからなかった。
官能の極致とでも言えば、相応しいかもしれないが、だが、その言葉ですら安っぽく思えてしまう。
「ここ、すっごい濡れてる……」
紅い瞳を持つ大好きな人の瞳のように開いた淫唇が自分の肉壺の奥を見つめている。虹色の瞳は蠱惑的に輝いて、常に愛する人を挑発するのだ。
常に自分を一途に愛してくれた、自分を一番見つめてくれていた大好きな彼女に心から愛される淫唇がぱっくりと口と開く。汗だくになって光沢のある汁が、ぷっくりとした肉厚の淫唇がぱっくりと開く姿は涎が唇と唇の間にぬらっとした糸を引いた濃厚な牝臭を纏った……
「友ちゃんの……おまんこ……」
先ほどまで全ての人々を魅了するために動いていた肉体が最近では自分との交わりの前座にすら思えてくるほどに、今、この瞬間、ぐっしょりと濡らしている。官能的であり、ライブの後、多くの人に見つめられて熱唱した後の肉体のボルテージと言うのは、まるで暴走してしまったかのように熱が肉体の中にたまっている。
それを開放できるのが恋人である七海春歌だけである。
「友ちゃんの、すっごいぐちゅぐちゅで……」
淫唇同士を重ねて
ぐちゅりぐちゅ……ぐちゅ……
と卑猥な水音を奏でると心臓を鷲掴みにされたような気分になる。
あの学園の出来事を思いながら、ひときわ愛した人と、こうして密接に繋がる感触、輝かしい青春の裏にある卑猥で淫らな今と言う現実。それが余計に背徳感を煽り立てる。
学生時代、物陰に隠れて唇を重ねて貪りあった、あの青春の日々。初めて恋を知ったのは、この少女が初めて……同級生で、同じ部屋で、常に自分を一番に見守ってくれていた……今、渋谷友千香と言う女とセックスする。
この関係は、恋に落ちたと自覚した時から。あの日から、ずっと。
男性アイドル優位の世界において、常にモデルとしてもアイドルとしても頂点に立つ姿はだれよりも美しい……自慢の彼女。もし、子供が生まれたのなら、そういう世界になったのなら、どういう名前を付けよう。
どう母親の美しさを語るだろうか……
混ざり合いながら、一つになりながら、春歌は幸福に満たされて……
「貴女達、ここに来たばかりね。」
朝から空気はおかしかったような気もする。
妙に、性的な欲求が抑えきることが出来ないのだ。
最初は会場に向かっているはずだった。
渋谷友千香、アイドルデビュー2周年記念……
相棒である作詞作曲家である七海春歌とともに車で向かっていたはずだった場所には、見知らぬアイドルたちがいた。
AKB0048、フォトンメイデン、ソレイユ、パステルパレット、エンブレイス、ピュアリーリップ、ピュアパレット……聞いたことのない、しかし、それ以上に、本来の世界にいた彼等よりも大きな輝きを持っているアイドル達の名前が、自分が行うはずの会場でライブをしている。
最初は見知らぬアイドルだと思っていた。
自分を慕う少年たちが、この世界にはいない。
まるで今の自分たちは、あの世界の悪戯によって放逐されてしまったかのよう。
それは子供がパズルで遊んでいて、いつの間にかなくしてしまった永遠に完成することのないパズルのピースのようになってしまっていた。異質。あまりにも異質。しかし、それは官能的で艶やかで、何もしないことのほうが背徳感にあおられているような錯覚に陥る。誰も知り合いは恋人しかいないのに。
アイドルでありながら、官能的なライブステージ。
歌とダンス、そして、センシティブなメンバー同士のやり取り。
キスどころではない、まるでセックスでもしているかのような光芒が映す少女達の露出過多な際どい衣装を最大に活かしたような淫らなステージ。それに欲情する観客たち。
「友ちゃん……」
か細い声が、いつも自分を呼ぶ七海春歌の声がやたら官能的に思えるのは、いつからだろうか。
このアイドルの狂宴に最初は圧倒されていた。
だが、春歌の呼ぶ声が自分の肉体に異変を起こしている。
徐々に過敏になり、ぷっくりと乳首が卑猥に隆起し始めている。
「友ちゃん、私……私……」
「春歌……」
からだが、なにかに作り替えられていくかのよう。
まるで、官能的な、身も心もセクシー女優になるような艶やかなものが自分の中に生まれて、それが異物を排除して新たに形作るような……この感覚に戸惑いが起きた時、声をかけて来たのが見知らぬ名門と称されているアイドル養成学校スターライト学園の学園長、光石織姫から言葉を受けた。
「この世界に、貴女達は選ばれた。」
そして、いたずらに微笑むように口角を上げた表情で告げた。世界に選ばれたという言葉自体が、よくわからないというのに、さらに、それをかき消すほどの衝撃的な言葉が二人の耳の中に入る。
「貴女達、恋人同士でしょ?」
「!」
あの学園にいた時、自分たちのような少女は出会ったことがない。
誰しもが、男性アイドルとの恋愛に己の意識を妄想に委ねたりする者たちが多い。
その中で、春歌も、そうだったはず。しかし、そのあまたの障害を乗り越えて自分の彼女になり、公私ともに最高のパートナーとなった……アイドルとしては負けられない、歌唱力や、ダンス、演技力を磨いて、そして春歌の歌を自分が一番上手く唄えるのだとアピールして。
同時にアイドルは恋愛NGと言うこともあって誤魔化していたというのに。
一瞬で見ず知らずの美熟女に見破られたことに背筋に冷たいものが走る。
血の気が引いていくような思いに意識が徐々に神経が凍り付く音とと同時に消え入りそうになる。まだ、周りに幅れていないし、ひた隠しにし続けていたというのに。この人は何者なのだろう。自分たちの会場を奪い、自分たちの関係まで見破る。
「あぁ、怖がらないで良いのよ。これは同族としての勘に近いようなものだから。」
それでいて、母性溢れる声が警戒心を砂糖菓子のように溶かしていく。
「待って……解らないの。この世界は、どういう場所なの?だって、ここは……」
「そうね。一言では片づけられないわ。ただ、貴女達は、この世界に選ばれたことだけは伝えておくわね。」
「ただ、この世界のアイドルがどういうものか……見ていくのも良いかもね。」
「それに見て、ステージにいる彼女たち。あの子たちもね、全員、彼女がいるの。貴女達のようにね。」
目を向けると、普通の女性アイドルがステージの上では行わないような行い……他の女性アイドルグループでもスキンシップでキスくらいはするが、これは……それ以上の……
「怖がらせすぎですよ。織姫学園長。」
「おそらく、彼女たちは、初めてでしょうから。」
「あら、怖がらせてはいないわ。」
声の主の方向を春歌と友千香は見た。
「……!」
絶句と言う言葉は、こういうときのためにあるのだろう。
目の前に現れた二人はあまりにもアイドルと言う枠を超えた美しさを持つ二人組。手を繋ぎあい柔らかな微笑を浮かべるだけで、そこら辺のモデルを軽く凌駕するだろう。二人は来栖川姫子と姫宮千歌音と名乗り、この世界の成り立ちを話してくれた。この世界は、どういうものであり、なぜ、自分たちが選ばれたのか……
「嘘……」
異様、しかし、それを異様とは思えなかった。
元の世界にいれば、この世界は異様であるとも言えたかもしれない。しかし、この世界に来たことで改変されていく。身も心も……
「友ちゃん……」
「春歌……?」
「友ちゃんと一緒にいるだけなのに、おまんこ、ぐちゅぐちゅになってるの……」
「あ、あんた、今、何を言って……」
虹色の瞳が卑しく輝いている。思わず、今、ここでしたくなってしまうほどの。
「良いのよ。だって、今は、それが許されている場所だもの。」
「貴女達には馴染みのないアイドルかもしれない。それは、私たちだってそうだったわ。でも、貴女達もステージが終わった後のプライベートなら……」
「でも……」
できるなら、自分だってしたくなるほど……肉体の発情はどうしようもない。そもそも、この世界になった、今朝から肉体の疼きと言うものが止まらないのだ。体の理性が崩壊してしまったかのように、快楽が肉体を満たして春歌とセックスをし……
「観客の前で、アイドルたちが乱交セックス……それに合わせて……」
「嘘、観客たちまで……」
「歌とダンスで上がった肉体のボルテージそ、こうして発散するの……」
目の前のステージの上でセックスする少女たちと……
「したい……」
どうしようもないほどの快楽欲望が肉体を蝕む。濃厚な性臭を纏った少女たちがグループや所属事務所の垣根を越えて混ざり合う。それも観客の前であられもない姿になり、恋人がほかにもいるだろうに食らいつく。
気づけば友千香も春歌もステージに向かって足を進めていた。だれも止めることはないし、誰もが二人を歓迎した。なぜなら、渋谷友千香と七海春歌は彼女たちの……
「同類だものね。」
光石織姫は身に纏っているスーツを脱ぎ捨て、光沢のある美熟女の身体を露出させて二人の手を引っ張り、ステージに押し上げた。
| 適度なSS(黒歴史置場?) | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
解放されたCute Girls
オンパレ世界へ2名様ご案内。今回はピンポイントでカップルを召喚する形になった所が興味深いです。
(まあ、元が乙女ゲーという男社会だからね…)
乙女ゲーじゃなく純然たる百合作品で会いたかったよ…という向きには溜飲の下がるSSだと思います。
探せばそういうのは結構あるかも知れないです。例えば赤毛のアンが百合作品だったらなあ、とか。
(友達に話したら笑われたけど)
そういえば春歌&友千香を描いた公式グッズのA3タペストリーが美麗イラストでいい感じでしたね。
| kwai | 2020/11/21 23:03 | URL |