2020.11.14 Sat
メスたちは……
いずれ滅びるものは滅びるのだから、それは一つの運命なのだろうと思う。
タダ。
そこで救われる人がいて、救われない人がいるのは当然のこと。
「ねぇ、そう思わない?らき。」
「お姉ちゃん?」
らきは、さあやの考えていることは解らない。
しかし、それで良いとも思っている。
ただ、さあやにとっては、らきが豊かな環境でアイドルとして成長するということを望んでいたのだが、それ以上に、まさか、アイカツシステムの暴走がほかの世界とつながるなど思いもよらなかった。それが、らきを、ここまで……
(卑猥な女にするなんてね。それも、愛らしいけど。)
さあやは、らきが、どれだけの女に抱かれてきたか知っている。
その動画もすべて入手して、一人でするのが趣味になっている。
そして、こうして姉妹二人きりになるときは自然と肉体を重ねて妹の成長を実感するように確かめる。
「随分、良い子に調教されたみたいね。身体が敏感だわ。」
「う、うん。エルザさんがね、私のオマンコを、いっぱい愛してくれるの……ヴィーナスアークの皆さんもね、らきのこと、可愛がってくれるんだよ。」
「そう。よかったわね。」
全てが、らきのようにように、この世界を楽しめばいいものを。これほど快楽に満ち溢れた世界はないだろう。
そうなることで、幸福になったカップルだって、この世界に入るのだから。
知らない女たちと邂逅し、肉体関係を結び、乱交して得られる強烈な快楽は、この世界の幸福の象徴になっていった。
舞台少女やアイドル、さまざまな事象を取り込んでキメラのようになった世界は本来は醜くなるのだろうが、この世界は調和がとれている。それゆえに美しい。
(クロノの姿は見えない。ここにいるのは、私と不倫相手の高町桃子と、その娘の高町なのは。そして、私の娘のフェイト・テスタロッサ・ハラオウン。そして、その娘のヴィヴィオ……あの世界から、多くの友人知人はいるが、なくしたパズルのピースのように、かけている人が多い。)
リンディ・ハラオウンは不安であった。
ありとあらゆる技術で本来の世界にアクセスしようとしても、それはシャットダウンされたかのように遮断される。既に、あの世界はないとでもいうかのように。消滅したのだろうか。考えるだけで途方もない可能性が脳裏によぎる。
「また、難しいことを考えているんですか?」
「姫石さあや……」
「それは、考えるわ……難しいことであろうとも、故郷が大切だもの。」
「良いじゃないですか。この世界は、貴女達を受け入れた。そんな簡単な答えです。」
この世界を作るきっかけを与えたと自分で豪語するマッドサイエンティストとリンディ・ハラオウンは認識している。
「でも!それでは……私たちは……」
「世界を守るためにどうのこうのーですか?貴女たちがいなくなったら滅びる世界なんて、それまでの世界。ってことじゃないですか。どのみち、貴女がいても、貴女がいなくても滅んでいた未来は変わりない。そうなる前に、この世界は、貴女達を欲したんです。気にする必要、ありませんよ。それに本当に世界が救いを求めている世界は、貴女達の戦力よりも強力な光の巨人がどこからともなく来るんじゃないですかね。」
あっけらかんとして言い放つ姿は大物稼働なのか。自分の本来の世界が滅びていることにすらどうとすら思わない姿に戦慄に近いものを覚えてしまう。
「あなたは、どうしてそこまで……」
「なぜって、本当は解っていますよね?リンディさん……」
耳元で囁く。
「そんな業を全部、背負っていたら自分をつぶしてしまいますよ。」
人から罪の意識を消すような笑顔を浮かべて、この世界を作るきっかけを与えた当事者はリンディと唇を重ねた。
「この快楽は、そんなことを忘れさせる場所。」
そう。
そろりそろりと忍び寄る、さあやの唇と、その手は……
(溺れてる……息子とのことより、このどうしようもなく湧き上がる性欲に負けている自分がいる……っ!止められない……娘のフェイトさえいれば、私が、桃子さんとセックスができれば、それでいいとすら思ってるっ!)
「もう、みんな、何回イったかわからないわね……」
星宮林檎は、この状況を見て、未だ担えることのない精力に恐ろしさに近いものを感じ取っていた。息は乱しているが心地よさからくるものであって、この息の乱れはどちらかと言えば、まだ、だれかを求めているような吐息でもある。性欲アドレナリン全開のケダモノ。
「でも、これが心地いいんじゃなくって?」
「えぇ。そうですけどね。」
織姫は林檎の隣に座り込み、股間に手を忍ばせるように這わせた。
「あぁン、もう……」
「そういいながら、拒絶はしないじゃない。」
「だって、私を一番、気持ちよくさせることができるのは貴女だけだもの。」
さらに、その隣に林檎の好みの外見の女、北条まりあが西住しほと淫部を結合させていた。
「西住流家元も、これくらいでは簡単に落ちませんものね!」
「え、えぇ……もっと、激しくしても……っ!」
そう言いながらも、西住しほ自体、本来の世界では、まだ女同士の交わりというのは魅力的な熟れた身体を持て余すように……
「しほちゃん、感じてる顔、とっても可愛い……」
「ち、ちよちゃんっ!」
「ほぉら、よそ見している暇はないわよ?」
容赦ない責め苦。
マリアは、海外に飛んで女を作っている分、経験は豊富。経験が浅く、このような乱交自体が初めての西住しほにとっては、まるで全身を渦が包んで翻弄しているかのような快楽だった。
「育代ちゃんは甘えん坊さんね。」
柔和な笑みを浮かべながら自分の胸に甘える育代の姿が愛らしく映る。
とりのは自らの爆乳に甘える育代の頭をなでながら、晶との子供を妊娠してから出るようになった母乳を好きに飲ませていた。
「だって、とってもおいしい……」
久しぶりに童心に帰ったような気分だ。
止めることのできない心地よさ、肉体と心を満たす甘美で癖になるような母乳は、何とも言えない中毒性というものがある。
「あぁん、育代さんったらずるいわ。」
「千春ちゃんもいらっしゃい。」
羨望の感情から空いているもう片方の乳房に吸い付いた。
(普段は、晶ちゃんが療法、自分のものにしちゃうけど、たまにはね……)
美人妻と未亡人の二人に乳房を愛撫されて、とりのは微笑んで奥で休憩している、この中では若い、まだ学生の少女たちに声をかけた。
「しのぶちゃんと、カナエちゃんはどうかしら?」
今、ここにいることがどれだけ幸福なのか。
乱れた女たち、淫らに振る舞い、それが自然なことになっている。とりのの誘いに乗って胡蝶しのぶと、その姉である胡蝶カナエは初めて、この場所に来たという。
淫らになる気分のアロマを調合し、二人の姉妹は、この会場に訪れた。
互いに手をつなぎあいながら、呼吸するたびに肉体が落ち着きを取り戻すようにポンプのように動いていた。
まだ瑞々しい十代の肉体、ムチムチとなろうとしている変化が共存している、この肉体に快楽という名のメスが入り込む。
口周りに白い液体が付着しているのは、とりのの絶頂による母乳をもろに受けたことだ。若い牝に乳房を吸われることに悦楽を見出しながら淫唇は愛する嫁に、下品な音を立てながら吸われて絶頂を迎えていた。
「この場所にいる素敵なお姉さまたちに、たくさん、可愛がっていただけて、とっても幸せですわ。」
「いまだに、私と妹のしのぶともども、絶頂が止まりませんもの……」
絶頂の余韻はさざ波となって抜けるのだが、アロマの効果、そして、ここにいる人妻たちの色香によって感度は倍増しになっている。最初に出会ったのは林檎の弁当を買いに来た時、その中の睦まじさを見つめていたら、ただの姉妹ではないことに気づいた。
「えぇ。今、とっても心地よいです。」
「一緒に愛してくださって、ありがとうございます。」
その仕草、隠すつもりのない恋人としての営みを平然と繰り返す二人の関係を見て林檎が、この会合に誘ったというのが真相だ。
「あの二人、結構、可愛いわね。」
「えぇ。胡蝶しのぶちゃんと、胡蝶カナエちゃん……」
熟女レズたちの洗礼を受けた彼女たちは女たちの愛液と汗が混ざり合い、光沢のある輝きをもって再度、雌たちを誘い出すような淡く甘いにおいを発していた。
(あの二人、まだ見たことのない二人だわ……また、世界は融合したのね。)
姫石さあやは、再度、世界の融合を確認してほくそ笑んだ。
| 適度なSS(黒歴史置場?) | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
母乳
人妻も、未亡人も、17歳さんも!背徳を極めた熟女たちの饗宴に胡蝶姉妹も加わり一層賑やかな事に。
これは時空管理局でも手に負えない案件ですわなあ。リンディさんも大変です(尚、職務放棄した模様)
それはそれとして、皆さん本当に楽しそうで何よりな感じがします。今日も世界は平和だ。
| kwai | 2020/11/15 20:22 | URL |