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「こんな狂った星を? 見てごらんなさいこんな星。侵略する価値があると思って?」

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最近の、つるのさんの事件を見ていると、こんな言葉が脳裏に過る。
だから、何度も言うけどさ。
問題がある発言だと感じたのなら、優しく諭せば良いわけ。
でも、そうしないじゃない。
結局、叩きたいだけの人種と言うものが、やっぱり、この現状を生み出しているのだと思うと辛いものがあるような気がしないでもない。なんて言うか、辛いものがあるよね。
ああいう言ってそうの人間に指示される人間から叩かれれば、それだけで匿名の信者たちが動いてしまう怖さと言うのを考えていないのが無責任にも感じる。
ってか、それすら計算しているようにも見える。少なくとも、つるのさんは大人の対応をしていたからね。でも、相手方は、それが出来ない時点で……
っていうのが当たり前でしたからね。
人間なんてのは、昔から騙し合いをして……陥れて……それがネットと言うツールを手に入れたことによって人間は退化してしまった。ウルトラマンマックスでも語られた言葉ではありますが、いよいよ、これが信じ罪を増してきたようにも感じてしまいます。
そんな星を見れば……
盗むのはありなのか。
盗んだ人を糾弾するのは差別なのか。
「こんな狂った星を? 見てごらんなさいこんな星。侵略する価値があると思って?」
と言いたくなるのも無理はないのかもしれない。
ファンならご存知の通り、第37話「盗まれたウルトラ・アイ」に登場したマゼラン星の工作員マヤの言葉ですね。

この世界と言うのは進歩が無い。
人は、寧ろ、便利な道具を手に入れて対価しているようにも思える。
半世紀経っても。何も変ってない。
こんな世界じゃ、宇宙人たちも地球を滅ぼしたほうが良いかもしれないと思って良そうで。
個人の発言に、いつまでも揚げ足取りをして悦に浸っているリベラル評論家や極右評論家なんて人種が底辺すぎる。そんな悠長なことを言っている連中のことを思うと、この世界を侵略ではなく……
破壊と言う手段を取ろうとした宇宙人の気持ちが解ってしまうのがなんとも悔しいものがあります。まぁ、マゼラン星もマヤを捨てる時点で、相当、まともな星ではないんですが。
今、マゼラン星ってどうなっているのか……なんか、最近、嫌なことばっかりですね。そこ行くと。
いっそのこと、この地球はマガタノオロチに食われるか、恒星間弾道弾で破壊された方が人類と言う種は幸福なのかもしれないとすら、思えて来るようになる。
いや、この話自体、色々とあれなんですよね。セブンが、あまり、出ないんですよね。
この話は、セブン自体が、そんな出番は少なくてダンとしての出番っていうのが非常に重要なんですよね。地球人、ウルトラマンとしてのダンとマゼラン星人マヤとの会話の中に、ウルトラマンとして……ではなく、地球に住む宇宙人としての言葉に、意味があるんですよね。
所謂、「遊星より愛をこめて」に通じるものがあるような、そういう気がします。
まぁ、今、人間が、こういう感じである自体、難しいだろう。
結局、極右もそうだけど、リベラルも自分と意見の違う海外の人に関しては排他的な部分を持っていることが、最近、明らかにされてしまったのでね。
こういうことを思うと、マヤの言うことも解るし。
共存なんて、両方の思想を抱く人間から嫌悪されているんだから、それは、まぁ……
無理だろ。
いや、まじで。
ウルトラマンが望む世界と言うのは、非常に実現までは程遠い。
そう言うことを思いますね。

| ウルトラマン | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

盗まれたウルトラ・アイ

こんにちは。
「盗まれたウルトラ・アイ」このエピソードも胸に残る話でしたね。マゼラン星の少女・マヤは狂った星・地球を破壊する為、邪魔になるウルトラセブンの変身アイテム・ウルトラアイを奪い取る為に地球へ送られてきましたが、彼女は少なくとも自分の任務に疑問を抱いていた筈です。本当に地球が狂った星なら、何故セブンは守ろうとするのか?

そして、彼女は見ました。プラネタリウムという文化施設、そこで純粋に宇宙の星々に目を向けている人々、自分よりも年少の少年少女達、他の星々に友好的なアナウンス(自我自尊な言い方にも聴こえますが、他の星々を友人と認めているのは分かります)。
地球人は荒廃的な人間達ばかりでは無い。だからこそセブンは地球を守る。マヤにはそれが分かった筈ですが、母星の上層部に不信感を抱きつつも彼女はそれに従わなければ生きていけない。だから彼女は己を隠して終始無表情を貫いていたのでは。

最終的にマヤは母星(上層部)から見捨てられるのですが、彼女の迎えを求める通信に迎えは無理と返信をよこしたのは彼女に友好的な善良な者だったと思われます。彼女に危機を伝えれば彼女は自分で対処すると見ての事でしょう。
そして、彼女はダンにウルトラアイを返しダンはセブンに変身、恒星間弾道ミサイルの進路は変えられ地球は危機を逃れます。

危機が去ったのを確認した後、マヤは自害してしまいます。同じ宇宙人の自分が他所の星でも生きているというのに何故マヤにはそれができなかったのかとダンは嘆きますが、マヤにしてみれば生きる為とはいえ犠牲にしようとした(冒頭の運転手さんは亡くなったかもしれない)地球の人々の恩恵を受ける訳にはいかなかったのでしょう。
地球がダンにとって「第2の故郷」であっても、マヤにとっては「他人の星」なのです。後に地球人が彼女のような運命を辿らない為には裏切りの無い世界を作らなければいけないのですが、それはなかなかできないようですね。

| A-chan | 2021/02/13 14:55 | URL | ≫ EDIT

A-chanさんへ

お疲れ様です。

素晴らしい文化を生みつつも、それでも、その文化を作った人間の中には凶暴な部分があるというのも知っていたようにも思えます。ただ、どうしてもそれだけではないからこそそれを誇り高い任務と思っていたんだろうとは思います。
恐らくは連絡手段が発信機に近いものになっていたところもあって、人間の情愛を知ってしまった彼女は、恐らく完璧に統治されたマゼラン星の人間に危険分子として処理するために・……ってのもありそうな感じではあるんですよね。自分の中では。
所謂、それが彼らにとっては裏切りであり、許せないからこそのちっぽけな感情として彼女が絶望する中で終わる、この世界を見せたかったようにも思います。
もし、地球人が、マゼラン星人のようなルーツをたどるようであれば、確かに、そうしなければならないんでしょうが、今と言う時代は難しいでしょうね。
この記事の部分でも述べましたが、つるの氏にやったことを考えると余計に、そう言うことを考えます。

| 月 | 2021/02/13 23:52 | URL |















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