2020.06.26 Fri
IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。
前に、これの記事を書いた時、あれなんですよね。
ちょうど、邪魔だゴッ太郎が流行ってたなーって思っていた、あの頃。
さて、まぁ、映画である「IT」の完結編。
自分が好きな洋画っていうと、あの、天使にラブソングを1,2と、STAND BY ME、ブレードランナー、トップガンっていうのは、まぁ、これは、前に書いたんですがね。そこは、どうでも良いとしてー、まぁ、どうでもよくないけど。
IT/イット “それ”が見えたら、終わり。の完結編です。ニコニコだと、ピエロのおっちゃんが、ジョージィとやたら、絡んでるような印象しか無いような、そういう感じの関係性ですね。
さて、まぁ、要素と言えばなんですが。
正直、前作以上にホラー要素は薄くなったなーと。とりあえず、それ以上にグロい感じのクリーチャーパニック要素が強くなっていたようにも思える。そのクリーチャーパニックは、まぁ、ペニーワイズが見せる幻覚ではあるんですが、それを見せながらメインの7人の過去との改めて決別して成長する物語になり……って構成ですね。
完結編だからね。
普通に勝利するっていう部分があるから、ある程度、結末は解ってしまうんですよね。だから、それまで、如何にお客様を怖がらせるか。
そして、ホラーの城跡である仲間の死を、これでもか。ってくらいにはストレートでやってしまったがために、ホラー映画として見るよりも、クリーチャーパニック+ジュブナイル映画として見るのが楽しいかもしれない。
ペニーワイズに暴かれる
大人になっても、結局、ヤバいやつだから、トラウマを抉られたりと、しかし、同時に、それは彼らが過去の記憶を払拭できていない証拠でもあるという。
そういう描写からの、まぁ、お決まりに近いラストと言うか。
アレは思えば、前作のセルフオマージュと言うかなんというか、結局、見えてしまう結末のラストとかね、色々と解ってしまうのよね。
んで、まぁ、この映画の最大の問題点と言えば3時間にも及ぶ長丁場ということに尽きるかもしれない。
それによって個々の描写は丁寧に描かれてはいるんだけど、いかんせん、同じようなホラー描写が凄いくどい。「あぁ、また、一人のストーリーね。」って感じで彼らにとっては大事な試練ではあるんだけど、いかんせん、ホラーのシーンを乗り越える部分に寄って出てくる怪異の作り物感が前作以上に強くなってしまっていて、怖がらせようと必死に頑張って入るんだけど、来るものが無いし、正直、飽きる人も増えると思う。
正直、怖いシーンと言えばペニーワイズが野球場で幼女を誘って殺すところ以外は正直、何も無いのよ。前作に感じられた、ペニーワイズが子供番組を乗っ取るシーンとか、それで不良のリーダーを洗脳するシーンとか、あるっちゃあるんだけど、そこに至る為の恐怖の演出っていうのも非常に弱くなってしまっているというね。
ただ、ちゃんと、そういう部分を含めて……
って感じで、描くべき部分は描いた映画だったとは思うんで、それは楽しかったとは思います。
3時間の長丁場映画だけど、前作と合わせて見直すと良いと思われますよ。
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