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マタニティブルー

Kannazuki.jpg


神無月の巫女のスピンオフ、姫神の巫女連載開始記念SS。
残酷な運命はなかったけど、それでも多数の運命を乗り越えて百合結婚した姫子と千歌音の百合SS。

姫子は千歌音の子供を妊娠しています。

子供の名前は、前々から神無月の巫女と、ブシロード原作の舞台少女アニメって似てるよね。姫子と千歌音って、あのカプに似てるよね。って言ってた、あの子(つ=ω=)つ


 「嫌だな……」
 冬の訪れから、いきなり夏間近の梅雨入りを感じるような、このジメッとする天気の日は故郷の村であろうとも、今、現在、住んでいる東京の姫宮邸本家でも変わることなく、いつも嫌な過去の思い出が脳裏に過る。
 まるでコーティングした塗装が剥げていくように楽しい思い出によって塗り固められた過去が流れ落ちるようで、雨の降る日が不快になる。外を窓際でじっと佇む一見すればどことなく血の気が引いた屋敷の亡霊にも見えてしまいそうな太陽のような輝きを持った栗色の女が、この屋敷の主である姫宮千歌音の妻である来栖川姫子であることを知っている人は、ここら辺に住んでいる人は多くの人は知っているが、それでも、今の姿を見てしまうと亡霊にも見えてしまうことだろう。
 夕方は過ぎても、この時期は、まだ明るい季節だというのに陽の光は雨雲に隠れて、いつもは華やかな家具や照明器具が色を失い黒色に染まる、この部屋はどこか牢獄のような錯覚を受けて自分は幽閉されているような気分になってしまう。
 アニメの世界に出てきそうな大きな屋敷でありながら実質、この部屋は月の一度のハウスキーパーが来る以外は二人だけであり、多少のもてあましのようなものがある。雨によって、どこか腐ってしまったのか妙にかび臭い匂いが、あの頃の思い出を運んでくるようで、フラッシュバックによって頭痛が襲い、蛇が脳髄を貪るような痛みが愛する人の子供を宿して安定期をを迎えた来栖川……いや、姫宮姫子に襲い掛かる。姫子の最愛の人である千歌音は知り合いから電話がかかってきたということで、姫子から少し離れてはいるが、いつも、側にいないと不安になる。
 やはり、彼女という存在がいなければ幼少期の親に虐待されていた、あの頃を思い出し、この黒い部屋は気分を沈めてしまう。まるで、自分という存在は成長していないとでもいうような現実、部屋を覆う黒い影は自分に囁きかける。
 (お前は捨てられる。)
 雨音を通して姫子に語り掛ける声が嫌な棘になって肉体も精神も貫くようだ。
 抜こうとすれば食い込み、さらに、毒を流して痺れさせる。そう言う嫌なタイプの毒が刺し込まれたような気がして一瞬、外の景色を睨むように見つめて舌打ちをする。同性婚が許され、同性同士で子を残せるようになった現在、姫子は自分を心から愛してくれる人と学生時代に出会い、高校を卒業してから自分の親に虐待されて寮に移った過去を打ち明けて、それでもと千歌音は姫子を受け入れてプロポーズをして愛してくれた。
 これからは、この人がずっと側にいる。
 同じ大学に入って自分達と同じようなレズビアンカップルたちと知り合い心を強くしてから卒業して結婚式まで上げたというのに、どうにも、ふとした瞬間に孤独になって踵を返すように振り向くと自分の負の感情を表現した影がニヤリと微笑んだ。
 嫌な記憶と言うのは、どうにも粘着質があるようで、親に虐待された幼少時の記憶と言うのがフラッシュバックされる。あの頃の苦しかったころの自分と対峙させることを楽しむように自分に、過去の自分を見せてせせら笑うようだ。
 右手に額を当てて、千歌音に早く戻ってきて欲しいと念じた。天気が変わるだけで、こんなにも、いつもは千歌音と愛を語り合い唇を紡ぎ、微笑ましく語る、この部屋も千歌音が側にいないだけで牢獄に早変わりしたような気分になるのだから、なんと自分は脆弱なのかと改めて己の根本にある弱さを呪いたくもなる。
 (もうすぐ、お母さんになるのに……)
 千歌音の子供を妊娠してから、日が経つにつれて、この傾向はより強くなった。
 最初、妊娠が発覚した時は涙を流しながら喜びを分かち合うように抱きしめあい、愛する千歌音の子供を宿したことに歓喜した。家庭を築く姫子にとって、千歌音との間に出来た子供は、まさに過去を払拭する幸福の象徴だと思っていた。
 幸せな時間は辛い記憶すらも封じてくれていたというのに。大きくなったお腹を撫でながら、自分が親の愛をまともに受けることができなかった姫宮姫子が子供を産むといのだから、生まれてくる、この子を虐待してしまうのではないのか。この子をちゃんとした大人に育てることは出来ないのではないのか。戦慄に近い負の妄想がお腹が大きくなるたびに、じわりじわりと大きくなって襲い掛かる。
 犇々と心にヒビを入れるような音を立てて抉るような不安が痛みとなり、不安が巨大な重しになって姫子の背中にのしかかり襲う。しとしとと大地を濡らす雨音が気怠さを連れてきて憂鬱な気分に包み込んだ。
 雨は、いつまでも降り続けて無機質な大地に溶け込む音を鳴らして姫子に悪夢を見せる。あのころに比べて強くなっていたと思ったのに。気持ちでは、そう思いながらも子供が出来たことで母親になることに対して不安になっている。脳裏に過る、あの頃の思い出、今度は当事者になって自分が……
 「おなかの中にいる子供を…………」
 背筋に走る気色の悪い虫が這っているかのような悪寒に肉体を震わせて気分が悪くなる。風が吹いていないのに、まだ、寒さを感じる季節でもないというのに冬の風を肉体に感じて気分も悪くなる。
 急いで部屋から出て、寝室に行かなければいけないのに、足が石化したように動かすことが億劫になる。
 「嫌だな……」
 負の連鎖は続くように、この状態から、さらに記憶は巡り、今度は千歌音の恋人になった当初から訪れた周りの羨望と嫉妬の感情をぶつけられた学生時代が脳裏に過る。その存在感から千歌音との関係は秘密でありながらも何処かから漏れて、姫子は周りから妬まれ続ける学生生活は控えめに言っても、ある種の地獄に等しい。
 周りは千歌音のことを「宮様」として見ていたからこそ、怒りを買うことを恐れて大それたことは出来なかったが、嫌でも陰口と言うのは本人が一人の時には聞こえてくるものだ。十代と言う己の感情を制することが難しい時期に本音として語られる言葉の刃と言うのは紛れも無い本音だ。殺人犯が明確に殺意を持った相手を殺しにかかるように妬んでいた人間たちは姫子に言葉のナイフを突き刺した。そうやって自分たちの自尊心を満たしていたのだ。
 親友のマコと恋人の千歌音のおかげで常に千歌音の彼女として気丈であり続けることは出来たし、千歌音の側にいるパートナーとして恥ずかしくないように振舞う事で騙し、黙らせ、千歌音がいたからこそ気にすることのない素振りを見せてきたが、それでも、あの時、受けた言葉の刃は、今でも姫子の肉体に突き刺さっている。
 永遠に言葉と言うナイフで受けた傷は刻み付けられて瘡蓋になることも無くじわじわと焼き尽くすように思いだされるものなのかもしれない。もし、自分も娘が姫宮の娘と言うことで何かをされてしまうかもしれないという恐れは、どうすればいいのかすらわからなくなる。
 そうなる前に自分が娘を傷つけてしまうかもしれない。
 二重の不安が、この子供が生まれそうな時期になって悪魔が来訪するかのように意識を奪い始める。
 「はぁ……」
 前に大きく大きく、新しい命が宿った張り詰めたお腹を撫でながら、目を細めて実際、この中にいる子は本当に幸せになれるのだろうか。不安は、あの頃の思い出を呼び起こし、今度は暴力を振るう側に自分がいて、目の前には自分を恐怖する子供の姿があった。
 叩いている人間が自分。
 それも快楽に満たされたような顔で、不気味で恍惚な笑顔を浮かべて子供を殴る自分の姿を見て眩暈が襲う。糸を一本ずつ、ゆっくりと切断されて項垂れていく人形の様に力を失い、動かすことが億劫だった足は、今や動かすことすらできなくなるほど神経が切断されたかのように動かすことができなくなる。
 この身に降りかかった恐ろしい妄想が脳内に蔓延り貪って主の、自由を奪う。
 過去の思い出は払拭されたはずだったのに、まるで、あの父親が自分に子育てなど出来るわけがないとでも言うかのような、あり得るであろう未来の自分の嘲笑……どうにも人と言うのは不安になると、なぜだか、連鎖的に負の思い出の引き出しが一気に開いて、さらに落とし込むシステムが構築されているようだ。
 過去に拘るつもりはないから忘れ去りたいが、忘れ去ることも出来ない忌まわしさは、今の姫子には地獄の業火に焼かれるほどの苦痛とも言えた。
 「っ……」
 吐き気をもよおし、口を抑えた。
 目を見開き、嫌な臭いが口腔内を汚染する。
 徐々に血の気が引いて、青ざめていく……
 千歌音がいるということが解っているのに、解っているはずなのに、拭い去ることができない不安。あなたが、今、ここにいれば……
 (千歌音ちゃん……私に……)
 言葉をかけて欲しい。
 (優しい声で……姫子は大丈夫だよ……って……)
 未だに過去を拭い去ることができない自分に嫌気がさす。
 また、気づけば千歌音に甘えている自分にも嫌気がさす。
 立ちあがるだけで意識が飛んでしまいそうな気怠さに抱かれながら何とか立ち上がろうとするが、それが出来ない。姫子の肉体に冬の冷たさを纏った風が包み込んでいた……
 雨音は容赦なく姫子の身体に槍を突き刺すように大地を濡らす音を掻き鳴らす。
[newpage]
 「ごめんなさい。姫子。玉青さん、中々、電話から解放してくれ……」
 千歌音は言葉を紡ぐのをやめて桜色の唇をキュッと締めて、ダウナーな気分に呑み込まれている姫子の手を取った。冷たい。ずっと、ここまで待たせていた自分に罪悪感を抱くほどに冷気に満たされた肉体は弱弱しく、今にも命の燈火が弱まっていく。
 瞳から生気と言うものは消えかけていた。
 千歌音の前では、その様子を見せずに気丈に明るく振舞っていたからこそ、長くいるからこそ大丈夫だろうという驕りが千歌音の中にはあった。
 (マタニティブルー……なのかしら?)
 眉を顰めながら衰弱するような姫子を見て、急ぎ涼水玉青との連絡を断って、ここに来るべきだったと後悔した。
 大学時代の友人で色々と手助けをしてくれたとはいえ、姫子をこの状態になるまで放っておいたのは千歌音の落ち度だと舌打ちをした。
 「姫子?大丈夫?姫子?」
 身体を揺すりながら、倒してしまえばバラバラになってしまいそうな冷えた姫子を身体をゆっくり抱きしめた。思えば、安定期に入ったとはいえ姫子の過去を思えば長時間、孤独にすることは心身ともに毒であることはわかっていた筈なのに。
 「姫子……大丈夫だからね。」
 どういう顔を今、自分はしているのだろう。心、ここに非ずと言う不安という言葉に埋め尽くされたような顔をしているのだろうか。
 「あぁ、千歌音ちゃん……」
 気づいたのか、言葉を発する声量すらも部屋の空気に飲み込まれてしまいそうな小さい声を千歌音は聞いた。
 「姫子……不安になった時は、いつでも私を呼んでいいのよ?」
 母体になった女性に起きる、漠然と悲しい気持ちになったり涙が出たり不安で眠れなくなったりといった情緒不安……姫子の過去は知っているつもりだ。そして、姫子の精神安定剤は常に千歌音である。少しなら大丈夫だろうという驕りと自分の認識の甘さが今の瞳に生気が宿っていない姫子を生み出したことに酷く後悔をした。
 千歌音を得て、過去の忌まわしき記憶は乗り越えたと思い込んでいたが、やはり、子供のころに受けた凄惨な記憶と言うのは簡単に拭い去ることができないらしい。ふとしたことがきっかけで、どうにも人の記憶装置は望んでもいないのに、勝手に再生するのだから。これほど人と言う生物の中で不必要で厄介な機能は無いとすら呪いたくもなる。
 もっと、姫子についていてあげればよかった。こういった症状は1、2週間続き、時間とともに自然と治るとは言うが、姫子の場合は封じていた過去の記憶が、マタニティブルーによって明確に蘇った記憶の感触は後頭部を鈍器で叩かれたように姫子を弱らせていた。
 「もう、姫子一人の身体だけではないのよ。もっと、私にも頼って。そうでなければ、何のための婦婦かわからなくなるわ。」
 姫子を思ってのことなのはわかるのだが、少々、いつものように声色は優しいが厳しめの口調で姫子に注意する。それは自分に対する戒めでもあった。少し、涙色になった声に申し訳なさがあって姫子の口から消え入りそうな声で「ごめんね」と言う声が耳に入り、力強く、姫子の中にある思い出を振り払うように全部が自分に染まるように強く抱きしめた。
 一瞬、老婆の様に細く冷たく感じた姫子の手の感触にゾッとした。解っていた筈だというのに、まるで自分がなってはいない。母体になっていないからこそ解らない自分の今の姫子の肉体の甘さの認識に目頭が熱くなって涙を流していた。
 「貴女と私の命の結晶が、この中に入るのだから。」
 「うん。ごめんなさい。千歌音ちゃん……」
 促すような言葉。愛する人に注意されれば自分が悪いという自分の非を認めて煩わしさが出てこないというのは、どれほど姫子が千歌音を愛しているのか、今、千歌音がどれほど自分の思い過去以上に姫子を思っていてくれているのか涙を流していた千歌音によって多少の冷静さを取り戻した自分で自覚してしまうほどで、ゆっくりとしかし、着実に自分を取り戻していた。
 「うん。千歌音ちゃん……」
 声の主の方を振り向けば自分の一番愛しい人がいる。
 愛しい人の涙の熱さ、愛しい人の暖もりが姫子の冷えた身体を暖める。このお腹の中にいる子供の、もう一人の母親である姫宮千歌音。
 この辛さを少しでも共有できるのならと言霊に乗せて姫子を抱きしめた。
 (姫子……)
 かつての学園での出来事、出逢ったばかりのころ、そして付き合いたての頃は自分と付き合っていたがゆえに羨望と嫉妬の眼差しを向けられながらも強い気持ちを持って上品に気高く、千歌音を慕う生徒からの誹謗中傷を耐えていた姫子。宮様、かつて呼ばれていた千歌音を敬愛する言葉。生まれた家系によって気品ある振る舞いを求められ、自然と「宮様」と自分を称える言葉が息苦しさから生まれる窮屈に自分で自分の首を絞めるような感触が不快でしかなかった。姫子と恋人関係になってから、益々、宮様なんて言葉は自分を生きづらくする十字架の様にも思えてきた。
 いわゆる、「宮様だから、こうでなければならない」と言う重圧は十代の少女には苛烈なまでにのしかかる。宮様のペルソナを外せば、それこそ両親にも恥をかかすことになろうだろう。気の抜けない学園生活、家でも一人の時間以外は優雅でなければならない強迫観念。宮様としての姫宮千歌音を、10代の少女としての姫宮千歌音よりも求める。
 そんな自分に真っすぐに接してくれる姫子に恋をし、そして愛して、心の底から誰よりも彼女が好きだと思った。そんな自分のパートナーとして側にずっといた自分は甘えていたのではないのか。自分の息苦しさが解放される心地よさしか前に無くて、自分のパートナーになる姫子が言葉と言う時として刃物より鋭く人を傷つける茨の道に踏み入れさせて窮屈にさせたのではないか。いや、そうなると解っていたから、常に自分は姫子を護ると決めていたというのに。
 その戦いは、まだ、終わってはいない。
 現実での戦いは終わっても、こころでの戦いは何時までも続く。
 そういうものから、姫子の中から嫌なものを全部、自分で上書きするのが大神ソウマとの恋の勝負で姫子に選ばれた自分の責任でもあったと解っていた筈だった。
 (これじゃぁ、大神君の前で姫子を幸せにすると啖呵を切った意味が無い。)
 かつて姫子を巡って争った相手のことを思い浮かべながらも、あの頃の思い出は、かつて姫子を巡り争った相手は千歌音と合わせて学園生活を二分するほどに人徳があったし、そんな二人に求愛される姿と言うのは、もしかすれば、この時に受けた傷は予想以上に深く刻まれていて今でも姫子が明かした親からの虐待の記憶と共に蝕んでいる。
 乗り越えたと言っても、ふとしたことで負の思い出と言うのは鎌首をもたげてホラー映画の演出のように突然、それは現れる。そして精神的に弱りやすい、この時期に少しでも一人にしてしまった自分という存在を呪いたくもなる。
 内心はどれだけ、傷ついていたのだろう。こういうことがあるからこそ千歌音は全てをかけて守ってきたというのに。結婚してから周りに振り回されることが少なくなっていたから、どうにも自分が、これまでの過去に振り回されずに千歌音との生活を楽しむ姿を長く見てきたからこそ生半可になっていたようにも思える。
 ”千歌音ちゃんが一緒にいるから、大丈夫だよ。”
 卒業して結ばれてから満面の笑みで語り掛ける自分の大好きな人。本当の意味で常に寄り添うべきだった。
 この時期、「子供が生まれる前の不安定な時期……」になって不安から炙り出される走馬灯のように記憶の世界を駆け抜ける精神が不安定になる要素。幸せと言うのは、いつ足元を掬うのか解るものではないと言うのを改めて理解しつつ「大丈夫よ。」と自分にも言い聞かせるように強く抱きしめた。
 それは姫子を、この不安から守れるのは自分だけだという暗示をかけるような言葉でもあった。姫子が不安に感じるもの、その全てを閉じ込めるように姫子が、今、感じている痛みを、じわじわと恐怖を長引かせたくないという、千歌音の思いを抱擁によって強く表す。きつく、それこそ姫子が痛がるかもしれない、苦痛で喘ぐかもしれないほどの強さで。
 しかし姫子に痛みは感じなかった。
 千歌音の暖かさ、存在感、自分への愛、その全てを全身から千歌音を全身で感じる。どれだけ強く硬い意志を持っていても姫子は自分と同類の少女であることは誰よりも千歌音が知っている。その自分の弱さを受け入れてくれた姫子だからこそ、姫子の弱さを受け入れた千歌音だからこそ、千歌音は姫子を護る為なら力を振るう事も厭わない。今は、自分の財力などではなく千歌音が抱く姫子の思いが全てを司る。
 情熱的な抱擁が、姫子の脳裏を巣食っていた不安を燃焼させ始めていた。両腕で抱きしめて、姫子を不安にさせる原因のある要素を全て自分で埋め尽くすための千歌音の力強い抱擁は季節の生み出す風によって冷えた肉体を暖めた。
[newpage]
 「また、千歌音ちゃんに甘えちゃったね……」
 寝室に移動して、ベッドの上でぐったりと横になりながら冷静さを取り戻した姫子が口を開いた。
 千歌音の身体からの出てくる甘い香りが姫子を安心させていた。
 お揃いで買ったネグリジェを身に纏い、官能色を纏った健康的なボディラインを曝しながら千歌音の身体の熱を直接感じ取り、眠りの世界に誘ってくれる。
 まだ、チラチラと脳裏に過去の忌まわしき思い出が流れるが、それも、こうして千歌音と一緒にいれば、また忘れることができるだろう。
 「私も、千歌音ちゃんを哀しませないように、こういう事が起きないように、まだ、強くならなくちゃね。」
 「良いのよ。だって、こういう時に助け合うのが婦婦と言うものでしょう?私は、こうして姫子を抱きしめることしかできないけど。」
 口から洩れる暖かな吐息と千歌音の匂いが肌を擽る感触が心地よい。母親が自分を抱きしめ、頭を撫でながら寝かしつける感触と言うのは、こういうものなのかもしれない。
 「うぅん。それでも嬉しい。やっぱり、千歌音ちゃんが側にいないとダメになっちゃうみたい。」
 自嘲しながら弱弱しい笑顔を見せて、千歌音は姫子の額にキスをして落ち着かせる。
 自分に迷惑をかけてはいけないと、未だに思いこんでいる姫子の決意の強さは気高いものであるのだが、それが行き過ぎると、今日のように痛々しく見えて逆に心配になる。
 「ダメになって良いの。今は、甘えていい時期なんだから。」
 寝室に移動し、既に二人はベッドの上……
 千歌音の豊満で柔らかい胸が不安色に染まっていた姫子を、いつものように安らかな自分との幸福を享受する顔に戻す。
 千歌音から漂う芳醇な香りと肉感は不安にさいなまれた姫子を眠りに誘うには十分なもので、千歌音も姫子を抱きしめながら眠るのが当たり前だ。そうしないと、よく眠れなくなってしまったというのが現実。どこか依存気味でありながらも、愛し合っていれば、そうなってしまうのかもしれない。しかし、同時に千歌音から発せられるフェロモンは姫子の情欲も掻きむしるように……呼び起こす。
 「そんなこと、ないよ……」
 「それに、姫子はいつも私を助けてくれるもの。貴女の言葉が、私に大きな勇気をくれる。私が私でいられる大事な時間なの。貴女がいるから、私は……」
 「それは、私もだよ。」
 千歌音の弱さを姫子は暖かくキスすることで受け止めて姫子は千歌音を将来の伴侶として選んでくれた。
 今の様に雨が降り注ぐ音が響く、この屋敷で姫子と千歌音は告白と共にファーストキスを捧げ処女を捧げあって最愛の人になってくれたのだから。自分の為に処女を捧げてくれた姫子だからこそ千歌音も自分の使える力を全て使って姫子を絶対に永遠に愛することと守る存在になると誓い、姫子も、そんな千歌音をずっと支える伴侶となることをベッドのまどろみの上で互いの耳元で囁きあった。このベッドは、二人にとっては破瓜の血をシーツに沁み込ませながら初めて絶頂しあった場所だ。
 (初めてを捧げあった日も、こんな夜だった……姫子は私に沢山、キスをして……)
 (千歌音ちゃんが優しく、私を気持ちよくしてくれた……)
 思い出すように、あの時は、学生故にいきなり一糸纏わぬ姿だったが、今は二人でお揃いのネグリジェは白と黒のレースを二着ずつ……これを纏うときは下着を身につけないというルールがいつの間にか出来上がっていて、あの頃との初々しさがあったころとは違う変化を噛みしめる。
 むろん、今の姫子の肉体に負担がかからないように室温は万全の状態に調整されている。
 身に纏うと少々、肌色が透けて見えて、そのぷっくりと浮かび上がる乳輪と乳首の色と形すらも解ってしまう。
 絶対に客人がいる前では身につけることができない、二人だけの特別性を感じる大事な夜のスタイルで常に二人が情熱的な夜を送るための刺激的な衣装は、こういうときでも身につけてしまいうというのは無意識の中で互いを求めあっている。
 嫌な思い出と言うのを二人が感じあう事で、また、忘れたい。この雨音を消し去るほどの情熱を姫子は千歌音に与えて欲しくて上目遣いで眺めながら弾力があって、包み込むように顔を埋めると優しく受け入れてくれる柔らかな乳房に姫子は顔を埋めた。これが大好きだった。おなかの中にいる子供も必要以上に安らぎを得ているように、この時に関しては特に心地よさを覚えたように眠りについている。
 それでいて、千歌音の身体から湧き出る華のような香りは姫子の身体から嫌なものをゆっくりと忘れさせるような気がして心地よく、千歌音の放つフェロモンが自分との愛情、性欲、その全てを満たすのであればとでも言うように千歌音は強く慈しむように姫子を抱きしめた。
 千歌音は、そんな状況の中でネグリジェの透ける生地から覗かせる妊娠してから徐々にピンクから茶褐色に変わってから異様に成長した乳房を見つめるのが好きだ。
 最初は幼児体系とも言われていたが、千歌音と恋人同士になってから成長した姫子の肉体は蠱惑的で官能的な魅惑の身体に、成長するたびに恋する少女の如くドキドキしてきた。
 二人揃ってメリハリの付いた豊満なバストと、キュッとしまったウェストだったが、姫子の場合、付き合い始めて肉体関係を持ってから千歌音の数多くの愛撫を受けて淫靡に成長した身体が、姫子が自分のものになっているという証であり、そして、その証のもっとも足る姿である今の妊婦になった姫子には不思議な高揚感が満たしていた。
 どこか官能的な美があって、おなかの中に自分たちの子供がいることに対する高揚を感じる、その姿は女として子供が作れる役割を喜んでるようにも感じてしまう。
 お腹の大きな様は、そこに生き物が宿る、繁殖の妙や命の神秘を感じるような不思議さがあり驚くほど大きくなったお腹の大きさと形は神秘的。
 そして、妊娠して子を宿しお腹が大きな女性は、どこか動物的でセクシーであり、その中に自分の子供がいると思うと、より愛しくなってしまうのも愛しているが故にだった。お腹が大きくなった姫子の身体。
 授乳準備のために乳輪が黒ずみ大きくなり、乳房は張って大きくなる。子を宿してから大きく変化する姫子の身体の中にいる我が子は二人の愛情を受けて育ち、姫子の身体は官能美の極致とも言える妊娠線が浮かび上がった肉体のボディラインに、つい、目線が集中して頬を紅く染めて気づけば夢中になっている。
 大きく、柔らかくて、包み込まれたらどれだけ幸福に満たされる。
 それが、今の千歌音の幸福の一つだと表現するように掌で愛情いっぱい、姫子の体を気遣いつつ我が子に対して健康的に育ちますようにと願いを込めるように姫子のおなかを撫でていた。
 「千歌音ちゃん……」
 甘えるような猫撫で声を姫子が言葉を紡いだ。
 「姫子……」
 「その、良いかな……?」
 「えぇ。それで姫子が落ち着くなら……好きなようにしていいよ。」
 チラチラと千歌音の胸に埋めていた顔が上目遣いで見つめている。
 乳房の匂いに惹かれるように、妊娠していない千歌音の乳輪周りはぷっくりと浮かび上がっており、白桃のような薄ピンクの乳首がぷっくり勃起した。姫子が落ち着くための行為、一種の幼児退行に近いものがあるのかもしれないが、その誘いの言葉は千歌音の胸に熱い衝動を走らせる。
 妊婦になっても、姫子の、これが変わらないのは求めてくる千歌音からすれば嬉しい限りだ。
 ネグリジェのボタンを外して、ぶるんと胸を露出させる。ぷっくりと浮かび上がった妊娠してからは、姫子ほどではないが、それでも大きく熟した麗しい果実。
 姫子の口の愛撫を、今か今かと待っている。
 メロンほどの大きさのある乳房の先端にある大粒で肉厚の乳頭は乳輪と共に痛々しいほど姫子の肉体を期待して待っている。
 うっとりと、この乳頭を見つめる姫子の視線に千歌音は全身が熱くなり、肉体を震わせた。姫子が乳房に吸い付くのは落ち着くのと同時に、快楽を求めるから。いつまでも、姫子が誘い、そして自分が心地よくなる瞬間は学生時代と変わらない緊張感と興奮が肉体に宿る。一種の武者震いに大きな乳房が誘うかの様に姫子を挑発したように見せた。
 (千歌音ちゃん……)
 自分の恋人は、どこまで可愛くて、美しく、そして淫靡なのだろ。
 うっとりとした表情を浮かべながら、口を開き舌を垂らして乳輪ごと頬張るように口に含んだ。
 「んっぅ……ひ、ひめこ……」
 生暖かくねっとりした啄むように唇に挟まれた乳首の感触に吐息が漏れる。
 愛らしく口から出てくる「あぁっ……」っと零れる吐息が官能的で、愛しい姫子にされて敏感に反応する艶姿を見つめながら、徐々に、ぷっくりと自分の茶褐色の乳輪が浮かび上がり、乳首も卑猥にいやらしく勃起しているのを、また千歌音は見逃さなかった。
自分の声で愛する人が悦楽に満ちているのも、また千歌音にとっては悦楽なのだ。
 (千歌音ちゃんのおっぱい、美味しい……とっても、美味しいよぉ……)
 それは、母に甘えるような感情と一緒に愛する人に気持ち良くなって欲しいという二重螺旋の感情が混ざり合い、ありったけの自分の愛情を乳房全体に沁みこませるような愛撫が心地よかった。千歌音が大好きという感情、愛しているという思い、ちゅっちゅと唇にキスをするように乳首にキスの雨が降り注いだ。
 「あ……はぁ、ん……あっ……」
 「千歌音ちゃんのおっぱい……好き……おっきくて、甘くて、赤ちゃんが生まれても、ずっと……」
 「い、良いのよ……このおっぱいは、姫子専用だもの……」
 姫子のありったけの愛情がこもったキスの雨が乳首に降り注がれ、はち切れそうなほどに勃起してツンと上を向いた。学生の頃、最初は、たどたどしく愛撫していた姫子も、今はイヤラシイ舌使いで千歌音の胸が、どう吸えば、どう愛撫すれば心地よくなるのか熟知している。
 最近では、これだけで軽く絶頂し続ける自分がいて、姫子は、それに気づかずに何度も乳首攻めをして千歌音は絶頂してしまう。しかし、夢中で自分の胸に貪るようにしゃぶりつく姫子が、時折、自分の子供のように思えてそれだけで心地よくなって、大分、姫子に、この身体は快楽に刻まれたのだと改めて自覚してしまう。
 (千歌音ちゃん……千歌音ちゃん……)
 乳房に甘え、熱がこもって張りのあった胸に蕩けるようにふるふるになり、舌先で弾きながら刺激し、舐め上げられ、甘噛みし激しさ、大きな口で音を立てながらバキューム乳首責、激しくなっていく舌使いに千歌音はガクンガクンと肉体を激しく揺らしてしまう。  「んぅぅうぅっ!」
 じゅわりと膣肉が炙られてほぐれるような熱が子宮に走り、官能の熱が二人の間に走った。姫子の愛撫によっていやらしく勃起した乳首には、今も、千歌音の身体を関係なく夢中で貪る。
 (あ、あぁっ……)
 限界まで突き上げるような胸から与えられる刺激が心地よく、ベットリとした汗と共にびゅくびゅくと痙攣する千歌音の身体。なすがままにされてしまう自分に情けなさを思いつつも、無邪気な子供のように千歌音の胸に愛撫をする姫子が寄り、愛しくなって仕方が無かった。
 愛らしい姫子が、人妻になって数年経って、子供を、その身に宿しても、この時は童心に戻ったように愛撫を繰り返す姿と電流の様に与えられる悦楽の刺激が自制心を簡単に破壊する。
 「い、ひぎっ、ひぅぅぅぅ!」
 巡り巡った衝動、奉仕の精神などない自分の心を落ち着かせるための一方的、いや、下手すれば暴力的な愛撫だが、それでも心身には千歌音にも心地よくなって欲しいという思いもあるからこそ、ただ、がむしゃらと言うわけではない。
 一緒に気持ち良くなりたいからこそ、その思いにこたえて千歌音の身体も悦楽に踊る。
 痛いほどにジンジンと痙攣するほど勃起してピンと硬くなったところに何度も上下で扱きあげて唾液を何度も垂らして、ヌルヌルになった乳首にベロを押し当て舐めまくり、ちゅぽんと愛らしい水音がしたときだ。
 「ぁあぁぁぁぁーーーーーっっっ!!」
 びゅっびゅっと、自分の体の中に何かを吐き出す音が響き渡り、弓なり上になった千歌音の身体が、これ以上に無いほど……と言えば、大げさだが、それほど仰け反るほどに遂には乳首イキしてしまう。
 膣襞全体にマグマが勢いよく走るように勢いよく愛液の噴水が走った。勢いよく放出される力を制御できずに、口をパクパクさせながら千歌音は強く姫子の身体を強く抱きしめた。
 「姫子……んぅ……」
 名前を呼びながら姫子の胸に顔を埋めた。
 優しく、太陽のような暖かさを持った乳房に甘えながら、はぁはぁと悶えながら乱した息が乳首を撫でた。
 乳首を愛撫されただけなのに、それだけで絶頂してしまう自分の身体の淫らさに翻弄されれながら余韻に浸り、全身を快楽余韻によってふるふると震わせて呆然としていた。
 「姫子……おっぱい、凄い……」
 千歌音の透明な飛沫が姫子の身体にべっとりと彩られていく。光沢のある飛沫が、光に照らされて、より官能的に映される。既に身に纏っていたネグリジェはとても身につけられるものではなく、着ているだけで不快になるほどべとべとになっていた。
 絶頂を見つめて、その姿に美しさを感じた姫子も絶頂を迎えたいのか、むずむずと腰をくねらせていた。陶酔するような瞳で、じゅるりと口の中に広がる千歌音の乳液と唾液が混ざり合った甘い匂いに恍惚な表情を浮かべている。じわじわと、自身も官能の熱に炙られるように強烈な歓喜の悦楽を欲して、乳首からじんわりと白くて甘いミルクが香りを漂わせながら、ゆっくりと乳頭を濡らすように滲み出てきた。
 「千歌音ちゃん……」
 茶褐色の乳輪の先から出てきた甘い香りに反応して、姫子の身体を見つめると甘いミルクの香りが媚薬のように千歌音を興奮させてごくりと息を飲んだ。学生の頃は、まだ未成熟の果実を思わせた乳頭が、今は、もう子供を育てる母親の身体になっていて、その乳首の色も、チョコレートのように愛らしさがあり食欲的なものを煽られる。
 全体的に茶褐色の乳輪が乳白色とマーブルに彩られる艶汁に口の中に甘い唾液が広がるのを感じた。
 (あぁ、飲みたい。姫子の……おっぱいミルク……)
 千歌音も悩ましい子供のような顔を浮かべて姫子の母乳に視線を向けた。鼻孔を刺激し、欲望を掻き立てる。「んっ……」優雅な口づけと共に
 「ミルク、とっても美味しいわ……姫子……」
 千歌音が甘えてくる。
 これが自分の子供が甘えてくる感触なのかもしれないと感じ取りながら甘えるような仕草を取りながら、まるで、初めての玩具に触れる子供の様に壊さないように慎重に唇を重ねた。
 「大きな赤ちゃんだね……あっ……あぁんっ……」
 赤子が純粋に授乳するように。
 びくっと、姫子の身体が揺れた。
 「姫子のおっぱい……美味しい……」
 「あっ、あぁぁぁ……」
 自分の愛撫で姫子が気持ちよくなっている。
 母乳を求めてい乳房を吸い出している自分に歓喜するように甘え抱きしめている。
 自分の身体から生み出された母乳を千歌音は本当に、心の底から美味しそうに受け入れてくれる。
 熱狂的に、まるで、自分のものだと言い張るような強欲な吸引に、どろどろと心地よい愛液が媚肉から生まれて淫唇を濡らす。
 美味しく飲んでくれる……それだけで、姫子の母性は満たされるように歓喜に打ち震える。その喜々たる感情を読み取り、そして、姫子の悦楽にこたえるように、どろどろと噴き出す勢いで溢れる母乳を何度も喉を鳴らして呑み込んだ。
 愛撫すれば愛撫するほど……千歌音には、脳内にまで沁み込む姫子の母乳の香りに酔ってしまっていた。
 「千歌音ちゃん……もっと、もっと吸ってぇ!赤ちゃんの分、また、いっぱい作るから、おっぱい、たくさん飲んでぇぇぇ!」
 懇願するような嬌声に心を躍らせて、何か箍が外れたかのように、じゅぶじゅぶと品のない音を響かせながら、千歌音は姫子の二つの乳房を抱きしめるように二つの乳首を甘噛みした。
 「ひぅぅぅぅぅっ!?……あ、っくぅぅぅぅ、ん……っ!あっ、あっあ……」
 姫子にとって自分の母乳を愛する人に最初に味わってもらう事、千歌音が美味しく何度も痛いほどにコリコリと歯を立ててまで母乳を貪ることは至上の悦びだった。
 同時に絶頂したばかりだったはずなのに、姫子の母乳が脳内麻薬になったように、肉体は熱を求めてもっと欲しくなり、自分の欲求に合わせて噴き出る母乳に嬉しくなり、心身ともに、どれだけ姫子が千歌音を愛しているのかわかるだけで、この身体をもっと貪りたくなる。 
 (あぁ、さっきまで感じていたこと……嫌なこと、やっぱり、千歌音ちゃんは全部……)
 マイルドに甘い感触に過去の遺物は塗り替えられていく。忘れさせてくれる。この人しか、自分のパートナーはいないと改めてわからせてくれる。そして、このお腹の中にいる子の、もう一人の親は千歌音であるべきなのだと愛ある授乳に確信を得ていた。
 「姫子の甘い母乳が、私の口の中いっぱいに広がる……」
 乳首を乱暴されるだけで何度も細やかな絶頂が痙攣となって襲い、快楽電流は何度もおなかの中にいる子供に母親の快楽を教えるようにシグナルは何度も腹部を行き来していて淫汁となって膣口から溢れ出た。
 (これじゃぁ、私と千歌音ちゃんの子供が、エッチなこと覚えちゃうよぉっ!)
 次第に、千歌音もヒートアップするように舌を昂らせて乳頭に巻き付けてびゅっと勢いよく乳首攻めの絶頂で溢れ出た母乳を口に含み口移しで姫子に含ませる。ねっとりと舌を絡ませて、互いの唾液を混ぜ合わせて味わい、姫子も心底嬉しそうに瞳を閉じてねっとりと舌を絡ませて母乳を味わった。
 二人は、これ以上に無い程の幸福で満たされる。
 (これで、姫子も……)
 うっとりとした姫子の顔を見ながら、千歌音は一瞬、安どの表情を浮かべた。
 快楽によって、嫌なことを忘れさせるのは一番楽かもしれない。
 しかし、姫子と千歌音の二人にとって、それは互いが一番、互いを愛しているということを証明する一つの手段であり、一番、心地よいことだ。だからこそ、姫子が不安になった時、千歌音が不安になった時、求めれば何度でも二人は体を重ねて二人の思い、その全てを共有するように愛し合う。
 嫌な思い出など、快楽で溶けてしまえば、それに越したことは無いのだ。また復活しても、何度でも忘れられるほどの快楽を刻み込む。
 (このまま、嫌なことは忘れられるように……一気に気持ちよくなりましょう……)
 ジュワァァァァ……
 っと濡れた秘部を見せつけるように人差し指と中指でパックリ開くときの引き込まれて「もっと奥まで見たいでしょ?もっと見て……」とでもいうかのように、千歌音はひくひくと蠢くピンク色の器官を姫子に見せつけた。淫唇を舐め回した後のように、膣肉を抉られたような、いつもの愛撫をする前から愛液が滴るイヤラシイ光沢をまとったピンク色の秘部をこれでもかと言わんばかりに開帳して見せつける。
 うっとりとしながら甘い蜜が漂うラビアに顔を近づけて姫子の身体は、ずっと、この時間を待っていたことを告げる様に吐息が漏れた。
 甘ったるい女同士の官能の香りに身を委ねながらベッドの上で夜空色を模したような蒼い髪と太陽の色をした金色の髪がマーブルになって混ざり合う……新雪のような肌は情熱の炎に炙られて薄ピンクになっていた。
 姫子、そして、千歌音。秘部の入り口をパクパクさせて、姫子を欲しがる千歌音の本能を象徴する場所が卑猥に肉ビラを蠢かせている。千歌音が、指を這わすまでもなく肉ビラが蠢くたびに淫らな粘液が漏れて快楽を求めている牝としての本能に逆らえない姿。姫子の秘部は処女の様な一本筋ではなく既に、何回ものセックスを体験したセックスの心地よさを知る女特有の卑猥さが残る下品という言葉が似合うような形だった。さらに、この形に妊娠した母体を露にしているのだ。これ以上に卑猥なものは無いとすら思えてしまう。
 「妊娠した姫子とのエッチ……とっても……。見て?今の姫子とエッチするだけで、ここが……」
 「ちかね、ちゃん……すてきだよ……いっぱい、えっちなおしるで、おまんこ、濡れてる……」
 「だって、たぶん、うれしいのよ……」
 それは、先ほどまでの辛さを纏った姫子を、今、こうして自分の手で忘れさせていること、気持ちよくさせていること
 「あぁ……んぅぅっ……」
 千歌音の嬉しいという言葉が媚肉を蕩けてさせてしまいそうなほどに卑猥な粘液を溢れ出す淫唇は歓喜を表すように早く鮮烈な快楽を求めてシーツを濡らしていた。
 新雪の様な肌色で美しく人を魅せながら純真無垢のような雰囲気を醸し出す二人でありながら、本当は白桃のような食べごろの果実であるような卑しい肉体を食すのが好きであるかのような顔を浮かべて千歌音は姫子と、おなかの中にいる自分の子供が宿る母体の負担にならないように互いの足をクロスさせた。
 誰にも知らない二人だけの顔。
 それは、高校を卒業してからであった涼水玉青や蒼井渚砂達のような親友と呼べる人間たちにも見せたことがない顔だった。ぐちゅりと粘膜同士が接触する音を響かせて二人の肉体に心地よい快楽電流に身を震わせて悩ましい顔を二人は浮かべた。
 千歌音は、姫子の羞恥を煽るように、煽情的な腰のダンスで身体に卑猥な音を立てて何度も奏でていた。
 まるで、姫子の思い出が嫌な思い出も何もかもが今は快楽に塗りつぶされるように、姫子の性欲を煽るような挑発的なダンスで、その身体に刻み込む。淫らな願望を含んだ千歌音の口の端から唾液を垂らした淫猥な表情、ストリップ嬢を思わせるような動きに、姫子の背筋がゾクゾクと心地よい鮮烈な悦楽電流が肉体を走る。乳房の真ん中にある過敏なラズベリーサイズの乳頭が、ぷっくりと乳輪と共に浮かび上がるのを感じた時、じわりと全身に灼熱が広がるのを感じた。
 情欲の炎が、千歌音の魅惑的な腰の動きを通して全身に走る。
 常に、ここも己の情熱が求めるままに肉襞を愛撫する。姫宮の令嬢というプライドなど、そんなものは既に形骸化しており、ただ、姫子と一緒に幸福になれるなら、立場を忘れて恋人の愛撫の前でメスになる、令嬢とは思えない、処女というよりも何度も女に抱かれたような卑猥な形状の媚肉の姿。
 自分達が、この形を作り出して二人の卑猥に変色して綻び、グロテスクな形になった肉花弁と重ねるだけで、二人の中に鮮烈な快楽と悦楽が強烈なシグナルとなって走るように。
 この時間は二人にとっては貴重だ。最も信頼できる人間の前で、あられもない姿を晒し、愛する人の前で立場すらも忘れた顔を見せる。学生時代は、そう言ったものすらも忘れて重圧からも解放される最高のイベントだった。回数を重ねれば重ねるほどに、それが癖になっていって、姫子は千歌音の女に、千歌音は姫子の女になっている自覚に、この時だけは過去の思い出が忘れられる。千歌音と姫子は心地よいものを共有できる、この溶かしてしまいそうなほどの熱が肉体に宿る瞬間がたまらなく愛しい。
 姫子も、千歌音も自分の女として求めている姿がたまらなく愛しいのだ。
 「あぁ、やっぱり、姫子……一番素敵よ……」
 「ぁぅっ!?」
 「可愛い……もっと、私が、姫子の嫌なものを全部、私色に染めるの……」
 「ちかねちゃん、して……・もっと、そうっ……して……」
 子供がいながらも快楽を最優先するように瞳を潤ませて、千歌音が自分の視線の意味を理解してほくそ笑む。
 「良いわ……ひめこが、もとめるなら、なんどでも……」
 何度、肉体を重ねたことだろう。
 恋人になった時から、そして結婚して略式的とはいえ、それでもちゃんとした形になってから、学生の時以上に回数が増えた。
 その度に、新たな場所を開発されることは、千歌音のものになっていく千歌音が自分の体の中にいるような錯覚、淫らな果汁が溢れ出て、こんな愛する人にしか見せることのできない姿を自分が持っていることに興奮して、それは大粒の雫となって溢れ出す。
 千歌音の愛ある、そして苛烈な愛撫によって恍惚な心地よさが襲い掛かり、より、快楽に過敏になって失禁したような衝動が全身に走った。
 「素敵よ……おなかの中に子供がいるのに、ママになるのに……赤ちゃんが出るところから、ぐっちょぐっちょって、エッチな音をいっぱい響かせて……」
 「だ、だってぇ……す、すきっ……ちかねちゃんと、おまんこ同士で……キスすると、気持ち良いのがいっぱい広がるからぁっ!」
 先ほどまで落ち込んでいた女の姿とは思えないが、千歌音にとっては、それでいい。自分とのセックスによって、心地よくなるなら、姫子の中から嫌なものが消えるなら、一緒に気持ちよくなれる、この行為は無駄ではないのだ。また、何かの拍子で思いだすのなら、また、こうすればいい。一緒に膣唇をパックリと開いて、ひくひくと肉ビラが蠢く場所を擦り合わせながら卑猥な言葉と愛を紡ぐ言葉を部屋いっぱいに響かせあう。子宮を通じて、二人の肉体に刻み込まれる卑猥な言葉が口から甘い吐息をあふれさせた。
 「おっ、ふぅん……はぁあっ!!あっぁああっ!」
 「んはっんあぁあっ……ああっ……すごっぉいおお……イイわぁ……」
 ぴちゃぴちゃと垂れ堕ちる雫を見つめながら、ピンクの舌を出して、千歌音は、より深く果汁を垂れ流す性愛器官にかぶりつくように腰を沈めた。
 「あふぅんっ……」
 千歌音の唾液のような淫蜜が膣道を駆け抜ける程に熱くねっとりした刺激が広がり始めたと思いきや、今度は、肉ビラで情熱的に割れ目を、まずは全ての前に溢れた果汁を舐め取るように、なぞり始めた。
 「んっんんぅ……」
 舌のような情熱的なフラメンコを思わせる動きに脳天が痺れる。合わせる様に肉ビラを甘噛みしするような刺激に、じゅぷじゅぷと割れ目を掻き分けて内側の桃色の海原を撫で始めた。
 全身を抉るように、溢れ出る粘液を全て舐め取るように動きが荒ぶった。
 ガクガクと腰が揺れて、まるで、姫子を支柱にしてポールダンスを踊らっているような気分だ。
 「あ、あぁっぁぁっ!ちかねちゃぁんっ!」
 猫撫で声で愛する人の名前を呼ぶたびに、その期待に応えようとして苛烈な攻めが姫子の肉体を抉るように膣肉を刺激する。細かく全身を愛でるようになったと思えば、今度は舌全体が凌辱するかのように肉襞を弄り、そして一瞬、愛撫をやめたと思えば、その瞬間に情熱的なキス……唇に躊躇い無く、淫唇をキスするように重ね合う。
 「凄いわ……ママになる前の、姫子のマン汁、凄いね……」
 「い、言わないでぇ……」
 いつものより濃厚な匂いを霧散させて、より白く濁った粘液が、姫子の淫汁と熱気を交えて舌先が淫核を突き刺すように舐め上げて、肉ビラ全体を使って舐め回す。
 「あっぁあんっ……ふ、ふあっぁあ……あひっひぁああんっ……んあっぁああっ……ふぅぅうっ……くぅうっ……ふぅぁぁっ……うぅっふぁあっ……あふっあふっ……!」
 「あぁ……素敵よ。姫子……」
 「ひっぃぃぃっ!?ぁぁぁぁ!?」
 「ああ……コレ、すごくイイぃんっ!」
 一瞬の柔らかな淫核が飴玉を前歯を使って挟むような容赦なく噛みついたような感触が姫子に一瞬、意識を奪わせた。
 「んっぅぅぅぅ!?」
 腰が陸にあげられた魚のようにビクっと強張るように硬直すると同時に跳ね上がり、それが絶頂したのだと解る程に滑らかで卑猥なダンスを繰り返す。強烈な電気が肉体を駆け巡り、感電したかのような反応の後、まだ肉体に淡い快感電流が肉体を巡るようにビクビクッと、何度も腰が浮き上がり、艶めかしいダンスが本能に任せて蠢いている。
 「素敵よ……姫子……」
 太陽を思わせる金色の艶やかな髪が狂い踊るたびに、勢いよく千歌音の顔に卑猥な飛沫を噴きあげて何度も浴びる。
 心地よい卑猥な音が、部屋に響く二人の嬌声が、より愛撫を情熱的なものにさせた。もっと、もっと、千歌音に愛されたい。姫子の可愛いところを見たい。
 千歌音に与えられる快楽は心地よくて、自分を思い当てくれていることを全身で感じる。快楽に身を委ねつつ貪るように、そんな千歌音だからこそ姫子も卑猥なダンスをして求愛のダンスを見せつける。
 互いに抱く心地よくなって欲しいという感情が、更に快楽を与えて、姫子も自分の為にここまで精いっぱい愛してくれている千歌音に少しで報いるために溢れる淫蜜をとめどなく溢れさせながら愛する人との交わりがローションを塗りたくられたように、ぬるぬるで
蠢く肉体を離さないように抱きしめあいながら拘束して、より強く抱きしめてきた。股間に顔を埋めることを抵抗もせずに尻をがっちりつかみ、未だに絶頂痙攣する膣穴に容赦なく舌を躍らせた。粘液を、じゅるじゅると音を立てて吸引して直接肉襞の弱いところを刺激し、強烈な快感電流を流し込む。
 「あ、あ……っん、ちかねちゃん……」
 愛撫しながら、聞こえてくる、姫子の嬌声を頭に叩き入れて刺激的な夜を謳歌する。あの場にいた、全ての女たちが一糸纏わぬ姿になり、混じり合った姫子の中に満ちていた寒さすらも溶かすほどの情熱的な夜。
 姫子も本来、激しい運動は禁じられたはずの身体でありながら、蕩ける心地よさを抑えきれずとろとろの膣奥は千歌音を求めるように自然と千歌音と同じダンスを始めていた。子が生まれる女であることを忘れてしまうほどに激しく混ざり合った卑猥な女だけの夜、初めての時も、あられもない声を上げて、狂ったように髪を振り乱し、甘美な疼きを共有して体内の快楽を解放した。
 「っ、っくぅっ………んんっっ!」
 「あ、あ、あ、っんっぁぁぁぁぁっ!?」
 (凄い……姫子が精一杯動かして、エッチなお豆がこすれあうだけで牝汁が甘くなる……もっと、もっと……)
 卑猥な音を響かせながら、じゅぶじゅぶと粘液を吸い上げると同時に膣肉を抉るスピードが増し、その刺激と同時に、あの夜を思いだすだけで肉体の火照りが過剰になって沸き上がり、ほのかな赤みが白雪に通り、それは、まさに熟した白桃の様な肉体だった。嬌声と互いを思いあう膣合わせが、激しい悦びが肉体を駆け巡り、二人が快楽の頂点に駆け上った。
 今日一番の絶頂が全身を駆け巡る。肉体が強張り、再度、激しい飛沫を上げた。
 「……ぁあぁ、……あ、ン……くぅっ!……うっ!」
 「……あっ、く……ん、ぐぅぅぅっ!!」
 「「ぁぁあーーーーーーーーっっっ!!」
 激しい絶頂の後に涙目になり、だらりと口の中から舌が垂れ堕ちる。千歌音と、姫子の肢体が激しく強烈な快楽の渦に包み込まれたように、一瞬の硬直の後、散華するようにぐったりと二人はベッドの上で混ざり合っていた形を崩した。びくっびくっと肢体を震わせながら痙攣させて、心地よい充足感、そして、激しい思い出が余韻のようにさざ波になって脳裏に再生させる。強烈な性愛器官の痺れに酔い痴れながら千歌音は姫子の顔を見つめながら、母体を心配するように撫でまわし、姫子を抱きしめた。
 姫子は千歌音の薄ピンクの唇に着いた甘い汁を嚥下していた。潮を噴くような飛沫をあげて混ざり合った、体液が混ざり合ったラブジュースを反芻すれば、もっと、千歌音の暖かさを感じることができる。 快楽の漣が終わった後、自分の飛沫塗れになりながらも無邪気な子供のように微笑み、柔らかな二人の女体を抱きしめあった。
 「これから、何度でも、姫子がしたいなら、私は何度でも……」
 「ありがとう……千歌音ちゃん……」
 余韻の後は上手く、言葉が出てこない。無邪気な子供のような笑みを姫子が浮かべた時、千歌音が唇を重ねて愛する人の淫部をくちゅりと音を鳴らした。
 この日の夜のキスの味は千歌音と姫子の淫汁が混ざり合った白桃の果汁のように卑猥で甘い味だった。ひびきのねっとりした生暖かいピンクの舌の愛撫が白雪を白桃の様に甘い果汁が出る果実に変えたのだ。
 「とっても、素敵な味だよ……ちかねちゃん。」
 「姫子のミルクも、とっても素敵だったわ……」
 張り詰めていた乳頭を見つめて、じんわりと浮かび上がる白い乳液を見つめながら千歌音は再度、姫子の母乳を口にした。
 「んぅっ……」
 じわじわと愛撫によって残る快楽の余韻、そして、響き渡った嬌声は姫子を不安にさせた雨の音を完全に掻き消した。
 「やっぱり、千歌音ちゃんがいると安心する……ちかねちゃんが側にいるだけで、何も怖くないの……」
 「私もよ。私も、姫子がいれば、何も怖くないわ……」
 快楽痙攣をそのまま二人は深く深く身体を重ね合わせながら眠りに落ちる。
 千歌音の口の中からは姫子の母乳の匂いが……姫子の口の中からは千歌音の淫蜜の匂いが……二人の身体の中に二人がいるかのような思いに抱かれながら……

 --—目覚めた時、窓の外から見た花々は雨にも負けずに月夜の優しい風に抱かれ太陽の光を目いっぱい浴びて、華恋に咲き誇っていた。
 その光景を見つめながら姫子と千歌音は今、母体の中にいる子供の名前を決めた。
 子供の名前は……
[newpage]
 華恋と名付けられた。
 不安は杞憂になった。
 華恋は姫子と千歌音の愛を太陽の光の様に、静かな月の光の様に燦燦と与えられてすくすくと成長した。そして、偶然、出逢った一人の女の子、後の伴侶になる神楽ひかりと出会い、舞台演劇に惹かれあった。ひかりは家の都合でイギリスに渡らなければならなくなり、華恋は初めて、永遠に失うかもしれない友との別れに一夜を通して泣き叫び、姫子と千歌音は、かつての自分達と投影するように華恋を抱きしめた。それでも、無意識の中で、かつての姫子と千歌音の様に運命を交換し合った華恋は両親に見守られながら自分の進むべき未来を理解する。 
 その思いは生半可なものではなく、いつか自分も両親のように愛する人を見つけて可憐に輝き、舞台の上でトップスタァになるということ。
 「星屑溢れるステージに可憐に咲かせる愛の華!」
 姫宮華恋……
 「生まれ変わった私を纏い……」
 彼女は、真っすぐに育ってくれた。
 太陽の輝きのように明るく、月夜に優しく抱かれる風の様に、そして二人の信念を受け継ぎ真っすぐに……
 「キラめく舞台に飛び込み参上!」
 後に姫宮の威光に頼らぬために愛城華恋と名乗り聖翔音楽学園に入学し舞台少女として名を馳せて……
 「99期生愛城……いえ、姫宮華恋!」
 姫宮の名を再度、名乗った時、舞台と言う世界で嵐が吹き荒れる。
 卒業したのちに幼馴染の神楽ひかりと、聖翔音楽で出会った、ひかりと同じ華恋の片翼を担う露崎まひる、この二人の彼女を連れてきて姫子と千歌音に紹介するのは……
 「みんなをスタァライト、しちゃいます!」
 また別の話。

| 神無月の巫女 After | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

千ノ華ノ恋

昨年だったか介錯(セブン)先生が、今でも姫千歌を好きでいてくれるファンがいて嬉しい、みたいなツイートをされており、その頃既にコミカライズの企画を練っていたのかも知れませんね。

SSの方は、重苦しげな序盤から激しいレズセク描写を経ての爽やかな幕切れに読みごたえを感じました。
世代を超えた名作百合作品のカップルだけに、最早風格が違う!?

| kwai | 2020/05/27 00:09 | URL |

kwai さんへ

かつての百合ファンを多く増やした作品であることは間違いないですからねー。神無月の巫女自体、功罪はありつつも、百合界に光をもたらした事実は大きいですしね。それでいて、二人の繊細な物語を愛している人は多いのかもしれません。そう言う部分もありつつ、やっぱり、姫神という形で恩返しと言うのはありそうですよね。

愛する人とのセックスは、たぶん、人の嫌な思い出を忘れさせる強さがあるような、そういう感じがするんですよね(つ=ω=)つそして、前々からやりたかった愛城華恋は姫子と千歌音の娘って展開を、短くありつつ、こういう展開で出来たし、概ね満足していたり(=ω=)
姫子と千歌音は、そろそろ、彼女と交わるかも……しれません。

| 月 | 2020/05/27 00:52 | URL |















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