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音城ノエルと舞台少女と……

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なんやかんやで、今月、三本目のSS(つ=ω=)つ
何ていうか、ノエルちゃんって染めたくなるよね(=ω=)
突然、あの二人が目の前に来たらノエルちゃんの心臓も大変なことになるとは思う(つ=ω=)つ


 「これが聖翔音楽学園……99組……戯曲スタァライト!」
 ぱぁぁぁぁっと笑顔を浮かべながらアイカツシステムが存在しない世界と繋がり、その繋がった世界のうちの一つである戯曲スタァライトと言う演目、アイドル以上に輝く舞台少女たちが存在する世界。
 その舞台少女たちを育成する学園、スターハーモニー学園やドリームアカデミーのような学園である聖翔音楽学園。舞台少女という存在に興味を持った音城ノエルは聖翔祭の演目、戯曲スタァライトを見終えて祈るように両手を合わせながら、まだまだ抜けきることのできない童心のような瞳を輝かせて、そのアイカツの世界でも、ここまでの抜群の演技力を持つ人間が揃う事のない空間に居合わせる幸福を噛みしめていた。
 フローラと、クレール、そして、女神たちの物語。
 導かれるようにストーリーに没頭し、体験者になったかのように身も心も物語に全てを感じて9人の放つキラメキを全身に受け止めていた。
 「凄いなぁ……アイカツシステムが無くても、これだけ人を感動させることができるんだ……」
 プロ顔負けの演技をする舞台少女たち。
 もしかすれば、この世界のアイドル達よりもすごいかもしれないとすら思い始めて自然と心と体が踊りだしてしまいそうな興奮を覚えている。愛城華恋、神楽ひかりの演技も心奪われるが、他の女神たちを演じる七人の演技も負けずに輝いている。
 西條クロディーヌ、天堂真矢、大場なな、星見純那、花柳香子、石動双葉、露崎まひる……ここに来て初めて知った自分達が霞んでしまうかもしれない輝きを放つ少女たち。
 まだ自分たちは井の中の蛙だと改めて実感させるほどに。アイカツの世界は広がりを見せる。世界の繋がりから生まれる歪さを観察するように姫石さあやは、あえて繋がる世界を放置した。まるで自分が観測者にでもなったように。この世界は何を望んだのか。際限なく、様々な場所と繋がりを求めて、それによって発生する世界のキャパシティオーバーを解決するために、この世界は不要なものを捨てるようになった。
 アイカツシステムが無い世界と、アイカツシステムのある世界のパッチワーク。その弊害として、もとより存在したものは主の意志に反映するかのように排除され、気づけば、この世界は男性が削減されて女性しかいない世界に変貌し、女性しかいない世界は女性同士で繁殖する世界へと変貌したが世間は、そうそう変わりない。本来、存在していたものが削除されて、新たな世界に変わっていく。記憶が改ざんされているように、もとより、それが存在しなかったものとして扱われ、この世界は変貌する。
 この世界の代表として君臨する姫宮千歌音と姫宮姫子を中心に心地よい世界を生み出してから数か月……
 世はことも無く、音城ノエルは新しくつながった世界の中で今と言う時間を堪能していた。
 戯曲スタァライトの話を反芻しつつ、噛みしめるように肉体全体に吸収して、公演が終わった数分後も、まだ目を閉じて素晴らしき思い出たちを全身で共有して「今度、ラキちゃんと一緒に……」と考えていた時だった。
 「Bonjour」
 「!?」
 突然、耳元に甘く柔らかで暖かな吐息と共に官能的な声がノエルの耳元で響いて身体を淫猥なダンスの様にくねらせた。まるでセクシー女優のような反応を反射的にしてしまったことを思いながらも肉体の紅潮はどうにも止まらない。
 そらとマリアに誘われるときは、必ず、こういう事から入る。いつの間にか耳元も性感帯にされてしまったことを思いながら、目前にいた存在に思わず心臓を鷲掴みにされたように呼吸が止まりそうになほどの衝動が肉体に染まった。
 このまま唇が奪われてしまいそうなほどの距離。気づけば周りに誰もいない。
 思わず見惚れてしまう二人だけの空間に緊張の波が最高潮まで上り詰めた。
 「さ、西條クロディーヌさん!」
 思わず緊張故に萎縮して大声で名前を呼んだ。このような事態になれているのかクロディーヌは片目の瞼を閉じながら、にっこりと年上の余裕を醸し出すように微笑んだ。どこか人懐っこそうでありながらも自分に厳しそうな、どこか自分を見定めているようなきりっとした表情を垣間見た。
 ノエルの目の前にいたのは、先ほどまで舞台に立っていた西條クロディーヌ……吸い込まれてしまいそうな紅い瞳。
 海外の吸血鬼を思わせるような魅惑の紅が肉体を発情させるような視線に思わず俯いた。
 「どうしたの?公演はもう終わったわよ。」
 どこか勝気な性格は表情にも表れつつも、常にトップであろうとするために努力を諦めようとしない女の持つ気品を常に持ち合わせながらノエルに話しかけてきたのだから。
 フランスと日本のハーフであるクロディーヌの、ただでさえ美しい顔が自分の目鼻先に迫り、あまつさえキスすらしてしまいそうなほどの距離までノエルを惑わすような蠱惑的な笑顔を浮かべている。
 「そ、その、とても素晴らしい公演だったので……思い出を全部、体の中で全部、とどめておこうと。」
 目の前の女をチラチラと除きつつもたどたどしい言葉で正直な言葉を口にする。それを気にしないほど、身と心に溜め込んだ戯曲スタァライトの感動を噛みしめることに喜びを覚えていた自分。時間を忘れる程に得られた大きな感動というものは一つたりとものがしたくない。頭の中で今まで見ていた映像は消えることのない感動のものとしていつまでも脳裏に上演させてできるだけ忘れることなく肉体に刻み込む。そんな作業をしていれば気づけば、周りに人はいなかった。
 「それは光栄ね。ドリームアカデミーの音城ノエルちゃん?」
 「し、知っているんですか!?私のこと……」
 先ほどまで自分の心と体を感動させた相手が自分の名前を知っていることにさらに感動を覚えてビクっと驚いた小動物のように肩を震わせた。
 「知っているつもりよ。だって場所は違えど同じ舞台の上で輝く存在だもの。ドリームアカデミーの代表でしょう?愛らしいダンスがとっても素敵よ。」
 悪戯に笑いながら、その素性をペラペラとしゃべり出す。
 今での戯曲スタァライトの内容を忘れてしまいそうになるほどの衝撃にあたふたしていた時だ。
 「どうしました?可愛いお嬢さんが怯えてますよ。クロディーヌ」
 「て、天堂真矢さんっ!」
 「あら、怯えさせてるなんて失礼ね。可愛い迷子がいたから話しかけているだけよ。」
 「そうですか……あぁ、ドリームアカデミーの音城ノエルさんですね。」
 99組の愛城華恋に次ぐ二人の元トップスタァ……別世界の学生でありつつも、自分達の世界のトップアイドル達顔負けの演技力を持つ二人の少女に名前を知られていることに全身が感動で震えていた。愛城華恋と神楽ひかりに地位を落とされたとはいえ、そのことに腐らず今でも気品を保ち続けてトップであろうと虎視眈々に努力を続けている才女……
 「天堂さんも、私の名前を……」
 あわあわしながら、真矢も自分の名前を知っていることに胸が締め付けられる歓喜の感情が湧き上がる。
 この世界が繋がって初めて知った憧れの二人が、自分のことを知っている。
 なんだか、特別な存在になったかのような錯覚を、まだ十代に満たない少女の感情は打ち震えるという言葉がふさわしい程に悦びと同時に自分にとっては、まだ、この二人に名前を覚えられるということ、それに対して自分の実力は、まだ伴っていないことに申し訳なさを覚える。
 もしかすれば、名前を知られても、これから活躍できずに無様な姿を見せれば失望させてしまうかもしれないという緊張感が益々強くなり、どこか居心地の悪ささえも覚えてしまう。さらに真矢は言葉を紡ぐ。
 「貴女も舞台の上で観客を喜ばせる舞台少女ですからね。表現者としての貴女のダンスは、まだ初々しさがありますが、これからが楽しみです。毎日、ドリームスクールグランプリのことは見させていただいていますよ。」
 フッとした柔和だが、それでもノエルに対して敬意を払う高貴な笑顔に見惚れてしまいそうになると同時に、これからのことがプレッシャーになりそうだった。
 「ま、真矢さんに、そう言うことを言われるなんて……」
 「まったく、あんたって良いところを持って行くのよね。」
 クロディーヌが口を尖らせながら明らかに不快を示すような顔を浮かべながら、ノエルを抱きしめた。
 (ク、クロディーヌさん!?)
 「あら、嫉妬ですか?クロディーヌ。」
 「ば、ばかっ……」
 今度は頬を紅く染めるクロディーヌを見て微笑ましさを覚えて思わずはにかんだ。それは、先ほどまで上品なオーラを纏いながら演技をしていた少女たちの中に自分と近しい雰囲気を感じ取った。
 あそこで人を圧倒するような演技を見せても、まだ心身は十代の少女なのだということを思わせる二人の会話がどこかノエルを落ち着かせる。
 「緊張はほぐれましたか?」
 「え、あ……」
 「どうやら私達が話しかけたことでだいぶ緊張をしていたようですから。」
 「あ、あんた……まさか……」
 「ふふ。」
 「本当……嫌な女……」
 ノエルには何があったかは、まだ理解は出来なかったが自分の中にある緊張感は程よく雪解けしていた。
 「だって、せっかく、こんなにかわいいお客さんが私達のスタァライトに感動したのですから、何か素敵な思い出を与えてあげたいじゃないですか。」
 と言いながらニヤッと官能的な笑みを浮かべて甘い吐息を吹きかけた。綺麗な顔が側で微笑み、蠱惑的な官能の世界に足を踏み入れている自分を実感する。この感触は、この流れは慣れている。慣れているけど、抗えない思春期の少女を禁断の世界に踏み込ませる前の……夜空の相手を一晩する時の顔に真矢とクロディーヌは良く似ている。
 「あ……ぁ……ん……」
 ノエルの頬が赤く染まる。
 クロディーヌは、そんなノエルに吸血鬼の様に首筋に吸い付いた。ぷっくりと自分の中に浮かび上がる乳輪と硬化する乳頭を感じ取る。頸動脈を甘噛みし、痛みが走る場所に舌先がチロチロと舐めまわす。ヒルが首筋で吸血しつつも、甘噛みされて痛みが走った場所に塗り込まれる唾液は媚薬が塗りこめられていくような感触にノエルの思考はマヒをし始めた。
 内心、ピュアパレットや、夜空たちと交わることで同族になった体は、この悦びを知っている。そのまま、服の上からでも解るように勃起した乳頭を真矢はコリコリ撫で始める。
 「あっ……あぁっ……」
 口から吐息と漏れる嬌声に歓喜を覚えていた。
 演目を終えて、誰もいないホールで行われる三人だけの……
 「彼女の別世界から来たアイドルのキラめき、感じて見たくはありませんか?」
 ニヤつく表情の中にある真矢の目論見をクロディーヌは察した。
 餌食と言うわけではないが、確かに別世界の人間と言うのは興味があるとクロディーヌはちゅぷッと音を立てながら口の端に流れる涎をふき取りにやりと笑う。ノエルの首筋には真っ赤に染まったベーゼが刻まれていた。
 痛々しく染まる痕に触れるとピリッと痛みが走ると同時に、そっと子宮がじんわりと疼き始める感触が走る。あの大乱交ではなく、ただ一人、彼女の初々しさをターゲットにしたような真矢の言葉にノエルも興奮を覚えている。
 (真矢さんとクロディーヌさんに、私……)
 「まぁ、悪くはないわね。」
 優雅に誘いだす。
 「今夜、私達のいる星光館にいらしてくださいね。ノエルちゃん。」
 「え、い、良いんですか?」
 「えぇ。是非とも。」
 それは、そらとマリアが自分を愛でてくれる時と同じ……まこの子を本当に気持ちの良い世界に誘ってくれる。
 (あぁ、私、真矢さんとクロディーヌさんにエッチなことされちゃうんだ……)
 実感してから沸く。
 そしてキスマークが付けられた場所から、子宮を通って全身に肉体全体に沸き上がる熱を感じ取り、どうしようもない淫熱がノエルの肉体を支配していた。

 「へぇ、その人が天堂さんの言ってた子かぁ……」
 「か、華恋さん!?」
 星光館に入った時、咽かえりそうになるほどに強烈な性の匂い、嗅ぎ馴染んだはずだというのに、それでも、目の前の戯曲スタァライトで主役を演じた少女が娼婦のような顔をしている今と言う瞬間、その舞台の上とは違う舞台少女たちの顔に心を突き動かされた。
 天真爛漫な表情から、まるで娼婦のような顔を浮かべていた戯曲スタァライトの主演である愛城華恋が神楽ひかりと露崎まひるの愛撫で妖艶な声をあげながらノエルを見つめていた。
 フローラを演じていた時のような神秘さは、そこにはなく、ただ、快楽を享受するだけ、それが人生の全ての心地よさであることを知っているかのような一匹の牝であり、まひると、ひかりは愛する人に対して一辺倒に快楽を与えることに悦楽を覚える獣だった。
 「なんや、可愛らしいおこちゃまやねぇ。」
 「クロ子と天堂が呼んだ子だろ?つながった世界からやってきた子。」
 石動双葉と花柳香子は互いを貪りあいながら、悩ましい顔で今日のお客様を見つめていた。
 「いらっしゃい。えーと、音城ノエルちゃん?」
 「真矢ちゃんから話は聞いているよ?」
 セクシーで淫部と胸元は隠れていないようにも見えてもうっすらと光に照らされて映るピンクの乳輪がノエルの瞳をくぎ付けにする。
 ネグリジェを来た二人。
 大場ななと星見純那の二人……ここにいる全員は、戯曲スタァライトで女神たちを演じた舞台少女たちが堕淫婦に映る。
 一見、まじめそうだったり、母性があふれる二人に見えたとしても、この二人も……この宴に参加することが当たり前の生活になっている舞台少女なのだろう。
 「Bonsoir。ノエルちゃん。」
 「ふふ、本当に来てくれるとは思いませんでした。でも、来ていただけたなら……歓迎しますよ。」
 するりと這うように撫でるような音が耳を鳴らしノエルの耳元に、また、あの吐息が撫でた。

| 適度なSS(黒歴史置場?) | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ノエルmeetsスタァライト99組

真矢クロが誘う、歌って踊って求め奪い合うスタァライトの世界へ。「これが聖翔音楽学園…」
心臓への負担と引き換えに?ノエルちゃんの(主に性的な)経験値がまた跳ね上がってしまう…!
吐息の時点で感じちゃう辺り、諸先輩方の影響力も並じゃないですね。

某所で知りましたが、
セイ(ラ)→「ラララー」 ノエ(ル)→「ルルルー」
(後付けかも知れないけど)この仕込みネタを考えた人も発見した人もちょっと凄いなと思いました。

| kwai | 2020/05/18 01:17 | URL |

kwai さんへ

真矢クロに誘われたら堕ちない女の子っていないよねーとは思います。スタァライトの世界とつながった正月SSの続きをノエルちゃん視点でやりました。
次は、ヴァルキリードライヴかもしれないし、そうじゃないかもしれない( ・ω)
そんな感じで、ノエルちゃんはこうして99組のお姉さんたちに愛されて経験値が上がりました(=ω=)
吐息と一緒に、さらに、クロディーヌの吸血行為となると、もう、ヤッベーですね(=ω=)
一応、この世界の時間軸では夜空さんにも抱かれていますしね。
何れは、それを……

セイラのラララーって、そういうあれだったんですね……
やっぱ、そこは姉妹なのか、どうなのか。

| 月 | 2020/05/18 01:37 | URL |















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