2019.11.06 Wed
『ウルトラマンタイガ』第18話「新しき世界のために」

車窓から見るウルトラマンとか、ウルトラマンと鉄道の合成って良いよね。


何気に、炎を扱うもの同士の戦いである。
今日の話は移民をテーマにしたような話に思える。
別世界に住んでいた人間や宇宙人が、突然、文化や風習に戸惑い、それに適応するのは難しいし、周りからは厳しい目で見られるのは仕方ないって言えば、それまでだし。
移民や難民を受け入れると崩壊状態になった国も現実にあるし。
だから自分の文化に合わない、自分たちこそが正しいからと言って、押し付けてテロを行う。ってことは間違いなのは言うまでも無いんですけどね。
何気に、この話は漫画版の「ULTRAMAN」でも扱われていたりするんだよね。
諸星さんが言ってたよ。
「突然、自分以下の能力に併せられるのか?」
ってやつ。
でも、結局、彼等がやってることはテロでしかないし、ドイツでも難民を受け入れてかなりの問題が引き起こされてしまった訳で。
不満はあるだろうけど改善することを望んで我慢するしかないのが現状よね。
それが宇宙人ともなると、あんた、ねぇ。
それに対して、こっちも後手後手に回るのは仕方ないんですけどねー。仕方ないとはいえな―そればかりじゃいけないとは言うんだけどさ。
だから、そういう人たちに対して、どうするか。
って言うと、難民エリアって言うのを作ることで解決はするんだけど、まぁ、それはそれで色々とあるんですよね。
所謂、そこが犯罪区画とか、そういうものになってしまうという問題、隔離状態ですから。いわば、それを人道的に見ると差別だ、なんだー、人種偏見だ―とか、そういうことをいう人もいるわけで。
だから、こっそり生きるしかないのは世の常と言うかね。
仕方ないですよね。
ましてや、人間、自分と違う生き物を見ると宇宙人の場合、特にウルトラマンの世界だと侵略ノイローゼに陥るから余計に難しそうな気がする。
ただ現実で移民・難民区画を作っても、それで文化の風習や抑圧に耐え切れずにテロ行為を起こす国や、それは「人種偏見、差別だ!」って叫ぶ人間も現実にある中で、ウルトラマンの世界でやれば、世は混とんだよ。
タイガのように我慢するのが一番の平和なのは何とも言えないね。


それで本来の土地の風習を無視して自分たち難民に併せろ。ってなれば、それこそ「なんだ、こいつら?私達の土地に来ておいて、その態度は。」ってなっちゃうでしょ。
まぁ、ここはアクティヴレイドってアニメでもよく取り上げられてはいるんですが。
そこから見る中で、ね。
人間は、どこまで難民に寛容になるべきなのか、難民は、どこまで妥協すべきなのか。
っていう部分を考えるのに、いい話だったのではなかろうか?とか、そういうことを考えたりはしますよね。
この前の、相棒の「ベトナムの技能実習生」の話を取り上げた話ともダブルね。
バット星人がやったことは、ヒロユキの言う通り、もう悪手でしかないのは言うまでも無いんですよね。
でも、ああいうことをすると、他の宇宙人の立場も悪くなってしまうというのは言うまでも無い訳でさ。
やっぱ、今回の話のモデルって難民を受け入れたドイツの現状なんだろうなー
宇宙人が、この地球で堂々と生きられる日は、ずっと遠い気がする。
人は、そこまでね。
心を器用にすることは出来ないのよ。
宇宙人とて人というアイデンティティを持っている限り、人としての業が消えない限りは無理なのよね。
オリジンサーガをよく見れば、より良く分かるよ。現実でも難民ノイローゼになってる国ってのはあるしね。それが宇宙人ともなれば侵略ノイローゼとか、そうなっても、ねぇ?って気分にはなる。
そのバランス加減の難しさをどうするべきなのか。って言うのを考えるね。週刊金曜日や朝日新聞とかはバカみたいに難民を受け入れろ。とは言うけど、こうなるんだぞ。って一例を作ってくれたような気がする。


それよか、ベムラーとゼットン、初代ウルトラマンの始まりと最後が共演って凄いよね。
……マンダリンジュースってヤバくね?
| アニメ・漫画・小説感想 | 00:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑
シルエット状態なら真っ二つも可能なんですね
完全に両断、切断という訳ではありませんが
マンダリン……あれの自動販売機好きなんですよねぇ
| 毒穴子四太夫 | 2019/11/07 00:08 | URL |