PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

「お嬢様とメイドの百合な日常~白いお屋敷のラプンツェル~」

お嬢様とメイド


王道な疑似姉妹百合であると同時に作者が百合を描きなれていない部分がちょくちょく出ているような気がする。
そんな感じで、今回は酒井仁なる新たな作者が描く百合作品!ってことで。
さて、どうなったのか。
それでは、下記のかんそうぶんをーどうぞー

主人公ソフィーヤが徐々に心を開いく姿と、そんな彼女の世話をする摩耶の中にある愛が深い。
ただ、中盤、二人が一線を越えて次のステップに移る時、主人公のソフィーヤに男が露骨に不快で生々しい痴漢される描写があるので、そこは注意が必要。ってところか。
正直、そこは無理やり男を出した感はあるし、別にソフィーヤと摩弥の関係を映えさせるなら、そういう不快な描写を入れるよりも別の女を出した方が個人的には高評価なんだよね。
ソフィーヤにとって摩弥が特別と描写するのであれば、別に、ああいう読者を不快にさせるほどの男が介入するほどの不快感を入れるのではなく、別の女が第三ヒロインとしてでも良いから入り込んで二人の特別性を表すことも可能なのよ。
あぁ惜しいなと。
まぁ、この部分に関しては、あらおし悠先生が「百合グラドル優衣」で百合デビューした部分と被る部分があるから仕方ないにしても、その懐かしさも感じたよね。
ただ、まぁ、百合グラドル優衣の例の描写よりも生々しくて久しぶりに百合を読んで不快になったから、もうちょい何とかならんかったかな。
って感想のほうが強く出てしまう。
いや、やっぱりねー。
二人の描写が良かったからこそ、そういう悪い部分が目に付いてしまうと言うか、そういう部分が強いんですよね。
とはいえ、これが第一作であるからこそ、あらおし先生や、上田ながの先生のように伸びしろはあるよね。って思いたいですね。
ソフィーヤと摩弥の関係の描き方は、唐突感はあれど、まぁ、恋のタイミングに劇的なドラマなんてないとは思っているので、ああいうのもありだよね。って感じで、気にはしなかったんですけどね。多分、気になる人は気になると思う。
ただ丁寧な描写だったんで、それは、それで。
って感じにはなる。
だから、そこ行くと、あらおし先生の「百合色学園寮」等は自分の好きな人との関係、その思いを知るために男なんて必要が無いのだ。第三の女を出せば常時、解決って理想像を常にやってくれたから、嫌だな。って気分にはなる。
例の痴漢描写は摩弥のソフィーヤへの熱い描写を見せる為なんだろうがーそういう部分は解らんでもないんですよね。その後、痴漢はフルボッコにされんだけどさ。
でも、やっぱ、久しぶりに百合作品におけるやってはいけない(自分規定)男の登場のやり方。って言うのをやってしまったのは挿絵のエロさとか二人の関係のエモさを半減させてしまうのではなかろうか?ってなる。
摩弥にはとある秘密があって、彼女がソフィーヤを愛する理由、メイドとして彼女のもとに現れた理由とかは、そうそうわかるんだけど、そこにある感情とかが凄い好きなのよ。
そうして献身的に過ごす間に変わって行くソフィーヤの描写とかは粗さはありつつも楽しさがあったわけでね。
中盤まで引き籠りで学校にソフィーヤが行き始めたら学友が出来て、その友人たちと摩弥が仲良くしているのに実は嫉妬を感じていたから「摩弥は自分以外とレズセックスしてはダメ。」って言うシーンとか、まぁ、唐突感はあれど結構、好きなシーンだったりするからね。
そういう部分は実に良かったです。
後、出会っていきなりキスしたシーンに関しては流石に摩弥の立場を考えれば「お前、それは無いだろ(・ω・)」って気分にはなるんですけどね。押し込みメイドなのに、そういうことすれば下手すれば追い出されるし警察だろ。って思うくらいには、おいおい。とはなったので、そういう部分も気になった。
これから、この作者が、どういった百合を描くのか。
この一作目で道は見えてきたような気もするし、どうなるか楽しみではあります。
この作品の続きでも良いし、またソフィーヤの学友になった二人の千歳と美穂の関係とかも、ちょっと気になるので、今回の評価は厳しめですが「もう少し頑張りましょう」ですね。
女同士で特別な感情を共有するなら第三の女を出して「やっぱり、別の女性ではダメ」みたいな感じでも良いし、成人向け百合としては正しい気がする。
第三の女とヒロインがレズセックスしたら、それはそれで背徳感が溢れて美味しいし。
そういう意味では、あらおし先生の「百合色学園寮」はGODだった。
何と言うか、もうちょい近代百合作品に触れてからやるべきだったねー。
百合作品で、ああいうことするのは諸刃の剣なのよ。
今や、男をあてがわないと女同士の関係を深められない。関係性を認識できない。とか、そう言うのは時代遅れなのだということを、作者に走っていただきたいです(つ=ω=)つ

51Sm_GOz9ZL.jpgスカーレット
とりあえず、作者は「ルミナス=ブルー」「スカーレット」等を読んで勉強しとけ(・ω・)

| アニメ・漫画・小説感想 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

百合作品に思う͡コト

ヒーローさんと元女幹部さんの作者さんは過去ツイッターでの質問に「今の百合は世間体などで苦悩する時代ではない」「男のキャラを出す予定はない」と答えており(確か…)まだお若いのに頼もしいと思ったものでした。
考えてみると、一部作品(円谷プロの特撮ドラマとか…)を除けば実写の百合作品は特に、そういった意識がずっと遅れ気味なのかも知れん。上北ふたご先生や咲の作者さんが最先端から加速しているだけに。

ささやくように恋を唄う、も読んでみました。Amazonのレビューに「引きがズルい!」とありましたが確かに…
ひまりと依、二人の気持ちのすれ違いっぷりがいい感じに心をザワザワさせられる、そんな作品でした。

| kwai | 2019/07/05 00:11 | URL |

kwai さんへ

まぁ、あと、メイン視聴者の親御さんの目ってのもあるんでしょうねー、実写に関しては。やっぱり、ツイッターとか見ると「子供向けで百合とか!!」って未だに言ってる人とか多いですからねー。ウルトラマンルーブで百合をやることに憤っている人間とか未だにいますしね。ある種、特撮でやると生々しさが出たりとかするので、余計に過敏になるんだとは思います。とはいえ、そういう時代も、もうダサい筈なんですけどね。結局、同性愛そのものを異端として扱いたいなんとヤラな雰囲気に飲まれてそうです。
今週から新しいウルトラマンが始まりますけど、どうにも百合っぽい雰囲気のあれは、まだ見受けられなさそうですからねー。だから、積極的に世間の批判とか気にせず描けば、徐々に世間を変えていける力は特撮ドラマは持ってると思うんですよねー。

ささやくように恋を唄う、ありがとうございますー。最近、百合姫、こういう作品を作り出すんで本当に凄いですわ。

| 月 | 2019/07/05 00:44 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://civer.blog122.fc2.com/tb.php/7806-951cb1b8

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT