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世界の終わりと魔女の恋 #1

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人に復讐をする為に作られた魔女を養成する学園……

強い魔力を持ち成績も優秀で憧れの存在であるアリス。

突然、魔女学校に転入したが魔法を使えない半端者だが特別な力がある六車マリ。

そんなマリの教育係になったアリスが彼女の力に堕ちた瞬間……物語が動く。



アリスが落ちた瞬間から無意識にマリを意識し、そしてマリの世話を進んでしてしまっているアリスの脳裏に過ぎる祖母からの教えである「魔女は恋をすると力を無くしてしまう」という言葉に翻弄され、マリへの思いを否定し更に葛藤し、一巻の終盤では実際、魔力を失いかけている描写で「あ……」てなる。
魔法が使えてしまったことで周りから拒絶されて精神的に不安定なマリの教育係になったアリスとの関係がガラッと変わる瞬間と、その後の1ページが非常に、これが禁断の恋である理由が解る。
それでもどうしようもない感情がアリスを突き動かすのが何処か悲壮感を感じてしまう。
これが本当の禁断の百合
女同士の背徳感とか、そういうものではなく、その恋に世界の命運がかかっているというのが、そういう意味での禁断と言うね。
読みたかった禁断の女同士の恋愛って言うのは、こういうもんなんだよなーって思わせてくれる作品。
さて、それでいて、作中で描かれる魔女狩りの要素と言うのは現代的なマイノリティ差別とかに通じるものがあって、そこにある、感情と言うのは今の同性愛差別に通じるものがある。そこに隠れて生きなければいけない少女達、いざ、本性を出せば周りから罵詈雑言を吐かれてしまうという辛さだよ。
マリが、現代で生きている時の居心地の悪さって言うのは、それに通じるものを感じて仕方ないんですよね。
ある種、ファンタジーでありつつ、何処か現代的な問題と被っているようで、そこで彼女たちは何をするか。
人間たちの復讐に動き出すのも……
これは仕方のないことなのだろうとか、そういうことを思ってしまうんですね。
そもそも、魔女たちは何もしていないのに、勝手な理由で、こいつは悪だ。って理由は現代マイノリティ問題に通じる部分があるよなー。
同性愛と魔女狩りが上手く掛け合わせてるような気がする。
彼女たちは普通に行きたいだけなのに、普通と違うというだけで迫害されて、そして殺されて言ってしまった歴史。下手をすれば、そういう人種から復讐されるかもしれないという……
そういう部分が側面にある描き方と言うのが非常にスリリングであったりと、考察してしまいますね。
変に男をあてがわない女同士だからこそ出来る、ふわりとした二人の接触と、そんな女二人でも強く生きていけそうな感じが良いですし、物語の背景の中で二人の女性がどう生きていくのかが非常に良いです。。
某ドラマスタッフ全員は、この百合漫画を百回読むべき。

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