PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

少女☆歌劇 レヴュースタァライト「星祭りの夜に」

2018y09m06d_203631896.jpg
新しく書き上げられた第100回聖翔祭の「スタァライト」の台本に、第99回の再演に拘るななの心は揺れる。美しくも哀しい別れが待つこの戯曲に導かれる9人の舞台少女たち。ななの守ろうとする「あの日」と華恋とひかりの求める「未来」が舞台の上で交錯する。
2018y09m06d_203629520.jpg2018y09m06d_203626608.jpg
イレギュラーとしての、ななのアンチテーゼとしての華恋と、日常生活の、ななのアンチテーゼとしての純那。とうとう、ひかりに敗れてしまった後の、二人が、ななに対して何を思うのか。
個人としては華恋は、夢を才能ある二人を前に腐らせてしまった女だからこそ、ななに対して何を抱くのか。未来を見てきた女だからこそ、過去にこだわった、ななを純那はどう見るのか。
とか、そういうことを思ったりしますね。
オーバーチュアの目次にあるんですが「私達は誰一人、欠けてはいけない。」って言うのがあって、華恋が選ぶ道というのは、まさに、これなんだろうなーと。ななの苦悩を、今回は知ることになると思う。
オーバーチュアに「誰一人、欠けてはいけない」って言うのがあったけど、これが華恋が勝ち上がった時に作用すると思う。
誰のキラメキも欠けては最高の舞台が作れないし、この今までの戦いの中で本来、イレギュラーが戦うことで情熱と感情をぶつけられたからこそ華恋は犠牲を否定する。
それに対して抱く思い、このオーディションへの思いというのは……
何があるんだろうな―とか、そういうことを思ったりする。
やっぱり、華恋は、オーディションに対するすべての人の、全ての人と戦ってきたが故に相対する、それに対する思いを知ったからこそ、それから来るオーディションのペナルティに何を思うのだろうか?
それを知った時、舞台の中に思う理想に走る華恋の感情の行方というのがね。
華恋は犠牲によって生まれるトップスタァを否定すると思う。
そこ行くなら、華恋が犠牲によるトップスタァを否定する道に行くなら、ある意味では、ななと華恋の願いのベクトルは同じようにも思えてくる(つ=ω=)つ
ななの場合は過去にこだわることで皆を護り、華恋は未来に向かい犠牲を否定することで全ての舞台少女のキラメキを護るのだろうと。(つ=ω=)つ
この話の肝だと思いますね。
早く、そっちも見たいし、その時のひかりとの関係が、どう浄化されるのか気になる。
2018y09m06d_203625076.jpg
今まで過去に囚われすぎてきた分、この敗北はやっぱりデカいよな―とか、そういうことは思ったりするよ?(つ=ω=)つ
今まで絶対的な安泰の強さを誇っていた存在が自分とは真逆の愛する人とは別の路線を行く。
それはあまりにも想定外すぎるモノなんだろうなーと、そういうのが良く解る。
序盤から、かれひかがイチャイチャしすぎて、まひるちゃんのストレスがヤバい。
過去に拘る理由。
中学生時代、演劇に、ただ一人打ち込んでいたのは、ななだけで、それゆえに孤立して、そして皆と一緒に作り上げる、この高校時代という最高の時代によって何度もやり直したくなってしまうという、あぁ、中学生の時代がゴミすぎて高校時代が最高になると、それを何度もやり直したくなるようになるのは良く解る。
もし、それが出来るなら、自分もやりたくなってしまうし、そして全部、守りたくなってしまう。ななの感情というのは、あの舞台に感動した意味とか、そういうものを知ってしまうと、何かね。
大場ななの心境って言うのは、良く解る。
そして、これを失うこと、これが何よりも怖いことであり、だからこそ、失いたくないから……だから、100回目なんてよりも、あれなのね。
前身しないものは、後退していく。
あぁ、まさに、それが百合か。
ななの感情が解りすぎて辛い。
あぁ、あかんなぁ。
こういうの締め付けられるんですよね。
うん……
そして、戯曲「スタァライト」の全容が、ほぼ、明かされましたね。
何故、二人が、この世界に惚れこんだのか。
互いの互いを思う、この強さ。
つまり、百合ですね。
戯曲「スタァライト」の世界において、男性という者は存在しない。そこにあるのは、常に愛する心と言うものが存在し、そこにあるのは少女同士の、女神と言う名の少女同士の互いを思いあう愛の心ですよ。
これが素敵なんですよね。
そうか、これは惚れるわな。
二人が、かれひかが運命的だからこそか。
やはり、二人が、戯曲「スタァライト」を越えて行くための物語なのだろうと。
ななが戯曲スタァライトの否定をしたのは最終的な結末が悲劇に繋がることによって、それから失ってしまった二人の退学者……ね。この存在もいるだろうし、失うことへの恐怖ですよね。だから自分の圧倒的な強さもあって一人で頑張っていくうちに孤独になってしまうのよね。退学者の事を含めて皆を護ろうとした結果が傲慢になってしまったし、歪んでしまった感じ。これが、また、ななの個性である優しさがトリガーになってしまった皮肉は強いよね。
これが、あの中学生、最高潮の時代だった筈が突然、部員や顧問を含めて全員が自分の前から戯曲「スタァライト」のように消えてしまう。その恐怖。
そこから、最高のものが生まれて守ると言う感情が歪に変化してしまった悲劇。
ひかりと言う存在が、単なる代役ではなく、そこから華恋というイレギュラーが生まれることで、ななの全てが変わってしまっていく、ななは、当たり前の大切さを再演するたびに良く解ったからこそ、このイレギュラーが全てを変えていくこと、それを華恋を何よりも自分の思想すらも否定されるかのように恐れてしまった。
「スタァライト」、これは大場ななは話を否定したけど、現実では、これを乗り越えて行くための物語であると。
こういうのが良く解る。
それが自分の再演を否定されて行くのが怖いのね。そりゃ、自分の願った日々を否定されるようなもんだしね。
でも、そこから成長しなければ未来は無いし、勝利することが出来ないのは作中でも言われていることだと思います。そういうことなんですよね。
でも、華恋の、ななへの思い、それは否定じゃないんですよね。
彼女がいたからこそという強み、彼女のバックアップがあるからこそ自分達は舞台少女として強く生きていけるという、成長できるという、ななの存在は、そういう暖かさがあるからこそ華恋たちは何よりも強く舞台少女として生きて行けたんだと思うんですよ。ただ、そこにトリガーである、ひかりが来ることで。
未来を選ぶものこそが舞台少女に勝利をもたらし。
そんな、彼女の不安を受け止めたのは、やはり未来を見ている、委員長というポジションである、ある意味で彼女を最も強く受け止めている、純那であるというのがヤバいね。
やっぱり、純那しかななを受け止められる存在って言うのはいないんですよ。華恋はひかりがいるし、互いにパートナーがいるし、まひるは、華恋がいるしね。そういう部分もあるけど、同時に同室で彼女を見てきたからこそ、舞台の上で色々と見てきたからこそ常に二人は一緒だったからこそ。
強者とはいえ、何れは敗れる運命にある。
繰り返していくうちに自分なりに舞台を、ちょくちょく弄ってきたことがー妙に作用しているのかなー?とも思ったり。
さて、まぁ、ななは、純那という存在が受け止めることによって、やっと、舞台少女としての新たな成長が出来たのだと、そういうことを思いますね。いや、マジで。
大場ななはゲームマスターを気取った強者でしか無いという状況から産まれる幸福感。
全ては純那が、ななに語ったかつての偉人達の言葉のように、何もかもが変わっていく。
繰り返される中で、微々たる変化が何もかも変わっていく。
ある意味で、この改革は運命でもあったのだろうと思います。
ただの強者であるからこそ今回の話によって敗れて、ななは常に未来を見る純那によって救われて舞台少女として前に進むことが出来たんよね。
そして、ここ、オーバーチュアを読んでほしいんですけど、何故、純那が誰よりも、ななに対して深い感情を抱くかですね。そして真っ先に、ななが純那に対して独占欲を出したか。って、本当に、もう、これは、ななが真っ先に純那の長所を見抜いたことがきっかけなんですよ。
そして、ななは、一人ぼっちで、純那は、オーバーチュアのとある話で、一人ぼっちの女の子を救う訳ですよ。
それを見て、ななは純那に対して一人ぼっちの子を支えることのできる優しい人だと見抜いて委員長に推薦するんですね。そして、皆が未来に行く中で、過去に拘り過ぎたからこそ、一人ぼっちになってしまった、なな。
それは徐々に華恋って日々進化するイレギュラー触発されて周りに否定され続けるような恐怖に苛まれて内心、孤立感が生まれる中で、オーバーチュアで、ななが純那を委員長に推薦した理由が生きてくるのが心憎い演出。そして純那を抱きしめるまでループの影響か純那がどういう少女か忘れていたかのような感じが良い。
涙ながらに訴えるシーンで純那は、ななの孤独を見抜いたからこそ誰よりも先にオーディション終了後に、孤独な、ななを優しく迎え入れたのだと思うと、ある種、オーバーチュアの時とは、真逆の展開で本当に、今回の話はブワッと来るものが多いですね。
何れ、こうなるかもしれない、暴走して一人過去に囚われるかもしれない恐怖。
「ななは舞台と皆のことが大好き」
「より良いものを求めるななも一人の舞台少女」

オーバーチュアで、ななが純那の個性で長所を見抜いたように、ここで純那がななの個性と長所を見抜いて抱きしめることで産まれてしまった歪さすらも受け入れる。って言うのは強いね。
前進しない者は後退する……
過去に拘り続けたせいで前進を止めて後退したからこそ、ななは、ひかりや華恋というイレギュラーに敗北した訳でさ。
その後で純那が心を折られた、ななに手を差し伸べて未来に連れていく、この流れが本当に好きでね?(つ=ω=)つ
二人の退学者を生み出したことで、より前へと進もうとした未来に進む女と、その光景から哀しみを背負ってしまったおんなのこうずですよ。
ななにとって失ったものは大きかったはずなのに、それ以上に大きなものを得た、ずっと遥か昔に忘れていた他者の孤独を見出した少女。再演が当たり前になりすぎてて純那が傍にいること、純那の優しさと包容力を忘れてしまっていたからこそ、この当たり前を忘れながらも純那が傍にいたこと、常に一緒にいた、そのことから芽生え生まれた感動。
一人ぼっちだからこそ、純那は、ななを放っておけない。
純那が他者の孤独を見抜ける力を得られたのは舞台を愛してしまったがゆえに周り全員の反対を押し切ってまで聖翔に入る段階で生まれた家族すらも受け入れずに孤立無援になった自身の環境そのものだと思う訳よ。
孤独から生まれる寂しさを知っても前に強く進もうとする意志を持つ純那と……
孤独から生まれる寂しさから生まれる恐怖に負けて自分が全ての舞台少女の母になると誓う、なな。
孤独になった環境の作りが違うとはいえ、孤独という環境の中で、この二人の違いが奇跡を生むという流れよ。奥様。
孤独から生まれる寂しさを知ってるから、ななの所業を知りつつ抱きしめたと思うと、ね?
この間どうですよ。
また、「FLY ME TO THE STAR」が二番目の歌詞であるというのが泣かせるじゃないですか。
二番目なのが、完全に「じゅんななな」なのよ。
純那も、ななも、どっちも母親なのよね。
あかん。
今回、じゅんなななが尊過ぎて文章が長くなった。




ってか、森口博子の新曲である「鳥籠の少年」がスタァライトに出てくる、全ての舞台少女に当てはまりすぎて、これも、また色々と考えさせられる。

| アニメ・漫画・小説感想 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

じゅんななな尊かった

純那の中の人がじゅんななな発言してるー!

大場なな最後の大舞台、絆のレビュー。
絆といえば聞こえはいいけれど、そこには拘束や束縛といった意味合いもあるんですね(辞書を引きました)
時間軸をループさせる事で99期生全員を、またスタァライトは99回目じゃなきゃいけないの!と自らを縛り付けていたななを象徴する皮肉な暗示であります。
そんな舞台に引導を渡したのは華恋だったけど、オーディション終了後にななの心を救済したのがやっぱりこの人、ルームメイトの純那って所がグッと来ました。
レビュー自体は割とあっさり目でしたが、前後のドラマパートに感動させられたので全然オッケー。
最後はちょっと貰い泣きしちゃったですよ。ED曲もこの話の為の2番の歌詞か!って感じで言う事なしです。

次回は最後のオーディションという事ですが、ここでクロちゃん回になるのかしら。あるいは真矢クロ回?

| kwai | 2018/09/08 23:19 | URL |

Re: じゅんななな尊かった

中の人の、この公認的な感じの発言はとてもふわりと来るものがありますね。

仲間意識というのが、人を狂わせてしまうというのはよくあることですね……龍が如くとか、ああいうゲームをやっていると色々と思うことがあります。
中学時代に失われたからこそ、この場所における全てが最高の絆を創り上げてしまったことで、そして生み出されてしまった不和の要素が、更に確信的に孤独に追い込み、そして絆という言葉に翻弄されたというのは本当に皮肉ですね。
オーバーチュアを読んだ後だと、本当に、純那とのラストシーンはグッとくるものがあります。
鳴きますわ。

次回から、どうするんですかね?これから、どういう舞台が待っているのか……未知の世界です。

| 月 | 2018/09/09 00:11 | URL |















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://civer.blog122.fc2.com/tb.php/7508-e5be3de0

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT