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仮面ライダービルドが終わったので、全体的に、どうのこうの。

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さて仮面ライダービルド、1クール目の退屈さはあるものの、それ以降の戦争編等の物語の流れは全体的に平成ライダーでも個人的には5本の指に入る程に面白い作品だったと思う。
実は1クール目は、あんま戦兎は好きじゃなくて龍我のが好きだったんですよね。
でも話を重ねていくうちに彼の思いや、そういう部分をどんどん理解していくと同時に、やっと好きになれた。
仮面ライダービルド、楽しかったですよ。
いや、マジで。
ただ、個人的に物凄く惜しかったのはシリアスシーンをぶっ壊すギャグ描写。平成ライダー二期の悪癖はやめてほしかった。
2クール目からの戦いが激化するたびに発達する技術の描写を特撮ヒーロー作品における強化として描き、どこか皮肉的に描いているように見えた流れとか、人の幸せ、平和のためにと、それを免罪符にしながら悪魔の所業に手を貸してしまった人の後悔と悲劇の描写が凄い好きだったんですよね。
それでいて戦争編は人の死を美化しない、戦争で人が死ぬことは美しいことではない誰かの心を傷つける描写等は物凄い秀逸で凄い好きだったんですよね。人を殺めてしまったことで生まれてしまった心の傷、この描写の中で生まれる簡潔ながらも戦争における悲劇の真髄がちゃんと描かれているのが良かった。
ただ、そこまで描かれておきながら命は尊いものなんだよ。って言うのをちゃんと描いていたのに、グリスや氷室のラストを美化してしまったのはどうなんだろう?って言うのは自分の中ではあるし、新世界と一つになるから、そっちの世界で彼等は生きてるから此処で華々しく退場させよう。ってのも見えた。
なんか、そこがね、
そっちの世界に彼等はいるし、どうせ一つになれば、ああなるんだから。って思うと、なんか、どうもここら辺のくだりは「命の尊さ」と言うものを感じないなー……って思ってしまう。
戦兎と龍我が掴み取った全ての人が幸せな世界ではあるけど、ま、あれはアレで良いんだろうけどね。
上手く纏めた。
とは思うんだけど、同時に、なんかね。
そこに引っかかりがあるというか何と言うか。あの展開にするなら、殺す必要はあったのだろうか?とも思うし、まぁ、ああいう展開にしたからこそエボルトを消して絶対に「新世界は作らなければいけない」って言う確固たる思いはあるんだろうけど。
殺して感動を得ようとしている部分に俗っぽさを感じてしまって、逆に感動できない部分が生まれてしまったのは残念だなと思います。
それだったらね。
戦争編の描写が凄い好きだったから、やっぱり、あそこで伝えたメッセージを氷室とグリスの死を美化して描くことで陳腐になってしまった気がする。
万が一、殺さなければならないのだとしたら、やっぱり死を美化せずに描いて「新世界で会う。」って決意を絶対的なものにする流れでも良かったのでは?
キャラの心情はぶれることなく最後まで描いてはいたけど、やっぱり戦争編と終盤における作品のメッセージ性に盛り上げるための演出が逆に乖離感を産んでしまっているのが個人的に物凄く残念だったな―と。
「あの世界の仲間達の命を犠牲に、新世界で彼等は新たに人として生きるのだ。」
ってのは解る。
解るけど、やっぱり、ちょっと、そこは残念だったな―と。
だからこそ、戦兎と龍我が本来の世界で生きた軌跡を自分達の記憶の中で語り継ぐ。って、ああいうの嫌いじゃないから良いんだけどね?(・ω・)
とりあえず戦兎が今までの起こした罪と称して新世界で永遠に孤独じゃなくてよかったなと思ったし。
だから、やっぱり俗っぽい感動を無理やり引き出すような死の演出がね。
だから、他作品を出すのは良くないんだけど、ウルトラマンにおける自然な感動がないよね。東映作品は、そういう部分で死を利用して感動させようとする俗っぽさがあるよね。
戦争みたいに無慈悲に死ぬなら、そこで哀しみが生まれるんですが、やっぱり感動させようとして殺すから俗っぽさを感じて、鳴けないんですよね。
近年の仮面ライダーの死で泣けない、また、仮面ライダーで感動できないのは、こういう部分が強いんですよね。俗っぽさが。
残念だったかなーと。
後、川井憲次のBGMなのに印象に残る奴が少なかった。って言うのもあるし。
それでも、ビルドとエボルトの最終決戦は好きですけどね。徐々にパワーダウンして文明が滅びていくみたいな構図がね。
あそこの戦闘シーンは、こう結局、偉大なる文明であろうとも滅びるのは運命であるというメッセージを感じ取ると同時に、結局、人を活かすのは文明ではなく人と人の繋がりであるというのが戦兎と龍我の二人のラストとラビットドラゴンのシーンを見ていて思いましたね。
そういう部分は凄い好きよ。
だからこそ、戦争編で命を殺めてしまう。
その重さが非常に上手く描かれていたからこそ、この人と人の繋がりの大切さ。って言うのを改めて仮面ライダービルドからは学びましたよ。
孤独の中でも大切な仲間がいるからこそ、そうして繋がっているからこそ戦兎は、あの世界で生きられる。そういうことよ。
あの世界で戦兎が孤独だったら、それは悲劇で終わってたと思う。
でも人とのつながりがちゃんとあるからこそ龍我が一緒だから孤独ではないからこそ笑って生きられる。これが仮面ライダービルドのメッセージだと。
そういうことも思いますよ。
そういう部分は凄い良かったですし、凄い好きですね。
やっぱり、そういう素晴らしい部分もあるからこそ、こういう部分は惜しいなーって言うのが出ちゃう、まぁ欲張りですけどね。
仮面ライダービルドって自分の中で、こう言う作品だったな。って感じです。氷室の復活劇とか好きですしね。
そのメッセージを扱いながら壮大に物語を膨らませたのは見事です。
やっぱりエボルトとビルドのパワーアップ形態同士のぶつかり合い、あれは戦争を意味しているんだろうなーと。
華々しい文明や技術も戦争として利用してぶつかり合えば崩壊する、所謂、平成最後だからこそ戦争後に残るものは文明の崩壊を暗示する戦いは凄い良かったですよ。
だからこそ人の繋がりを。
大事にしよう。
人と人のちゃんとした繋がりを持てば知的生命体は戦争をしない。
明るい文明が未来を築き上げる。
それが二人の目指した新世界であり、戦兎と龍我の罪、本来の世界の人の命を擦ってまで作り上げた、ある種の理想的な世界ですよね。
そういう罪を犯しつつも諸悪を倒したからこそね。
戦兎は孤独ではなく自分を知っている龍我と一緒に、あの世界で旅をすることを許された存在になったのだろうと。

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だから「BE THE ONE」って言うのは人と人が手を繋ぎ合い絆を育み一つになれば争いなんて起きないんだよ。二人でいれば孤独じゃなくなるし、寂しくなくなるし、そこから苛まれることも無い。一つになることの大切さって言うのがあるような、そういう感じですね。サンバルカンで言う、一人より二人、二人より三人みたいな、ああいう感じだよね。

って言う、そう言うのは、なんか、いいなーって思いました(・ω・)
自分は思います。
そういう仮面ライダービルドの物語、ここは明るいまま終わって良かった。と、そんなことを思いますね。
一年ありがとうございました。
久しぶりに楽しいライダーでした。



さて。
自分の中の平成仮面ライダーに仮面ライダービルドは、どこまで順位が入ったのかーって感じで。

1.クウガ
2.アギト
3.龍騎
4.剣
5.W
6.ビルド
7.555
8.響鬼
9.電王
10.ドライブ
11.フォーゼ
12.オーズ
13.カブト
14.キバ
15.ディケイド
16.アマゾンズ
17.ウィザード、鎧武
18.ゴースト、エグゼイド

と、まぁ、こういう感じですかね。
はい。以上です。
やっぱ、クウガは強いわ。

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