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デジモンアドベンチャーtri.第5章「共生」

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2クール作品にしては描かなければいけない人数が多すぎた問題。
ふと、大分前に見たんだけど、何故、ここまで多くしたんだろうと思いながら、大体、大人でも描かなきゃいけないキャラクターが二人いるわ、更に、選ばれし子供達全員分を書かなきゃいけない。
ついでに言えば、02のキャラクターも増えてしまったという訳で。いや、まだ復活してないけど、恐らく、もう次の最終章に復活すると思われるんですけどね。
ただ、ここまでやって描き切れるの?
もう、この5章においては、全てにおいてが力技によって解決をしてしまっているのは、まぁ、2章以降、やってることは同じなんだけど。
って部分が強い。
浪川さんと甲斐田さんのキャラクターとか、あぁ、あの二人はもっと描かなきゃダメなタイプだ。みたいな感じですね。
新キャラクターの望月芽心も増えてしまったし、敢えて言うなら、太一と芽心のラブロマンスをデジモン風味に二人だけの物語としてやった方が、まだ、良かったかもしれない。
何故、そう思ったか。って言うと。
さて、デジモンアドベンチャーシリーズは子供達が自分達のアイデンティティの象徴であるパートナーデジモンと一緒に成長することがデジモンアドベンチャーと言う作品、まぁ、フロンティアという例外はありつつも、セイバーとか、それ以降の作品は知らないけど、少なくともテイマーズまでは、そういう作品だったはず。
それが今回は、思春期と言う特有の、ある意味、幼少期よりも面倒くさい時期における大人に近い年齢、所謂、思春期の真っただ中において、選ばれし子供達の時期を描くことによって、その大人になる過程の物語を描く話だったはず。そういう意味としては、第一章の太一の描き方は凄い上手かったと思うし、良かったんだけど、それがあっさり解決してしまったこと、または、この五章においてうやむやになって、いつのまにか”解決してしまっていた”
って、部分があるんだけど、これを全員に割り振ったと言う部分がある訳なんですけどね。
全員に割り振ったことによって、力技で解決して、それが世にある精神論の押しつけになってしまったわけです。
デジモンアドベンチャーの無印の方って4クールあったから、じっくりと子供たちの悩みを描いて、それが良い感じにリアルに視聴者の子供たちにもメッセージとして伝わってデジモンも一緒に進化させることが出来たんですよ。
でもtriだと、パートナーと子供たちの存在が対ではない状態の関係として描かれてしまっているような気がする。
例えば同じ1話で解決でもミミとトノサマゲコモンの話とか解りやすいですよね。
パルモンが傷つく姿や、己の醜さをトノサマゲコモンから見たり、そういう部分からなんですよ。そこから、己を見つめ直して成長するとか、デジモンの子供たちの成長って、そういう意味なんだけど、triの場合は違うわけです。
でも、これの場合は、力技ばっかなんですよね。
一応、全部で24話で2クール分、それで八人と更に新キャラの描写まで描かなきゃいけないから、もう、ギューギューなんですよ。ギューギューだから、力技が多い。4クールあったからこそできた8人の葛藤とか、そう言うのが凄いおまけ程度のものになっちゃってる訳ですよ。
だから、太一のが良く出来ていた分、ヤマトは、あの様だし、なんか、精神論を押し付けるだけの嫌な奴になっちゃったし。
んで、なんやかんやで、終わったことになってる。
太一は、なんか、もう現実を受け入れてるしで、何故、そこに至ったのか。
そこが全然ないから、内輪だけで盛り上がっちゃってる残念な結果になってしまっているような気がします。基礎根幹はデジモンアドベンチャーの要素を呈してはいるんだけど、それを非常に雑に扱わざるを得ない状況を作ってしまったというのが現状ですね。
私は、そう思う。
02の場合だって、太一たちを先輩キャラに置いたことによって、大輔たちの描写が上手く出来ましたからね。
これ、クウガ以降の平成仮面ライダーによくあるライブ感で誤魔化しちゃってる部分もあるんですよね。
だから、合点がいかない部分も多く出てきて最終的に”つまらないよ。”みたいな部分が出てきてしまうんだとおもいます。
葛藤や悩みに、パートナーデジモンの介入が、そんな意味をなさないからね。
もうちょい、そこは、ちゃんと意味を持たせてーって思うんだけどなー。
丈のゴマモンの描写は個人的に結構、好きなんだけどね。
ついでに、リブートした意味が全く無いんですよね。リブートしても、この五章ではあっさり、パートナーと子供たちの絆が戻ったような、そういう部分もあるしで、リブートした意味ないじゃん。ってなるし。アグモン、単なるお馬鹿さんになってるし…・・・
言ってしまえば、このtriから入ってきた人からすれば、何故、パートナーと子供たちの間に、こんなに……?ってなると思うんですよ。
だから、やっぱり、もう太一とか関係なしの新しいデジモンアドベンチャーの構築とか、そう言う風にした方がまだ良かったと思う。
まぁ、他にも色々とあるんだけど、個人的に言いたいことを言ってもあれだしで、だるいから、言うのもだるいんだけどさ。アルファモンは何も言わないし、ジエスモンはあれやしで。アルファモンは何も言わないから、設定上では色々とあるオメガモンとの戦いも盛り上がらないし。
ついでに、いい加減、マジでオメガモンの進化バンクは作れ!!!!
ってか、オメガモンとアルファモンって設定上は物凄い複雑な設定があるのよ。でも作中で、この二人が対峙してもいつものデジモンバトルでしかないのはとても寂しい。
オメガモンの対となる筈のアルファモンに何も意味がない訳です。
メイクーモンにアポカリモンのデータを仕込んだら大変なことになったから、子供達に処分を任せるわ。ってシーンもあるけど、あそこも、もうちょい、何とか出来たよね。って思う。
アポカリモンのデータを入れたー
っていっても、へーそうなんだーくらいしかないのは言葉でしか言われてないからだと思う。なんかヤバい奴なんだろうな。って言うのは、もう見るからに解っちゃうからこそ、メイクーモンの過去って言うか生まれる家庭の物語って非常に重要なんだけど、それが無かったわけだしね。
だって、アポカリモンだよ?
アポカリモン。

「なぜ我らが滅ぼされなければならない…」

「生きて友情を味わいたかった」


って悲劇の悪役ですよ。まぁ、そのアポカリモンのデータを得たメイクーモンが芽心ッてパートナーと友情をはぐくんで、そして、またアポカリモンの願いを叶えようとしたところで同じ末路を辿ろうというのは皮肉以外の何物でもないですが。
そこは、正直、美味いな。
って言うのは思ったけど、問題は、そこに至る過程がね。
此方の心を揺さぶるほどの描写ではなかったのが、個人的にね。
だって、望まないのに生まれてしまった命で、それを身勝手でデジモンの世界の理屈で処分されそうになって、子供達に後始末を任せようとするわで、結構、ハードな展開なのにライブ感で誤魔化しちゃっているのがね。2クールしかないからこそ、そこの流れが、結構、スピーディすぎて精神論だけで解決しようとする展開が見ていて辛いのです。
大人の外見になったのに、結局、思慮の浅さの部分は子供のままというTriシリーズの一番の問題点は全体的に解決していないのが、まだまだ響いてます。
ついでにラストで太一が地割れに落ちて、ヒカリが闇堕ちしたくなる気持ちも解らんでもないけどね。
なんか、あの闇堕ちも無理やり館が出てて、舞台装置なのがね。
最終章に行くための舞台装置なんですよ。オファニモンフォールダウンモードは。
って部分が強く手ですね。
結局、そこまで至る為の物語が圧倒的に不足しているんだよね。
無印や02の視聴者における、思い出補正で、そう言うのを補わせようとしているのかな?って思えるほどにはメイクーモンと芽心の描写不足も目立つような気がする。
無理に太一たちを主役にしたから生まれた描写不足はさ。不親切な物語なんだよね。
この二人の描写不足は本来、五章において生まれる筈の衝撃と感動というものを見事に相殺してしまっているからアドベンチャーtriの作り方って言うのは非常に酷いというか、いい加減な部分が見えてくるんですよね。
無理やり太一たちの葛藤を解決させたりとか、そういう部分において。
だから、デジモンアドベンチャー02のように太一たちを脇役において、2クール分、芽心とメイクーモンの話を主軸において太一たちが先輩の選ばれし子供達として描いた方が、まだ面白い話は多く出来たと思う。
それ程、重要なキャラクターであるはずの一人と一体にスポットが当たってないのは寂しい。
違うんだよ。
なんか、求めていたデジモンアドベンチャーじゃないにしろ、無理に原点回帰するなら、新たなスタイルでデジモンアドベンチャーをリブートしてほしかったなーって思います。
まぁ、もう、面倒くさいので、ここまででいい矢。

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