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魔法少女と美術部員の初めての出会い。

私、梶原空が何故、なのはちゃん達を魔法少女ということを知っているのか。

それは、とある事情で、私が、絵の具とスケッチブックを買いに行ったところまでさかのぼる。

「ふぅ・・・」

偶然といえば、偶然であるが、その日は鳥飼さんや麻生さん、ケイトと一緒に鳴海市の都市部にまで移動。

いつものことである。

最近はこのケイトを加えたメンバーで私は行動するようになった。

でも、今回は私を含めた四人は別々の目的があるのだ。

私は道具を買いに。

鳥飼さんは食材の買い物に。

麻生さんは歯医者に。

ケイトはそこら辺を散歩するらしい。

「それじゃぁ、4時に待ち合わせで。」

「うん。うん。」

私達はそれぞれ、別行動に入る。

私は、早速デパートの中に入っていった。

そのまま、エレベーターを使って、画材売り場へ。

「すいませーん!」

走ってくる三人の女の子達。

これが、私となのはちゃんたちとの出会いだったのだ。

「何回?」

「え・・・と・・・」

「もう、押してあるよ。なのは。」

私と同じ、画材を買いに来た女の子達。

まだ、このときは普通の女の子だと思ってた。

なのはちゃんの最初のイメージは、なんというか・・・

良い子?

フェイトちゃんは、金髪でケイトと話が合いそうな感じだけど、ケイトと違って大人しそう。

「ごめんね。はやてちゃんもつき合わせちゃって。」

「ええよ。今日は暇やったし。」

はやてちゃんは、大阪生まれの子。

方言を使うから、麻生さんと気が合うと思っていた。

そんな、彼女たちの会話を聞いていたら、いつの間にかこのデパートの画材売り場の階へ。

そんな中で、私は、三人の女の子に出会ったのだ。

最初は、あんなに仲が良くなるとは思わなかった。

やっぱり、最初はお互いに別の場所へ移動する。

私はそのまま、切らしてしまったスケッチブック売り場に。
「あった。」

そのまま、私はそれを買い物籠の中に入れた。

「絵の具・・・」

予備を買っておくことに越したことは無い。

そうすれば、どんな時にでも、対処はできるのだ。

冷静。

と、いうことで、私は冷静のポーズを取った。

誰も見ていなかったのが、幸い。

と、言うことで、絵の具売り場にまで移動しようとしたら、さっきの女の子達、なのはちゃんた
ちがいた。

「青・・・」

「青って、言っても、色々ある・・・」

大抵、青といっても、その種類は様々だ。

「お、ねりけしってのもあるで。」

「フェイトちゃんの絵の具セット・・・決まらんなぁ。」

あの金髪の女の子。

フェイトちゃんが画材や絵の具セットを買うのだ。

既に、パレットや筆、絵の具は決まっていたけど、他に何を買えばいいのか解らない。

そのような状況だった。

でも、小学生くらいなら・・・

標準的な、普通の青でいいのではないだろうか。

後、群青色一つ・・・

しかし、既によく売っている絵の具セットが買い物籠の中にはいっいていた。

「あ、さっきのお姉さん。」

「ぁう・・・」

急に声をかけられた時はビックリした。

人見知りゆえに。

「お姉さん、絵の具とかに詳しいんですか?」

頷くしかなかった。

こういうときは、どうしたらいいのか、解らないのだ。

人見知りゆえに。

「お姉さんは、絵の具とかに詳しいの?」

声をかけられてしまった。

「え~と・・・」

どう言えば良いのだろう。

私は戸惑った。

目の前にいる少女達はどこか、尊敬を込めた目で私を見ている。

「え・・・と・・・」

戸惑っている私に、関西弁の少女は、ねりけしを持ってきた。

「これは、必要なん?」

「うん・・・間違えたところを消すのに、必要・・・」

これが、私が始めて、なのはちゃんたちにかけた言葉。

「お姉さん、これは?」

「お姉さん!」

「お姉さん・・・」

少女達はどんどん、私に画材道具を持ってくる。

正直、小学生には必要ない道具まで、持ってきていた。

「やっぱ、金や銀は必要やろ!?」

「そんなに・・・必要ない・・・」

使うのは大抵、防火ポスターとか、そこら辺。

でも、私はそういうものは書かない。

私が書くのは、その場にあった、印象深いものや猫。

ミケとか・・・

グレとか・・・

ハーさんとか・・・

「何や、あんま必要や無いんか。」

「うん。」

とりあえず、私は金髪の女の子の持っている買い物籠の中身を一からチェックし始めた。

でも、そこで疑問に思う。

どうして、この子は、小学校の時に頼めるはずの絵の具セットを持っていないのだろう。

「どうして、貴方だけ、持ってないの?」

「転校生なんやで。」

「転校生?」

「外国からの転校生で・・・絵の授業は皆のものを借りてたんだけど、今日は思い切って、買い
に来たんです。」

そう言うことかと思っていた。

でも、それの本当の知ったのは、この後に起きる出来事のことなのだ。

「それじゃぁ、これだけ。」

私は、この女の子の買い物籠の中に入っている、まだ必要の無いものを取り除いて、その後
に、向かうのはスケッチブック売り場。

「スケッチブック?」

「うん。」

その理由は

「絵の練習になるから・・・」

「だったら、私も買う。」

「うちもや。」

影響されやすい。

しかし、絵を描くならば、スケッチブックは必須なのだ。

「お姉さんはどんな絵を描くの?」

少女達はそれをレジに持っていって、会計を済まして言った。

私も、予備の絵の具や、スケッチブックを持って、会計を済ましたのだけれど・・・

「「「お姉さーん」」」

何で、待っているんだろう・・・

「親しみやすいんや。」

関西弁の子が、そういった。

「私、高町なのはって言います。」

「私、フェイト・T・ハラオウン。」

「うちは、八神はやて言います。」

「お姉さんは?」

やはり、私に振られる。

しかし、ここで言わないのは、彼女たちにとって、私に悪印象を与えてしまうのではないだろう
か。

やはり、ここは、自己紹介したほうが彼女たちのためだろう。

「梶原空。」

「空お姉さん。」

「空姉やね。」

「空・・・姉様?」

彼女達は勝手に私にあだ名をつける。

でも、定着したのは

「お姉さんって呼んでいいですか?」

「うん。」

結果的に、それで落ち着いた。

考えてみれば、根岸先輩の妹、みなもちゃんもそう呼んでる事だし。

それで良い。

デパートを出るまでの関係だけど、この子達なら、何故だか心を許せる気がした。

「お姉さんの絵、見せてくれませんか?」

「うん。」

私は、一応まだ一ページ残っていた古いスケッチブックをなのはちゃんたちに見せた。

「鶏・・・?」

「三毛猫・・・」

「この猫、顔が大きいで?」

春日野先生のピーちゃんに、野良猫のミケ、そして、この前見た、顔の大きな猫。

名前はわからなかったけど、首輪が付いていたから、飼い猫であるようだ。

「何年生?」

「小学三年生です。」

なのはちゃんは、礼儀正しい。

この子は伸びる。

うん。

ただ、私はそう思った。

そんな、下りエレベータに乗り込む少し前に、彼女たちが魔法少女であることを知ってしまっ
た。

突然、デパートの中が暗くなってしまったのだ。

そうなった途端に、彼女たちの顔が変わりだした。

さっきの無邪気な顔が、突然真面目な顔になったのだ。

しかし、私はどうしたら良いのだろう。

エレベーターのボタンを押しても、全く反応が無い・・・

「どうするの・・・なのは!?」

「あかん、何か、ロストロギアが暴走しとるのか・・・」

「あのときの・・・残骸が出てるのかな・・・」

「でも、時間が止まっているみたい・・・」

時間が止まっているというが、新しい遊びなのだろうか。

何だか、よくわからないが、どうやら、彼女達はそのような劇をしているのだろう。

私が後ろにいるのに、何だか難しい話をしている。

私は聞いていいのだろうか。

とりあえず、水筒の中に入っているお茶を飲んだ。

なんだろう。

ロストロギア?

とかまったく私のことを言うし、この三人は忘れている。

しかし、何故、店員さんは止まっているのに、私は動いているんだろう。

まさか、店員さんも、この劇に参加しているのだろうか。

「「「ドライブイグニッション!!!」」」

「お・・・」

三人が何だか、昔見たテレビアニメの衣装に変身してしまった。

最近は、こういう衣装が、小学生には流行っているのだろうか。

とりあえず、その三人の衣装が綺麗だったので、私は今日買ったスケッチブックで、彼女たち
の姿を描いてみる。

しかしフェイトちゃんは随分と派手な格好だ。

なのはちゃんは、どこか可愛い。

はやてちゃんは、何だか、良く出てきそうな感じ。

三人の個性を捕らえながら、一人ずつ、丁寧に書いてみる。

小学生ということもあってか、まだ可愛い部分もあるようだ。

しかし、随分派手な劇である。

「ディバインバスター!!」

「おぉ・・・!」

窓ガラスを破壊してしまった。

随分とデンジャラスな子供だ。

停電が起きてから、30分。

まず、最初に着手していて、描き易そうだったはやてちゃんを描き終えた。

「うん。」

人を描くのは久しぶり。

だけど、結構良い出来だ。

なんだか、魔法の杖とか、本当にアニメに出てきそう。

一方のフェイトちゃんは物騒で、鎌を持っている。

それも、金色に輝いている。

「どうやってあらわそうかな。」

少し、考えた。

ただ、まずは描いてみよう。

はやてちゃんを描き終えて、また30分後。

フェイトちゃんを書き上げた。

ここまで、黒の鉛筆を使って、塗りつぶしたのは久しぶりだ。

「最後はなのはちゃん。」

白を基調としている。

案外、色が濃い衣装を着ているあの二人より、楽かもしれない。

それしても、あの杖の先端から、光線が出たような・・・

CGというものだろうか。

そして、その時のポーズを、またとってくれたので、急いでデッサンした。

「うん。動きが良い。」

その大胆なポーズにも驚いた。

なにやら、魔法陣の様なものも出ていたけれど・・・

そして、フェイトちゃんを描き終えて30分後。

結構手こずったけど、なのはちゃんも書き終えた。

なにやら、窓ガラスが気づいたら治っていた。

そして、このフロアの電気が付き始める。

いつの間にか、私服姿の三人がこっちに戻ってきていた。

「お疲れさま。」

「「「エッ!?」」」

「ん?」

何故、三人が驚いた目をしているのだろう。

「どうしたの?」

「今までの、見てました・・・?」

今までのということは・・・さっきの劇だろうか。

「うん。絵も描いたよ。」

「うわぁ・・・」

三人は密集し始めた。

「何でや・・・魔力を持たない人間の時が止まるロストロギアやろ・・・?」

また、難しい単語が出てきた。

「魔力があるのかな?」

「ん?」

「とりあえず、このことは・・・知られちゃったんだから、正直に話したほうが・・・」

「私も、そうしたほうが良いと思う・・・」

とのことで、なのはちゃんたちは今までのことを話出した。

どうやら、本当に魔法少女だったそうだ。

初めは嘘かと思っていたけど、その目を見ればよく解った。

純粋な目をしている。

嘘はついたことがなさそうだ。

私はそれを受け入れた。

「だから、人には言わないで下さい・・・」

「うん。」

私は頷いた。

「誰にも言わないよ。」

「「「お姉さん・・・」」」

「帰ろうか?」

「「「はい。」」」

私達は、一回のフロアに移る。

その後は、待ち合わせの時間になるまで雑談をした。

どこに住んでいるのかとか。

高校はどこかとか。

なのはちゃんたちは、結構頭の良い高校に通っているようだ。

そして、待ち合わせの時間が近くなり、私となのはちゃん達は別れた。

「空ー」

「梶原さーん。」

「ソラー」

勿論この三人に、なのはちゃんたちに出会った話はしたけれど、魔法に関する話はしなかっ
た。

「ふぅ・・・お腹すいた・・・」

今日は色々と喋りすぎてしまった。

でも、新しい出会いもあった。

こういうのも、たまにはいいかもしれない。

そして、また・・・

「お姉さん。」

私達は出会うのだった。

そして、二回目の出会いのときに、私はフェイトちゃんの過酷な過去を聞いたのだった。

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