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騎士の私と悪魔の取引 百合の口付け

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騎士であるサリアは、
人々に害をなす悪魔を狩ることで名を上げようと一念発起。
しかし下手を打って逆に悪魔であるアーニャに助けられてしまう。
彼女に恩を返す為、一緒に暮らし始めるサリアだが、
相手のことを知り、身体を重ねると胸の高鳴りが止まらなくなって……。

そんな感じで、先月の末に発売された、こちらの紹介です。
シンプルな感じのストーリーで王道の要素を百合に変換した感じ。前作の、荒尾市先生と同じタイプかな。
騎士と悪魔の百合という特異な組み合わせに惹かれる。人と悪魔という根本が違う関係故の感情がメイン。前作の「百合の騎士と薔薇の姫」と世界が地続きで間接的に彼女たちの活躍が描かれているのも特徴。ただややテンプレ展開なのが残念…展開が、ちょっと読みやすくなっちゃってるのが逆に残念と取るか、読みやすいと取るかは読者の考え次第というか、そういう部分なんですよねー。これ。
ただ、設定的に大好きな百合の騎士と薔薇の姫の50年後の世界って言うのが良いね。まだ、生きているのかもしれないし、二人が作中で作ったケーキが街の名物になっていたりする設定とか、結構個人的にはほっこりして嬉しかったなー。こっちの主役の名前が街の名前になっていたりとかね。
良い感じに地続きの世界―。
上田ながの先生の「百合の騎士と薔薇の姫」の約50年後の世界が「騎士の私と悪魔の取引‐百合の口付け‐」と、そういう部分を明確に感じる描写が個人的に気に入ってたりする今回の話。
あらおし悠先生の描く百合ドルの世界も実は世界観が共有されてたら、それはそれで楽しみだしやってほしい感じで。
ただ、そういう部分はあるんだけど、ちと読みやすい展開で、そろそろ修羅場的な展開が来るなーって思ったら、本当に来るしで、唐突に悪魔退治の人間が本筋にあまり絡まないのに唐突に、出てくるのは、まぁ、多少の伏線があったとはいえ、うーん……ってなったりする。
と、ここまで言うと非常につまらない物語に思われそうだけど、そうでもないです。面白いんですよ。
メインの二人の関係に対してはですね。悪魔と人間故の寿命の問題からくる二人の関係性のはかなさを取り扱ったのは個人的に良かったんです。
ただ、主役のサリアとアーニャの絡みは凄い好きです。
そこに至る二人の心情描写は王道だけど凄い良かった。王道の使い方を理解している人なんだな。って言うのは感じましたね。
読みやすい展開ではあるけど、そこを除けば、割と感情移入しやすい仕組みにはなっているのかなと。
そういう、シンプルな展開には思いましたね。
ただ、そこを敢えて、二人の関係性の発展とこれからに対して描くのは良かったのよ。ただ、主人公の最初の部分で貴族に生まれたことに対する苦しみみたいなのがあったけど、それがあまり効果を成してない部分が、それなりに響いてきました。まぁ、イチャイチャ重視だから関係ないんだけどね。
ただ、それを除いても悪魔と人だから……とか、寿命が違うから……
とか、でも、そういう部分があっても、私達は一緒にいたい。
とかね。
そういう意味で、エピローグを見ると、お話としては良くまとまっていると思いますし、そこは良かったです。悪魔と人間という、そういう辛みの無い存在の百合漫画とかないしね。
そして、悪魔故に。
人ゆえに。
そこが上手く取り扱われているのが面白さを良い感じに引き立ててる。
そうそう最近、読み返してて思うけど二次元ドリーム文庫の百合物件はソフトなレズセックスが多い感(=ω=)
二次元ドリーム文庫らしさ、キルタイムコミュニケーションらしさのあるハードで激し目なレズセックスを入れても良いんじゃね?とか読んでいて、そういうことを思いました(つ=ω=)つ
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後、同じ会社で百合妊娠とかやってるし、文庫の方にも取り入れてほしいって部分も強かったなー(・ω・)
だから、この作品にも取り入れて寿命で死別したサリアとの証としてサリアに己の子を悪魔の力で妊娠させて……っていう、アーニャの、そういう部分を見せても良かったのではなかろうか?とか、思った。
まぁ、不満も、それなりに会ったけどお勧めしたい一冊です。

| 二次元ドリーム文庫・百合物 | 00:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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