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デジモンアドベンチャーtri. 第2章「決意」

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まず、最初に。和田光司さん、どうか安らかに……
って、ことで。
この年齢になって見るからなのか、どうなのか、色んな作品を見たからかどうなのか、正直、ヤマトやミミの所謂、好戦的?な人達に共感が出来ないのが辛い。無鉄砲さ、無印を見ているとかつての太一の、そういう部分にいらっと来ることが多くて、でも、そこから成長するのが魅力的だったわけで。ヤマトやミミの思考って、そういう自分勝手やってた無印時代の太一と被る。それが、今回のオーガモンとトゲモンの戦闘シーンで、無理やり動いたミミの行動だったり、自分勝手な正義感を振りかざして周りの被害を顧みずにオメガモンになって戦おう促すヤマトだったり。ふと、彼等も成長すべき存在だと言うのに、何か心の中にある悩みが無いことに違和感を抱く。
ふと、ヤマトや彼等は大人のふりをした、この年齢の中ではよくある大人になろうとしないガキそのもので、太一や丈はありのままの姿で心が大人になろうとしている者。そこから、生まれる価値観の差っていうのは、このデジモンアドベンチャーtriの全体的なテーマなのではないのかなと。そして、全員が本当の大人になる過程の物語ではないのか?と、そういうことを思っていたのに、そういう要素が弱いって言うかね。
私ね、この映画、評価としては、まぁ、あれなんだけど、それでも太一の心がリアルに大人と子供の狭間に立つ年齢になって、責任を負う立場の怖さを知る。もう、あのころの用に無茶が許される子供と言うわけではない。使命感とか、そういうの解ってるけど、そういうことを考えてしまう年齢に成長してしまうことに対する、子供の頃のように、後先考えずにがむしゃらになれない部分を上手く丁寧に取り扱っているとは思うんですよね。
そこを上手く丁寧にぐだぐだって言われてもちゃんと扱っているのは評価できるんだけどねー。他が雑って言うかね。
その葛藤を上手く描いて欲しかったんだけど、正直、丈のパートはね。それで、丈と太一は、かつて、一番責任感を感じていた物と、かつて一番暴走しがちだった二人が邂逅して、切っ掛けを得て、今回の戦闘に臨む。と、そういうスタイルを気にしてはいたんだけど、そうじゃなかったんだよねー。
色々とあって、逃げなければならない部分とか、大人にならなければならない部分とか、色々とあったはずなのに、なんていうかね。
だから、正直、最後のヒカリの所謂、精神論的な部分で押し通すのはどうなんだろ。って思った。もうちょい、説得力のある展開を見たかった。ってのが、正直な、感想ですかね。
正直、ヴァイクモンとロゼモンの進化、もうちょい、初めてのお披露目なのに、なんか、物足りない。って言うか、精神論で片付けすぎだろ。
もうちょい、納得のいくドラマを展開してから、進化して欲しかった。なんか、良く解らない精神論を吹っかけられて、それで納得して進化って、それでいいのかよ。って思っちゃったし。
「暗黒を知り越えて行け」って言うのは大人になる過程で得て行く心の成長の糧の中で、失われていくものやら、汚らわしい物に触れながらも、今の自分らしさと純粋さを持って行けば究極体になれるよ。的な、そういう発想ではあると思うんだけどさ。
これって、凄い難しいことだと思うんだけど、それを精神論で通しちゃう。ってのはどうなんだろ。「パートナーだから、そこに理由は必要ですか?」って、えー……って。そういうものだったっけ?デジモンアドベンチャーって……いや、そういう悩みはあったけど、そんな精神論で乗り越えていく作品だっただろうか?と、そういうことを思います。いや、太一が精神論で越えようとすると周りが抑えようとするスタイルだったのに、triになって、太一と丈、光子郎以外が精神論で押し通そうとしてる部分がやけに気になる。
丈が折角、何で自分が選ばれし子供たちって何なんだろう。いつまでが、そういう存在なのだろう。って面白い問題を掲示しておきながら、全く触れずに、そのままドーンと行ってしまうのは、どうなんだろ。いや、このまま、この問題を扱っていれば2章が終わるかもしれなかったけど、でも、個人的には、それでも良かったと思うんだよね。
なんか、その中で見つからないながらも不完全な答え、つまり頼りないツバサでも、とりあえずは目の前の障害を断ち切る。ってスタイルでも良かったと思うのに、そうしなかったのは惜しいなーって。
映画の視聴者的には、そういうのを求めていない部分もあるんだろうけど。
昔の太一達を求めて成長した姿なんて求めていないって部分もある気がするんだけど、ね。
んー……なんかなー。
今回、ミミが苦言を言われたりする部分とか、色々と見ていて、そこが今回の話の肝だと思ったんだけど、それから色々と面白い展開が来るかな。って思ったのに呆気なく、そのまま終わっちゃったじゃない。やっぱ、そこ、物足りないなーって。なんていうか、そういう繊細な心の描写を描くのが下手だな。ってtriの脚本陣は見てて思うし、何で、それで許しちゃうんだろ。って監督やスタッフにも思った。そのままでいるのは良いんだけど、もうちょいなんか、ドラマが欲しかった。暴力的な精神論を振りかざす成長ドラマなんて、私は見たくないんですよね。
やっぱ、心を描いた成長物語だからね。
ちゃんと、描いて欲しいんですよね。
掘り下げは出来てたけど、それを乗り越える切っ掛けが雑って言うのが一番つらい。

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