2015.09.22 Tue
牙狼 GOLD STORM翔 第23話「嵐」

人の生きたいと思う望が、命の力が嵐となって流牙に力を貸して巨大な牙狼を作り出し、そして勝利を収めたのだと……
私は思いました。
やはり、人の命の力、牙狼と言うのは根本が、そういうものであるのです。
こういうドラマでは必ず扱われる命の尊さ。
今回の牙狼も歴代と同じ受け継がれる物語だね。流牙と莉杏が受け継いだ物は命、生きたいと思う願い。
それが巨大な牙狼を編み出し勝利を…そしての大切な人に生きてほしいと思う流牙の強い願いが最後の莉杏の復活と言う奇跡を起したのだ…



考えてみれば流牙は母の命を自ら断ったこともあるからこそ、その命の重みと言うのを、ある種、誰よりも理解している感じがするね。故に生きている人の中にもある希望を信じた。「どんな人間でも守るに値する光がある」この言葉がGS翔全ての物語を司ったからこそ、最後の奇跡が起きた。
魔戒騎士の根幹にある心情が、それなんだよね。それを何処までもどこまでも信じ、その光を味方につけた流牙と、頑なに否定し続けてアミリまで失異孤独なったジンガ、これが二人の勝負の決定的な差になったのだろうと。
ジンガとアミリは、ホラー側に堕ちた流牙と莉杏として自分は捉えていたからこそ、二人って鏡のような関係に見えたんだよね。
そして、二人の持つ性質は全くの真逆…
流牙は魔戒騎士の心情を貫き、ジンガはホラーの心情を貫く。
金と銀
そう考えるとあの二人が相対するのは一種の宿命
流牙もジンガも大切なものを失ったんだけど、そこで得た何かが二人に決定的な差を与えたのだろうと。そういうことを流牙とジンガの差を見ていて思わけで。
未完成である流牙に光を与えればGS翔の流牙に、闇を与えればジンガになっていたのかもしれない。とか、そういうこと考えてた。
GS翔のEDである「紅蓮白蓮」
1番はジンガとアミリを象徴する歌詞だよね。
2番は流牙と莉杏を描いた歌詞であると思うの。
そうして見比べていくと二人の違いが良く解るのです。
もとよりある、牙狼の中にある命の価値を改めて描きなおし、そして正面からまっとうに描いたのが、今回のGOLD STORM翔なのだと思うのです。
そして、繋いできた命が黄金の嵐を巻き起こし、巨大な牙狼を生み出し、ラダンを討滅し、ジンガを倒した。そうアタシは考えたい。
最後は何も語らず。でも、そういう静かな終わり方も良いね。ただ、また二人はともに旅をする。
ただただ、また、この二人が一緒にいてくれるだけ、そして共に歩むだけで、それだけで幸せだと私は思ったりするのです。
牙狼って凄いのは、全作見ても「あ、俺、牙狼が大好きで良かった……」って気分になれることなんだよね。
今回のGOLD STORM翔でもそうですよ。
最後まで見て、牙狼と言う作品に触れて本当に良かった。って心の底から思う。
一貫してジンガがラスボスだったのもよかったと思うの。それこそ、ラダンが実は自我を持って…なんてのより、やっぱり、一貫して、此処まで流牙と莉杏、ジンガとアミリの物語が紡がれてきたからこそ最後の決着が手に汗握るものだった。
牙狼、独特のどんでん返しは大好きではあるんだけどさ。
でも、最後の最後、これで決めてくれたのは良かった。




ジンガは、今回のGS翔で最後の敵に非常に相応しい存在だった。
ラダンが、ジンガとアミリを吸収して真正なホラーにでもなるのかな?って、思ったけど、そういうわけではない。やっぱ、最後の最後の敵でいて本当に良かった。
そう評していくと、やっぱり、面白かった。そういう感じだわね。
魔戒ノ花は、色々とあったんだけど、今回は、ある意味、こういう構成だったからこそ正解だった感じがするね。流牙編、最初は、俺、好きだったんだけど色々と言われてたからね。
でも、あの作品の中で、流牙が成長したから、今回のGS翔における流牙のかっこよさと強さがあるんだよね。




それが、こうして進化して、良い感じの作品になるのは驚きだった。
こうして、流牙の物語を追ってきて、良かった。そう思える感じもするしね。
| 牙狼 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
俺も映画も含めて最後まで見てて楽しかったです
紅蓮の月も楽しみですが、パチンコの都合で仕方ないですが雨宮監督には
ゴウライガンみたいにそろそろ新しいものに挑戦してみてほしいものです
| 名無し | 2015/09/29 09:21 | URL |