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映画「電人ザボーガー」

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キカイダーREBOOTよりも出来が良いリメイクだなーとか、思っちゃった。そこにあるのは、無駄に大人向けに気どったドラマとかが無い訳で。そういう部分も、高評価ですよ。
なんか、悪の組織は、いつの世でも恐怖の象徴でもある訳ですよね。とか、そういうことを思います。
まぁ、そういう部分も、色々と見どころがある訳ですが。
設定とか、そういう部分、テレビとは違うパラレルだけど、ちゃんと、尊重している部分が感じられて、面白いなーと。えてして、第一部も面白いけど、これは、第二部、後半から本番なわけで。第一部は壮絶なプロローグなわけです。でも、これを見ないと、よく解らない部分があったりと、そういう感じですわね。伏線を撒いて、そして、愛し、愛しあい、それが色々とあるような感じで。敵のサイボーグと、大門豊の間に生まれる、ラブロマンスという名のラブコメ……
そして、失うザボーガーと言う相棒。
んで、正義を成してきた者が、相棒を失い、なんか、そのまま腐ったまま生きてしまったのが、正義の心も腐り、糖尿病を病み、腰痛を抱える中年男……
が、再び、正義のために、ある種、父として立ち上がる物語ですよ。
そういう感じで、二時間弱、飽きさせない映画でござーましたよ。
第一部で交わった敵幹部との間に生まれた子供が、敵の組織に色々とされて、父として慕うも、徐々に破壊衝動が抑えきれず―って感じでさー。さらに、人の見にくさと同時に、そこから、生まれる愛と正義の狭間で葛藤して、ザボーガーが失望をする感じとかね。
なんだろうね。
あぁ、なんか、こういう設定、上手いなーって思った。そうして、問題無く、第二部で原作にあったライバルの彼を出すのか。って、思いながら、茶を啜って見てた。
正義の心も枯れて、過去の栄光にすがる姿が醜いからこそ、そこからの復活劇という物が素晴らしいのです。
サイボーグにされた娘が、自分の息子が、敵として登場し、娘は理性を持っていたけど、自分を抑えきれずに最終的には敵の巨大ロボットとして利用されてしまう、そこからの大門の、なんていうか、魂、正義の己の再生を描いた、ある種のハートフルドラマですよ。
作品として見ると、くさいかもしれないけど、それを真剣にやっているからこそ、冴えない中年がヒーローを演じてもかっこいい。レッツ&ゴーの新作の漫画で飲んだくれになった豪が、息子にミニ四駆のアドバイスをして親子になって、その顔と心に潤いが戻ってくる。そういう部分の感動があるのです。
第一部の青年期の正義感あふれる役者から、第二部の正義感が枯れ果てた中年の虚しさを描いた演技が実に良い感じのギャップを生みだしております。曲がりなりにも家族を得て、そして、改めて敵によって喪失してしまう。そうして生まれる親としての情念、そういう部分が良い感じに絡まって大門に正義の心を呼び覚まさせるドラマが実によく出来てる。
こう、人生の、ある種の地獄に近い状態を味わったからこそのかっこよさと同時に、頼もしさもある訳です。
原作をちゃんと、見直して、様々な要素を入れて、話を練り込み、そして、ちゃんと、骨格を作って肉を埋める。そういうしっかりした話が、また、感動を生む。見ているだけで、オリジナルを大切にしてんだな。って言うのは思いました。
傍から見れば、ドラマの部分とか馬鹿らしいwとか、前半から思っていたんだけど、やっぱり、真剣にやっているからこそ、それはかっこよくも見えるし、バカらしい部分も、そこを抑えて面白く見える。ちゃんと、今のご時世だと失笑してしまうくらいにストレートなテーマである正義と愛、そしてキャッチコピーである「あきらめるな! 立ち上がれ!」を真正面から捉えた作品でしたわね。
ある種の、当時の特撮ヒーローのベタな部分を現代の特撮ドラマでやったら、どう受けるだろう。どうせやるなら、とことん、コメディに載せてみる感じ。一種のカーレンジャーのような感じなんだけど、芯は獄悪なのよな。一種の、そのギャップから、面白いんだけど、冷酷さに恐ろしさを感じてしまう。
作品をバカにしないで、コメディタッチに描くことによって、そこにかっこよさが生まれる。ソレが、この映画の魅力なんだろうな。変にシリアスにやろうとすれば、敵の組織も浮くだろうし、そういうバランスが難しい。
後、CG、スーツを使い分けた戦闘シーンも素晴らしいです。
そういう感じで、まぁ、ホント、冒頭のようにキカイダーREBOOTよりも楽しかったですw
ただ、露骨な下ネタとか、色々と、ちょっとアレな部分が多いのも事実なわけで。そういう、部分に対して不満に思ってしまう人が多いし、まぁ、往年のファンから見ればオリジナルをバカにすんな!って思う部分もあるとは思う。
ただ、コメディ部分を考慮しても、話の内容的には、私的には好きなので、また見たい映画だな。って思った。
ちょっと、人を選ぶかなー。出来は良いんだけどねー

| 特撮感想 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

君もヒーローになれる!

実は以前キカイダーREBOOT感想のコメントに、本作について言及しようかとも思ったんですが、
やはり見る人を選ぶ作品だし…と考え直して止めてました。
それはともかく映画版ザボーガー、リメイクのアプローチとしてこれは正しいと思ったんです。
笑っちゃう位TVシリーズを忠実再現しながらも、ワンカットで変型するザボーガーやブルガンダーとのガチバトル、
これまた変型するブラックホーク(マシーンホーク)といった所は最新技術で映像化されており、満足度は高かったです。
お話の方も、燃えるバトルから思わず貰い泣きしちゃうシーンまでありますし。良いと思いますよ。

| kwai | 2015/06/17 23:44 | URL |

レスが遅れて申し訳ございません。

コメント、ありがとうございます。
昨日、カラオケで色々とやりまして、疲れて、ちょっとブログに触れるほどの体力が無かったと言う感じで……はい。
そんな感じで、まぁ、確かに人を選ぶ感じでしたね。
もう、原点での突っ込みどころは、ソレを敢えてギャグとして扱い昇華させたりと、そういう部分のアプローチも私的には良い感じになっているのでは。と、言う部分は強く感じましたね。
そういう原点での突っ込みどころも入れつつ、そこに不自然さが無い故に、そうして、真面目な話をする。と、言うのは、ある種、ちゃんと作品を捉えているとは思うのです。
キカイダーREBOOTもこういう風にしておけばなー…
私も、良い映画だと思いました。

| 月 | 2015/06/18 15:42 | URL |















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