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ウルトラマンギンガS 第11話「ガンQの涙」

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ある意味、ウルトラマンらしいドラマ・・・昔だったら、容赦なく、もっとやってたんだろうなーって思うと、やっぱり、そういう時代的なものを感じてしまう部分がありますわ。
それでも、こういう話は大好きです。
救いもありましたしね。

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脇■智史、特撮(映像) 他

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なんか、こういう話をを見ると、ULTRASEVEN Xを思い出しますね。アレも、冴えないサラリーマンが宇宙に憧れを持って、そして・・・っていう、人から見れば救いのない気がするような、そういう話だったけどね。
平成版の「カネゴン」と「あけてくれ」みたいな、そういう感じもしますね。
そんな感じで、ガンQにされてしまったサラリーマンが少年と触れ合う。っていう、そういう話なわけでごザーますけれけどね。一種のリフレッシュ的な感じなのかもしれませんね。怪獣になったことによって、そして、冷めた子供と出会い、同時に彼と彼の成長物語でもある。
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ある種の人の弱さと醜さを描きつつ、成長した瞬間を見せて暖かく終わらせる。と、いう、従来のウルトラマンらしい話にもなっている気がします。
弱い心ほど、悪に引き寄せられやすい。そんな、もしかしたら、画面にいるサラリーマンはもう一人の私たちなのかもしれませんね。
要は、今回の主役であるガンQにされてしまった彼は、何もかも中途半端な社蓄なわけですよね。社会からも、ある種、見放された状態に近い存在。そんな、怪獣にされてしまった男が、少年と出会う。
少年と出会うことで、男は成長して。
男と出会うことで、少年は成長する。
そういう相互関係を、よく描いていたと思います。
怪獣であるからこそ、人ではないからこそ、少年は信用できる。母親の仕事、母子家庭ゆえに人と接することが苦手になっているわけで。さらに、自転車に乗れないということが周りとの劣等感を感じてしまう。ある種、彼の中の劣等感がダメな存在だと思ってしまう。そうしていくうちに、人にはできることが、自分にはできないからこその劣等感が自分から人を遠ざけてしまう。
だからこそ、ガンQ、巨大化できないガンQという中途半端な怪獣にシンパシー的なものを抱いたのかもしれません。
怪獣として彼は少年と接することで、自分に近いシンパシーを抱いてしまうわけで。
思えば、中途半端な男は、少年が未来の自分のように弱い存在になるのではないのか?
だからこそ、助けてもらった恩義も含めて、彼をどうにかしようとしたのかもしれません。
それが、まず、自転車を漕ぐということ。
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それが同時に、前に進む大切さを、話から教えてもらったような気もします。
そうして、自転車を教えながら、少年は成長し、男も一種の親心的なもので満たされていく。親との関係の改善、喜んでもらえるように作った料理を見て、親子の中もいい感じに打ち解けられるように再構成する。ガンQは、どこか自分とシンパシーの感じる少年のために動く・・・なんていい話じゃないですか。一宿一飯の恩義、匿ってくれたお礼から、それ以上の存在になっていったわけです。
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いつしか、種族を超えた誰も知らない友情が、ここで生まれたわけです。
だから、ガンQは巨大化できたのです。全ては、アクマニア星人を倒すために。
せめて、この子供の前だけでは立派な自分でありたいと思ったのも束の間。
彼は操られてしまうわけで。
そして、また自己嫌悪に陥ってしまうわけです。所詮、自分は操られる存在、中途半端で、ダメな人間なのだと。あの子に、立派な存在として自分を見せることすらできない。
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そんな自分に自転車を漕げるようになった少年が「ダメじゃない。」そんな言葉をかけて勇気づけて、洗脳から解放する力を与えるかのように訴えます。彼は知っているのです。本当は、ガンQが誰よりも優しい怪獣であるということを。そして、何よりも弱さと辛さを知っているからこそ、少年の心はガンQに救われたからこそ、自分も救おうと勇気を出して自転車も動かすことができたし、洗脳を溶かせる勇気を与えたのです。
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誰に認めてもらえなくても、少年に、絆を育んできた少年の一言に、彼との強固な絆が生かされて、そして、彼は洗脳を自分で解いて、アクマニア星人を倒します。
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まぁ、そのあとに、ウルトラマンたちが、完全に倒すわけですが。
しかし、それは少年とガンQの別れ。
少年は、ガンQに感謝しながら、そして、ガンQになった男は少年に感謝しながら、互いに別れを告げて今生の別れとなってしまいます。スパークドールに戻ったガンQは少年の元に手に。しかし、勇気をもらった少年は誰とでも遊ぶ存在に。
そして、サラリーマンは少年から勇気をもらって前に進む勇気を手に入れる。
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そんな話。
ウルトラマンは完全に脇役でごザーました。
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しかし、こういう、ウルトラQみたいな感じの話、好き。ダークだけど、どこか暖かい、円谷のダークファンタジーなお話。これから、少年にとって、あのガンQのスパークドールは手放せない友人であると同時に絶対的な宝になることでしょう・・・

| 特撮感想 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

破天荒な人情劇

ご無沙汰しております。

感涙モノのドラマなど滅多に見てませんが、こういったエピソードには問答無用で涙腺が決壊してしまいます。
特撮番組だからこそ成立するドラマツルギー。私も好きです。

| kwai | 2014/11/21 00:28 | URL |

Re: 破天荒な人情劇

お久しぶりでございますー
普通の感動モノのドラマっていうのは、泣かせようと必死になってる感じが見えてくるので、いまいち、あたしの場合は、いまいち、楽しめないし、泣けない。ってのもあったりw
やっぱり、こういう形、特撮だからこそ作れる世界観を上手く合わせた物語ってのはいいものです。

| 月 | 2014/11/21 17:47 | URL |















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