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貴女と迎える、いつもの朝

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言うまでもなく…

来栖川姫子



姫宮千歌音



誕生です!!!!!!!

そして、今年は10周年だよ!!!!

おめでとうございます!!!!!!

こうして、この作品に出会えたことに感謝ですよ。
恐らく、これを更新している時には、神無月の巫女を見ていると思います。これ無くして、今の自分は無いと思えるほど、自分にとっては大切な百合アニメですわ。
えぇ・・・
書いてて思ったけど、やっぱ、姫千歌は永遠だった。


家があること、部屋があること、食事が出来、風呂に入ること、そして、誰にも邪魔されずに幸福に安らかな寝息をたてて眠れることが出来ると言うのは、平和の証であると言うことだ。
二人だけの空間、何者であろうとも侵してはならぬ神聖なる寝室、夜の激しさを表わすかのように女達の性に満ちた汗と蜜が混ざり合った淫靡な匂いが部屋に充満し、ダブルベッドの上では全裸で抱き合ってる二人の女がいる。
巨大な鏡と目覚まし時計、直射日光を遮るカーテン、照明、小さめの作業用テーブル、そして、ダブルベッドと、それだけしかない二人だけの神聖な場所。
過去の痛みを乗り越えて、新たに作られた新たな一歩を踏み出すための甘い美酒に満ちた部屋。最も、この二人の肉体と精神の繋がりが一瞬で解る残り香が充満した部屋で、二人以外の、この部屋に誰かが存在すると言うこと自体、許されないものであると言うこともわかる。
「んぅ…」
「姫…子…」
安らかな寝息を立てながら、まるで、この世の不条理、そんな物など自分達には関係無いとでも言うかのように夢の世界の心地良さに溺れる二人の女の寝顔。
直射日光さえも入らないようにカーテンで遮り、第三者の介入も許さない、この寝室は、まさに二人だけの神聖な場所とも言える。
全てが終わり、そして、また、新たに始まった世界の中で二人は再会し、そして愛しあう。
その二人の眠り姫達を保護する絶対的な空間ではあるが、それすらも気にせず侵略する無粋な物がある。音だ。その音は空間の中にガラスを壊すように二人だけの神聖な空間に凌辱するかのごとく響き渡る、セットされた目覚まし時計の音。それに呼応するかのように本格的な一日の始まりと言う名の都会の喧騒が産声をあげて人の怒号、鉄と鉄が軋む音、数えきれない人の文明を象徴する機械が生まれたことを呪うかのように吐き出される起動音と言う名の産声が聞こえてくる。
かつて、そこに巨大な人の形を成した魔物がいたことなど、人は何一つ覚えていない。そんなものよりも恐ろしい、人の生み出した業が、この東京コンクリートジャングルには渦巻いている。しかし、業と、その呪いにも似た産声が人と言う物を生かしているのも確かなことで、それが無ければ人は今の時代、死に至るほど不便な状況を強いられ、それによって安らぎを壊してしまう。ゆえに、その煩わしい都会の喧騒は人を動かし、音が今日も響き渡る。煩わしいと思いながらも、それが不快と思わない人もいる。人によっては、それが人の生み出した業で埋もれた音が奏でる朝がちゃんと来た。と、女には安心できる合図だったからだ。
「今日も、また、千歌音ちゃんと一緒に一日が来た。」
千歌音が起きる前に目覚まし時計をオフにして起きあがる栗色の女が目を覚ました。
また、一日を迎えた。そのことに感謝するかのように、寝ている黒髪の女の髪を撫でた後に栗色の髪の女が立ち上がる。
「来栖川姫子。うん。大丈夫。」
朝、こうして愛する人と迎えられたことを感謝する。
目の前の全身を映す鏡を見ながら、自分の身体は、此処にあると言うことを確認してから扉を開けた。全裸のまま、部屋を出て行き、騒々しい都会の音を聞きながらキッチンに向かう。
慣れた手つきで少し凍える寒さの朝、冷えた身体を温めるためにホットココアを作る。大丈夫だ。音は聞こえる。ほんの少し前は、その音でさえも煩わしいと思っていたが、今、この音を聞くだけで心地いいと思える。
それが人の目覚めの合図でもあり、無理にでも目覚めなければ人は明日を生きるための術と言う物を失ってしまう。だからこそ、人は自分のしたくないことで時間を消費し、稼ぎ、そして生きなければならない。
姫子は、そこに多少の苦痛を感じながらも、それがあるからこそ、人の心の中に休みを楽しむと言う、一種の生きがいのようなものが産まれてくる。千歌音と過ごす、その仕事終わりの時間のために生きている。ただ、そう言える。その時間の為に、ながき人生を仕事と言う名の苦行に費やすことに意義を見出す。千歌音のためなら、そうやって仕事という行為に時間を費やしても良いと思える。
とはいえ、会社に満員電車に乗りながら出社すると言うものでは無く、在宅でライターの仕事を行い、週2,3回ほどの会議を行うだけではあるが、それでも、千歌音に触れ合えない時間と言うのは寂しい限りなのだと、姫子は誰もいない空間、いや、内なる自分と対峙し、そう頷く。
【ピーピーピーピー】
二人分のホットココアが出来た合図を知らせる電子音が鳴る。
取りに行こうとしたと、その時だった。
『智恵理、今日の収録、遅刻しちゃうってばぁ!!』
『んぅ、凪沙………チューしてくれたらぁ………』
同時に防音壁を突き破るほどの大きな怒声が響き渡り、今日は、朝から収録なのか。と、隣の部屋の住民の喧騒を聞きながら、情報を得て人の喧騒を聞を聞く。いつものこと。この当たり前を聞きいているだけで姫子は幸せになれる。そうなる世界になるようにと望んだからだ。
【ピーピーピーピー】
出来あがったことを催促する音が、より激しくなる。
「今、行くから待ってて。」
答えもしない機械に、応えて、黒色の濃密に生い茂ったヘアと控えめながらも形の良い胸と栗色の髪を揺らしながら出来あがったホットココアが入ったカップを手に取った。その手にした瞬間、脚に違和感を感じて視線を下ろして覗いてみると愛する人の暖かみを帯びた透明色の蜜が流れていることに気付いた。
あぁ、まだ、千歌音とした証としての暖かさが姫子の中に延々として残っている。
漂ってくる香から、徐々に頬を紅潮させながら気を紛らわすために身体を揺すってみるも、それで、今、生まれたばかりの肉体の切なさは消えることが無い。
「千歌音ちゃんと一緒に暮らすようになってから…」
ずっと、そう。考えるだけで抱きながら、一緒に気持ち良くなるだけで。起きていたら、また、してもらいたいなんて、そんなことを思う。考えるだけで濡れた肉びらの間が、蜜が溢れてぬらぬらと濡れ光った液が垂れ流れる。
「もう、私…」
これから、また、千歌音にされることを望むと興奮する。
あの目で己の痴態を見つめられると自然と、乳首が限界まで勃起し、弾んだように息を漏らしている。蔦って流れる蜜に多少の煩わしさを感じたモノの既に、両手がふさがった状態で拭く訳にも行かず仕方なく、カップを手にとって寝室に戻り始めた。
感じながらも
『もう!智恵理!!』
隣人のレズビアンカップルの、いつもの痴話喧嘩。
いつもの朝。仕事に間に合うのだろうか?と、疑念と心配を抱きながらも、その声を聞くだけで、そして、千歌音を思うだけで幸せな気分になれるのは、あの非日常が来ないからだ。

「姫子、何処に…」
目覚まし時計が鳴って、いつもいるはずの存在がいない。
千歌音は、この世界が、本当は…と、一瞬、不安になり始めた。だが、その不安が一気に掻き消されるように扉の音が開き、いつも見ている姫子の肉体が目に入った。
安堵を浮かべなら、自分だけの姫子が、最初、自分の瞳に映らなかったことへの抗議の意味を込めて睨みつけていた。
「おはよう。千歌音ちゃん。」
「もう、何処に行ってたの?」
不安だったんだから。と、哀しげな顔を浮かべた千歌音を見て、姫子は持っていたカップを作業用テーブルに置き、ベッドに近づいてきた。
「姫子…」
「千歌音ちゃん。」
こうして朝の挨拶をするだけで幸せなことだとは思う。好きな人と、こうして迎える朝。
とはいえ、千歌音は朝、目覚めれば、隣に姫子がいなかったが故に不安ではあったのだが、こうして隣にいるだけで安らぎを感じる。単純なのかもしれないが、暗い不安が一気に晴れやかになるほど、姫子は千歌音にとって太陽であり、日常を感じさせる大切な人なのだ。
もう、何も起こらない。
あの月での記憶を、オロチの繰り出す人型兵器が来襲した記憶、前の世界での記憶が呪いのように未だに持っている。かつてのオロチと呼ばれた存在との戦い。そして、千歌音との刹那の瞬間でありながらも永遠を刻んだ、あの時間も。その全てが一度、終焉を迎えて、今、こうして再会し、二人だけで暮らしている。
これは、あの体験が無ければ、此処まで尊いものだとは思わないだろう。世界を左右することを行いながら、千歌音のような少女達も世界に受けいれられるように再構成された巫女の作り上げたもの。だからこそ、何も無い日常的な世界が姫子と千歌音にとっては何よりも愛しいのだと、此処に思う。
「姫子…」
「千歌音ちゃ…」
ベッドに上がり込んで、千歌音と顔を合わせて、そのまま、それが日常であると言うことの証を立てるようにキスをする。
一糸纏わぬ姿からの欲情。
舌は、たちまち、お互いの唾液を交換するかの積極的に絡ませる。少し、口から零れ落ちても、塗りたくるかのように気にせず長くキスを続ける。
千歌音が顔を動かし、そのまま身体を重ねるように姫子の腰を引き寄せた。暖かい。互いに体温を感じる、生きている証が解る。唇を通して、互いが生きている。今、此処にいると言うことが解る。
姫子の体温、千歌音の体温、二人の身体を包み込むかのように暖かさが伝わり、そして、一つに重なった。
そのまま、身体を重ねて愛しあっても罰は当たらない。ふと、千歌音は、そう思った。何より、自分を置いて不安にさせた罰は意地悪だとは思うが、まだ済んでいないのだから。そう考えると、少しだけ千歌音は姫子と、そういう部分を含めてお仕置きとして朝から交わりたくなった。
常に一緒にいるのは場所によっては無理だと言うことは解っているが、物理的に不可能では無い場合くらい、一緒にいたって良いと思いながら、姫子の白桃のような尻を撫でて、肉によって挟まれてる菊門をソッと撫でた。
うっとりとした表情の中で、不意打ち気味の愛撫だった。一気に頬が好調してしまう。千歌音の愛撫は姫子を性的に覚醒させるには十分な代物であり、極上の美酒であると言っても良い。
とはいえ、それは、千歌音自身、姫子の肉体に触れ、その可憐な嬌声を聞くだけで反応してしまうのだから、千歌音自身、姫子と同類だ。
「っ!?」
一瞬、まだ、夜の世界のか?と、姫子は疑った。いや、確かにカーテンの隙間から、朝の光が微かに差し込んでいる。
千歌音が発情したのだ。と、理解した時には、既に自分も今の千歌音と同じようになっていることを理解した刹那の瞬間、既に、千歌音の指が姫子の膣内に侵略していた。
「千歌音ちゃん…は、やい…よぉ…」
「安心して…仕事に支障が出ない程度には軽めにしてあげる。」
意地悪な笑みを浮かべながら姫子の嬌声を聞き、クレバスから太ももを通して千歌音の極上の美酒が流れ始めている。
多少のかゆみを覚えながら二人が重なり合い、千歌音は愛撫しながら姫子の太ももに己のクレバスを擦りつけた。抱きしめあった互いの体から伝わる熱く潤んだと息が、既に別のもになろうとしている。
既に朝のテンションではなく、肌の匂いを口にしながら、変わらぬ愛しい声は愛しい人の名前を呼ぶ。
「ん、姫子…んく、ちゅ…んぅ…」
「はぁ…あ、あぁ…ん、千歌…音…ちゃん…」
確かな温もりがある。確かな鼓動を感じる。消えていない。幻では無いのだと、それを理解しながら、徐々に千歌音の愛撫は安心感を含めて、そして、もっと姫子を感じたくて姫子の媚肉と己の指を絡め合わせた。
「姫子はお仕事があるんだもの。私に身体を全部、委ねていいのよ?」
「そんな、こと…でも、千歌音ちゃん…あっ…。」
慈愛に満ちた艶やかな姫子の表情を見て、それを独占している千歌音は膣内が引き締まったような感覚がした。自分だけの太陽、夢のような瞬間だからこそ、こうして乱暴に扱うことが怖くなってしまう。このまましたら、一瞬で壊れてしまうのではないか?脳裏に、そんな不安がよぎる。だが、それでも、姫子は消えない。と、言う確信が奥底にあるからこそ、千歌音は愛撫を止めることをしなかった。
「姫子の太陽みたいに甘い唇、舌、おっぱいも…」
桃色の乳倫を舐めまわしてから、姫子の乳首を口に含みながら、舌先で優しく愛撫する。愛らしく色づいている果実。夢のように甘く熟している臭いと、そのキスに近い感触に千歌音から吐息が漏れる。
「千歌音ちゃん…朝から、げ、んき…だね…」
「は、ぁん…だって、姫子の…美味しいんだもの……」
本音は、もっと丹念に愛し合いたいが、徐々に空腹なんてものを感じてしまっているが故に、開いている片手で腹部を抑えながら空腹を伝える腹の音を抑えながら愛撫を続けている。
姫子は、千歌音の空服に気づかずに、その丹念な愛撫を感じているだけだった。胸と膣内、両方を愛しい人の下と指が愛してくれているのだから、ありったけの愛と思いを込められた愛撫を、ちゃんと全てを己の身体で受け止めたいと思った。
染み込ませるかのように激しい、舌使い。姫子の乳首が勃起して赤くはれ上がる。艶やかな水音を立てながら、姫子は快楽に満ちた頬笑みを浮かべて受け入れる。
それを一瞬、覗いて、千歌音は、絶頂を迎えそうになった。
姫子と千歌音の快楽が共有されているかのようだった。空服を抑えていた千歌音の腕をくぐりぬけて、姫子は千歌音の膣内に指をもぐりこませ、千歌音の愛撫とあわせて動きだす。
「んっ…あぅッ…」
「千歌音ちゃんと一緒だよ?」
太ももを擦り合わせるよりも、直接した方が良いと姫子は思ったのだ。さらに姫子の嬌声にゾクゾクとした興奮を見出し、肉体は疼く。そういう意味では、千歌音の感度は姫子よりも高いと言っても良い。
その肢体に沿って、濃密に生い茂るヘアを抜けて、くちゅくちゅと淫らな音を鳴らしながら、蜜を垂らして、姫子の愛撫に溺れて、己のことを忘れそうになった。飛び散るような千歌音の蜜を肉体で受け止めながら、姫子の唇は千歌音を求めた。
片手で、千歌音の身体を引き寄せながら、うっとりとした表情の千歌音の桃色の唇にキスをする。優しいキス、甘いキス。
「アアッ、姫子ッ、だ、めっ…!」
起きたばかりではあるが、同時に姫子の指が千歌音の弱い部分に当たった。寝ぼけている身体を一瞬で目覚めさせるほどの衝撃が千歌音を襲った。ほんの少し、意地悪をするつもりだったが、姫子に媚肉を撫でるような愛撫をされてから好きにされている。
互いに蜜を垂らしながらぐっしょりと尻まで濡れて、乾いたシーツを再び濡らす。
愛撫でこらえられなくなった体液があらわににじませて二人の肉体を濡らした。互いの艶やかな仕草を見ていたら、我慢などできなくなっている。朝も夜も無いとでも言うかのように。
「千歌音ちゃんの方から誘ってきたんだよ?良いんだよね?此処が・・・」
姫子が、そう言いながら、千歌音の弱い部分を容赦なく突いていく。強引に割れ目を破るかのように侵入した姫子の指は千歌音の絡みあう媚肉を子供をあやすかのように撫でながら、それでも虐めるように弱い場所を突くことをやめようとしない。しかし、それは千歌音も同じことで姫子への愛撫を止めなかった。二人は失禁したかのように滴り落ちる粘性の蜜を互いの淫華で浴びながら甘い蜜に反応して二人の淫核と言う名の紅い真珠が張り裂けそうになるほど勃起した。
恥じらい、この二人だけの神聖な部屋にいる時点で、そんなものはなく、それは学生時代に捨て去った。既に、“大人”と呼べる愛しあう二人の関係の前では不要なものだ。
「あ、……あぁっ……はぁ……ぁあ……っ!」
情欲の証。
「姫子にされているんだもの…姫子にされるのが…あぁ…嬉しくて……あぁっ!」
「私も……んっ……あぅう、んぁ…千歌音……ちゃんにされて……嬉し……い…よ……」
互いの膣内を指で埋め、互いの身体を蹂躙しながら優雅な音楽を奏でるかのように二人の指は互いの果実を貪り、ビートを昂ぶらせて情熱に任せた淫らな朝の宴に愛が刻み込まれる。
「千歌音ちゃん…一つに…一つになりたいよぉ…」
「姫子……あぁ……同じ……」
思いだったのね。
繋がる、この感情が歓喜に繋がる。恥じらいの無い歓喜の泉が膨れ上がるかのように蜜を漏らして、二人の肉体が繋がりあおうとしている。求めていたそれ。蜜と言う名の艶汁に満たされながら、そのつながりを求めている。我慢できずに淫華から滴り落ちるのは淫乱、いや、誰でもない、自分達が愛し合っている証であるかのようだ。
友人、家族、そんな物を蔑ろにしてまでも愛しい存在がいる。姫子は千歌音が、千歌音は姫子が、誰よりも愛しい。だから求めあう。だから愛しあう。
既に、華は開いたかのように、大人の形となっている。何度も丹念に愛し合い、二人で開花させた淫華。多少、グロテスクな形になっても気にしなかったのは、それでも二人が愛し合って、そうなった形だから、寧ろ、その形すら愛しい。
ある種、少女から、女になると言うのは、こういうことでもあるのだと思った。
閉じたままの蕾に等しい状態も愛しいが、こうして感じあえば淫臭を放つ複雑な形になった淫華も愛しい。何よりも、己の手で互いの花を育て上げたと思うことが、何よりも嬉しかった。お互い、変わりあう肉体を確かめながら、誰にも触れさせずに愛しあう二人だけで育て上げた大切なもの。
千歌音に、姫子に弄ってほしくて大きくなる淫核。舐めとっても舐めとっても溢れてくる甘く淫らな蜜。
「千歌音ちゃん…は、やく…」
「姫子…姫子…」
太ももの付け根が交差しあい、そしてこすれ合う。
それだけで、興奮して絶頂を迎えてしまいそうだった。
「あぁぁぁ……」
待ちに待った、大切な場所での淫華同士のディープキス。腰を震わせながら股間を捻じらせて一つになった。女同士の特権である、しびれるような心地良い感覚。
露出、艦度、形、全てにおいて、この状況のために造られた淫華が一つになり心地良さが背中に走る。乱暴に、いや、情熱的に二人の複雑な形をした肉びら同士がこすれ合う。ぐちゅぐちゅと淫らな音を発しあい、涎を垂らしあいながら一つになるように、上の口も下の口もキスをして混じり合った。
「あぁ……千歌音ちゃん……私のをいっぱい愛してくれてる……あぁ……良いよぉ!」
「姫子っ…そんな、激しく……」
千歌音に合わせて姫子も速度をあげながら、腰をしなやかに縦に横にくねらせた。姫子の腰使いから生まれる甘美な刺激に千歌音はまいってしまいそうになった。
姫子は千歌音が気持ち良くなるなら容赦はしない。頭の中を無にするような女同士にしかできない感覚に千歌音が、令嬢とは思えぬ顔を向ける。遠慮しがちな姫子が一度、千歌音のためにと容赦なく腰を動かすたびに自分の気高さや、何もかもを忘れた姫子から与えられる快感を全身で受けるための牝と化す。
「あぅ…んっぅ…千歌音ちゃん、千歌音ちゃん…」
「あぁ…姫子…あぁぁ!あぁぁぁぁ!」
互いに、かつての巫女だったと言う枷から解き放たれて、蕩けた顔を浮かべる二人。
何千年の苦しみから解き放たれて得た愛は甘さ、淫猥さ、時間、全てを取り込んだ。
脚を絡めて好きが無いほどに密着をした二人の淫華はぐちゃぐちゃと淫音を発しながら混ざり合う。二人だけだから、既に恥じらいもなく、そんな物から解き放たれて互いの欲望を受け入れあう。
酔い痺れてしまうほどの激しい、上の口と下の口を混ぜ合わせたキス。
時折、姫子は千歌音の首筋に甘噛みし、それに、微かにこすれあう乳首に二人が感じあう。
「千歌音ちゃん、っ………自分から……擦れ合わせて、あ、あぅ……やっぱり、エッチだね…!ぁぅ!」
千歌音の豊満すぎる胸、姫子よりも大きいそれが真っ赤に勃起している。だらしなく勃起した乳首と、乳房が姫子の乳房を飲み込むかのようにキスをしていた。
「そう、そうよ…姫子の前だと…姫子と、こういうことしてると…あぁっ!!気持ち良くて、淫らな私に変わってしまうのっ…!!」
千歌音の乳房の柔らかさに飲まれて心地良い。飲み込まれながらも、乳首同士が摩擦し生まれる快楽も敏感になって、乳汁が出そうな錯覚を覚えた。くにゅくにゅと交差しながら乳首も縦に横に混ざり合い、貝合わせと変わらぬほど擦り合わせれば、乳頭から走る快楽と言う電気が二人の頭の中を真っ白にする。
二人が離さないように肩に腕を絡ませ、押しとどめる。此処で離れて、リズムが狂えば、今以上の快感など生まれないと解っていおるからだ。
肉体のしびれが麻痺し、鼓動に合わせるように腰を震わせる。脈打つ淫核の熱さも、こすれあう乳首も、絡めあう舌も、粘性の浴びせあう蜜も、キスしあう淫華の花弁も、二人にとっては媚薬になる。
互いの意識は、姫子を、千歌音を身体と心、全体に感じていると言う愉悦でいっぱいに満たされていた。快楽に満たされた淫華はほころび、淫蜜をとめどなくあふれさせる。自分の物で姫子が、千歌音が感じてくれると言うのは、二人にとって、これ以上に無い喜びだ。
愛する者同士が、愛してくれる自分で感じる。そんな思いが二人の媚薬となって、これ以上に無い気持ちよさを感じてしまうのだ。
「姫子…姫子ぉ……!き、気持ちいのぉ!凄い気持ちいぃぃぃぃっ!」
「私も、気持ちいい!あはぁ…あっ…、う…嬉しいよぉ!私ので、千歌音ちゃん、気持ち良くなってくれるの!嬉しいの!」
「あ、朝も…あぁ…これから、いっぱいしましょう…っ!姫子が、家で……仕事してる時も……いっぱい、いっぱい気持ち良くしてあげるの!」
「あ、あぁッ・・・して!千歌音ちゃん、……っ!気持ち良く、ん、く……っはぁぁっ!」
狂おしいほどの吐息と嬌声、二人が、大きい物が来ると言うことが良く解る。最後に勢いよく、二人の腰がぶつかりあった。
淫蜜が弾け飛ぶ音と共に淫華同士が口づけをし合う。その瞬間だった。
「あっ…ックぅ………あぁぁっ!!」
「……ぁあ……!!」
互いの身体を抱きしめあいながら、絶頂を迎えると言う証を。
紅潮した頬がだらしなく出ている舌が欲しいと言っている。
姫子は、それを感じ取って舌を絡め合わせた。
二つの淫核と言う名の紅真珠から強烈な愉悦が二人の意識を奪っていく。何度もしていると言うのに身悶えする感覚が襲いかかる。二つの淫華が同時に潮を吹いた。ぱっくりと口を開いた姫子と千歌音の淫裂の中に二人の潮が二人の肉体の中に入り込む。
(姫子の気持ちいのが…)
(千歌音ちゃんの気持ち言っていう証が…)
((私たちの中に入り込んで来る……))
全身の痙攣が襲い、わなわなとふるえた。
こらえていた大量の淫水が、淫華の和泉から湧き出してくる。二人の淫水はシーツを濡らし、ビクッと痙攣をするたびにビュビュっと、淫水が湧き出る。それが二人の淫裂を通して肉体に入り、満たされていく。
「姫子……」
もっと、しよう。
もっと気持ち良くなろう。
と、口にした瞬間、千歌音の肉体が空腹に耐えかねて肉体が姫子に聞こえるほどの警告音を発した。
時計の針は、既に8時を刺しており、二人はまどろんだような暖かいセックスの後の心地良さの中で千歌音が鳴らしたが故に、思わず、姫子は苦笑した。
飽くことなく身体を重ねようと思ったが、そうは言っていられなくなった。しかし、まだ、時間はあるからそれで良い。
「御飯、食べようか。」
「えぇ。でも、その前に。」
空気をぶち壊したが、これで良いと思った。ただ、二人の場合はこうして今日は特別ではあるが、いつものように朝を迎えることが幸せなのだと、ただ、感じる。
朝から営みを行い、そして、ぐったりすると言うことほど贅沢だと思うことも無い。
心地良く、手を繋ぎ、再びお互いを感じあう。求めてしまう。異様とも思えてしまうが、もう、過去のようにいなくなるのは嫌なのだと失う怖さを知っているからこそ、二人は、こうして求めあう。
破壊神が出てくるような刺激はなくていい。それで、かつての思いが張り裂けるなど、そんな経験は、もうしたくない。一瞬で全ての思い出が消え去る辛さ、恋人たちの時間がまともに取れなかった苦痛。辛い経験という言葉では片づけられないほどの過酷な試練を乗り越えたからこそ二人に優しい朝が訪れる。
他人の目を気にして秘めた思いに苦しむことだってないのだから。だから、全ての人が自分の思うままに健全な恋愛に興じる。そういう世界を望んだ。ただ、愛しあう者同士が二人幸せを感じ、愛する人が祝福してくれる朝を迎えて、愛しあうことが出来るのであれば、それでいいのだと。
営みを終えて、お互いの汗と蜜で再びぐっしょりになった千歌音が繋いだ姫子の手を引き、窓を開けてベランダに出た。
「千歌音ちゃん、お腹…」
「解って入るのだけれど、ちょっと、後でね。」
姫子が繋いでいない片方の手で毛布を持っている。
本当はカーテンを開けて、外を眺めるだけにしようかとは思っていたが、姫子が寝ぼけて持ってきた毛布を見て、外に出ようと思った。外を眺めながら、陽光を浴び、少々、肌寒い風を浴びることで新しい一日が来たことを実感する。
「誰かに見られちゃうよ?」
「こうして、姫子の持って来てくれた毛布を巻いてるから大丈夫よ。」
身体が冷えないようにベランダに出て、千歌音は中途半端に温くなったホットココアを口にする。
少し、千歌音は姫子に、よりかかりながら姫子と迎えた朝を体感する。
また、この人と次の日を迎えることが出来た。
その幸せを噛みしめる。
調度、ベランダの下を覗いたとき、朝の静けさには似合わないほどに騒々しい走り方をしている赤髪の女と青髪の女がいた。
「凪沙ちゃんと智恵理ちゃん、今日も遅刻だね。」
「そうね。」
凪沙と呼んだ赤い髪の少女が、姫子と千歌音の視線に気づき、大きな声で挨拶し会釈する。それを姫子と千歌音は優雅に手を振って見送った。
「戻ろうか。千歌音ちゃん。」
「そうね。流石に冷えてきたわ。本格的に、お腹もすいてきたし。」
「ココアも冷めちゃってたね。」
「また、暖めて飲めば良いわ。」
寝室に戻り、窓を閉めて、カーテンを閉じた後、纏っていた毛布を捨てて二人は生まれた姿のままになって手を繋ぎながら、もう一度、深く身体を重ね合わせて甘いキスを繰り返した。

――また、今日も千歌音ちゃんと楽しい1日が始まる。――
――姫子、今日もまた、姫子と一緒の1日が始まるのね。――

歓喜に満ちた表情を浮かべて、二人で一日が始まることを喜びあう。
何がそんなに楽しいのか。それは、二人にしか解らないことなのだろう。
寝室から出て扉が閉じた後、家庭を司る豊かな音色が響いてきた。生きて行く証、これからのこと、全てのこと、そして、まずは今日の二人のこと、今日も二人にとって、当たり前で幸せな一日が本格的に幕を開ける。

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