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果実

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なぎちえが、結婚して三十路を迎えた辺りの話。


蒸気となった汗が愛液と混ざりあって、淫猥な匂いが部屋を満たす。この瘴気にやられてしまえば嫌でも淫らな気分になる。気づけば本気になって、そして、抱かれる日々が当たり前になる。
誘い、それを享受し、唇を重ねることが一つ目の始まり。
「凪沙の此処…今日も凄い…」
大切なものを愛でる。
園智恵理は、永遠に変わることなく抱き続ける。
地に降ろされた魚のように跳ねあがる凪沙はシーツを両手で掴んで舌で嬲られる、その感覚に全身を委ねる。
股間に顔を埋められた体勢のまま、布団の上に縫い付けられたように与えられて行く快楽を受け入れる。もう、智恵理の舌に抗う術を持たない凪沙は、そのまま受け入れるしかない。気持ちよさを浴び続けて、その無抵抗な身体が凪沙の心を掴んで離さない。
「………あっ、あ、あ………あぁぁ!」
娘がいないからこそ、大声で嬌声をあげてしまう。
淫らで色気のある熟女の嬌声が響き、口から吐息が放たれる度に狂おしく首を横に振る。拒絶ではなく、もっと欲しいという合図であるということを智恵理は知っている。透き通るかのように美しい嬌声は、肉体との枷を解き放とうとしているかのようだ。紅の園に桃色の舌先が入りこむたびに官能的な響きが部屋を満たした。
陰毛を掻き分けながら、自らの膣内に指を入れて凪沙の甘美な声に合わせて指を動かす。
ピアノを演奏するかのように声に合わせて、自分の弱いところを突いていく。くちゅくちゅと音を響かせてシーツを蜜で濡らす。凪沙の嬌声の一つ一つだけで智恵理自身も身体がビクッと跳ね上がった。
肌を蔦って滴り落ちる汗と蜜がシーツを濡らし、唾液と混ざり合う蜜の香が婦妻をセックスにしか興味の無い獣へと変えていく。甘美な攻めの前に、凪沙はいつも、アイドルだった自分を忘れてしまう。歌声よりも甘美で甘く美しい嬌声をあげて。
アイドルだった自分である前に智恵理の女であると智恵理の愛撫の前で腰をくねらせてよがる一人の女であると自覚する。
智恵理は膣内に飽き足らず、今度は器用に皮を捲り、突起に吸いついてきた。口の中で葡萄の皮を剥ぐように包皮を押し潰し、剥き出しに溢れだす粘膜と自らが生み出す粘膜を繋ぎ合わせた。
「きゃぅっ!あっ…あぁぁっ!うぁッ!アァ!」
魂と肉体を繋ぐ枷を解き放つかのような絶頂が凪沙を包みこみ、凪沙の痴態を眺めながら自分自身で性器を嬲るだけで、智恵理は絶頂を迎えることが多い。意識が飛びそうになる凪沙の快楽に比べて、まだ軽い絶頂を迎えた智恵理は、そっと凪沙を抱きしめた。
夫婦生活を迎えてからセックスレスなどと言う言葉は、より、無縁のものへと化していった。
ニンフォマニアであるとは思いたくはないが、凪沙とは常に交わっていたいと思わせる智恵理だけには効果的である魔力的なものを持っていると思わせる。智恵理にしか分からない、凪沙を抱きたくなる魅力と言う物。
こうして二人の交わりは続く。
我慢しようと思いながらも、智恵理の絶妙な舌技に無表情が崩れて、そして、頬は赤く染まっている。だらしなく、M字に開いた足を閉じることすら忘れ、眉を潜めながら悩ましげな顔を浮かべつつ、我慢しつつ、吐息を漏らすように嬌声をあげていた凪沙が、快楽に耐えきれず甲高い声をあげる。
智恵理が、何年もかけて凪沙の肉体と交わり続けたが故に出来あがった芸術品であると同時に、極上の果実であると言える。
母としての責務が降ろされる凪沙にとって、社の人間としての荷が降ろされる智恵理にとって、この夜の時間こそ、最も互いの女になれる実感が出来るから。子育てや、0048の支援、色々と背負っているからこそ、この解放的に女になれる時間と言うものに飽きることは無いのだろう。
「あっ…」
抵抗することなく、力を抜いて、智恵理の全てを受け入れたしなやかに快楽に抗うことなく受け入れて淫らに身体をくねらせる姿に美しさがある。肉体は老いによる劣化と言う物を感じさせない。あるのは熟れた女の美しさを全て内包した肉体。
満足するまで二人は交わり、疲れ、そして、当然のようにぐったりする。無防備な姿を晒せば、智恵理の性欲求を奮い立たせる。
「凪沙…」
当然のように、ぐったりとして眠りにつく。横になりながら両腕に挟まれる胸や、尻のラインが官能的に映る。
下手に言葉を交わすよりもセックスしたいと思わせるのは、余裕の無さからなのか。身体を交わせている時間に比べれば、それすらも無駄に思ってしまうのか。それとも、互いに相手がいない時間が寂しいからこそ、粘膜で早く接したいと思うのか。考えさせるが、それは一瞬のことで、考える気にもなれない。
セックスが終わった後の凪沙の匂いは淫らで心地良い。
衰えを知らない白く張りのある身体を抱きしめるだけで夢の中で、もう一度、凪沙と交わえると思いたくもなる。
そっと、摩り、隙だらけの寝顔は、あの時から、いや、かなり成長した。大人になった肉体を堪能することに飽きがこない。年を重ねるごとに女として熟し、淫らになる肉体に、半分は自分が作り上げたようなものとはいえ、そんな理想的な妻の肉体を、何故、どう飽きてしまうのか。性格も良ければ、自分を満たす優しさも兼ね備えて、肉体的にも自分を満たす要素しかない。
成人漫画に出てくるセックスの相手をする余りにも理想通りの存在が、自分の女などと、それが夢なのではないのか。今と言う時間が、幻想だと思えるほどには。凪沙と言う女を持って幸せ以上のものを感じている。
ベッドで眠る誰よりも可愛い妻の首筋にキスマークを付けながら、豊満になり、茶色く変色した乳首を愛でる。グラマラスになる凪沙の肉体を誰にも渡したくなくなる。
「小さな嫉妬だけど…」
子供の授乳行為ですら、本音を言えば許したくない。
幼い娘達が眠りについた後の園凪沙を見つめながら、智恵理は一人、ほくそ笑む。
年を取り、母となっても、その母体の美しさは変わらない。いや、智恵理にとって、凪沙の、その肉体は淫靡になってきたとでもいうべきか。明らかに人妻となった女の持つべく卑猥さを凪沙は持っている。
受胎から出産までしたのは凪沙だけであり、智恵理は産みの苦しみと言う物を体験したことは無い。それゆえに、智恵理はプロポーションと言う物を維持できてはいるのだが、凪沙の場合は、智恵理にとって成長しているという言葉が似合う。智恵理にとって抱きたくなるような魅力的な女に。
交わって溢れ、そして、流れ出る汗の匂いと、まだ、先の絡みで残っている蜜がちょろちょろと流れ出ている。触れれば、蜜の溢れ出る入口に触れれば凪沙の心の全てが解るような気がした。
「ん、もう…」
くにゅ…くちゅ…
智恵理が凪沙に触れるたびに響き、美声が聞こえる。
「あっ…」
ブルっと震えた瞬間に凪沙が自分の手によって遠い世界へと向かう。
少女のようにジト目でにらまれて、凪沙が返ってきたのだと解る。疲れている間に、勝手なことをして。と、抗議の目で訴えるように睨んでいたが、それは悪い気分ではない。
「起きた?」
ぐったりして、眠りについていた凪沙を起こしてしまったことに悪気と言う物が無い。その証拠として、凪沙に愛撫を続けていた。
「うん…」
しかし、敏感に反応する凪沙の身体は、智恵理の愛撫を求めて眠気を消してしまう。
「ごめん。」
「したいなら、しても良いんだよ?」
売り言葉に買い言葉。その言葉を受け止めて、そっと、凪沙を強く抱きしめてからまだ止めどなく流れている凪沙の熱い蜜が溢れている肉壺へと手を伸ばす。
「っ…」
気持ち良いという反応を見て満足そうに愛撫をする。
「は…あぁ…」
止められない声を出して。
「此処、固くなってるよ?」
そっと淫核をつままれて、凪沙の肉体がビクッと反応する。熱く、そして、固くなっている凪沙。
「……っ!」
悩ましげに体をくねらせる仕草が智恵理の支配欲を満たしていた。
未だに、智恵理の性欲と呼べるものは衰えることを知らない。40間近の年齢になっても、そそられる女体を持つ凪沙と言う妻が自分のものであるというのは、一種の自慢であるとも言える。女として熟れた肉体でありながら、若々しいソレを見つめて狡猾な表情を浮かべる。
少女から大人になった女の顔と言うものは美しい。凪沙は、そういう女なのだと智恵理は思う。故に、対等になろうと智恵理も美の努力をした。そこには如何なる少女達からアプローチを受けたであろう凪沙を独占して自分のものにしたという欲と言う物があった。
しかし、AKB0048に入った当初のお互いだと、こんな関係になるとは、誰も思わなかっただろう。そんな関係だった者が、今や、凪沙を独占してまで愛している。あの時、いがみ合ってた。と、言う言葉が似合うほどに凪沙を異様なまでに理解しあいながらも、必ず意見が真逆と言っていいほど対立する者同士として、苛立ちを隠せなかった。
しかし、理解した時、凪沙の真意と智恵理の真意を互いが理解した時、そこから愛が産まれたというのもおかしな話で、ただ、凪沙は最初から素直で、自分が素直で無かっただけなのだろう。ほんの少し心を開くだけで、すぐに惹かれあった。
凪沙と言う少女を心を開いて、嫉妬等と言う曇りを捨て去ることによって見渡す対立していた少女の心は母性と言う物に包まれていて、欲しかった温もりを全部持っていた。触れて、その身を委ね、のめり込んでしまえば全てが欲しくなる禁断の果実に我慢できず、自分が手を出し食してしまえば、幾ら抗ったとしても、もう逃れることの出来ない麻薬のような女。
抱けば抱くほど…
「凪沙…」
愛しくなる。
「ん?」
凪沙を愛でたくなる。
改めて、妻として、女の魅力が増した、かつてのライバルだった人を。
髪の毛を掻き分けながら無自覚に発せられる淫靡な誘いに、こみあげてくる欲望が。織音や、友歌、他のメンバーでもダメだっただろう。あの時、そこにいた襲名メンバーであろうとも。凪沙の内なる優しさと言う名の母性が智恵理を満たすのなら、やはり、園智恵理はたまらなく、この自分の横で愛撫されて乱れている果実が大好きなのだと。絶え間なく、自分にとって甘い匂いを発する、永遠の果実。
もう一度、始める前に、愛する人を内側から感じ合う行為を・・・
「ん…」
「ちゅ…」
結婚してからのキスは毒素を感じる。飽きることが無いどころか、むしろ、癖になって行く。
いや、ホントは甘美なだけで毒素などないのだ。それは、自分の心の問題であるのだと智恵理は思う。やはり、こうして凪沙と交わっていれば解る。誰にも奪われたくないのだと。その愛情を自分だけに全てを向けて欲しい。
それが、例え、自分と凪沙の血を受け継いだ子供であろうとも。でも、それは言えない。
言ってしまえば、凪沙の愛情を受け入れられなくなるから…人として小さいことであると、大人げないことであるというのは解っているが、手に入れた自分だけに向けられる愛情を、誰にも渡したくない。

| AKB・乃木坂 | 00:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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