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魔法少女と美術部員

「イヤー、今日は久しぶりに着ちゃったよ。なのは達はどこかなー?」

そこにいる生物の名前は淫獣・・・

じゃない・・・

フェレットモードのユーノである。

今日は珍しく鳴海市に来訪だが、なのは達は今日は電車に乗って別の場所に移動していたのを目撃。

急いで追いかけるかと思って、なのはたちと共に駅に降りたら、離れ離れという悲惨な結果になってしまったのだ。

「にゃー」

その時、聞こえた妙に重い感じの猫の鳴き声。

「ん?」

「おみゃー」

目の前にいる物体、その猫を見た。

ポリバケツの上に乗っている。

「んな・・・」

ユーノが見たのは、猫かどうかわからないがおそらく猫。

「我輩はクマと申す。」

「く、クマ・・・?」

頭が大きく顔のパーツが中心に寄っているため、非常にインパクトのある容姿をしているが、たぶん猫である。

「え、えと・・・」

「何か、ようか?」

「イや・・・」

はなしかけてきたのはお前だろと突っ込まずにはいられない。

だが、その圧力的な物のせいで何故だか、ユーノは返せない。

ただ、ユーノは上から見られるのが嫌だった。

だから、その塀の上に乗って、クマのプレッシャーから逃れようとするが・・・

既にクマは、屋根の上に移動していた。

「僕だって、本気を出せばー!!!」

ユーノは咆哮を上げた。

だが、既にクマは電柱の天辺にいた。

「そんな・・・」

何故だか、負けたという感じになる。

「それで、何を探している?」

やたらに尊大である。

「あ、あの、ツインテールの女の子と、金髪の女の子と、関西弁を喋る女の子を見ませんでしたか!?」

「ふむ。」

クマは記憶を探ってみる。

しかし、ユーノは思う。

この猫

「今、顔のパーツが中心によりすぎって、思ったね?」

「うぅ・・・」

図星。

ユーノはそう思っていた。

「それで、僕の言った・・・」

「ふむ。ここのところ、よく見かけるが・・・」

クマは、確かに良く見かけていた。

どこだったかと考えている。

「梶原家の姉とよくいるな・・・」

クマは記憶を辿ってみる。

徐々に、そして思い出したのは

「あの、学校に、行ってみるといい。」

クマはこの地区にある学校を指差した。

「あそこだね!?ありがとう!!」

ユーノはなのはを探すたびに出た。

そんな、ユーノの努力なんて知らない感じの三人は目当ての人を見つけていた。

「おねーーさーーん!!」

「ん?」

そこは九州という地区。

その中に鳴海市というところがある。

その中にいる高町なのは。

フェイト・T・ハラオウン。

八神はやて。

闇の書事件から一年たった。

今のところは何もなくすごしている。

この街に、とある高校がある。

偏差値などは決して高くはないけど、治安の良い高校。

鳴海市の中にある、高校。

学校は違えど、なのは達はある少女に会いに行くために。

「おねーさーん!!」

「うん。」

その少女の名前は梶原空。

その高校に通う一年生である。

学校を抜けて、お茶を持ちながら、寝転がっている猫の絵を描いている。

ストレートのロングヘア。

そんな、空になのはたちが出会ったのは、空が都市部まで画材を買いに行った時、悩んでいるなのはたちに助言をしたのが空だった。

その時から、この四人の関係は始まった。

この場には出てきていないが、グレというミケの子供の猫もなのは達と仲良しである。

まぁ、グレは人懐っこいですからね。

「にゃぅん・・・」

それから、空の高校の美術部に行ったりで、楽しい日々が続いている。

「にゃ・・・?」

空の今書いているのは、三毛猫。

少々目つきは悪いが、鳴き声はか細い。

雌猫である。

名は、ミケ。

「お姉さん。」

「ん?」

なのは達の絵の先生が空。

美術の時間で絵を書くときは空の助言を頼りにしている。

「今日は何を書いてるの?」

空はミケを指差した。

「今日は、毛のふくふくが二倍だから。」

「「「・・・?」」」

正直、どういう意味なのかは解らない。

取りあえず、なのは達の前にいるミケの毛並みのふくふくは二倍なのだ。

「にゃ~」

そこに現れたもう一匹の猫。

名は

「ハーさん。」

「ハーさん?」

なのは達の初めて見る猫だった。

出会ったといっても二週間前のこと。

そこから、この短期間で仲良くなったのは異例かもしれない。

だから、ここの区域のことはあまり詳しくないのだ。

ハーという名前。

目が濃い。

高いところが苦手だったが最近克服したらしい。

「んにゃ。」

ミケは立ち上がる。

ハーと一緒にどこかへ行ってしまった。

空のスケッチブックには、ちゃんとミケの絵が描かれていた。

「お姉さん、上手いなぁ・・・」

フェイトはそれを見て言った。

このミケという猫がお気に入りのようだ。

「欲しい?」

「いいの?」

「うん。」

時間余裕からか、2パターン描いていた。

その別の方をフェイトに上げた。

「ありがとう・・・」

嬉しくて顔が少し赤くなる。

実に魅力的だ。

美しい・・・

「お茶、飲む?」

「うん。」

三人が同時に頷いた。

空の水筒の中に入っているお茶は美味しい。

なのは達はいつもご馳走になっているのだ。

「お姉さん、絵が上手いなぁ。」

いつの間にか、空のスケッチブックをなのは達は見ている。

ある意味、絵が苦手でもある彼女たちには、絵の描ける空が羨ましい。

空にとっては、なのは達を秘密を知っている。

そっちのほうが空にとっては羨ましいのだ。

「そんなことない。」

お茶を啜りながら空はそれを言った。

一度だけ、魔法を使ってしまっているところを空に見られてしまったが、空は今のところ黙っている。

既に友達なのだから、そのようなことで裏切るわけがない。

そういうのも受け入れるのが空の魅力

「空さん、今日はどうするん?」

「美術室に、戻ろうかな。」

「私たちも一緒に言っても良いよね?」

「うん。うん。」

空は三人を引き連れて、空の通っている高校に戻る。

三人が来るのはいつも、水曜日と金曜日。

そして、土日は時々遊びにいく。

「今日は、いいの?」

「お母さんに言ったよ。」

「うちもシグナムたちに言ったで。」

「私も。」

「それじゃぁ、行こうか。」

小学生三人を引き連れていく空の姿は、人見知りとは思えないほど。

美術部の部員達と接してきたお陰かもしれない。

それと、なのは達のお陰。

勝手に部外者を入れてしまうこの学校。

小学生だからといって入れてしまうのはどうかと思うが。

しかし、そういうものがいないのも、この空の住んでいる地区の特徴であるのかもしれないのだ。

「空ー」

「梶原さーん。」

そこにいたのは空の親友である、麻生夏海。

鳥飼葉月。

空と同じ高校一年生だ。

「今日もなのはちゃんたち連れてきとっとーね。」

「お邪魔します。」

「ゆっくりしてってね。」

「「「はーい。」」」

この二人も美術部である。

外で今日はデッサン。

二人はさっき合流したらしい。

「空、何描いたと?」

夏海は、基本的に博多弁で喋る。

「猫。」

とのことで、スケッチブックに描いたミケの絵を見せる。

「あー根岸先輩のザリガニを食べようとしてた猫やね。」

「うん。うん。」

「あの、今日も絵を教えてもらっていいですか?」

フェイトは少し不安そうに言った。

教えてもらえるかどうか。

気になるのだ。

「良いわよ。」

無論OKなのだ。

「それじゃぁ、行きましょうか。フェイトちゃんは私が教えるわね。」

「はい。」

葉月とフェイトは手を繋いで美術室で絵の勉強である。

「それじゃぁ、うちははやてちゃんとやね。」

夏海ははやてと。

「なのはちゃんは・・・」

「空さん。お願いします。」

「それにしても・・・」

空はいつも思うことがある。

なのはと美術部の先輩である

「栗原先輩と・・・」

声が似てる。

「空さん?」

なのはは空を見た。

「なんでもないよ。」

気になることがありながらも、今日も美術室で絵の勉強会が始まった。

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