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きりつぐさんは平和

にちじょー


「釣りですか?」

「釣りです。」

「ここ、ウンディーネたちの練習場にもなりますから、魚、逃げちゃいますよ?」

「はぁ・・・」

と、思ったわけだが、目の前にいる人間は、誰やろ。

何か、髪の毛をオレンジに染めてる感じで。

まぁ、でも、うちの妻(別居中)と娘のイリヤも似たような感じだし。

あの、銀髪とかどうなってんだろ。

前世はホムンクルスだったのに、ここでは人間だし。

まぁ、どうでも良いんですけどね。

「向こう、結構、連れますよ?」

「どうも。」

親切な青年に連れられて、穴場に行ったら・・・本当に穴場だった。

それよりも、この青年が、実は3児の父であることに衝撃を受けた。

ついでに、妻も同じような髪の色をしているらしい。

「あ、きりつぐー♪」

「ぷいにゅぅー♪」

釣りの途中で、イリヤが通りかかった。

ゴンドラに乗って。

すっと、手を振りながら、返す。

アリアと一緒だ。

「うー♪」

「ぷいにゃぅー♪」

とりあえず、フローレンスさん家のお子さんと仲も良いようだ。

ついでに、フローレンスの奥様とも。

桃色の髪の女性がこくりと、笑顔で頭を下げた。

反動でこちらも頭を返すわけで。

しかし、膝にいるやたら、金ぴかな毛並みをした赤目の火星猫は何だ。

ま、どうでも良いか。

「週末にはいったん、帰るー」

「解ったー」

何か、ウンディーネを目指すらしい。

正直、イリヤは可愛い。

アリアも一緒になると、イリヤはもっと可愛い。

とりわけ、良い夫婦・・・

いや、良いコンビのように見えてくる。

「あんまり、ママを泣かしちゃだめだよ!!」

「ぷいぷーい。」

「あぁー。解ってる。」

しかし、イリヤは解ってない。

正直、泣かされてるのは僕であると言うことを。

正直、イリヤは可愛い。

あの、時折、暴虐武人になる妻とそっくりなのに、どうして、ああいう可愛い娘になったのか。

あ、僕の娘だからか。

それと同時に、人生経験をついで来たのだろう。

ウンディーネになると言うのは、そういうことらしい。

ウンディーネ・・・奥深い職業だ。

娘が、そういう職業にあこがれると言うのも、良い事であると思う。

ああやって、人と繋がって、仲良くなって。

人生の輪を広げると同時に、豊かになっていくのだろう。

そして、何れは・・・

「結婚かぁ・・・」

そういえば、イリヤは好きな子とかいるのだろうか?

「パ、パパ・・・・・・」

「どうした?士郎。」

っていうか、いつの間に・・・

「また、お姉ちゃんのことばっかりー!!!」

士郎涙目w・・・

いや、ちょっと、士郎?

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

娘のことを考えるだけで、士郎はこうなるわけで。

ぶっちゃけ、ファザコンである。

「追いかけなくて良いんですか・・・?」

「かまってあげないと、寂しくなって戻ってきますので。」

「はぁ・・・」

そんな世界。

「おみゃぁ。」

「・・・」

何か、隣にまーぼーどーふ食ってる猫がいる・・・

なんか、目が濁ってるな・・・

しかし、この猫、前々から思っていたけど、何かに似てる・・・

この濁った目・・・

その、何か、修道服に似た黒い毛と言い。

・・・辞めておこう。

前世では、あいつとは良い思い出が無いし。

「あ、鮪・・・」

釣れた。

これは、今晩は、刺身だな。

それにしても、直接海と繋がっているからか、結構、魚が釣れる。

海の幸・・・

そういえば、ここは、猫が多い。

かつてのサーヴァントが猫になっていたりするらしい。

だからと言って、興味は無・・・

い・・・

「みゃふぅ・・・」

何か、青い毛並みのどこぞの可愛い騎士王猫が・・・

バケツの中の晩飯を半分ほど、食しているのだが・・・

鮪は無事だけど。

「・・・・・・・・・・!!!!!!!」

「みゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

この、猫の癖に凄い威圧・・・

やはり、自称騎士王か・・・!

「腹ペコ王め・・・」

「みゃふぅぅぅぅ・・・・・・」

ここで敵に廻るとは・・・

ここで、因縁を・・・

って言うか、こいつとは過去に色々と主従関係にありながら、僕のいうことを聞かないで騎士道に走ったせいで、どれだけ死に掛けたことか。

某、女たらしのニ槍使いとか。

マジで、あの時、ケイネスに殺されないかとビビったし。

「ふみゃ・・・?」

噂をすれば、出てきた・・・

「あれ、ディルムッドじゃないか。」

「オタクの飼い猫?」

「いや、経営しているレストランの裏に良く、ご飯食べに。」

「あぁ・・・」

どうせ、セイバーの子宮にーとか、言うんだろうなぁ。

「アーサーも、人の釣った魚を勝手に食べちゃダメだろ。」

「みゅぁぅ・・・」

何、この火星猫、頬を膨らませて可愛さアピールか。

「だって・・・じゃない。もう、うちで餌、上げないぞ。」

「うみゃぅ。」

何か、この青年、二匹の猫を追いやった・・・

あ、何か、凄い・・・

とりあえず、晩飯を釣ろう。

っていうか、レストラン経営って・・・

なんだろうなぁ・・・

「あ・・・鮪、二匹め・・・」

今日は豪華だ・・・

サーモン、食いたい・・・

「釣れたー?」

「あぁ、結構な。って、イリヤ。」

「今日、泊まろうかなーって。」

「じゃぁ、一緒に帰ろうか。」

「うん!」

陽が沈む中で、娘と手を繋いで僕は家に帰った。

・・・なんか、良い感じに終わったな。

今日は。












「イリヤがいない・・・」

「ぷいにゅぅ、ぷぷい。」

「じゃぁ、私も帰る!!」

「ぷいー・・・ぷいぷいぷいぷいにゅー」

何か、アイリスはいつものアイリスだ。

それよか・・・

「まーぼーどーふおかわり。」

いたんだ・・・

| 140cmの33歳児 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

 マーボー好きな修道服着ている人って一人しかいないですよね~(しみじみ
 マーボー好きな時点ですでに限定されているような気もしなくはないですが(苦笑
 しかし、あのマーボー神父もまたにゃんこに。
 いや、にゃんこになっている方がまだ悪さしないでしょうから、いいんでしょうけど、なんだろう、このギャップは(汗
 今回もごちそうさまでした。
 それでは、今回はこれにて。では、また。

| 魔ぎゅなむ | 2011/11/28 06:26 | URL |

Re: タイトルなし

彼しかいない・・・と、言う感じで。修道服のような経路で、マーボー言うたら、彼です。
もう、なんていうか、彼しか存在していないですけどね。
何故、猫なのかというのも・・・まぁ、特にないですが。
でも、今のところ、悪いことしてないのでね。やるとしても、冷蔵庫のプリンを食ったか食わないかだと思います。ギャップは、あの、イスカンニャル。的な、感じかもしれません。
そんな感じで、あれです。
明日も頑張ります。

| 月 | 2011/11/28 08:18 | URL |















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