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少しだけ大人に・・・

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なんていうか、ひまさく。
PIXIVに揚げたら、一応は好評だったようで、お兄さんもびっくりだ。
最近、もう、何が何でも、百合と入れることでしか検索しなくなった月さんですよ。
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とりあえず、CPは見てわかるとおり・・・
ひまさくでございます。
まぁ、なんか、いずれは書こうと思ったんだけど、何か、気づいたら放送終わってた。
あ・・・って言う、感じでね。
まぁ、いいか・・・とりあえず、書いちゃおうって感じで、書いたら、こうなった。
んー、なんかねぇ・・・後悔はしてない。
って言うか、PIXIVで少しは好評だったっぽいよ?うん。
それは、嬉しい限りでございます。
今度からね、放映中に・・・書こう。
やる気が出れば・・・
まぁ、これでも少しは成長したのかナーなどと、思ったりする。
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そんな感じで・・・どうぞ。


「あかりちゃん・・・」
「何?」
「苦しい・・・?」
「え!?大丈夫?保健室に行く!?」
「うん・・・」
「ふん・・・苦しいくらいで保健室を利用するなど、風邪でも引いたのかしら?移さないでね?櫻子。」
向日葵の言葉が自分の言葉に突き刺さっていく。
苦しい・・・
苦しいよ・・・
向日葵のことが好きだと明確に気づいたのはいつからだろう。
それからだ。向日葵に何か酷いことを言われると苦しくなってしまうのは。
向日葵に何か酷いことを言われると自分の中が苦しくなる。
悲しくなる。
苦しくなってしまうから、何も言えなくなった。
こんなこと、私は軽く返して笑っていたのだと自覚したとき、何か気持ち悪くなった。
向日葵は、何も思わずに私に酷いことを言う。
それが、苦しい・・・
「ごめん・・・・・・」
「櫻子ちゃん?」
「あ、うん・・・行こう・・・?」
「大丈夫?」
「たぶん・・・」
なんか、気分が悪くなってきた。
言いようの無い何かに襲われて、吐き気まで襲ってくる。
「保健室、ついたよ・・・?」
「ありがと・・・・・・」
「あかり、傍についてようか?」
「うぅん・・・一人で大丈夫だよ。あかりちゃん、戻って。」
「うん・・・?」
痛い・・・痛い・・・痛い・・・胸が痛い・・・ベッドに横になった瞬間、向日葵が私に酷い言葉を投げつける。
『全く櫻子は・・・』
無機質な天井が怖くなる。
何もないから怖い。
「ごめん・・・向日葵、今までごめんね・・・謝るから許してよ・・・向日葵・・・」
帰っても何処で、横になっても自分の部屋のベッドの上で横になっても、向日葵に酷いことを言われるのが凄い辛い。
『向日葵に会いたいのに・・・』
会っても酷いことを言われるのが辛い。
自分も向日葵に酷いことを言ってきた。
自分の言ってきたことで、向日葵が傷ついていたらどうしよう。
私のせいだよね。
私のせいで、向日葵は・・・
『向日葵・・・ごめんね・・・向日葵・・・』
保健室を出て、向日葵にまた、酷いことを言われた。
中学のときは、平気だったはずなのに、どうして、こんなに敏感に反応しちゃうの?
「櫻子らしくありませんわね。どうかしましたの?」
「なんでもないよ・・・」
「そう・・・?」
どこか、勝ち誇ったいつも笑みが怖く見えた。
好きな人に嫌なことを言われるって、凄い、嫌なんだ。
一緒にいることすら楽しいと思えてこなくなるんだもん。
辛いよ・・・だから・・・だからね?
もう・・・関わるのやめよう。
好きな人に、此処まで言われるの、耐えられないよ・・・
弱いな・・・
私・・・


「もう、疲れたよ・・・向日葵のそういう部分・・・」
「櫻子?」
「そりゃ、前までは、あたしだって悪いって思ってたことはあったけどさ、最近、あたし、悪いことやってないのに向日葵に酷いこと言われるのやだよ・・・」
信号が青に変わる。
「向日葵のこと誰よりも大好きなのに、ひどいこと言われるのは、嫌なんだ・・・」
やたら、元気の無い櫻子の表情。
この関係につかれきっているような、そんな関係。
「痛いんだ・・・向日葵に酷いこと言われると・・・痛いんだよ・・・もう・・・」
「そんな・・・」
「もう、友達、やめようか?」
「え・・・?」
「言われるままだと、こんなに疲れちゃうんだね。こんなに、辛いんだもん・・・」
「櫻子、どうしましたの!?らしくありませんわよ!」
「私は私だよ・・・ちょっと、成長しちゃった私。じゃぁね。もう、一緒に帰るのも辞めよう。」
櫻子は大人びた笑顔を向けた後に、
「今まで、ひどいことして、ごめんね・・・向日葵とは、楽しい思い出もいっぱいあったよ。ソレは、楽しかったから。」
それだけ、言い残して、走り出した。
「ま、まって・・・!」
既に、信号の色は赤に変わっていて、櫻子は渡り終えていた。
追いかけようとしたときには、突然、櫻子に言われてしまったこと、ただ、帰り道でいつものように櫻子と過ごしていたことが、櫻子を傷つけていたことにショックを隠せなかった。
でも、櫻子だって・・・いえ、高校に入ってからは櫻子は全く、私に嫌だと思われることをしていないことに気づいた。
何か言うたびに、私が櫻子を貶すたびに櫻子は櫻子じゃない、おびえた子供のようだった。
どうせ、演技だと思っていたし、赤座さんたちを味方につけるための演技だと思っていたら、どういう、ことなの・・・?
櫻子・・・
『向日葵に酷いことを言われると痛いんだよ・・・』
泣いているわけでもなく、無気力。
そんな言葉が似合う笑顔で、櫻子は離れていった。
「櫻子・・・?」
失ってしまったような、そんな、何かが崩れ去るような感覚が私を襲ってきた。
「こんなので・・・こんなので、満足できると思いまして!?簡単に・・・簡単に・・・私だって、櫻子のこと・・・」
誰だって、好き。
だから、これで、終わりなんて、許してたまるものですか。
許したくない。
別れる事なんて。
付き合うということで、私たちは大人にならなければならないのかもしれません。
櫻子は、成長していないように見えていましたが、実は、成長していたことに気づけなかった、私はバカ。
櫻子が傷ついていたことに気づけなかった、私は、もっとバカですわ。
櫻子が謝った瞬間に、こっちも謝っておけば、好きだって言えば良かった。
だから、信号が赤から青に変わった刹那の瞬間、足は勝手に櫻子の元に向かっていた。
「ごめんなさいね。今、櫻子、誰にも会いたくないみたいなの。」
「そう・・・ですの?」
「えぇ。向日葵ちゃんにも会いたがらないなんて・・・何か、知らない?」
「叔母様、この件・・・私に全てを委ねてくださらないかしら?」
「向日葵ちゃん・・・?」
「これは・・・私と櫻子の問題ですから。」
「そう・・・なの?」
「はい。私が無神経すぎました・・・」
叔母様は何も言わずに私に委ねてくれたけど、今日は、自分が話を聞くということで門前払いされてしまった。
櫻子、諦めませんわよ・・・


「櫻子・・・一緒に、行きません?」
と、家の前で待ってみても
「ごめん・・・」
「櫻子・・・」
それだけ言い残して、先に駆け足で行ってしまう。
教室で、何かを言おうとしても、櫻子は私を怯えたような目で見てくる。
「櫻子・・・どうして・・・」
「・・・」
何も言わない。
一時的なお遊びではないと解った瞬間でもあるけど、櫻子が話しかけないのは辛い。
告白されて、その後、もう、やめようと言われたときだって、私の心は嬉しさから一気に地獄に落された。
私だって、傷ついているのに。
どうして、貴女がそこまで怯えるの?
私を見るたびに、貴女は子猫のように怯えて逃げてしまう。
櫻子、勝手すぎですわ・・・
貴女は、昔から、そう。
自分のことしか考えないで、私がプレゼントしたものを勝手に解釈して・・・
でも、私は・・・私は・・・話そうとしても櫻子は逃げていく。
何日も、何日も。
辛い。
櫻子に無視されるのが辛い!
叫びたくなるほどの衝動に駆られた。
目の前にいるはずの好きな人が、別の子と一緒にいるときの櫻子は、今は私に見せない、いつもの笑顔の櫻子で周りを明るくしていた。
本来なら、私のための笑顔であるはずなのに。
「あかりちゃ~ん!」
「もう、櫻子ちゃん、引っ付きすぎだよ~」
喧嘩とかしてなかったら、ああいう風に混ざり合っていたのだろうか。
途端に、胸が苦しくなる。
櫻子、私を見て・・・
「櫻子・・・」
そう、呟いても、貴女には聞こえない。
聞いてくれない。
あなたに、話しかけられないだけで、心が抉られるような、深淵に落ちるようなそんな干渉に浸る。
ダメよ。
貴女は、私だけ見て・・・
私だけ。
「櫻子・・・」
一週間が、一年。
ソレほどまでに、時間を長く感じてしまうほどに。
もう、耐えられないのよ。
貴女と一緒にいられない、貴女と会話できない私は、もう、疲れたわ。
いやよ・・・
「それじゃ・・・今日は。」
「櫻子・・・!」
櫻子の手を引っ張り、人気の無い教室まで連れてきた。
もう、とりあえず、今だけは二人きりになりたい。
「私は、櫻子に言いたいことがあるの・・・!」
「で、でも・・・」
「櫻子・・・」
何も言わない。
教室についても、ただ、何も言わずにすごす時間は辛いのだ。
辛いのだから・・・
「櫻子・・・!」
「昔言った酷いことは謝るから・・・」
言いたいことはそうじゃない。
求めていることは、そんなことじゃない。
櫻子の体に触れたとき、彼女の体は恐怖を感じ取ったように震えていた。
どうして・・・!
そんなに、嫌いなの!?
「そうじゃない・・・!」
「でも・・・」
「怖がらないで・・・」
そっと、櫻子を落ち着かせるために彼女の唇を奪う。
「あ・・・」
甘かった。
櫻の名に恥じないほど、その唇はとても甘かった。
「でも・・・」
そこには、まだ、私に対する恐怖というものが櫻子の体に残っていた。
微かに、罪悪感はある。
でも、貴女だって悪いじゃない・・・
それと同時に、むしろ、あなたがこれほど打たれ弱いということを燻られるほどに、彼女の存在が愛しい。
櫻子一人を。
「それで・・・話って・・・」
「もう、避けるのを辞めて・・・」
「どうして・・・?」
「あなたに避けられるのが・・・辛い・・・」
「なんで・・・私から酷いこと言われないから良いじゃん・・・」
「そういう問題じゃありませんわ・・・好きな人に避けられるほうが私は・・・もっと、辛い・・・」
自然と櫻子に避けられた日々がよみがえり、目頭が熱くなってしまう。
頬に冷たいものが流れて、初めて自分は今、泣いているんだと自覚した。
櫻子の前で本気になっている自分がいるって。
「な、何・・・いってんのさ・・・」
想いをすべて口に。想いをすべて。
貴女だけに持つ、特別な感情を伝えたい。
「私だって、櫻子のこと、誰よりも好きなんだから!!」
「でも・・・」
「あなたが、私を無視して赤座さんたちと一緒にいたときの私の気持ちがわかる?!つらいのよ・・・!好きな人に無視されるって、酷いこと言われるより辛いの!!櫻子に無視されるの・・・いや・・・」
気づけば、饒舌になっていた。
櫻子は呆けてしまっていた。
仕方のないことだとはわかっているけど、私の感情、すべての思いを伝えたかった。
「櫻子が・・・好きなの・・・誰よりも、大好きなの・・・!」
やっと、って、訳ではないけど、櫻子が重い口を開き、頬を赤く染めて私を見て喋りだした。
「ひ、向日葵・・・」
「私を・・・無視しないで・・・好きなの・・・」
「私で・・・いいの・・・?」
「櫻子しかいませんわ・・・」
「向日葵・・・その・・・ごめん・・・代わりって訳じゃないけど、私も・・・向日葵と・・・」
「知ってますわよ・・・誰よりも・・・それに、一人だけ成長するなんて、許しませんわ・・・!今度は、一緒に成長しましょう・・・?」
「う、うん・・・ごめんね・・・でも、誰よりも大好きだよ・・・?向日葵・・・好き・・・大好きだよ。だから・・・もう、泣かないで?」
「ないて・・・なんか・・・」
「向日葵・・・」
「な・・・」
応える前に、櫻子は私の手を引っ張り、一気に顔を近づけて私の唇を奪った。
「し、しちゃった・・・」
「そう・・・ですわね・・・」
「向日葵の唇って凄い、気持ちよかった・・・」
「あ・・・ありがと・・・私も、櫻子の唇、とっても美味しかったですわ・・・」
ちょっと、恥ずかしい。
キスして、両想いになったけど、流石に、まだ、早すぎたかなって思った。
二人とも、体が震えているままで。
「もう一回・・・しよっか・・・?」
「櫻子が望むなら・・・」
三度目のキス・・・
この日、少しだけ私達の関係は大人になった気がした・・・


「向日葵~」
「きゃっ!もう、櫻子!」
えへへと、笑うように櫻子が私を背中から抱きしめてきた。
無邪気という言葉が似合うほど、いや、実際に無邪気だ。
付き合い始めて、櫻子の恋人に見せる一面にしぐさの一つ一つにほれ込んでしまっている。
「気をつけてくださらないと・・・」
「だって、向日葵のこと、大好きだから・・・抱きしめたくなっちゃうんだもん。」
「も、もう・・・」
こうした、何気ない櫻子の無邪気な発言に、顔を赤くする私がいる。
そんな、新たな一面を覗かせる櫻子に慣れるのは当分先になるだろう。
「気をつけて・・・!」
「やぁだ。大好きな向日葵と離れたくないよ~」
「も、もう・・・」
結局、何もいえなくなってしまう。
こんな櫻子に私は弱るしかない。
「向日葵ちゃん、好きな人は甘えさせちゃうタイプだね~」
「そう・・・かも、知れませんわね・・・」
抱きついてきた櫻子の頭を撫でながら、それも悪くないと思った。
今日も帰ったらうんと、櫻子を甘えさせてあげますわ・・・
「私だけの櫻子・・・」

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