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寛大なる母

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寛大なお母様な感じでー・・・
何か、途中から書いててすっごいゴール地点が解んなくなったり、想像していたものよりアレだったりと・・・まぁ、なんだろ。
私的には失敗作感が強い。
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一応、組み合わせはこの二人。


最近、まどかは大人になったような気がする。

妙に色気づいているよう感じがして、見ているこっちは成長に嬉しいけど、何処か心配になってしまう感じで。

話し相手に放っているけど余り、関わってないことだってある。

まどかが帰ってきてそこにいるのは、私じゃなくて旦那だからだ。

ついでに言っちゃえば、両親を心配させぬように頑張っている事も良く解る。

関わる事のできる、朝のほんの時間と夜のお喋りの時間は私にとっては貴重なことだから、何でも聞いておきたいけど、この換わり方についてはどう捉えるべきだろうか。

ま、適当に聞いていけば、まどかも話してくれるだろ。

























「ママ、凄いね・・・」

「そうだなー・・・いざ、なったらなったで此れも大変だけどね。」

とりあえず、いつもの洗面所で愛娘と歯を磨くと言う行為に対しては変わる事無く、常にこうして他愛の無い会話をしながら、過ぎて行くと言う。

ただ、変わったことと言えば、前日に会社を乗っ取った。

ついに、あのハゲを追い出して社長になってしまった。

もう、あの会社は私のものになった。

っていうか、企業を乗っ取ってもついてきてくれる部下がいて、何だ、この人生の成功例は。

こう、会社で成功という物があると、問題は家庭に出てくるということになる。

まどかは良い子で仕事終わりの相手もしてくれる。

旦那は浮気している様子は無いし長男はそれなりに問題は無いから逆に怖い。

これから、起こるかもしれない問題と言うものに私は対処できるのだろうか。

と、考えている今の時間は凄い良かった。

「そういえば、まどか、恋人とかされたかー。」

まどかに問題は無いとは思っていたが、ただ、からかうように、こういうことを聞いてみる。

と、いうか鎌を掛けてみる。

唯一、この子と話していて、凄い楽しい話題と言えば恋愛関係の話だろうと思ったりする。

「その・・・恋愛の事なんだけどね・・・?」

前に、まどかが、お母さんのお嫁さんになる。

とか、言ってたころは、凄い可愛かったねー。

20くらいになったら、どんな、素敵な人を連れてくるんだろう。

なんて、思ったりするわけだが。

結構、気になったりするわけで。

はぁ、それはそれで凄い寂しいと思ったりするわけで、なんていう、親馬鹿な私なんでしょ。

「んー?」

「恋人・・・できちゃった。」

「そっか・・・そっか・・・」

あぁ、恋人ね。

まどかにも、とうとう、そういう相手が・・・

そうか・・・

まどかに、

「恋人さん?」

「うん。」

まどかは眠そうな顔しているけど、私の顔は一気に覚めたと言うか、血の気が引いたというか、何と言うかで、え、なに?

恋人?

まぁ、とうとう、まどかの隠れファンクラブが動き出したと言う事でいいのかな?

まどかに、等々、そういう子が出来てしまうとは。

嬉しくもあり、悲しくもアリで複雑な感情だった訳で大袈裟かもしれないけど何だか、突然、まどかが大人に見えてしまうくらいに何故か、凄い遠い存在になってしまったようだ。

「今度、連れておいでー」

「良いの?」

「もちろんさ。もしかしたら、家族になるかもしれないんだからね。」

「もう、ママったら、大袈裟だなぁ。」

親の心、子知らず。

とは、よく言ったもので、まどかは、内心、私が何処まで焦っているかをわかっていない。

問題は、極めて重要な所にあるといってもいいのだから、これが、家庭崩壊を招く危機になるかもしれないと思うといても立ってもいられなくなった。

「此れは、大切な事なんだって。」

とりあえず、まどかの選んだ男はどういう奴か私が見極めてやる。

どこかで、娘を取られてしまったという嫉妬心に似たようなものもあった。

変なチャラチャラした男だったら、私はまどかに説教もしなければならないし、何れ、まどかを泣かすような男であれば、私は許す事が出来ない。

故に早めに別れさせてしまおう。

気に入らないにも程がある奴だったら潰す。

いや、まじで。

「特徴とか聞かないの?」

「それは、会った時の楽しみにしておくよ。」

「うん。解った。」

どんな奴だ。













会社に出勤しても考えることはこの事ばかりだった。

何故か、尋常ではないほどの怒りが込み上げてくる。

娘を男に、たかが、今の直接告白できないかのような男が、いや、別に告白の仕方は聞いてないけど如何なる男であろうと、まどかに手を出した罪は重いにも程がある。

あんな、良い娘が男の毒牙にかかるなど、お母さんは我慢出来ない・・・!

正直、想像もしたくない!

想像したら、胸が痛くなった!

出会ったら、そうね。

最初に出会ったら、最初は萎靡って萎靡っていびり倒してやるわ・・・

ふへへへへへへ・・・・・・

その後は、どう、辱めてやろうか?

まどかに手を出したことを後悔させるほどにまで過激なSコースを用意しなければなるまい・・・

ふふふははははは・・・・・・・

「新社長・・・だいぶ、荒れてるわね・・・」

「娘さんに彼氏が出来たんだって・・・」

「ドーターコンプレックス・・・?」

「それしかないでしょ・・・」












つーことで、なんやかんやで休日。

「まどか、今日、来るんだっけ・・・?」

「そうだよ?」

私の気持ちも知らないで、そうだよ?って、あぁ、もう、可愛いな。

とりあえず、どうしましょう。

全然、眠れていない私が此処にいる。

いびり倒して辱めたとしても、まどかを泣かせてしまったらどうしようとか等と考えていても仕事は、ちゃんとやってた。

「ママ、来たみたい」

「あぁー・・・そうかい・・・」

っていうか早いな。

本当に。

こんな朝から、良く、私の家に上がりこんでくるもんだ。

一体、何処のなんていう奴だろ。

「じゃぁ、入ってー」

「失礼するわ。」

ん?

なんか、おかしい。

まさかな。

いや、冷静に考えろ。

私。

そんなことがあるわけが無い。

いや、でも、もしかしたら。

考えている最中に胸の鼓動以前に予想外の事が起きているのではなかろうかという考えが脳内をよぎる訳で、でも、もしかしたらそっちのほうが幸せかもしれないなんていう淡い考えも出て来ている私がいたりする。

ヤバイ、脳内が処理しきれない状況に今、いるといってもいいかもしれない。

とりあえず、影が現れドアのノブを掴む陰、そして音と共に現れたのは黒髪ロングストレートの美少女だった。

「初めまして。まどかの彼氏である暁美ほむらです。お母様。」

お、お、お、お、女の子ぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!?!?!?!?

それよりも、アウトだろ・・・

此れは、流石に、アウトとしかママも言いようが、いや、むしろ、アウトを十個通り越して、これはセーフと言うオチのような気もしてならない。

っていうか、アウト?

セーフ?

「セーフです。お母様。」

何か、お母様と呼ぶ、この子。

え、と、

「ごめんなさい?もう一回、名前を言ってくれるかしら?」

「暁美ほむらですわ。」

「そうそう。暁美ほむらさん。」

いや、予想外というか、は!

なんだ。

そうだよ。

あれじゃないか。

そうだ。

っていうか、礼儀がいいな。

どこぞのお嬢さんなのかな?

なんて思ったりするほどに物腰とか、そういうアレが伝わってきて丁寧に頭を下げて、その端整な顔立ちから人形かと思ったけど確かに女の子だ。

あ、そうか、これは、ドッキリだ。

「まどか、ママをビックリさせようと思っても流石に此れは私もビックリしたけど、これは・・・」

「え?」

え?

「すいません。お母様。私とまどかは真剣に交際していますわ。」

「うん。そうかー・・・真剣に交際・・・え、交際?」

「はい。」

笑顔で首を傾げながら笑う彼女。

え、と・・・

これは・・・

あ、解った。

「今、流行の男の娘って奴か!」

「えー、お母さん、違うよ。ほむらちゃんは女の子だよ?」

えぇと?

ちょっと、ママ、理解できないかな。

正直、脳内が解読不能状態に陥っている訳だが、それでも落ち着きを取り戻すべく近くのコップに麦茶を入れて一気に飲み干し何とか平常心を得ることが出来た。

体の中にあった謎の熱さも自然と消えているではないか。

「え、と、本当に女の子?」

「はい。」

「ほむらちゃん、此処に座って。」

「えぇ。まどか。」

ちゃっかり、もう、まどかと呼び捨てにしているのね。

まどか・・・

鹿目まどか。

私の娘。

用意された椅子に華麗に座る、暁美ほむら。

「そ、そのさ。」

とりあえず、落ち着かせて出てきた言葉を並べて喋ってみる事にした。

「とりあえず、知久には会ったのかい?」

「えぇ。素敵な旦那様ですね。お母様。」

うわ、何か、眩しい。

顔に反して凄い何か良い子だ。

「パパに私達のこと話たんだよね。ほむらちゃん。」

「快く受け入れてくれたわ。」

「ほ、本当に・・・?」

え、まじで?

あ、でも、あいつの部屋に時折、百合姫が置いてあったような気がしたけど、そういうのが好きなのか。

しかし、私としてはどう思っているんだろう。

「え、と・・・ほむらちゃん?」

「はい。」

「あんたは本当にまどかの事、好き?」

この”き”の文字を言った後、すぐに言葉が返ってきた。

「当然です。愛しています。私は、まどかの事を誰よりも。」

「ほむらちゃん・・・」

「その思いは揺らぐ事は無い?」

「決して。私はまどかを永遠に愛すると誓いました。」

真剣な眼差しで私に、ほむらちゃんは、まどかの思いを延々と語ってくれた。

中にはちょっと怪しい物もあったけど、そこは割愛して、娘二人が目の前でキャッキャウフフする中で、私は私の心に語りかけてみた。

実際、こうして会話しているところを見ただけで解る。

まどかが結ばれるならどんな男と結ばれて欲しいのか?

と、最初に問い掛けてみるが、これは私の中で完全にNOという答えが出た。

例え、好きな人間が女であろうが、あの子には好きなように恋愛をして欲しいと言うのが私の望みでも有るからだ。

じゃぁ、何故、此処まで私は動揺したのか。

やはり、世間では受け入れられていないに等しいからだろう。

だから、私は動揺した。

まどかだけじゃない、ほむらちゃんまで世間から冷たい目で見られるからだ。

下手すればタツヤまで。

虐めだって受けるかもしれない。

それが心配だ。

しかし、自分で自由に恋愛をさせて置きたいと言っておきながら世間体を気にしてしまうのはしょうがないかもしれないが、それ以上に、この二人の関係を終らせてしまった方が良いのではないのだろうかと思ってしまった私に腹が立つ。

いっそのこと、そっちのほうが、ほむらちゃんとまどかのためになると思った私が。

そんなのはダメだ。

そんなのは世間体に囚われてしまっている良く考えない人間の行い。

だって、相当、この二人は愛し合っているといっても良い位に仲が良い。

こうして私にまで訪ねに来てくれたと言う事は本気であると言っても良いだろう。

おそらく、相当な覚悟があったはずだ。

済ましている表情をしているけど人に、特に私に話すと言うことはかなり緊張する筈だ。

しかも異性を紹介されるのと訳が違う。

それくらい、真剣なんだ。

まどかが真剣に好きな人を私に紹介してくれたんだ。

例え、同性であろうとも女同士であろうとも偶々、好きになった人が、この子。

ほむらちゃんだったのだ。

考えてみれば遊びで付き合ってセックスして気付いたら子供が出来てて育てる気が無いから虐待して殺したなんて言う馬鹿夫婦に比べれば、何億倍良いじゃないか。

まぁ、余程酷い性格をしているのなら、それは心配して交際を止めさせるべきだろう。

しかし、目の前にいる彼女は真剣に、まどかへの思いを語った。

止める必要など無いではないか。

私にできることはこの子達の行く末を応援することじゃないのかと、自らに問い、答えを待つ。

奥にいる、もう一人の私が出した答えはYESだ。

・・・って、真面目に考えても子供の問題じゃないか!!

あぁ、もう、何を首突っ込んでるんだ!!

こんなん、私じゃない!!

まぁ、さっきのほむらちゃんの、まどかへの熱い思いを聞いた時に既に私自身、答えは出しているんだから良いだろ。

まだ、早いかもしれないけど、この子なら、まどかのことを考えてあげても良いのではないかなんて、まともに子供のこと構ってあげられなかった訳だし。

しつこいけどさ。

まぁ、

「まどかのママとして、応援するよ?」

「ママ・・・」

此れで良い。

「本当に、まどかのこと・・・一生、好きでいてくれるならね。まどかも、一生、彼女の事・・・好きでいてあげな。」

「うん!ありがとう・・・ママ!」

「ありがとうございます・・・」

呆けたように、ほむらちゃんは頭を下げた。

「やったね!ほむらちゃん!」

「まどか・・・」

「ほむらちゃん?」

突然、ほむらちゃんが、まどかを抱きしめて泣き始めた。

何処か、吹っ切れたような感じになったのかもしれないし。

とりあえず親公認で二人が付き合うことが出来たんだから良いじゃないか。

なんて、目出度いから昼から酒でも飲むかー。













数日後の私はいつも以上に仕事が出来るようになっていた。

何だかんだで、嬉しいんだろ。

と、笑うようになっている私がいる。

あの二人も仲良く行っているようで安心だ。

和子は何か困っているようだけど気にしない方向で。

「あ・・・」

とあることを思い出した私はとある機関に働く友人に電話を掛けた。

「あー、私。うん。ひさしぶり・・・でさぁ、聞きたいことあるんだけどさ。そう・・・聞きたいこと。あんたの所で研究している、ほら・・・アレ・・・iPS細胞?あれって実用化してたっけ?女の子同士で子供創れる奴?」

その後の答えを聞いて私は思わず、ニヤリと笑った。

| 魔法少女まどか★マギカ | 00:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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