2011.04.23 Sat
まどか
原作レイプした感・・・
そんな感じの話で・・・
無論、彼女たちの戦いは・・・
描かれている。
「そう・・・先に行くのね・・・巴マミ・・・」
彼女は全てを迎え入れるために世界へと。
私は彼女の存在を見届けるために、別世界と赴いた。
そう・・・
巴マミがティアナ・フローレンスの子供として新たに生を得るその瞬間から。
全ての魔法少女と言う子を救うために宇宙の概念、そのものとなった彼女を。
本来、私は全並行世界を見守る神である。
しかし、私は見守るだけ。
手を下すのはたった一つの世界とした。
それが、ネオ・ヴェネツィア。
他の世界に手を出さなかったのは、何かしら奇蹟を起こせると人を信じてみたかったからだ。
私が手を下せば、全てが無に帰ってしまうから、意味の無いものとなってしまうから、彼女たちの結末を私は傍観したかったのだ。
あの子が、スサノオが絶望した人間を信じてみたかった。
その奇蹟がまさか・・・
その宇宙のルールを書き換える、因果律そのものを大きく変える大特異点になるとは思わなかったけど。
こうして、奇蹟は再び起こる。
彼女たちの戦いは、全て終わった。
だから、私は・・・
行きましょう。
迎える為に・・・
「あれ・・・?私・・・宇宙そのものに・・・」
ふと、私と彼女は同じ。
ただ、私の場合は世界を創る為に因果律となったけど、彼女の場合は救うために因果律になった訳ね。
つまり、それは、世界そのものになるということ。
神に等しい存在。
そして、一部の人間を除いてしか干渉出来ない存在。
まぁ、そこらへんは自分に対するルールを書き換えればそれも、できるんだけど。
「貴女は世界の因果律となった・・・そう、全ての魔法少女と言う存在を救うために、世界の因果律と貴女自身はなった。」
「じゃぁ、どうして、私は此処に・・・!?」
彼女の名前は・・・
まどか。
鹿目まどか。
「世界がどうなってしまっても、あの世界は後は貴方の考えが変わらない限り世界は変わることは無いわ。とは言え、それほどの実行力を出すには世界を終わらせるか、新たに創るかだけど・・・貴女には、それが出来ないしね。」
「はい。」
意味を理解したようね。
あなたは、それをしたく無い。
それで良いのよ。
「あの、それで、私が此処にいるのは・・・」
「魂と意思は別の所にあるわ。そして、魂と意思を別々に動かせるのは神そのもの。私は貴女の魂にこうして、再び・・・いわば、あの世界の神そのものよ。その、意思と魂の形にして今の貴女があるわ。」
それでも、あの世界は彼女の思う・・・
そういう世界になる。
彼女望んだ世界に。
「どうして・・・?」
「貴女はそれを成す程の奇蹟を成し遂げた。貴女が祈れば、あなたの大切な人に力を与えるわ。暁美ほむらにも、美樹さやかにも、佐倉杏子にも、巴マミにも。それを望むなら。」
世界のルールも彼女のルールとなって、彼女の祈りは力を与える。
「え、と・・・後、貴女は・・・?」
あ、難しい話だった見たい・・・?
「私はケット・シー・・・気紛れな猫の妖精・・・いえ、貴女と同じ存在よ。」
「貴女と・・・?」
とは言え、出方が全く違う。
彼女のように全ての人を思って信じてそのような存在になった訳じゃない。
私の場合は、生まれながらにその手の力を持って、一度、人に絶望して、この世界を作り上げた。
言わば、私は現実逃避しているのと同じ。
だからか、彼女が私にとっては誰よりも眩しく見えてしまった。
「いえ・・・やっぱり、私と同じと言ったら貴女に失礼に値する神様だわ。」
「そう・・・ですか?」
一種の神となる道を選んだ彼女・・・
その先には・・・
望んだとおりの人間。
ただ、
「全ての世界の私の子供の母として言いたい・・・良く、頑張ったわね・・・」
そっと、彼女を抱きしめる。
これだけで良い。
彼女は私以上に眩しい・・・
そして、誰よりも綺麗に見えた。
ね、―――。
私が言えた事じゃないけどさ。
人ってこんなに輝ける存在なのね・・・
あんたも、もっと、人を信じて見ても良いんじゃないかな?
「さて・・・あの世界も貴女が望んだように優しく消滅した・・・。」
「星の・・・世界、本来の寿命ですね・・・?」
「そう・・・それによって、貴女の意識と魂は同時に解放された。」
そして、彼女を・・・
「調べれば解る事だったわ・・・インキュベーターが人間文化に干渉してきたときから、既に、世界の寿命はつきかけていた・・・」
「それで・・・私達魔法少女の感情エネルギーが必要になった。」
「そう・・・最後の魔法少女である暁美ほむらの役割を・・・そして、貴女は彼女に力を与えてあの世界は充分と言える程に生きたわ・・・」
「時間が経てばいつかは形ある物が崩れるように。」
「貴女のルールに書き換えられた世界は貴女の予想以上に存在した。」
そして、終末を迎え・・・
宇宙そのものが消えて、
「貴女が最初に関わった魔法少女たちの魂が私の元に来た。」
宇宙が寿命を迎えて安らかに消滅して因果律そのものとなった貴女は今、私の傍にいる。
そして、あなたが此処にいるその意味・・・
「随分と・・・時間が掛かったんですね・・・」
「そうね・・・長かったわ・・・あなたのやってきた事は無駄ではなかったわ。でも、お陰で貴女の望み通りになった。それは、貴女にとっては報われない感じかしら?」
彼女は笑顔で首を振って私の後者の発言を否定した。
その意味を捉えたとき、本当に優しい子なのだと。
人の呪いがあの子の、まどかちゃんの守ろうとした世界を破壊したとしても、それでも、彼女は満足しているのは、守りたかったのは世界ではなく魔法少女そのものだったから、生まれてくる全ての魔法少女に優しい世界にすることができたから?
全ての魔法少女たちに夢も希望も与える事が出来たから?
だから、あなたは満足しているのね。
いえ・・・
その真相は今、目の前にいる彼女しか知らないこと。
無駄に詮索するのも愚かな事ね。
役目を終えて、今、彼女は全てが解放されて・・・
特別に体が存在し此処にいる。
「さて・・・貴女はこれから、どうしたい?」
「私のこれから・・・」
「役目は全て終わったわ。」
「ずっと、私の話し相手になるか、もう一度、何も起きない世界で貴女は生まれ変わるか。」
正直、話し相手になってほしいって言うのもあるけど押し付ける気も無いし。
これは彼女に与えられた選択肢。
「私・・・できることなら、ほむらちゃんや、マミさん、さやかちゃんや杏子ちゃんと・・・一緒にいたい。」
「そう・・・神になる気は・・・此処で、傍観者になる気はないのね。」
「はい。」
こくりと頷いた彼女の存在。
「でも・・・時々、貴女の話し相手になるなら・・・これは・・・ダメですか?」
「いえ。その答えで満足よ。」
私は彼女に触れ魂に戻した。
輪廻を繰り返して人はまた、人に生まれ変わる。
この私の支配する空間を通って彼女は眠り、そして魂となった彼女・・・
アクアへと彼女の魂を送り出した。
そして、鹿目まどかは・・・
灯里ちゃんの子供として・・・
再び、この世界で生を受ける。
「って言う・・・夢見た・・・」
「あ、私も・・・」
クレアお姉ちゃんと、私、高町クレアはそんな感じの夢を見ました。
フローレンスの家系の人たちは全員見たみたい。
マミちゃんはなんか、喜んでるようだし。
「ティーダ姉さんは?」
「あぁ・・・見たわねー・・・たぶん、本当じゃないかしら?」
「姉さんの百合千里眼は当てになるしね。」
「まぁね。」
「そういえば、おなかの中の子供の名前はどうするの?」
「杏子。」
「あぁ・・・」
杏子って・・・
いや、そうじゃなくて。
まぁ、その夢は・・・
ガっくんとエレノアは見なかったようだけどね。
とりあえず、鹿目まどかの魂が灯里ママのお腹にいて、そして、彼女は灯里ママの子供になると。
「灯里ママー」
「ヴィヴィオ、どうしたの?」
「灯里ママ・・・妊娠した?」
「あれー?どうして解ったのー?」
驚いた表情を見せる灯里ママ・・・
ま、そりゃ、そうか。
「んー・・・お告げ?」
あ、確かにお告げかも・・・
っていうか、また、ヴィヴィオ姉さんに妹ができるって言うね。
「ふふ・・・そうなんだ。」
あ、本当だ・・・
灯里ママの嬉しそうな顔・・・
シンシアは・・・
「まだ・・・まだ・・・」
「ぷいぷい。」
「アリア社長~・・・」
アリア社長に甘えてたわ。
「ぷいにゅい。」
「アリア社長~・・・」
ま、まぁ・・・
頑張れ・・・
「昨日、病院に行ったらアリシアと私の子が出来てたみたいで・・・」
「そう。私と灯里の9番目の子供で~す♪」
きゅ、九番目・・・
いや、まぁ・・・
え、マジで・・・?
まぁ、おめでたいことですし、良いんですけどね。
「もう、3ヶ月なんだって~」
「そーなんだー」
とりあえず、まぁ、おめでたいなぁ・・・
って、おもいましたね。
はい。
「あ、名前も決めてあるんだ。」
「もう?」
「うん。」
灯里ママが笑顔で口にしたお腹の中にいる子の名前は・・・
「まどか。」
これから、彼女は・・・この世界で生きる。
一年後・・・
「まどか、ほむらちゃん達が遊びに来たよ~」
「あぅー」
まどかちゃんは生まれました。
そして、彼女の周りには4人の女の子がいました。
彼女達はまどかちゃんの、未来永劫の親友であり、その中の二人は・・・
彼女の伴侶となる子達だそうな。
| 140cmの33歳児 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
まどマギキャラ全員お揃いですね。
しかし、灯里さんの娘ですか。
九人目ってすげー(しみじみ
アリシアさんはさすがですね。
さてさて、まどマギキャラもこっちではのほほんとしてほしいものです。
今回もごちそうさまでした。
それでは、これからも頑張ってください。応援しています。では、また。
| 魔ぎゅなむ | 2011/04/23 06:24 | URL |