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希望はいつも私達の中に。

一応・・・終了・・・
明日から、オマケ。


「クレア・・・」

「夏音ちゃん!」

「解ってる・・・!」

どうしてだろう・・・

貴女が、助けを求めている声がすると、ふと、目を覚ました時に、クレアちゃんたちが空の上で戦っていた。

「クレア・・・」

「クレアちゃん・・・」

大丈夫。

クレアちゃん達には私達がいるから。

私や、マリン、ウリンに、さよみ、楓や、かおる、真音、のりえが見てるから・・・

貴方達の勝利を祈ってるから・・・














「クレア・・・!」

「フェイトちゃん・・・!今は・・・!」

「解ってるけど・・・クレアが・・・あそこに・・・!」

クレア達の戦いが突如、ミッドチルダ上空に移された。

巨大な、敵・・・

ミッドチルダの人間は、あれほど、強大な敵に出会ったこともありませんでした・・・

本来、私達が戦わなければならないのに、彼女達に運命を委ねなければならないことに・・・

一種の恥ずかしさがありました。

本来、大人である私達が、彼女達を助けなければならないのに、ただ、見ているだけで。

彼女達に世界の命運を委ねなければならない悔しさが・・・

でも、でも、今は・・・

今は・・・

祈るしかありませんでした・・・

神よ・・・

お母さん、アリシア・・・

祈って・・・

私達の娘とその、大事な友人である仲間の勝利を・・・













「クレアちゃん・・・」

「お姉ちゃん・・・」

「クレア・・・」

「クレア・・・・・・」

「クレアちゃん・・・」

「撫子・・・」

「アイリ・・・」

「アイリ・・・」

「撫子・・・」

全ての人が願う。

この異常事態に気付いた私達は、願うしかない・・・

突如,空が避け、貴方達の戦いが映し出された。

私達がそっちに行きたいけど、それは出来ないみたいで、私達はこうしてあなた達の勝利を祈るしかないから、だから、勝利を願う。

だから、

「早く勝って・・・帰って来なさい・・・!クレアちゃん・・・」

「勝手に行っちゃう子は・・・お尻、叩いちゃうんだから!早く、勝って戻ってきなさい・・・!アイリ!!」












生きる・・・

生きる・・・

生きる願いを・・・

その、純粋に生きたいと思う願いを、

『プリキュア達に・・・!』

願え・・・

そして、祈れ・・・

その思いは、彼女達の力となる。

全ての者たちがただ、行きたいと願い、そして祈る。

その思いの力が、プリキュア達に力を与えるのだから。

その思いは、力となって、光となって・・・

彼女達、24人のプリキュアたちの元に届く。

さぁ・・・

願え・・・

「何故・・・抗う・・・何故・・・」

姿を、取り戻した・・・

ジェネシック。

輪廻の姿や、何もかもを・・・

模倣して。

ジェネシックが全ての攻撃を私達に繰り出すものの、全てが弾かれる。

『これが・・・暖かさ・・・』

『暖かい・・・』

『そして、力がみなぎってくる・・・』

『気持ちい・・・』

『これが、人の優しさなんだ・・・』

『伝わってくる・・・』

『皆の暖かさが・・・』

それこそ、人の願いと祈り、思いが光という形になって、彼女達に、私たちプリキュアに力を与え、皆の心は穏やかに、そして、優しく、私達の力となり、この思いを・・・

「アリア社長・・・お母さん・・・お父さん・・・ガっくん・・・シンシア、クレアお姉ちゃん・・・伝わったよ!」

全ての人から伝わってくる皆の其々の大切な人への思い

『大切な人からの、皆の思い!』

全ての願いが、生きたいという願いが、私達の無事を祈る願いが、私達の体の中に入り込んで、全ての人の願いをこの身に受けて、24人の、プリキュア全員が飛び出してきた。

その姿は、かつてのプリキュアの起こしてきた奇跡の姿を遥かに凌駕すると言っても良い、救世主、メサイアと言う言葉に相応しい巨大な翼を出した金色の救世主達が飛び出し、24人のプリキュアオールスターズが極とも言える姿で上空へとブラックホールのいる空間へと羽ばたいていく。










これが、

「メサイア・ヴァルキュリア・・・!・・・救世主・・・!」

世界が見える。

そこには、私の故郷や、私達が関わりあってきた、全ての世界が見えてきた。

「聞こえるんだったら、最高のお膳たてをしてやろうじゃない!!シェリル!!ランカ!!」

「「私達の歌を聞けぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」」

ランカとシェリルの歌を・・・

銀河を揺らす歌の力を・・・貴方達に!!











世界の祈りと共に、さらにシェリルさんとランカさんの歌と人々の祈りが宇宙を震わせ、さらに、力を与えてくれる。

全ての世から、全ての世界の私達の勝利を願ってくれている人たちの光が見えた。

それは、私達に更なる力を与てくれる。

『皆・・・ありがとう・・・!!』

全ての人たちに感謝して・・・

最終決戦へと向かおうとしたときだった。

「所詮は醜き感情の塊である人間共がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

巨大なジェネシックは人の形・・・?

いや、その、黒き闇と炎は燃え盛る巨神として、宇宙に災厄を齎す存在として君臨し全ての祈りを捧げる者達に威圧感を与えていた。

地球を、果ては、この銀河を飲み込むのではなかろうかと思われるほどの巨体であった。

私達は、目の前にいるジェネシックをキッと睨みつけた。

「私達は、確かに醜い感情も持ってる!!」

「でも、それと同じくらい、綺麗な感情だって持ち合わせているんだ!!」

「ジェネシック・・・私達の最後の力、受けてくださいまし!!」

「貴様等に我は生み出されたのだ・・・!!ならば、望む!!!!だから、望む!!!!」

それでも・・・

「でも・・・」

「そんなもの・・・人は乗り越えられる!!」

「乗り越えて見せます!!」

私達は!!

「人が闇を望んだのだ!!」

「だから、その人の闇を乗り越える!!」

私はきっぱりとジェネシックに伝えた。

「この優しい人の願いの光を見てもまだ、解らないの!?」

メロディがジェネシックに告げる。

それに怒りを宿したジェネシックが世界の希望を拭い祓うほどの強大な闇を抄出し、全ての希望の光を闇へと変えようとしたが、それは

「無意味ですわ・・・!!」

「だから、今度は・・・私達の番!!!!貴女が苦しめてきた者たちの苦しみ・・・」

そして

「皆の思いの力、思い知るが良いわっ!!!!」

私達は、目の前の強大な敵にも臆せず毅然と立ち構えた。

「みなぎる勇気!!!」

「あふれる希望!!!!」

「光り輝く絆と共に!!!!」

シャイニールミナスが虹色のハートを創り出し、さらに、二人のプリキュアの前に作り出して、そのままブラック、ホワイトの二人が手のひらをハートの前につき出す。

「「エキストリーム・・・!!!!」」

「「「ルナミリオォォォォォオォ!!!!!!!!!!」」」」

そこから、時限をも裂くかのような力を生み出しまさに、闇を祓うための超強大な輝きを持った破壊光がジェネシックに向かって放たれた。

「精霊の光よ、命の輝きよ!!!」

「希望へ導け、2つの心!!!」

二人が手を取り合いながら、詠唱をしながらブライトのブレスレット、そして、ウィンディのバックルに精霊の力を集中させ、そのエネルギーを2人で両手に宿す。

精霊・・・

かつて、死したその存在も、今は、彼女の輪廻の覚悟で全てが蘇り、そこに存在するかのごとく。

彼女達に精霊達の加護があるかのように。

「「プリキュア・スパイラルハートスプラァァァァァァッシュ!!!!!!!!!!」」

加護を受けた光が精霊光が、打ち出され、ジェネシックへと飛んだ。

ミルキィローズがタクトを振るい

「邪悪な力を包みこむ、煌く薔薇を咲かせましょう!ミルキィローズ・メタルブリザード!!!!!!!」

目の前に展開させた巨大な蒼き薔薇と同時に・・・

それは、美しき剣の如くフルーレを5人が使い始める。

「シャイニングフルーレ!希望の光!」

「ファイヤーフルーレ!情熱の光!」

「シャイニングフルーレ!はじける光!」

「プロテクトフルーレ!やすらぎの光!」

「トルネードフルーレ!知性の光!」

クリスタルフルーレ、ファイアーフルーレ、シャイニングフルーレ、プロテクトフルーレ、トルネードフルーレの五本の剣を重ねあって掲げてから構えることで、赤、緑、ピンク、黄色、青の 5つの薔薇のエネルギーを展開させる。

5つの薔薇のエネルギーが巨大な1つの七色の薔薇を生み出し、ミルキィローズの蒼き薔薇が一つになって、

「「「「「「「6つの光に勇気を乗せて!プリキュアミスペリオルフローラルエクスプロージョン!!!!!!」」」」」」」

金色の薔薇となり、敵を押し潰すようにして一筋の超光が宇宙の漆黒を白銀に変えるほどの眩い光を放出した。

ピーチ、パッション、ベリー、パインの4人が胸の前で両手でハートを形作り、4つのハートのエネルギーを生み出して、それを、極となる1つの芸術のように合体させる。

生み出された、巨大な金色のハートを巨大なハートをピーチが両手を組み、4人が同時に前に放出した。

「「「「想いよとどけ!!プリキュアラビングトゥルーハート!!!!」」」」

生きると言う願いをそのハートに乗せて、宇宙を愛で照らすかのごとく、放出される

ブロッサム、マリン、ムーンライトはフラワータクトを。

そして、サンシャインはシャイニータンバリンを振るい巨大な女神を具現化させ、それが、

「「「「花よ咲きほこれ!プリキュアハートキャッチオーケストラ!!!!」」」」

ジェネシックに飛んだ。

「「「「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」」」」

宇宙に輝く光の女神は全ての世界の人たちの生きる希望と化す。

さらに、メロディとリズムが追い討ちをかけるかのごとく、お互いに専用のベルティエを構えて、二人同時に叫び始めた。

「「かけめぐれトーンのリング!!!プリキュアミュージックロンド!!!!」」

2人が光の輪を描くのと同時に、それが、全てに飛ばされていく。

ジェネシックへと、ただ・・・

ジェネシックへと!!

「永劫の輝きよ!!」

「太陽の輝きよ!!」

「月の輝きよ!!」

お互いに、各属性の光を浴びて全ての人の祈りをも、この身に受けて紅い閃光と、蒼い閃光、そして、白銀の閃光が私たち三人に降り注ぎだす。

私の背後に永劫の女神。

アイリちゃんの背後に月の女神。

撫子ちゃんの後ろに太陽の女神・・・

三つの女神が立ち上がる。

私を中心に、両手を前に突き出し・・・

アイリちゃんが私の左手を両手で抑え・・・

撫子ちゃんが私の右手を両手で抑える・・・

三つの閃光が合わさり、それと同時に三人の女神が一つとなり、救いの女神となり始めた。

「「「プリキュア・・・トリニティー・・・メサイアァァァァ!!!!」」」

女神が、両の手から救いの光を放出するのと同じ・・・

私達も救いの光を放出し、その二つが一つになって・・・

全てのプリキュアたちの技と重なり、一つとなり、虹色の光を生み出しながら、ジェネシックに向かって放たれた。

「愚かな・・・!!その程度の力で・・・!!!!」

ジェネシックは、輪廻を模したドールを創り出し、さらに、先ほど倒したかつての敵たちをも1000を超えるほどの敵を召喚した。

しかし、それ以上に、私達の願いは強い。

それすらも全て破壊してもう、何も・・・

無い・・・!

「グアァァァァァァァァ!!!!!!!!!」

ジェネシックの体全体から放出された、漆黒の光が虹色の光と衝突しビッグバンが起こりそうなほどの衝撃が宇宙を、並行世界をも揺るがした。

「くぅぅぅぅぅ・・・・・・!!!!!!!!」

7チームのプリキュアが、それ以上の力で押し返そうとする。

それ以上鬼耐えて・・・

そして、それ以上の力で、返そうとする。

しかし、ジェネシックはその名の通り、破壊的な強さを誇っている。

最大出力で全ての技を放出している。

しかし、こらえるのが・・・

一生懸命のように、思えた・・・








「ちぃ・・・・・・もっと!!もっと・・・!!あの子達に力を・・・!!」

私は、見ていることしかできない。

ただ・・・

見ていることしか・・・

だから、祈るしかない。

祈るしか!

「クレアちゃん・・・!!!!」








私達だけじゃない、全ての、この戦いを見守る全ての世界の住人達が祈る。

そして・・・

願う。

より、強く。

彼女達の勝利を。

強く、より望んだ時、私達の願いが一筋の光として放出され、プリキュアたちの放った光と融合し、さらに巨大なものになる。

プリキュアたちの光と私達、私達、並行多世界の住人の光が融合し、その光はより、美しい輝きをえた。

宇宙を、いえ、私達をすべて包み込むかのような、メシアの放つその光・・・

救いの光は束となってジェネシックの漆黒の破壊光を押し戻し、さらに、圧倒する。

「何故だ・・・!?我は・・・人の醜き欲望から作られたもの・・・!!希望など、欲望の前で・・・」

たじろうジェネシックの前に私達は破壊光を抑えながら言い放つ。

「皆の力が合わさった、救いの光・・・!!それが、この力!!」

プリキュアたちの救いの光が、より、破壊光を圧倒し始めている。

「救いの光・・・!?こんなもので・・・!!こんなもので!!」

ジェネシックはより、その勢いを強めた。

人間の希望に、彼のいう、薄っぺらい人間の希望に負ける屈辱感があった。

私はジェネシックに告げた。

「人間の希望を・・・馬鹿にしすぎたわね・・・!」

撫子ちゃんも、それに続く。

「どんなに醜くても人はそれ以上にまた、綺麗な希望の光をみにつけることができる!」

さらに、アイリちゃんも。

「一つの純粋な願いには・・・穢れがありませんわ・・・!」

また、メロディが今度はジェネシックに言い放つ。

「本当に醜い願いを、今、世界の人が盛っていたら、こんなに綺麗にはならないわ・・・!」

そして、リズムもジェネシックに告げた。

「皆の、今もっている希望には穢れが無い、純粋な綺麗な気持ちでいっぱいだから・・・!」

「なにをぉぉぉぉぉおぉぉ!??!?!?」

ブロッサムが言い放った。

「色んな光が積み重なって出来た・・・救いの光・・・!」

さらに、ブラック続き

「そんな救いの光が・・・!たくさんの出会いを!」

ブライトも続き

「たくさんの友達!」

ピーチが告げる。

「たくさんの幸せや・・・!」

ドリームも言い放つ。

「希望を運んできてくれた!!!!!」

「プリキュアァァァァァァ!!!!!」

ジェネシックの怒号と共に、さらに、力を増す。

「まだ、お解りにならないか・・・!!これが、人の本質であると・・・!!」

輪廻が堂々とつげ・・・

「輪廻・・・」

「クレア、私も一つの光となりて・・・」

一つの光として・・・

より、強大な光と形成し24人はまっすぐな目でジェネシックを見て言った。

『私達の想いは・・・絶対に、永遠に消えはしないんだから!!!!!!!』

『こんなもぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!」

ジェネシックが、再び、押し返す。

しかし、私達は、それ以上に・・・

それ以上の希望と願い、そして、勇気を胸に秘めてジェネシックに私達は立ち向かう。

『負けない・・・!!貴女を倒すために・・・どんなことがあろうとも・・・・・・・!!全てを救って、前に進まなきゃいけないんだからぁぁぁ!!!!!!明日への光と未来を得るために!!!!!!!』

24人が、私を含めたプリキュアたちがさらに、気合を入れ、人々の願いと希望の光は、より強く輝く。

私達、そして、純粋な希望の光を持つ私達の救いの光が、どんどん、ジェネシックに迫り、破壊、漆黒の破壊の光を打ち壊して・・・

「ウォォォォォォォ!?!??!?!?」

『はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!』

私達の思いは届く・・・

全ての想いが・・・

ジェネシックに届き、救いの光に抱きしめられるような形で包まれた。

『これが・・・私達の力!!』

宇宙を覆っていた、ジェネシックの絶望の暗い闇の力を撥ね退けて、プリキュア、精霊、人々の放った救いの光は、ジェネシックだけでなく、全ての並行世界を優しく包み込んだ。

全ての世界が、ネオ・ヴェネツィアも、ミッドチルダも、全てが光に、救いの優しい光に満たされていく。

全ての世界が、花に満たされて・・・

光の花が世界をさらに、作り出し、暖かく、優しい光が・・・

全ての人や、プリキュアたちを包み込んでいった。

そして、私たちは見たのだ。

輪廻が・・・

女神の輪廻がジェネシックを抱きしめて、ジェネシックは本来の姿に戻った。

ジェネシックを・・・

優しく、抱くように包み込み、救って、そして光となってこの世界に溶け込んでいった・・・

その光景が広がる中で、私は・・・

あの人に出会った・・・





「大丈夫だった?」

「ケット・シーさん・・・ちょっと、辛かったかも・・・」

「ごめんなさい。何もしなくて。」

「うぅん・・・私、解ったかも・・・人はもう一度、自分の欲望に向き合わなければならない気がする。私達人間の問題だったんだ・・・」

でも、

「今は・・・こうして、希望でいっぱいで・・・凄い暖かくて幸せだよ・・・」

「うん・・・」

光の中で、皆が皆が、精霊達と別れを告げていた。

「クレアちゃん・・・」

「クレア・・・」

「アリア社長・・・ももねこさま・・・」

「「ありがとう・・・」」

そう、呟き・・・

彼女達は涙ながらに、お礼を言って私達の前から、姿を消した時、大きなまぶしい光が。。。

皆を、優しく、ただ、優しく、包み込んでいた・・・








気付けば全ては元に戻っていて、全てが優しくなっているようなそんな気がした。

ジェネシックの闇の力は全て消滅して、そこには、悪意や敵意すら感じることの無い、世界で、融合した精霊達の世界は存在していなかった。

さらに、全ての世界は、並行世界も閉じた。

ただ、いなかったのは、いつも、側にいた存在であるアリア社長とももねこ様・・・

そして、皆の友人である精霊達もそこには存在していなかった・・・

いつもの場所に、あった、ショッピングモール・・・

ただ、私達は立ち尽くしていた直後に、力を失って、その場にへたり込んでしまった。

全ては、終わったのだ。

そう・・・

全てが、終わった・・・

でも・・・

確かな、喪失感の方が強かった。

全ての少女達が、プリキュアだった少女達が、長く付き合っていた友人達がいなくなり、泣いていた。

もう・・・プリズムフラワーの奇跡を使ったためにそこに、何も存在しない。

全ての精霊達が帰ってしまった。

そして、会うことも無いだろう。

わかっていた、奇跡の代償を・・・

今、現実に、その身で受けた。

今は、ネオ・ヴェネツィアに戻る術さえない。

やっぱり、後悔するよね・・・

泣いちゃうよね・・・

だって、ずっと、友達だったのに・・・

「アリア社長・・・ももねこさまぁ・・・」

「クレア叔母様。。。」

「私だって・・・私だって・・・」

堪えてきたのに、二人は堪えてきたのに・・・

また、私は二人の母親になるって、決めたのに・・・

娘達を抱きしめて、二人の前で涙を流してしまった。

「思いは・・・繋がってる・・・それに・・・皆で、決めたでしょ・・・?」

響が泣きながら、私達に話した。

「前へ進む・・・悲しいお別れじゃないって・・・!」

響も泣いてるくせに・・・

無理して、座り込んで、泣いている私達を響と奏が抱きしめてくれた。

つぼみを、えりかと、いつきが・・・

ゆりさんを、再会したももかが・・・

美希が祈里を・・・

ラブがせつなを・・・

のぞみが、りんとうららを・・・

かれんが、こまちを・・・

咲が舞を・・・

なぎさとほのかが、ひかりを抱きしめて・・・

皆で、思い切り、泣くだけ泣いた・・・

思い切り・・・

思い切り・・・

気が済むまで泣いた。

「瞼。。。痛くなっちゃった・・・」

擦りすぎて・・・

目が充血して、ふと、空を見上げた時・・・

そこには・・・

虹がかかっていた。

全ての人が見渡せるほどの大きな虹が・・・

その虹に皆が目を向け・・・

それを新たな希望として・・・

「あ・・・」

ふと、虹を上を見ると白いドレスを着た輪廻と、その隣にいる黒いドレスを着た輪廻のような女の子が私達を見ていた気がしたけど・・・

桜吹雪が吹いた瞬間、彼女たちは私の視界から姿を消した。












―――エピローグ―――













「アリア、アリア♪」

「なぁに?」

まぁ、やっぱり、寂しいって思っちゃうわけで・・・

クレアちゃんとか、アリアカンパニーの皆とか、どうしてるのかなって・・・

「アリア、呼んでるわ。」

「うん。」

と、シプレたちの元に向かった時、そこには・・・

「え・・・これって・・・」

「種です!」

「じゃぁ・・・」













ふと、風が吹き、空を見ると・・・

ケット・シーが、私に向かって微笑んでいた・・・

そして、彼女は姿を消した・・・

奇蹟の代償とは本当に良く言ったもので確かに帰れない私がここにいたりしたりと、アイリちゃんと撫子ちゃんは、夜になったら、魔法は解けて赤ん坊になるわで。

何故か、朝になると14歳に戻ってる不思議・・・

まぁ、そんな私たちが、ホームレスをするわけにもいかずに。

「じゃぁ、私の家に住む?」

「本当に!?」

水無月かれんさんの家に住むことになりましてね・・・

まぁ、両親は家に帰ってこないことが多いらしいし、ずっとミルクとメイドと3人暮らしだった様子で。

突然、いなくなったし、無駄に家とか大きいから空き部屋とか結構余っているようです。

と、言うより・・・

フローレンスの家に負けず劣らずの大豪邸です・・・

そんな家に住んで、ティーダ兄さんから教えてもらった料理をかれんに出したりと、色々とやったりしています。

まぁ、彼女・・・

何か、他は色々と完璧に近い子なのに、ちょっと、残念な部分が多すぎるとでも申しましょうか。

まぁ、料理だけなんですが。

一応は充実した日々を送っていたわけですが、やっぱり、ふとした緩みで思い出してしまうアリア社長や、もう、会えない両親や妹のこと・・・

そんなことを、考えてしまうのは、皆、共通で・・・

カレンさんはミルクこと、ミルキィローズが彼女だったようでございます。

そんな時、私は仲間に会いに行く事にしてる。

そして、決まって、皆、23人が集まる。

あ、ゆりさんは彼女を連れてくるから、24人になるけど。

そして、

「あはは・・・お菓子の消費が早い・・・」

街が、かつての戦場が良く見える公園で私達は落ち合った。

「だって、奏とひかりと、クレアの作ったの、美味しいんだもん!」

「響、だからって、あんたは口に突っ込みすぎ・・・」

「まったく、響は・・・」

「って、のぞみ!あんたもでしょ!咲となぎさと、ラブも!」

「のぞみさんは、可愛いから、それでいいでしゅ・・・」

「あんたもか!!うらら!!」

あはは・・・

りんさんの、つっこみが・・・

大人気なく、頬張る乙女たち・・・

いや、彼女達を、乙女と呼んでもいいのだろうか。

いや、まぁ、いっか。

「まぁ、私の実家から和菓子を持ってきたから。」

「来たー!こまちさんの、和菓子~」

「ちょっと、響!?って、皆も、まだ、食べるの!?」

まぁ、流石に奏もびっくりするよね・・・

彼女たちの胃袋はどうなってんだ!

と、突っ込みたくなるくらい・・・

「私は、皆様の精気が欲しいですわ。」

「余計、性質悪いわ!!」

こんな、何気ない会話で笑う事が幸せでもある。

「アレだけあったのに・・・もう、これだけしか無いのね・・・」

「あはは・・・」

はぁ、と、周りが周りが呆れる中で・・・

それでも、やっぱり、

「アリア社長・・・皆・・・」

得たものが多かった代わりに、私は失ったものも多かったです。

何せ、特例とは言え、あの時は、私の世界のマルチユニバースまで穴を開けて、本来は違うマルチユニバースですから・・・

時空管理局は手出しできないし、こっちに来たくても来る事が出来ません。

プリズムフラワー無でケット・シーさんは来れるんだけど・・・

何を、してるんだろ・・・?

はぁ・・・

でも、やっぱり・・・

皆に会いたい・・・

「だからぁ!それは、言わない約束だってば!」

えりかに、そう、言われたけど・・・

何処か、彼女の表情も曇りがち。

やっぱり、皆、そうなのよ・・・

「きっと、楽しくやってるよ。お母さん。」

「ん・・・撫子・・・」

14歳の母・・・

うぅん・・・

まぁ、悪い気はしないけど・・・

「そうよ。私達みたいにね。」

美希が、私達を見て、そういう。

「そうだね。」

また、私は笑顔に戻る。

そんな感じで、皆で過ごしています。

やっぱり、楽しいです。

「あ・・・」

「どしたの?なぎさ。」

「ほのか、大きな虹・・・!」

そう言うと、皆が、集まって・・・

空にかかる大きな虹を見て物思いにふけったり、感想を言ったり・・・

「なんともまぁ・・・綺麗な虹ですわ・・・」

「何か、幸せゲットできそう。」

「あ、それ!私も、思った。」

ラブや、響、アイリの他愛の無い会話を聞くだけで幸せです。

「・・・・・・にゅぅ!」

「え、今・・・?声が・・・」

「アイリ・・・?」

「えェ・・・聞こえましたけど・・・」

そう、思ったとき、虹の向こうから光が光の球が飛んできました・・・

「へ・・・?」

その、驚きの顔は徐々に、嬉しさへと変わっていく。

「あぁ・・・!」

最初に反応した、なぎさは

「メップル!?」

「なぎさメポ!」

そして、

「舞チョピ~!」

「チョッピ!?」

各々の、パートナーである精霊達が・・・

そこに・・・

「つぼみ!」

「シプレ・・・」

「奏~!響~!」

「「ハミィ!?」」

落ちてきた、ハミィを二人は我が子のように抱きしめる。

ってことは・・・

「ぷいにゅぅ~♪」

「むやっ!」

私の手に、すっぽりと・・・

「ア、アリア社長に、ももねこさま?!」

「ど、どうして、もう・・・来れないのでは?!」

え、ど、どういうこと!?

「それについては・・・私がお話しましょう。」

「ケット・シーさん!?」

ひ、久々の登場・・・

皆が、突然、現れた人間体のケット・シーさんのもとに集まった、話を聞き出した。

「本来、プリズムフラワーは、全ての人の心の中に入って再生は出来ませんでした。しかし、貴方達の、もう一度、この子達に会いたいという願いと、この子達がまた会いたいという願いが、プリズムフラワーの種を創り出したの。」

「じゃ、じゃぁ、ケット・シーさんが何も手を加えなかったのって・・・」

「ぷいにゅぷい。」

「こういうこと!?」

「そうよ。」

悪戯な笑みで・・・

そして、種は精霊界で育ち・・・

また、この世界で咲き誇った・・・

私達は、純粋に精霊たちの願いを聞いて喜んだ。

「さて、頑張った貴方達にちょっとしたご褒美。」

「ご褒美!?」

そう、聞いて、飛びついたのは・・・

やっぱり、食欲旺盛な子達・・・

「あはは・・・まぁ、違うわよ。あなたたちの考えていることじゃないわ。」

苦笑を浮かべるケット・シーさん。

やっぱり、それでも、ケット・シーさんの人間形態に惹かれるのはわかりますね・・・

うん・・・

とりあえず、ケット・シーさんが指を鳴らした時。












そこは、ネオ・ヴェネツィアに景色が変わった。

そして、何故か・・・

目の前に・・・

お父さんと、お母さんが・・・

「お帰り。」

「クレア。」

優しく、迎える私の両親・・・

「ただいま・・・!」

私は、優しく迎えてくれる両親の胸の中に・・・

飛び込んだ・・・

| 140cmの33歳児 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

 大団円ですね~(しみじみ
 しかし、ジェネシックという名前を持つキャラは強いものです。
 それにも勝ってしまうのがすごいところですが。
 さて、無事にネオ・ヴェネツィアに帰ってこれたうえに、ご両親とも再開できたクレアちゃん。うん、いいですね~。
 ごちそうさまでした&お疲れさまです(ぺこり
 それでは、今回はこれにて。では、また。

| 魔ぎゅなむ | 2011/04/10 06:34 | URL |

Re: タイトルなし

大団円ですねー・・・
やっぱり、強そうな名前の相手に勝つのも、不可能を可能にする、奇蹟のプリキュア。
勝利するのも、また、凄いという事で。
無事にネオ・ヴェネツィアに帰ってきたような感じで、まぁ・・・帰ってきて、えェ、ついでに仲間も連れてきて、良い感じです。
はい。頑張りました。的な感じで。
明日も頑張ります。

| 月 | 2011/04/10 09:15 | URL |















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