2011.01.30 Sun
灯里先輩の誕生日です!でっかい、おめでとうございます!

そんな感じで、今日は、このお方の誕生日ですね。
水無灯里、BIRTH DAY!!!!

何故、アリスの画像があるか・・・それはですね。アレですよ。
誕生日記念SSの視点が、アリスだからですよ。
何で、アリスなのか・・・それは、もう、まぁ・・・うん。
色々とですねー・・・見ていれば、解るかもしれません。
まぁ、読みたきゃ、下記を参照的な感で・・・うん。
とりあえず、百合です。百合百合してます。
最終的には、ありえないはずのものまで、でてきますね。
まぁ、そんな感じで・・・アニメを見直して、この二人が良いなーって、思ったり、思わなかったり。でも、思ったりと、そんな感じの話。
ただ、珍しく、社長が出ない。
社長は、今回は、ちょっと、お休みです。許してくださいね。
んな、感じで・・・灯里はですね。
やっぱり、アレです・・・私より、アリスやアイちゃんにしか幸せに出来ないよね。
と、思った。
最終話に灯里がどうなったかを妄想するのは私の自由ですからね。
はい。とりあえず、内容は百合ですよ?百合です
百合百合~
女の子同士だって、問題ないです。
だって、本当に好きって思いに嘘も本当もありませんから。

それでは、下記よりお読み下さい。
「女の子同士でもいいんじゃないかな?」
昔から、灯里先輩のことが好きでした。
切欠は、ほんの些細なことだった気がする。
ただ、気付いたら、私の中で特別な感情を持ったあの人が私の中にいた。
好きと言う感情が、純粋に愛という・・・
LIKEからLOVEに変わった瞬間。
灯里先輩に、自分の事を友達に置き換えて言って見た。
「アリスちゃん・・・どうして欲しいの?」
「お、応援したいです・・・」
「私も、そうしたいかなー」
「灯里先輩は・・・」
「ん?」
「灯里先輩は、女の人に告白されたら・・・どうしますか?」
「うぅん・・・どうだろ・・・」
「でも・・・好きな人には・・・ちゃんと・・・」
「ちゃんと・・・!?」
「内緒。」
そう、いつもの笑顔で、はぐらかされて、その場で流れた。
「っ・・・!」
目覚め・・・
今日も、また、あの時の灯里先輩の夢を見た。
灯里先輩の夢を見ることが多くなったのは、灯里先輩の誕生日が近いからかもしれないけど、それよりも、今日は、もう、灯里先輩の誕生日だった。
プリマになって中学を卒業して、藍華先輩と灯里先輩もプリマになって・・・それから、何年か過ぎて・・・
私は、少し、少しだけ、大人になった気がします。
どうして、灯里先輩の夢ばかり見てしまうんだろう・・・
灯里先輩・・・
今までと同じように、確かに、憧れているけど・・・
でも、何か、何かに対する思いを否定すると、
「痛い・・・」
胸の奥が、チクって、刺されたように痛くなってしまう。
認めたら、この奥にある感情を認めたら・・・
言うのが怖くなった。
今は、そのことを忘れよう。
そう、心に決めて、今日の仕事に入った。
会ったら、出会ったら、おめでとうって言おう。
それと同時に、懐かしい人に出会った。
久しぶりに藍華先輩に出会った。
やっぱり、でっかい、どきどきしません。
灯里先輩だけみたいです・・・
そして、目の前にいる灯里先輩を見るだけで、やっぱり・・・
嬉しいって言う感情が、全身を電流が駆け巡るように・・・
「ありがとうございました。」
灯里先輩のしぐさの一つ一つに、見とれて・・・
視線をずらすことすら、瞬きすら忘れて、食い入るように、灯里先輩を見てしまう。
「ねー・・・」
「なんですか・・・?」
唐突に、藍華先輩に声をかけられた。
こっちは、灯里先輩を見ていたのに、何か・・・
嫌だ。
邪魔された気がして、どこか、不愉快な感覚だった。
どうして、そう、思ったのかは・・・灯里先輩が好きだから・・・
報われないけど。
「後輩ちゃんってさー・・・」
突然、藍華先輩に言われたこと・・・
正直、でっかい焦った。
だから、ばれないように、必死に否定する。
最初は否定してばかり。
否定したかった。
今以上の関係を望むと壊れてしまいそうな、気がしたから。
でも、否定すると、やっぱり、でっかい胸が痛いです・・・
「なんですか?藍華先輩。」
あの人のことを・・・
「灯里のこと好きよね。」
あの人との関係を友人のままで終わらせてしまいそうだったから・・・
「でっかい、当たり前です。」
だけど、それって、受け入れないといけないことだと勝手に自分に言い聞かせてた。
「男の子を見るような目で灯里を見てるわよね。」
でも否定するたびに、心の中が抉られていくような、苦痛に襲われているみたいで・・・
「なっ・・・で、でっかい、意味不明です!」
「じゃぁ、嫌いなの?」
「そんなわけ、ありません・・・好きです・・・」
確かに、灯里先輩はでっかい・・・
好きです。
でも、そんな、男の子を見るような目で、そんな目で灯里先輩を見たこと・・・
「でっかい、ないはずです!」
嘘・・・
本当は、そういう目で私は灯里先輩を見てる。
灯里先輩・・・
私の大好きな灯里先輩。
でも、口で、否定する言葉を言えば言うほど、否定すればするほど、辛くて、涙が出てしまうほどに、否定することが、でっかい辛い・・・
です。
それに、灯里先輩は・・・
灯里先輩は、私のこと・・・
私のこと・・・
興味なんて・・・
言えば、言えば、認めてしまいそうで、心のどこかで、それを言うことをためらっている自分がいる。
私自身、そんなことは言いたくなかった。
頭の中で整理できていない、自分の感情。
灯里先輩のことを考えると、いつもこうだ。
灯里先輩のことを考えると、押さえが利かなくなって、勝手に泣いて、勝手に怒って、八つ当たりしてしまう・・・
女の子同士と言う壁が邪魔するから・・・
「ありがとう。水無さん。」
灯里先輩の唇とか灯里先輩に抱きつけられるより、もっと、それ以上のことしたいって、でっかい、馬鹿なこと考えている自分が、嫌・・・
「いえ。また、お待ちしております。姫宮様。来栖川様。」
灯里先輩が、自分達のお客様に頭を下げた。
その仕草はとても、可愛らしくあって、大人な感じがした。
顔が赤くなる。
その、可愛さに。
その、可愛さの中にある大人っぽさに。
「姫子、行きましょう。」
「うん。千歌音ちゃん。」
「ん・・・ひめ・・・」
「かわいい・・・」
お客様同士が、女の子同士なのに、キスしてる。
ちょっと、その光景に驚きながらも、その二人の様子をまじまじと見ていた。
そして、重ね合わせてしまう・・・
私と、灯里先輩を。
長いキスをした後、お客様二人は帰って行った。
恥ずかしくて、顔が熱くなって、何かが流れてくる。
熱い・・・
ふと、唇に指を当てると、何かを求めているような気がした。
求めてるのは、灯里先輩の・・・
唇・・・?
何、考えてるんだろ・・・
おかしくなってる・・・
灯里先輩を心のそこから、求めてる・・・
灯里先輩が欲しい。
「ご、ごめんね!?からかうつもりじゃなかったら。元気出して?後輩ちゃん。」
藍華先輩の言葉で平常に戻る。
それでも、灯里先輩の顔を見たとき、やっぱり、灯里先輩が欲しくなった。
灯里先輩・・・
「元気は出してます・・・」
「でも・・・ほうっておくと、奪っちゃうよ・・・?」
そして、真に受ける私がいる。
灯里先輩を取られたくない・・・
体が、急にマラソンした後のような熱さに駆られてしまった。
冗談でも、体に悪い。
「へ・・・?藍華先輩・・・?」
今の、この人の冗談はでっかい、苦手です。
少し、藍華先輩の前で不貞腐れて見ました。
「あれ・・・?アリスちゃんに藍華ちゃん・・・?」
ふと、大好きな声が私の中に入ってくる。
求めているその人の声が、私の全身を駆け巡った。
もっと、もっと、その声が聞きたくなる。
灯里先輩の、その、私の大好きな声が。
藍華先輩の慰めの言葉が私の中に入ってこない。
五感は全て、より、目の前にいる人、水無灯里先輩に見つめられてる。
灯里先輩と目が合った。
灯里先輩の前だと、私は、壊れてしまいそうだ・・・
灯里先輩の前だと、いつもと違う、いやらしいアリス・キャロルが・・・
目覚めそうになる。
「っ・・・」
何も言わずに、藍華先輩から離れようとしたけど、足が動かなくなってる。
うぅん。
動かさないだけ。
私が彼女の視界から離れ動くことを望んでいないだけ。
でも、これじゃ、でっかい、蛇に睨まれた、蛙です・・・
このままでは・・・それでも、自分の本能は求めいる。
灯里先輩を。
「どうしたの?アリスちゃん。」
「へっ!?」
大人びた、灯里先輩・・・
見るだけで、でっかい、引き込まれてしまいます・・・
灯里先輩が、私を見てるだけで・・・
笑顔で迫ってくるだけで・・・
胸の奥が締め付けられる。
うれしいけど、辛い、複雑な感情。
灯里先輩に声をかけられて、嬉しくなってるんだ。
私・・・
灯里先輩・・・
綺麗・・・
目の前にいるこの人を奪いたい・・・
この人を好きだと言っている人から・・・
この人に片思いしてる人から・・・
灯里先輩を・・・
灯里先輩を・・・
「灯里先輩の笑顔を・・・独占したい・・・・・・」
やだ・・・
何、言ってるんだろ・・・
「へ?アリスちゃん?」
「あ・・・」
欲しい・・・
「そ、その・・・」
「え、と・・・」
どうしよう・・・
やっぱり、驚いてるよね・・・
灯里先輩。
「私・・・」
やっぱり、私、変なんだ。
灯里先輩が、とても、困ってる。
そうだよね。
女の子同士なんて、やっぱり、でっかい、ありえないです。
でも・・・
諦めたくない・・・
無理だなんて・・・
「いえ、でっかい、何でもありませんので!」
女の子同士でも、やっぱり、私が一番好きなのは、灯里先輩。
でも、彼女にその気が無い事くらい、解ってるから・・・
「私が灯里先輩のこと隙って言ったら・・・」
私の心が灯里先輩の中に無い事くらい・・・
「灯里先輩、私のこと・・・やっぱり、気持ち悪がるかもしれないし・・・」
灯里先輩はやっぱり、いつもの表情で私を見ているし、灯里先輩の中に私はいない・・・
本人にいえないくらい、私は、怖がってる。
そして、言えば、あの表情を壊してしまうかもしれない。
私が、灯里先輩を壊してしまう。
嫌だ・・・
「そうなるの・・・嫌・・・」
臆病な私の目から涙が溢れ出てくる。
馬鹿みたい・・・
勝手な解釈だって事くらいわかってる。
まだ、告白してないのに。
自分で、認めてしまった。
灯里先輩は、私のことが好きじゃないって。
だから、今は、灯里先輩を見るのが少し、怖い。
でも、言えば、この関係だって壊れるから、一回逃げれば、友達の関係に戻れる。
やっぱり、好き。
女の子同士でも好きだけど、それでも、性別と言う壁が私を邪魔する。
だから。。。
逃げよう。
回れ右を一歩を踏み出そうとした時でした。
「待って・・・」
優しい言葉と、温もりが私を抱きしめた。
逃れようの無い、求めていた感覚に、そのままつかまれて、顔が真赤になってしまった。
「待って・・・!アリスちゃん!」
「は、はなしてください・・・」
「どうして?アリスちゃんが、こんなに泣いてたら・・・心配になっちゃうよ?」
「だって、私のこと・・・」
灯里先輩の中に私は・・・
「まだ、何も言ってないよ?」
「へ・・・・・・?」
「私、アリスちゃんのこと、好きだよ?」
「わ、私だって、灯里先輩のこと、好きです・・・でも・・・」
突然、何を言い出すんだろ・・・
灯里先輩・・・
でも、好きだって言ってくれたのは嬉しかった。
でも、違う。
「アリスちゃんの好きは私を愛してくれてるって、こと?」
「っっっ・・・!どうして・・・」
「どうしてだろうね?私も、アリスちゃんのこと、好きだからかな?アリスちゃんと同じ意味だよ?」
へ・・・?
同じ・・・好き?
でも・・・
「女の子で・・・」
「どうして?女の子だからって、関係ないよ。私は、アリスちゃんのこと、大好きだもん。」
「私・・・私・・・」
その言葉が私の全てを満たしてくれているような気がした。
そのまま、次に出すべき言葉を出さずに、歓喜の涙を灯里先輩の胸の中で流した。
大好きで、一生、一緒にいるって決めた・・・
この人の胸の中で。
「女の子同士だからって、関係ないよ?今、こうして好きだって言う、思いは本物だもん。」
「灯里・・・」
「アリスちゃんの告白が・・・私の最高の誕生日プレゼントだよ?」
「は、恥ずかしい台詞、でっかい、禁止です・・・でも、今日は、許します・・・」
「うん・・・」
「あ、灯里先輩・・・?」
「んー?」
「誕生日、でっかい、おめでとうございます・・・」
「ありがと。アリス・・・愛してる・・・」
そっと、囁いた灯里先輩の言葉は誰よりも甘くて蕩けるような言葉でした。
「私がいること、忘れてるわよね・・・?」
「藍華先輩・・・でっかい、KYです。」
「ぬなっ!?」
でも、それ以上に灯里の温もりはでっかい素敵でした・・・
その後は、灯里先輩と恋人同士に。
「おー、モミ子ー。暇だから俺と・・・」
「暁さん、申し訳ありません。灯里は、これから、私とデートですので。」
「そう言う事なんです。すいません。暁さん。」
「って言う、ことが、昔、私とママの間にあったんだよ。」「あ、灯里!暴露はでっかい、禁止です!」
「えー、だってー・・・愛菜の前では話したいなーって。」
そして、十年経って、私と灯里先輩は結婚させてもらいました。
何気に、子供が一人生まれたりと・・・
今は、でっかい幸せです。
「灯里・・・!」
「ほへ?ん・・・」
子供だからといって、私と灯里が付き合う切欠になった話をする悪い子には、キスでお仕置きだから・・・
それと、
「ハッピーバースデー?灯里・・・」
「ありがと・・・アリス・・・」
昔から、灯里先輩のことが好きでした。
切欠は、ほんの些細なことだった気がする。
ただ、気付いたら、私の中で特別な感情を持ったあの人が私の中にいた。
好きと言う感情が、純粋に愛という・・・
LIKEからLOVEに変わった瞬間。
灯里先輩に、自分の事を友達に置き換えて言って見た。
「アリスちゃん・・・どうして欲しいの?」
「お、応援したいです・・・」
「私も、そうしたいかなー」
「灯里先輩は・・・」
「ん?」
「灯里先輩は、女の人に告白されたら・・・どうしますか?」
「うぅん・・・どうだろ・・・」
「でも・・・好きな人には・・・ちゃんと・・・」
「ちゃんと・・・!?」
「内緒。」
そう、いつもの笑顔で、はぐらかされて、その場で流れた。
「っ・・・!」
目覚め・・・
今日も、また、あの時の灯里先輩の夢を見た。
灯里先輩の夢を見ることが多くなったのは、灯里先輩の誕生日が近いからかもしれないけど、それよりも、今日は、もう、灯里先輩の誕生日だった。
プリマになって中学を卒業して、藍華先輩と灯里先輩もプリマになって・・・それから、何年か過ぎて・・・
私は、少し、少しだけ、大人になった気がします。
どうして、灯里先輩の夢ばかり見てしまうんだろう・・・
灯里先輩・・・
今までと同じように、確かに、憧れているけど・・・
でも、何か、何かに対する思いを否定すると、
「痛い・・・」
胸の奥が、チクって、刺されたように痛くなってしまう。
認めたら、この奥にある感情を認めたら・・・
言うのが怖くなった。
今は、そのことを忘れよう。
そう、心に決めて、今日の仕事に入った。
会ったら、出会ったら、おめでとうって言おう。
それと同時に、懐かしい人に出会った。
久しぶりに藍華先輩に出会った。
やっぱり、でっかい、どきどきしません。
灯里先輩だけみたいです・・・
そして、目の前にいる灯里先輩を見るだけで、やっぱり・・・
嬉しいって言う感情が、全身を電流が駆け巡るように・・・
「ありがとうございました。」
灯里先輩のしぐさの一つ一つに、見とれて・・・
視線をずらすことすら、瞬きすら忘れて、食い入るように、灯里先輩を見てしまう。
「ねー・・・」
「なんですか・・・?」
唐突に、藍華先輩に声をかけられた。
こっちは、灯里先輩を見ていたのに、何か・・・
嫌だ。
邪魔された気がして、どこか、不愉快な感覚だった。
どうして、そう、思ったのかは・・・灯里先輩が好きだから・・・
報われないけど。
「後輩ちゃんってさー・・・」
突然、藍華先輩に言われたこと・・・
正直、でっかい焦った。
だから、ばれないように、必死に否定する。
最初は否定してばかり。
否定したかった。
今以上の関係を望むと壊れてしまいそうな、気がしたから。
でも、否定すると、やっぱり、でっかい胸が痛いです・・・
「なんですか?藍華先輩。」
あの人のことを・・・
「灯里のこと好きよね。」
あの人との関係を友人のままで終わらせてしまいそうだったから・・・
「でっかい、当たり前です。」
だけど、それって、受け入れないといけないことだと勝手に自分に言い聞かせてた。
「男の子を見るような目で灯里を見てるわよね。」
でも否定するたびに、心の中が抉られていくような、苦痛に襲われているみたいで・・・
「なっ・・・で、でっかい、意味不明です!」
「じゃぁ、嫌いなの?」
「そんなわけ、ありません・・・好きです・・・」
確かに、灯里先輩はでっかい・・・
好きです。
でも、そんな、男の子を見るような目で、そんな目で灯里先輩を見たこと・・・
「でっかい、ないはずです!」
嘘・・・
本当は、そういう目で私は灯里先輩を見てる。
灯里先輩・・・
私の大好きな灯里先輩。
でも、口で、否定する言葉を言えば言うほど、否定すればするほど、辛くて、涙が出てしまうほどに、否定することが、でっかい辛い・・・
です。
それに、灯里先輩は・・・
灯里先輩は、私のこと・・・
私のこと・・・
興味なんて・・・
言えば、言えば、認めてしまいそうで、心のどこかで、それを言うことをためらっている自分がいる。
私自身、そんなことは言いたくなかった。
頭の中で整理できていない、自分の感情。
灯里先輩のことを考えると、いつもこうだ。
灯里先輩のことを考えると、押さえが利かなくなって、勝手に泣いて、勝手に怒って、八つ当たりしてしまう・・・
女の子同士と言う壁が邪魔するから・・・
「ありがとう。水無さん。」
灯里先輩の唇とか灯里先輩に抱きつけられるより、もっと、それ以上のことしたいって、でっかい、馬鹿なこと考えている自分が、嫌・・・
「いえ。また、お待ちしております。姫宮様。来栖川様。」
灯里先輩が、自分達のお客様に頭を下げた。
その仕草はとても、可愛らしくあって、大人な感じがした。
顔が赤くなる。
その、可愛さに。
その、可愛さの中にある大人っぽさに。
「姫子、行きましょう。」
「うん。千歌音ちゃん。」
「ん・・・ひめ・・・」
「かわいい・・・」
お客様同士が、女の子同士なのに、キスしてる。
ちょっと、その光景に驚きながらも、その二人の様子をまじまじと見ていた。
そして、重ね合わせてしまう・・・
私と、灯里先輩を。
長いキスをした後、お客様二人は帰って行った。
恥ずかしくて、顔が熱くなって、何かが流れてくる。
熱い・・・
ふと、唇に指を当てると、何かを求めているような気がした。
求めてるのは、灯里先輩の・・・
唇・・・?
何、考えてるんだろ・・・
おかしくなってる・・・
灯里先輩を心のそこから、求めてる・・・
灯里先輩が欲しい。
「ご、ごめんね!?からかうつもりじゃなかったら。元気出して?後輩ちゃん。」
藍華先輩の言葉で平常に戻る。
それでも、灯里先輩の顔を見たとき、やっぱり、灯里先輩が欲しくなった。
灯里先輩・・・
「元気は出してます・・・」
「でも・・・ほうっておくと、奪っちゃうよ・・・?」
そして、真に受ける私がいる。
灯里先輩を取られたくない・・・
体が、急にマラソンした後のような熱さに駆られてしまった。
冗談でも、体に悪い。
「へ・・・?藍華先輩・・・?」
今の、この人の冗談はでっかい、苦手です。
少し、藍華先輩の前で不貞腐れて見ました。
「あれ・・・?アリスちゃんに藍華ちゃん・・・?」
ふと、大好きな声が私の中に入ってくる。
求めているその人の声が、私の全身を駆け巡った。
もっと、もっと、その声が聞きたくなる。
灯里先輩の、その、私の大好きな声が。
藍華先輩の慰めの言葉が私の中に入ってこない。
五感は全て、より、目の前にいる人、水無灯里先輩に見つめられてる。
灯里先輩と目が合った。
灯里先輩の前だと、私は、壊れてしまいそうだ・・・
灯里先輩の前だと、いつもと違う、いやらしいアリス・キャロルが・・・
目覚めそうになる。
「っ・・・」
何も言わずに、藍華先輩から離れようとしたけど、足が動かなくなってる。
うぅん。
動かさないだけ。
私が彼女の視界から離れ動くことを望んでいないだけ。
でも、これじゃ、でっかい、蛇に睨まれた、蛙です・・・
このままでは・・・それでも、自分の本能は求めいる。
灯里先輩を。
「どうしたの?アリスちゃん。」
「へっ!?」
大人びた、灯里先輩・・・
見るだけで、でっかい、引き込まれてしまいます・・・
灯里先輩が、私を見てるだけで・・・
笑顔で迫ってくるだけで・・・
胸の奥が締め付けられる。
うれしいけど、辛い、複雑な感情。
灯里先輩に声をかけられて、嬉しくなってるんだ。
私・・・
灯里先輩・・・
綺麗・・・
目の前にいるこの人を奪いたい・・・
この人を好きだと言っている人から・・・
この人に片思いしてる人から・・・
灯里先輩を・・・
灯里先輩を・・・
「灯里先輩の笑顔を・・・独占したい・・・・・・」
やだ・・・
何、言ってるんだろ・・・
「へ?アリスちゃん?」
「あ・・・」
欲しい・・・
「そ、その・・・」
「え、と・・・」
どうしよう・・・
やっぱり、驚いてるよね・・・
灯里先輩。
「私・・・」
やっぱり、私、変なんだ。
灯里先輩が、とても、困ってる。
そうだよね。
女の子同士なんて、やっぱり、でっかい、ありえないです。
でも・・・
諦めたくない・・・
無理だなんて・・・
「いえ、でっかい、何でもありませんので!」
女の子同士でも、やっぱり、私が一番好きなのは、灯里先輩。
でも、彼女にその気が無い事くらい、解ってるから・・・
「私が灯里先輩のこと隙って言ったら・・・」
私の心が灯里先輩の中に無い事くらい・・・
「灯里先輩、私のこと・・・やっぱり、気持ち悪がるかもしれないし・・・」
灯里先輩はやっぱり、いつもの表情で私を見ているし、灯里先輩の中に私はいない・・・
本人にいえないくらい、私は、怖がってる。
そして、言えば、あの表情を壊してしまうかもしれない。
私が、灯里先輩を壊してしまう。
嫌だ・・・
「そうなるの・・・嫌・・・」
臆病な私の目から涙が溢れ出てくる。
馬鹿みたい・・・
勝手な解釈だって事くらいわかってる。
まだ、告白してないのに。
自分で、認めてしまった。
灯里先輩は、私のことが好きじゃないって。
だから、今は、灯里先輩を見るのが少し、怖い。
でも、言えば、この関係だって壊れるから、一回逃げれば、友達の関係に戻れる。
やっぱり、好き。
女の子同士でも好きだけど、それでも、性別と言う壁が私を邪魔する。
だから。。。
逃げよう。
回れ右を一歩を踏み出そうとした時でした。
「待って・・・」
優しい言葉と、温もりが私を抱きしめた。
逃れようの無い、求めていた感覚に、そのままつかまれて、顔が真赤になってしまった。
「待って・・・!アリスちゃん!」
「は、はなしてください・・・」
「どうして?アリスちゃんが、こんなに泣いてたら・・・心配になっちゃうよ?」
「だって、私のこと・・・」
灯里先輩の中に私は・・・
「まだ、何も言ってないよ?」
「へ・・・・・・?」
「私、アリスちゃんのこと、好きだよ?」
「わ、私だって、灯里先輩のこと、好きです・・・でも・・・」
突然、何を言い出すんだろ・・・
灯里先輩・・・
でも、好きだって言ってくれたのは嬉しかった。
でも、違う。
「アリスちゃんの好きは私を愛してくれてるって、こと?」
「っっっ・・・!どうして・・・」
「どうしてだろうね?私も、アリスちゃんのこと、好きだからかな?アリスちゃんと同じ意味だよ?」
へ・・・?
同じ・・・好き?
でも・・・
「女の子で・・・」
「どうして?女の子だからって、関係ないよ。私は、アリスちゃんのこと、大好きだもん。」
「私・・・私・・・」
その言葉が私の全てを満たしてくれているような気がした。
そのまま、次に出すべき言葉を出さずに、歓喜の涙を灯里先輩の胸の中で流した。
大好きで、一生、一緒にいるって決めた・・・
この人の胸の中で。
「女の子同士だからって、関係ないよ?今、こうして好きだって言う、思いは本物だもん。」
「灯里・・・」
「アリスちゃんの告白が・・・私の最高の誕生日プレゼントだよ?」
「は、恥ずかしい台詞、でっかい、禁止です・・・でも、今日は、許します・・・」
「うん・・・」
「あ、灯里先輩・・・?」
「んー?」
「誕生日、でっかい、おめでとうございます・・・」
「ありがと。アリス・・・愛してる・・・」
そっと、囁いた灯里先輩の言葉は誰よりも甘くて蕩けるような言葉でした。
「私がいること、忘れてるわよね・・・?」
「藍華先輩・・・でっかい、KYです。」
「ぬなっ!?」
でも、それ以上に灯里の温もりはでっかい素敵でした・・・
その後は、灯里先輩と恋人同士に。
「おー、モミ子ー。暇だから俺と・・・」
「暁さん、申し訳ありません。灯里は、これから、私とデートですので。」
「そう言う事なんです。すいません。暁さん。」
「って言う、ことが、昔、私とママの間にあったんだよ。」「あ、灯里!暴露はでっかい、禁止です!」
「えー、だってー・・・愛菜の前では話したいなーって。」
そして、十年経って、私と灯里先輩は結婚させてもらいました。
何気に、子供が一人生まれたりと・・・
今は、でっかい幸せです。
「灯里・・・!」
「ほへ?ん・・・」
子供だからといって、私と灯里が付き合う切欠になった話をする悪い子には、キスでお仕置きだから・・・
それと、
「ハッピーバースデー?灯里・・・」
「ありがと・・・アリス・・・」
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