2011.01.22 Sat
やさしさに包まれたなら
何か、ガっくん=緒方恵美のイメージが・・・
あー・・・長編?終わった。
「うん・・・そんな、気がする・・・」
どこか、察してくれたような気がします。
クレアの意思が、向こうに行けない私たちの変わりに、あの子達が向かってくれたような、そんな感じかな・・・
「しかし、ガっくん・・・未来の嫁を救わないなんて・・・何をやらせているのか・・・」
「な、なのは・・・?」
「還ってきたら、うへへへっへへへへ・・・・・・・・・」
この後、夫を説得するのに、だいぶ、時間がかかりました。
なのは・・・
ガっくん、帰ってきてからの訓練が辛くなったら、多分、それは・・・
止められなかった私のせいになります。
「ねーねー。」
「何・・・?(小)フェイトちゃん。」
あ、彼女達、まだいます。
「どうして、フェイトおねーちゃんはさー」
「うん?」
「お仕置き返ししないの?」
「え・・・・・・?」
ここんとこ、夜の生活を小さな私たちに覗かれている気がするのは、何故でしょおう・・・
「いつも、お仕置き返しして無いよー?」
「う、うん・・・」
「ねー、どーしてー?」
「え、えと・・・」
「ねー、なんでー?」
この後、なのはが、止めようとしていましたけどね。
(小)なのはに、質問攻めにあっていたので、やっぱり、無理でした。
「ぶエっクシュ・・・」
「ガっくん?風邪?」
「いえ・・・・・・」
なんか、ミッドに戻りたく無い気がする・・・
けど、今は、帰らないから、どうでも良いや。
それより・・・
「ゲーソ♪ゲーソ♪」
「どういう原理で・・・」
ガっくんの最近、気になっている人は、色んな意味で
「イカちゃんよね。」
えぇ・・・
まぁ、彼女の存在は謎だし・・・
と、現実逃避したくなるほどの、展開が続いてますね。
「えぇ・・・気になります。」
イカちゃん・・・
ある種、覚醒しても最初は通じない絶望的な状況を演出すると言う・・・
まぁ、良くある特撮的な展開。
まあ、そうしないとあっさりだもんねー
「なんか、手はあるんですかね?」
「あんじゃないの?」
どうせ、
「新形態でも勝てなかったら、それを超える新形態が出てきたりさー」
「そんな、また、メタフィクションな・・・」
「いやいや、そんなもんさ。死んだと思った仲間やライバルの復活ーとかね。」
「まぁ、でも、ありえそうですけど・・・」
そえか、
「ありがちな展開としては突然ひらめく、真必殺技とかさ。」
「あー・・・」
なんか、色々と、その身に覚えがありそうな顔してるわ。
この子。
「それか、最後の残る力を振り絞って、俺の勝ちだ~みたいな?」
「うわぁ・・・ありそうで恐いです・・・」
「まぁ、最近の少年漫画は、そういうのと、余裕で買ったり、実は罠にはめていたり。」
「そうですねー・・・」
まぁ、予想すると、色々とありすぎて、恐いですが。
とりあえず、まぁ、皆、大好きって感じですかね。
とりあえず、まぁ、終わり方・・・
ラスボスとのけりの付け方って、色々とある感じです。
「ロボットアニメだと、最近は、二号ロボットが大破して一号ロボットが再び出てきて、サージェオーパスをバスターランチャーを打ち込む感じなね。」
「そのネタ知ってる人、少ないです・・・」
でも、此処の、今の管理人の場合は、とりあえず、王道を入れておけばいいんじゃね?
的な感じで。
そう言えば、管理人の真面目なほうのSSは描き終わったみたいです。
でも、編集が面倒くさいから出す気力がないようです。
本人的には。
じゃぁ、あの平行世界のくだりとかなんだって、話ですけどね。
はぁ・・・
まぁ、良いや。
「昔、野球漫画で一球投げるシーンだけで一話終わる漫画があってね?」
「届いた・・・!?」
「へ?何が?」
「ラ、ライン・リッターが・・・?」
「感じるの?」
「まぁ・・・なんか・・・今、一瞬、僕の中に・・・」
「終わった・・・?」
もう、打つ手は無い・・・
などと、一瞬、嫌な考えが頭をよぎる。
あの時は、そうだった。
ちょっと、不安になった。
でも、私の手に今、与えられたものはお父さんとお母さんと、ガッくんが私の中にある。
受け取った、私を助けてくれる感情・・・
「ぷいにゅ・・・」
「むや。」
もう・・・
これで・・・
やるしかない・・・
家族や大好きな人の力を借りて・・・
「レイジングハート、バルディッシュ、ライン・リッター・・・アリア!夏音さんと、マリンさんを助けるための力を貸して!!」
「クレアちゃん・・・」
どうしてか・・・
彼女が、今、余裕であることがわかる。
大丈夫だと、思う。
だから、僕は、見守ってるよ。
此処で・・・
「クレア・・・?暖かい・・・」
伝わってくる、娘の感情に安堵を覚えました。
何か、安心しきっているかのような。
心配しなくても良いよね。
クレア・・・
今は、頑張って。
ただ、それしかいえませんでした。
でも、あの子を信じます。
あの子を・・・
「ね?なのは・・・」
「うん。」
黒の世界は人に歪んだ恋愛感情や絶望を押し付ける。
でも、それは間違い。
人を愛することってね。
性別とか、年齢がどうこうじゃないんだ。
自分が誰を愛するかなんだよ!
私は、ガっくんは男性だからじゃなくて、ガっくんの全てが好きだから、ガっくんを愛するって、決めたんだ!
お母さんとお父さんだって、そうだよ!
クレアお姉ちゃんや、ニア姉さんだって!
それに、アリシアママや、灯里ママだって、そうだよ!
自分が愛したい人を、どこまで、その人に愛せるか・・・
伝わらなきゃ、あの、司書長みたいになるし、認めたくないけどシンシアとアリア社長もお互いを愛し合っているような・・・!
まぁ、それよりだ!
その大切にする感情を歪ませることなんて・・・
だめ・・・!
暖かい・・・
三つのデバイスのお陰で・・・
私は、強くなれる!
「バルディッシュにレイジングハート、それに、ライン・リッターまで・・・」
それに、この状態であると。
また、私の中に希望が戻ってきた。
そんな感覚がする。
「負ける気がしない・・・」
ボソッと、呟くだけで。
強くなれた気がする。
言霊・・・
それは、多分、此処にきたデバイスたちが、お父さんや、お母さん、ガっくんの温もりを感じることができたから。
「クレアお姉ちゃんまで・・・」
大丈夫・・・
うん。
世界が、全て、黒で染まろうとしている・・・
でも・・・
でも・・・!
今なら・・・
私の中に、希望はあるよ・・・!
私の中の可能性・・・!
うぅん!
可能性は常に、今の私の状態なら、100%!
「夏音さん、マリンさん・・・!!」
「クレア・・・!?あんた、何か、変わって・・・違う?」
「クレアちゃん・・・?」
今から・・・
私は・・・
「お願い・・・!!アリア!!皆!!」
各デバイスが、それぞれの宝玉と同じ光を発光し、アリアと一つになってくれる。
私とアリア社長とももねこ様の力に答えてくれる、デバイス・・・!
「クレア・・・・・・」
「輪廻・・・!?」
声が聞こえた。
輪廻の声が・・・
「私の力を・・・!」
四つのデバイスに、そして、輪廻の力が合わさる。
そして、産まれた、一つの力。
アリア・ガーレントゥエタルノ!
これなら・・・
このデバイスなら・・・!
やれるはず・・・
アリアの現段階での究極形態。
「晴らします!この世界の闇を晴らして見せます!」
「あんた・・・いや・・・まぁ、いっか。」
「はい!とりあえず、こまかいことは、いいっこなしです!」
でも、解ってるのはアリアが最終形態になっても、私たちはアレを打ち破ることができません!
だから・・・
それに、この、アリアは
「私たち三人で、ようやく、力を制御できるんです・・・!だから・・・!」
だから、皆でしたいの。
皆で・・・
「一緒にです。三人、一緒で・・・」
「うん・・・」
「解った。」
同時に、夏音さんとマリンさんが一緒に、アリアに手を触れた瞬間、アリアが光りだす。
その色は、黄金に・・・
まさに、闇を晴らすかのように、美しい光でした。
全ての希望は、この、アリアの中にありと、言わんばかりに美しい光。
希望の光を私の・・・
うぅん。
夏音さんとマリンさんと私の希望の光。
三人の力が、私たちの三人の希望の光になる・・・
両親と、クレアお姉ちゃんと、一番大切な人の思いまで持った、この子なら・・・
光を得て、黄金色に輝き、もっと、それ以上の姿へと。
「出る・・・」
「行け・・・!」
そして放出される。
この世界を覆っていた、全ての黒いオーラを掻き消して。
無へと返していく。
これが、浄化・・・
「光が・・・」
言葉と同時に、放出された光は、全てを、全てを・・・
無から、元ある世界に戻していく。
黒い世界から、黒に包まれた世界から、元の蒼い空の世界に。
黒は光となって、もとの世界をより、彩り始めた。
「人の愛情が・・・・・・また、世界を作り直した・・・・・・」
「また、綺麗な世界に・・・・・・」
呆然としてしまう、その綺麗さに、驚きました・・・
こんなに、綺麗だとは、思いませんでしたから・・・
「綺麗・・・・・・」
元は、人の純粋な愛情・・・
誰もが最初に持っていたはずのもの。
それが、こうして、世界を彩るために使われる。
純粋に綺麗だと思う、これが人を傷つける・・・
ただ、綺麗なものだけにするのも、別のものに変わってしまうのも・・・
全ては人次第。
「それよりも・・・疲れました・・・」
「そうだね・・・」
「変身すると、無駄に体力使うわね・・・」
まぁ、とりあえず、解決で良いのかな?
うん。
良いと、思う。
疲れて、へたり込んだ、私たちは黒から青空に戻る空を眺めていた。
「ぷいにゅ・・・」
「むや。」
あ、ももねこ様にアリア社長も・・・
元に、戻った。
あれ・・・
まさか・・・
はぁ・・・
元に戻る青空を見ながら、とりあえず、その日は終わりを告げました。
また、明日・・・
です。
ただ・・・
終わった後に流れた、風の感覚は、どこか、やさしさに包まれたような・・・
そんな感じでした。
「夏音ちゃん・・・夏音ちゃん・・・夏音ちゃん・・・」
「マリン・・・クレアが・・・起き・・・」
もう、眠れません・・・
再会して、会えなかった分、二人のあらあら、うふふ。
は、情熱的で、さらに、もう、えぇ・・・
激しかったですよ・・・
言わせんな・・・
バカ。
仕方ないので、戻ってきた楓さん達のところ、
「こっちは、空いてるので。」
と、言うことで、楓さんたちは、健全でした。
やっと。
日常が、この世界の日常が戻ってきた。
そんな、気がしました。
まぁ、次の日は・・・
秘境めぐりということで・・・
昨日以上に、体力を使った気がした。
なんだかんだで、楽しかったんですけどね。
夏音さんと、マリンさんもなんか、微笑ましかったですし。
そんな、秘境巡りを終えた次の日でした。
「ぷいぷい。」
「へ・・・?」
「むや。」
「今日、お別れしないと、いけないの?」
「ぷいにゅ・・・」
アリア社長が、そうだよって、頷きました。
「だから、今日は、皆で写真を撮ろうと思うので。」
「でも、今、写真とっても、クレアには・・・」
あ、届かない・・・
「むや。」
「ももねこさんが、届けてくれるって。」
マリンさんが、私に、そう、囁いてくれました。
「クレアちゃんには感謝してるよ・・・ありがと・・・お陰で、夏音ちゃんと、こう、なれたから。」
「い、いえ・・・」
「素直に、受け取っておきなさい。」
「は、はい・・・」
そういえば、掟を破って、付き合うようです。
この二人・・・
愛し合うって、やっぱり、あの二人のように純粋に愛し合うって、やっぱり、素晴らしいことだなって、思うな。
やっぱり、そうじゃないとね。
だから、私は大切な人に思い切り、愛をあげたい。
「クレアのお陰・・・」
は、考えてみれば、私、あの二人にとって、恋のキューピットという奴では!?
「撮るよー!」
「は、はい!」
私とアリア社長、そして、ももねこ様が真ん中で・・・
夏音さんと、マリンさんが私を抱きしめて、周りに皆さんがいる感じ。
やさしさに包まれたなら・・・
その、写真を楓さんに撮影してもらった時・・・
私とアリア社長の体は、ネオ・ヴェネツィアに戻っていた。
「お帰り。クレアちゃん。」
「ただいま・・・ガっくん。」
この世界に還って来て、一番、最初に会えた人が最も、愛してる人でよかった。
「ぷいにゅい。」
あ、アリア社長も戻ってきた。
「アァァァァァァァリィィィィィィィアァァァァァァァ社ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ長ぅぅぅぅぅうぅぅぅうぅぅ!!!!!!!!!!!!」
「ぷいにゅぅ!」
シンシアも、相変わらずだ。
「あ、お姉ちゃん、いたんだ。」
「いたよ・・・」
まぁ、今は、どうでも良いかな・・・
なんて、おもったり。
とりあえず、マリンさんと夏音さんは無事に一緒になれたし、あの二人にこれから、祝福がありますように・・・
「お帰り。クレアちゃん。」
「あ、ただいま。クレアおねえちゃん。」
「どだった?」
「んー・・・まぁ、どうだったんだろ。やさしかったかな?」
「そう?」
まぁ、なんか、良く解らないけど充実したものを得た気になりました。
「そっか・・・そっか・・・闇将軍編とは、大間違いだ・・・」
そう、言いながら、お姉ちゃんは去っていきました。
何が、あったんだろ・・・
「一人で満足?」
「うん。そうかも。」
あ、そだ・・・
「ガっくん・・・」
それと・・・
「何?」
輪廻・・・
「向こうの人たち嫌いになっても・・・私だけは嫌いになっちゃ嫌だよ?」
忘れないよ・・・
「うん・・・」
そう、言って・・・
大事な人に、後から抱きしめてもらいました。
それが、暖かくて、嬉しかったです。
ガっくんの、やさしさに包まれて幸せな私なのでした。
| 140cmの33歳児 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
クレアちゃんが無事に帰還しましたね~(しみじみ
そして、ガっくんに後ろから抱きしめられているハッピーエンドですか。
いいですね~(しみじみ
そして、思います。なのフェイ並みにやっぱり、いいですね~。この二人はって。
我ながら、よく生み出せたなぁって思いました。なんだか親バカ的な意見ですいません(汗
というわけで、ごちそうさまです。&お疲れ様でした。
それでは、これからも頑張ってください。応援しています。では、また。
| 魔ぎゅなむ | 2011/01/22 06:31 | URL |