2011.01.21 Fri
不安
さっきまで、青空だった気がしたので・・・
どうして・・・?
こうなっているの・・・?
黒に染まっている感じがしたので・・・
「かおちゃん。」
「なに?ぽって?」
「空が、暗い・・・」
どうして、こんな、暗く・・・
なってるの・・・?
「なんか、嫌な予感がする・・・」
「大丈夫だよ・・・ぽって・・・私がいるじゃん?」
「うん・・・そうだけど・・・」
さっきまで、お昼だったのに、今、これは、ちょっと、怖い・・・
私・・・
かおちゃんに、少し、抱きしめてもらうだけで少しは楽になれた気がしたけど・・・
何が、起こってるんだろ・・・?
それに、クレアちゃんたちのいる島は・・・
どうなってしまっているの・・・?
写真に写らない何か、怖い、黒い空・・・
私は、それが、凄い、怖かったのでした・・・
「全てが、無に還らない・・・?」
何も、掴めない。
どうして・・・
こうなってしまったの・・・?
目の前の黒い空に恐怖を抱きました。
まだ、夜ではないのに、黒い空・・・
ところどころ、紫とか、グラデーションガあるわけではなく、包まれるかのように、黒い壁が島を、いや、それが、徐々に広がり始めてる・・・
「そんな・・・どうして・・・」
「逆に、私たちの光を取り込んで、成長しているみたい・・・」
「そんな・・・」
巫女達が覚醒した後の光も吸収して、逆に大きくなって・・・
全ての世界を包んでいる。
この島から、徐々に、全てを、世界を包み込むように広がりこんでる。
そんな・・・
待って・・・
広がらないで・・・
輪廻・・・!
どういうこと・・・!?
輪廻・・・答えて・・・!!
輪廻・・・・・・!!
向こうに、彼女がいるけど・・・
答えてくれないことは解っている・・・
でも、これは・・・
どういうこと・・・?
怖いよ・・・
「助けて・・・お父さん・・・お母さん・・・」
そして、
「ガっくん・・・」
通じた。
気がした。
まだ、届かないのか・・・?
僕の、送り出したライン・リッターは・・・
いや、ライン・リッター・・・
今、お前は、どこにいるんだ?!
一瞬、伝わった痛みは、彼女の
「クレアちゃんの辛い何か・・・?」
それを感じ取ることで、僕は、余計に不安になる。
「クレアちゃん・・・」
「大丈夫でしょ?」
「ニア姉さん・・・?」
「きっと、届くって・・・」
「でも・・・」
「信じなきゃ、きっと、届かない。」
「はい・・・」
もう一人の僕である彼女に言われて・・・
ただ、頷くしかなかった。
クレアちゃん・・・
大丈夫だよね・・・?
「クレア・・・・・・」
感じる。
少しだけど、娘の嘆きのようなものが。
クレアが、今、何をしているのか。
それは、良く解らないけど・・・
小さい、向こうの世界から来た彼女達は今は寝ていたり。
どこにいるか、わからない。
娘の苦しみのようなものが、伝わってくる・・・
「なのは・・・!」
「うん・・・フェイトちゃん・・・」何
もできないことが、とても、歯がゆいです・・・
何が、何が、私にできるの・・・?
心なしか、バルディッシュを掴もうとした時、その感触が、私の中に無かった。
そして、
「レイジングハート・・・!?」
私たちのデバイスが、無くなった・・・?
私は・・・
何も掴めない。
その先に何があるか、解らないから。
もう。。。
私にできることは存在していないと、思えるような。
頬に冷たい涙が流れました。
絶望を意味するほどの冷たい涙が・・・
「そんな・・・」
ただ、もう、そういうしかなかった。
私たちは、それを行うために此処にきた。
消えない闇を晴らすための光・・・
でも、もう、それは、全てが無力になって・・・
あれ・・・?
「夏音さん・・・マリンさん・・・」
絶望・・・
二人も、予測できなかった事態・・・
もう、本当に、何もできないの・・・?
「あんたは、下がって・・・」
「え・・・?」
「もう、巻き込むわけには行かないから・・・」
「で、でも・・・!」
「良いから。」
「後は、私たちのやること。」
ゆっくりと、夏音さんは私の頭を撫でてから、マリンさんと口付けを交わして、光を放出しました。
しかし、それと同時に・・・
私に光が、もう一度、降り注いだ。
「ふぇ・・・?」
そして、私の手のひらには・・・
バルディッシュに、レイジングハート・・・
そして、
「ガっくん・・・」
ライン・リッター・・・
| 140cmの33歳児 | 00:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑
ライン・リッターだけでなく、レイハさんとバルディまでもが(驚
不意打ちをまた食らった感じがします(苦笑
でも、それもまたよし。
ってなわけで、次回も楽しみです。
それでは、これからも頑張ってください。応援しています。では、また。
| 魔ぎゅなむ | 2011/01/21 06:21 | URL |