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無限のリヴァイアス

無限のリヴァイアス・・・
身内で見てるのが俺だけだった。
何故かと言うのは恐いアニメだからだそうだ。
そんな、恐いアニメなのかな?
なんて、当時は思っていました。
結構好きだよ?
話も良く出来てるしね。
うん。
オススメオススメ。


あらすじ
2137年、大規模な太陽フレアによって出現した高密度のプラズマ雲が黄道面を境に太陽系の南半分を覆いつくし、地球も南半球が壊滅、17億もの人命が失われる被害を受ける。このフレアは「ゲドゥルト・フェノメーン」、プラズマ雲は「ゲドゥルトの海」と名付けられた。
2225年、地球の衛星軌道にあった航宙士養成所リーベ・デルタは何者かの襲撃によって制御不能になり、ゲドゥルトの海へ突入してしまう。しかしその時、リーベ・デルタ内部に隠されていた外洋型航宙可潜艦「黒のリヴァイアス」が起動した。
教官たちは全員殉職し、リヴァイアスに避難できたのは少年少女ばかり487人。彼らはなぜか自分たちを救助してくれるはずの軌道保安庁から攻撃を受け、戸惑い、混乱しつつもこれと戦い、そして更には密閉された極限状態にある艦内では、艦の指揮権や物資の配給を巡り少年少女同士が陰惨な争いを繰り広げながら、火星圏から土星圏、天王星圏へと当てのない逃避行を続けていく。



登場人物

主要メンバー(男性)
相葉昴治〔あいば こうじ〕(白鳥哲)
主人公。地球出身で、リーベ・デルタでは第2操船課の実習生だった。大人しく優れた資質こそ無い(成績も平均レベル)が、誰とでも仲良くなれる優しさを持ち、協調性を保つことの出来る性格。扱いづらいブルーにも穏当に接することのできる潤滑油のような存在。自分の事よりも他人の事を優先するタイプだが、状況に呑まれやすく、やや行動力に欠けているという欠点もある。親友の尾瀬イクミは「もめごとには強いが、争いごとには向かない」と評している。
幼なじみの蓬仙あおいが「口先だけで実技は間抜け」「まじめな割に成績はいまいち」と評していることから、実技の不出来を学科で補って、なんとか平均レベルを保っていたようである。行動力に欠ける点も相まって、いわゆる『頭でっかち人間』と言える。「なんなんだよ、もう」が口癖。最終話では、作品終盤での怪我の後遺症の為に右腕が肩から上に上がらなくなったことが判明している。祐希との過去の喧嘩の傷跡が右肩の後ろに痛々しく残っている。
リヴァイアスでリーベ・デルタから脱出した後、なりゆきからブリッジでオペレーターを務めていたが、後にユイリィの頼みでリフト艦に派遣される事となる。しかし、逃亡中のブルーと遭遇し彼を匿った際、無断で任務を放棄したと見なされて周囲との関係が次第に悪化、立場的に孤立していく事になる。その後も、何度も自分の進むべき道を見失い、艦内でも埋没した存在になっていくが、カレンから受けたアドバイスや、あおいを始めとする自分が守りたい存在を見つけた事で、自らの信念に基づいて行動を起こした。最終的には独裁者と化して自分を殺そうとさえしたイクミに対し、ニードルガンを再び突きつけられてもなお、説得しようとし続けた。これらのこともあり、最終話でリヴァイアスが再び航海に出る際には、艦長ルクスンと副長ユイリィから大きな信頼を寄せられる存在になっている。
「サンライズ史上最弱の主人公」と揶揄される彼だが、非常に忍耐強く、判断力も備えており、作中での精神面の成長は高く評価される。最弱とされる根拠に、主役ロボの操縦に最初から最後まで一切関わらなかった事も挙げられる。
ちなみに、彼の名前の「こうじ」の「こう」は「昴(スバル)」であるが、「昂(タカブル)」と誤記されることが多い。
相葉祐希〔あいば ゆうき〕(保志総一朗)
昴治の弟。地球出身で、リーベ・デルタでは昴治同様、第2操船課の実習生だった。容姿も身体能力も兄の昴治より遥かに優れ、操船技術にも天才的なセンスを持っており、リフト艦のメインメンバーになってからはエース級の活躍を見せる。しかし極端な実力主義者でもあり、自分よりも能力の劣る人間を目障りに思っている。兄とは違い傲慢で協調性もなく、短気・感情的・粗暴な部分が目立つ。ブルーにはよく楯突いていたが、一度も敵わなかった。
かつては昴治のことを兄として慕っていたが、3年前に昴治の生き方やあれこれ指図されることに反発して大喧嘩となり、体力の勝る祐希が昴治を押し倒して、右肩に怪我を負わせてしまう。以来、昴治を能力の劣る人間として見下し、強く反発していた。
ひそかにあおいに気があるのだが、あおいの気持ちが昴治に向いていて自分が兄とセットでしか扱われないことも、兄への反発の一因となり、また自分の力を彼らを含めて周囲に見せつけたいという衝動につながっている。物語終盤でイクミの独裁体制に加担するが、それもあおいを守りたいがためであった。しかし、結局は拒絶される。
一連の事件の後は、昴治との関係も少しは改善した様子である。最終話でブルーとの決着をつけるため再びリヴァイアスに乗艦し激突、とりあえず一矢報いることはできたらしく、大の字に倒れた状態で彼から剥ぎ取ったバンダナを手に、清々しいまでの笑顔で大笑いしていた。
尾瀬イクミ〔おぜ イクミ〕(関智一)
木星圏出身。第2操船課の実習生で、昴治とはリーベ・デルタ時代からコンビを組んでいるルームメイトであった。全般的に能力が高くリーダーシップもあり、リフト艦ではリーダー格になっていく。家が貧しいような態度をとっているが、実際はかなりの資産家の子であり、「尾瀬イクミ」の名前も偽名である(アニメでは本名不明・ドラマCD3で判明)。
昴治とは親友であったが、与えた任務を彼が果たさなかった件にこずえの事件が重なり、彼に失望する。それ以降、昴治との意見対立が進み、いがみ合うようになる。そしてヴァイタル・ガーダー戦における活躍で逆に弟の祐希との友情を深めていき、ともにリヴァイアスを率いていく。
過去に実の姉カオリと禁断の関係に落ち、肉体関係にまで至ったのだが、それを知った父親によってカオリは無理やり嫁に出され、その後に自殺。その時のトラウマが原因で不能者になり、死者が出てしまう事に異常なまでの恐怖を感じるようになった。そういった思いを抱えていた為に、こずえが暴行を受けたことが引き金になり、物語終盤でリヴァイアスの秩序を暴力と恐怖による体制で維持しようとし、独裁者となる。しかし、ゲシュペンスト戦でヴァイタル・ガーダーを失い、また軌道保安庁がリヴァイアス乗員の救助に転じたことで、独裁体制に終止符が打たれた。
最終話で再びリヴァイアスに乗艦。昴治・あおい・こずえ達と再会し、和解。それまでとは違う新しい交友を始めた。
エアーズ・ブルー(檜山修之)
土星の衛星ハイペリオン出身。第2操船課所属。チーム・ブルーのリーダーでもある。有力者の息子であるが、兄弟達から蔑まれた環境で育ち、好戦的な性格の持ち主となった。そのためか、ハイペリオンが破壊されても父以外の家族の事は口にすらしない等、無関心に徹していた。
過去にフーの家に預けられており、彼とは4年間の付き合いがある。他人から命令される事を極度に嫌っており、一時リヴァイアスのブリッジを制圧。2代目のリヴァイアス艦長となる。しかしヘイガーの陰謀によって、チーム・ブルーも多くの乗員たちも見捨ててリフト艦だけでハイペリオンへ逃れようとしていたことが暴露され、一転追われる身となる。以後、艦内を逃走していたが、偶然居合わせた昴治に匿われ、彼にニードルガンを託す。その後、重傷を負った昴治の治療を妨害しようとしていた人間を気絶させ、昴治への恩返し(?)もしている。ユイリィとは対立していたが、次第に惹かれあっていく。彼女にセクシーな大人の雰囲気を感じさせるドレスをプレゼントもした。
マーシャル・アーツの使い手で、喧嘩の強さでは祐希をもしのぎ、これが原因で祐希はブルーに対ししつこく勝負を挑んでいる。本編では描かれていないが、Sere25以降、政府関連の施設に引き取られたもののあっさり脱走して姿を消す。最終話では姿を見せなかったが、ちゃんとリヴァイアスに乗船しており、祐希を倒している。しかし、その際にトレードマークであるバンダナを取られている。
ルクスン・北条〔ルクスン・ほうじょう〕(島田敏)
名門家系北条家出身。ツヴァイの実習班長。父、兄は有能な軍人であり、自分もそうなりたいと願い、必死に努力してツヴァイになった。ユイリィに好意を寄せる。初代のリヴァイアス艦長を務めたが、態度ばかり大きく実力の伴わない無能ぶりを露呈してしまい、チーム・ブルーがリヴァイアスを掌握するとブリッジを追い出される。
それどころか、同僚のメンバー達からも邪魔者扱いされ、雑用係兼パットのお守り係を押し付けられるという数々の屈辱を味わう羽目になり、挙句の果てにはヘイガーによって最低ランクに下げられ、閉鎖区画に隔離されてしまうという不憫な仕打ちまで受ける。しかし、それでもめげずにパットの世話をしながら雑用係を行い、昴治に負けない位精神的に強くなり、パットにとってもそれなりに頼れる兄貴分になっていく。
一連の事件がおさまり、家に戻った後はリヴァイアスでの体験を綴った本(『ルクスン北条のリヴァイアス航海日誌』)を執筆しており、テレビなどにも出演していた。最終回でも相変わらず雑用係を(ブリッジで)務めていたが、ようやくその努力が報われ、リヴァイアス艦長の座へと返り咲く。この時、自分自身の無能さをネタにするという成長?ぶりを見せた。その忍耐力は昴治に勝るとも劣らないと言える。
パット・キャンベル(南央美)
リーベ・デルタの教官であるエリック・キャンベル教官の息子。本名はパトリック・キャンベル。仕事で家に帰る事の少ない父に会いに、特別待遇でリーベ・デルタにやってきたが、不幸にも父とは死別する事になる。まだ8歳の子供である為、ユイリィの元で生活していたが、途中からルクスンが彼の世話をする事になる。甘えん坊であるが、ルクスンの雑用仕事を懸命に手伝いをする。ユイリィに叱られてからは、情けないルクスンには少々厳しい発言をしていたが、彼と行動を共にしていく内に、本当の兄弟であるかのように仲良くなり、パット自身もルクスンの事を頼りに思うようになる。
事件の後、父を失って天涯孤独の身となっていたパットは、ルクスンの気遣いによって、北条家の資金援助を受けて生きていく事になる。しかし、再びリヴァイアスに乗艦することは叶わなかった。

主要メンバー(女性)
蓬仙あおい〔ほうせん あおい〕(桑島法子)
地球出身。フライトアテンダント課所属。昴治と祐希の幼馴染みであり、世話好きな性格。その性格と相葉兄弟の母の頼みもあって、何かとに2人にお節介を焼く。実は相葉兄弟の不仲の一因でもあるが、あおいや昴治にはその自覚がない。
こずえやレイコとは親友の間柄であった。しかし、こずえが同級生によって心身共に傷を負わされた事で拒絶され、更にはこずえを見捨ててしまったレイコまでも罪悪感とイクミへの恐怖心で去ってしまい孤立。元々孤独に対する耐性のないあおいに、この環境は精神的な苦痛を与える一方であり、現実を認められなくなってしまうまでに至るが、想いを寄せていた昴治の存在が、彼女の心を救う事になる。最終話では後ろ髪を伸ばした。
漫画版は彼女の視点で物語が展開している。
和泉こずえ〔いずみ こずえ〕(丹下桜)
月出身。フライトアテンダント課所属であおいの同期の親友。子供っぽい容姿に対して実は豊胸である。イクミに猛アプローチを掛けて、リヴァイアスでの生活の中でようやくキスにまで至る。一人っ子で明るく甘えん坊、リヴァイアスにおける重要クルーであるイクミに依存して、自分に割り当てられた仕事をサボる癖がある。
そのため周囲から反感を買ってしまい、男子も混ざったグループに連れられ、心身共に傷を負う。その際、目の前に居たレイコに助けを求めたが見捨てられ、人間不信に陥る。以降は士官部屋でイクミと共に過ごす。自分の子供っぽい髪型に厭き、髪を下ろすことでイクミのトラウマを刺激。彼女の達観した台詞によってイクミは暴力による支配に踏み切ることとなる。
ユイリィ・バハナ(氷上恭子)
孤児院出身。奨学金を得るため、首席でツヴァイの一員に上り詰めた才女。自分よりも他人の事を優先する性格で、その部分では昴治とよく似ている。考え事をする時、指で前髪を絡める癖がある。容姿端麗だが、服装のセンスは最悪。また母性本能が強く、パットの面倒を見る事も多い。
頼りがいがある為に、3代目のリヴァイアス艦長に推されて就任したが、戦闘時に的確な指揮が下せず、また艦内に犠牲者を出してしまった事で、責任の重圧に耐えきれず自ら艦長を降りる。リヴァイアスの問題児的存在であるブルーとは、当初は反目しながらも次第に互いに惹かれあうのだが、彼女自身は非常に鈍感で、ブルーが逃走した時にようやく自分の気持ちに気づき、最終回間近でその素直な想いを告げる事ができた。新たなるリヴァイアスの出航時は副艦長に就任。
カレン・ルシオラ(氷上恭子)
第2操船課所属。明るく竹を割ったような性格の少女。音楽のメモリーチップ集めが趣味で、特定のグループには所属せず、使われていない貨物用エレベーターにテントを張って一人暮らししている。祐希に個人的な興味を持っており、火星圏を離脱した頃から彼と行動を共にする事になる。成績は操船課で上位5位と優秀であるが、実はもっと上位の成績を収めることも出来たはずの才女。リフト艦のメインオペレーターを務め、無くてはならない存在といえる程の活躍をした。
また、戦闘以外でもストーリー上数々の活躍をしており、イクミからも拒絶され自分の進むべき道を見失ってしまった昴治に、迷いを吹っ切れさせるだけでなく、その後の行動に大きな影響を与えるきっかけを作っている。ある意味で、ヒロインのあおい以上にヒロイン的な役目を果たしたといえる。
ファイナ・S・篠崎〔ファイナ・エス・しのざき〕(愛河里花子)
天王星圏チタニア出身で、チタニア首相ロレンスの孫娘。聖母アルネの教えに従い、独自の倫理観で行動する少女。チーム・ブルーがブリッジを制圧した際にたまたま昴治と居合わせたことから、なりゆきでブリッジ要員となり、最後までオペレーターを務めた。神秘的な美少女であるが、その内面には狂気に等しい感情が見え隠れしており、一般常識を無視、又は逸脱した行動に出ることもある。
リーベ・デルタで元彼(ソリス・マクベイン)に自分がアルネの教えに背いたことをばらされそうになり、殺人を犯す。その後リヴァイアス内でも「過去を断ち切る」という名目でルームメイトであったサンディ・アレンを絞殺している。リーベ・デルタ脱出時の命の恩人である昴治とは一時恋仲になったが、のちに思想の違いとあおいの存在によって破局に至る。そしてイクミに撃たれた昴治を亡き者にしようともした。
フェレットのラーフラを飼っているが、見た目と裏腹に獰猛で、まるでファイナの心境を移すかのごとく行動する。艦内の人心が荒廃する中、アルネの教えを利用して信者(手駒)を増やしていく。イクミを信望して信念を貫き、一方で信者の1人を使ってあおいという昴治の「過去」であろう存在を絶とうする。
最終回で、リヴァイアスは昴治の提案によりチタニアへ向かう。彼女もそこにいるらしいが、どういう境遇にあるかは不明。

スフィクス(S-fix)
ネーヤ(佐久間レイ)
リヴァイアスのスフィクス。その姿はコンラッドの亡き娘アンジェに酷似している(結晶化したヴァイアがアンジェに取りついたからと思われる)。 スフィクスは艦内の人々の精神に影響を受ける為、彼女の台詞の多くはリヴァイアスの乗員達の気持ちをそのまま垂れ流したものである。動作で表現することもある。
リヴァイアス艦内を徘徊しており、生徒達によく目撃されるが、すぐにどこかへ消えてしまう為、怪談の種となっている(比較的多く会話を交わしたのは昴治であった。その際、自ら「ネーヤ」と名乗っている)。宇宙空間に出ることも出来、ゲシュペンストとの戦いではネーヤもマーヤと直接対面することとなった。最終回、昴治と再会した際には柔らかい笑顔を彼に向けている。ルクスンのチタニアに向けて発進の指示の時には「了解、艦長」と言っていることからも、さらに感情が開花しているようだ。
マーヤ
ゲシュペンストのスフィクス。その姿は少年のようである。ネーヤと違い感情が見られず、冷たい印象を与えている。

操船科二期生(ツヴァイ)
リーベデルタの中でも上位クラスの操船免許が取得できるクラスで、カリキュラムも複雑である。そのため制服も貸与されるなど、エリート的な待遇を受けていた。リヴァイアスの中では、実際に船を動かすことから乗員達の生活マニュアルの作成に至るまで、常に中心として働いていたが、大半の生徒達にはその苦労が理解されず、不満の矢面に立たされることもあった。
シュタイン・ヘイガー(千葉一伸)
冷静沈着でドラスティックな理論家。自分でも認める参謀タイプ。ブルー派を失脚させた中心人物で、艦内の統率を優先し、能力や品性の無い者、または自分の理想の邪魔となるものは、たとえ女子供でも容赦しない冷徹さを見せる。ユイリィや子供のパット、更にはパットを庇ったランまで、独断で最低ランクに落とし、閉鎖区画に隔離した。
反面、自身の理解を超えたことには弱く、ヴァイアやゲシュペンストの能力を目の当たりにした時はひどく動揺した。そして、Sere25で理想の崩壊に直面し、敢え無く打ちのめされる。一連の行動を反省したのか、最終話でルクスンと静かに和解した。
実は重度のホモセクシャル。イクミの独裁振りに興奮し、何度かブリッジ内部で自慰行為を行う。外見の好みのタイプはルクスン北条だが、内面のタイプは独裁時の尾瀬イクミ。
アインス・クロフォード(長沢直美(現永澤菜教))
コネでツヴァイになったためか、能力的にも外見的にもぱっとしない影の存在。ゲーム好き。
ケヴィン・グリーン(保志総一朗)
小太りの丸眼鏡。ツヴァイの中でも高い能力を持っているはずだが、その地味な見た目と性格(に反して身に着けてるパンツは派手)からか、全くといって良いほど出番が無い。ルクスンにたまに入れる突っ込みは辛辣。
チック・クラート(遠近孝一)
とある少数部族の族長候補。主に、ピンガーに反応があるときは彼が報告することが多い。
カラボナと親密な仲となる。ドラマCDではアインス、ブライアンとはHソフトを巡り奮起した。
クライス・モラーテ(遠近孝一)
細身の長身、内向的な性格で、言葉も聞き取りづらい。しかしコンピューター等を扱う技術はピカイチである。リヴァイアスが運用可能になったのも彼の功績であり、彼無しにリヴァイアスは運行できない。ヘイガー造反時の機転の利かせ具合から、ヘイガーにも一目を置かれている。
チャーリー(グッド・タートルランド3世)(桜井敏治)
親のコネでツヴァイに入ったので、ある意味、ルクスンよりも能力は劣っているかも知れない。チャーリーはフーが適当に付けたあだ名。
クリフに利用されチーム・ブルーの台頭に加担する。だがクリフの正体を知り、突き放されても自分の想いを貫き続けた。
ツヴァイで落ちこぼれだった彼も、クリフとの純愛に目覚め、物語後半では劇的な変貌を遂げている。最終話でクリフと共にリヴァイアスに再び乗艦。クリフのため努力の結果、痩せていた。
ラン・ラックモルデ(豊口めぐみ)
一見、クールで知的だが、実は極度のショタコンで、パットに並ならぬ感情を抱いており、ドラマCDではそのショタっぷりが細かく描かれている。シナリオ後半のランク付けによる、区画分けにおいて、パットをランクE行きにしたヘイガーに反対して殴り倒した為に、彼女もランクEに落とされてしまう。最終話でパットに抱きつかれており、その件もあってかブリッジでむせび泣いていた。
カラボナ・ギニー(南央美)
母性的な面を持っており、人間関係において良い関係を構築する人物。ユイリィ、ラン、パットとは同じ部屋で暮らしている。南国出身のおおらかな少女だが、ちょっと太目の体格を気にしている。
物語後半では、なにやらチックと親密な仲になっている。
ブライアン・ブラブ・ジュニア(江川央生)
プレイボーイの女好き。ブルー派の失脚の際には、良い仲だったミシェルを突き放すという見切りの速さも持っていた。
最終回では、何故か親にボコボコにされて無理やりリヴァイアスに搭乗させられることになる。
グラン・マクダニエル(檜山修之)
努力家だが狡猾な性格。ヴァイタル・ガーダーの指揮を担当していたが、物語中盤でソンとともに造反を試みたため私刑を受け、更に制裁として艦の外に吊るされる。制裁後は精神が破綻してしまったようだ。その後は一度も登場しなかった。

チーム・ブルー
ブルーが土星にいた頃から率いていたアウトロー集団。起動間もない頃のリヴァイアスで、ツヴァイが隠蔽していた情報の暴露という手段によって主導権獲得に成功。以後、監視を名目にリヴァイアスを牛耳っていた。しかし、インプルス戦の最中に交わされた会話の故意の漏洩により、暴動が発生。ブルーは失脚し身を隠しつつ逃走、チームも離散状態になった。
クリフ・ケイ(長沢直美(現永澤菜教))
看護科の生徒。妖艶な雰囲気を漂わせたミシェルの「兄」。チャーリーを誘惑して篭絡。チームの為に利用したが、ブルー失脚時にはチャーリーにかばわれたことで彼に心惹かれていく。昔はミシェルとともに美人局をさせられていた。
終盤はチャーリーと共に逃げ延びてランクEに隔離された。昴治に撃ち込まれたニードルガンの針を抜くために、慣れない医療用機械の操作に奮闘した。最終回では髪型や服装を変え、チャーリーと共にリヴァイアスに乗艦。真面目にカリキュラムを受けているようだ。
ミシェル・ケイ(堀江由衣)
クリフの妹。昔は児童買春に従事させられていたが、ブルーの気まぐれで助けられる。ブライアンといい仲となったが、ブルー失脚のおりに見捨てられてしまう。ブルー政権失脚後は拘束され、性の捌け口にされてしまう。しかしタフな性格から、可愛らしいセーラー服を着て自分のオタクっぽい取り巻き達を使って、まんまと脱出に成功する。
イクミのクーデターの際に彼を支持、救い出したフーらと共にガーディアンズを結成し、自らリーダーの座に就くなど好き勝手をしていた。だが、ゲシュペンストから兵士達が乗り込んだ時はあっけなく見捨てられ、トリモチ弾で捕まってしまった。
事件後は、彼氏らしき人物ができたらしく、リヴァイアスには再度乗船していない。
フー・ナムチャイ(江川央生)
ブルーの副官的存在で古くから彼を知り、崇拝している。仲間内からも「詐欺師の息子」と呼ばれるほど(実際にそうである)頭の回転が速く口達者で、パーティ時にはノリノリで司会も務めた。ブルー失脚後は拘束されていたがミシェルの手で救出される。
イクミ独裁下ではおとなしくなり、治安要員として働いていた。後に暴動に巻き込まれた為、再度乗船を拒んでいる。
リュウ・ギイル(檜山修之)
力は強いが、頭はあまり強くないという筋肉バカ。ブルー失脚後はフーと一緒に拘束されていたがミシェルの手で救出。イクミ独裁下では治安要員として働いていた。後にフーと共に暴動に巻き込まれ、再度乗船を拒んでいる。
ソン・ドッポ(菅原淳一)
こずるい性格。リヴァイアスに乗る前にチーム・ブルーにちょっかいを出したが一蹴され、傘下に入り、木星圏での裏組織とのパイプ役となっていた。グランと組んで造反しようとするが私刑の後、グラン共々仲良く吊るされてしまう。

ファイナーズ
物語の中盤頃からファイナの下に集まり、彼女に救いを求めて「聖母アルネの教え」を信仰していた少女達のこと。この通称は設定資料の一部から確認できる。
エリナ・リグビー(桑島法子)
祐希の元彼女。序盤で別れを切り出された。見た目と裏腹に繊細で、あまり社交的ではないようであり、別れた後も祐希がそれを気遣って、リヴァイアス乗船時に他の女子グループを紹介していた。しかし、しばらく後に独りでいる場面があり、グループから抜けたらしいことが確認できる。ファイナとの明確な出会いは不明であるが、インプルス戦の前にファイナの士官部屋を訪れ、親しげに彼女と話す姿が描かれている。後半ではファイナの不在時にグループの中心的な存在となっていたが、ゲシュペンスト戦の直前にグループごとファイナにあっさりと見捨てられる。
アラネア・デボン(南央美)
艦内が乱れ始めた頃、ファイナの庇護下に入った少女の一人。昴治とよりを戻したいファイナの命により、2度にわたりあおいを襲撃したが、いずれも失敗に終わる。皮肉にも1度目の襲撃が昴治とあおいの絆が深まるきっかけとなった。
市川レイコ〔いちかわ レイコ〕(豊口めぐみ)
リーベデルタの頃からのあおい、こずえの親友。叔父のジョンにあこがれており、よく自慢している。こずえが他の女子達に反感を買い始めていた時にやんわり注意はしていたが、彼女が暴行される時に恐怖から動くことが出来ず、結果見捨てることとなってしまった。そのことでイクミから暴力を振るわれ、恐喝され、彼を恐れて逃げ出す。その後艦内で独り彷徨っていたところをエリナ達に保護され、ファイナの庇護下に入った。最終回ではリヴァイアスに乗艦せず、出港を見送る後ろ姿のみが描かれている。

一般生徒
ニックス・チャイプラパット(愛河里花子)
イクミの顔見知り。元気で活発な性格だが自信家で自分勝手。更には思った事を率直に言う性格である為、実は相棒の明弘以外にはどちらかというと嫌われているのだが、本人に自覚は無し。ただしメカニック等の腕は良く、リフト艦のサブオペレーターに選ばれたが、本人はメインに行きたがっていた。グイーン(作業用の小型ロボット)を改造して移動用の乗り物にしたり、イクミとこずえのキスシーンを盗撮したりしていた。
雅明弘〔みやび あきひろ〕(桜井敏治)
ニックスの相棒。ニックスより年上だが、ニックスの金魚の糞状態である。気弱で大人しく、自己主張できない性格だが仕事は出来る方であり、ニックスと共にリフト艦で働くことに。昴治を自分と同じタイプの人間と思っていた。しかし、昴治の決死の行動を見た明弘は、初めて自分も変わらなければならないと自覚し始めたようである。グループ決めの際、昴治に気づいて驚き、握手を求めた。同時に自己紹介も行っていた事から初対面のはずだが、一方的に親近感を抱いていた模様。
エマーソン・エルピィ(遠近孝一)
リリッシュの彼氏。博打好きだが勝負運はゼロに等しく、たびたびリリッシュにポイントをせびっては散財していた。この事が原因で彼女とは破綻してしまった。
リリッシュ・フラゥ(高橋美佳子)
エマーソンの彼女。ソバカスがチャームポイントだが、あまりチャーミングな容姿ではない。
キブレ・キッキ(高橋美佳子)
いつも着ぐるみをまとっている少女。リヴァイアスへ避難する時のどさくさで着ぐるみが艦内各所にバラバラになってしまった為に探し回っていた。本筋には絡まない存在。最終回では見つからなかったパーツを探すために、再度リヴァイアスに乗船する事に。名前は『伝説巨神イデオン』を意識している。書籍によっては「キブレ・キッキッ」になっているものもある。
ラダン(島田敏)
いつも裸の男。序盤は股間を座布団で隠すだけだったが、活躍の場が増えると、腰にタオルを巻いてマントを羽織っている姿も披露された。ほぼ全裸であるが、機械弄りの腕は良い。リヴァイアスの中でパーティが催されたときには、仕上げを担当していた。モデルは放映当時に某番組の企画で話題となっていた、タレントのなすび。
ラダンの弟子(遠近孝一)
本名不詳。ビン底のような分厚いメガネと河童頭が特徴。ラダンに心酔しているらしく、どこまでも彼に付き従い、最終回では同じファッションをするに至った。
ナタリー・シーン(飯塚雅弓)
CDドラマ、小説版に登場する看護科の生徒。バスト100cmの巨乳で眼鏡っ娘。セオリー通り眼鏡をはずすと美少女である。当初はCDドラマのみのオリジナルキャラであったが、1巻のライナーノーツにその他の登場が示唆されていたため、急遽本編にもセリフは無いもののモブキャラとして登場している。

大人たち
コンラッド・ヴィスケス(若本規夫)
軌道保安庁の可潜艇艇長。リヴァイアス確保のためにリーベ・デルタ襲撃などを指揮した(階級:大尉)。物語後半、灰のゲシュペンストの艦長に就き(階級:中佐)、リヴァイアスのヴァイタル・ガーダーを撃破寸前まで追い込む。初めてリヴァイアスが起動した際の事故により娘のアンジェを失っており、仇であるリヴァイアスに固執している。
エリック・キャンベル(堀内賢雄)
リーベ・デルタの教官。パット・キャンベルの父。妻はパットを出産時に他界しており、彼女の両親の反対を押し切って男手ひとつでパットを育てた。生徒たちをリーベ・デルタから脱出させるため、残留していた数少ない教官達と共に、命を犠牲にして時間を稼ぐための作業を進めた。「大人には責任というものがある」は、様々な意味で名言。
セルゲイ・ベルコビッチ(中嶋聡彦)
太陽系惑星同盟政府の事務次官。ヴァイア・プロジェクト遂行のために、数々の強硬手段をとった急進派の政治家。リヴァイアスが逃避行を続けなくてはならなかった理由は、彼の指示によるところが大きい。
彼が強硬にヴァイア・プロジェクトを推進したのは決して私利私欲のためではなく、数百年後に発生が予測される第2のゲドゥルト・フェノメーン(予測より早まる可能性もあったらしい)を見据えて、その「きたるべき時」の子孫たちに財産であるヴァイア艦を残さねばならないと考えたからである。本人も自分の行為が人の道に外れているのを自覚していたらしいが、その責任感の強さからとった行動のために多くの犠牲者が出たのもまた事実で、評価は難しい。
下村由吉〔しもむら ゆきち〕(菅原正志)
太陽系惑星同盟政府の議員。ベルコビッチとは逆に、ヴァイア・プロジェクトに関しては穏健派に属する政治家。かつて暴走事件を起こしたリヴァイアスを、リーベ・デルタ内部に隠すように指示した。これは、大勢の人間が集まるリーベ・デルタにリヴァイアスを置いておくことで、そのシンクロ率が上がることを期待した処置とされている。
矩継真琴〔くつぎ まこと〕(遠近孝一)
ベルコビッチ直属の内閣調査室の一員。リヴァイアス捕獲作戦にも深く関わった。当初はリヴァイアスに子供しかいないという事実を知らなかった。ゲシュペンストとリヴァイアスの戦闘時に戦闘を目の当たりにしていた。最終話にて、昴治をはじめ、かつてリヴァイアスを動かしていた生徒達に、再び乗艦することを依頼。その際に昴治に殴られる。コリー犬を飼っていた。
ギッター・ペインティアム(辻親八)
青のインプルス艦長。異常にテンションが高く、衛星ハイペリオンをリヴァイアス撃破のために破壊したり、インプルスのヴァイタル・ガーダーを溺愛するなど、スフィクスからのバックヤードによる精神崩壊がかなり進んでいた模様。常に「吶喊せよ」「爆砕せよ」「破砕せよ」「塵芥と化せ」などの熱いセリフを放っていた。真紅のディカスティアの乗員に対して、あまり良い感情を持っていなかったようだ。
アリス・アスターシャ(愛河里花子)
アンナに比べると太っている真紅のディカスティアの女副長。乗員を罵る。彼女もまたスフィクスからのバックヤードの影響で、精神崩壊が進んでいたらしい。ディカスティア撃沈時には「なんとかしなさ~~い!」と叫んでいた。
アンナ・ド・ポンパドゥール(豊口めぐみ)
アリスに比べると痩せている真紅のディカスティアの女艦長。乗員を罵る。また、若いクルーたちに嫉妬しているらしい発言も多い。彼女もまたスフィクスからのバックヤードの影響で、精神崩壊が進んでいたらしい。ディカスティア撃沈時には「若いんでしょ~!」と叫んでいた。

その他
アンジェ・ヴィスケス(佐久間レイ)
コンラッドの一人娘。軌道保安庁の職員であった。父親も参加したヴァイア捕獲作戦時の事故に巻き込まれ殉職。亡骸はヴァイアに取り込まれ、後にリヴァイアスのスフィクス・ネーヤの原型となった。
尾瀬カオリ(氷上恭子)
イクミの姉。生まれつき体が弱く、余命幾ばくもなかった。イクミとの禁断の関係に気づいた父親は、嫁がせるという方法により、2人の関係に終止符を打つ。しかし、嫁いだ後に自ら命を絶った。
本名について、初めて登場したのは2000年秋に発売された小説版より。そのときは「カオリ」という名前だけが明かされる。その後2000年末に発売されたファンディスク第1巻のエンドクレジットにて「尾瀬カオリ」とはじめて表記される。なお、「尾瀬」が旧姓なのか結婚後の姓かは不明。


リヴァイアス事件
リーベデルタ圧壊から天王星圏でリヴァイアス乗員が救助されるまでの一連の事件を、乗員救助後の物語ではリヴァイアス事件と称している。

概要
2225年4月、潜入していた工作員により、リーベ・デルタを事故に見せかけて圧壊させる企てが行われる。しかし、異常を察知したツヴァイと一部の生徒の協力で工作員は捕らえられる。
生存している生徒達は教習艦リベールで脱出を図ろうとするも、フライトアプローチに失敗。しかし、突如としてリベールにつながっていた所属不明艦が起動し、航行を開始する。
リベールに避難していた生徒たちは、起動した航宙艦リヴァイアスに移動。以後、この艦から救難信号を発信し、救助を求めて航行する。
リヴァイアス強奪に失敗した軌道保安庁の航宙艦がリヴァイアスを攻撃するも失敗。その後回収したリベールの残骸から潜入していた工作員2名を救助(うち1名はすでに絶命)。
工作員からの報告により、リヴァイアスにいるのはリーベ・デルタの生徒たちのみであることが報告されるも、この事実は隠蔽される。
軌道保安庁はリヴァイアスと火星圏において交戦。この戦闘を、テロリストに乗っ取られたリヴァイアスによるテロ行為と報道機関に発表する。また、リーベ・デルタは圧壊し、生存者はいないものと発表される。
政府上層部は太陽系外で航行訓練をしていたヴァイア艦を呼び戻し、リヴァイアス捕獲を実行するもインプルス、ディカスティア、ヴァイスハイトはいずれも戦闘に敗れ失敗。多くの戦死者を出し、またインプルスの艦長は精神崩壊に陥る。
この間、インプルスは土星の衛星ハイペリオンを多数の住民もろとも破壊する暴挙に及ぶ。
リヴァイアスは天王星付近で灰のゲシュペンストと交戦。互いのヴァイタル・ガーダーが相討ちになるなどの激しい攻防の末、ゲシュペンスト乗員がリヴァイアスを制圧。しかし、ゲシュペンスト艦内に突如現れたリヴァイアスのスフィクスが停戦を訴える。ゲシュペンスト艦長コンラッド・ヴィスケスはリヴァイアスの乗員の救助を部下に命じて自決する。
リヴァイアス乗員の救助と軌道保安庁職員・矩継真琴の告発により事件が明るみになり、ヴァイア・プロジェクトの中心人物であったセルゲイ・ベルコビッチ容疑者が逮捕される。


政権・艦長の変遷

ツヴァイ(初期)
実習班班長であったルクスン・北条が艦長に就任。
艦内における生活マニュアルから各生徒の作業分担配置の作成までをツヴァイが行う。
軌道保安庁による2度の攻撃を撃退。また2度目の攻撃の際に、工作員2名を閉じ込めていた教習艦リベールの残骸がすべて脱落。しかし、艦内の混乱を避ける名目でこれらの事実を隠蔽。
航宙課の生徒の成績順をルクスンの一存で公開。
航宙課の上位成績者を集め、グラン・マクダニエルをリーダーとしてヴァイタル・ガーダーの訓練を開始。
秘かに情報を入手していたチーム・ブルーがブリッジを制圧の上、事実を暴露してツヴァイを糾弾、以後ツヴァイに代わりリヴァイアスを牛耳ることとなる。
ブルー政権
エアーズ・ブルーが艦を掌握。チーム・ブルーおよび偶然ブリッジに居合わせた相葉昴治とファイナ・S・篠崎を加えた8名が、ブリッジの監視を名目に常駐する。
火星圏宙域の戦闘で初めてヴァイタル・ガーダーを投入。戦闘中に取り乱したルクスン・北条がブリッジから追放される。ブリッジでの相葉昴治の提案とヴァイタル・ガーダーの相葉祐希の思惑が偶然一致、火星圏の戦闘に勝利する。
リフト艦での裏切り行為が発覚。グラン・マクダニエル、ソン・ドッポの2名がチーム・ブルーの制裁を受ける。
相葉昴治の提案でパーティーの開催が決定。戦闘勝利後の開催だったため、戦勝記念の様相が強いものとなった。しかし、突然入ったニュース速報により、リヴァイアスの乗員がテロリストとされたことが知れわたり騒然となり、パーティーも中断される。
ブリッジでの緊急会議により、敵襲を口実に火星圏を離脱し、土星圏へ向かうことが決定される。
ポイント制が導入される。また、監視員が一般の生徒たちの監視に当たることになる。
土星圏宙域においてヴァイア艦インプルスと戦闘。初のヴァイア艦同士の戦いのため、戦闘は長期戦になる。この戦闘において、衛星ハイペイオンがインプルスの攻撃により破砕され、住民多数の犠牲者を出す。
インプルス戦に辛くも勝利したものの、シュタイン・ヘイガーが入手したリフト艦での会話が母艦内で放送され、それが引き金となり暴動が発生。ブルーは艦長の座を追われ逃走し、チーム・ブルーのメンバーは拘束される。監視員も襲撃され、ブルー政権は崩壊した。相葉昴治、ファイナ・S・篠崎を含むブリッジのメンバーとヴァイタル・ガーダーのパイロットはチーム・ブルーに強要されていたと見なされ、制裁は免れている。
第2次ツヴァイ政権
民主的決議によりユイリィ・バハナが艦長に選出され、就任する。
ポイント制の続行が決定。新たに監視員募集を募るも、前回の暴動の余波を受け、志願者は大幅に下回る。この頃から艦内の治安が悪化。暴力事件が頻発するようになる。特にポイントがらみの犯罪が急増する。ポイントを掛けてのギャンブルやポイント強奪事件、また一部では売春も行われていた。
ディカスティア戦で窮地に陥るも、相葉祐希の機転で敵を撃破。しかし、リヴァイアスは戦闘における初の犠牲者を出す。責任を問われたユイリィ・バハナは艦長職を降りるものの、周囲の説得によりブリッジには残留する。
尾瀬イクミ政権
暴力の横行と治安の悪化に業を煮やした尾瀬イクミがヴァイタル・ガーダーを占拠。相葉祐希ら協力者とともにリヴァイアスを攻撃し、艦内の秩序回復を訴える。
尾瀬イクミを支持する有志達が治安部隊「ガーディアンズ」を結成。ミシェル・ケイがリーダーの座に就く。
ファイナ・S・篠崎の提案により、リヴァイアスは天王星圏チタニアに針路を取る。
シュタイン・ヘイガーが能力別の区画分けと居住区の移動を提案し、採用される。その提案を含め、尾瀬イクミのやり方に反発を覚えていたユイリィ・バハナはブリッジから離脱。ヘイガーは相葉祐希の「障害を取り除く」ため、相葉昴治、蓬仙あおい、ユイリィ・バハナを最低のEランクに落とす。またパット・キャンベルのEランク行きに反発したラン・ラックモルデに殴打されると、彼女もEランクに落とす。
Eランク区画はヘイガーの独断により閉鎖。これに不服を申し立てるために相葉昴治が同区画から脱出、尾瀬イクミらに直談判をする。しかし話は平行線をたどり、尾瀬イクミは相葉昴治から奪ったニードルガンを発砲し、相葉昴治に重傷を負わせる。
天王星圏付近でゲシュペンストと交戦。激しい攻防が続き、尾瀬イクミは乗員達をリヴァイアスからリフト艦に避難させる。しかしEランクの生徒をはじめ、逃げ遅れた乗員達が多数取り残される。
チタニアを目前にしてヴァイタル・ガーダーが相打ちの形で大破、戦闘続行が不可能となり、リフト艦ではその対応について紛糾する。負傷した相葉昴治が現れて投降を呼びかけ、それを拒否する尾瀬イクミと対立するが、リヴァイアスに侵入したゲシュペンスト乗員がリヴァイアス乗員の救助に転じ、リフト艦にも現れたことにより、決着がつく。
事件後の経過
事件後接収されたリヴァイアスは一度も再起動を果たせず、矩継真琴は再搭乗を促すべく元乗員達たちを訪問する。呼びかけに応じた約250名の生徒により、リヴァイアスは再起動する。艦長にはブリッジのクルーの満場一致でルクスン・北条が推され就任。副艦長にはユイリィ・バハナが任命される。目的地は相葉昴治の提案により天王星圏チタニアに決まり、2226年9月就航。



機体・メカ関連

航宙可潜艦
ゲドゥルトの海の中を深く潜航できる大型宇宙艦艇。
ヴァイア艦
ゲドゥルトの海に住む、イカのような姿をした謎の生物「ヴァイア」をベースに建造された航宙可潜艦。
黒のリヴァイアス - 武装:ヴァイタル・ガーダー アインヴァルト
青のインプルス - 武装:ヴァイタル・ガーダー 回転衝角
真紅のディカスティア - 武装:ヴァイタル・ガーダー エイステラール
灰のゲシュペンスト - 武装:ヴァイタル・ガーダー ガイスト
深緑のヴァイスハイト(明示せず)
山吹のディプロマーター(明示せず)


ヴァイタル・ガーダー(V・G)
ヴァイア本体を利用したヴァイア艦の外部兵装。本体と繋がった多数の「パペットワイヤー」によって遠隔操作される。形状は各艦ごとに異なる。リヴァイアスのみ、リフト艦が存在し、そこから遠隔操作される。
スフィクス
ヴァイア艦やヴァイタル・ガーダーの制御中枢。ヴァイタル・ガーダー同様、形状は各艦ごとに異なる。乗組員たち、特に艦長と精神的にリンクして艦を操るが、航行が長期間に渡ると「バックヤード」と呼ばれるスフィクスからのフィードバックを受けて精神に異常をきたすことがある。
だがリヴァイアスは、特定の人物とリンクしなかったこと、多くの人間の複雑な感情がスフィクス・ネーヤの意志を育てたことにより、極端なバックヤードによる乗組員の精神崩壊を起こさない唯一のヴァイア艦となった。未来には、リヴァイアスの研究・開発が進み、他のヴァイア艦のバックヤードも改善されたようである。


その他
ポイント制
リヴァイアス艦内で導入された一種の電子マネー。割り当てられた仕事をこなすことでカードに入金され、そのカードを用いて配給を受ける。幹部メンバーはポイントフリー(無制限にポイントを使える)という不公正な一面があり、またカードからカードへ直接ポイントを移すこともできるため、ギャンブルに興じる者や他人のポイントを強奪する者が現れたりと多くの問題を生んだ。
ガーディアンズ
イクミ独裁政権下で結成された治安部隊。尾瀬イクミに賛同したミシェル・ケイらが中心となりメンバーの中には彼女の取り巻きと思われるオタク青年達もいた。なお、イクミが直接指揮した部隊は腕の立つイケメンの集まりであった。


OP/ED
dis-/夢を過ぎても (1999.10.21) TV・OP/EDテーマ 歌:有坂美香


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