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うたかたの……

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霞シャルひびきの、なんか、あほな奴


「お疲れさま。霞ちゃん。」
「ええ。ひびき。」
その扉の前で待ち構えていた大切な恋人の髪を優しく撫で……人目から見ればいちゃつきながら時雨霞は職員室から出た。マーメイドでの事件が終わって柊家の運営する女子校に編入し、ごく普通の学生と変わらない日常を送っている。
政府からマーメイドに関する一連の事件の解決は発表されたものの、世間の示すリブレイターとエクスターの扱いはウイルスが浄化されたとしても決して心地のいいものとは言い難い部分もあるし、未だに偏見を持っている人間も多くいる。
あれから、1年近く、敷島魅零と処女まもりはレディ・レディ達をひきつれて活躍をし続けている。未だに、あの人によっては忌まわしいウイルスは世界の人達を苦しめている。しかし、あれ以降、ウイルスを浄化された体は、そういう物に慣れたのか抗体のような物が出来たからなのか感染することは無い。
ただ、悪い気はしないのは、あのウイルスによって、ひびきとの距離は今以上にちじまったからだろうか。
「あれから……一年以上経っちゃったか。」
あのころの仲間と会えない寂しさと言うのは、それなりにある。
グヴェルネアを務めていた柊晶とは、学園の都合上顔を合わせることは多いが、風巳とりのと交際中なんて噂も流れたりしてはいるが、それは、どうも……
「晶ちゃん、まった?」
「と、とりのさん……いえ……」
ここから100m先にいる二人の姿を見れば解ることだろう。
あの男装をしていたグヴェルネアが好きな人の前で乙女の顔を浮かべる。と、言うのは新鮮そのものであるが。この女子校で、髪はセミロングと呼べるくらいまでには伸びているものの、その中性的な容姿を持っているが故に恋を知らない乙女たちのあこがれの対象になっている。
この光景を見れば、ショック死しそうな光景を見つつ、こういう女性達の恋愛対象になっている部分は、あのマーメイドと変わらない。
ふと、あのマーメイドの楽しかった思い出が蘇ることもある。
そして、あれも、アレで、今になって思えば良い思い出だ。と、振りかえられるほどには今の生活には感謝していた。
「ひびき、帰りましょう。」
「うん。」
笑顔の目の前の大切な人を見て、今の幸せを謳歌できることには、この学校に編入させてくれた柊晶には感謝しても感謝しきれない部分がある。そういう部分を改めて感謝し、その恋を応援して、校門に近づいたとき、目の前に無駄に貴族趣味が強そうで嫌悪感を吐きそうな車が前に止まっていることに気づく。晶の知り合いなのだろう。と、思いながら、そのまま素通りしようとしたときだ。
「霞さぁん。」
幸せをかみしめながら時雨霞の脚を止めた。
聞き覚えのある声に、多少なりとも深い感を覚えた。
忘れるわけもない。
内心、彼女の我儘には胃を痛めたこともあったほどには、良い思い出と言うのはあるにはあるが、数えるほどしかない。かつての同僚、今は実家に帰った筈なのでは?
「久しぶりですね。霞さん。」
シャルロット・シャルゼン……圧倒的な美貌と力、そして知能を持っているのに、家の人間からは女と言うだけで他の男に嫁がれそうになったとか、認められなかった。だとか、偏向的と言うか、そういう女の価値観を強要された。とか、そういう嘘かホントか解らない過去を聞いたことがある。
革命を起こす前にマーメイドに移送されると同時に、そこでエクスターとリブレイターの力を使い、自分の家を救う。等と、そういう霞にとってはどうでも良いことを聞いたことはあるが、そんなことよりだ。
「響、ちょっと離れてて。すぐに終わらせるから。」
「ん?うん。」
そう言いながら、校内で待ってもらうことにし、ここで立ち話をすることにした。そして、これから話される真実に、流石に頭を悩ませるのはいうまでも無い。かつての我儘娘が帰ってきた。懐かしさよりも煩わしさのが大きく、早く話を切り上げたい。ひびきを待たせたくないから早くしろと内心、叫ばずにはいられなかった。
「実は私、霞さんの子供を妊娠しましたの。」
「シャルロット…………」
こいつは……と、頭痛が痛い。そんな表現が似合う怪訝な顔を時雨霞が浮かべたのはいうまもでない。頭が痛くて、何から、何を突っ込めばいいのか。しかし、そんな霞の感情を無視して目の前の女は話を続けていった。
「あら、霞さん。嘘を言っているとでも?」
シャルロット・シャルゼンは、霞の目の前に陽性を示した妊娠検査薬を目の前に差し出した。霞は、それがどういうことなのか知っている。言葉を失い、血の気が引いた。
「私、貴女の子を身籠ってしまいましたのよ?」
陽性、そして、霞の前に差し出された妊娠検査薬。それはシャルロット・シャルゼンが霞の子供を身籠ったことを意味する。
「しかし……」
「あら、忘れたとは言わせませんわ。霞さんと交わった、あの情熱的な夜を。」
情熱を秘めた瞳と、熱っぽい言葉。身に覚えが無いわけではない。確かにいがみ合いながらも、夜ともなれば素直に本音を曝け出してしまうこともある。それくらい、意見は対立するものの心許せる友人であると言ってもいい。
しかし、だからと言ってだ。
「信じられませんの?あの夜、誘ってきたのは貴女じゃありませんの。」
変わらないのはマーメイドに降り注ぐ鬱陶しいほどの陽光と自然が奏でるサーカスのような煩わしい音色、波を打つ海の音。そして霞とシャルロットのいる空間に入りこむ陽光。
親友と言ってもいいシャルロットから頂いた、嘘のような言葉と真実に思考する脳内が真っ白になり、肉体から血が抜けるような感覚を味わいながら、足の感覚が消えてペタリと座り込んだ。
万人を明るく照らす陽光が、そんな霞の肌をじりじりと焼くかのように照らし続けていた。これだけを見ていれば悲劇のヒロインのようだ。
血の気が引き、何を考えればいいのかは解らないが、かろうじて苛烈な季節と真逆の熱さを感じる太陽光が自分を照らし、必死に意識を保たせようとしているようにも思えた。
限りない時間がすぎて行ったのだと思ったが、時計の針は、そうも簡単に一気に一時間も進んでくれない。まだ、告白を受けてから4,5分位しか時間を気づいていないことに理解した時、これが夢であればいのに。
「失礼ですのね。霞さん、貴女……私の伴侶になってくれないのかしら?」
「は、伴侶って……」
思わず伴侶と言う言葉で無くなりかけていた意識を取り戻した。顔を紅く染めて、伴侶と言う言葉の意味を考える。
「貴女の子なら、別に私は……」
髪を指に巻き、頬を紅に染めつつチラチラとで霞を見つめてくる。
「っ……」
シャルロットに母性と言うのが目覚めたのだろうか、その仕草に霞も思わず息と唾を同時に飲み込み、その音が空間いっぱいに響いた。
いつものサディスティックな表情はどこへと行ってしまったのか。今度は、そういう部分で意識が朦朧となっていく。
今までとは違う、シャルロットの表情に思わず、心奪われそうになる。綺麗だとは思っていたが、今まで、霞の中では狡猾な部分を強く見せていたが故に、恋人として見るの話だとは思っていた。波うちのようにしなやかに腰まで流れる桃色の髪、その瞳、改めて見ると、ここまで美しかったのか。と、すら思いたくなった。
こういう可愛い顔をしてしまうのか。この女は。今まで恋人対象にもならなかった存在に惹かれようとしている。
自分は、こんなに単純なものだったのか?
そんなことさえ思えるほどにシャルロット・シャルゼンに惹かれていく自分を否定できなかった。
「ねぇ……聞いてますの?霞さん……」
「ひゃぁっ!?」
ぼんやりと見とれていたら、小さな尻を振りながら、モデルのような歩き方で近づき悩ましい顔つきでシャルロットが近づいてきた。
霞を見つめるシャルロットの紫の瞳に霞の鼓動が高鳴った。ジッと見つめていることが出来ないほどに、自分の身体が自分のものでは無いかのような錯覚に陥っていた。
「忘れたのなら、思い出させてあげますわ……霞さん……」
「シャルロット……何を……」
不安そうな声、ふわふわなツインテール状の髪から甘い香りが霞の鼻孔を擽り、意識が徐々に色香に染まっていくような気がした。震える薄桃色の唇に迫るシャルロットのぷっくりとした肉厚の唇を前に霞の肉体は受け入れる準備をしていた。
霞の眉が思わず寄った。
「霞さん……」
小さく囁かれて、その隙にしシャルロットは霞の唇を重ね、そして、舌まで捻じ込んできた。
「んっ……んぅ……ふゥゥゥ……」
シャルロットは執拗なまでに霞の唇を吸い続けた。骨抜きにされていくような、体内から肉組織が消えていくようにドロドロになっていくような感覚を味わっている。
舌を絡ませあいながらみだらな音を奏でている。
何度も何度も、舌を絡ませて、口の端から涎が垂れている感覚……それすらも忘れて霞も舌を絡ませ始めた。思い出してきた。この前も、こういうことをしたと。
思い出す中で口をふさがれ続けてきたが故に、苦しくなってきた。唇を話し、大きく喘いで口の中に溜まった唾液が、先ほど以上に多量に流れ落ちた。
「んっ……」
そうして、徐々にシャルロットと混ざりながら、あの夜のことを思い出していく。
記憶がフィードバックされて互いに感じ合う。


「ねぇ……霞さん……聞いてますの?飲み過ぎ……」
あの夜は霞自身、不安になっていたのだろう。ひびきが目覚めない。そのことで。
酒に溺れて、そして、隣にいるシャルロットが呆れているのか心配しているのかよく解らない表情で見つめてきたのを覚えている。
「貴女が、そうなったら、ひびきさんがどうなるか解りませんわね。」
「シャルロット……心配して……」
「それは貴女の想像にお任せしますわ。でも、飲みすぎると明日の仕事に差し支えてよ?」
いつもは霞がシャルロットの強行に注意する立場でありながら、今日はいつもと立場が逆だ。
霞が注意されている。
今まで、この機関で対等と呼べる存在がいなかったが故に、少し新鮮だ。周りの人間はグヴェルネアと部下たちのみ。
「ちょっと、霞さん……酔ってますのね?」
対等と呼べるのは、シャルロットだけだが、今までの仲を感じてみると、そうそう仲良くしていた思い出が無いが、しかし、こうして心配そうな顔を浮かべて自分の表情を覗きこんで来ると思わず霞の中のアルコールも手伝って、何か迫り来るものが肉体全体に駆け巡る。
「ちょっと、霞さん……?」
高飛車、高慢、絵にかいたようなステレオタイプの貴族の女が、こういう顔をする。
「お酒、臭いですわよ……?」
「シャルロット……」
艶っぽい声をあげて自分の名前を読んだ霞に、シャルロットは思わず言葉を失いそうになる。思えば、シャルロット自身、霞とこうなるのも初めてだった。
ちょっとしたアルコールの取れる地下の貯蔵庫に霞がいると聞いて、興味本位でシャルロットが近づいたとき、飲んだくれている霞が目の前にいた。
パートナーのこともあるし、不安になることもあるのだろう。境遇には同情するが、上の存在として立つ人間としては、その霞の姿はだらしなく瞳に映る。
それでは、下々の人間に示しがつかない。
このままでは舐められるし、反乱とて起こされてしまうかもしれない。故にシャルロットが止めに入った時、だいぶ、肉体に人を惑わす液体が入りこんでいた。
いつもは強気、清く正しく美しくをモットーにしているような霞の姿とは似ても似つかない。
正常な判断など出来るはずもない霞を連れて、シャルロットは部屋に戻ろうとした。仮に響が目覚めれば、こんな姿を見たとき、どう思うか。
「って……」
こんなお節介だったか。
「全く、貴方にも、そういうところがありますのね。意外……」
真面目を絵に描いたよう無人間が、こんな弱気な部分を見せる。知らないところを見せられて、それで、少し甘えてきてしまう霞の姿を見て、思わず胸がキュンと高鳴った気がした。
そんな自分を振り払いながら、霞に起きるように促してたときだ。
「霞さん……?」
「シャルロット……」
うわ言のように囁いた霞に、シャルロットが寄り近づいてきた。
「どうしましたの?霞さん、行きます……」
言葉を発しようと思ったとたん、口の筋肉が思うように動かず、シャルロットの口を拘束していた。気づけば霞が自分と唇を重ねている。唇の心地良さに溺れそうになる。
堅物女が蕩けている表情に見惚れている間に唇が重なっていた。
シャルロットの唇は弾力があって、ふわふわとしていた。甘い貴族の菓子しか口にしていないことが解るようにケーキのような香りが漂う吐息すらも口にしたくなる。
酒とは違う心地良さにゾクゾクとした物が襲いかかる。
そのまま、霞の理性のタガが外れたようにそっと、白い手がシャルロットの衣服の中に手を侵入した。
「ちょっと霞さん!?何をしていますの!?んぅ……!?」
細い指が慣れた手つきで胸をなぞる。
することは無いが、されることは初めてだ。抵抗しようとしたが、ゼロ・アームを名乗っているだけあって、簡単にどうにかできるものではない。
撫でながら、そっとシャルロットの胸の先端にある窪みをかすれたりすると、シャルロットが甘い声をあげてビクッと震える。微弱だと言うのに、そこが弱いシャルロットが大袈裟にビクンと跳ねた。
「シャルロット、貴女……」
「ちょ、もう、やめてくださいまし……」
抵抗する力は快感に奪われて自由に身動きできない。
シャルロットの弱い場所を、なんとなく、その反応で察した霞は不敵な笑みを浮かべながら、無理に押し倒した。倒された側は背中から全身を襲った衝撃に思わず意識を失いそうになる。
「よって、いるとは言え……それはぁッ……!」
流石にやることが酷過ぎる。
「霞さんっ……やめ……」
衣服を無理やり乱暴に脱がして、その乳頭が埋もれている大きな乳房を露出させた。
豊かで大きな二つの膨らみと、良い処の育ちであると言うのがすぐに解る白い肌。
お嬢様の陥没した乳房の穴に口を含めて、霞は淫らな表情を浮かべてから舌先を伸ばして穴の中に侵入した。
先端に舌先を付けられてバキュームのように音が出るほど吸い上げる。
「ちょ、もう……っ……」
埋もれている分、敏感な先端が顔を出し始めた。口に含んでいない方は指で丁寧にほじくられて、ペットを愛でるかのように乱暴ではなく、あくまでも快感を与えるように刺激を与える。
シャルロットの身体が変にむずむずしてきた。
常に与える側であったシャルロットからすれば初めて体験することである。熱い。どうすればいいのか解らず、ただただ、与えられるがままに霞の愛撫を受け入れていた。
シャルロットからすれば、このような一方的なことは恥辱と言ってもいい。しかし、ゼロ・アームと呼ばれる女の力はシャルロットが想像していた以上に強いものがあった。
恥辱に塗れつつも、リブレイター故に与えられる快感は確かなもので、その身に全て受けてしまう。
それを感じていると解釈した霞は、あからさまに激しく動く手つきに乳房を揉み始めた。
「みゃっ……あぁッ!」
乳輪を撫でながら、徐々に露出しつつ、吸い上げられる乳頭を前にスパートをかけ始めた。
「霞さん……やめ……そこ、弱いの……」
与えられる快感には逆らえない。慣れないが故の心地良さに全てを委ねたくなってしまう。霞の緩急をつけた柔らかな心地良さに溺れつつある。簡単にプライドなど流されてしまったかのように漏れる嬌声が霞を更に積極的にさせる。
「霞……さぁん……」
懇願してやめるようにお願いしながら、涙目になっていることすら気付かずに霞を見つめた。
「ダメよ……シャルロット……私に、火を付けたの、貴女なんだから。」
「そんな、勝手に……」
「聞きわけ、無いんだから……」
「それとこれとは……ちがっ……んぁ……ひぃっ!……あっ……あぁッ……」
乳輪の形を撫でるように舐め回し、更に念じるように勃起して露出した二つの乳頭を両手で寄せて口の中で舌先を使って転がした。埋もれていた分、外の世界に触れることの無かった蕾は、ちょっと刺激を与えるだけでシャルロットの肉体を跳ねあがらせる。
流石のプライドの高い貴族も、この狼藉には思わず快楽の嬌声をあげてしまう。しかし、この地下だ。助けなんてのも来るわけが無いし、人が見れば女同士で愛を重ね合う行為としか見ないだろう。
かろうじて動く両手さえも封じられている。冷たい床に押し倒されて、レズレイプされていることを感じ取り、どうにかして逃げられないか。と、シャルロットはあたりを見回すも、徐々に思考が快楽に満ち満ちて、逃げる、抵抗すると言うことをシャルロットから奪っていく。
乳頭を口の中で好き勝手に愛撫されるだけで抱いていた何もかもを奪われていく。
しかも、今まで意見が対立していた霞とだ。
変わっていく。変えられていく。
「シャルロット……綺麗……」
「そ、そんな……」
快楽に染まった思考は、自分を褒めたたえる言葉そのものが媚薬となる。
チュポっと音がするほど、勃起し露出した乳頭を口から離して涎の糸が紡がれた。
二つ並んだ大きな乳房が、ぷるんと揺れて綺麗な白い肌と桃色の乳輪と乳頭が波打つように揺れた。
「か、霞さん……もう、満足しまして……?」
「まだ……ごめん……」
ヌルっとした
「ひぃいっ!か、かすみさんが重なってきてぇ……!霞さんと、ほ、ほんとうに重なって、きて……!」
シャルロットがのけ反る。
しなる白い背中が壁のように霞の目の前にそびえた。
汗がテラテラと濡れ光っていた。
セットされていない髪が乱れてシャルロットの背中に張り付いている。
ひどくエロチックで淫靡な眺め。だがもっとすごいのは、
(あぁ、私の下半身が霞さんに飲まれているよう……)
すっぽりと、シャルロットの一本筋である秘花が花を開きそうにまで霞の腰のダンスは激しく、シャルロットは凌辱する。
足の付け根まで全部完全に、体内に埋まりきっている。一つになると言う感覚を初めて知ることになった。
霞とシャルロットの秘唇が密着して、グッと突き込み、二人でワルツを奏でるように腰を振るい、尻肉がブルッ、とたわむ。
「ぁあ、霞さん……凄いですわぁ……こんなの生まれて初めてなのぉ……トクントクンって、身体の中から脈打ってます。霞さんの鼓動を、私の中から感じてしまうのぉ……!」
シャルロットが訴える。
自らの高貴さをかなぐり捨てるように淫らな言葉を吐くのは無意識だろうか。湯水のように紡がれるセックスの間奏をシャルロットは止めることは出来なかった。
(あぁ、霞さん……素敵……霞さん、素敵っ!)
「シャルロットも、すごくあったかい。ヌルヌルしてて、やわらかくてなってきて、凄い、気持ちいですよ……!」
呪文のように唱えながら霞は、ヌチャ……、わずかに腰を引いた。ヌリュッ、テラテラと蜜液まみれの淫唇が重なり、ぶつかり合う。
「ぁああんっ!届いてますわ!霞さんの与える振動が私の子宮の奥まで届いてるのぉ!霞さぁん、もっと、もっとしてぇ……っ!」
尻肉をプルプル震わせるながら、シャルロットは己の感覚に酔っていた。霞が与えてくれる全ての振動が愛しい。抱きしめたい、もう、この人の伴侶になって良いほどに肉体の内側から愛を求めていた。
その淫華同士のぶつかり合いによって、ヌチャ、ヌチャ、と音が響き渡る。遠慮なく、霞はシャルロットに自らの下半身を叩きつけてる
(シャルロット、その声は美しく、可愛い!)
「霞さん、私、今、霞さんと一つになって充実しておりますの!あぁ、霞さんと、身体と身体で繋がってる! ひとつになってるぅう!」
尻上がりに声を高めながら、憑かれたようにシャルロットも自分から腰を振りながら妖艶なダンスをし始めた。
本能が教えてくれた。霞がシャルロットの処女だった肉体を征服し、霞と言う名の征服者の華が容赦なく食いつぶす。
突き込むとシャルロットの顔が美しく歪む。股間がシャルロットの尻を打ち据え、尻肉が歪み、弾みながら尻を叩いたような音を立てるのも知った。
「ヒィッ!ホォッ、ン!すご、ぃ!すごいですわァ!こんなの、初めてェ!貝合わせ、すごいッ!霞さんの腰、霞さんの動きぃ!シャルロットの中でこんなに元気で、暴れてますゥ!気持ちぃ、い……気持ちいいのォ!」
シャルロットもまた、初めての体験だった。
猛獣のように背後から襲いかかり、シャルロットの女芯を押し広げ、蹂躙し、奥までも達したと思ったら、機関銃のような反復ピストンで己の淫華を打ち付けてくる。
あっという間に高みへ達していく自分を止められない。
それは二人がこれまで感じたことのない性感、快感、絶頂感だった。


「と、言う熱い思い出があったのをすっかりお忘れですの?」
「ねつ造しないで!!」
そもそも、この公共の場で、官能小説もどきを読み上げられることに対して恥ずかしさすら覚える。
「思い出す度に、私、霞さんが……あぁ……」
一人、恍惚な顔を浮かべ、あの頃のことが真実であるようなことを言うが、これは、霞のいう通り、文字通りの捏造そのものである。何が切っ掛けで、こうなったのか、全く解りはしないが霞にとっていい迷惑であることは言うまでも無い。
頭痛が痛い。
を、再び、この場で経験しながら大きなため息を吐くのに、そう時間はかからなかった。
「これ、細工してありますね?」
「あ……」
妊娠検査薬をシャルロットから取り上げて見れば、人目、初心者でもわかるような細工がしてあり、余計に頭が痛くなったものの、「そ、そんなことはありませんわよ!」声が上ずりながらも、取り合えげて必死に釈明するも、そこに説得力が無い。
考えても見れば、何が、そうさせたのだろうか。
それを考えてみると、喧嘩して行くうちに嫌よ嫌よも好きのうち等と言う言葉を思い出したが、まさか、それを地で行くようなことでもあったのだろうか。しかし、探しても、そういう切っ掛けと言う物は思い浮かばなかった。
シャルロットが、そこまで霞を好きになる理由など、あっただろうか。謎が謎を呼び眉間にしわを寄せる。
饒舌に語るシャルロットの言葉が丸で入ってこない。
そう言えば、先の妄想に”普段は真面目で強気な自分が弱みを見せた”そこなのだろうか。
だとしたら、それはいつだ。そうそう考えていても、答えなど嫌なことばかり思い出して出てこない。
「か、霞ちゃん、そんなことを……」
そして、それを聞いていたかのように、ひびきが泣きそうな顔を浮かべ、目に涙が溜まっていることに気づく。下手をすればぼろぼろに崩れそうなほど霞にしがみついて、昼のドラマに出てくるように「どういうことなの!?」と、その眼で訴えてきている。
「そうですのよ?貴女の霞さん、貴女が島で怯えている最中に、お酒の勢いに任せて私を……」
「そんな……酷いよ……霞ちゃん……」
「ひびきも信じないで!!」
その日の放課後、学園に霞の魂の叫びが響き渡った。

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