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暖かい・・・

書きたくなった。
幸せな、あの二人。
やっぱ、リン桃は良いねぇ・・・


「ティアナさん。ちょっと。」

捜し人は、ちゃんといました。

本局の食堂で、愛娘である、瑠璃と、ちょっと、やることがあります。

あ、私、リンディ・ハラオウンです。

「はぁ・・・なんでしょう?」

「瑠璃、出してあげなさい。」

「はい。」

手提げ袋から、愛娘瑠璃が出したのは、優しく、心を込めて創った、チョコレート。

「ティアおねえさま・・・こころをこめて、おねえさまのためにつくりました。うけとってくれますか?」

「うん。ありがとう。瑠璃ちゃん。」

「えへヘ。」

ティアちゃんに、頭をなでられて、瑠璃も、喜んでるみたい。

それと一緒に、うけとってくれた事が、嬉しかったみたい。

「それで・・・おねえさま。」

「ん?なぁに。」

手提げ袋から、もう一個取り出した、チョコレート。

包装を解きティアちゃんの所に、トコトコと、ぎこちない足音で、近寄る姿が、ラブリーです。

両手をさし伸ばして、抱っこの合図に、気付いた、ティアちゃんは、瑠璃を優しく抱き上げました。

瑠璃は、包装を解いた、チョコの端を追って、口の中に含みました。

ティアちゃんの顔まで、抱き上げられた、瑠璃は、そのまま・・・

そのまま・・・

ティアちゃんにキス!!

+口移し!!

2月14日は、乙女の聖戦です。

特に、私の娘、瑠璃・ハラオウンにとっては、絶対に負けられない相手がいるからです。

まぁ、お陰で、此処まで大胆な行動もできるわけですが。

「ティア。ちょっと、良いかな。」

「瑠璃が、抜け駆けしてるー!!」

「んなっ!?」

瑠璃のライバルの一人である、フェイトとなのはさんの娘の、ヴィヴィオちゃん。

口移しが終わり、瑠璃を抱っこしながら、ティアちゃんはフェイトを見ていました。

「こっちもですか・・・」

「ティア・・・その、私も・・・」

さらに、スバルさん・・・

「ティアナ。良いかな?」

あぁ、ギンガさんも・・・

「ティアー、私も用があるんよー」

はやてさんもか・・・!!

流石に、これは・・・

「お待ちなさい!!もう、今日は、瑠璃の勝ち!!あなた方は、引っ込みなさい!!」

「母さん、それは、横暴だよ!?大体、瑠璃に抜け駆けさせるなんて、卑怯じゃないかな!?」

「あら、早い者勝ちって言う言葉をしらないの?フェイト。なのはさんも、そうやって、奪ったくせに。」

「そうですけど・・・!!この年で、早い者勝ちとか、世界の真理を教える必要がありますか!?」

「そんなことより、問題は、ティアちゃんの心よ?ティアちゃんは、瑠璃にぞっこんだし。早い者勝ちもないし。やっぱり、私と桃子の血が混ざって、いて、フェイトも圧倒したんですもの。将来的にも、瑠璃を選ぶはずよ?」

「何を言ってるんですか?ティアは、ヴィヴィオにぞっこんです。それに、瑠璃だって、私のなのはの愛の結晶であるヴィヴィオと引き分けています!!」

「そんなことありません!!ティアは、私に!!」

「私よ!!スバル!!」

「私に、決まってるやないか。」

「「「「もう、こうなったら、ティアをかけて、勝負よ!!!!」」」」

「勝負やー♪」

「私の意見・・・無視・・・?」

「ささ、おねえさまは、こちらへ。」

「るり!!」

「ちっ・・・」

何気に、この後、アインハルトとか言う人間もティアちゃんが好きになって、戦争になるなんて、誰が、思ったのでしょー・・・












「つまんないな・・・」

こんにちは。

桃子・ハラオウンです。

全ての私は、全て、リンディと結ばれています。

此処は、そんな中でも、幸せな中にいる、私、桃子のうちの一人の物語。

そうそう。ここでは、私は、母親的な立場で、リンディは父親的な立場ですね。

何気に、一人の子供も生まれました。

そんな、私とリンディの愛の結晶である、瑠璃は、6歳で、なのはとフェイトちゃんを圧倒し、ティアナちゃんを支持して、ヴィヴィオちゃんと、ちょっとした、ライバル関係です。

親ばかかもしれませんけれど、個人的に、瑠璃のほうが、ちょっと可愛いと思ってます。

それは、ヴィヴィオちゃんも可愛いですけどね。

何というか、あの子は、和風美人・・・

大和撫子と言う言葉が似合ったり。

ヴィヴィオちゃんは、どっちかと言えば、洋風美人なのかな。

そんなことを思っても・・・

つまんないよ・・・

ちょっと、愚痴ってます。

それは、大事な人が、今、此処にいないからです。

今日は、大好きなリンディがお仕事で、まだ、帰ってきません。

いつもは、もう、帰ってきてるのに、どうして、今日になって、帰ってこないんでしょう。

全部、なのはたちに押し付けちゃえば良いのに。

あの人に渡したい物があるのに。

あ、そっか。

瑠璃に付き合ってるんだ・・・

ティアナちゃんに渡すものがあるから、リンディと向こうに行って、ティアナちゃんを探してるんだ。

はぅ・・・

暇だなぁ・・・

早く、戻ってきてよ・・・

リンディ・・・














「うわぁ・・・凄い、遅くなっちゃったよ・・・」

時計を見ると、既に、時間は、18時を回っていました・・・

3時間の遅れです・・・

どうしよう。

あ、瑠璃は、ティアちゃんに預けました。

とりあえず、一人きりの桃子の待つ、部屋に入ろうとしたときぃ・・・

「遅いよ・・・」

ちょっと、暗めの声・・・

やっぱり、連絡入れるの、忘れたのが、不味かった。

あの戦いで、予定よりも、帰りが遅れちゃったもん・・・

でも、どこか、子供っぽくて、可愛いです。

それでも、靴を脱いで、桃子の待つ、暗い部屋に足を踏み入れたときでした。

桃子が、そこにはいません。

桃子は・・・

「此処だよ・・・」

さりげなく、後ろから、愛する人の声と、胸の感触。

「桃子・・・ごめんね。」

「うぅン・・・無事に帰ってきてくれたから、許してあげる・・・でも・・・」

「ん?」

「寂しかったんだからね・・・」

「ごめん。」

改めて、桃子を正面から、抱きしめて、少し、目頭が熱くなっている、桃子にキスをしたときだった。

何かが、流れ込んできた。

甘い甘い、チョコレートが、私の口の中に広がった。

「ん・・・」

「んぅ・・・」

桃子と分かち合いたくて、チョコの広まった、舌を桃子の口の中に入れた。

桃子の唾液と、私の唾液と、そして、甘いチョコのかおりが、どこか、淫靡な雰囲気を醸し出す。

いつまでも、この甘い時間が続けば良いなって、思ったとき、桃子は、唇を離す。

その、続きは、ベッドの上・・・?

良いよ。

桃子のためなら。

目頭が熱くなった、どこか、乙女な桃子が可愛くて、改めて、抱きしめなおす。

小動物のように、もぞもぞ動いて、体全体が熱くなる桃子が子供みたいで、可愛かった。

「バレンタイン・・・だよ?リンディ。」

「うん・・・桃子。」

んで、バレンタインって、言った時の、上目遣いの桃子が可愛くて、その・・・

ソファの上で、桃子を食べちゃいました・・・

でも、美味しかったです。

チョコよりも・・・

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