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プロローグ『デウス・エクス・マキナ』

リニューアル版、魔法少女リリカルなのはSAVER・・・
全てを、変えて、戻る物語。
出きれば、鬱展開にしたい。
どうすれば、そうなるんだろう・・・


聖王病院・・・

望は、復活すると言う事。

生きるということを、ただ、一人の青年は望む。

そこに、一人の少女が、ただ、その眠っている青年を眺めていた。

母を、二人の母を失い、二人の姉と暮らし、一人の姉を失った。

金髪の髪を持つ少女。

「知ってる・・・この人、知ってる気がする・・・」

死とは、なんだろうか。

生きるとは、なんだろうか。

「ヴィヴィオ・・・」

あの時、破壊の化身というものを見るのであれば、正に、彼の事であると、その部屋に入ってきた女は思う。

「ある種の・・・ロストロギアか?」

ロストロギア・・・

過去に何らかの要因で消失した世界で造られた遺産の総称。

「瑠璃・・・あんたは、そこにいるの?」

かつての恋人・・・その原型である人間を、ティアナという女性は見る。

そこに思い浮かべる人間は、自分の愛していた人間であるからだ。

「ヴィヴィオ、あんた・・・何で、この人を見に来るの?」

「解らないよ・・・ただ、呼んでる気がしたから。」

「そう・・・」

呼んでいるような気がする。

その意味が解らずに、少女はただ、此処に止まる。

何処か、落ち着くのだ。

この空間にいるということが、何もかもが。

そこにいるのは、かつて、愛した人の原型。

「行く?」

「まだ・・・」

「そう・・・」

此処にいると、逃げることが出来なくなる・・・

束縛されているような感覚を、ティアナは覚える。

彼を見るだけで、別人とわかっていても、愛情と言う者が何故か湧いてくる。

瑠璃に頼まれた人。

愛した人は、今、此処にいる。

そういう感情が、ティアナ・ランスターに渦巻く。

愛しているのだろうか。

人を、この、目の前にいる人を。

「何を・・・馬鹿なことを私は言っているの・・・」

「ティアお姉ちゃん?」

姉と慕う人間の感情が、変わっていることに気付く。

ヴィヴィオには、瑠璃を見ていたときの顔に思えて仕方が無かった。

「行こう?」

「行きたくない・・・」

何故、行きたくなくなるのだろう・・・

何故、ひきつける。

ただの男ではないのか?

いや、普通じゃない

解っている筈だ。

此処で眠っている、スサノオと呼んでいた・・・

「思い出すわ・・・」

果てなく続いた、あの戦い。

虚ろな顔のまま、眠りつづける男の顔には、確かな生気が戻ってきているように思えた。

ヴィヴィオは、ふと、その人に触れた。

何故、触れたのか・・・自分でも、解らないだろう。

何故、触れようとしたのか。

「動いた?」

その言葉に、ティアナは一瞬、ヴィヴィオを疑った。

しかし、触れたその手が、一瞬、動いたような気がした。

其れは、錯覚ではなかった。

「私を見てる・・・?」

ティアナを、見ていた。

何を、受け止めようとしているのかなど、其れは、まだ・・・

誰も知らなかった。

そして、彼が何者であるかも・・・

良く、解ってはいなかった。

TESTAMENT IS SAVER FROM 魔法少女リリカルなのは『Prologue 』

どうして、目覚めてしまったのだろう。

望むのであれば、この期に起きる戦争を、全ての戦争を終結へと導くデウス・エクス・マキナとなるためか。

再び、目覚める事になってしまった・・・

「どうして・・・今なの・・・」

今、この上京で、彼は喋る事ができるのだろうか。

「何故・・・」

「瑠璃・・・お姉ちゃん・・・」

目を開けば、確かに、そこにかつて愛した人と似ている人が、そこにいる。

また、目の前が異空間へと変わり、世界は目まぐるしく映し出される。

ヴィヴィオは思わず、その名を呼んだ。

私は、貴方に似ている人を知っているよ。

「俺は・・・」

男が最初に言った言葉がそれだった。

それが聞こえなく、ヴィヴィオは青年を、ただ、見ていた。

まだ、目覚めたばかりだからか、言葉が弱弱しい。

「貴方は・・・」

ティアナの言葉が詰まる。

目を開けた、弱弱しい男の顔は、確かに、確かに、瑠璃に似ている。

「俺は・・・」

今度は、聞こえるように、それを言った。

目も、どこか曇っている。

そしてどこか弱弱しい。

「俺は、何処にいる・・・」

解らない。

「自分と言う存在がわからない・・・」

「瑠璃を生かしてまで・・・失った代償が、此れか・・・」

ある種、自分の我侭を聞いてもらったそのような感情。

複雑な思念が、ティアナの心に纏わり付く。

幸せの代償が、世界の破滅だったのだろうか。

時間の流れか・・・

全てを、忘れてしまったのだろうか。

まだ、ティアナたちには解らない。

「キリストが・・・来る・・・」

「え・・・」

キリストという言葉を残して男は再び気を失った。

「キリスト・・・」

キリスト教の象徴。

そして、メシア・・・

救世主だ・・・

裏切り

かつて、裏切られた人間の手によって、そのまま、処刑されてしまったはずの人間と呼ばれた、完全なる、既に存在しない人間。

聖書の中の、話だと思われていた。

しかし、其れは存在する・・・

その名前が、イエス・キリスト

「何が、始まるって言うの・・・?」

ティアナの頭に過ぎる不吉な予感・・・

同時に、異空間から解放された。

「意識がなくなったわ・・・明日には、起きるでしょう。」

何故、わかったのか、自分でもわからない。

「そうなの・・・・・・?」

「えぇ・・・そうよ?」

その意味を知らない方が、どれだけ良かっただろうか?

あそこまで、悲惨な戦いは起きなかったはずだったかもしれない。

「メシアが来る?」

「救いなの?」

「どうかしらね。」

「どうしよう・・・このこと・・・。」

「伝えましょうか。」

信じるのは、二人

「クロノ提督と、燈也さんに・・・」

「うん・・・」

「それでも、この目覚めが永遠ではない方が、幸せなのか・・・」

「お姉ちゃん・・・?」

「何でもないわ。」














後日、男は再び、目覚めた。

| TESTAMENT IS SAVER | 01:29 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

はじめまして!

こんばんは、イトちーと申します。
僕もリリカルなのはのSSを書いているので、参考に読ませていただきました。プロローグ謎が多いですね。これからの展開が気になります。1話ずつじっくり呼んで行こうと思います。

| イトちー | 2008/01/29 22:56 | URL | ≫ EDIT

どうも~

デザイアという申します~
いやぁー、文才というものが自分にはあるかどうか解りませんし、参考になるかは解りませんけど、それでも、読んでくださるのがありがたいですねー。ありがとうございます。これからも、よろしくお願いしますね。

| デザイア | 2008/01/30 10:31 | URL |















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