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貴方の為の一番

藍華×灯里様。
何か、長くなった。


「やっと・・・この日を待ってた・・・」

灯里が、ここに来る日。

私は、この日をずっと待っていた。

お見合いの話も全て断って、アル君との告白まで、私は断った。

アル君と別れたときは、それは確かに寂しかったけど、でも、考えてみると、灯里と別れるほうが、凄い寂しかったのだ。

灯里と一緒にいると、凄い楽しくて、灯里がいないと、凄い寂しい自分がいて・・・

アリシアさんが灯里と一緒にいるとき、気付けば、私はアリシアさんに嫉妬していたし、後輩ちゃんにも嫉妬していた。

考えてみれば、あの時からだ。

そう・・・













私が、灯里に告白した時。















「藍華先輩・・・私、灯里先輩に愛してるって、告白しようと思うんです。」

後輩ちゃんから、後輩ちゃんの口から出た言葉。

何処か、ショックだった。

灯里が、私からより遠い所に行ってしまう。

だから、咄嗟に言葉に出してしまった。


駄目だって。


自分の中に、確たる気持ちなんて、ないのに。

後輩ちゃんの中には、灯里を愛する覚悟のような物があるような気がした。

私は灯里を後輩ちゃんのように愛せない?

・・・うぅん、そんなことない。

私は、灯里は好き・・・

結婚か・・・

まぁ、女同士で結婚とかは、認められているけど、実際にまだ、それを行った人はいない。

でも、できる。

後輩ちゃんは、すっかりその気だったのね・・・

そのあと、後輩ちゃんは

「でっかい、ライバル・・・ですね。」

そう、ふと笑いながら帰っていった。

私は、邪魔しているんだよね・・・?

後輩ちゃんの。

「藍華ちゃん・・・?」

「灯里!?い、いつから、そこにいたのよ!!」

「さっき、ここに。アリスちゃんといたようだけど?」

「音もなく、私に話し掛けてくるの禁止!」

「えぇー?!」

あ、ぅ・・・

違う、そういうことを言うつもりなかったのに・・・

「ち、違うの!」

「ほへ?」

灯里がいると、本当に調子が狂うよ・・・

何が言いたかったんだっけ・・・

えぇと、どうしたかったんだっけ・・・?

何で、此処まで・・・

あぁ、もう、どうしたら良いのでしょうか・・・

灯里・・・

「藍華ちゃん、さっき、アリスちゃんもいたようだけど・・・」

「んな事は、どうでもいいのよ!!」

「え、えと・・・?」

目の前にいる灯里は、変わった。

大人っぽくなったって、言った方がいいかも。

性格は、いつも通り、恥ずかしいこというけど。

変わってないのは、私・・・?

まだ、雑務とか忙しくて、弟子とかも取れないけど、灯里はアイちゃんって言う弟子がいる。

結局、私は、灯里にどんどん追い抜かれているようで・・・

ずっと、前にいる。

そして、昔の灯里ばかり、私は見ていた。

自分が変わっていない事も。

そのことを、今、気付いた。

「藍華ちゃん・・・?」

「灯里・・・」

昔の灯里も、此処にいる灯里も、私は好き。

「どーしたの?」

「あ、あんた・・・今までの私を見てもわかんないの!?」

「うん。」

そ、即答か・・・

って、言うか。

なんというか、アレでわかれって言う方がおかしいよね。

うんうん。

「あぁ、もう!一度しか言わないから、良く聞きなさいよ!?」

「うん。」

「灯里・・・好きよ?」

「・・・ほへ?私も好きだよ。」

「あぁぁぁ!!もう、肝心な所で、とぼけるの禁止!!」

「えぇぇぇー・・・?!」

「だ、だからぁ!!!」

「うん?」

もう、こう言う所はおにぶさんなんだから・・・

こっちの調子が狂うわよ・・・

やっぱり、直接的に言った方が良いかしら。

もう、そうするわ!!

「灯里、愛してるの!!結婚して!!」

「け、結婚・・・!?」

「あ、あによー・・・灯里が、好きなんだから・・・」

「エ、ト・・・だって、藍華ちゃん・・・突然・・・結婚って・・・」

「悪いの!?」

うぅ・・・

あぁ、何か、涙が出てきた・・・

「それで、あんたはどうなのよぉ・・・!!」

「その・・・ごめん・・・なさい・・・」

「え・・・・・・」

振られるなんて、思ってなかった。

私のことを聞いてくれると思っていた。

私が生んだ、自惚れ・・・

灯里に、振られたの・・・?

私は・・・

「その・・・嬉しいけど・・・藍華ちゃんと結婚したら・・・アイちゃんの事・・・見てあげる事が出来なるから・・・」

「ア・・・アイちゃん・・・?」

「あわわわ・・・」

涙で、ぐしゃぐしゃになってるのが、自分でも良くわかる。

灯里が、焦っているのもついでにわかる・・・

「灯里は、アイちゃんの事が好きなのね・・・」

「え・・・?違うよぉ・・・」

「じゃぁ、どういうことぉ・・・?」

と、まぁ、その後灯里から聞いた結婚できない理由というのは、灯里は私と結婚する事は、アリアカンパニーをやめるという事であり、それは、できないという事だ。

少なくとも、私と結婚するのは、アイちゃんがプリマになって、アリアカンパニーを任せられるようになるまでという事らしい。

つ、つまり・・・

「私の・・・早とちり?」

「うん。」笑

顔で、可愛くにっこりと応える灯里・・・

「うぅぅぅぅ・・・・・・」

取り合えず、OKもらったぁ・・・・・・

「アイちゃんがプリマになったら、私を貰ってくれますか?藍華ちゃん。」

「うん・・・」

と、その日、一応形だけでもという事で、灯里に安物だけど指輪を渡して、愛しい灯里を抱きしめた。

周りから、何があったという目で見られてるけど、そんなの関係はなかった。

・・・原因は、私だけどね?

「灯里・・・」

言葉を発したと同時に、私は灯里の唇に己の唇を重ねた。

「あ・・・ん・・・」

少し、目を開けてみると、灯里の表情が艶っぽくなっていた。

そろそろ良いかなーって、思ったとき、私は灯里から唇を離し、彼女を見た。

目をすこし潤ませていて、それが色っぽくて可愛くて、もう一度唇を重ねた。

愛しの彼女を・・・

「大好きだよ・・・」

「うん・・・藍華ちゃん、私も・・・」

お互いに、耳元で囁いて、二人とも顔が赤くなる。

「それと・・・ちゃん付け禁止・・・」

「できるかな・・・」

「できるわ・・・努力しなさい。」

「うん・・・」

と、言う事です。














「灯里・・・?ようこそ・・・姫屋へ。」

「うん・・・藍華。」

アリアカンパニーを寿退社。

昨日、遥かなるアクアマリンはアイちゃんに言葉を伝え、後を頼むようにと。

取り合えず、

「式は明日・・・でも、今日から・・・私の妻。」

式は、絶対にアリシアさんの引退式を超えるようにするんだから!!

「うん・・・藍華ちゃ・・・」

っと、

「そうじゃないでしょ?」

「そうだったね。藍華・・・」

姫屋の制服を身に包み、灯里と私はゴンドラの場所に移る。

「似合ってるわ・・・」

「ありがと。」

私は、オールを取り、灯里に渡す。

「この番号・・・一番・・・」

「そうよ?」

ずっと待ってた。

大好きな人に、渡す、番号。

ずっと、好きな人には、愛している人には、この番号でいて欲しい。

「灯里・・・貴方の為に・・・一番を・・・!」

「はひ!」

そんな、灯里の仕草が可愛くて、私は灯里を抱きしめた。

「藍華さん、出られるんですか?」

後輩の一人が、私にそんなことを言う。

「まぁ、入社試験って、所かな。」

姫屋の白いゴンドラに灯里は上に立ち、私は灯里に導かれて、それに乗った。

「灯里・・・」

「何?藍華。」

「幸せだと思う時間をこれから一緒につくっていこう?」

「うん!」

はっ・・・!!

「恥ずかしい台詞禁止!!自分!!」

「エぇー・・・藍華ちゃん、今のとっても素敵だったよー?」

「は、恥ずかしい台詞禁止ー!!」

でも、幸せだからそれで良いかな。


灯里・M・グランチェスタ・・・姫屋に移籍する。

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