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ACT-Ⅰ「神は目覚めた。」

さぁて・・・壊していこう。


来訪の日・・・

破滅来訪・・・







とでも、言った所か。

其れは、神。

破壊神、戦神全ての破壊に等しい行為に当てはまるか身の来訪。

望んではいないだろう。

しかし、それの放つ殺気によって、此処でおきた全ての戦いは、嫌でも収まる事になるだろう。

其れは、神なのだ。

神は、此処にいる。

金縛りにあい、既に気を失っている。

「どれだけの・・・力を秘めているというんだ・・・!?」

誰も、その力を感じ取る事は出来ない。

余りにも、其れは強大すぎたのだ。

正に、悪魔。

破壊神と呼ぶべきか。

冥府の神の生まれ変わりであろうとも、其れを受け止める事は出来ない。

燈也は、久しぶりに恐怖で、足が竦んだ。

見ているのか。

全ての人間が、これを目撃しているという事実。

誰もが、感じる恐怖、そして、怯える自分がそこにいる。

「ははは・・・」

あんまりの恐怖に、笑いが零れた、その時だった。

魔法陣が、突如、真中の部分がはくだけ散り始める。

でるのか。

アレが。

「本当に・・・其れが・・・でるというのか・・・」

「アレ・・・何・・・?」

キャロが怯える。

エリオも、言葉には出していない物の、その尋常ではない殺気に怯え始めていた。

召還されたヴォルテールは、主が帰ってきたことを喜ぶかのように、跪いているように見えた。

解っているのだろう。

動物的な本能として、どちらが弱者か、よくわかっているのだ。

「きゃ・・・ろ・・・」

「エリオ君・・・」

「何・・・アレ・・・?」

同じ事を、キャロに聞く。

しかし、其れは良く解らなかった。

割れた、中心部から現れた物は、人間。

人間だった。

しかし、その体には、鎧のような物が身につけられていた。

鎧、翼、仮面を装備。

何なのだ。

アレは、一体。

十字架に、貼り付けられているかのごとく、十字になりながら、其れは降臨する。

神に等しいその存在。

いや、神だ。

降臨し、神は目覚める。

「あ、アレを破壊しろ!!」

レジアスは、声を荒げて、ガーディアン部隊に命令した。

レジアス・ゲイズとて恐怖しているのだ。

「ガーディアンが!?」

「もとより・・・ガーディアンの体が反応したか?」

十字の神は、ゆっくりと、その宙に止まった。

ゲーデ一機を中心に、ブラッディ4機が攻撃を開始する。

「殺される!?」

「いや・・・違う・・・殺されるのは・・・!!」

ゲーデ、そしてブラッディ。

「ウォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

突如、天を、地を割くほどの咆哮が上がる。

咆哮は攻撃してきたガーディアン・ゲーデ、ブラッディを破壊する。

咆哮だけでだ。

神の上げた、雄叫びだけで、ガーディアンは破壊されてしまったのだ。

ガーディアンに乗っていたパイロットは、肉片が飛び散るどころか、粒子となって、消滅する。

そのような人間は、そこにいなかったのを表すようにだ。

あまりに強大で、砂塵が舞い上がり、自然がそれに恐れをなすかのように、さらに、竜巻が舞い上がる。

その竜巻が、出現したのと同時に、敵は破壊され、見方にも破壊がおきる。

まさに、破壊神か・・・

さらに、

「あの方・・・」

突如、翼が巨大化し、形を変えて、その、神の肩に装着された。

アレは、

「知っている・・・俺は、アレを知っている・・・」

燈也は、それを見た。

「マズイ!!!!」

”バニシング”

恐らく、展開された時点で、もう、止めるすべを知らない。

止める事など、出来はしない。

「エァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」

重力が反転するかのように。

崩壊された瓦礫、敵の破片が、全て浮かび上がる。

正に、大地を揺るがすとは、このことだ。

体内に蓄積された何か、凄まじい力が加速し、レンズに光が収束され、咆哮とともに収束された光が、漆黒の光が放出された。

これが、

「神の息吹・・・ははは・・・」

瞬きする事を、燈也はできなかった。

瞬きすれば、殺される。

何か、光が光が、光が、ミッドチルダの、廃墟と化した部分を全て消滅させてしまった。

なんという力なのだ。

何という、恐ろしい力。

あの光が、クラナガンの廃墟と化した全てを破壊してしまったというのか。

これが、燈也の予言で見た神の息吹。

全身の神経が、凍りつく。

酸素が、体に行き渡る事が出来なくなるような感覚。

何だ、これは、この恐怖感は。

今まで、味わったことの無いような感覚。

「何ていう力を・・・これを、これを僕らが預かれというのか!!!」

漆黒の翼と鎧。

一見すれば、燈也のセイヴァーと似ている。

しかし、其れは全く違う。

一体、其れは何だ。

アレは、一体なんなのだろうか。

燈也は知っている。

その正体を、なんであるのかをだ。

「やはり・・・着たのか!?」

何処からでも、其れは目に映る。

「何だ・・・!?力が!!」

アヤは獣神形態から元の人間へと戻り、そしてティアナは、瑠璃と分離した。

「兄様・・・うっぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

「瑠璃!?瑠璃!!どうしたの!?」

突如の激痛。

痛みが、すべてを、瑠璃を襲う。

全てのテスタメントの力は、0へと還元させられる。

「熱い・・・熱いよぉ!!兄様ァ!!!熱い・・・熱い・・・ここまで熱いのは私は・・・無理です!!!誰かぁ!!!兄様の復讐を!!!!」

「瑠璃!!!!」

何も、このような状況に何も、出来ないというのか。

自分は一体、どうすれば良い。

何が、できると言うのだ。

瑠璃の痛みを、ティアナは止めることが出来ないのだろうか。

異様な恐怖が、身を包む。

「兄様・・・兄様・・・」

「大丈夫・・・」

そして、何故、あそこにいる神を、兄と呼ぶのか。

ティアナの中に起きる疑問。瑠璃とは、一体、何者なのか。

ティアナは、ただ、瑠璃を抱きしめる事しか出来なかった。

そして、無駄と解っていながらも、励ます事しか出来なかった。

スサノオの降臨。

このとき、誰もが世界の破滅を待つだけのはずだった。

しかし、破滅は来る事は無かった。

事前に、アマテラスに止められたからである。

そして・・・燈也によって、被害者という形で聖王病院に搬送させられ、既に半年以上が経過し様とした時、字体は動き、そして、神は目覚める。









「私は、ここで・・・生まれた。」

だから、自らの中へと抑え込んだ過去に人間を滅ぼそうとした神を自らと同化させた。

そうする事によって、人を救うことができたからだ。

それと同時に、全てを眠りにつかせることができた。

ヤハウェ・・・

ヤハウェに作られた男。

その名は、イエス・キリスト。

此処にいるイエス・キリストは、諸君等の知っているイエス・キリストであると同時に諸君等の知らないイエス・キリストでもある。

ありえたかもしれない、イエス・キリスト。

かつて、愚かな人間がこの男を、偶像・・・

偽者と言った人間がいるが、それは偽り。

嘘である。

「だから・・・私は、ヤハウェを父と呼ぶべきなのかもしれない・・・」

其れでも、

「かつては、ヤハウェを憎み、今は・・・憎んではならない物を憎んでいる・・・子が、親を愛するかのように・・・その憎しみは深くなった。私の中に、憎しみが生まれてしまった・・・」

傲慢になってしまった人間。

その憎しみを、この男は中へと溜め込んでしまう。

しかし、其れを、徐々に解放する事によって、自らの力へと帰る。

「私は・・・ある種、憎しみの中で生み出され・・・憎しみの中で育てられた・・・」

憎しみの名は、ヤハウェ。

しかし、今度は、人間が

「私の親・・・ヤハウェとなろうとしている。」

其れを、許す訳にはいかない。

絶対に。

「親友・・・私にも、そう呼べる人間がいた。」

遥か、古の世界。

一度、人間の素体が滅びる前・・・

いや、我々の世界で言う、恐竜と呼ばれる生物が、死する遥か昔の、神の出来事。

人は、バクテリアから、進化し、猿となり、人間となり、結果、欲深い生き物と再び化してしまった。

結果、そこから生まれた別の種の人間であろうとも、罪の塊である事は、我々の眼から見ても、お解りになる事であろう。

広大な世界で、誰とでもあえる、何処の国の人とでも、話すことのできる世界でも、人は罵りあい、殺しあう。

「私は・・・欲がはらむと罪を生み、罪が熟すると死を生む。」

かつて、人間達に、そのように告げてきていた。

しかし、其れは、護られる事はなかった。

一度足り友。

人は、死を生みすぎた。

己の力によって、その傲慢なる、思い込みによって、人を殺し、今を生きている。

我々の世界とて、そうだろう。

欲とは、罪である。

イエス・キリスト。

死を与えられた人間は、何を語る。

この無情なる世界にいる人間達を見て、何を思う。

イエスが処刑される前、イエスの代わりに恩赦を受けて釈放された人間をご存知だろうか。

マルコによる福音書によれば、過越し祭のたびの慣例となっていた罪人の恩赦にあたって、総督ポンティウス・ピラトゥスはイエスの放免を期して、バラバかイエスかの選択を民衆に迫った。

しかし祭司長たちにそそのかされた群集はバラバの赦免とイエスの処刑を要求したのだ。

ピラトは不本意ながらこれに従った。

それは、自分が群集に殺されるのを恐れたからである。

結局、このときから、人間と言う者は今と言う人格を形成してきた。

自分の為なのだ。

バラバは釈放された。

バラバ・・・イエスの変わりに、釈放された男。

また、バラバは改心し、熱心にキリストの教えを述べ伝えて殉教したとも伝えられる。

しかし・・・

「今、全てを迎え・・・此処に、再び舞い降りる時。」

今、此処に再び、舞い降りる。

英霊として、今、息を吹き返した。

それは、アンゲルスノイドを超え、純粋に、彼は強さと、イエスの忠誠心とともに、此処にある。

光が舞い踊り、イエスの用意した体にその光が宿り、輝きを発する。

其れは、命の輝き。

絶対的なる勝利の光が、今、此処にある。

福音の光が、辺りを照らし、器の無い体に、光が宿り、人間となる。

イエスによって、改心させられた、英霊。

其れは、猛々しく、荒く、そして、勇ましい。

誰よりも。

全ての人間を超えるほどの、強さを誇る。

時空管理局の、愚かな魔導師達は、如何なる強さを持とうと、この男に勝利する事はできないだろう。

如何なる人間であろうと、バラバから、勝利を奪い取る事は難しい。

如何に、其れが歴戦の英雄であろうとも。

この男は、ただの英雄ではないのだ。

イエスの為に戦い、最後は、イエスの為に死んだ人間。

数々の人間の中で、これ以上に勇敢な男は存在しない。

神滅大戦の中、人間の側に付き、イエスの為に剣を振るった。

自分をすくった、男の為だけにだ。

美しいとも言える。

目の前にいた、神の為に剣を振るった美しき男。

あらゆる、女の美しさを凌駕し、男の強さをも凌駕する。

バラバ・・・

その男の名は、

「バラバ・・・私を、真の意味で理解してくれた・・・最初の人間・・・」

神のために剣を振るう男は、バラバ・イエスと名乗る事を許された。

絶望の中で、人間達の希望になった存在。

「何故・・・殺そうとする・・・」

バラバは、目覚め、眼を開き、確たる意思で、イエスに其れを告げる。

何故、今回は、人間を殺そうとするのかと。

「時代は移り変わる。誰の為でもない・・・愛される人間の為にだ。」

生きている、心の清いもの。

かつて、イエスは、告げることがあった。

それは、マタイによる福音書、第5章に記されている。

イエスはこの群衆を見て、山に登られた。

腰を下ろされると、弟子たちが近くに寄って来た。

そこで、イエスは口を開き、教えられた。

心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。

悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。

柔和な人々は、幸いである、その人たちは地を受け継ぐ。

義に飢え渇く人々は、幸いである、その人たちは満たされる。

憐れみ深い人々は、幸いである、その人たちは憐れみを受ける。

心の清い人々は、幸いである、その人たちは神を見る。

平和を実現する人々は、幸いである、その人たちは神の子と呼ばれる。

義のために迫害される人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。

「わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えのないことであらゆる悪口を浴びせられるとき、あなたがたは幸いである。」

そして、

「喜びなさい。大いに喜びなさい。天には大きな報いがある。あなたがたより前の預言者たちも、同じように迫害されたのである。」

これは、

「最初に貴方が・・・私に教えてくれた言葉だ・・・」

バラバは、蘇る。

ゆっくりと、徐々に体を起こし、美しき顔で、イエス・キリストを、目の前にいる神と名乗る男を見る。

「何故・・・殺す。」

「既に、述べた物達を実践する人間は・・・いなくなってしまった。」

「人間に・・・絶望したか。」

男は、其れを理解した。

かつて、人間を愛した人間が、人間の為に、裁きを下す。

イエスと言う人間が、人間に絶望してしまう。

かつて無い話であり、この話を終える頃、私は裁かれるだろう。

神・・・

創造主ヤハウェによって。

「残された・・・この、地で眠る人間達だけの世界・・・其れが、望みか?」

「その通りだ。私は、人に絶望してしまったよ。」

「ならば・・・私は、刃を振るおう。」

神の剣として、

「人は、生きている。」

「預言者は、迫害された・・・其れは、かつて、天使と呼ばれた存在である。」

人外の力を持って生まれた者の宿命。

しかし、それは人間を護る為の縦であった。

だが、今、この世界では

「くだらないことで・・・迫害されている人たちがいる・・・」

救おうと、思った。

しかし、迫害の中で、迫害が起きる。

悪循環が、続いた。

最悪の時間だった。

望んでもいない時間だった。

誰も、自分の言葉を聞こうとせず、殺し、殺され、結局は死んでいく。

憎しみだけが、渦巻き、人間として、純粋な闘争本能が、爆弾一つで全て消し飛んでしまう。

これほど、世界を無情と思うことは無かった。

何故、殺す。

「我々は生きている・・・」

生きている・・・

人間は、

「傲慢になりすぎた。人間が、人間に裁きを下す・・・」

命に、優劣など、あろうか。

人が、罰を与える存在として許される事があるのだろうか。

「しかし・・・その人間を殺すのであれば、貴方は・・・罪人となる。」

「其れくらいの罪は・・・背負ってみせる。」

「変わられたな・・・私が、眠りについている間・・・人の、私の愛した人の心は変わってしまったようだ。」

此処にいる

「子らは、まだ、過去の我々のいた純粋な種の子等と同じである。」

「信じる事が・・・できるのであろうか。」

「そのための・・・教えだ。」

再び、神の為に剣を振るうのであれば、

「私は、名を変えよう。偽りの仮面を、人間達に捌きを下す物として・・・」

その名を・・・

「我が名は、芭羅神・・・」

芭羅神が舞い降りるのは、まだ、後の話。

人間に裁きを下す為に、神は、人類の敵となって現れた。

その罪を自分達が、背負う事によって。

今、此処に、現れる。

其れは、絶望。

微かなる人間の中に生まれる希望を捨て去る、感情がイエス・キリストに人間の死という概念を植え付けてしまった。

我々の中で、そうある思いのある人間。

少なからず、何処にでも、周りでも、メディアを通して我々に伝えられてくる情報。

其れは、恐怖を与え、人を信用させなくするには、絶好の存在。

人とは、なんであろうか。

人と言う存在は、なんなのであろうか。

己の傲慢の為に、支配する人間。

支配した人間は、影で、限りの無い陵辱を尽くす。

「貴方の見てきた世界の記憶が・・・私の中に入り込んでくる。」

限りの無い殺戮と陵辱、そして支配。

消してきた物は、全ての人間が醜悪な心によって、満たされている体の中で、生きている世界。

しかし、死す前の人間の前に現れた、破滅の神は、都合のいい、救いの神と捕らえる。

確かに、救われたのだろう。

死によって。

死という形によって、醜悪な心を持つ人間達は、救われてきた。

救われた・・・

救われた・・・?

「今の人間達は・・・世界を知らない・・・」

そして

「今の人間達は・・・心を知らない・・・」

今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。今の人間達は心を知らない。

今の人間達は・・・今の人間達は・・・今の人間達は・・・今の人間達は・・・優しさも・・・思いやる心も・・・芽生えた物は何だ。

人を殺すと言う心と、醜悪なる形。

「入り込んだ世界・・・人間の器を持った、醜悪な怪物が人間を殺す世界・・・」

一つの世界で、此れがあるというのなら、許される事のない世界。

それは、星の数ほど、存在する。

ゆえに、滅ぼした。

醜悪な怪物。

そして、

「人が人を・・・作る!?」

「愛という・・・名の形ではなく・・・」

人造人間。

人が、人を作ると言う罪深い好意。

「偽りの人の心を持った人形は・・・人間ではない。」

人間である筈が無い。

其れを、平然と行う人間が、此処にいる。

「本来なら・・・殺さなければならない物を、私は迎え入れた。」

「しかし、其れは貴方の慈悲だ・・・娘を愛するがあまりの行動。」

其れを、その罪を許す。

「私は、その罪を許す事はできない。」

「自らの罪を・・・私は、私を許す気は無い。」

暴力が、争いの火種を呼ぶ。

止める事ができないのであれば、私は、

「根絶する・・・」

「その罪を、自分一人で受けると言うのであれば・・・」

「ついていこう・・・」

「感謝する・・・」

全てを奪い取る権利など、この男には存在しない。

しかし、奪い取らなければならない。

心を知らない、人間達のために。

心を知らない・・・

人間たちのために。

ある種の救いと、考える。

「私には・・・天使がいる。」

「天使・・・救いの、御心の象徴・・・」

それは、

「如何なる醜悪な心をもつ人間に生まれていようとも、見つけることのできる存在・・・」

天使・・・

アンゲルスノイド

芭羅神は、ゆっくりと立ち上がる。

「我が名は・・・」

「バラバ・・・」

されるのであれば、この男は、何を望むのであろうか。

イエスは、落ち行く二つの光を指差した。

「アレは・・・」

「あの世界を破壊するための・・・光。」

破壊から、生を有する。

破壊から、新たに世界を作る。

世界を創造する。

0へと、全ての世界をリセットする。

「後・・・数えるほどにしか・・・その世界は、存在しない。」

無へと帰ろう。

人よ。

あの、全てが一つだった頃へと、帰ろうではないか。

この世の全ての悪となろうとも、理想の為に、鬼となることのできる人間は、此処にいるのであろう。

悲しみを、全て背負って。

男は、ただ、眺める。

もう一度、理想の形を如何にして描くのかを。

望は、誰もが共存できると言う理想郷。

楽園・・・

争いなど無い、誰もが分かり合える世界。

今の、我々に・・・

此れを作れるほどの広い心を持ち合わせた人間など、存在しない。









「ユーノ君・・・」

無限書庫に鳴り響く、一つの声は、誘惑の声。

利用されていることのわからない声。

何を望むのだろう。

この男は。

いや、一人の女を求めるためか。

愛する女が望むことならば此処にいる男に対して、其れは、どういう意味を持つのだろうか。

自分の女だと思っていたものを、女に奪われ、挙句の果てに殺されそうになったこの男は、何を語る。

否、何も語ることはあるまい。

無限書庫に引き篭もったまま、今、なのは達をどうするのか、どうすれば見つかるのか、探している。

フェイトのことなど、どうでも良い。

ただ、この男の中にある、狂った信念は、高町なのはに執着している。

自分の中で、高町なのはを助け、自分のものにする為に、動き出す。

そして、憎む。

かつて、引き裂いた切欠になった人間。

月村燈也

そして、なのはを自分から奪い取った人間を憎む。

フェイト・テスタロッサ・ハラオウン

本来、ヴィヴィオを引き取る予定であったが、引き取ったのはティアナ・ランスター。

思い通りにならないことに、苛立ちを隠しきれずにいた。

さらに、あれ程の力を持っておきながら、なのはを救うことができなかった。

「僕が・・・」

見つける。

そして、助け、自分の物にする。

なのはを自分の物にして、フェイトから奪い、ティアナからヴィヴィオも奪う。

意地になってでも、絶対に助ける。

確たる、狂った執念を見方に付けた男は、今後、この物語、どのような厄災を振りまいていくのだろうか?

トウヤと言う存在によって、憎しみを植え付けられ、アヤと言う存在によって非力さを自らの無能を証明され、何より、希望として愛していた女を女に奪われた屈辱。

子供になるはずの少女を、自らと全く関わりの無い女に奪われたという何とも言い難い感情。

この男の中にある全ては狂い始めている。

「フェイトは・・・殺すよ・・・だって、なのはは僕のなんだから・・・僕のなのはなんだから・・・」

だから、必死になって、魔法を身につける。

如何なる物であろうとも、惜しむことはない。

時間だけが過ぎていくと言う感覚を、既に失いながらも、ただ、魔術をただ、強い魔術を身につけるためだけに、この男は書を読み漁る。

ユーノ・スクライア

この男が、この物語で与えられる役割とは、一体?

ある種、憎しみを撒き散らすだけの有害なバクテリアとなるのか。

また、ある種、この物語を救う鍵となろうとしているのか。

知るのは、神である私のみである。

「狂ってる・・・」

通りかかったクロノは、ただ、異様なまでの執念を宿しているユーノ・スクライアを・・・

「醜い。」

その二言だけで表しながら、無限書庫を通りかかった。

「どの道・・・敵に利用されるのが、オチだろう。如何なる展開であろうと・・・」

向かう場所は、ただ、一つ。

親友一人を幽閉している場所。

「機動六課・・・再結集か。」

全滅させられてしまったクロノ艦隊。再び呼び出される機動六課。

クロノ艦隊が全滅し、クロノが新生機動六課の部隊長へと降格された。

しかし、何処か、其れを気楽な心で受け入れている自分がいた。

何故、3ヶ月前に解散した機動六課を、また、再結成させられる事になったのか。

それは、圧倒的な人員不足に他ならない。

JS事件で殺された戦闘員の数は、500を超えることになった。

また、このような事件の対策をとるために、其れを対処できる部隊が必要となったために、機動六課が再編成される事となった。

拠点は、クラウディア。

クロノは、これから向かう場所は、親友と呼べる、憐・ヴィオラを幽閉した場所。

「憐・・・」

神意と呼べるものが、此処にあるとするのであれば・・・

「いや、何でもない・・・」

エイミィ・・・

「良かった・・・生きてたんだ・・・」

「あぁ・・・」

一度、鳴海市へと帰省した時、エイミィとの再会。

苦悩

「いいのかな・・・」

「貴方が、生きればいいの・・・」

死んだ人間達の分まで

「でも・・・」

「其れが、重荷になるというなら・・・私に半分、頂戴。」

エイミィ

「僕は・・・」

「貴方の辛さを・・・一人で抱え込む必要は無いよ・・・」

「良いのか・・・?」

「其れを解消するために・・・私は、貴方と一緒にいる。」

エイミィの胸の中に埋もれ、温もりを感じ、そのまま、眠りの中へとその日はついた。

瑠璃と言う人間が光となり、消えたその日、エイミィに抱かれ、クロノは眠りへとついた。

「憐・・・」

牢の中で、太陽を眺めている男を、クロノは呼んだ。

「何かしら・・・?」

「六課が、また再結成される事になった。」

ドア越しで、クロノは憐へと告げる。

顔を、見ることは無い。

顔を見れば、此処から、解放しそうになるからだ。

「あんたの妹・・・攫われたようね。」

「・・・まぁな。」

「何も・・・思わないの?」

「さぁな・・・良く、解らない。元より、義理の家族だったから・・・」

「良く、わからない人ね・・・クロノという人間は。」

「そうだな。自分でも、良く解るよ。」

此処まで、まともにはなすことができるのは、何年ぶりのことだろうと思う。

懐かしく、それでいて、何処か、暖かい。

何故、そのように感じてしまうのか。

クロノ自身、良く、解っていなかった。

「もう、行くよ・・・」

「クロノ・・・」

「ん・・・?」

「今日の晩御飯は何かしら?」

「なんだろうな・・・」

コミュニケーションでもとりたかったのだろうか。

クロノの中に思い浮かぶ、一つの疑問。

しかし、今は、其れを考える気にならなかった。

「そうそう・・・夢、みたわ。」

「夢・・・?」

「神が目覚める。」

神・・・

「スサノオ・・・」

クロノが、その名を呟いた。

「目覚めたのか・・・」

感じる。

力の強さ。

その力をもつ名前こそ、スサノオ。

スサノオというか身の存在。

武神

強き存在

自分を圧倒した存在










「ティアちゃん・・・毎日、彼を見に行ってるみたい・・・」

「仕方ないだろうな。瑠璃に似ているから・・・」

似ているから・・・

忘れる事ができない。

「何か、感じ取る部分があるのかもしれない・・・」

それと同時にスサノオと瑠璃を同じ人物としてみている。

「精神的な部分は、完全に癒えていないんだろう・・・」

だから、瑠璃という人間を悠介の中に見出そうとしてしまう。

それだけ、ティアナは瑠璃を愛してしまったのだろう。

嬉しい事ではあるが、ある種、精神的な重みとなってしまっているような気がした。

しかし、スサノオの目覚めと同時に、敵は来る。

残された時間は、1年も無いだろう。

嫌でも、戦わなければならない時間が来る。

嫌でも・・・嫌でもだ。

戦わなければ、死ぬのは、此方となる。

管理局全体、無論、テスタメント全員でも敵の攻撃を全て防ぐ事はできないだろう。

「あの我侭のせいで・・・」

「燈也・・・」

娘を、できるだけ、長く生かすことによって、スサノオの消した。

後に、どのような結果になろうとも、それは・・・

「考えるな・・・か・・・」

約束の刻・・・

其れが、迫る。

記憶を失ってしまったスサノオは、何をするのだろうか。

この無情なる世界で。

思い出される、あの瞬間。

今、思い出すだけで、燈也は、動けなくなる。

鳥肌が立ち、動けなくなる。

神と言う存在に、どれだけ自分が魅了されてしまったのか、想像すら、できないほどだ。

そして、来るのであれば、正に、来る者であろう。

望んではならない、厄災を持つ者達。

「エフェソ・・・」

「アレが、何隻も来たら・・・絶望ね。」

「クラウディアじゃ、敵いはしないだろう。」

また、人が死ぬ。

「瑠璃・・・」

思い出す、娘の名。

「すずか・・・今は、考えるな。」

光となって消えていった娘を、やはり、忘れる事ができなかった。

全ては、スサノオ復活の為に、今を、時間を思いっきり、駆け抜けた。

愛する人と、一緒に、愛する人を愛しながら、時間を駆け抜けた。

後悔する事無く、彼女の人生は、最高であるといえた、最後に見せた笑顔。

満面の笑みを浮かべて、光となって消えた、自分の娘。

「あの子が、護った世界でもあるのよね・・・」

「そして、僕達が護らなければならない世界・・・」

そして、消えてしまった二人。

「なのはちゃんとフェイトちゃん・・・」

「未だに、見つかっていないからな。」

すずかの親友である二人が、消えた。

そして、燈也にとっては姉である存在。

「此処、6ヶ月、はやて達が動いても全く変わることは無かったんだ。」

状況は、進まない。

遺留品の一つや二つは見つかると思われたが、其れすらも存在していなかった。

「管理局は、何も手を打たないの?」

「既に、消えてしまった・・・消えてしまった英雄は、もう、管理局の歴史に組み込まれたんだよ。」

「そんな・・・」

「其れは、組織として正しい選択ではあるが・・・どの道、子供を戦場に出す事をどうも思わない自体で異常ではあるけどね。」

何処でも、其れは同じだろう。

受け入れている自分達が、異常だと思ってしまうこともある。

「娘まで戦場に出した・・・本来なら、止めておくべきだった。」

ゆえに

「僕達も同罪だ。」

「そうね・・・」

そしてまた、子供を戦場に出そうとしている。

「そうでもしないと・・・僕達の戦力の回復はできやしない。」

そして、また消える。

子供達は、言える。

「辛いよね・・・」

「今更な部分もあるけどな・・・」

目覚める。

スサノオという姿に、興味はある。

完全に覚醒はしていない。

罪悪感に苛まれながらも、燈也はスサノオのいる場所へと向かう。

「六課・・・再編成だって・・・」

「らしいな。僕達も、再び召集されるだろう。」

すずかの方の通常生活はユファがすずかに擬態して、通常と変わらぬ生活をしている。

燈也の攻撃によって、生命の危機に瀕した天使はすずかと一つになることによって、その一命を取り留めたが、自由は利かなくなった。

とは言え、本人は其れで満足しているが。

後に、二人が完全なテスタメントとして進化したとき、ユファはすずかの使い魔に近い状態になったり、燈也がいないときのボディーガードのような存在となった。

「彼女と、融合すれば・・・すずかは、僕より強くなる・・・」

「でも、そのつもりは無いかな・・・あの人の命をすり減らしちゃうから・・・」

「そうだったな・・・」

「うん。」

六課の再結成。

ある種、今後起きる戦争次第によっては、好都合といった所か。

「・・・姉さん、いるんだろ。此処に・・・」

舞い降りて来る二人を燈也は何処となく感じる事ができた。










見知らぬ部屋。

「起きたかしら?」

見知らぬ人間。

「貴女は・・・」

誰も知らない。

「私は、ティアナ」

ここがどこなのかも・・・

「ティアナ?」

見覚えが無い。

「えぇ。」

見知らぬ部屋。

「まず、あなたの本当の名前を知りたいのだけど?」

本当の

「名前って、調べればわかるでしょう?」

与えられた名前は、スサノオと言う名前だった。
しかし、其れは、この男の本名ではない。

ここは、オメガの知っている地球ではない。

「いえ、あなたの名前は、この世界に無いわ。その存在もね。」

何を言っているのか、スサノオには理解が出来なかった。

この世界は、かつて自分のいた世界ではないのか?

それでは、自分は何なのか。

その疑問だけがスサノオを襲う。

「どう・・・なってる・・・」
頭の中に過ぎる混乱

「落ち着いて。」

何かが違う世界

「あなたは、別の世界の住人・・・」

別の世界とこの世界

「そう。あなたがここに来たのは、半年前。黒く、翼の生えた甲冑と、この刀を持ってね。」

そして、ティアナはあの時の出来事を、思い出す。

「貴方の名前は・・・悠介・・・」

悠介・・・その名を聞いた時、思い出す。

悠介と呼ばれた少年の中で頭の中で何かが蘇る。

自分の名前を・・・

「悠・・・介。」

まだ、完全に記憶が蘇ったわけではない。

しかし、そこに何がある・・・

その問いの答が無い。

「本当の、名前?」

思い出した。

「悠介。浦島悠介だ・・・」

その少年の名は悠介。

「悠介・・・ね?」

悠介・・・

それが、本当の名

スサノオではない。

「俺・・・あんたに、謝らなきゃいけないことがあるような気がする・・・。」

悠介は立ち上がろうとしたが、まだ体が動かなかった。

「そのままで良いわ。」

「悪い・・・」

「それに・・・逆に、貴方には感謝しているわ・・・。」

自らの記憶と引き換えに・・・

兄と言う存在。

瑠璃の兄・・・

「感謝しているの・・・?」

「えぇ。」

見れば、見るほど、瑠璃に似ている。

双子と言うのは、瑠璃が言っていたのは、本当なのだろう。

「オリジン・・・」

全てに通ずる

「イエス・キリスト・・・」

救世主

「まだ・・・」

欠けた記憶

「覚えていない。君のお陰で、名前を思い出すことはできた・・・でも、ほかは、覚えていないんだ。」

事実

「そう・・・」

自分がどういう世界から来たのか、全く覚えていない。

ただ、覚えているのは悠介という自分の名前、自らが所持していた筈の物。

そして・・・

「俺に刀が合ったはずなんだ・・・」

頭の中に過ぎる。

自分の使っていた、武器・・・そして・・・

「え・・・?知代・・・?」

知っているはずなのに、知らない名前

「いや・・・なんだろう?」

トモヨという単語には聞き覚えがあった。

しかし、誰なのか?

それが、悠介に何を意味するものなのか。

まだ、解らない。

「俺という名前は知っている。でも、俺が誰だか、わからない。」

完全ではない記憶

「それが、今のあなたなのね。」

理解不能

「では、黒い甲冑のことについては?」

そこにいたのは、機動六課全部隊長、クロノである。

「ハラオウン提督!?」

「少し・・・気になってね。」

クロノは、憐の神が目覚めたという言葉に、反応してきた。

神・・・その名は、スサノオ。

「あんたは?」

過去に出会った男。

「オーディン・・・・?」

「瑠璃と・・・同じだ・・・」

過去に言われた、瑠璃に言われた最初の言葉。

それは、オーディンだった。

今、瑠璃と目の前にいる悠介という少年がダブる。

目の前にいる少年の名前は、確かに瑠璃を兄である人間であるのだろう。

「すいません。記憶が無いんです。名前は覚えていますけど、今日までの記憶は全くないんです。」

記憶

「では、黒い甲冑のことも・・・?」

理解不能

「その甲冑がどういうものかも、わからない。」

理解不能

「記憶の失ったのであれば・・・仕方ないな。スサノオ・・・」

仮名

「スサノオ?俺、悠介って言う名前なんですけど・・・」

悠介は、それを自分の名前だとは思わない。

「そうか、すまないな。」

あれが、廃墟を殆ど消した男の顔なのか。

「純粋だ・・・」

純粋なまでに、瑠璃の瞳を思い出す。

純粋で、吸い込まれるような、神秘的な瞳。

そして、

「ヴィヴィオと同じ目をしている・・・」

悠介とヴィヴィオの関連性は?

「え、と・・・なんですか?」

自分より、年上だと感じ取り改めて敬語で話し始めた。

「いや、改めなくていい。」

通常

「どうも。」

結局、いつもの口調に戻す。

そうでなければ、調子が狂ってしまうのだ。

「あ、一つだけ頼んで良いですか?」

要求

「ん?」

疑問

「記憶が戻るまで、ここにおいてもらえません?」

「こっちもそのつもりだ。」

新たなる生活

「それと、俺に武器・・・ありませんでした?」

「あぁ・・・確か、其れは・・・」

「ん?」

「君のベッドの隣にあるが?」

「あ、ホントだ。」

「刀・・・?」

そこにある刀こそ、悠介のデバイス。

否、デバイスというのであれば、それは、失礼な部分があるかもしれない。

その名は・・・

「天叢雲剣・・・」

強き証。

「伝説・・・?」

伝説の刀。

世界最強の刀があるというのであれば、正に、此れだろう。

「俺、どうなるんです。」

そういった後、クロノは何を言わずに笑っていた。

「悠介・・・君は、暫く、僕等の所で預かる事となった。」

クロノ、一つの要求。

「ま、まぁ・・・良いんですけど・・・」

「何かあるのか?」

「ここ・・・何をするんです?」

知らない組織に預けられる恐怖というのは、あるものだろう。

純粋な瞳をした少年は、其れを何処か、恐怖を感じ取る。。

「んで、俺はこれからどうなるんです?」

「取りあえずは、戦ってもらう。」

用意してくれた道

「戦い!?」

「とは言え、実戦は無いさ。やるといっても、救助活動のような物だよ。」

「救助活動・・・ですか?」

「いや、火消しの様なものさ。」

「争いの火種を消す・・・と?」

「そういうことさ。その刀は伊達じゃないだろ?」

クロノは草薙の剣に目を移す。

「こいつは刀って名前じゃない。」

「名前か?」

「勿論。こいつは、天叢雲剣だ。さっき言ったよ?」

刀の名

「ごめんな。」

「いえ・・・いいです。」

神刃

「それで・・・俺は、何処に暮らせば・・・」

惑う。

だから・・・

「私のとこ・・・どう?」

「え・・・?」

目の前にいる朱色の髪の乙女が何を言っているのか、解らなかった。

何故、突然、そのようなことを言ったのだろうか。

(やっぱり・・・目の前にいる瑠璃を・・・私は、欲している・・・)

望んでいる。

瑠璃ではないが、瑠璃と似ている人間を求めている。

瑠璃ではない、瑠璃の代わりとなるかもしれない人間を。

ずっと、見ていたときから。

あの時から、ずっと見ていた。

瑠璃が消え、この、目の前にいる少年から、何かを感じ取っていた。

「?」

「ごめん・・・どうかな・・・?」

体を起こし、悠介はティアナを見た。

そのティアに縋りつくように悠介を見ているヴィヴィオ。

「でも・・・君達は・・・」

「私、嫌じゃないよ?」

理解不能

「何で・・・」

「何処か・・・暖かい気がするの・・・」

悠介はなんとも思えない反応。

目の前にいる少女に、どう対処すればいいのか、解らなかった。

この頃は気楽だった。

まだ平和だった。

悠介のオリジンという言葉の意味を知るのは・・・

まだ、これからだった。

「目覚めた・・・ようだね。」

出会った、守護神と守護神。

「似すぎている・・・」

瑠璃に・・・

目覚めた悠介にすずかとティアナは動揺を隠し切れなかった。

目の鋭い、自分の娘に似ている少年の顔。

「ありがとう・・・」

ただ、燈也はそう、悠介に向かって呟いた。

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