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EP-17「破壊神は舞い降りる」

何というかね・・・
なのはと、フェイトの・・・後の息子となる高町悠介降臨
17話です。
ミッドチルダを破壊したり、焼き払ったりする事が、凄い快感だった・・・
色々と一部のキャラを傷つけたりと。
快感ですわ・・・
そして、悠介を書いたのが、凄い久々で、楽しかったねぇー・・・


「なのは!」

「フェイトちゃん!」

スバルたちとの合流前

「はーい・・・二人とも、地下へようこそぉ・・・」

「誰・・・!?」

「安心なさい・・・心優しい・・・管理局の人間だから。」

地下に、その人間あり。

なのはは、其れを、誰だか解らない。

「それでは・・・おやすみなさぁい!!」

「何!?」

突如、両サイドから、蛇のような物が迫ってきた。

蛇か。

いや、蛇ではない。

しかし、蛇のような物と何かが、なのはとフェイトの間を駆け抜けた。

「何・・・?」

「風・・・」

既に、気配は無い。

しかし、その数秒後・・・

「何・・・で・・・!?」

「なの・・・は・・・?」

二人の体から、鮮血が飛び散る。

まだ、傷は浅い方だ。

しかし、輸血は必要となる程の血が吹き出そうになる感覚だった。

スバルたちが、速めに見つけたお陰で、二人は助かった物のいいようの無い恐怖が、二人を襲い、消え行くそうな意識の中で・・・









そして、本人は・・・

「不味い血ね・・・クロノの妹と、あの、前に殺した娘は・・・」

「憐・・・」

「どうしたの?」

「3人、殺したわ。」

「そう・・・じゃぁ、私もいくわね。」










「やれやれ・・・俺と同じような人種と戦うなんてね・・・」

獣神キメラ

降臨せり

「貴方は・・・」

「アヤ・スカリエッティ・・・殺した人間だよ。」

ソル達を。

静かな怒りの中で、ティアナ・ランスターは、覚醒する。

クロス・ミラージュはレオン・ミラージュに進化。

そして刃にして、ティアナ・ランスターは飛び上がる。

そして、キメラも飛び上がった。

しかし、ティアナの場合は違う。

「何!?いきなり、12分身かよ!!すずかのできそこないがぁぁぁ!!!」

12人増えるティアナ。

すべてに、ここにいるすべてのティアナに、実態がある。

24のレオン・ミラージュに、24の円形の何かができる。

「リング・・・スラッシャァァァァァ!!!!!」

飛ばされる、24の円形の刃物。

各方向に飛び散った、分身たちの放つ、円形の刃物。

リング・スラッシャーは、ランダムに、キメラに高速に食らいつく。

「はぁぁぁぁぁ!!!!!」

咆哮で、全てを消し去ろうとしている。

しかし、これは、単なる弾幕魔術の技。

本体を・・・

「近づかせてぇ・・・」



ばぁぁぁぁぁん!!!



キメラが、近づいてきたティアナの体を突き刺した。

しかし、貫いたティアナは、無気味に笑い、爆発する。

ダミー・・・巨大な爆薬を仕掛けた、ダミーティアナ。

オプティックハイドを利用した応用魔術である。

「くぉぉぉ!?」

しかし、気配は感じる事ができる。

「そこ!!」

しかし、其れも・・・ダミー。

「何だよ!」

キメラと化した自分が、此処で消えると言うのか。

目の前の、燈也を超えると言う目標より、ティアナ・ランスターの静かなる怒りの方が、より力とするようだった。

「仮とは言え・・・さすが、テスタメントね・・・」

「はい・・・並みの人間なら・・・死にますからね・・・」

「いくよ!!バーン・ソニックブレード!!!」

炎の漣が、巨大なストーム・ウェーブを発生させる。

徐々に、その漣が巨大な炎の波となりて、

「これにやられたら!!直ぐに、切れるのかな!?」

キメラが、一瞬でティアナに近づき、その巨大な大剣を振り落とした。

其れを、紙一重よけようとしたとき、体に纏っていた、炎の鎧が、砕け散ろうとしていた。

しかし、ティアナは、大剣の弱点を知っている。

斬るか、払うか、2パターンに攻撃方法が分かれる。

その文、ティアナは、扱いやすい刀のようなサイズである。

しかし、敵の一撃は速い。

故に、この場合、離脱を計るのなら。

刃をそのままにして、銃に戻し、刃を撃ち放つ。

撃ち放たれた刃は

「ヒットした!!」

腹部と、刃を持っている腕に、突き刺さる。

この時間、僅か3秒の出来事である。

「瑠璃、一時的に離脱するわ!!相手は、燈也さんの言う事が正しければ・・・あの程度では・・・」

「その通り!!!」

「反応速度が・・・」

「馬鹿みたいに優れていてね・・・楽しいねぇ!!!君達の戦うの、凄い楽しい!!!女を抱く以上の快楽だ!!!」

「冗談じゃ・・・無いわよ!!!瑠璃に好きって、いったのに!!!」

振り下ろされる大剣。

しかし、

「簡単に!!」

レオン・ミラージュを、投げ捨てるかのように。

此処で、血迷ったかと、誰もが思うだろう。

しかし、いつのまにか、キメラの腕が吹き飛んでいた。

「何!?凄い・・・凄いぞ!!」

自分は、何という敵と戦っているのだ。

クアットロとセックスしているとき以上の興奮が、アヤを支配する。

狂喜に震えているうちに、ティアナは、レオン・ミラージュを回収。

この出来事であるが、

「見事な・・・ブライトンサーベルです・・・」

ブライトンサーベル・・・

超高速の抜き打ちでショックウェーブを作りだし目標を切断する剣聖燈也の技。

遠くに飛ぶ居合い。

燈也の場合は抜き手も見せずに相手の両断し、ティアナを救った事があった。

それを、腰にマウントしている瑠璃の刀を使い、ティアナは腕を吹き飛ばしたと言う事だ。

「ソルさんたちの・・・仇は、取る!!」

「そうか・・・あの兵達の・・・ふふふふ・・・やっぱり、燈也の育てた部下は、強い!!しかし!!」

その中で

「君が一番強い!!!」

興奮と共に、キメラの体が、膨張する。

「何!?」

異様なまでの姿。

其れを振り下ろしたとき、キメラの腕は、ティアナを包み込むかのようだった。

「なんて、非常識!!灼熱の翼で!!」

ティアナを守るかのように、炎の翼は、守護し始める。

「ぐっ・・・アァァァァァ!!!」

全身を握られた。

ティアナの中に、激痛が走る。

「ははは・・・焼けているぞ!!!焼けている!!!」

確かに、キメラの腕は焼かれている。

しかし、戦闘の快楽に染まったアヤの前では、それも、快楽なのだ。

女を抱くよりも、戦場で最も凄い快楽を見つけていた。

「はははは!!!」

「この・・・ド変態が!!!」

燈也の翼を使った闘いを見ていたかいがあった。

翼全体を刃にして、キメラの腕を切断した。

振り切るかのように広げた炎の翼は、羽ばたきながらもキメラと距離を置こうとする。

潜在的に、危ない人間であると、わかっているからだ。

「っ・・・」

「ティア・・・?」

「大丈夫よ・・・」

顔では、余裕な表情をしていても、既に内部はズタボロの状態に近い。

無理すれば、もう一撃大技を出してしまえば、骨は砕けるだろう。

「ははは・・・強いな・・・此処にいる誰よりも強い・・・」

やけどした腕と、先ほど切られた両腕を付け根から、アヤは切り離す。

「何を・・・!?」

「この腕・・・使い物にならないんでね・・・」

それを、アヤは消滅させる。

それと同時に、アヤの両腕が生え変わる。

「何で・・・」

「まさか・・・今までの太刀筋や、拳に・・・ソルさん達の力を感じてる・・・」

「あれが・・・敵・・・」

「ふふふ・・・」

しかし、死ねない。

死にたくない。

「凄いぞ!!君の中に眠る潜在能力を感じている!!この肌で!!この体で!!!」

「ふざけるな・・・燈也さんも、体が動けなくて・・・こっちも、万全の状態じゃないって言うのに・・・」

此処で

「お前達が着て・・・ふざけた物作られて・・・」

さらに

「これから、大きくなるって言うのなら!!!」

ティアナ・ランスター、何を望む。

「お前を消してやる!!!!!うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

カグツチは、咆哮を上げる。

それと同時に、炎の柱が、吹き上がる。

しかし、其れは、もう一つ。

青き炎の柱が上昇するのを、ティアナは見た。

別の力と共鳴し、テスタメント、擬似テスタメントと呼べる人種は、全ての力を食い取られる。











既に、襲撃は始まっている。

できるだけ、燈也は温存しておくつもりだった。

とてもではないが、シャマルの見解では燈也を戦場に出す事など、出来なかった。

此処にいる並みの魔導師等、物の数分で倒されるだろう。

「燈也君・・・医師として、本当は認めたくないけど・・・」

「すまない・・・効き目は、どれくらいで切れる?」

「30分・・・全力で戦った場合、30分しか持たないわ。でも、本当は・・・」

「無い・・・よりかは・・・ましだろ・・・」

シャマルは、燈也に鎮静剤を打ち込んだ。

「ぐぁっ・・・!?」

突如、燈也の体の傷みが、止まる。

随分な効き目だと、燈也は感心した。

鎮静剤によって、止められた。

鎮静剤を打ち込まれ、戦場へと赴く燈也は懐園剣、ネクサスを持ち始めた。

「戦況は?」

傷みを抑え、戦場へと移る燈也の顔は、既に戦いの男の顔となっている。

誰もが、その場にいる誰もが勝利を、生き残る事を確信する事ができる顔だった。

強いのだ。

ソレが、見方として此処にいる。

「戦力が・・・半端無いくらいくらい多くて・・・」

魔導師と呼べる一人の男が、杖上のデバイスを持って、震えながらも燈也に伝えた。

しかし、顔に希望が見えているのは、燈也に期待しているという事だ。

「なるほど・・・」

接近するがジェット1の放ったミサイルを燈也は、切り崩し、他の戦況を確認する。

「そして・・・戦闘機人がいると・・・」

「あ、あの・・・外部の情報で種が、陳述会の会場で・・・数十人の魔導師と非魔導師ランクの騎士が死体と化したそうです・・・」

「アヤだな・・・」

「ア、 アノ・・・」

「燈也君!!此処に、フェイトちゃんとなのはちゃんが達ライトニングが戻ってくるって!!でも、フェイトちゃん達負傷してるみたい!!そんなには、動けないらしいの!!」

「負傷・・・まさか・・・」

此処で、フェイトに傷を与える。

恐怖。

しかし、龍がついている。

今は、エリオやキャロの方が戦力になると見た。

「そうか・・・其れは、安心できるな。フェイト達がくるまで、僕とザフィーラが中心にたち、雑魚たちを排除する!!遠距離砲撃の魔導師達は全員、物陰に隠れて隙ある敵を狙撃しろ!!シャマルは、負傷者の救護!!ヴィヴィオを絶対に渡すな!!」

『了解!!』

「安心しろ!!僕が、戦場に出ている限り、お前達を全員死なすつもりは無い!!」

全員、死なすつもりは無い。

其れによって、この場にいるメンバーの誰もが安心し始める。

剣聖と言う名のオーラを、燈也は放ち始める。

「さて・・・リミットまでに、破壊しないとな・・・」

燈也は無理矢理、ネクサスをジュネッスに解放し、

「敵を一掃する!!オーバー・スペリオル・ランバルト!!!!」

ネクサスを上空に向け、放たれる拡散砲撃。

上空に幾千の龍が登るかのごとく、其れは雑魚にくらいつき、破壊する。

今ので、

「ガジェットは、6割は撃破といったところか・・・やはり、本調子じゃないと辛いな・・・」

それでも、力の消費が激しすぎる。

ランバルトを放出しただけで、息が上がりそうになる。

その顔には、焦りが見える。

「ちっ!!」

撃たれたミサイルを上昇する事によって避け、両サイドに迫ってくる敵を刃を伸ばし、突き刺す事によって破壊し、下から、攻撃してくる敵を、再び、音に近い速さで避ける。

しかし、ある程度避けているだけではない。

上昇するさなか、地上にネクサスを向けて、ガルネイトを放出しようとするも、

「お覚悟を!!」

「お前がな!!」

攻撃してきた、長い髪の戦闘機人を縦にし、無駄な力を消費せずに、足元に飛んで現れた敵の腹部を蹴り

「落とす!!」

「くっ!!」

しかし、其れを別の奴が回収する。

「ちぃ!!」

普通なら、他の人間の存在に気付いている筈だ。

不覚だった。

「隙を!!」

「誰が、見せたかな!?」

栗色で長い髪の戦闘機人。

二つの、レーザーブレードのような物を装備しているのが特徴と言った所か。

燈也目掛けて、刃を十字にし、その戦闘機人は燈也に迫る。

「ただ、突撃するだけでは・・・脳が無い!!」

突撃し、激突する寸前に、抜刀術を行い、避けた瞬間

「まだ・・・!!」

「其れが、どうした!!」

突如、至近距離に現れた短髪の戦闘機人の拳を燈也は軽々と避けながら、拳を放つ両腕を切り裂いた。

両手から吹き出た返り血を燈也は全身で浴びる。

そこにいるのは、剣聖と言う名の、鬼である。

しかし、無限に近いと言って良いほどのガジェットが、燈也を襲う。

「オットー!!!!」

「ディード・・・大丈夫・・・」

「成る程・・・二人の名前を確認した・・・しかし!!」

殺すときに

「相手を殺すのが、僕のやり方だ!!」

ネクサスの内部に懐園剣をセットし、新に刃が創生される。

剣聖神と名付けた、その刃はまさに、剣聖の持つべき刃に相応しい。

其れを、両手に持ち超速と言えるスピードで二人に迫ったときだ。

「ザコどもが!!」

無限に等しいように見える、ガジェットの数。

主に忠義を尽くすように見えるが、燈也の前では、全て無駄!

無駄の一言!

持てる力を使い、振るった刀身から現れた竜巻で全てを切り裂く。

爆発の衝撃で、宙に舞い上がろうとする。

落下したまま、殺すとおもったそのときだった。

「はぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「そんな!?子供・・・!?」

「間に合ったか・・・!!」

「フリード!!」

火球が、撃ち放たれる。

そこに現れたのは、エリオ。

ディードが、オットーを抱き上げて、その攻撃を避ける。

エリオに続き、燈也が再攻撃を開始し様とした時だ。

突如、心臓を強く鷲掴みにされるような感覚に陥った。

しかし、其れを気にせずに、攻撃を使用としても、何故か、力が抜けていくような感覚に陥る。

「燈也さん!?」

「っ・・・」

何だ。

この、感覚は。

30分は、フルで戦えるのではなかったのか。

戦えば、戦うたびに、異常なまでに力を吸い取られているような感覚に陥る。

「燈也君!!きゃぁ!!!」

上がる、シャマルの悲鳴。

最悪の事態を考えてしまった。

隊舎への攻撃が始まって、1時間弱。

燈也の戦場介入は僅か、10分。

この戦況に、限界は速すぎた。

「オットーの・・・痛みを!!」

「燈也さん!!」

消えて、なるものか。

燈也にとって、雑魚である敵に。

「きゃぁ!!」

「シャマル!!」

シャマルが、ギリギリで燈也を守った。

しかし、シャマルがここに来た理由は既に開き直りに近い常態か。

「ごめん・・・ヴィヴィオちゃん・・・攫われた・・・」

上空を見上げる。

確かに、既に、そこにヴィヴィオという少女は、敵の手に渡っていた。

恐らく、ガリューと呼ばれる蟲の奴だろう。

ルーテシアと言う少女が着たかと、舌を打った。

考える事が出来なくなっている。

さらに、燈也が戦闘機人を別の場所に引き寄せた故に、向こうは統率が取れていない。

「今すぐ・・・戻って!!」

「そう・・・いいたいが・・・エリオ!!今すぐ、何としてでも、ヴィヴィオを取り返せ!!!何としてでも、あの娘を奪還しろ!!!」

「はい!!!」

何故、此処まで、力の消費が激しい。

さらに、体の痛みも激しい。

絶不調の体。

しかし、

「う・・・はぁ・・・」

シャマルの防禦プロテクトを、ディードは切り裂く。

さらに、

「っぁぁぁぁ!!!!」

シャマルの体を切り裂いた。

しかし、五体満足であるのは、幸いであった。

「お前に・・・」

殺されるのか。

敗北すると言うのか。

「ぐぁぁぁぁぁ!!!!!!」

見える。

目では、見える。

エリオは、爪を圧し折った物の、別の敵を見た。

怯んだ隙に、ヴィヴィオを助け出せるかもしれない。

しかし、

「やられた・・・!?」

ルーテシアという少女のバインドにかかったのだろう。

そのまま、何も出来ずに、落とされた。

「戦闘機人と・・・蟲か・・・」

さらに、別の敵に、叩き落される。

「エリオ!!!!」

やはり、あの数のガジェット、戦闘機人、ガリューでは、エリオ一人、ザフィーラ一匹では限界がある。

この不調が無ければ、倒せる。

自らの苛立ちが、更なる焦りを産み、六課の隊舎が、攻撃されそうになったところだ。

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

「キャロ!?」

「此処で!!!まだ!!!」

切り札がいた。

「私達の居場所を・・・怖さわないでぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

咆哮とともに、ヴォルテールと呼ばれる竜が召還された。

「燈也さんを・・・殺しちゃ駄目・・・」

涙ながらに、この少女に助けられなければならないのか。

見えるのは、敵に見るのはかつての自分。

その自分に問いただすように、敵に問いただす。

「何故・・・殺す・・・何故、殺そうとする・・・」

自らの未熟から、生まれる。

ヴィヴィオの誘拐。

なぜ、ここを破壊しようとする。

上げる、咆哮は、蒼き炎の柱を作り上げ、

「お前がぁぁぁぁァァァァァァァ!!!!!!!」

向こうにいるティアナの紅蓮の炎と共鳴し、魔法陣を描き始めた。

「アマテラスを渡すかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

ティアナ、そして燈也が咆哮をあげる。

この痛みに耐えて、覚醒と共に、その叫びは天を破り、現れた。











「っ・・・!?」

「何だ!?」

ティアナ、瑠璃、そしてアヤも、その力を確認し、止まる。

何があった。

誰もが、脳裏にその言葉が、駆け巡った。

「来たのね・・・」

ヴィヴィオというナのアマテラスは、其れを純粋に感じ取る。

突如、時空は避け始める。

何が、起こっている。

何が、このミッドチルダ、クラナガンに起こっているというのだ。

クラナガンの上空に見える、全長十kmは有るであろう超巨大魔法陣が出現した。

突如のことだ。

誰もが、その手を止めた。

「そんな・・・体が・・・」

「何なのだ!!この恐怖は!!」

チンクは、スバルの怒りが呼応して、アレを呼び出したのかと思ってしまった。

いや、其れは正しいのかもしれない。

此処にいる人間の全ての、スバル、燈也、ティアナの気迫が、アレをこのような状況に召還されてしまった。

全員が、動かない。

「返せ・・・」

「条件は同じ・・・」

チンクは、己の中にある恐怖を抑えながら、ただ、目の前にいるものに恐れ、逃げる。

「ま・・・て・・・」

覚醒の咆哮と共に。







「何だ・・・アレは・・・」

ジェイル・スカリエッティとて、今回のこれは予定に入ることは無かっただろう。

しかし、其れは、全長も無く、突如現れたのだ。

誰も、何も、予期してはいない、この状況で、其れは出現し、誰もが、それに釘付け状態だった。

心、此処にあらず。

さらに、全ての殺気を奪うほどの強大な殺気を放っている。

このまま、突っ立っているだけでも嘔吐しそうだ。

何かを感じて、失禁している物とて存在している。

なんなのだ。

突如の出来事という物に、対処は出来ない。







破滅来訪・・・







とでも、言った所か。

其れは、神。

破壊神、戦神全ての破壊に等しい行為に当てはまるか身の来訪。

望んではいないだろう。

しかし、それの放つ殺気によって、此処でおきた全ての戦いは、嫌でも収まる事になるだろう。

其れは、神なのだ。

神は、此処にいる。

金縛りにあい、既に気を失っている。

「どれだけの・・・力を秘めているというんだ・・・!?」

誰も、その力を感じ取る事は出来ない。

余りにも、其れは強大すぎたのだ。

正に、悪魔。

破壊神と呼ぶべきか。

冥府の神の生まれ変わりであろうとも、其れを受け止める事は出来ない。

燈也は、久しぶりに恐怖で、足が竦んだ。

見ているのか。

全ての人間が、これを目撃しているという事実。

誰もが、感じる恐怖、そして、怯える自分がそこにいる。

「ははは・・・」

あんまりの恐怖に、笑いが零れた、その時だった。

魔法陣が、突如、真中の部分がはくだけ散り始める。

でるのか。

アレが。

「本当に・・・其れが・・・でるというのか・・・」

「アレ・・・何・・・?」

キャロが怯える。

エリオも、言葉には出していない物の、その尋常ではない殺気に怯え始めていた。

召還されたヴォルテールは、主が帰ってきたことを喜ぶかのように、跪いているように見えた。

解っているのだろう。

動物的な本能として、どちらが弱者か、よくわかっているのだ。

「きゃ・・・ろ・・・」

「エリオ君・・・」

「何・・・アレ・・・?」

同じ事を、キャロに聞く。

しかし、其れは良く解らなかった。

割れた、中心部から現れた物は、人間。

人間だった。

しかし、その体には、鎧のような物が身につけられていた。

鎧、翼、仮面を装備。

何なのだ。

アレは、一体。

十字架に、貼り付けられているかのごとく、十字になりながら、其れは降臨する。

神に等しいその存在。

いや、神だ。

降臨し、神は目覚める。

「あ、アレを破壊しろ!!」

レジアスは、声を荒げて、ガーディアン部隊に命令した。

レジアス・ゲイズとて恐怖しているのだ。

「ガーディアンが!?」

「もとより・・・ガーディアンの体が反応したか?」

十字の神は、ゆっくりと、その宙に止まった。

ゲーデ一機を中心に、ブラッディ4機が攻撃を開始する。

「殺される!?」

「いや・・・違う・・・殺されるのは・・・!!」

ゲーデ、そしてブラッディ。

「ウォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

突如、天を、地を割くほどの咆哮が上がる。

咆哮は攻撃してきたガーディアン・ゲーデ、ブラッディを破壊する。

咆哮だけでだ。

神の上げた、雄叫びだけで、ガーディアンは破壊されてしまったのだ。

ガーディアンに乗っていたパイロットは、肉片が飛び散るどころか、粒子となって、消滅する。

そのような人間は、そこにいなかったのを表すようにだ。

あまりに強大で、砂塵が舞い上がり、自然がそれに恐れをなすかのように、さらに、竜巻が舞い上がる。

その竜巻が、出現したのと同時に、敵は破壊され、見方にも破壊がおきる。

まさに、破壊神か・・・

さらに、

「あの方・・・」

突如、翼が巨大化し、形を変えて、その、神の肩に装着された。

アレは、

「知っている・・・俺は、アレを知っている・・・」

燈也は、それを見た。

「マズイ!!!!」

”バニシング”

恐らく、展開された時点で、もう、止めるすべを知らない。

止める事など、出来はしない。

「エァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!」

重力が反転するかのように。

崩壊された瓦礫、敵の破片が、全て浮かび上がる。

正に、大地を揺るがすとは、このことだ。

体内に蓄積された何か、凄まじい力が加速し、レンズに光が収束され、咆哮とともに収束された光が、漆黒の光が放出された。

これが、

「神の息吹・・・ははは・・・」

瞬きする事を、燈也はできなかった。

瞬きすれば、殺される。

何か、光が光が、光が、ミッドチルダの、廃墟と化した部分を全て消滅させてしまった。

なんという力なのだ。

何という、恐ろしい力。

あの光が、クラナガンの廃墟と化した全てを破壊してしまったというのか。

これが、燈也の予言で見た神の息吹。

全身の神経が、凍りつく。

酸素が、体に行き渡る事が出来なくなるような感覚。

何だ、これは、この恐怖感は。

今まで、味わったことの無いような感覚。

「何ていう力を・・・これを、これを僕らが預かれというのか!!!」

漆黒の翼と鎧。

一見すれば、燈也のセイヴァーと似ている。

しかし、其れは全く違う。

一体、其れは何だ。

アレは、一体なんなのだろうか。

燈也は知っている。

その正体を、なんであるのかをだ。

「やはり・・・着たのか!?」

何処からでも、其れは目に映る。

「何だ・・・!?力が!!」

アヤは獣神形態から元の人間へと戻り、そしてティアナは、瑠璃と分離した。

「兄様・・・うっぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」

「瑠璃!?瑠璃!!どうしたの!?」

突如の激痛。

痛みが、すべてを、瑠璃を襲う。

全てのテスタメントの力は、0へと還元させられる。

「熱い・・・熱いよぉ!!兄様ァ!!!熱い・・・熱い・・・ここまで熱いのは私は・・・無理です!!!誰かぁ!!!兄様の復讐を!!!!」

「瑠璃!!!!」

何も、このような状況に何も、出来ないというのか。

自分は一体、どうすれば良い。

何が、できると言うのだ。

瑠璃の痛みを、ティアナは止めることが出来ないのだろうか。

異様な恐怖が、身を包む。

「兄様・・・兄様・・・」

「大丈夫・・・」

そして、何故、あそこにいる神を、兄と呼ぶのか。

ティアナの中に起きる疑問。瑠璃とは、一体、何者なのか。

ティアナは、ただ、瑠璃を抱きしめる事しか出来なかった。

そして、無駄と解っていながらも、励ます事しか出来なかった。

「アヤ!!・・・聞こえているな!?戻れ!!」

「解ってる・・・しかし、動けない・・・!!動けないんだ!!!」

一体、アレは、なんなんだ。

ジェイル・スカリエッティさえ、知らないことだった。

「気持ち悪い・・・恐い・・・死ぬ!?」

恐怖のあまり、己の中で、ルーテシア橋をも感じ取る。

「ルーちゃん・・・?」

アヤは、恐怖で怯えた体から解放し、無理矢理、体を動かし、

ルーテシアの元へと向かう。

それでも、重い。

体が、重くて、まともに動く事さえ許されなかった。

しかし、ルーテシアを保護する事だけは出来た。

何とか、






「恐かった・・・恐かったよぉ・・・」

「そうだ・・・アレは、怖い物だ・・・」

アヤは、ルーテシアをその身に抱きしめた。

「ガリュー・・・ちゃんと、その子は、保護しているね。」

ガリューは、ただ、同意と頷き、呟いた。

周りに

「ディード・・・ディエチ・・・」

「アヤ・・・・・・今回は、一体、何ナノ・・・?」

「さァね・・・俺にも、わかりはしないよ・・・ただ、与えられた遺伝子が叫んでいるような気がする・・・アレほど、危険な物はないってね・・・」

その正体こそ、

「スサノオ・・・」

ガリューの腕の中で、ヴィヴィオは、その名を呟いた。

「うわぁァァァ!!!!!」

セッテ、

「馬鹿な!!!攻撃を仕掛けるな!!!!」

「無駄よ・・・恐怖に怯えてる・・・」

「なら、力付くで誰か、アレを止めろ!!!」

しかし、恐怖に怯えたものの攻撃は、射出された。

「アァァァァァ・・・・・・」

攻撃をすれば、

「アレは、帰って来るんだ!!!」

故に、気付けば、その攻撃は見えない。

故に、

「いヤァァァァァァァ!!!!」

両腕が、真っ二つに切られた。

『止めて・・・こんな・・・貴方は・・・』

『ワレハ・・・ワレハァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!』

ヴィヴィオは、精神の中に介入する。

しかし、そこは復讐の豪華に焼かれた世界。

炎は、形となって、そこに現れる。

スサノオ。

『貴方は・・・』

『アマテラス!!』

『貴方に、わびても・・・私は、申し訳ありませんとしか言いようが有りません・・・』

『ワレハ、ニクイ!ニクイ!!ニクイ!!!ニクイ!!!ニクイ!!!!ニクイ!!!!!ニクイ!!!!!!ニクイ!!!!!!イエス・キリスト!!!!!!!!ソレガニクイ!!!!!!!全てが!!!!!全て!!!!!!』

垣間見る事のできる、他の人間の怨念。

呼び寄せてしまったのは、あの二人の生み出した怨念がトリガーとなり、ひかれ、今、此処に召喚されたのだ。

数々の怨念・・・

其れは、消滅した世界・・・

スサノオの消えていった仲間達。

































「辛かったのですね・・・」

アマテラスの光

精神の中で、焼き尽くされれば、ソレは死と同等の意味である。

しかし、ヴィヴィオは恐れずに、その中心角へと向かう。

燃え行くとしても、見捨てることは出来ない。

このときから・・・

この時期から・・・

二人は・・・

スサノオ・・・

アマテラス・・・

この両名は・・・

二人の神は・・・

繋がる事は、宿命だったのだろう。

今一度・・・

ここに・・・

此処で・・・

出会うために。

結びつく・・・

思いと、過去の出来事。

そこには・・・

言葉は要らない・・・

「アマテ・・・ラス・・・」

「貴方は、残された希望なのですよ・・・?」

スサノオの憎しみの炎を打ち消した。

炎ガ収束されて現れたのは、一人の青年だった。

瑠璃に、よく似ている一人の少年。

「アマテラス・・・いや・・・君の名前は・・・」

この少年こそ、後になのはとフェイトの息子となる青年である。

「俺は・・・負けたんだ・・・」

「まだ、終わってはいません・・・」

散りばめられる、イメージの世界。

ヴィヴィオは、其れを優しく拾い上げる。

「だって・・・貴方は、綺麗な人なんだよ?」

「俺が・・・?」

「そう・・・貴方は・・・」

「やはり・・・着たのか。」

「イエス・・・」

「キリスト!?」

スサノオのイメージの世界の中で。

「アマテラス!!!いやヴィヴィオ・・・逃げろ!!!」

「悠介・・・君は・・・!!!」

「悠介・・・其れが、貴方の名前!?」

「やらせない!!!」

イエス・キリストが、掌から、光弾を放つ。

ヴィヴィオは、悠介を守ろうとするが、その光弾の前で、二人の精神に直撃する前に、切り払う。

直撃は避け、別の場所に飛ばされた途端、其れが爆発する。

「な・・・!?貴様がぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

咆哮と共に上がる巨大な衝撃破。

「ふん!!!私の目的は、達成されたも同じだ!!!」

巨大な衝撃波は、イエスの張ったシールドを悉く破壊する。

その身にまで、ダメージが来た。

この世界でのイエス・キリストは消滅する。

しかし・・・同時に・・・

崩れ去る、ヴィヴィオと悠介。

ヴィヴィオを、完全に護ったつもりではあった。

「忘れた?君達二人の世界が繋がっているんだ。悪いが、二人の精神を・・・破壊させてもらった。」

消える精神。

そして、事態は綺麗に収まり始める。










「体が・・・自由に!?」

「今か!!」

「待て!!」

スバルは、チンクを取り逃がした。

キャロとエリオは、何とか回収され、なのはとフェイトはそのプロジェクトFの真実を話されるも、過去に燈也から渡された資料と、記憶によって燈也から教えられていた。

隊舎に辿り付いた時にはまた、鮮血が吹き出る結果となり、担架に運ばれた。

シャマル、ザフィーラ、ヴァイス、ヴィータ共どもだ。









アヤはこれを気に、ルーテシアと脱出。

結果的に、敗北は管理局側にあるといえる結果になった。

六課にしろ、管理局全体にしろ、全ては管理局の敗北と終わった物の、スサノオの存在によって全てはカオスへと陥った。

「おやじ・・・」

「さすがに、この予測不能な状態だ・・・オットーや、セッテの、腕も切り落とされた・・・」

本来、この後機動六課を含む、管理局に宣戦布告をする予定も、スサノオによって予定を崩され、全てが、それどころではなくなってしまった。









そして、スサノオは、

「ここに・・・」

燈也は、スサノオとなるその少年を保護した。

そして、

「おとう・・・さま・・・」

「瑠璃・・・!!瑠璃!!」

「大丈夫・・・です・・・」

「今は、ゆっくり休んでいろ・・・」

また、体が消えようとしている。

5割方、消滅しかけている。

目が、うつろになり、そこに生気は無い様に見える。

ゆっくりと、目を閉じてから、瑠璃は目を閉じた。

「燈也さん・・・」

「ティアナか・・・」

「一体・・・なんなんですか・・・?その人間を、瑠璃は兄って呼ぶし・・・瑠璃の体は、消えようとするし!!自分を分身だって、言うし!!」

「知るのは・・・俺とすずかだけでいいと思った・・・」

「私・・・知りたい・・・」

其れは

「瑠璃のこと・・・大好きだから・・・」

「本当に・・・瑠璃を、愛する事ができるのか?」

「はい・・・」

瑠璃とは、何者なのか。

ティアナは、それを聞かされた。

その横に眠る、一人の男。

其れが、

「スサノオだよ・・・僕達が・・・呼び出してしまった・・・この世界の希望。」

「何で・・・暴れたんですか・・・」

「俺たちの怒り、そして、敵の中の憎しみを・・・呼び起こし、暴走させたんだろう・・・」

「この・・・私と同じくらいの・・・」

「あぁ。」

しかし、

「逆にもう一つの希望は、敵に渡った・・・」

「ヴィヴィオ・・・?」

「あぁ。」

そして

「瑠璃が消えるって・・・本当ですか・・・?」

「何れね・・・」

「燈也さんは!!」

「思っているさ!!消えて欲しくない!!」

だから、燈也は一緒の時だけ父親になろうとしていたのだ。

「瑠璃が・・・一番愛しているのは・・・ティアなんだよな・・・」

「え・・・?」

「大切にしてくれ・・・俺の、父親の願い・・・」

そして

「君を・・・ティアを、少ない時間だけでも・・・瑠璃と付き合っている間、俺も娘として・・・」

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