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EP-16「カグツチ、キメラ・・・交わる時」

カグツチVSキメラ
んー・・・そんだけ。
シンヤ=トウヤ
燈也の外見は、こんな感じ。
絵を描こうと思ったけど、メンドイから・・・辞めた。

6/18:文章追加


「くるのか・・・あけるのか・・・」

時の道をひたすら漂流し、意識だけは、そこにある。

「戦うのか・・・?また・・・」

漆黒と言うのか、白銀とも言うのか、鎧武者と言えるその風貌から、其れはいよいよ、新たな舞台へとミッドチルダへと舞い降りる。










プロジェクトF・・・

過去にプレシア・テスタロッサと共に、ジェイル・スカリエッティが基礎理論を構築し、プレシア・テスタロッサが完成させた物。

プロジェクトFによって生まれた産物は、ご存知の通り、フェイト・テスタロッサ、エリオ・モンディアル。

そして、アヤ・スカリエッティ。

人間の完全なコピーを作るために、クローン培養中の素体に元となる人物の記憶を転写させる物。

これらの二人はこの技術を使って生み出されたが、完全なるコピーではなく、不完全な存在である。

未だに、不完全な技術でありながらも、ジェイル・スカリエッティは兵器として扱う為に其れを利用した。

”アヤ・スカリエッティ”

その存在の名前こそ、別の意味。

「アヤ・・・お前の言うとおりにしておいた・・・」

アヤの元になった人間は、別世界の存在。

「ありがとう・・・大丈夫。俺には、何も無いよ。」

「あぁ・・・前の体が・・・普通の人間から、とある特殊な人間に変わっていたのが助かったんだ。」

元の人間となった人間が、かなり特別な存在である。

その、出生の真実も。

その人間としての種族も。

上記であげたフェイト、エリオは親という存在から嫌われていた。

しかし、このアヤ・スカリッティは、何故、父であるジェイル・スカリエッティに愛されている。

いや、自分の最高傑作であるからか。

「キメラの遺伝子は・・・多用すると、その分だけ・・・お前の体は蝕まれる。いいか?戦場では、30分たったら、絶対にその遺伝子の活性化を止めろ!!」

とは言え、オーバーリミットを外せば、其れは別となるが。

「どうして・・・?」

「それ以上は、今のお前の体が耐えられなくなるからだ。」

「体が・・・?」

「あぁ。さらに、一度使えば・・・私が一度、お前に治療を施さなければならない。」

「解った。でも・・・これで、あいつに勝てるよ。燈也にも・・・すずかって、女にもさ。」

キメラの遺伝子。

其れは、かつて、燈也との戦いを見たときに作り出した遺伝子。

何れは、戦うかもしれない燈也に対抗する為に、作り出した兵器だった。

其れを、素体、そして自らの理論と戦場によって、有効な性格を埋め込む事によって、今のアヤがそこにいる。

そして、基となった人間の生きるという気迫をそのまま、受け継いだ。

時の庭園にて、付着していたその血液。

これを、発見できるとは、ジェイル・スカリエッティも思ってはいなかっただろう。

しかし、手に入れることが出来たのは、本当に幸いである事といえようか。

この上ない誤算だったのだ。









「プレシア・テスタロッサ・・・」

おきたときから、始まっていた体の痛みに燈也は、これと似た経験をし、最初に痛みを分かち合ってくれた女性の名前を口にした。

自分の本当の母親であり、最も美しかった人物。

初めて、SEXと言う行為をした人物。

初めて、愛した人。

其れは、本当の母親。

「っ・・・」

傷みが、また、体を蝕む。

「大丈夫・・・ですか?」

「大丈夫だよ・・・リィン。僕は・・・簡単に死ぬつもりは無い。」

「ただいまー。」

自分の仕事部屋にはやてが戻ってくる。

「なのはちゃん達は、既に警備の為に出撃に出たで。」

「そうか・・・」

公開意見陳述会

地上本局、本局、各世界の代表が意見交換するのが、その会の目的である。

無論、今回は、そこにもガーディアンが配備される。

まだ、此処は、暴走される事の無い優秀な見方になるだろう。

「あ、瑠璃ちゃん・・・本人の意思ででた・・・。」

「そうか・・・」

「大丈夫か・・・?」

「あぁ・・・」

「瑠璃ちゃんも、相当、体弱ってるように見えたんや・・・」

「だろうな・・・やっぱり、俺も・・・」

「ええよ・・・今は。」

体の重みが、今此処にある。









「ミッションコンプリート!!」

重装甲タイプのガーディアン・ゲーデタイプが、デモンストレーションのような形で敵を破壊し、勝利を収める。

とは言え、大量のガジェットを相手しているが故に、いまいち、欠けているようなものがあるように見えた。

「あの程度なら、俺もはやてもできるな・・・」

「まぁ、そうやな。」

「ガーディアンは・・・本当に凄い物だな。」

燈也は、その映像を見ながら皮肉を込めて言う。

ガーディアンの動きは、確かに素晴らしいと呼んでもいい領域だろう。

しかし、其れは

「持ち過ぎた武器言うのもわかるで。それで、私らの仕事・・・正直とられてる。」

「ブラッディタイプの量産を急いでいるという噂も聞いている。」

「それでも・・・人間にしたら、持ち過ぎた武器やで?」

「あぁ・・・今のこれなら、ミッドチルダを支配する事だって出きるさ。」

それ以前に、

「っ・・・痛いな・・・」

「まだ、頭痛が続いてるん?」

「あぁ・・・かなり・・・ね。」

このときからだろう。

降臨する神が一体。

燈也は、それに気付いている。

故に、力の消費という物をその見で感じるほどだ。

まともに、

「動きたくない・・・・・・」

「随分と、弱気や無いか・・・」

「弱気にもなるさ・・・・・・」

重力に、本当に体が縛られているような感覚がある。

体に、数十キロのアンクルをつけられているような感覚とでも言う所か。

「っ!!!痛いな・・・」

「シャマルに見てもらうか?」

「あぁ・・・」

燈也はゆっくりと立ち上がりながら、シャマルの元へと向かおうとするが、一歩脚を進めるたびに動くのがきつくなってくる。

これほど、頭が痛くなったり、重力が体で縛られているような感覚。

いつ、解放されるか解らない状況で、燈也は頭の中に思い描かれる、スサノオの来襲・・・

その戦神は、この世界にまで影響を及ぼすとでも言うのか。

吐き気に襲われる。

「歩くのも・・・ダルイな・・・」

「そんなに、ダルいん?」

「あぁ・・・酷い物だよ・・・これはね・・・」

「私は、そうはならへんけどなぁ・・・」

「どうやら・・・僕のような人種の人間は、全てこうなるようだ。」

「そう・・・なん?」

「多分ね・・・」

「・・・情けないな・・・」

「ゆっくりしてればええよ・・・今日は・・・」

このとき、アヤが襲来して来るとすれば、戦慄を覚える。

恐らく、あのアヤだ。

何も、何もせずに帰ってくるわけが無い。

燈也は、既にそう思っている。

アヤという存在が、自分の考える通りの物であるのなら、絶対に

「強化はしてくるだろうな・・・」

「殺したんや・・・なかったん?」

「あの後・・・っ・・・」

燈也は、ソファに座り、ゆっくりと語りだす。

「あの時・・・あそこにいた死骸は、アヤの血ではなかった。」

「何やて・・・?」

「人間と同じ血の色・・・血の匂いがしたから、死んだと追ったんだが・・・殺したのは、蟲だった。」

「蟲・・・?」

「あぁ。ティアの資料で見ただろう?」

「あの・・・女の子が遣わしていた・・・」

「そうだよ・・・」

ガーディアンという兵器に、今回のスサノオ・・・

そして、強化されているだろうアヤ・スカリエッティ。

悩み事は、まだ、たくさんある。

未完成とは言え、ティアのマキシマムシリーズの剣技。

「身につけることは・・・まだ、出来ないさ・・・」

「燈也、シャマル呼ぶから・・・今は、ゆっくりしておきや・・・」

そして、

「私もいかな、あかんねん・・・」

「そうか・・・」

「悪いけど、護衛を頼んでええか・・・・・・?」

「役に立たないかもしれないけどな・・・」

「ん・・・悪い。」

はやてを送り、再びデスクに戻った後に、燈也はデスクに突っ伏した。

既に、体を動かすほどの余力すら、無いに近い状態だ。

「失礼するわね。」

「シャマルか・・・随分、速いな。」

「だって、近くにいたから。」

「そう・・・」

「それ以前に。久々の出番だから・・・」

「・・・まともな出番、今回が初めてだろ。」

などと言う事は、どうでも良い事としておくとして。

「瑠璃・・・」

「瑠璃ちゃん・・・?」

「ン・・・」

駆け巡る、出会ったときの思い出。

そして、今。

未来。

何故、貴方が

「消えなければならないんだ・・・」

「燈也君・・・?何、言ってるの・・・」

瑠璃が消える。

「燈也君!!」

「ん・・・?」

「瑠璃ちゃんが・・・消えるって・・・」

「いや・・・何でもないんだ。何でも。」

すでに本人から伝えられているから、わかっていることは、自分は望んでいないという事だ。

何も、望んでいない。

この後、起きる事など、考えたくも無い。

結局、愛してしまうのだ。

違う形でアレ、親という生き物は。

どんな形で出会ったとしても、プレシア・テスタロッサが、かつての燈也を愛したかのように。

「何でもない・・・」

「だって、今、瑠璃ちゃんが消えるって・・・」

「何でもないよ。ただ、思ってしまっただけだ。最低な親だよ。」

嘘を、言っている。

本能的にシャマルは悟った。

シャマルとて、気付いていない訳ではないのだ。

瑠璃と接している時の燈也は完全に親としての顔である燈也なのだ。

其れが、消えることを望んでしまったとは、とてもではないが、ありえないことだと、シャマルは思う。

「大丈夫・・・まだ、瑠璃お姉ちゃんは生きつづけるよ。貴方は、其れを望んでる。」

「ヴィヴィオちゃん!?」

「しかし・・・ヴィヴィオ・・・」

ゆっくり立ち上がり、燈也は、ヴィヴィオに目線を合わせる。

「大丈夫だよ・・・瑠璃お姉ちゃんなら。」

「君に言われるなら、安心できるな。」

大抵、訓練の時は瑠璃とともに、燈也はヴィヴィオの面倒を見ることがある。

「大丈夫だよ。皆、此処にいるから。」

本人曰く、趣味のような物らしい。

「ヴィヴィオは・・・良い子だね。昔の僕とは大違いだ。」

ヴィヴィオはわかっているのか、どうかは知らないが燈也の事を気に入っているようだ。

奥底にある優しさを見抜いているのか。

瑠璃達がいないときは、燈也と共にいる。

それなりに、自覚はしているつもりだった。

今、こうしてヴィヴィオと触れ合っているだけでも、痛みは引き下がるような感覚に身を委ねていた。

今は、これだけで良い。

「そういえば、燈也お兄さんは・・・なのはママの・・・」

「弟だよ。そして、フェイトママのお母さんの子供だ。」

「それじゃぁ、なのはママとフェイトママの弟?」

「形的にはね・・・」

そして何れは、本当にそうなると燈也は思っている。

フェイトを作ったのがプレシア。

育てたのがリンディ。

かつて、言った事を思い出す。

プレシアの作ったアリシアとは別物であるフェイト。

何故、そこまで、そこまで言われたプレシアをフェイトは、今の自分同様愛する事ができるのか。

しかし、燈也は今なら解る気がした。

今なら・・・

「思うんだが・・・ヴィヴィオは、僕が恐くないのか・・・?」

「うぅん・・・恐くないよ。だって、一緒に遊んでくれるもん。」

ただ

「貴方はさびしかっただけでしょ・・・?」

「・・・そうかもしれないね。」

少し当たって、後は外れ。

燈也はヴィヴィオの頭を撫でながら、今の時間を享受しようとする。

いつ、破壊されるか解らないこの状況を、ただ、享受したかった。











「瑠璃・・・あんた、大丈夫なの・・・?」

「えぇ・・・すいません。でも・・・今は、悟られる訳にはいかないんです。」

瑠璃は、体を蝕まれている。

徐々に、消えかけていたり、色を取り戻そうとしている。

痛々しいというより、ティアナにはその、辛さを言葉で表す事は出来なかった。

「あんた・・・また、体が・・・」

また、消えているように見える。

ティアナは、思う。

何故、瑠璃がそのよなことにならなければならない。

ティアナは、瑠璃の消えようとしている体を見て、ただ思う。

今の自分に、何ができるのだろう。

いや、何も出来ない。

そして、瑠璃は何者なのかも解らない。

だから、ティアナは、自分を無力な人間だと思ってしまう。

時折、瑠璃の運命を知っているかのように燈也の嘆く姿をここの所見るようになっていた。

すずかも、知っているのだろう。

「アマテラス様から頂いた力でも・・・私は・・・」

「まだよ・・・あんた、消えたら・・・」

「私は、分身といった筈です。」

瑠璃は、笑顔で、優しく瑠璃に諭すように語る。

ティアナの手を瑠璃は取って、その手を優しく自分の頬に当てる。

暖かい。

まだ、生きている証。

今、燈也やティアに愛されている。

そして、ヴィヴィオにも愛されているうちは、まだ、死ぬつもりは無いが、来えるときは、潔く消える。

「あんた・・・そんな、これから馬鹿みたいに戦場に出て無茶して、死ぬようなことしたら、許さないからね・・・」

「ティア・・・」

「あんたが、死ぬなら・・・私だって・・・」

「ティア・・・」

「そんな・・・事、言わないで・・・」

「どーした?」

「ヴァイス陸曹、今は、乙女の営みのお時間です。」

瑠璃は、余裕めいた顔でヴァイスに告げた。

向けられた笑顔は、逆にヴァイスにとっては心臓を鷲掴みにされているような感覚に陥る。

さすがは、冥府の夫妻の子供だと、思った。

「うっ・・・失礼・・・しました・・・」

瑠璃の余裕の笑顔は、恐怖の象徴。

「ティア・・・でも、私は貴方の事を・・・愛しています・・・」

少し、瑠璃の体が、よろけてティアナに身を預ける。

息は、徐々に荒くなっている。

胸に触れているだけで、心臓の鼓動が激しい。

紅潮した顔は、それだけで何か、保護したくなるような感覚に陥る。

何か守りたくなるような感情になる。

「瑠璃・・・」

「ティア・・・キス・・・していただけませんか?」

「え・・・?」

「そうすれば・・・私、まだ、大丈夫な気がするんです・・・」

「うん・・・」

抵抗は無い。

瑠璃が好きだ。

愛しているのだろうか。

自分に問いただせば、其れは愛しているのだろう。

気付けば、長い間の訓練と実戦で、其れを実感している。

スバルとは、違う。

燈也に向ける感情でもなければ、ヴァイスと話したあの時の感情とは違う。

友達とかではなくて、瑠璃と共にいるだけで、楽しかった。

一緒に戦えば、それだけでも身を焦がすような思いを感じることができた。

「瑠璃・・・好きよ・・・?」

「私もです・・・」

お互いに手を取り合い、そのまま唇を一つにする。

「ん・・・」

「・・・」

キスしている最中でも、瑠璃の傷みは引くことを知らない。

ティアナは、崩れる瑠璃の体を優しく支えた。

さながら、姫が、王子を抱きかかえているようにも見えた。

優しく、人形を扱うかのように、ティアナは、瑠璃を抱きしめた。

(消させはしない・・・この子は・・・まだ・・・消えちゃいけないのよ・・・)

(今日は・・・お父様に、内緒とは言え・・・カグツチの封印を解かなければなりませんね・・・)

いや、恐らく、

(お父様とて・・・其れを望む・・・ティアは、死なせない。)









「・・・・・・私も、フェイトちゃんとしたいのぉぉぉぉ!!!!!!」

「お前・・・毎晩、ヴィヴィオが寝てる横でしてるだろ・・・」

「フェイトちゃん・・・はやく・・・こないかなぁ・・・」

「つーかさぁ・・・瑠璃って、何者なんだ?」

「燈也の子供でしょ?性格は、本人に似ていない。」

「だから!!子供なら、どうして、17なんだよ!!」

「燈也・・・2歳の時に、すずかちゃんと・・・」

「している訳ないだろ・・・」

「まぁ、私も昔はそのことを良く考えていたけど・・・今は考えないようにしてる。」

取りあえず、

「今は、そんなに深く詮索しない方がいいでしょ?」

「まぁな。(読者は解っていそうだけどな。)」

第二部まで公開しているし。

「ヴィータちゃん?」

「何でもない。動くぞ。」

「うん。」

なのはが、応えた時、数機の巨大な輸送機が会場の滑走路に流れ込んできた。

滑走路から現れた物は、ゲーデ、そして、ブラッディ。

ガーディアンと呼ばれる兵器であった。









「親父、俺たちも準備は既に完了している。」

後は、号令を待つのみ。

新しくなった自分の体を、速く人きりに使いたい自分がそこにいる。

いくら殺したとしても、勝てばこちらに正義が有るからだ。

「ふふ・・・倒しがいのある奴が、降臨したね。クアットロ・・・」

「ガーディアンって呼ばれているらしいわよ・・・あの、でく人形。」

「俺の力を試すには・・・ちょうどいいくらいの相手さ。」

ただ、待つのは、ジェイル・スカリエッティの指示を待つのみといった所か。

「最近さ・・・」

「どうしたの?」

「親父の事が、よくわからなくなってさ・・・」

「ドクターの?」

「そう・・・そろそろ、始まるわ。」

「後は、適当に動いて破壊するだけか・・・」

「ミッション・・・スタート!!」

「クアットロ・・・奴等のアレが、消えるのはいつかな?」

「後少しよ・・・完全に砕けたら・・・」

「しかし・・・ガーディアン相手に、ガジェットは何型でも辛いだろ。」

「解っているんだけどね。仕方ないわ・・・」










「ちっ・・・奴等が動いたな・・・」

「燈也君・・・?」

肌で、全身を通して戦場の空気が伝わってくる。

「動いちゃ駄目よ・・・今は・・・」

「解っている・・・ヴィヴィオは・・・?」

「ザフィーラが、面倒見ているわ・・・」

「ヴィヴィオが・・・僕の考えている物になると・・・狙いは・・・」

「どうしたの?」

「やばいね・・・予め・・・六課が動くのをわかっていたら、相当キレる人間ガいるってことか・・・シャマル。」

「何・・・?」

もう、今は、傷みがどうこう、言ってられる場合ではないだろう。

「傷み止めの・・・鎮静剤があっただろ?」

「まさか・・・でも!!其れを使えば、止めた傷みは、倍以上の痛みとなって!!」

「そんなことをいっている場合じゃない!!用意しておけ!!何れ、此処が戦場になった場合、それを使うんだ。僕にね!!」







公開意見陳述会会場

「ガーディアン、かなりの戦果を上げています。」

「ふっ・・・そうだろうな。」

オーリスの報告を受けたとき、其れは当然の結果としてレジアスは受け流す。ガーディアンという名の、絶対防禦壁。

内側からの攻撃を通して、ガジェットたちを破壊している。

これが、8年の成果といったところだろう。

全長30mの人造神は無駄の無い動きで、刃と銃火器を使い分けながら、敵を破壊する。

「大した動きね・・・」

「えぇ・・・本当に。私達の出番は・・・無いのでは?」

油断もしたくなるこの状況にも関わらず、さっきは感じる事ができる。









「なるほどね・・・確かに・・・強い。」

「そんな!?」

そこにいるのは、アヤ・スカリエッティ。

「敵の進入を・・・確認・・・」

「馬鹿でかい管理局の守護神だね!!」

魔力刀。

ジェイル・スカリエッティが、アヤに与えたデバイス。

「悪いな!!」

アヤは、簡単に飛び上がり、

「何!?」

刀身を自らの倍以上の刃に変化させ、自在に其れをアヤは操り、先ほどまで押していたブラッディを真っ二つにした。

「はっ!!弱い!!」

その、巨大な刀を片手で振り回し、

「貴様!!」

立ち向かってくる、魔導師を簡単に斬り殺す。

アヤ一人で、ナンバーズ以上の活躍ができるとでもいったところか。

不殺などという概念は、此処には無い。

「ほらほら!!速くしろー・・・止めるなら、今のうちのほうがいいぞ。」

向かって来るモブとも呼べる魔導師達を簡単に殺す。

「なんセ・・・俺は、中に入って・・・お偉いさん方を殺さなきゃいけないからなぁ。」

「お前は!!」

「後ろから狙うか。ま、卑怯じゃないよな。立派な戦略!」

故に、刀身を限界に伸ばし、届く所は魔導師の心臓。

そこから、突き刺すだけで、アヤは簡単に殺す。

行く先々で、喧嘩を売られるというのは、こういうことだろうか。

アヤに勝負を仕掛ける魔導師は、大抵殺される。

辺り一面が、屍の山と化していた。

何故だ。何故、これほどにまで魔導師が集まっているのに、アヤという一人の存在に勝てない。

「そんな!?」

「おい・・・これで、世界護ろうって言うんだから・・・お笑いだよな。」

アヤが、突破口のような物になった。

他のガーディアンは、全て、突如現れたガジェットの排除に当たっている。

「もっと、骨のある奴は、いないのか。一斉に、機動六課の人間達も動いている頃だろう。」











「副隊長!!」

「状況は・・・」

確認するまでも無いだろう。

これと同時に、オーバーSクラスの魔導師も襲来しに来ているのだ。

「私と、ティアが・・・死体の山を築き上げた相手と戦いに向かいます!!」

「な、何だと・・・!?」

「お父様は・・・何れ、こういう敵がいると解っているから・・・ティアに、あの力を授けたんです!!」

「解った・・・ティアナ、瑠璃、絶対に倒してこいよ。」

「「はい!!」」

スバル、エリオ、キャロはなのはとフェイト、はやてにデバイスを届ける為に、別行動に移る。

機動六課の警護担当の人間達は、三つに分かれることとなった。








「どうした?時空管理局のエリートさんたち?」

漆黒の戦闘服を身に纏う死神は立ち塞がる魔道師、武装する物を悉く、あしらい、片付け、殺していく。

「はぁぁぁぁぁ!!!」

「二刀流か・・・でもね、甘いよ?」

「なんて奴だ・・・魔導師ランクを持っていなくても、並以上の魔導師をその刀で倒してきたライを、悉く倒すというのか!?」

アヤの剣術には、型が無い。

如何なる剣の達人でさえ受け流し、そこから、無限に変化する。

其れができるのは、アヤの刃が重いということに有る。

そして、

「俺は、簡単に倒せない。」

「なんて奴・・・」

「来たね・・・」

アヤは、純粋なその力を感じ取った。

とりあえずは

「無関係な人たちを血塗れにせずに済みましたね・・・」

「えぇ・・・でも・・・周りは、最悪ね・・・」

「これは、戦いなんだ・・・」

ティアナは、改めてこのことを実感する。

これが、人が死ぬ世界こそ、戦いであると。

だから、

「私が貴方を倒す事に・・・」

「倒す・・・か。瑠璃・・・!!」

「はい!!」

瑠璃が、テスタメントの巫女であるのなら、ある程度カグツチの侵食を止めて戦う事ができる。

まだ、完全に支配した訳ではないのだ。

侵攻を少しでも支配するまで落ち着かせるには、ティアナ・ランスターとの融合である。

もとより、スサノオの分身でるのだ。

原理は、リィンフォースのユニゾン型デバイスと同じである。

「やばいかな・・・!!」

アヤは、殺す為に動き出す。

「速い!?」

「やる前に・・・殺すつもりなの!?」

「当然だ!!」

しかし、

「貴様を倒す希望を失わせて!!」

「ザコ供が!!」

戦闘員達が、アヤを取り押さえようとする。

アヤは、其れを切り殺そうとする。

それで、時間は充分に遅れる。駆け寄ってくる死体のような連中。

殺しきれていない連中も、全員が、ティアナ・ランスターと、月村瑠璃を希望と信じて、時間稼ぎをする。

「貴様等!!」

此処まで、完全に、殺しきっていなかったのか。

自分のそういういい加減な所にはらが立つ。

首を切り落とし、心臓をつき、体を真っ二つにする。

返り血をその身に浴びてでも、前に進もうとする。

「ひけぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」

しかし、

「っ・・・間に合わなかったか!!」

最後の死体の頭部を刀で突き刺した後、目の前にいる炎の神、紅蓮ノ乙女と戦いに当たる。

既に、ここに入れば、別次元の話となる。

「仕方ないな・・・」

生身の状態で戦えば、分が悪い。

しかし、こちらとて

「簡単に焼き殺される訳には行かないんでね・・・!!!」

ティアナは、アヤに向かって、止まっているアヤに向かってバーニングワイバーンを撃ち放つ。

しかし、灼熱の翼龍は、目の前にいる存在に止められた。

「ウォォォォォォォォぉ!!!!!!!」

獣の雄叫びをアヤが上げ、周りをまだ、残っている死体は、原始分解された。

恐らく、この雄叫びに、破壊の因子が混じっているのだろう。

しかし、ティアナ・ランスターは、動じなかった。

「まさか・・・燈也以外に、この姿になろうとはね!!」

覚醒、獣神キメラ

「敵は・・・」

「まさか・・・!!」

動揺し始める。

そこにいる敵は、

「アヤ・スカリエッティ・・・あんたは、まさか・・・」

テスタメント?

| 紅蓮ノ戦乙女 | 09:08 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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