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EP-01「巫女降臨」

すとらいかーずへん。
だいいちわです。
ぷりきゅあのえいががみにいきたいです。
あー・・・
そとは、あめだから、だるいです。
・・・もう、何ていうか、今日はだるい。
昨日、10時半に寝ました。


「我目覚メル。其ノ日、全テヲ終焉ニ導クガ故ニ我目覚メル。我等ヲ滅ボシタ時ニ生マレシ怨念・・・受ケテモラオウ。イエス・・・キリストヨ・・・」










「あれ・・・?燈也君は?」

「あぁ、瑠璃を迎えに行ってるよ。」

新人たちの試験が開始される。

はやての設立する部隊機動六課。

ヘリに乗り込んだ、二人は、新人のデータを見ていた。

青い髪のボーイッシュな印象を受ける少女の名は、スバル・ナカジマ。

なのはの、小隊に配属される一人である。

そして、もう一人は、燈也の待ち望んでいた一人の朱色の髪の乙女。

この者の名こそ、後にテスタメントの一人となる、ティアナ・ランスター。

元は、燈也の部下だった二人。

「燈也君・・・わからへんのや・・・」

「何が・・・?」

「今まで、燈也君の目に叶った子達は、それぞれ、色々とあったやろ?」

極度の落ちこぼれであったり、教官の手をつけられないような不良であったり、同じ魔導師達を血祭りに上げたりするような問題児。

それらが、前線でのトップエースとして、輝いている。

ある程度更正はしているようだが、上官に敬語を使うわけでもなく。

各々の意思で動いているような物であり、大抵は、とある場所を探るために動いている。

そのような人間が、多い。

しかし、今回は、成績優秀・・・今までのような、不良などではないと言うことだ。

今回は、かなり、ティアナ・ランスターに対して、執着心を見せている。

そこまで、慾を出すほどの、能力者とは

「思えないわ・・・」

「燈也のことだからね・・・」

個人指導では、かなりの定評があるのが、燈也だ。

とは言え、それらは、燈也の気に入る人間たち限定。

ならば、ティアナ・ランスターは、燈也に気に入られたと言うことなのだろう。

「ま・・・どれほどの子か、見せてもらうわ。」

だが、この二人、なのはを含めて三人いることになるのだが、燈也の育てた人間は、全員苦手である。

これは、全員が、上記のように、上官に敬語等を使わないのは、はやて等も例外ではない。












「今回で・・・三つ目です。次が、本番。」

しかし、

「今回の事件は・・・最も、軽い余興と言えるかもしれません。」

それこそ、役者が全て揃う。

後にコンダクターとなる一人の少女が、この大地に降り立とうとしている。

トウヤ・テスタロッサとしての過去を抹消された男。

しかし、殺した魔導師達や巡洋艦のクルーたちの家族に、燈也は全てを告げた。

わかってくれた人間もいた。

当然の如く、憎んでいる人間もいた。

憎んでいる人間の大半は、人殺しと叫ぶ。

別の物は、ただ、冷めた眼差しでしか見なかった。

受けなければならない痛み。

燈也には、殺さなければならない理由があった。

それでも、解れというのは無理なのだ。

人という生き物は、そこまで完璧ではない。

ただ、告げた。

自らの罪を、そのように自ら罪を懺悔しに来るのは卑怯だと解っている。

解っているつもりだった。

この燈也の行為が、燈也を殺せなくする。

何も、言えなくなる。

殺そうとした殺意が消えていく。

あの日以来、燈也はそれを行ってきた。

殺される覚悟は決めていた。

殺されずに、今、ここにいると言うのは、わかっているのだろうか。

最後の懺悔を終えたのは、彼が11になったとき。

この直後に、高町なのはは、重症を負うこととなる。

直ぐに、治すことは出来た。

しかし、それを止める人間が、目の前に現れた。

とは言え、燈也は予め、このことを解っていたつもりだった。

燈也はなのはに、何回もこのことに対して、忠告をしていたつもりだった。

戦いは、ヴォルケンリッターの面々、はやて、クロノに任せて、今は休めと。

しかし、本人の意思か、はたまた、別世界の意思と呼べるものか。

自分が動くべきだったと、激しい後悔の念に駆られる事はなかった。

忠告はした。

フェイトは、燈也とすずかに例の治癒魔術をと、叫んだが、燈也とすずかはなのはには施す事はなかった。

警告したのに、動いたと言う罰は、受けなければならない。

其の罰が、今なのだから。

時を同じくして、一つの生活環境が変わる。

落ちてきたとでも言うべきか、降りてきたとでも言うべきか、降って来たとでも言うべきか。

一人の少女・・・後に、養子となるその少女。

未知なる潜在能力を秘めた、その少女の名は、浦島瑠璃。

現、月島瑠璃。

この少女は、言った。

今、意識は試練の中にあると。

この世界の意味こそ、天界・・・ユファの来た世界へと、意識は旅立っていた。

そして、深い眠りから覚めた時、試練と言う物を終えたのか、史実とは違い、眠った期間は多かったが、2、3日のリハビリで完治状態となった。

燈也は、その少女に問うた。

貴方は誰なのか。

彼女は言う。

私は、浦島瑠璃。

気品漂い、さらには自分以上の力を感じ取ることの出来た、その少女に、燈也は恐怖する。

自分は、戦ったことがあるかもしれない。

同じ、感覚。

かつての、戦場で、燈也は瑠璃と言う存在に恐怖した。

体全身に悪寒が走り、強い吐き気にも襲われた。

デバイスなど持たず、懐園剣のように、実剣を使い傷一つ無く、少女は、勝利の報告をし、微笑む。

このとき、現れた、三体の畏敬なるもの。

人の形をし、それは、燈也のセイヴァーと同じ形。

派遣された魔導師達は全滅。

彼女の存在によって、死は免れた。

セイヴァーは、元より自分の世界のものだと、彼女は言う。

機械で出来た人形であろうとも、ファントムセイヴァーは、強い。

19となったなのは達でも、互角に近い戦闘力を有している。

これらに対抗することができるのが、テスタメントと言う存在である。

優しさをうちに秘め、戦場では鬼となる。

浦島瑠璃は、応えた。

私は、私は、スサノオの巫女であると。

これと同時に、あなた方全てに宿る神の巫女であると。

来るべく、スサノオ本体の降臨のために、私はここにいる。

何れ来る、この日の為に。

別世界のスサノオが、ここに来るための下準備として、ここにいると告げた。

スサノオとは何か。

そのスサノオの存在は、一体、なんなのか。

瑠璃は言う。

彼は、スサノオ。

それ以上でも、それ以下でもないと。

我が体に宿るスサノオから与えられし神の力が消えるまで、私はあなた方と共にいる。

私は、もう、失いたくはない。

悲しげな顔をして、少女は、燈也とすずかにそう告げる。

少女の踊る舞は、美しく、日本舞踊、全てを司るかのように、神を賛美するかのように、踊り、その世界を見据える。

ここで、教えられた一つの言葉。

その名は、テスタメント。

内に神を宿す戦士の名。

これは、過去の大きな戦いで、死んだ神が人間として転生した姿。

この世界にいたテスタメントは、わずか二人。

それこそ、すずかと燈也である。

燈也は、雷の神である、建御雷神。

すずかは、風の神である建御名方神。

我等が、神の生まれ変わりは一人。

なのはや、フェイトは、神ではないのか。

なのはには、適性はない。

故に、天界で、ほぼ同等の力を。

フェイトは、元より、人造人間であるが故に、神はその存在を忌み嫌うと言う、それは、神にとっては人間ではないからだ。

また、今回起こる事件の中で、アマテラスが蘇る。

故に、戦いへ、今回は自ら赴くと言う。

然り、私の本当の名前は浦島悠介。

元は、一つだった物を、向こうと言う別世界にて、本体が、また、二つに分けたもの。

それが。

私です。

神秘的な目をした一人の少女は、かつての自分以上に、歳相応ではない表情をしていた。

大人びすぎていると、最初は思っていた。

全ては、これは最初の出会いの物語。

とは言え、やはり、自分と同じ部分はあった。

母が、恋しかったのだ。

一度、夜が明けたとき、瑠璃は、普通の少女の目となっていた。

すずかを母と慕い、燈也を父と慕う。

一時的な養子関係となったのだ。

姓を月村に変え、月村瑠璃と名を変えて。

燈也が、19となるまで、鳴海市で女子高の学生として過ごしてきた。

月村家の養子。

母はすずか。

無論、忍も彼女を可愛がった。

時折帰ってくる燈也に対して、少女は、本当の娘のように接した。

お父様と呼び、すずかをお母様と呼ぶ。

しかし、スサノオ本体の降臨に合わせ、そこに行かなければならない。

ミッドチルダへと。

故に、今日、彼女はここに来る。

過去の戦闘から、そして、スサノオの巫女である時点で、彼女の推定魔導師ランクは高い。

ミッドに来る理由に、何がある。

お前は、そこで何を見る。

燈也の問いに、彼女は答えた。

私はオーディンとアヌビスの転生を知っている。

だが、今回見るのは、この国の神々の生まれ変わり。

後に、クロノ・ハラオウンが覚醒することになる、オーディンのテスタメントはそこにいたのだ。

まだ、本人に自覚はなく、アヌビスは、気まぐれゆえに、作られたもの以前に、もとより力のある、生きるというこに貪欲な人間に取り付くこととなる。

クロノは、それを知っている。

しかし、それは、問題の答えになっていない。

解っています。

珍しい物です。

彼女は、この世界で二度、転生している。

一度目は、危険であるが故に、生まれて直ぐに、殺されたその神の名を、貴方は知っている。

それが、一度目の転生であると、瑠璃は応えた。

この神の名こそ、カグツチです。

この世界に、イザナギはなく。

母であるイザナミのみ。

故に、十束剣・・・天之尾羽張はアマテラスへと受け継がれた。

直ぐに死んだ後、別の神として彼女は目覚めることとなった。

その神の名前は、ブリュンヒルデ。

半神ワルキューレ。

二段転生した人間は素晴らしい。

その力は、スサノオとアマテラスに匹敵するほどの強さ。

例外として、瑠璃の保護者となった二人は、内にスサノオの力が流れていると言う。

その礼として、感謝いたします。

巫女は言う。

ここの世界は

「平和すぎる。

」「解っているつもりだ。」

世界の汚さがあっても、平和であることには変わりのない世界。

少なくとも、この日本と言う国にいる純粋な子供たちには、世界の穢れなど、知ることはない。

「大人は、同じですか?」

「殺して隠す奴はいる・・・」

「解っています・・・」

純真なままの心を持ったまま、大人になる少女など、全ての世界には存在していない。

「神は、この世にいますか?」

「えぇ。戦いが大好きな、無慈悲な神が。」

転生した神の子達は、戦う力しか持ち合わせていない。

人の心を浄化するとか言う、都合の良い物は無いのだ。

存在していない力。

何故、その力を実に宿す。

「本来の敵を・・・滅ぼすために。」

本来の敵・・・この事件の後に起こる、戦い。

今回、今まで起こった事件など、

「たいしたことはありません。」

全て、それは無意味。

まだ、これから起こることに比べれば、子供の喧嘩に等しい事件。

「戦いますか・・・?」

「あぁ。今は・・・それだけで言い。」

また、見せ掛けの平和になるのであるのなら、それで良い。

「大人は、全て同じですよ。スサノオ様」

「カグツチ・・・知ってましたか?」

「えぇ・・・」

しかし、それが、

「ミッドにいるとでも、言うのですか。」

「はい・・・」

テスタメントであるのなら、戦わなければならない。

既に、その実は戦うために身を置いているだろう。

故に、後はテスタメントとしての戦術を身に付けることになるであろう。

「カグツチは、近接・・・ブリュンヒルデは遠距離・・・」

この二つの神に転生したのは、面白いことではありますが、遠近両方こなせる。

「二度の転生のメリットと言うことですか・・・」

「えぇ・・・」

瑠璃は、頷いた。

「では、後日・・・お会いいたしましょう。お父様。」

瑠璃は、自ら連絡を切った。

この運命の日に、瑠璃は降臨する。










「お父様・・・か・・・柄じゃないな。」

再び、本局、無い空を見上げた。

まだ、来ないのか。

わざわざ、今回は、クロノが迎えに行っているのだ。

本局にて、ここに存在している。

「レオパルドって・・・ルルーシュの脳を絶対に移植したよな・・・」

などと、自分で何を言っているのか、解らないことを口にしながら、ひたすら、少女を待つ。

「あれ?燈也さん。」

突如、声をかけられ、燈也は声のする方向を向いた。

聞き覚えのあるその声。

あぁ、そうかと、燈也は思い出した。

目の前にいたのは、最初に自分の目をつけた、少女。

マルスという名前を与えた少女。

防御強化司令塔タイプであり、何故か、燈也の教え子の中では、打撃強化や、無骨な武器を持つ魔導師が多く、全員が燈也を通して兄弟と呼ばれている。

他にも、燈也から、新に名前を与えられた教え子達は、数多く存在している。

全員、魔導師と呼ばれる事を嫌い、自らを魔戦士と呼ぶ。

騎士道など、闘いのルールを無視して戦う、荒くれ者たちの集団とでも言うべきか。

ちなみに、全員、すずかと瑠璃には面識がある。

が、燈也がその育てすぎ故に、全員集まる機会が全く持ってないという。

「それで・・・?」

「娘が来るんでね。」

「あぁ・・・なるほど。」

「本当は、お前たち全員を機動六課に配属させるつもりだったんだ。」

「全員、都合により・・・不可能・・・です。」

「お前たちが全員いれば・・・楽なんだけどね。」

そこまで、信頼のできる少年少女の集団。

自分と同じ境遇で、自分と同じ目をし、さらに、素質や潜在能力のある連中だったからこそ、そこにある。

ちなみに、本名はちゃんとある。

燈也は全員の名前を覚えている。

「機動六課は・・・信用できません?」

「ふふ・・・さぁね。僕が、ここに来てからは、君達は僕の愛する人たちと同じくらい、信頼できる。」

「感謝しています・・・絶望の底にいて、見下されていた私たちを、ここまで育ててくれたんですから。」

マルスは、そのまま、意味深に笑う。

この瞳は、どこか、暗い。

やはり、まだ、管理局の燈也を覗く人間たちをそこまで信じている訳ではないようだ。

燈也一人を君主としているものの、形だけでは、管理局の連中に従っている。

しかし、嫌なことをされたら、思いっきり、破壊してやれ。

これが、与えられている絶対的な条件。

「すずか様は・・・?」

「元気だよ。瑠璃が、今日、あいつのデバイスと懐園剣を、持ってきてくれる。」

「二つのネクサスに、二つの懐園剣・・・最強ですね。」

「そうかい。」

皮肉無く、少女は言った。

燈也もだ。

この二人には、親友であり、兄弟と言う図式で繋がりあっている。

全員が、兄弟と言う意味だが、家族は存在していないのだ。

例外は有るが、全員、親は存在していない。

燈也の勝手に設立したこの部隊のメンバーが、全員揃わない理由と言うのは、上がこの部隊を嫌っているからだ。

クロノとリンディ、レティはこの私設部隊をできるだけ、活用するが、その問題児ばかり集めたと言うこともあり、周りの被害を気にする事無く、暴れまわるが故に、始末書、苦情が非常に多いのだ。

「ま・・・こんな、話をしているほど・・・私は、今は暇な訳ですが・・・」

「来るか?」

「明日から、別世界で・・・無能で頭の悪いバカの指揮をとらなければいけないのです。」

本人にとっては、それが、非常に気に入らないらしい。

「誰も、弟や妹たちは来ないんですから・・・」

不満全開であることを、燈也達に伝え、マルスはここから、出て行った。

「まだ・・・来ないかな・・・」

多少の暇つぶしにはなったような気がした。

クロノが、後見人とは言え、やはり、燈也の私設部隊のうちの一人を誰も、寄越すことは出来ないとは、と、燈也は流石に嘆いた。

燈也が隊長と言っても、所詮は、大半は管理局の頭の悪い大人たちが管理している組織だ。

この、有能な私設部隊を、也面は認めることはしなかった。

この時点で、管理局と言う組織が、どれだけ愚かかと、考えさせられた。

臨海第8空港での大火災の時とて、管理局の連中は速めに動く事無く、はやて、なのは、フェイトのスタンドプレーで、助かったものの、あの場にはやてや、なのは、フェイト達が存在していなかったら、被害は大きくなっていただろう。

燈也は、そのとき、すずかと共に鳴海市で瑠璃と付き合っていた。

実際、魔導師部隊はあまり機能していないのだ。

「頭の硬いバカどもは・・・起こってから、時間を無駄にして出撃させる・・・一体、このパターンを何会すれば、学ぶのかな・・・?」

上の人間が、燈也を横切った時、わざとらしく、それを口にした。

聞こえていないフリをしながら、上の人間は逃げるように、帰っていった。

上の組織の人間が無能であるのなら、その組織ですら、無能な組織になってくる。

「ま・・・そのためのはやての機動六課か・・・」

自分の舞台の最後のメンバーは、後どれくらいで来るのだろうか。

この暇な時間を享受しながら、自分の私設部隊の連中のことを考える。

何をしているのだろうか。

一人一人が強いゆえに、心配など、まったくしていないのだが、二年も会っていない人間がいるとなると、流石に、それは心配になってくる。

とりあえず、死んでいないのは事実と言えるだろう。

すずかは、何をしているのだろうか。

今回は、ミッドでの事件だから、出番は無いだろうななどと、言うことを考えていたそのときだった。

「お父様・・・」

腰まで伸びた黒い髪、プックリとした桃色のその唇、華奢な体、立派な縊れ、背に似合わぬ大人びたその目。

「瑠璃・・・いらっしゃい。」

自らに駆け寄ってくる、大荷物の我が娘を燈也は抱きしめた。

「全く・・・この子一人にクラウディアを使うとは・・・」

とはいえ、

「ここに来るためですから・・・仕方有りません。」

「そうだな・・・」

クロノは、やれやれという顔をしながら、クラウディアに帰還し様とした時だった。

「クロノさん・・・あいつ等を六課に配属させることは・・・」

「・・・出来ないよ。俺の権限でも・・・母さんの権限でもね。」

「そうですか・・・」

瑠璃や、ティアナなら、まだしも。

「クロノ提督・・・戦います?」

「ふっ・・・どうしようかな。」

「オーディン・・・ありがとうございました。」

「い、いや・・・燈也・・・そろそろ、来るぞ。」

一応は、妻子持ち。

瑠璃に、オーディンと呼ばれたクロノは、ずっこけながら、クラウディアへと戻っていった。

時折、そう呼ばれる事に、クロノは、なれていない。

「クロノ叔父様に、とてもよくしていただきました。」

「そうか。後で、お礼を言っていこう。」

「はい!さて・・・お父様・・・お母様のデバイスと、懐園剣です。」

「あぁ・・・随分と大荷物だな。」

「えぇ・・・パジャマとか・・・色々と持ってきました。」

自らのデバイス・・・

いや、デバイスではなく実剣である、日本刀。

生神。

あの時、降臨したときに瑠璃が持ってきた、本人の二倍以上はある、その刀。

小柄な外見に似合わず、新人達よりは強いと言うのは、本人の談。

謙遜しているのか、なのはには敵わない。

フェイトより、遅い。

と、本人は言っていた。

とは言え、なのは等が一度、瑠璃を見たとき、言い様のない何かにとらわれ、瞬きする事すらできなかったらしいが。

流石は、スサノオの巫女とでも言うべきであろうか。

人の集まる、ラウンジと通路を合わせた場所に出る。

そこで、燈也は、瑠璃に、飲料水を与えた。

今は、ここで休んでから、と、言うことのようだ。

「それで・・・ティアは・・・?」

「地上本局に・・・奴等はいるよ。」

「で・・・お父様」

気付いているのだろう。そう、問い掛けるように。

「・・・さっきから、殺意を向けた・・・」

「わかっているさ・・・何か、ようか?」

燈也は、後ろを振り向いた。

見たことはあると言える姿では有ったと言えるが、全く持って、印象が薄い。

「貴様の数々のこれまでの問題行為・・・我々執行部は許さぬつもりだ。」

管理局の中にある執行部。

魔導師を裁くために、それは存在している訳だが、犯罪者の拷問も、この執行部の担当という訳である。

故に、彼等より下の階級を持つ人間たちからは、忌み嫌われてしまっている訳だ。

そして、今回は、最も嫌みな上司から嫌われている燈也のこれまでの行動に、対して、執行部の上の人間が動き出したと言う訳だろう。

このようなことに金を使うくらいならば、他の部署に金を回せと言うのが、彼の通りなのだが、言うことを聴かず。

評議会と言うメンバーが彼等に予算を回していると言う事実もある。

「仕方ないね・・・それ以前に、僕は・・・クロノ提督の部下なんだけどね。それ以前に、此処・・・何処だか、わかってるよね?」

「貴様!!」

余裕を見せつける燈也が気に入らないらしい。

本局でも構わず、デバイスを展開し、戦うことをする相変わらず、戦うことの出来ないバカな連中だと、呟きながら、燈也は二つのデバイスと、二つの懐園剣を融合させた。

そして、教科書どおりの動きを見せるが故に、非常に読みやすい。

「お父様・・・ここでは・・・」

「良いよ。別に・・・!!」

二つの懐園剣を燈也は鞘から抜刀した。

「きなよ。」

まるで、我侭な子供を見下すかのように、燈也は、目の前にいる男達を眺めた。

「斬るよ?」

言って時点で、既に、それは動いている。

「お前たちに本気を出す必要も無いしね。」

燈也は、一気に執行部の集まる人間たちに駆け寄った。

とは言え、連中には燈也の走る姿は見えていないようだ。

閃光が、何回か、本局のこの通路を駆け抜けたとき、女性局員の、悲鳴が走った。

その悲鳴の意味は、斬られた訳ではなく、衣服が下着を含めて全て斬られてしまっていると言うことだ。

燈也は、容赦無く、執行部の人間たちを切り捨てた後に、瑠璃と共に、地上へとディメンジョンした。

「気が覚めたな・・・」

「お父様は・・・」

少しでも、父親らしい行動をし、燈也は無事、地上へと降り立った。

そこには、

「ティア・・・試験中か。」

巨大オートスフィアを、破壊したのは、スバルだったか。

この自体に、瑠璃は、ティアナ・ランスターが如何なる状態であったのかと、悟る。

足を負傷。

とでも、言ったところだろうか。

破壊した後に、無事にゴールとでも言ったところだろうか。

「ふむ・・・流石だね。僕たちも行こうか。」

「はい。お父様・・・」

ゴール付近に、燈也と瑠璃は、降り立った。

気付けば、そこに、なのはがいる。

スバルは、なのはを見て、感動したような顔をしている。

ティアナと言えば、

「久しぶりだね・・・ティア・・・?」

「燈也隊長・・・?」

「あぁ。」

「と、言うことは・・・」

「今回の機動六課も・・・君と一緒の部隊という事さ。」

「え・・・?」

何を、言っているのかを、理解することは出来たが、その隣にいる、瑠璃は

「ティア!!」

「ヱ、と・・・ルリ!?」

「ティアお久しぶりです!!ティア!!」

瑠璃は、突然、ティアナに抱きついた。

突然のことに、ティアナは対処がすることが出来ず。

「ちょっと・・・瑠璃!!」

「スバルは、適当に、柱にでも抱きついていれば良いじゃないですか。」

「は、柱!?」

そして

「瑠璃が来た目的って・・・」

「君のパートナーって所かな。」

「わ、私の・・・新しいパートナー!?」

「、私では・・・ご不満ですか?」

「そうじゃないの・・・少し、驚いてるだけ。」

とは、言った物の、状況、理解できず。

さらに、最後・・・ティアナに止めをさした言葉は、

「私は貴方を・・・愛しています!!」

「はいぃ!?」

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