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ACT-ⅣⅩⅤ「裏切り」

基本、全員主人公です。第4部になると。
無理やりに見えるけど・・・
でも、手直しも面倒くさい。
ティーダは妹のために裏切るけどちょっと、無理あっかなー・・・
アリシアは弟のために裏切るけど、もう、それで良いかなー・・・
自己満足。自己満足。


「貴方は・・・何をするつもりなのか?」

氷の奥にある、紅の心。

ある程度は理解できているつもりだ。

「何をしたのか?私の、天使たちに・・・」

何も言わない。

しかし、以前は、語ることすら出来なかった、この地獄の中で確かに活性化している。

天使たちが破壊されてから・・・初めて、それに気付いた。

そのような事など無かった筈であるのに。

従来の、天使とは違う。

中に、何かを埋め込まれているかのようにイエスの力でも、取り外せないような、かつての父なる唯一神ヤハウェは、その中にイエス自身が封印したというのに、何故・・・過去の戦いで・・・封印した筈の、自身の父。

何故、封印したのか。

それは、黙示録・・・

そのシステムを、天使のラッパと呼ばれる破滅のシステムを作り上げ、如何なる時でも殲滅できるようにしたからだ。

それらのシステムを解体し、13体の天使に与えたのが、イエスの私兵となって生まれ変わった巨大天使だ。

本来の能力では存在しないはずのもの。

何故・・・それが、存在しているのかすら、イエスという男でさえも、当時は解らなかった。

「しかし、貴方は・・・・」

天使の破壊から、活性化し始めている。

この、氷の牢獄を破壊するかのごとく、活性化している。

全能なる、唯一神。

全ての神話の神々は、本質的には神ではなく、唯一神が生み出した天使の一つなのだ。

初期に作られたのは、自らの一つの最高天に近い能力を有した天使…所謂、現存する限りのテスタメントでは、イザナミ、スサノオ、アマテラス、ツクヨミの三柱である。

一つの能力が、唯一神に近い能力を与えられている。

例えば、スサノオは、その破壊力。

その破壊力は、ある程度のものを意図も簡単に破壊する役割をもっていると言っても良いだろう。

故に、強い。

本来の出力の話ではあるが。

それらを含め、何体かのプロトタイプとしての天使が作られ、それをもとに、全ての神話の神という名の天使が作られ、そして、一度は戦いによって消滅した筈のスサノオ達が抜けた穴を埋めた13大天使に、13分割したシステムを取り入れ、今の形ができた。

元より、自らの手で再生させた、13大天使は、既に、自分の中にあるはずでありながら、何故・・・氷の中にいるこれは、覚醒する。

覚醒しようとする。

イエスの中で、初めて産まれた、焦り・・・

「まずいな・・・」

「その奥にある物かしら?」

イエスの焦る顔を陽子が初めて見た。

その感情からして、何があるのか、容易に創造は出来ないが、イエスの焦りから見て、ただ、それが嫌な物であると確認できた。

「それが解るのか・・・」

舞い降りた、一匹の黒猫。

それが、黒い渦を巻き、真の姿を見せる。

それは、女。

女の姿だった。

イエスは、その姿を知っていた。

その姿は、記憶の中にある。

神産み・・・それを扱う事の出来る能力。

スサノオ、アマテラス、ツクヨミを生み出した神。

全ての日本神話の神とでも言うべきだろうか。

その人である。

「イザナミ・・・」

その女、イザナミの神人。

「何か、ようか?」

「もう、終わりではなくて?」

イザナミの女は、既に、何年生きた。

「君は・・・何故。」

「あの子を迎えに来た。」

そして、

「良く廻った。」

「廻る?」

「ベルカの女が持っていたアマテラスの力が、我等の力に廻ったと言う事だ。」

悠介、瑠璃、知世。

「かつての、アマテラスを欠いた戦い・・・私は、神産みの能力で、彼らを完全なる神人とした・・・あれは、間違いだったのかしらね。」

「あれは、どのみち、私がお前に手伝ってもらわなくとも、イエスとしての、私としての人格は芽生えていたさ。」

既に、

「私の中にこの、分裂していた人格は消えかけている。」

そして、統合され、イエスの性格。

女は言う。

「既に、アマテラスの行った史実のイベントは、単なるまやかし。既に、あのビブロスとの戦いで、神々の繰り返しは終わりを継げた。」

「だから?」

「もう、終わった筈なのよ。ただ、貴方は、また・・・新しい神話の歴史を作ろうとした。」

「そう・・・だね。しかし、これは、誰かがやらなければならない。人は、増えすぎた。故に、愛されないものも、増えすぎた。」

「それは、貴方の意思なの?」

「どうだろう。」

しかし、

「天使の反乱は私の命じた事ではない。」

「それはなに?何なの?」

背後にある氷。

これは、

「まだ、生きているのさ。」

そして、

「私は・・・」

「貴方は・・・それをするつもり?」

「どうだろう・・・私には解らない。」

ただ、

「消すべき世界は、全て、消す。そして、理想郷とする。君の作った、世界のようにね。」

「そう・・・あれは、心が痛む。私は、そうでもしなければ、人間は忘れないと思ったから。」

「かつての、人間の愚かな行為を全体的に・・・」

神産みの能力によって、世界を作り出せる、一種の創造主に近付く事も可能となった。

天使を作り出し、園世界を守護し、最終的には、天使を元の姿に戻し、後は見守るだけの存在となった。

「貴方は、優しい人よ?それが、できる?」

「そのために・・・既に、慈悲は置いて来た。」

ゆえに、ノアの大洪水と同じ事を、それ以上の規模で出来る。

「それは、本当に貴方なの?」

怪訝な顔を浮かべながら、陽子は目の前にいる男に聞く。

「私は私だ。」

「貴方は・・・」

「ならば、許せるというのか?」

「君の世界には、私が最も、いらないと思うものが無い。」

あるべき科学というのは、言葉通りの世界の平和と調和。

地球から、火星まで行く技術。

地球の環境をクリーンにする技術。

火星をてらフォーミングする技術。

もう一人の自分を作り出すのではなく、与えられた残り少ない死の時間を実感しながら生きる者達。

超常的な力に立つのではなく、人はただ、人である世界。

生命を冒涜するかのごとく、無から、人間の身体を・・・いや、神の所業を行わない人間達。

機械まで埋め込み、脳を取り出してまで、生かすのではなく、人としての一生を悪あがきする事無く、ただ、生涯を閉じる。

「それは、人として、理想の世界だよ・・・」

しかし、

「君の世界ばかりとは限らない。」

その、生命の冒涜を最も、行っているのが多い。

無から、人が科学によって、生命さえ操作し、醜いものに買える。

無から人を作り出すのは神の所業。

人は絡み合い、精子と卵子を結合させる手段のみで子供を作ればいい。

しかし、いきなり、無から成人を作り出し、天杖、人を殺す道具にまでする。

無闇に人を殺し、その生命力を使い、他者を蘇らせる。

愚者とする。

生命を玩具のように弄ぶ。

それが、ミッドチルダを含む、他の世界。

人は間違った形で、科学を発展させすぎてしまった。

その報いを受けるのが、今なのだろう。

「神の前では全てが公平ではないの?」

「人の世であれば。」

しかし、培養液等を使用し、作られた人は人ではない。

それは、人形だ。

ある種、人の命と輪廻を司る子の女。

イザナミ・・・神産み。

いや、唯一神がいる前では、彼女の力は天使産みとでも言うべきだろうか。

彼女も、そのように作られる人は好きではない。

ただ、出来るだけ、そういうのは作るべきではないだろう。

消滅させるものではない。

彼女の世界にそれはいない。

しかし、いるのであれば、それは、生きている事になる。

神と同じ人間と、神に等しい存在となった人間。

両者はただ、此処で話すのみ。

「輪廻を・・・人の命を操作するのは神の役割・・・」

神の子は世界を選ばれた民のみを残してのリセットする。

神の子たるイエスには、それを行う事は与えられている。

「貴方の言葉に・・・嘘は無いのね。」

その奥を探ろうにも、神の子の中に嘘はなかった。

いや、単に、覗けなかっただけなのかもしれないが。探ろうとしても、その奥を探る事が出来ない。

常に、光で覆われているような、白一色の世界と、陽子は表した。

覗けない事に、チッと、唇を噛み締めた。

「ゼウスは、いるんでしょ?」

「あぁ。このフロアの向こうにいるはずだ。」

「そう・・・」

「行くのか?」

「さぁ?私が手を下す事ではないでしょう?」

そうは言いながらも親心のようなものから、自分の中で・・・消すのは自分だと。

「解っているのだろ?」

「眠れないのよ。」

あいつがいることが・・・不快・・・ただ、そう、思い、陽子は場所を移動する。

感じる事ができる。

嫌でも、感じる事ができた。

そこに奴がいると、解った。

そして、そこには、

「ゼウス・・・」

「陽子か。」

一瞬、陽子の中で不安が生まれた。

欲望というそれが、存在しない。

ゼウスという名の、独特の欲望を感じる事が出来なかった。

「本当に、ゼウスなの?」

「あぁ。信じられないだろうけどな。」

「えぇ。貴方は・・・私の子供達や親友を殺したわ・・・親友まで・・・カサンドラを使ってまで・・・そして、あの子の子供を・・・」

「タケル・・・と、言ったな。」

「えぇ。」

「すまないことをしたと、思っている・・・」

「何があったの?」

死ぬ筈の無い神を殺したことで恐れられる。

殺され、復活した事によって、何かが欠落したとしか思えなかった。

それほどにまで、今、目の前にいる敵は、気持ち悪かった。

いや、この状態のゼウスを、敵と見ていいのかすら、わからなくなる。

「どうした?討たないのか?」

「敵意を感じないのよ・・・あんたに。」

嫌味なまでに、殺す気を削がれてしまった、この女は、ゼウスを睨む。

「あんたは、本当にゼウスなの?」

「あぁ。お前を蘇生させた、ゼウスだ。」

かつての、人間の欲を、何を思うのか。

「ゼウス・・・ナニヲシテイルノカ?」

「っ・・・!?」

天使の存在は、拘束具・・・

その意味を、解る事になる。

天使の破壊・・・

それは、誰も知らない、イエスも知らない事。

天使は、イエスの私兵であるはずだったのに。

その、父が騙す、一つの手段。

「私を・・・支配するな・・・」

それだけ、言いながら、ゼウスは陽子から遠ざかる。

ただ、今は、誰の顔も見たくない。

そう、言いたいかのように、一人、消える。












「主より、妹が先だ・・・俺は・・・」

裏切り。

イエスが処刑される日、弟子達は、全員、イエスを裏切った。

「裏切るのか。等々、イエスを。」

「裏切る・・・?」

「そうだろう?天使の破壊はイエスの裏切りと同じだ。」

「ルシファー、からかって、楽しいか?」

「楽しい?違うな。お前の妹を助けるという決断が誠かを確かめているだけだ。」

「何?」

「それは、そうだろう?今まで、敵として、苦しめてきたお前が、突然、妹と共に戦うというのだからな。」

敵・・・

「しかし、それでも、妹は俺の家族だ・・・・・・」

例え、それが、裏切りになるのであれば、主は許してくれる。

「黙れ!!俺は、俺は、やる・・・!!」

焦り・・・

ティーダ・ランスターから、出ているのは焦り。

冷静さを失い、そこに現れたのは焦りだった。

今までに見せなかった焦りをティーダ・ランスターは見せていた。

「ティーダ様。」

「天使を破壊するテスタメントの破壊を。」

「ザガアル、ザガエルか・・・」

良く似た、双子の天使。

そもそもはイエス・キリストを護衛するために新たに呼び出され、その為ロイヤルガード・アンゲルスノイドと呼ばれる。

アンゲルスノイド・・・テスタメントとは別の呼び名。

両天使の基本的な強さに差はなく、差異はその服装と呼ばれる装甲服と、肩から斜め上に突き出たアーマーの向きのみである。

ザガアルは銀色と青色でアーマーは右肩、ザガエルは銀色と赤色で左肩にアーマーを装備している。

「下がれ。お前たちの排除しようとしているテスタメントには、俺の妹がいる。」

「しかし、大天使様から・・・」

「俺の上のいるのは、大天使ミカエルじゃない。主、イエス・キリストだ。」

故に向かう。

イエスから、テスタメントの排除の命令は受けていない。

おそらく、天使の状況に、対してイエス側のテスタメントは今頃、離反者側についているはずだ。

「悪いが、断る。」

「しかし・・・」

「なら、やるか?」

既に、この言葉で、采は投げられたといっても良いだろう。

その言葉を、純粋に、戦闘の了解の意味として、二体の天使は受け取った。

「「っ・・・ミカエル様の反逆者・・・」」

いや・・・

「ミカエルというのは・・・建前か・・・誰がいる・・・!?」

一度、エリスとセレスの二人との戦いと比べ、機械的な言動が強い。

何も無かったように見えたが、精神に光は忍び込み、天使を蝕んでいた。

「消えろ。サマエルでも、ベルフェゴールでもない、ルシファーたる、俺の力を見せる時。」

「結局、使うのか?」

「悪いか?お前を利用することが。」

「別に。面白いから、良い。好きにしろ。」

さぁ・・・

「滅びを受け入れろ。」

ティーダは虚空から、ジ・ハードを召喚し、それに相応しい形へと転生させる。

ティーダが、ジ・ハードを数回転させ無数のルーン文字が現れて消え、同時にルシファーのエネルギーで全てを破滅させる。

その力は一つの世界即ち星系一つを消滅させるほどの威力と見てもいいだろう。

この場合であるが故に、抑えたが。

それを受けた、二体の天使は、抵抗するまもなく、この、アルハザードから、姿を消し、そして、此処からいなくなった。

しかし、それと同時に、周りに現れる、量産型の天使。

「何故、主は何も言わない!?」

しかし、ティーダの身体はそれよりも先に動き出す。

今は、ティアナではなかったのかと。

しかし、

「お前達を破壊する・・・」

ティーダを中心に、魔法陣が広がり始めた。

再び、魔術を扱う。

この強さは、未だに、未知数とでも逝った所だろうか。

魔術を行う前のティーダは、その神秘さゆえに、美しさがある。

両手に二つのエネルギーがたまり始め、静に、ティーダは目を瞑った。

勝てる・・・

ただ、それだけを口にして。

「ディープ・ウォールシー!!」

右手は、天を掲げ、水平に右手から波状エネルギー波と球態をぶつけ、

「エンドオブシェイキング!!」

右拳を上に挙げ、エネルギーを集中。

その拳を正面に叩き付け、球状のエネルギーの塊を地面を抉りながら解放しぶつける。

ルシファーの力を得たことによって、二つの完成しきった、惑星級の技が敵の天使を全て、討伐した。

破壊・・・破壊・・・破壊・・・

「ティアナも、瑠璃も・・・俺が、守るんだ・・・」

不安定な心。

しかし、人間とは、そういう、不安定な心を、完全なる悪と、偽善を持つからこそ美しい。

ルシファーは、ただ、そういう人間が自然消滅するのを、見たかった。

何れ、滅びるからこそ、人は美しいのだと、ただ・・・

「俺は・・・」

「お前は人間だ。」

「人間か・・・・・・?」

「充分に。恩人を捨ててでも妹に走るところが特に。」

「俺は・・・人間・・・・・・?まだ・・・・・・」

「単に異常な力を得てしまった人間だよ。お前は。」

事実、神となったのは

「イエス・キリストのみだ。お前は過去の力を継承しただけのイエスの弟子。そして、そのイエスの弟子は裏切る。」

「・・・・・・まだ、人間だった?」

「人など、そう簡単に変わるものじゃない。」

一種の見極めも全て。

葛藤無く、ただ、妹のことが大事だった故に。

病的に妹を思うが故に。

「さて、ティーダ・ランスター。君は、どうする?主に背いて妹を助けるか、主の手足である天使を壊すか。」

「決まっている・・・」

「ほう・・・」

「妹を助け俺達が主の手足になるだけだ。」

「・・・まぁ、お前らしい。」

つまらない答え・・・などと、思いながらルシファーはティーダを動かす。












「後ろから、二機といった感じかな・・・」

既に、ある程度の天使は倒した筈だった。

それでも、敵の数は多い。

「ラー・・・」

「あれは・・・」

「ミカエルに、ラファエル・・・?」

「二体の大天使か・・・」

「えぇ・・・」

ゼウスは天使として蘇生。

「ゼウスとバラバを含めて・・・後、数体か・・・」

「えぇ。でも、バラバは天使ではなく、テスタメントとして蘇生された感じがする。」

「そう・・・?」

「うん。」

エクス・・・

「勝てる?」

機神は強い。

ファイザリオンは強いが、それでも、ミカエルとラファエルの二体はそれを凌駕するといっても良いだろう。

どの道、本来の大天使・・・

「ミカエルはアマテラス・・・ラファエルはツクヨミの力を感じる・・・」

「はは・・・本出力の二体か・・・」

「ですが、単なるコピーだよ・・・ティア。私とティアの二人なら・・・」

「えぇ。絶対に、勝つわ。」

ミカエルとラファエル・・・美しいものは、残酷なまでに敵となる。

美しいものが世界を、人をも滅ぼしてしまうのだ。

その二体と対峙した時、全身から針状の黒い光線を放つ

「ちぃ・・・!!」

ファイザリオンが一瞬、回りながら、攻撃を避けた。

「早い・・・!」

「これでもアマテラスとツクヨミと、いうこと・・・!」

ムーンフレア・・・全身から、放出されるのと同時に、ミカエルが刃を向ける

「陽光斬!?」

「フィールド展開・・・!!!」

それでも、陽光斬は強い。

フィールドを貫き、ファイザリオンに衝撃を与える。

相手としては、まだ、本領発揮ではないか。

「アマテラスのコピーと言う事だけは・・・!!」

「でも、私にも、持ってる・・・」

しかし、ミカエルだけに気をとられていると、後ろから、ラファエルが襲来する。

「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」

「ラファエル・・・・・・!!!」

今、此処で、呼び出すことはできるだろうか。

ドラグリオン・・・

「それでも、彼は・・・!!」

解ってはいるが。

天使か、それ以上のものと戦闘しているか、そのどちらか・・・

来ている。

「助けなどより・・・私は、貴方と一緒なら・・・」

「えぇ・・・ワルキューレ・・・!」

ここで、二対を相手しなければならないだろう。

全てのワルキューレを上下左右に動かし、カグツチまで射出。

この場合、ティアナは、ワルキューレの制御にかかり、瑠璃は、ファイザリオンのコントロールに移る。

巨神のコントロール・・・ティアナのコントロールを除き、ティアの技が、瑠璃の中に描かれる。

真の意味で、搭乗者同士が一つになった状態であると言えるだろう。

二人の考えが、完全にシンクロし、共有できるシステム。

これが、できるのは、人に、お互いに愛と言う感情が有れば、可能になることであるが、お互いの暗い部分をも、知ることになる手段とでも言うべきだろうか。

初めてで会ったときから、ずっと、そこから、悲しみを分かち合い、そして、パートナーとなり、恋人同士となった。

お互いに、知らない事など、あるのだろうか。

この、共有している時間でさえ、相手のことが愛しく、そして、愛する。

プラトニックから・・・

「瑠璃・・・」

「ティア・・・」

芽生えたのは、お互いが同じ境遇である事を知ってからか。

いや・・・

それよりも・・・

「「お互いに愛している・・・それで、良い。」」

ワルキューレが、カグツチが動き出し、ファイザリオンがアマテラスの光を纏う。

ワルキューレ達が、その手に槍を持ち、ティアナの意思の元に、動き回る。

ワルキューレが、ラファエルの動きを拘束し、他に機神はミカエルを攻撃する。

悠介譲りの抜刀術で、一瞬のうちに、太刀を装備した後に、流れるように、敵を避けながら、刃に力を注入し、近付き、そして、一つの抜刀で全てをミカエルを消そうとする。

瑠璃の一撃は次元を切り裂くかのごとく、時空断層が現れるものの、ミカエルは、まだ、生きていた。

「グラン・フォールダッシャー!!!」

アルハザードの地面を抉りながら、大量の砂の波が襲い掛かるも、全ての攻撃がキャンセルされるのと、同時に、アマテラスの光がファイザリオンを殺そうと、別の何かが、動き回り破壊する。

「ミカエルか・・・!?」

巨大な何かは、ミカエル自身であり、それが・・・強大なものとなる。

「っ・・?!?」

「ティア!?」

「ワルキューレが、破壊された・・・」

「そんな・・・」

同時に、背中に、生暖かく、突き刺さるものがあった。

ラファエルの刃が、ファイザリオンを、突き刺したのだった。












「燈也!!お止まりなさい!!」

エルヴェリオンの背後に、姉がいる。

姉の駆る天使・・・アリシア・テスタロッサのメタトロン。

「姉さん・・・!」

言われたとおり、燈也はそこに降りた。

逆らえない。

逆らえない自分が、そこに存在している。

好きな姉の言葉、アリシア・テスタロッサの言葉は、トウヤ・テスタロッサを止まらせる。

力が戻っても、自分より危険で愛する姉存在。

今、自分が機神に乗っていようともだ。

アリシア・テスタロッサには逆らえない。

「姉さん・・・!?」

何も出来ない。

ただ、此処にいるだけで良い。

「くそ・・・!目の前には・・・」

「だからこそ・・・あれを餌にする。」

エルヴェリオンとメタトロンの対峙。

倒すべき相手は、此処に存在しているのか。

ただ、恐怖を思う。

目の前のメタトロンという存在に何をするのか。

恐怖を抱くのは、姉だからか。

いや、姉は尊敬しているし、誰よりも愛している存在だ。

姉すら、アリシア・テスタロッサと娘達さえいれば、全ては、もう、何も、何もいらない。

故に、姉の言うとおりにしようとしている、悠介のように女に依存している自分がいるが、それも、悪くないと感じ始めていた。

好きな人に頼りにされるだけで・・・これほど、嬉しいものはない。

あのメタトロンという天使も、はるかに性能のいい天使なのだろう。

アリシア・テスタロッサが乗っていたという時点で、さらに、爆発的な力を有している。

今、此処は、戦うより、

「取り込んだほうが早い・・・よ。」

「あぁ。」

トウヤも流石に、同意。

感じる事が出来た、アリシア・テスタロッサのメタトロンの力は強大だ。

「何をしているの?貴方・・・来なさい。」

静かな言葉の中にある怒りとでも言うのだろうか。

圧倒される、その言葉に、燈也は息を飲んだ。

メタトロンの中では、一瞬の主への恐怖。

今まで、優しかったアリシア・テスタロッサが敵意を向けられることが、此処まで、恐ろしいのかと思う。

故にメタトロンは翼を展開し、エルヴェリオンを包み込む。

さらに、異空間の繋がり。

目の前に現れるのはメタトロンと融合したエルヴェリオン・・・

「姉さん・・・」

「これで良いのよ・・・。」

ただ、それだけを

「姉さんは・・・なんで、裏切った?」

「お父様は好き。でも、私は愛するの貴方の力になりたい。それだけ・・・メタトロンを使ってね。さっきも、アルフに噛み付かれたけど・・・ちゃんと、言わなければダメね。」

意味なく、苦笑するアリシア・テスタロッサ・・・その奥には、メタトロンが吸収した、高町なのはと、フェイト・テスタロッサ・ハラオウンを見る。

メタトロンは、自分の制御下に有るとは言え、完全に自立しているが故に、二つのリンカーコアを取り込んでいる。

今、それをあらわすことは無いだろう。

言えば、鈍る。

「それとも、私と戦う?」

「・・・無理だ。勝てない。」

「そうね・・・あなたは優しい子だもの。お姉ちゃんだから・・・って言う、単純な理由ではなくて愛している人だと思ってくれてるのね。」

「うん・・・好きだ・・・アリシア・・・。」

「良いわ。最高に聞きたかった答え・・・今の言葉だけでトウヤを愛している自分に完全なる自身が持つことが出来たわ・・・愛しているわ。お父様よりも、ママよりも。」

「裏切る事になるんだよ?」

他の誰でもない、父に。

「構わないわ。お姉ちゃんはブラコンだから。」

「簡単に・・・捨てられるんだね・・・」

「そうね・・・。私の単純な部分は変わってないのかも。お父様には、娘らしい事をしたけど、今は弟を助けるお姉ちゃんらしいこと、してないから。」

メタトロンは、これを、なんと見たのだろう。

エルヴェリオンはアリシアのメタトロンの身体を取り込み始めるも、突如、メタトロンのコアが浮かび始めた。

「まさか・・・」

「離脱か・・・」

コアのみの離脱。

抜け殻とかしたメタトロンの体は全て、エルヴェリオンに取り込まれるものの、コアもエルヴェリオンに接触したが故に、そこにいるのは、エルヴェリオン。

目の前にいるのは、エルヴェリオンである。

「吸収したのか。」

「良く、冷静でいられるわね・・・。」

「最高のパートナーがいれば、そうも、なるさ。」

ある種の極のテスタメントが2人いる分、エルヴェリオン側には、まだ余裕がある。

メタトロン・エルヴェリオンにしては、中に人間はいないが故に、性能としては、まだ、だと、燈也は踏んだ。

アリシア・テスタロッサ、トウヤ・テスタロッサ・・・2人の死の力を持ったテスタメント、2人が乗り込み、戦うだけ。

「勝算は?」

「負ける気が、しないのでしょう?」

「そりゃぁ・・・」

「なら、聞く必要も無いんじゃない?貴方は、ママの力を持っているのでしょう?」

「まぁ・・・ね。」

マキシマム・・・

この状況から、人を救うためのものであるといってもいいだろう。

















その龍の様な外見は間違いなく、リヴァイアサンだった。

ここまで、攻撃を仕掛けてくる。

それは、この世界を破壊すれば

「イヴは死ぬ・・・!!」

その長き命を砕くことができればいい。

「神の怒りを盛った7つの器・・・か。」

大天使が、それだ。

余分にある七個のものは、イエス・キリストが作ったもの。

迫り来るリヴァイアサンを破壊して、その次に来るのは、

「何だこれ・・・!?」

過去に戦った物。

悠介が戦ってきた物が次々に襲いかかる。

「そうか・・・この世界、奴が創り出したものであるのなら・・・あいつは神に等しい・・・」

それならば目の前にいる敵はなんだ。

何故、独自の勢力で、出て来ない。

悠介は、その中で最も最適な答を考える。

何がある。

いや、良く良く考えてみれば、それは、簡単な答だ。

「俺の記憶を読んだな・・・」

だからと言って、

「バカな・・・これだけで・・・」

戦っているのは、悠介の記憶の中。

今まで戦った鬼、ビブロス、天使・・・

「冥牙・・・」

スサノオとしての全ての力、それでも、この空間を全て破壊するまでには至らずとも、この世界のコアをクロノは見た。

「斬らせてもらう・・・!!!」

その巨大な太刀は、より、巨大なものとなり、イヴの世界の核に向かって、死の刃を差し込んだ。


グァッシュ!!!!


何十層もの、魔法障壁を意図も簡単に突き破り、イヴの世界のコアを破壊した。

コアから、イヴの返り血が噴出し、ブレイディオンはそれ全身に浴びる。

全ての血が、ブレイディオンに付着した時、世界は消滅した。

ブレイディオンはその自らの顔についた血を取り除いた時、勝利の証として、咆哮を上げた。

「これは、反乱・・・?いや、洗脳なのか・・・?」

ただ、悠介は、ブレイディオンの核の中で呟いた。

「アダム・・・」

悠介は、その名前を呟く。

人類最初の人間でありながら、一つの、実を食べただけで、神の怒りを買った男。

「来るよ?」

「あぁ。」

蘇った記憶の中にあるブレイディオンとは、違う。

それは、全ての意味で、前のブレイディオンを上回ったからだ。

「強き力に満ち満ちて・・・」

「そうだな。」

「悠介・・・あなたは、スサノオに・・・!!」

「その時か。知世、頼んだよ。」

「うん。悠介・・・」

ブレイディオンのコアの中では、悠介が操り、知世は力の制御を勤める。

「良いだろう。来い!!」

ツクヨミとしての知世が目覚める時、悠介の真の意味での最終形態、スサノオが目覚める。

「我が名は・・・スサノオ・・・」

落ち着ける。

これは、ツクヨミのなせる、いや、愛によって生まれたスサノオとしての本当の姿。

「悠介・・・」

「知世・・・」

アダムが、ブレイディオンに向けて、自らの体を槍に変化させ、襲い掛かるも、ブレイディオンの放出している絶対防御フィールドの前では、アダムの槍は分裂し、拡散する。

「簡単には・・・やられるわけにはいかない。」

巨神の中で、最も、強く、そして、世界を創造することも可能となるその巨神。

簡単にはやられない。

相手が、人間の器を捨てた悪魔であろうともだ。

アダムはもう一度、人としての形となって、背後に近づき、両の腕をパイルバンカーに変化させ、ブレイディオンの両肩を破壊しようとしたものの、気づけば、そこにあだ無能ではない。

不自然な格好に、アダムは自分の両肩を見た。

肩から、全て消えている。


バシャーン!!!


バシャーン!!!


同じ音が二回聞こえた。

その音に反応し、アダムは音の下方向を見ると、そこには、アダムの両腕が落ちていた。

ブレイディオンには、両の手の甲から光の刀剣がでていた。

「輝光剣・・・瞬斬・・・」

その名の通りに、光り輝く剣が、一瞬にしてアダムの両の腕を斬りおとした。

一度振り返っただけで。

これが、世界を容易く破壊することの出来るスサノオの力。

正に、鬼神の力と言えよう。

「両の腕が再生する前に・・・」

アダムのコアを潰す。

躊躇いも無く、輝光剣でアダムを潰そうとした時だ。

アダムが、それを真似して輝光剣を創りだし、ブレイディオンに攻撃を仕掛ける。

単なる真似事にすぎず。

アダムは全速力でブレイディオンを破壊しようとするもそのブレイディオンはそれより早く、懐に入り、巨大な魔力球を拳で包み込み、打ちだして攻撃、鳩尾部分を殴りつけた。

インパクトキャノンの発展型

「時空の彼方に消えろ!!!!!!」

その名も

「インパクト・・・」

「クラッシャー・・・!」

その拳の先端から、夥しい光が放出し、アダムを時空の彼方に消し去ろうとした時だ。

アダムはギリギリで時空の彼方に飛ばされるのを避けた。

「まだ、足りないと言うのなら!!!!!」

ブレイディオン・・・飛翔

全ての修羅が集いし時に悠介の最強の大太刀、神殺は覚醒する。

「七聖神霊冥殺として・・・・・・!」

その刃を覚醒する時、次元をも切り裂くことが可能となる。

「伊達にブレイディオンは・・・」

「神じゃない・・・!」

ブレイディオンが飛翔し、そこから現れる、虹色の光は七聖神霊冥殺が、ミッドチルダの次元を切り裂いている証也。

成層圏を突き破り、アダムとすれ違い様に、七聖神霊冥殺を振りかざす。

しかし、手ごたえは無い。

まだ、生きている。

「セインクリッド・・・」

「クラスター・・・・・・!」

ブレイディオンは魔力球を飛ばして攻撃する魔法。

アダムは避けようとするが、途中で拡散し、逆にそれがヒットする。

しかし、アダムとてそれは覚悟していたようだ。

セントリッククラスターを喰らったとしても、あえてそれを受け流す覚悟でブレイディオンに迫る。

「まだ・・・行くよ・・・!」

それに呼応するかのごとく、

「ソウル・オメガ・・・」

「ディストラクション・・・!」

ブレイディオンの両肩に、光集束レンズが展開され、そのレンズから、アルハザードを包み込むが如く、巨大な光の柱が放出される。

すぐに、アダムの、見える部分に向かって、両の手をあわせて巨大な光の魔力球を作り出すのと同時に、ブレイディオンはそれを打ち出した。

打ち出すのと同時に、それが龍に姿を変えていく。

「鬼神斬零破・・・!」

しかし、これまでの数々の攻撃を喰らったとしても、相手はやられると言うことを知らない。

何度喰らっても、再生し、パーツが消費されたとしても、再びそれを再生する

「いい加減・・・姿を表せ・・・」

ブレイディオンのコアの中で、スサノオ・悠介は言う。

その言葉に応えるかのように、彼方より出でし一つの惑星。

それをブレイディオンは、腕を組んだまま、ただ、じっと見ている。

「あれ自身が、コアなんだ・・・」

「怖い?知世。」

「悠介と一緒なら・・・そんなことない。」

「いくよ?」

「うん。十束剣・・・それを、貴方に・・・」

十束剣・・・スサノオが持つことによって、全ての意味を覆す。

「月讀神輝・・・託すよ。」

「受け取った・・・」

知世が、聖母から受け継がれし二つの巨大な漆黒と白銀の翼が装着され、ブレイディオンは進化し、さらに、七聖神霊冥殺と月讀神輝・・・二つの刀が融合したとき、新たな力を呼ぶ。

二つの刃の柄を装着し、天聖神霊月輝・・・中心に柄を持ち前後に巨大な刃が装着された太刀となる。

「この次元の全てを切りさく・・・」

アルハザードには及ばぬ物の、その四分の一のサイズはあるといって良いだろう。

人が住むには、調度いいくらいだ。

それが彼方より現れる。

しかし、そのようなもので、悠介と知世は恐れない。

天聖神霊月輝を右手に持ち、その惑星に向かって、宇宙を駆ける。

「「ウォォォォォォォォォォォォォォ・・・・・・・・・・・・」」

その惑星から遅い来る敵を諸共せずに、その惑星の頭上ともいえる部分に、ブレイディオンはたどり着いた。

圧倒的すぎる。

その光の巨神、ブレイディオンは圧倒的すぎる。

「力を今、全て・・・」

「ここで解き放つ!!!!!!!」

「知世・・・」

「悠介・・・愛してる。」

全てに愛によって、二人が口付けを交わした瞬間、ブレイディオンから溢れ出る力は天聖神霊月輝とブレイディオンを包み込む。

七人の鬼神と呼ぶに相応しい人間達が力を一つにし、ブレイディオンは、この次元と共鳴する。

天聖神霊月輝は、生きているかのように、正に、宇宙を殺すことも出来そうな巨大な太刀となる。

「冥皇破神・・・!」

「聖天斬ッ・・・・・・!」

惑星の頭上を前の刃で一気に切り裂くのと同時に切り下げた瞬間、後ろの刃で切り上げる。

「アダム・・・」

「撃破・・・・・・・」

ブレイディオンは、アダムの核となる巨大な惑星形コアを破壊した後に、アルハザードの大地に帰還すると何か、嫌なものに、遭遇した。

「アダムも、イヴは撃破した・・・」

「何がある・・・」

二体の巨神は、アルハザードの大地に降り立つ。

ブレイディオンのコアの中で、知世は悠介に語りかけた。

「こうして、巨神の中で二人でいるのは初めてね・・・」

「ずっと・・・一緒にいたかった・・・知世に、こうしてもらって、俺は良かった・・・」

「変わりは無い思いに嬉しいわ・・・」

「そうだね・・・俺も、嬉しいよ。」

また、動き出す。

一つの行動・・・

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