フォクスライヒバイテは実に美しいデザインのロボットだと思う。まさに、アイシャ・ルーマーに相応しきGTMである。

なんやかんやで、ファイブスター物語を、まぁ、この10月に墓穴踏んだり、色々とやった影響でグルんぐルンする中で、そういうのを忘れるたびにファイブスター物語を一気に見て、正直、今月までは12巻しか持ってなかったんですよね。
原因ってのはまぁ、多くの人がFSSを諦めたというのがFSSの肝であるとも言っていい、巨大ロボットモーターヘッドがGTMに変更してしまったということなのよね。ただ、それでも、やっぱり物語はせめて魔導大戦の結末とか、そういう部分は気になってしまうものではあるんですよね。
だから、結局、もう12巻で良いかな?
って思ってたし、私以外でも、この変更によって、今は諦めた。話だけおっている。って人もいるけど、でも、改めて、MHにはないGTMの魅力と言うのがあって、これが永野護イズムなんだろうなーっていうのは見て取れるようになってくる。
しかし、13,14,15巻を購入したんですよw
なんやかんやで、もうやけっぱちになっていた部分もありますので。
購入して、読んだら、スッゲー面白いし、スッゲー、GTMもカッコよく映ってるし、設定もやっぱり面白いよね。ただ、もうこれでもついてこられるならついてこいや。
って人のが多いんだろうけどw
永野さん自身、それを自分が一番良くわかっているからこそ、それでも自分の色で勝負したい。ってのがあるんだろうからさ。まぁ、面白いから良いんだけどさ。
永野護っていう人はダサく作っているつもりは全く無くて、彼なりの所謂、ロック的な魂から生まれたかっこよさを貫いて、その過程でMHからGTMになっていったと、そういうことを思ったりはします。
所謂、2000年代とか、2010年代の前半のロボットアニメってあえてダサくしているデザインがあったけど、永野護って作者はあえてダサくしているつもりはない全力の
それが受け入れられるかどうかって言うと、結構、それは、LEDミラージュとか好きな人にとっては結構、微妙なところにあるとは思うんだけど、それはMHを長く見すぎてしまったせいであって、この今に対して挑戦している永野護を受け入れることが出来ないからでは?とか、そういうことを考えてしまう。
やっぱり、慣れてくるとかっこいいんですよ。

と、同時に、芸術品としての一面もあるからLEDミラージュとは違う美しさがあるのよね。この、作中では同一の存在であるツァラトウストラ・アプターブリンガーには。
ついでに、最近の単行本を未収録の話だと、MHからGTMに設定が変更した理由も、なんか、それなりのものがあるらしくて、まだ、そこは全体的に明かされていないけど、買うしかないなーってなってしまう。
後、やっぱりエルガイムのリメイクっていう部分も、永野さん的には引っかかる部分があったと思うんですよね。やっぱり、それだけでは物足りなくなってくる。
いつまでエルガイムに固執したデザインのロボットを出さなきゃいけないのか。って部分もあったと思う。
バッシュ・ザ・ブラックナイト=バッシュ
L.E.D.ミラージュ=ブラッドテンプル
ジュノーン=エルガイムもう見るからに、これらはエルガイムじゃん!ってなるし。
でも、それでもエルガイムのHMとは違う、MHのデザインの美しさに魅了された人の気持ちも解るから、あれなんだろうけどね。それに登場人物も基本は変わっていないし、GTM、これは、これで良いんじゃないか?
って思えて来たら、もう、永野さんに負けた。
ってことなんだろうなーとは思う。
これでも受け入れるよ。
面白いから。
って、なんやかんやで、13巻の序盤を読んでいただけで、そう思ってしまった。
結構、狡いよね。
みたいな感じになるのも個人的には解らないでもないよね。ここまで長くやってれば、エルガイム的な設定を捨てて自分オリジナルでやりたい。って思うのも解らんでもないのよな。
話自体は、エルガイムには似ているけど、全くにて非なるものになっているし、ここまでくるとライフワークになっていると、もういつまでもエルガイム的な要素は出来る限り捨てたい。
って思えて来るのも仕方ないとは思う。
コンプレックスに近いものになっているとも思うのです。
やっぱり、上記の部分もあるしGTMを活躍させる映画を作った過程で、それが美しいと感じたからこそ、MHに飽きて捨ててしまった。
っていうのもあるとは思うんですよね。


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この二つは形が違うだけで同じ(・ω・)実際、MH、代表的な部分で言えば破裂の人形とかあるけど、MHの根幹にある部分がかっこよさであるのだとしたら、GTM、カイゼリンやツァラトウストラ・アプターブリンガー、ザ・ダルマスの根幹にある部分は、やっぱり美しさなんだろうなーと思う。
花の詩女でのキャッチコピーは
「氷の女王・カイゼリン、それは美しくも恐ろしい」なので、そういうことなんだろうと。
うん。
その美しさの中に、かっこよさと言うものが生まれてくるんじゃろうなー。
んなことを思った。

いや、もうダルマスのカッコよさはやばいな。こいつ。
うん。
やっぱり、追いかけよう。
ってか、その前に作者がお亡くなりにならないように……永野さん、もう還暦近いしな……