
そんな感じで、龍が如く7を終わらせました。
大雑把な評価を言うと、歴代シリーズの積み重ねという部分もあるんですが、それ以上に、やっぱり、これを初心者から入った人から見ても、0か、7か。
で、どっちかが最高傑作で分かれると思うんですが。
個人的に、龍が如く7は歴代ナンバリングシリーズで一番の傑作だと思う。さて、真ぁ……
色々と賛否両論な部分はございますが。
一応、外伝を除いてほとんどのシリーズをクリアしたりとか、まぁ、そういう部分があるんですがねーそこで、主人公が桐生一馬から、春日一番に変わる。
って部分と、ゲームシステムで大きな批判を受けたりはしたんですが……
特にですね。
まず、システム、話、新主人公、サブキャラの四つの項目で分けようかと。
ってことで……
・新主人公・春日一番
私は、春日一番って言う主人公は凄い好きですね。高一緒になりあがっていくシナリオを見る度に、この性格や明るさ、最初から、愚直なまでに尊敬している人の為に尽くす姿と、仲間たちと出会いながら、成長して最終話まで行く姿は本当に良い。
正直に言えば主人公の変更に関しては、桐生一馬は主人公をやり過ぎてしまった部分がある。長年、漫画であれ、アニメであれ主人公を同じ主人公を続けるというのは非常に難しいし、やったとしても、龍が如くシリーズは5や6のような残念仕様なお話になることがあるので、そういう意味でも春日一番に変更して一念発起するのは個人的にありだと思うんですよね。また別の作家に書かせても結構、難しいものがあるような気がしないでもないんですよね。バビル二世リターナーって漫画があったんですが、あれはあれで面白いけど、バビル二世としては「?」ってなるものがあるんですよね。
ファンにとってはね。
でも、それは、同じスタジオに人間がやっても同じだと思うので、やっぱりですね。
主人公の変更はありだと思った。
そういう意味でも春日一番に変更したのは大正解だったと思うんですよね。
ある種、桐生一馬っていう人間自体が非常に、また、ああいうタイプの人間なのでやりにくさって言うのもあったと思う。そういう意味では、春日一番のキャラクター性って言うのは、桐生と、その衣装のように赤と白が真逆なので、桐生と春日は真逆なんだろうな。って言う、そういうことも考えたりと自由度が効くと思うんですよね。
物語スタート時点で「堂島の龍」という肩書きで知られ、極道界隈でも有名人であった桐生に対して、一番は飽くまで無名の末端ヤクザであり、尚且、家族のように慕っていた荒川組にも見捨てられ、まさに「人生のドン底」と呼ぶべき状況から物語が開始されるという部分でも、そこから、彼がどうなっていったか。
この物語の描き方は非常に魅力的でございました。
また終盤で明かされる。ひみつに対しても、それは、そういう説として納めておく部分や、様々なキャラクターと接して成長する様は、非常に婚感度が抱けるものになっておりますね。
そして、人懐っこさとか、また、そういう部分が多くの人に共感を呼ぶ部分になっておりますわね。龍が如く0の錦山が好きになった人は、ある意味、これは錦山のIFとも、中の人が錦と同じ声優さんだから、そういうことを思える人も出てくると思う。ようは、ウルトラマンで言うベリアルとジードみたいな、そういう関係とも言えるわけですよね。
だからこそ、彼の物語に惹かれるし、その一途さ、ある種、自分が春日一番の仲間になったような錯覚を受けて、どんどん、その物語にのめりこんでいくのですよ。
そうして、こうライバルである荒川真斗との関係が非常に、ウルトラマンで、また例えるんですがクレナイ・ガイとジャグラス・ジャグラーのような関係でもあり、だからこそ心が抉られると言うか、こう、熱いドラマを見せてくれるので、是非ともね、それを体感してほしいですね。
私は、また、見たいなぁ……
春日一番の物語が、春日一番が、今後、桐生ちゃんとは違う、どういう物語を歩んできたのか。
この話をやれば、絶対に好きになる。
そういう物語なんでしょね。
・ストーリーまぁ、光と闇の行方って感じで、最初から何でも与えられていた荒川真斗っていう今回のラスボスと、最初からどん底だった春日一番って言う主人公の男と言う対比が良い感じに描かれつつも、そんな二人のいる場所には……必ず闇の力(ヤクザの力)によって疎まれてしまう現実。一方は、そんなヤクザ的なものに対して反吐が出て、でも、もう一方は家族愛を感じるようなスタイル。そこで、ある種、表の力に対する思いが、そういう意味で強くなってくる真斗なんだけど、実際に、それを手に入れてしまったのは仲間と言う存在を得て一大勢力を築いた一番という皮肉が、また面白いんですよね。
そして、真斗に対して、ある意味では、親よりも理解しているのが一番であるというのが章を追っていくことに良く描かれているので、それに対して苛立ちのようなものを覚えてくるんですよ。人の心は分からないからこそ分かろうとして接してくる一番に対しての憤りという部分、冷静そうに見えながら一番の存在によって心がかきむしられるような苛立ちを覚える流れなんですよね。
この真斗と一番の違いって言うのを的確に表した荒川のおやっさん、一番にとっての、もう一人の父親が的確に、評しているんですよね。
荒川のおやっさんと、一番のドラマって凄い描く時間が短いんだけど、それでも、その中に、これでもか!って程与えられた二人の信頼関係を見ているとね。
涙が出てきたよね。
そこまで真相に辿り着いたのは一番の力だけではなく、仲間の力もあるからなんだよ。って言う、桐生は一人だからこそ出来ないことを、一番は仲間がいるからこそ出来るという、その違いの描き方も、ちゃんと描かれていたのは良い。だからこそ、一番って言うのは、仲間のおかげで、春日一番でいられる。そのまま、彼は強くなれるのであって、常に他人を信用できなくなった真斗は一人であるがゆえに、歪んでしまったような、そういう部分も感じますね。
だから、そういう人間だからこそ、因果応報的な結末を迎えるのは皮肉だよなー……
サブキャラのドラマも色々と言いたいんだけど、やっぱり、ここが最高の見どころですね。ついでに、龍が如く6に出てきたハン・ジュンギが、何故、存在しているのか!?って言うけど、考えてみれば、それが韓国の、そういう文化の皮肉になっているところも面白いところです。
さて、まぁ、真島の兄さんや、冴島大河、そして桐生一馬も出てきます。そして、一番と勝負するけど、まぁ、勝つんですけどね。でもムービーとしては一番は負けてしまっている。
そういうゲームのシステムでは勝つけど、話的には実は、この三人は余力を残して、なおかつ、引き分け、または何とか……って、そういう部分でも気を使っているのは、まだまだ、春日一番は強いんだけど、こいつらには敵わない。って描写が個人的には、かなり高評価でしたね。
後、下手に反政府運動をやって調子に乗ってる若者や、過激派フェミニストに対する皮肉を見事に描いているのも面白いところだね。要は、そういう部分なんですよね。
そういう若者や、フェミニストほど本当に悪い大人にとっては利用しやすいものは無いという描写はコクコクと頷いた。現代の若者に対する皮肉やメッセージもちゃんと、そこにはある。
他にも言いたいことあるけど、それは感じてほしい。
って言うか面倒くさい。
私が語るよりやったほうが早い。
・システム色々とあったけど、これはこれで良いんじゃない?
最初は正直、すっごい退屈でしたよ。
最初は素手しかないんですよ。
ジョブも選べないってことがあってですね。
序盤は退屈なんだけど、でも、手が広がればすっごい面白くなる。ジョブとか、技を覚えて、たくさんの敵を圧倒したり、そういうことですよね。
ただ、ジョブは最大まで育てるとバランスブレイカーになってしまうジョブも結構、合ったりするw
ただ、それは、それで初心者救済システムでもあるんだろうね。いや、全体攻撃が使えるやつは基本、最強クラスにwww占い師とか、あれ、強すぎでしょw
でも、やっぱり、楽しいですよ。
選択肢が増えてからが本番ですね。本当に、それまでは、ちょっと戦闘システムは退屈ですけどね。特性とか、そう言うの出るとこっちゃうねw
デリヘルシステムとか面白かったし。
ってなる。
んで、まぁ、ミニゲームは、特に会社経営にハマりましてですね。
あれで、三日ほど時間を潰してしまったことがあってですねwww
そういう方面も面白かったですね。
ただ、強くてニューゲームって要素がなくて、二周目は育成とかなしにまっすぐにドラマを見たい自分としては結構、不満だったりする。辛いなー……
追加されないかなー(・ω・)
・サブキャラサブキャラ、特に好きなキャラを纏めてみました。
短めに。
・趙天佑中国マフィアのボス。
つかみどころの無いような喋り方をしつつも、なんやかんやで決めるからかっこいい。一番のことを信用するためのシナリオが個人的に結構、好きだったりするし、固有ジョブの技の演出、一々、こいつかっこいいんだよね。
チャラく見えるけど、でも内に秘めた仲間への思いを吐くシーンは本当に好きだったなー。
・ハン・ジュンギオリジナルとは別人です(・ω・)
ただ、個人的に、こっちは控えめな分、それでいてオリジナルとの関係が良い感じに掘り下げられていたり、正直、私としてはオリジナルよりも、こっちのが人間的には好きです。
割と真面目に。
・某喫茶店のマスター柏木さん、ハチの巣にされたのに生きてた(・ω・)
・荒川のおやっさんミキ・プルーンのおじさんとは思えない(・ω・)
いや、マジで。
顔はミキ・プルーンのおじさんなんですよ(・ω・)
でも、そう見えないんだから、不思議なものよ。
完全に、中井貴一なのに、中井貴一ではないって言うかね、その演技力は凄いものよ。プロメアの堺雅人とか、それに通じるものが、このおやっさんにはあって、一番を凄い大事にしているところを吐露するシーンは、もう、涙なしには見られない。その後の結末を思うと余計にね!
本当に、あの中井貴一だとは思えないほどに熱い演技をしてくれるのでね。
凄いですよ。
・荒川真斗一番とは鏡であり、兄弟のような存在でもある真斗……思えば、彼も被害者でありつつ、その環境と酷い裏切り……彼の物語と言うのは、一番との合わせ鏡でもあるという。
でも、その選択肢が一番とは真逆のものを選んでしまった。
鏡でありつつ、ベクトルは真逆であるという、その証明でもある。
そんな彼だからこそ、一番は、これ以上の彼の暴走を止めるために奔走する物語でもあるというのは、まぁ、さっきも言ったけど、辛いところだよねぇ。
本当にね、この二人の物語は凄い好きなんですよね。
ウルトラマンオーブのジャグラーとガイとか、牙狼シリーズの鋼牙とシグマ、仮面ライダーBLACKの南光太朗と秋月信彦とか、ああいう関係が好きな人は、とにかく、おススメしたい。
このゲームは、そういう要素で溢れていますから。
はい……
良いね。こういうドラマね。
まぁ、凄いざっくりしてますが、こういう頃が自分の好きなところですね。
そりゃツッコミどころとかありますが、そこは、もう言うのは野暮だと思うのでw
敢えて言いませんw
ってことで、どうぞ。