2017.12.31 Sun
ゆく百合くる百合

今年の個人的に一番、ビビット来た百合を紹介する大晦日、特有のあれですよ。まぁ、だから何だよ。って話ですけどね。そんな感じで見ていて楽しいものですからね。
言っちゃえば独断と偏見ですよ。
茶を飲みながら、キャッキャしてくださいな。
って訳でもなく、まぁ、これを見てる時、ウルトラマンオーブを一人一挙したりとか、そういうことをしてる。
さて、まぁ、今年も百合的には色々とございましたわね。
百合ゲ―も色々と潤ったりしましたが、百合小説レーベルなんてのも出て、私も、やっぱり、全部、購入したんですが、そこは、あれですね。やっぱり個人的に強いのは……
キルタイムコミュニケーションの百合小説は強いですね。
百合アンソロは正直、期待に応える程のものでもなかったというのにですね。
やっぱり、驚きですよね。
結城友奈は荒れですよ。終わるのが来年なので、それまで伸ばそう―って感じで。
そんな感じで初めて行きましょうか。
はい。
前ぶりが無駄に長い。

日常百合部門の大賞は「フレームアームズガール」
そんな感じで、日常百合部門は言うまでもなく個人的にはフレームアームズガールでした。所謂、フィギュアと百合と言う感じでですね。
フィギュア同士の百合もあれば、明るく、その奥にあるフレームアームズガール達や、あおの感情の思いというのは丁寧に描かれていたのが言うまでもなくグッドでごぜーました。
熱さもあれば、甘さもあって、その緩急が良いですね。
所謂、フィギュアたちが、主である、あおに従順という訳でもなく、其々の性格に合わさって、都合の良い女性ではなく、一個の個性としてフィギュアが等身大の女性というか、そういう部分を垣間見えるのも良い部分でしたね。アーキテクトとか例外はいたけどね。
それでいて、暗すぎもせずに、キャッキャウフフのバランスも良かったです。
特に、ごうあお。
ごうスティ。
マテリア姉妹と。
あぁー、色々と豊富な作品でしたね。
二期、やってほしいなー。

非日常百合部門の大賞は「プリンセスプリンシパル」
やっぱり、百合アニメとしては信頼と安心のアクタスだった。
最初の第一話は不安だったんですけどね、やっぱり、回を増すごとにアンジェとプリンセスの関係が掘り下げられるたびに、どんどん、面白くなった。
そして、ドロシーを取り巻く女同士の、あらあら、ウフフ。ベアトリスとか委員長とかね、ああいう感じの関係、良かった。
こういうスパイ百合とか、良いですよね。
非日常作品としての楽しさもありつつ、スパイアクションとしても物凄く楽しい作品として仕上がりました。
やっぱさー。
アンジェとプリンセスの関係ですよ。一番の見どころは。
やっぱり、己の本心は大事な人の前でしか見せないって言うのが、また強くて良いんですよね。そういう関係性が凄い好きなんですよ。
いや、マジで。
基本、この二人の物語を中心に描かれ、サブストーリーを時系列飛ばし飛ばしに描くような、そういうところからの考察が楽しかったですね。

百合漫画部門大賞は「エデンの処女」
人類は、女性だけになりました……。はるかな未来、女性のみとなった世界。純野小羽(すみの・こはね)は、美しい庭園があると噂される白咲耶学園に入学する。可憐に花が咲き乱れ、蝶が舞うこの庭園は、まるで楽園のよう。そこで小羽が出会ったのは……? 鬼才が放つ新感覚ラブストーリー!
今年、一番、驚いた百合漫画かもしれない。
それ程、設定を突っ込み過ぎて、百合作品には男をレギュラーで出すべきって考える人が多い中で、敢えて、こういう作品を突っ込むというのは個人的には嬉しい改革ですね。
そこには、やっぱり、そういう設定でありながらも丁寧さがありつつ、女同士の世界だからこその黒さって言うのをちゃんと、取り入れているのが凄い好きなんですよね。やっぱり、現代的な萌えアニメ、百合アニメに浸りすぎて、こんなのはーって思うけど、そういう部分にメスを入れるかの如く女しかいない世界だからこそ起こる黒さって言うのが、物凄く光るし、それが凄い面白い。どことなく、ストロベリーパニックをもっと発展させたような、そういうストーリーにも思えてきます。
だから、私は、こう言うの凄い好きですね。
ドロドロの少女漫画を女しかいない世界に、そのまま持ってきたような、そういう感じの話として見ると、一番、解りやすいかもしれない。設定の中にある少女たちの感覚、女同士故の黒さと言う名の激情と百合の相性の良さ、そこが最大の見どころかなと。
私は難しい言葉で語る気は無いけどね。
甘さだけじゃなくて、苦さも取り込んだ、ある意味、世間では軽いと言われている百合の世界においての改革をした作品だと思う。
ただ、思ったのは、やっぱり、描かれている世界が学園の中だけなんですよね。
外の世界はどうなっているのかが描かれていないのが気になるんですよ。
そこを、今後は描いてほしいですね。

百合小説部門大賞は「百合風の香る島 由佳先生と巫女少女」
現代日本という世界において、同性愛と言うものは、未だに偏見を持たれているものですから、その部分に立って、変わっていく主人公、そして、初めて同性愛の世界に立つことによって、それでも女性を愛していく世界。
まぁ、ロボット要素、ファンタジー要素、男要素を抜かした神無月の巫女……って言えばわかりやすいか。女性同士の関係と、それによる変化を繊細に描くことによって、女性を愛するということに対しての殻のような偏見を次第に破壊して自分から積極的に……って感じなのが良いですね。
だからこそ、最後まで美佐希が素直になるシーンは、もうちょい、由佳のシーンを排除してでも、どれくらいか独白を入れてほしかった。
本当に由佳の描写が出来ているから、ヒロイン二人の独白が物凄くほしかったです。
やっぱり、それが良く出来てるから、こう言う大事なところが!!
ってのは、何度も思っちゃいましたね。
残念です。

特別百合作品部門の大賞は「アクションヒロイン チアフルーツ」
やっぱ、これだなー。
特撮ネタと百合と、あれですよ。
個人的には壺を突きまくった構成が非常に楽しかったですわ。
こ、これが!!
みたいな、ある意味、求めている百合の一つ一つを見事にやってくれました。
今年、一番、楽しかった。荒川さんの脚本だからシリアスとギャグの両立が取れている部分とか、凄い良かったのよ。しかも百合!!MAOさんの演じるキャラクターの不幸設定とかギャグでしかないはずなのに、それがもろにラストにシリアス要素として機能しているのが良いです。
そして、それから乗り越えていくために、彼女の周りには沢山の仲間が多くいる。
そして、一番の伴侶が常に隣にいるという、御前様の百合関係が非常にね。
魅力的なんですよねぇー……
そこはある、純情な思いというのが多道だけど最終回に奇跡を起こしたというのも、また事実でしょう。そしてちゃんと、あの練習とかいれているのが良いですね。練習描写や、其々の言葉の葛藤を入れることで、当たり前だけど、そこに重みが生まれるんよね。最近のアイドルアニメって、それが出来てない部分もあるから、これは、そういうのがちゃんとできてて良かった気がする。
第二期が欲しい処ですよ。
ってことでですね。
今年は、こんな感じです。
ついでに言えば、独断と偏見です(つ=ω=)つ
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