そこまで、騒がれるほどの作品じゃなかったなーっていうのが、全体的な感想だったりします。なんか、アマゾンズはカブトを見ているような気分だった。ってか、一話の冒頭で敵に奇襲を仕掛ける。みたいなシーンがあるのに、敵の住処で奇襲を仕掛ける連中が大声で連絡を取り合う。って、どういう神経してんだ。って思った。
んで。
アマゾンドライバーを使ったら、かなり体力消費するような設定なのに、どうして卵を一個食ったら、そのまままた変身できんだよ。どうなってんだよ。ってか、変身したら、なんで、ああなるの?アマゾン体をモデルにして、ああなるんじゃないの?っていう、あれ。
ってなわけで。
勝手に向こうで盛り上がって、こっちは、お、王……って感じでさ。グロくすりゃ良いやー、怪奇性があれば喜ぶだろーって、そういう部分が感じて、なんか、製作陣からバカにされてるなーって思った。
いや、小林靖子さんだからさー。
ほら、ジョジョとかさー、絶狼とカー、炎の刻印とか面白かったじゃない?
大体、あの、主役の悠君、閉じ込められてるー言いながら、あっさり、外に出ちゃうしねー。おかんの言いつけを守らんしね。アクションに関しても、そんな迫力もないし、あと、
そこまで言うほどグロくないしね。寧ろ、牙狼の方が怖いわー……怖いーってなるわー……
なんか、そんな迫力もないしね。敵に関しても、なんか、人喰えばグロイだろーって感じで、なんか、生物的なおどろおどろしさが全く感じのも、どうなのやら。
ってか、アマゾンズってさ。肝心なこと中々しゃべらないくせに、どうでもいいことばっかベラベラ喋るんだから、それで時間が過ぎて内輪揉めして、あいつら、喜んでんだから全く、こっちは「お、おぅ……」ってなるしかないしね。
1クール作品なのに、ウルトラマンギンガ以上に必要な情報を詰め込むし、そこを全く説明しないから、やってらんねーよ!!ってなったりね。
なんか、アマゾンズはカブトを見ているような気分だった。
最高の役者、最高の脚本家、最高のデザイン、最高の主題歌、それなりのベテランスタッフを揃えておきながらライブ感を重視した中盤からのストーリーですべてを台無しにしてしまった感じね。各々の登場人物の描写の少なさ、グロに力を入れすぎて、登場人物の内面の描写が希薄すぎて、正直、ぶれぶれなんですよね。
主役が、このキャラクターが、どうして、こんな信念を描くようになったのか、正直、登場人物の信念の変化とか、そういうものが解らない。仁に対しては、なぜ、そうなったのかっていう信念すら全く感情移入できないままに、ただ、言葉にするだけだから、正直、厄介な傍迷惑なおっさんにしか見えない。悠に至っても信念が1話から最終話までコロコロ変わりすぎるし。どこか、浮いてんだよね。あれ。悠と対立するもう一人の主役のくせに、まったく、なんか、もう悠と同じように、こう来る描写が無いんだもん。無いんだもん!無いんだよ!!対等に描けてないし、どっちも描き切れてないから、もう、ダメなんですよぉ!
あたしのSSじゃないんだからぁ!!ついでに、ダメだったところは駆除班よ。なぜ、そこまでの感情を抱く。
そして、なぜ「あんなところ、二度と行くか。」言うてた癖に、モグラアマゾンがいると解ったら血相変えて再結集して駆除班の連中が、わざわざ行く理由が全く解んない。連中にとって、彼がどれだけ重要な人物か全く描いてないのに、んな台詞を言わせるから何なのよ。って話だし。何で、片腕を食われてまで、そこまで慕えるんだよw
こいつらの絆の描写がもうわっかんねーんですよ。それまで、ワチャワチャやってても、その奥底にある物が全く描かれてもいねーからさw
こいつらも、それなりに駆除班は絆があるはずなのに、それが全く分からないのが、なぜ、そこまで強くつながっているのかが見えないのが、ホント、もう訳が分からないまま、アマゾンシグマは死ぬし、なんか、最終回になるし、大体、仁が住んでる、あの女はどうして仁を匿うのか、それが解らないまま終わるわで、あーモウ!!ってなる。
ついでに、母親としての情をあるそぶりを見せておきながら、実験生物としてみているのかどうかもわからない、あの悠の母親とかも、正直、どうなのよ。って、その内なる感情を全く吐露することもないから、なんていうかさー。
お前、何なのよーって登場人物が多いのよね。
そんな、騒ぐほどのものでもない。
ってのが、魔ぁ、見終わった後の感想かなー。
正直、プロが作ったものとは思えなかった。
そもそも、ああいう感じで視聴者に想像を求めるようなスタイルって入れすぎるのもどうよ。って思うんだよね。
描き切る部分は、ちゃんと描かないとアカンと思うんですよね。昨日、アマゾンズを13話一気に見て思った感想だけど、この部分を省く人ではなかったと思うんだけどなー……小林靖子は……これが、ライブ感の問題なのか?
と、魔ぁ、見ていると、いろいろと問題が起きる。
最低限、描かなきゃいけないものを描かないからダメなんですよ。
別に勧善懲悪だろうが、勧善懲悪でなかろうが作品として面白ければいいとは思うんだけど、アマゾンズもゴーストも、それ以下の問題すぎるのがアカンのや。
改めてクウガに惹かれた理由を考えると、残酷な描写やリアルな背景と言うのがあるから……いや、それもあるんだけど、それだけではない。っていうのは明確に出たし、それだけでも改めてアマゾンズを見たことに対する意味はあったと思う。
と、茶を飲んで落ちついて思った。なんか、アマゾンズが流行った理由ってラブライブ1期や仮面ライダー鎧武と似てる気がする。
此処に来て、そのテーマを語るのは良いけどさ。ちょっと、「おっ」ってなったけど、でも、考えて見たら、悠って、そこまで、そのことに関して葛藤とか、そういうシーンも、そんな描かれてないから、「うーん」ってなるんだよね。
あの、最終回でマモルに「生き物を食べてどうのこうのー」って奴ね。
うじうじ悩んで、ひと時の答えを出さないままに終わっちゃうの。
あったとしても、そこまで印象が残るシーンじゃないんだよね。メインテーマである筈なのに、そこがちゃんと印象深くなるように出来てない。ってダメだと思うの。
そんな感じでアマゾンズね。描かなきゃいけない部分があまりにも多すぎる中でバイオレンスやグロ、ホラー描写に力を入れたりすぎる枠を入れたりしすぎるから大切な部分が大味になりすぎちゃってるし唐突さも出てきちゃうと思うわけで。
作品のテーマやメッセージ的な良さを活かしきれてないと思うのよ。
お陰で、あの、なんていうか、後半からの展開は、諸に、そういう部分が出てくるから自分としては凄い退屈になっていく。
最も大切に描かなきゃいけなかったのは悠の心情描写。彼の描写を丁寧にやってほしかったのが強い。
小林靖子の原案脚本は、ちゃんと綺麗に描けているのだろうか。それとも、そういう脚本だったのか。白倉の大好きなライブ感がそうさせているのかどうかは解らないけど、お陰で全然、魅力的に映らない。
そうしていくうちに、なんか、もうアマゾンの本能とかどうでもよくなってきたなーって、結局、アマゾンってなんなのさ。なんてどうでもよくなってくる。
まぁ、セカンドシーズンがあるらしいので、そこらで、これらの問題が片付くのを期待します。はい。