



得てして、大地がXに選ばれた理由は、命の慈しみやら、まぁ、いつも通りな感じだと思っていたら、過去から、大地が発信って言うか星の声に関することだったそうで。それから、惹かれあっていたそうです。あらあらウフフ。


さて、まぁ、今回、あれですね。怪獣を倒すことは、本当に正義なのか。と、まぁ、そういう疑問を出されました。あの、学生は、まさに子供の心、そのものを代弁しているのかもしれません。しかし、怪獣を人間が一方的に倒すことは正義ではない。怪獣側の事情もあるからこそ。バードンも、そういう事情で戦う中で、あれですよ。
そこは、永遠に出ないウルトラマンならではの哲学ですね。
ある種、ウルトラマンとは、こういう番組なんだよ。って言うのを伝えている物語だと今回は思った。
・ウルトラマンが一方的に怪獣を殺すわけではない。
・防衛隊だって好きで怪獣と戦っている訳じゃない。
・ウルトラマンだけが頑張るのではなく、地球人も一緒にウルトラマンを助けながら頑張る。
・怪獣は、ただ殺す存在ではない。
・無暗に殺さず出来るなら保護をする。
・人間のエゴ、傲慢さを、今一度考える。今までに体験した円谷プロが見出したウルトラマンとは?と、言う形を、此処で一つの物語として生み出したのが、今回のシナリオな気がします。
真剣に難しいものを題材に円谷スタッフが挑み、見つけた答えを、この作品に反映させる。それと同時に、視聴者と一緒に考える物語なのだろう。と、思いました。
得てして、カード化したゴモラは逆に、共存と言えばおかしいけど、一種の形としてゴモラ―アーマーとなってXを助ける。いや、個々の流れ、凄いライブ感を感じたけど、でも、それがうまく作用した感じですよね。結構、好きです、こういうライブ感は。
さて、まぁ、そんな感じで、バードンは、卵を抱えていたから、ああいうことをしたそうな。それで、巣を作るために人間の事情なんか知ったこっちゃねーってなわけですが。まぁ、そこで、Xが良い感じに倒すんだけど、此処で、人形に戻して「これで、一緒に暮らせる。」と、大地が言う中で、Xが「これで生きていると言えるのか?」と返す。
だが、しかし、いずれ、怪獣と共存できる世界を作ることが出来る。地球は、その可能性の塊の星だから……と、今回のメッセージは、そういうものなのかもしれませんね。ウルトラマンらしい感じですわ。
怪獣の保護と言えば、コスモスを思い出す人もいます。ここは、そういうものを、これから作っていく世界……って、感じになるんですかね。ある種の可能性と言う部分で、Xとゴモラの融合もそうですし、いずれ、バードンが人を襲わずに地球で共存できる可能性とてある。
Xとは未知の意味も持つという感じかね。
人類のエゴと、怪獣のエゴ、どこまでこすり合わせて共存できるか。そういうことを描いた話でもあったと思います。最近のウルトラマンらしい感じだわね。気軽に怪獣を殺せない理由……うん。
得てして、これが現実の生態系の話に繋がっていくのだろうな。
でも、大地は言う。
「この地球は可能性の塊だよ。俺はそう信じてる」だから、彼は、そういう世界が出来ると、信じているのでしょう。
地球、怪獣、そして人間がともに心地よく生きられる世界を。
だから、Xも納得したかのようにだまったわけですね。
私も、信じたいものです。
いつか、番組の大事なシーンの放送中に地震速報が流れるということ無く、そういうのはCMの中で流れてくれるということを。



さて、来週は…エレキングアーマーの登場と言うことで、楽しみです。