2007年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年12月

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終了

| 百合有り日記 | 23:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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推理の絆

はい。
スパイラルです。
キャストが超豪華です。
歩は良いもんですよ。
OPより、EDが好きだね。
うん。
結構、良いモンだよ。
EDの歌目当てに見てた時期があった。
後半から面白くなったね。

| アニメ | 20:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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アクエリオン・・・良いよね?

最近、流行ってるねぇ・・・
そのブームに乗っかって再び見ている私。
うん。
それ以前に、何でパチンコになったんだろ?
深夜枠だったのにね?


| ロボットアニメ | 15:19 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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受験生の皆様。

受験生の皆様、元気でしょうか?
徹夜して体がぶっ壊れてませんか?
過去に受験生。今は現役大学生の私。
正直、反則的な方法ですが、私はAO入試という楽な方法で入学しました。ですから、今きついですけどね。
正直、こういう方法で入学した方が楽です。試験勉強しません。適当に、高校の勉強の復習さえやってれば大丈夫ですしね。
思いっきり、遊んでました。
うん。
いまさら、それを言うのは遅いですが、言いたいことは一つ。
体を壊さない程度に頑張ってね。
時折、ゲームをやってストレス発散もOK。
アニメや漫画もみて、心気分を変えないと。
体が持ちません。
友人の一人がやりすぎて、生死の境を彷徨ってました。
嘘です。
でも、体はぶっ壊れたので、適度に休むのも必要ですよ。
皆様、適度に頑張ってくださいね。

| 百合有り日記 | 22:45 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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遊戯王と同時に・・・

最近、剣心を見始めました。
アニメ版ね。
漫画版は完全版、通常版全部揃えたんだけど、アニメ版もまた違った味が有っていいね。
左之助と、一が良いね。
剣心と、蒼紫も良いね。
比古清十郎もさ。
十本刀では・・・
瀬田宗次郎。
魚沼宇水。
悠久山安慈。
凄くね?
人間離れしてるし。
隠密御庭番衆の全メンバーもね?
般若とか・・・さ?
男だったよ。
でも、新撰組の面々も大好きなのだよ。
懐かしいねぇ。
ちなみに、今回の動画は剣心の第三のEDで、私の好きなT.M.RevolutionがEDを唄っているのですよ。
るろ剣の。
Heart of Swordって歌でね。
懐かしいなぁ・・・
なのはの小説も、悠介が剣心や一のような技を使ってますよ・・・
第三話・・・
私は主人公最強主義ですよ。
るろ剣世代だから・・・
私のなのはもるろ剣っぽくなるよ。

| 百合有り日記 | 20:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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魔法騎士レイアース

魔法騎士レイアース・・・
少女漫画ですね。
でも、ロボットが出てくるので毎週見てました。
田中秀幸さんでてますからね。
主人公のロボット役で・・・
登場は、かなり後ですけどね。
感じあえれば力ー♪見たいな感じですかね。
オススメのアニメですね。
OVAも発売されてますし。
思いっきり、うちらの世代ですよ。
何歳か解るか・・・
そうだね。















あらすじ
東京タワーでの社会見学中、中学2年生の3人の少女、光、海、風が偶然出会った途端に異世界「セフィーロ」に召喚される。導師クレフの導きを受けて、3人は魔法騎士(マジックナイト)としてセフィーロを救う旅に出る事になる。
基本的にロールプレイングゲームの世界を模している。神官ザガートはセフィーロの要である『柱』のエメロード姫を捕らえ、セフィーロは危機に陥った。3人の魔法騎士はザガートを倒すための協力者らと出会い、武器と防具を手に入れて成長させ、困難を乗り越え、立ちはだかるザガートの手下と戦い、ついに魔神を手に入れザガートに戦いを挑む。
しかし、その先に待ち構えていた結末は、誰もが予想していたものとは大きく異なっていた。3人の少女はそこで初めて魔法騎士の真の意味を知り、傷つく事となった。この結末は読者にも大きな反響を及ぼした。この「第一章のエピローグ」に対する反響はあまりにも大きく、第二章を作るモチベーションを生んだともいわれている。
第二章では、第一章での結末を受けて、東京タワーで再会した彼女たち3人が今度は自らの意志でセフィーロに赴き、崩壊の危機に加えて他国の侵攻に晒されているセフィーロの為に、そして彼女たち自身の後悔を断ち切るために戦う事になる。
なお「第一章」「第二章」の呼称はビデオリリース時に名づけられたもので、TV放映時は第一章の終わりに「第一部 終」とテロップが入っていたという事実から、当初の呼称は「第一部」「第二部」であった事が窺える。


登場人物

魔法騎士(マジックナイト)
獅堂 光(しどう ひかる)(声優:椎名へきる)
本作の主人公。3人の魔法騎士の1人。14歳。家族は両親と3人の兄がいるが、父は幼稚園児の頃の光に剣道で負けたため修行の旅に出ており、長い間家には帰っていないらしい。テーマカラーは赤。明るく元気いっぱいで誰とでも仲良くなれる性格だが、言い出したら聞かない頑固な面も持つ。3人の兄の影響か、やや男の子みたいな喋り方をするが、一人称は「私」でボク少女ではない。海、風の事は海ちゃん、風ちゃんと呼んでいる。身長が低く(145cm)、童顔であり、よく実年齢よりも幼く見られるのが若干コンプレックスである(海に、どうみても11歳くらいだとまで言われている)。また、女子校に通っており、上級生・同級生・下級生ともに人気がある。3人の中で1番運動神経がいい。愛犬の閃光(ひかり)を飼っているためか、動物と意思疎通をはかる事ができる。2頭身の描写になると時々猫の耳とシッポが出る。
東京タワーにおいて他の2人と共にセフィーロへと召喚される。当初、光は魔法騎士に対して正義のヒーローのようなイメージを抱いていて、その使命感で冒険していた節がある。クレフより授けられた魔法はその性格のとおり炎の魔法。3人の中で最も攻撃的威力が高いものと思われる。実家が剣道の道場で、小さい頃から剣道を習っていたため剣が得意。プレセアに創ってもらった剣は、他者が手にすると炎を発する。炎の神殿において炎の魔神・レイアースに認められ、それを「纏う」ようになる。
他の2人より一足先に魔法を習得し、襲ってきたアルシオーネを「炎の矢」で撃退した。その後アルシオーネとの再戦では海が傷ついた怒りでアルシオーネと一騎打ちを行うが苦戦、海の魔法で勝利を収めた。エテルナでは愛犬・閃光の幻と戦い「赫い稲妻」を習得。アスコットの魔物(光が拾ってヒカリと名付けていた)を葛藤の末倒す。カルディナに操られて風を攻撃した事もある。ラファーガとの対戦では剣しか使えない相手に魔法を使うのはフェアではないという理由で最後まで剣のみで対戦した。3人の中では最後に魔神を手に入れた。
その性格から色恋には無縁だったが、第二章ではランティスと惹かれ合って行く。
劇中は、細い1本の三つ編みだったが、連載予告時のイラストでは髪型がポニーテールだった。
龍咲 海(りゅうざき うみ)(声優:吉田古奈美※現在の芸名は吉田小南美)
3人の魔法騎士の1人。光と同じ14歳。家族は両親のみ。テーマカラーは青。モデルみたいな美人と評されるが、言葉がキツい上に言いたい放題しゃべるため、初対面の印象はあまり良くない。クレフと初対面時には、子供と呼ばれた事から「そっちだってどう見ても10歳前後じゃない」と発言。光、風の事は呼び捨てで呼ぶ。典型的なお嬢様タイプで、実際、お嬢様御用達の学校に通っている。しかし本当は仲間思いの優しい少女であり、非常に傷つきやすく、TVアニメ版では一番最後において性格が意気地なしである事を自ら露呈している(アルシオーネを救えなかった事を相当引きずっていたらしい)。
東京タワーで光や風と一緒だったときに突然セフィーロへ召喚される。初めは無理矢理連れてこられた事からイヤイヤ旅をしていた。クレフより授けられた魔法は水。第一章で「水の龍」、「蒼い竜巻」を習得し、第二章では新魔法「氷の刃」を習得した。プレセアに創ってもらった剣は、他人が持つと水になって流れ落ちる。海の神殿において、水の魔神・セレスに認められ、後にそれを「纏う」ようになる。
マッチョが嫌いらしく、第2章ではチゼータの守護精霊・ラクーンとラシーンには特に強い拒絶反応を示していた。
唯一、最後までカップリングが成立しなかった、と言うよりは、原作版では明言を避けており、TVアニメ版では明確にクレフへの好意を示し告白する寸前までいった。
趣味は「ケーキ作り」だが本人は甘いものが苦手だったり、セフィーロに召喚された時に「ハーゲンダッツのアイスクリームが食べられなくなる」と嘆いていたりと、妙な矛盾をしているが、原作版おり込みのオールカラー漫画「ボーナスステージ」で、その事を指摘された海が『味見は他の人に食べてもらって聞く』と答えた為、光と風が「(それって、実験台?)」と青ざめていた。3人の魔法騎士の中で1番背が高いと見られる。
沈黙の森を抜け出した際に、アルシオーネの奇襲を受けて傷つくが、苦戦する光を助けたいと願う思いで魔法「水の龍」を覚え、アルシオーネを撃退した。その後エテルナでは両親の幻と戦う。アスコットと対戦後、アスコットを諭した(その後アスコットに好意を持たれる)。3人の中では最初に魔神を手に入れた。カルディナに操られて風を攻撃した事もある。モコナとのやり取りも非常に多かった。後半登場のバトルコスチュームは、ハイレグレオタードとなっている(TVアニメではチゼータに捕らわれ、チゼータの民族衣装〔アラブの踊り子風の衣装〕着用時に『お腹の出てない服にしてほしかった』と発言しているが、更に露出の多いハイレグレオタードのコスチュームに関しては文句を言わなかった)。158cm。
鳳凰寺 風(ほうおうじ ふう)(声優:笠原弘子)
3人の魔法騎士の1人。光や海と同じ14歳。家族は両親と姉がいる。テーマカラーは緑。いつもおっとりにこにこしていて、敬語でしゃべっているが、非常に頭が良くまた策略家である。しかしある事がきっかけで比較的素直な性格になる。一人称は「わたくし」。光、海の事は光さん、海さんといったように、友達のような親しい相手でも「さん」付けで呼ぶ(一部の例外は除く)。
東京タワーで光達と出会い、その直後にセフィーロへ召喚される。クレフより授けられた魔法は風。3人の中で唯一回復魔法や防御魔法がある。弓道部に所属しているので得意武器は弓矢だが、後にプレセアに創ってもらった武器は剣である。剣は自分が持てば羽のように軽いが、他の人が持てば地面にめり込むくらい重くなる。空の神殿において、風の魔神・ウィンダムに認められ、後にそれを「纏う」ようになる。普段彼女は眼鏡をかけているが、魔神に乗り込み防具を身に纏うと眼鏡が無くなる(ちなみに、その服装で魔神の外に降り立つ事も可能。光も海も同様)。
好きな食べ物はてっさ、塩辛、もずくと渋いものが多い。前述したとおり、弓道が得意だが、OVAではピアノ(曲は上級レベル)を弾いている。
アニメの第3話では60m程の距離のある魔物を生み出す岩を弓矢で射止める。この戦いの後でフェリオからマジックアイテムをもらい、いつでも通信できるようになる。その後アルシオーネとの戦いで重傷を負った海を助けたいという思いで回復魔法「癒しの風」を覚える。海の神殿にてアスコットが召喚した魔物に苦戦する海を助けるため「防りの風」を発動させる。第7話では囮となったフェリオを助けたいと願う強い思いで、剣を成長させ、前の戦いでは歯が立たなかったアスコットの魔物を倒す。カルディナとの戦いでは操られた光、海に攻撃を受けたが最後まで二人を信じて反撃はしなかった。その際に束縛魔法「戒めの風」で2人を拘束。風も操られそうになったが、新魔法「碧の疾風」でカルディナを撃退した。第二章では一時ファーレンに捕らわれたがフェリオに救出された。その後、デボネアが生み出した魔物との戦いで新魔法「碧の旋風」を習得した。
連載予告時のイラストでは眼鏡をかけていなかった。フェリオとは第二章で相思相愛となった。左手の薬指にフェリオにもらったリング(本当はピアス)をはめている。156cm。
※第一章では光に主軸を置きつつ、3人全員が主人公であるようなスタンスであったが、第二章では光を主人公に置いて、海と風が光を支える形で描かれている。

モコナ(声優:白鳥由里)
白くてふわふわな謎の生き物。魔法騎士たちの水先案内人。「ぷぅ」としか喋らないが、光にはなんとなく理解できる。いたずらっこ。額の宝石を使って食料など色々なものを出し入れしたり、クレフと通信したりできる。またテントを出す事もでき野宿する心配はない。誰にでもなつくが、特に海とは漫才コンビのような仲である。
魔法騎士たちと会うまではプレセアの家におり、プレセアはモコナのいたずら用に罠を家に仕掛けていたが、魔法騎士たちは彼女を訪れた際この罠に捕まってしまった。
原作版(第2章)では、光達3人を再びセフィーロへ召喚した張本人にして、その正体が地球・セフィーロ(オートザムなども含む)の秩序・倫理全ての創造主であると同時に柱への道であると明かされた(更に『魔法騎士』の名付け親でもある)。クレフや魔法騎士たちとのやり取りで、柱システムを創造した理由について、最初は絶対的な統率者の居ない、無秩序で混沌としていても一人一人の意志が未来へ続く世界・地球を創造したが、日々争い地球を破壊し続ける地球人に失望し、それで1人の意志がすべてを決める(柱システム)世界であるセフィーロと他の国を創造したと明かした。その後、柱システムの崩壊を受け、魔法騎士ら3人に世界の行く末を託し、3体の魔神達共々別次元へと消えていった。
後にクレフは、魔法騎士の存在や柱システム、摂理形態の異なる国々の存在する事を総合し、モコナは人々が他のものを見て、ふれあって理解し、よりよい世界を作る事、そしてセフィーロの革変を望んだのではないかと推測した。
普段、額の宝石は赤いが、創造主の力を発揮するときには黄色になる。
なお、モコナのデザインはCLAMPのメンバーの一人、もこなあぱぱ(現:もこな)氏がモデルになっているとされている。

セフィーロ
主人公三人が突如として飛ばされてきた異世界。いわゆる剣と魔法のファンタジー世界であり、ここでは「心の強さ」が全てを決定する要素となる。「柱」と呼ばれる元首の祈りによって世界が支えられており、もし「柱」が祈る事ができなくなれば、セフィーロも崩壊してしまうという。 名前の由来は、日産・セフィーロ。
クレフ(声優:佐々木望)
セフィーロで最高の導師(魔導士。読み方はグル)。その容姿は幼く見えるが実は745歳(本人談)。最高の導師であるわりには気が短いところも。ザガート、ランティス、アルシオーネの師匠でもあり、光たち3人に魔法を授けた人。TVアニメ版ではアルシオーネの精獣を撃破後、突如背後に現れたザガートの気配に反応が遅れ、石化されてしまう(石化はザガートが死亡した事で自動的に解けた)。魔法騎士の3人の少女たちに『伝説』の真実を伝えず、そして彼女たちの心を傷つけた事に罪悪感を持っている。彼の言葉が正しければ、エメロード姫より年上と言う事になり、セフィーロの先代の柱にも仕えていた事になる。第2章では、過去の罪悪感により眠れなくなった海に薬湯を入れてやるなど、ちょっとしたラブコメを展開していた。TVアニメ版の最終話で海に告白されかけている(海本人が途中でやめた)。原作・アニメ共に彼の年齢745歳は公式であるが、実はTVアニメ版でクレフは自分の年齢を語っておらず、ファンの中にはゲームや原作を読んで初めて知ったというケースも多かった。120cm。
名前の由来はマツダから販売されていたオートザム・クレフ。
なお、アニメで彼の役を担当した佐々木望がその745歳という年齢と海とのミニラブコメを、ビデオの映像特典でネタにしていた。
プレセア(声優:篠原恵美)
セフィーロで最高位の創師(ファル)。クレフの勧めで「沈黙の森」でモコナと暮らしていた。光たち3人にエスクード製の武器を創って与えた。しかし、TVアニメ版ではその際に、アスコットの放った魔物の攻撃で崩れた館の下敷きになり、死亡する。趣味は折檻で、かなりひどい内容である(モコナの耳をひっぱる、魔法騎士3人を釜茹でにする、など。しかし、いずれも未遂に終わった)。ときどき他人の話を聞かず、己の想像(妄想?)の世界で遊んでしまう癖がある。好きな食べ物はブイ・テック(セフィーロの料理らしい。ホンダのVTECエンジンに由来)。光からもらった地球の世界のお菓子の味にも満足している。166cm。
名前の由来は日産・プレセア。
(TVアニメ版のプレセアの死については、原作コミックとの差別化を計ったのと、当初第2部のアニメを制作する予定が無かった為とする説が有力である。しかし、監督がメインキャラ死亡に反対の立場だったという事と、何よりファンからの苦情が多かった事もあってか、TVアニメ以降の媒体〔主にゲーム〕などでは彼女は原作通り死なないケースが多い。)
フェリオ(声優:山崎たくみ、冬馬由美(子供時代、17話のみ))
エスクードを探す光たちが「沈黙の森」で出会った少年。髪の毛は緑色で、鼻に傷がついている。「沈黙の森の出口に案内する代わりに、森を出るまで自分たちの護衛をする」という風が出した条件で、魔法騎士たちとともに行動する。武器が効かない敵の対処法を知っていた事から、魔物関係の知識はあると思われる。沈黙の森を出て、アルシオーネの襲撃を受けても「自分たちが約束したのは沈黙の森を出るまで」「これは自分たちの戦い」と言って助太刀を頼まなかった風に惚れた。実はエメロード姫の弟で、セフィーロの王子。第二章では風とは相思相愛の間柄になる。
風とともに「セフィーロ初の公認カップル」と称されている。160cm。
名前の由来はホンダ・シビックフェリオ。
アニメで彼の役を担当した山崎たくみが予告で「出番が減ってるぞ。」と念を押した事をネタにしていた。
ランティス(声優:小杉十郎太)
魔導師となれるほどの魔力と、剣闘士をも凌ぐ剣術を兼ね備えたセフィーロで唯一の魔法剣士(カイル)。クレフの弟子の一人で、ザガートの実弟。その力はまさに兄の生き写しである。以前はラファーガの前任の親衛隊長で兄ザガートと共にエメロード姫の補佐をしていたのだが、柱制度に疑念を抱き、突如行方をくらます。その後、各国を転々としていたがオートザムに最も長く滞在しイーグルとも親しかったようである。柱崩壊の際にセフィーロに帰還。冷静で理性的な人物で、兄を倒した光たち魔法騎士の立場や胸中にも理解を示す。原作、アニメ版共通してキーマンになる人物。余談だが酔うと周囲のものに抱きつく癖があり、他の国で結構誤解されたらしい。198cm。
名前の由来はマツダ・ランティス。
プリメーラ(声優:白鳥由里)
ランティスが連れている…というより、一方的にランティスに付きまとっている妖精。危ないところを助けてくれたランティスに一目惚れし、以後命の恩人たる彼と行動を共にしている。治癒魔法や強化魔法も使え(ちなみに呪文は両方とも『フーチュラ』だが原作は強化魔法〔漢字表記は魔法増幅〕、TVアニメ版は治癒魔法として使用)、戦闘時はランティスの補佐も行う。ランティス自身にはその気は無いが、彼女はランティスとの幸せな未来を思い描いて(妄想して?)おり、その為ランティスに近づく女性にすぐやきもちを焼く。モコナとは海に次ぐ漫才コンビである(モコナに食べられた事もある)。24cm。
名前の由来は日産・プリメーラ。
シエラ(声優:篠原恵美)
TVアニメ版のオリジナルキャラ。プレセアの双子の妹。光達やクレフ、アスコットを傷つけたくなくて「プレセアが蘇生した」と称して姉の振りをしていた(後述の「アルシオーネが蘇生した」という出来事に基づいた思わせぶりというものがそこにはあったようだ)。姉との違いは胸にある鳥形のあざ。また劇中の発言によると伝説の武器の修理は出来るが新しい武器を作る事だけは出来ない。166cm。
名前の由来はゼネラルモーターズのピックアップトラック(GMCシエラ)、欧州フォードのセダン、あるいはスズキ・ジムニーの小型乗用車バージョンから。ジムニーの海外名の一つでもある。セガサターン版ゲームにはジムニーというオリジナルの魔物も登場している。

ザガート一派
エメロード姫の臣下でありながら彼女をさらい、セフィーロを支配・崩壊へ導こうとした(と語られていた)ザガートとその部下たち。アルシオーネとTVアニメ版のイノーバを除いて部下たちは全員がザガートへの忠誠心から彼に従っているわけではなく、それぞれの事情でザガートの下についている。部下たちは原作では当初5人いたが、いつの間にか4人に減った。
ザガート(声優:小杉十郎太)
セフィーロの柱であるエメロード姫の祈りを補佐する神官(ソル)。クレフの弟子の1人である。全身を黒い装束に身を包む。ランティスという弟がいる。穏やかで思慮深い性格であったが、とある想いから、魔法騎士を抹殺せんと刺客を向ける。そして空中宮殿に現れた魔法騎士を、自らが創造した魔神で迎え撃ち圧倒的な力を見せ付けるが、魔法騎士達3人の『セフィーロを救い、一緒に東京に帰る』と言う意思の強さには敵わず、合体魔法『閃光の螺旋』を受け敗北。そしてエメロード姫に自由になるよう言い残し、消滅した。TVアニメ版では炎の神殿で試練を受けていた光達の前に現れ『魔法騎士となるのを止めるなら、元の世界に戻してやろう』と言って3人の装備を外すシーンがあるのだが、ファンの間で『ザガートがハッタリをかました』と有名(理由が、柱であるエメロード姫の意思で連れてこられた3人を、他人であるザガートが戻すのは不可能である為。だがエメロードに次ぐ心の強さを持つ彼なら出来るのでは?との意見や、異世界で死亡した場合は元の世界に戻れるのでは?との意見もあり詳細は不明)。208cm。名前の由来は、イタリアのカロッツェリア、ザガート。
エメロード姫(声優:緒方恵美)
セフィーロの柱という存在で、彼女の祈りなしにはセフィーロは成り立たない。しかし、ザガートを愛してしまうという柱として持ってはいけない想いを持ってしまい、自身を幽閉し自分を殺害してもらう為に異世界から魔法騎士を召喚した。幼女のような姿だが、物語のクライマックスで成長した姿へと変わる。なお、セフィーロの国民はエメロード以前の柱を知らない事から、かなりの歳と考えられるが、クレフが『誕生時より見守っていた』と発言している事から彼よりは年下と考えられ、更に産まれた時から柱になる事が決まっていたようである。フェリオという弟がいる。125cm。名前の由来は三菱・エメロード。
アルシオーネ(声優:天野由梨)
かつてクレフの弟子だった魔導士(イル)。TVアニメ版では魔操士ともいう。ザガートに恋慕してクレフを裏切る。しかし、魔法騎士の抹殺に2度(TVアニメ版では3度)失敗し、結果ザガートの失望を買って処刑され消滅してしまった(原作では、そのまま死亡したが、TVアニメ版では、処刑はされずザガートの魔法で滝の中に拘束されていたが、アスコットを唆して復活)。TVアニメ版では第二章でデボネアに拾われる形で再登場、デボネアの居場所を教え消滅する(後述)。名前の由来は、スバル・アルシオーネ。
アスコット(声優:高山みなみ)
海の神殿で魔法騎士を襲った子供の招喚師(パル)。モンスター(魔獣)と心を通わせられる力を持っていたが、その力ゆえに周囲から迫害を受けていた。しかしザガートにモンスターと一緒に住める場所を提供してもらい、その恩義から彼の陣営に加わる。魔法騎士を倒せなかったアルシオーネに代わって魔法騎士を攻撃してくる。アニメではそれ以前にも何度も友達であるモンスターを呼び出し攻撃させていたが、最終的に海によって改心。それ以来海に想いを寄せるようになり、レイアース2で再会したときには海とつりあう様に身長も急に高くなり青年の姿になっていた。なかなか海に告白する勇気が出ない為、毎日魔獣を相手に気合を入れている(このやり取りの最中、アスコットの魔獣は女性のようだった)。なお原作版では片思いと言えど、最後は海とくっ付きそうな展開だったが、TVアニメ版では告白するも海が明確にクレフへの好意をうかがわせたため、振られてしまう(だが本人は悲観せず、受け入れたようである)。普段は前髪が長いので、目が描かれていない事が多い。170cm(成長時)。名前の由来はホンダ・アスコット。
カルディナ(声優:永島由子)
空の神殿で魔法騎士を襲った(アニメでは、空の神殿で襲ってくるのはイノーバで、海の神殿から空の神殿に向かう途中に戦う)、関西弁で話す踊り子兼幻惑師(ラル)。ザガートに金で雇われた。アスコットの事を非常に可愛がっている。失敗したアスコットに代わり、魔法騎士に攻撃をしかけてくる。踊る事で相手を意のままに操る事が出来、魔法騎士達を同士討ちさせようとしたが、風の強い意思を知り撤退(本人曰く『これ以上は契約外労働』らしい)。レイアース2の時にはラファーガと恋仲である事が判明した。チゼータの出身で、チゼータのタータとタトラ姉妹の事や、彼女達の召喚するジンの事も知っていた。チゼータの言語には関西弁が使われているようだ。アニメでは二丁のナイフを手に魔物と戦った。166cm。名前の由来はトヨタ・カルディナ。
ラファーガ(声優:岸野幸正)
炎の神殿で魔法騎士を襲った剣闘師(ダル)。エメロード姫を護衛する親衛隊長だったが、術によりザガートの操り人形と化していた。圧倒的な剣技で光を追い込むが、光の剣に触れ炎を浴び、洗脳が解ける。レイアース2ではカルディナと恋仲である事が判明した。ランティスとは馬が合わないらしく、理由は柱消滅と同時に敵国から帰ってきたのと、カルディナとイチャついて(更に言うとキスをしようとして)いる現場を、偶然通りかかったランティスに目撃されたから(ランティスは気にも留めず素通り、カルディナも気にしていなかったが、ラファーガ自身は物凄く気にしていた)。206cm。名前の由来はホンダ・ラファーガ。
イノーバ(声優:置鮎龍太郎)
TVアニメ版のオリジナルキャラ。かつてエメロード姫がザガートに贈った聖獣。ザガートの力で人間の姿になり副官を務める。主であるザガートの事を『猊下』(げいか)と呼ぶ。空の神殿ではフェリオを人質にとり、風に対して魔法騎士にならないよう脅迫するが失敗。二度と人間の姿に戻れなくなる事を承知で自ら志願して元の聖獣の姿に戻り、魔法騎士に決戦を挑むも敗れる。188cm。名前の由来はホンダ・アスコットイノーバ。

オートザム
セフィーロの外に存在する、高度に機械化された近未来的な文化の共和制の国。球状の星からトゲ状の岩が突き出た形(そのトゲは星の核から地表を貫く形では生えている)をしている。環境汚染(アニメ版は精神エネルギーの枯渇)が深刻化している為、人々はドーム型の居住区に住んでいるが、国土自体が死んでいっている為、滅亡を免れない運命にある。余談だが、セフィーロに『ケーキ』は存在しないのに対し、オートザムには存在する。名前の由来は、マツダの販売チャンネルの一つ、オートザム。
イーグル・ビジョン(声優:緒方恵美)
オートザム軍の最高指揮官(コマンダー)で、最強のファイター。オートザム国大統領の令息でもある。オートザムの環境汚染(TVアニメ版では精神エネルギーの枯渇)を食い止める為、柱システムを解明するためセフィーロに侵攻。重度の精神エネルギー欠乏症に陥っており、病状が進行すると永遠に眠り続けてしまう。医者にはセフィーロまで持たないと言われていた。普段はおとなしい性格で、会議中に眠ってしまったり、何も無い真平らな道で転んだりするなど抜けた所がある(精神エネルギー欠乏症による症状の可能性が高い)が、FTOに搭乗すると性格が変わるらしい。原作では、柱候補の一人として光と供に柱への道を通って試練に挑む。当初はオートザム再生が目的(ジェオや周囲にも、そう語っていた)だと思われたが、真の目的は、既に末期症状の自分が柱となって犠牲になる事で、セフィーロの人々や何よりランティスを守る事。そして自分は、そのままセフィーロと共に永遠の眠りに付く事だった。
光の柱就任が決定した後、資格の無いものとして消滅するはずだったが、光達3人やランティスの強い意思を受けたモコナが柱への道を全面的に開放した為、海と風に光共々救出され無事帰還。その際に症状が急激に悪化したのか眠り続けているが、命は取り留めており、その後はセフィーロで療養する。その後は症状も徐々に回復したようである。TVアニメ版では同じく柱候補に選ばれ、柱システム解明とオートザムの再生方法の共同研究を条件にセフィーロと講和。その後ランティスを捕らえていたレガリアと魔法騎士との戦いに介入、病状による吐血を引き起こし追い詰められるも、特攻を仕掛けてランティスを救出する。しかしデボネアの怒りを受けFTOと供に爆散した。首の後ろに針状のナイフを隠し持っており、羊羹ナイフとしても使用した。180cm。名前の由来はクライスラー社の大型乗用車であったイーグル・ビジョン。
ジェオ・メトロ(声優:梁田清之)
オートザム旗艦NSXの副司令官(サブコマンダー)で、彼自身も有能なファイター。巨漢で豪快な性格でイーグルの親友である。セフィーロ侵攻に関しては反対はしていないものの、かと言って賛成でもないらしく、いろいろ思う所があるらしい。度々眠ってしまうイーグルの体調に疑問を感じていた。料理が得意だが下戸。また、極度の甘党でもあり、会議だと言ってはお菓子を持ち込み、自分の部屋のあちこちにも菓子を隠している。またケーキや羊羹なども作って、イーグル達にご馳走している。原作では柱システム崩壊後も度々セフィーロを訪れており、親善大使を勤めてるようである。201cm。名前の由来はスズキ・カルタスの海外名のひとつだったジオ・メトロ。
ザズ・トルク(声優:金丸淳一)
NSXの整備士(メカニック)で、修理なら電子レンジから戦艦まで何でもこなす。イーグルの愛機FTOが大好きで同行した。どう見ても10代半ば(14歳以上)だがジェオと違い大酒飲みのウワバミ。ジェオとよくじゃれ合っている。現在、年下の彼女募集中。その為、TVアニメ版では光に好意を寄せていた。年下好きとある(年下で髪が短く、自分より背の低い子が理想だとアニメで語っていた)が、本人曰く『年上も嫌いじゃない』との事である。145cm。名前の由来はウクライナのメーカー・ザズとトルク。

ファーレン
セフィーロの外に存在する中国風文化を持つ帝政の国。土星のリングの様な物を二つ持っている星。経済的にも豊かで本来ならばセフィーロに侵攻する必要性の少ない国。名前の由来は、フォルクスワーゲンとアウディのディーラー。
アスカ(阿洲花)(声優:西村ちなみ)
ファーレンの第一皇女。ファーレン唯一の帝位継承者だが、すでに両親共に他界してしまっているためか、ワガママな性格に育ってしまった。セフィーロをお菓子一杯の国にするという子供らしい欲望でセフィーロ侵攻を決定した。ファーレン皇室に伝わる幻術の使い手でまだ未熟だが、才能は豊からしい。根は素直で、国と国民の事を一番に考える優しい心の持ち主。武術は得意だが勉強が大嫌いで、チャンアンに怒られるがまったく気にしない。実はサンユンの事が好きである(アニメで風と微笑みを交わし合っていたサンユンにやきもちを妬いていた)。海と同じくチゼータの守護精霊が嫌いらしく『悪趣味で気持ち悪い』と評し、アニメでは風と弓で対決する時の的にした。また、レイアース等の魔神に関しては『かっこいい』と気に入っており、欲しがっていた(庭で飼うつもりらしい)。原作では『奥義:幻術糸』をセレスに使用し、操った事もある。92cm。名前の由来はいすゞ・アスカ。
サンユン(山伊)(声優:こおろぎさとみ)
アスカの乳兄妹でお側役の少年。ギャグな顔をしているが思慮深い性格で弓も嗜む文武に優れた人物。将来アスカの手助けになればと、様々な分野の勉強も惜しまない努力家。好物は桃饅頭。アスカの事が好きだが身分が違う為、一生明かすつもりは無いらしい。101cm。名前の由来は韓国のメーカー・双竜(サンユン)。→雙龍自動車(メーカーの正式呼称はサンヨン)
チャンアン(長庵)(声優:宮内幸平→石森達幸)
ファーレンの大臣でまだ幼いアスカの代わりに摂政として政治を行う老人。アスカの幻術の才能、天性の明るさ、素直で優しい所を見抜いて良い君主になってくれればと願っている。その為、アスカに厳しく接する為アスカには口うるさいと思われているが本人は気にしていない。皇族とは親類関係にあるらしく多少の幻術は使える。カラオケが趣味で、夜歌ってから寝るらしい。146cm。名前の由来は中国のメーカー・長安(チャンアン)。
巨大サンユン
アスカがサンユンをモデルに『奥義:画竜転生の術』で創り出した幻術。かなりの巨体で、セフィーロの城くらいの大きさがある(TVアニメ版での比較)。その巨大さにものを言わせ、チゼータの守護精霊を小さな虫ケラのごとくポイっと投げ捨てたり、TVアニメ版ではNSXにとび蹴りしたり、オーバーヒートを起こしたNSXを抱えて飛んだりもした。必殺技は口から発射する怪光線。チャンアンには『これも趣味がいいとは・・・』と冷評された(モデルとなったサンユンも倒れた)。だがアスカ本人は相当気に入っているらしく、原作では1度きりだったが、TVアニメ版は『(以前創った)獅子より強い』と言って頻繁に呼び出している(アスカの他には、タトラにも『可愛い』と好評である)。尚、原作ではモデルとなったサンユンに良く似ていたが、アニメでは(かなり)下手な水墨画風のデザインになっていた。

チゼータ
セフィーロの外に存在するインド風文化を持つ王制の国。小さな球状の主星の左右から横にラグビーボールを半分にした状態の星が生えている。国土は真ん中の小さな主星のみで大変狭い。勉強不足のアスカでさえ『あの、せっっまい国かや?』と知っているほど領土が小さい事で有名。名前の由来は、イタリアの自動車メーカー、チゼータ・モロダーSRL。
タトラ(声優:井上喜久子)
チゼータ第一王女。普段はおっとりしている(それを見てキレるタータを楽しんでいる節あり)がチゼータ最強の戦士でもあり、戦闘時などは王族に相応しい毅然たる態度で物事に臨む。自分達の守護精霊がどう思われているのかもわかっているようだ。妹のタータの事は誰よりも大事に思っている。アニメでの戦闘武器は新体操のリボンのように操れる光の剣で、タータが海に敗れた後、軽装の服に着替えて海と戦うが敗北。セフィーロへの侵攻を中止した。柱システム崩壊後もタータと共に度々セフィーロを訪れているようである。168cm。名前の由来はチェコの大型車メーカー・タトラ。
タータ(声優:久川綾)
チゼータ第二王女。気丈な性格で王族らしく正々堂々としているが、姉のタトラには頭が上がらない。本人曰く『タトラ姉様の笑顔ほど怖いものは無い』との事である。国土が狭い事を大変気にしており、領土拡大の為にセフィーロに侵攻する。興奮すると口調が関西弁になる。海と異なりマッチョ(ジン)が好みらしい。アニメでは二度海と勝負するも、どちらも敗北している。アニメではアラビア風の剣と盾を手に戦う。原作では柱システム崩壊後、タトラと共にチゼータの代表としてセフィーロを訪れている。162cm。名前の由来はインドの財閥で自動車も生産しているタータ。
ラシーン
タトラを守る守護精霊で、タータのラクーンと総称して『ジン』と呼ばれる。ラクーンとは性格も多少異なるらしい。守護精霊を操るには相当強い心が必要。原作では茶色、アニメでは赤い体色をしている。名前の由来は日産・ラシーン。
ラクーン
タータを守る守護精霊で、代々の王位継承者に憑く。固有の形態は持っていない為、何にでも変身できるが、基本的にはランプの精のような姿をしている。見た目はマッチョだが女性が操っている為、動き方が相当キモく拒絶反応を示す者も多い(海・アスカなど)。原作では茶色、アニメでは青い体色をしている。名前の由来はホンダの電動アシスト自転車、または過去に製造していた原動機付自転車のホンダ・ラクーンから。

セフィーロ(裏)
デボネア(声優:高畑淳子)
TVアニメ版オリジナルキャラ。セフィーロ全土の人間の不安などから具現化した存在で、すべてを闇の世界にしずめようとしている。ノヴァやアルシオーネをも己の目的のために利用する狡猾な性格。最後はレガリアと同化し、魔法騎士に戦いを挑む。なお、原作ではエメロードが使用する魔法に『金爆殺襲(デボネア)』と言うのが存在する。名前の由来は三菱・デボネア。
ノヴァ(声優:伊藤美紀)
TVアニメ版オリジナルキャラ。光の心が生み出した存在で、東京に戻る際、光の中にあったマイナスの感情が彼女を生んだ。その為光と同じ顔で、光と同じ炎の魔法が使える。デボネアが作り上げた魔神レガリアを駆り、光に固執し彼女に戦いを挑み、ボロボロになるまで痛めつけた事もあった。しかしその真意は……。一人ぼっちで泣いていた時にそばにいると言ったデボネアを「デボネアお母様」と呼んで懐いている。最後は光と融合するような形で消滅した。元ネタは『戦え!!イクサー1』のイクサー2を経由しての『人造人間キカイダー』のハカイダーである。イクサー2に準じてノヴァのテーマ曲は、ハカイダーの歌のパロディになっている。145cm。名前の由来はシボレー・ノヴァ。
アルシオーネ(声優:天野由梨)
ザガートの本心(エメロードが想い人だったと言う事実)を知って捨てられた所をデボネアによって助けられた。魔法騎士たちによって見つけられ、ランティスに連れ帰られるが、その後ノヴァが侵入するために利用されたりする。デボネアの力で強化されると同時に呪いをかけられており、デボネアについて喋ろうとすると闇の力によって消滅させられてしまう。名前の由来はスバル・アルシオーネ。

登場する主なロボット
魔法+ロボットという同じ要素を持つアニメ『魔動王グランゾート』と酷似した設定が散見される。本作がそれに影響されたかどうかは不明だが、大川が本作のアニメ化に際し、スタッフ編成の参考とした『機甲戦記ドラグナー』と制作会社は同じサンライズ、更に大河原邦男、高橋良輔、中村旭良といったスタッフも共通している。
共通する要素としては、
主人公機の名称に「大地」を意味する言葉がある。色は赤。武器は剣。炎の魔法を使う。
緑の機体の名称は「風」を意味する言葉から。武器は長剣(ゲームでは弓)。3人の中で一番おっとりしていて礼儀正しいキャラクターが乗り込む。風の魔法を使う。
青の機体は水属性。武器はレイピア。3人の中で一番やんちゃなキャラクターが乗り込む。水の魔法を使う。
クライマックス、3体が合体する。
といった部分がある。なお、魔神は原作バージョンでは女性的ラインで書かれており、アニメでは男性的ラインでの作画がされていると巻末付録にて描かれている。
炎神レイアース(声優:田中秀幸)
光が操る事のできる炎の魔神(マシン)。一角と炎のたてがみがある赤い狼(獅子)の姿を持つ。炎の神殿で眠りについていた。イーグルいわく攻撃重視で、剣の威力は3機中最強。『炎』『情熱』『未来』を司る。原作でその正体が柱を殺す事を目的に創造られた兵器であると同時に創造主の下僕であった事が明かされる。原作版では柱制度崩壊を受けモコナと他2体の魔神と供に別次元へと消えていった。モコナと共に自動車関係の名称が付いておらず『RAY-EARTH』は『光る大地』と言う意味がある(RAYは本来『光線』という意味だが『光の筋』と言う意味もあり『光の筋に照らされる』と言う事で『光る』と訳したと推測される)。
アニメの第二章では光に心の中で時々話しかけた事もあった。
OVA版ではレクサス(ライオンの姿)だが、Vol.2で破壊された事がある。
ちなみに初期設定の段階での命名案もレクサスだった。
海神セレス(声優:玄田哲章)
海が操る事のできる水の魔神。青い龍の姿を持つ。海の神殿で眠りについていた。『水』『優しさ』『現在』を司る。イーグルいわく機動力重視。名前の由来はトヨタ・カローラセレス。
空神ウィンダム(声優:大塚明夫)
風が操る事のできる風の魔神。4つの翼がある緑色の鳳凰の姿を持つ。空の神殿で眠りについていた。『風』『知性』『過去』を司る。イーグルいわく防御重視。なお、名前の由来はトヨタ・ウィンダムから。
合体魔神レイアース
3体の魔神が合体したもの。容姿はレイアースを主とし、主翼にウィンダムの羽と副翼にセレスの翼を持つ。原作ではエメロードを倒す時と、柱への道から脱出する時の2回。TVアニメ版では同じくエメロードを倒す時と、イーグルが殺された時と、デボネアを倒すときの3回合体した。
魔神はいずれも自らの意志を持ち、魔法騎士の意志の強さを認めた場合のみに共に戦う。また、TVアニメ版では魔法騎士の事をそれぞれ名前で呼ぶようになる。

魔神ザガート
ザガートが魔法騎士を迎え撃つ為に、持てる心の力を注いで創造した魔神。ザガートと同じく黒の甲冑を纏った中世の騎士のような風貌をしている。凄まじい力で魔法騎士等を圧倒するも、合体魔法『閃光の螺旋』受けて消滅。作中では名前は明らかにされていないが、サウンドトラックでは魔神ザガートと表記されていた。
魔神エメロード
ザガートを殺された事に激怒したエメロードが、魔法騎士への復讐の為に創造した魔神。4本足のケンタウロスのような姿をしている(アニメ版では2本脚)。魔法騎士への激しい恨みと憎しみで、彼女たちをまったく寄せ付けなかったが、最後は合体魔神レイアースに胸を貫かれ消滅した。この魔神も名称は作中では明らかにされず、サウンドトラックにて表記されていた。
FTO
オートザムの白いファイターメカ(ロボット)。イーグルの乗機。機動性と白兵戦に優れる。武装はビームソードとバルカン砲、捕獲バリア、シールド。原作・アニメともに圧倒的な力を見せつけ、もしイーグルが病魔に蝕まれていなければ、魔法騎士達やノヴァも勝てなかったのでは?と主張するファンもいる。原作では柱候補として光と交戦中に右翼を破壊され(その後、なぜか破損箇所が左翼に変わっている)、柱への道から脱出するときに消滅。TVアニメ版では48話で、ノヴァが駆る魔神レガリアとの戦闘で、ランティスの救出と引き換えに大破。さらにデボネアの攻撃によって消滅した。名前の由来は三菱・FTO。
GTO
オートザムの緑色のファイターメカ。ジェオの乗機。ビームキャノンとハーケンを装備し遠距離戦に長ける。原作ではイーグルが起動パスワードを変えてしまった為に、機能停止してしまい、モニターにチラッと写るくらいしか出ていないが、TVアニメではFTOと供に出撃し魔法騎士達と戦った。名前の由来は三菱・GTO、またはフェラーリ・288GTO、ポンティアック・GTOなど。
魔神レガリア
ノヴァが操る事のできる黒い魔神で、デボネアが創造しノヴァに与えたもの。ノヴァと同様に光と同じ魔法を使いこなし、さらに他の魔導師を内部に取り込む事で、その者の魔法を操る事もできる。TVアニメ版の48話においてFTOや合体魔神レイアースとの戦闘で破損し、デボネアの攻撃を受け下半身が吹っ飛び大破したものの、デボネアがレガリアの上半身破片と融合、最後の敵として立ちふさがる。一説ではデボネアの実体化の為の器で、それをノヴァに与えていたのではないかとの説もある。名前の由来はトヨタ・マークIIのグレード名であるグランデ レガリアから。


戦艦・要塞
NSX
オートザムの巨大戦艦。ラグナ砲をはじめ多数のビーム砲やミサイル発射口、シールドなどを装備しており攻防共に戦闘能力は高い。また、FTOなどの戦闘マシーンを多数収容しリニアカタパルトを備える。名前の由来は、ホンダが生産していたスポーツカーNSX。
童夢
ファーレンの移動要塞。龍の形を模しており、炎のたてがみをなびかせて飛ぶ。タトラ曰く『長くて可愛い』らしい。龍の口部分から火球を発射できる。名前の由来は、かつてスーパーカー「零」を試作した 童夢。
ブラヴァーダ
チゼータの移動要塞。カレー鍋のような形をしている(アスカ談)。艦首からは守護精霊を出す事が出来る。また、船首の女性像の目からビームを放てる。ちなみに名前の由来は、オールズモビル・ブラヴァーダ。


その他の用語
魔法騎士(マジックナイト)
セフィーロに口伝えで残されている伝説。「セフィーロに危機が迫った時、異世界から魔法騎士が召喚され、魔神の力を借りて戦う」というもの。当初、主人公の三人はその伝説について「単純な勧善懲悪の物語」という「冒頭におけるクレフの説明」を鵜呑みにしていたが、それは誤りだった。魔法騎士の真の姿とは、「柱」がセフィーロに害悪をもたらす存在になったとき、「柱」を殺すために呼び出される人間の事だった(セフィーロに住む人間では、柱を傷つける事ができないため)。エメロード姫はザガートを愛し、セフィーロ全体よりも彼の事を大切に思うようになってしまったため、自分を殺してもらうために三人を呼び出した。
なお、クレフと原作でのフェリオの発言と、クレフがエメロード姫の在位中から柱システムへの疑問を感じていた事実を総合すると、過去に最低でも1度は光達以外の人物が、魔法騎士として召喚され柱の交代がなされた事になる。

祈りの力で国を支えるセフィーロの元首であり、セフィーロそのものである存在。その宿命と宗教的存在意義から、日本国における天皇との類似性が指摘される。生前退位や自死は許されず、セフィーロをひたすら愛する事を求められており、それ以外に少しでも心揺らぐ事があれば世界が崩壊への道を歩むという設定である。人一人が世界そのものを背負うその重圧と残酷な運命から、セフィーロの人の中にも、そのシステムの存在に疑問を持つ者が存在する(クレフ、ランティス、フェリオなど)。だがオートザムなど国が滅びる事が決定的な国からは魅力的なシステムとして狙われる。作中では光が柱になり、柱システムが無くなる事を祈った為に消滅した。なお『エメロード姫も柱システムを失くす事が出来たのでは?』との疑問は原作で解決されている。
エスクード
魔法騎士専用の武器を作るために必要な、伝説の鉱物。これで作られた武器は、持ち主の成長に合わせて形状を変えていく。名前の由来は、スズキ・エスクード。
エテルナ
エスクードがあるという伝説の泉。横から見るとただの「線」が空中に浮いているようにしか見えないが、上から見てみると泉に見えるという「二次元の泉」だった。名前の由来は三菱・エテルナ。
魔神(マシン)
魔法騎士に力を貸して共に戦うと伝えられる存在。その正体は巨大ロボットで、普段は動物の姿で神殿に眠っている。なお、セフィーロに元から存在していた魔神は三体だけだが、ザガートは自らの力で自分用の魔神を創造していた。


主題歌
第一章
オープニング「ゆずれない願い」歌:田村直美(第1回アニメーション神戸 主題歌賞受賞曲)
エンディング1「明日への勇気」歌:吉成圭子(18話まで)
エンディング2「明日への勇気<アコースティック・ヴァージョン>」歌:吉成圭子
エンディング2は第20話のみの特別バージョン。


第二章
オープニング1「キライになれない」歌:中村あゆみ(42話まで)
オープニング2「光と影を抱きしめたまま」歌:田村直美(43話以降)
エンディング1「ら・ら・ば・い~優しく抱かせて」歌:本田美奈子(42話まで)
エンディング2「いつか輝く」歌:吉成圭子(43話以降)

イメージアルバム(キャラクターソング集)も2枚制作され、Vol.1は大川七瀬、Vol.2は及川眠子がプロデュースした。

なお、これらの曲の歌詞には全て主人公3人の名である「光」「海」「風」の文字が入っている。


サブタイトル
1話~20話が第一章、21話~49話が第二章。

1.伝説のマジックナイト始動
2.沈黙の森の創師 プレセア
3.謎の美少年剣士 フェリオ
4.執念の魔操士 アルシオーネ
5.伝説の鉱物 エスクード
6.命をかけたプレセアの武器
7.捨て身のフェリオ砂漠の恋
8.召喚士アスコットの恐怖の罠
9.マジックナイト最大の危機!
10.よみがえる伝説の魔神セレス
11.異世界セフィーロの魔神伝説
12.恐るべき幻惑士 カルディナ
13.この世界でいちばん大切なもの
14.光、海、風のゆずれない願い
15.第二の魔神・空神 ウィンダム
16.強敵! 剣闘士ラファーガ
17.イノーバの正体とよみがえる記憶
18.最後の魔神・炎神 レイアース
19.対決! 魔法騎士 vs ザガート
20.伝説の魔法騎士! 驚異の真実
21.出発(たびだち)と新たな絆
22.セフィーロと三つの国
23.オートザムの侵攻とランティス
24.魔法騎士と戦艦NSX
25.光と夢の中のノヴァ
26.魔法騎士とファーレンのアスカ
27.セフィーロの柱の秘密
28.光とランティスの危険な旅
29.イーグルと捕われた光
30.ノヴァと悪魔の魔神レガリア
31チゼータの移動要塞と戦えない光
32.海・風とファーレン・チゼータ
33.光の願いとプレセアの秘密
34.光と引き裂かれた友情
35.海とタータ・タトラの野望
36.風対アスカ! 命がけの弓勝負
37.甦れ! 光の剣
38.イーグル・セフィーロ城総攻撃!
39.セフィーロ城 大混戦!
40.魔法騎士とひとときの安らぎ
41.ノヴァとの戦いと魔物の正体
42.巨大サンユン vs NSX!
43.王冠の部屋と柱の記憶
44.真剣勝負! 海 vs タータ・タトラ
45.絶体絶命! ランティスの危機
46.光・衝撃! ノヴァの真実
47.真の柱は!? 光か、イーグルか!?
48.果てしない戦い!
49.勝利への道! 信じる心が開く明日!



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≫ EDIT

銀の翼に勇気を乗せて、灯せ平和の青信号!!

ってな訳で!来た!!
俺の一番好きな勇者シリーズ!!その名も・・・
勇者特急マイトガイン!!! 
やばいですよ!!歌が流れるんです。合体する時に!!主題歌も、アニソンの中で一番好きな歌です。合体挿入歌もあれば、確実に唄います。サイバーダムには絶対に無いんだよねぇ・・・あったら、合体PV付きでやって欲しいね!!今、書いているリリカルなのはも・・・ちょい、大人目な勇者シリーズになるかも・・・
ここの管理人である私は、モロ勇者シリーズ世代ですからね。
影響しまくりって奴ですよ。
ただ、ロボットは出るかどうかなんて、保証は無いんですがね。って・・・これは、関係ないか。期待せずに待っていただければね?
あ、でも、楽しんでる人はいないわな。
んで、マイトガイン・・・今にしたら、キャストが豪華ですよ!檜山に、緑川、そして置鮎まで・・・これ程、凄いものはありません!!って・・・
何が、凄いんだか、自分でもわかりません。
まぁ、豪華でございますよ。
ロボットも、作品の中で一番カッコいい!!
他の勇者達もいいけれど・・・
この作品が最高でございます。
個人的な見解なんですけどね。
また、マイトガインが出てくるたびに決め台詞が出るのが、またいい!!
台詞は今でも、覚えてますよ。
「銀の翼に勇気を乗せて、灯せ平和の青信号!!勇者特急マイトガイン!!定刻通りに只今到着!!」
これが、マイトガインの場合ですよ。
そして・・・
マイトカイザーの場合は・・・
「愛の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪! 勇者特急マイトカイザー! ご期待通りに只今到着!」
正直、勇者シリーズの中の傑作ですよ!!
いや・・・
超傑作といっても、過言では無いでしょう!!
一度しか見せてはいないけど・・・
ジョイントドラゴンファイヤーは・・・
今でも忘れられない究極の必殺技です。
ちなみに、私の良く行くサイトで配信されています。
これで、興味が出てきたら、是非とも・・・
一回・・・
いや、二回は見てみてください!!
面白いです!!


ストーリー
昭和125年……突然の石油枯渇から50年、世界は電気で走る鉄道社会となっていた。 鉄道王として世界の経済の中心を担う「旋風寺コンツェルン」の若き総帥「旋風寺舞人」は、父「旭」の遺志を継ぎ、超AIを搭載したロボットたちによる無国籍救助隊「勇者特急隊」を結成。 かつて東京湾と呼ばれた場所に築かれたヌーベルトキオシティにうごめく悪に対し、颯爽と戦いを挑んで行く。


登場人物

主人公と仲間
旋風寺舞人(せんぷうじ まいと) (声:檜山修之)
本作品の主人公。若年にして旋風寺コンツェルンの総帥を務める。『嵐を呼ぶ旋風児』など数々のキャッチフレーズを持つ。両親を謎の事故で亡くし(後述)、父の遺志である『勇者特急計画』を受け継いで『勇者特急隊』を作り上げた。執事の青木桂一郎や使用人たちと共に生活している。また、名乗りや叫びを多用する熱い勇者。ただ、坊ちゃん育ちのせいか(特に秘書であるいずみに対して)屈託無くポロリとキツいセリフをはく事がある。幼い頃から英才教育を受けており、頭脳明晰、スポーツ万能で野球ではエースで4番。投げれば三振の山、打てばホームランという主人公っぷりだった。
最終回でサリーと結婚する。
苗字の「旋風寺」は「せんぷうじ」と発音するが、声優の檜山は、最初どう発音するのかわからなかった。「自分で自分の名前を言うシーンはほとんどないだろう」と高を括っていたが、舞人が毎回のように名乗りを上げる事を知って慌てたという。途中から「『扇風機』と同じ発音でお願いします」という注文を受けて以降はその発音で固まったが、予告編などでは「せんぷうじ」と名乗っている(「法隆寺」と同じアクセント)。
旋風寺コンツェルンは舞人によって、祖父・裕次郎の「旋風寺鉄道」と父・旭の「旋風寺流通グループ」が合併し発足させた企業グループ。
前半では「レーッツ!マイトガイーン!」の掛け声がよく裏返っていた。親友の浜田満彦と同じくらい絵が上手い。
戦闘時の衣装は決まっているが、衣装持ちであるため毎週私服の服装が変わる。
15歳。昭和109年8月24日生まれ(乙女座)、身長160cm、体重50kg、血液型はO型。
初期の設定では年齢は20歳とされていた。(となればかなり小柄な体格である)
しかし舞人の性格もキャラもすべては作られたものだった。両親も舞人を育てるものにしか過ぎず舞人は所詮ヒーローという駒にしか過ぎなかったのである。
吉永サリー(よしなが さりー) (声:矢島晶子)
本作品のヒロイン。キューポラのある街に住み、入院中の父親(声:長島雄一)に代わってアルバイトで家計を支えている。究極のプラス思考の持ち主。また(フォローはするが)、言いたい事をガツンと言い切ってしまう、ある意味で正直かつ図太い性格。父が入院した結果、家計を支え、さらには多額の治療費等を払わなければならなくってしまうという境遇のためか、貧乏性で働き癖がある。父が退院して家計が落ち着いた終盤になる頃でもマイトステーション内でコーヒーを入れて配るシーンでつい値段を言ってしまった程。ほぼ毎回敵によってバイト先が襲撃されたりして破壊されてしまいリストラされる為か毎回の様に異なるアルバイトをしているため、勇者シリーズで最も衣装設定が多いヒロインとされる(普段はセーラー服)。舞人と運命的な出会いをし、惹かれ合って行く。家族構成は弟のテツヤと父。
最終局面では彼女の意外な能力が明らかになり、呼ばれた嵐をさらに加速させた。エピローグでは舞人と共にマイトウィングでハネムーンに旅立った。
名前の元ネタは吉永小百合から。また、企画当初の初期設定では魔法少女として設定されていた(これが最終回の彼女の『意外な能力』の源流である)ため、その名残として魔法使いサリーからも名前がとられた。
弟・テツヤの名前は渡哲也からとられている。しかし彼女も結局はブラックノワールによって意図的に作られた理想(幻想)のヒロインという駒であった。
14歳。昭和110年8月9日生まれ(獅子座)、身長154cm、体重48kg、血液型はA型。
浜田満彦(はまだ みつひこ) (声:菊池正美)
舞人の幼馴染で親友。メカに強いことから勇者特急隊の開発部門にも協力している。元々列車形態とロボ形態のみの変形だったボンバーズのパワーアップの為にアニマルモードを考案したのは彼であり、また各ロボットの性格設定やデザインにも彼が関わっている。特技・趣味は漫画を描く事で、将来は漫画家になりたいと考えている。画風はアメコミチック。代表作は『銀河の用心棒ナイスガイン』。主題歌・挿入歌を集めたCD『勇者特急マイトガイン 歌のアルバム』のジャケットを飾っている青年は、このナイスガインである。5体連結をサラッと可能にしたり、マイトカイザーやグレートマイトガインへ乗って舞人と共闘したりと活躍は多い。
名前の元ネタは吉永の共演者として日活作品を彩った浜田光夫から。
15歳。昭和109年8月10日生まれ(獅子座)、身長158cm、体重60kg、血液型はB型。

旋風寺財閥の関係者
青木桂一郎 (声:岸野一彦)
旋風寺家の執事。舞人を幼い頃から知っている人物で、旋風寺旭亡き後、その遺志と『勇者特急計画』を舞人に伝え、勇者特急隊を設立させた張本人。
いつも寒いダジャレを言っているが、たまに和ませることもある。見た目は温厚かつ穏やかな老紳士だが、結構なキレ者でとても気が利く。
名前の元ネタは赤木圭一郎。
松原いずみ (声:天野由梨)
舞人の秘書。勇者特急隊のオペレーターもやっている。舞人にとっては姉のような存在。元々は旋風寺コンツェルン秘書課に属していたが、現在は舞人の専属秘書として出向。舞人の良き理解者であるが、唯一の悩みは仕事熱心ではない舞人と発生する事件のおかげで、山積みになるスケジュールの調整。「トシキ」というイグアナのペットを飼ってる以外、私生活は謎である。
22歳。昭和102年9月30日(天秤座)、身長166cm、体重52kg、血液型はAB型。
名前の元ネタは松原智恵子と和泉雅子。
旋風寺裕次郎 (声:沢りつお)
舞人の祖父。石油資源の枯渇から鉄道が交通の要となる事を見抜き、裸一貫から旋風寺鉄道(後の旋風寺財閥)を立ち上げた立志伝中の人。舞人を目の中に入れても痛くないほど可愛がっている。豪放磊落かつわがままな性格の破天荒な人物で、舞人の都合も考えずに現れてはたびたび遊びに誘う。サリーの事をいたく気に入っている。納豆が大好物。
名前の元ネタは石原裕次郎。
大阪次郎 (声:巻島直樹)
旋風寺鉄道青戸工場長。各勇者ロボの整備も担当している職人肌のおじさん。
名前の元ネタは大坂志郎。
旋風寺旭 (声:竹村拓)
舞人の父ですでに故人。勇者特急計画の立案者。かつてはギターを片手に悪と戦った流れ者の正義の味方『渡り鳥』として世界を放浪した。
その最中に『世界を狙う巨悪』の存在を察知し、裕次郎の資金援助を受けて旋風寺流通グループを設立し、勇者特急計画を立ち上げた。しかし、逆にその動向を巨悪であるブラック・ノワールの一派に嗅ぎつけられ、エグゼブの手によって妻・ルリ子もろとも暗殺されてしまう。(表向きは列車事故で死んだ事になっている)
生前、父親である裕次郎とはソリが合わなかったらしいが、それでもキチンと妻と共に立派な墓に葬られている。
舞人と彼の名前は同じ小林旭からとられており『渡り鳥』の通称は舞人の『銀座旋風児シリーズ』と双璧を成す小林旭主演の青春映画『渡り鳥シリーズ』からとられている。
なお、妻(つまり舞人の母親)であるルリ子の名前は浅丘ルリ子からとられている。

その他主人公の協力者
小沢昭一郎 (声:掛川裕彦)
日本警察の警官。自称「ヌーベルトキオシティきっての敏腕警部」だが、警察の戦力では悪人たちに歯が立たず、勇者特急隊を頼りにしている。
名前の元ネタは小沢昭一。
雷張ジョー(らいばる じょー) (声:緑川光)
その名の通り、舞人のライバルである。別名、エースのジョー。射撃とロボット操縦の達人。専用メカ飛龍、轟龍を駆る。
元は軍人だったが、親の仇を取るために脱走した過去がある。親が宍戸博士なので、本名は…。
当初はウォルフガングの元、敵として登場したが、物語中盤で父を利用して殺害したのがエグゼブである事が明らかとなる。終盤では、父の仇討ちのために舞人と共に戦うことになる。
上記の通り、名前の元ネタは宍戸錠からとられており「エースのジョー」も元々は宍戸錠の愛称である。
衣装が変わることがなかったが、スタッフ曰く「彼は貧乏で、着ている服以外の服を持っていないから」。
「歌のアルバム」では貧乏故に「ネズミは食い飽きた」と衝撃の一言を残している。その後エグゼブを倒した後に飢餓で愛機の轟龍とともに雪に埋もれる。が、最終話では舞人とサリーの結婚式に現れていることから、何とか生き延びたようだ。

ヌーベル・トキオを巡る巨悪たち
ウォルフガング (声:佐藤正治)
ドイツ人の誇り高き天才科学者。「世界一強いロボット」を造る事に情熱を燃やしており、マイトガインを超えるロボットを造ろうとする。作中で最初に登場した「ティーゲル5656」は非常に不恰好なロボットだったが、製作を重ねるうちに性能もデザインもどんどん洗練されていき、ついにはマイトガインに匹敵するロボット、飛龍・轟龍を造り上げる。根っからの悪人というわけではないが、目的のためには手段を選ばないマッドサイエンティスト。
中盤、部下たちに見放された時に青戸工場でアルバイトをし、その時に大阪工場長と知己を得る。このときの出会いをきっかけに、部下よりもロボットのほうが大事であると言う考えを改め、部下たちを思いやるようになった。
作品後半では(不本意ながら)エグゼブのバックアップを得てメカを開発するが、ジョーの父を殺害したのがエグゼブである事を暴く。そしてエグゼブが「科学者を利用するだけ利用してポイ捨てする男」と見抜き、自ら科学者としての誇りをエグゼブに知らしめるために静かな戦いを展開。影ながらジョーをバックアップした。
終盤、エグゼブの背後にいる科学技術の存在を根本から否定しかねない大巨悪であるブラック・ノワールの存在を知り、対抗手段を講じる。そしてブラック・ノワールを弱らせるための精神波長『イノセント・ウェーブ』を見つけ出し、その増幅装置を開発。部下たちを通じて勇者特急隊にそれを託し、自らは悪の天才科学者としての誇りをかけてブラック・ノワールに特攻をかけた。エグゼブに背後から撃たれ足場を踏み外し、転落して死亡したかと思われたが、エンディングでギブス姿ながら元気に登場し、部下たちと再会を果たす事ができた。
ウォルフガングを演じた佐藤正治と雷張ジョー役の緑川光は、同年に放送された特撮作品『電光超人グリッドマン』において、それぞれカーンデジファー役とグリッドマン役で共演している。本作とは対称的に2人が宿敵同士だったり、スポンサーが本作と同じタカラだったり、放送時間帯が本作の直後などの理由から、本作とグリッドマンは何かと比較される事が多い。
イッヒ/リーベ/ディッヒ (声:山下啓介、鈴木勝美、川津泰彦)
ウォルフガングの部下。それぞれの名前を続けて言うとドイツ語の意味で「愛しています」となる。最初はたくさんいたウォルフガングの部下の中で、最後まで残った三人組。物語途中で全員がウォルフガングの元を去ってしまうが、また彼の元へ戻って来た。
エグゼブのアジトに乗り込んできたジョーにより踏み倒されるが最終話でウォルフガングの指令を忠実に守り、勇者特急隊に『イノセント・ウェーブ増幅装置』を届けた。
エンディングでは路頭に迷っていたところを、ウォルフガングと涙の再会を果たす。
ショーグン・ミフネ (声:梁田清之)
戦国武将風の衣装に身を包む日本かぶれのアングロ・サクソンアメリカ人。テーマパーク「大江戸ランド」を隠れ蓑に「古き良き日本文化を取り戻す」ために日本征服を狙う。
決め台詞は「男は黙ってぇ~○○」。○○の中には、主に作戦内容や自分の嗜好が入る。「男は黙ってウーロン茶」、「男は黙って脱走犯」など。
全ての作戦を勇者特急隊に妨害され、遂には大江戸ランドを独立国にしようとするが失敗し、金目のものを奪いに旋風寺邸に侵入したとこで御用となった。
名前の元ネタは三船敏郎。
内藤ルンナ(胡蝶) (声:本多知恵子)
ミフネ配下のくノ一。旋風寺重工に潜入するが浜田と恋仲になりミフネを裏切る。
敵ロボットと刺し違えてパーフェクトキャノンで打ち抜かれ、その後は生死不明になっていたが、最終話の結婚式シーンで姿を見せている。
名前の元ネタは内藤洋子と、彼女のヒット曲「白馬のルンナ」。
ホイ・コウ・ロウ (声:島香裕)
中国の裏世界を牛耳るマフィアのボス。年老いているが武術の腕は高く、ルースの敵わなかったチンピラ5人組を1人で倒すほど。ヌーベルトキオを趣味の悪い中華風の街並みに変えようと画策していた。ピータンという名前のオウムを飼っている。物語中盤、配下であったはずのパープルに権力を奪われ全てを失い、その後坂本と名乗り屋台ラーメンを開業した。名前は回鍋肉から。
チンジャ・ルース (声:置鮎龍太郎)
ホイの右腕。彼が全てを失った後も支え続けた忠臣。田中と名乗りホイと共にラーメン屋を営む。名前はチンジャオロースから。
カトリーヌ・ビトン (声:叶木翔子)
女性だけで構成される窃盗団「ピンクキャット」のボス。ワガママかつ強欲で、自分の欲望のままに犯罪を犯す。その行動原理は常人では予測もつかぬところにあり、とんでもない理由で突拍子も無い事件を起こす。美術品や美容アイテムを主に狙う。自称、永遠の29歳。
名前はカトリーヌ・ドヌーヴとルイ・ヴィトンから。
オードリー (声:夏樹リオ)
カトリーヌ・ビトンの右腕。男装の麗人。どんな命令もそつなくこなし暑さ寒さなど気持ちの問題だと言い切る根性主義者でもある。
元ネタはオードリー・ヘプバーン。外見はほとんど似ていない。
エグゼブ (声:菅原正志)
表向きはトレジャー・ロボテック(通称TR社)の社長で、中盤以降勇者特急隊に強大な敵として立ち塞がる。ウォルフガングにジョー専用機である轟龍を開発させた折に、機首のドリルを「趣味ではない」と言う理由から取れと命令するなど、独特の審美眼を持つ。
元々はケン・エノモトという優秀で人望ある政治家だったが、ブラックノワールによって拉致を受け洗脳されて現在の姿になった。舞人の両親やジョーの父を殺害させた張本人でもある。皮肉にも最後は、結局取られることの無かった轟龍のドリルに貫かれ、作品屈指の名セリフ、「だからドリルは取れと言ったのだ」を残し絶命する。
本名の元ネタは喜劇王・榎本健一。
パープル (声:鈴木勝美)
ホイ・コウ・ロウの配下だったが、中盤でアジアマフィアの組織を乗っ取った。エグゼブ配下の幹部として彼の指令を実行する。表向きは絶大な人気を誇るロックミュージシャン。後半のエンディング曲は彼が歌っている設定で、劇中にも登場し、シングルカットもされた。
趣味は読書でシェイクスピアや夏目漱石を尊敬しており彼等に「先生」を付けて呼ぶ。また最終章では彼等が言い残したり作品中に記した台詞を引用したりもしていた。
元々エグゼブの配下であったのかどうかは不明だが、作中の台詞によりどの時点からか洗脳されていることが明らかになっている。パーフェクトキャノンの前に散り機体ごと爆発した。
シャーマネ (声:川津泰彦)
パープルのマネージャー。音楽関連はもちろん、賞金稼ぎを雇ったり、ゴロツキをホイの屋台に差し向けるなど犯罪についてもプロデュースする。パープルとは古くからの付き合いらしい。オネエ言葉で話す。パープルがエグゼブの配下と判明して以降は影が薄くなる。
ブラック・ノワール (声:水原リン)
勇者特急隊に敵対してきた者たちを背後から操っていた全ての黒幕。この支配者の存在がヌーベルトキオの存在意義に重大な関りを持っていた。実態のない存在でスクリーンの中に映像のような姿で映し出されるが、強大な力を持っておりエグゼブらを洗脳したり目の前の敵を気絶させたりすることが出来る。魔のオーラによりパイロットごとロボットを洗礼、幾ら破壊されても再生・復活するゾンビのようなロボットを作り出して勇者特急隊を苦しめた。
正体は三次元人(現実の人間)で、舞人たちを二次元人(アニメのキャラクター)と暴露したあたり、「悪の手先」をもじったペンネームを用いた高松監督の分身ともいえる。最期はイノセントウェーブの前に魔のオーラを無力化され、ダブル動輪剣の前に敗れる。その際に自分も「巨大な悪」というゲームの駒に過ぎなかったことを悟る。
名前の元ネタは黒の悪。つまりこの世界に迫る黒い野望である。後番組の『ジェイデッカー』や『ゴルドラン』に登場するハイジャス人やレジェンドラ王とは共通点が多いが関連は不明。


勇者特急隊
ヌーベルトキオの平和を守る勇者たちの総称。シリーズで初めて、従来の『エネルギー生命体が機械と融合する』という設定から『人間が1から作り出した純粋なロボット』という設定に作られた。
彼等は舞人から「勇者」の名を与えられており、通常における『勇者』としての総称を持つ最初の勇者である(ダ・ガーン達の場合は、誕生当時に勇者という言葉は無く、年数を経て自分達を説明する言葉として勇者を使用している)。
また、合体後の人格が統一されるなど、完成度として勇者個人単体ではなく、複合合体後の姿で完成の状態を取る初の形態。完成形となった勇者は全員が鉄道車両形態になる(ダイバーズとカイザー1~5以外は合体前でも鉄道車両)という、同代の勇者全員が同一の変形をする唯一の代でもある。ただしマイトガインの結末が登場するものがすべて2次元だったので正式にはロボットではなく舞人達と存在は一緒になる。

大列車フォートレス
青戸の工場や旋風寺邸など各地に分散していた整備施設・待機施設などが一つに集まった勇者特急隊移動基地。全世界最強・最大の超電導飛行施設である。

勇者特急マイトガイン
全勇者特急隊メンバーのリーダーとして製作された。技術面ではひかりボンバー→ひたち・やまびこ・成田ボンバー三体とダイバーズの中間に完成しており、合体構造など戦闘面・救助面などを両立して行えるように設計されている。
その結果、出力面の確保や攻撃力を維持する為、意思を持たない専用のサポートロボが与えられており、サポートロボの組み合わせを変更する事で機体構造の変更がしやすく、後付の強化が可能である。
ガイン(声:中村大樹)
300系新幹線から変形。性格は真面目で実直。舞人とは親友のような間柄。マイトガインのメイン人格を構成しており、合体時は舞人のサポートにあたる
データ
全高15.0m
重量26.2t
走速度165km/h
跳躍力160.2m
最大モーター出力150000馬力
武装
ガインショット
グレネードランチャーアダプター
ガインバスター
ガインアンカー


専属サポートメカ
マイトウィング
400系新幹線(山形新幹線「つばさ」)から変形する戦闘機。舞人が搭乗。劇中では石油枯渇により航空機もほとんど壊滅状態のため、劇中当初は世界唯一の空を飛ぶ超電導ジェット機だった。
データ
全長16.2m
重量23.6t
最大速度1850.0km/h
最大飛行速度870.2km/h
最大モーター出力:不明


ロコモライザー
巨大蒸気機関車型サポートメカ。後部に列車形態のガイン、マイトウイングを搭載可能。ウォルフガングも驚愕したほどに巨大。軌道が無くても、海上でも走行可能であり、地球上のどこへでも三分以内に駆けつける。
データ
全長35.5m
重量54.9t
最高速度360000km
装備
ロコモバスター


特急合体
マイトガイン
(声:中村大樹)
舞人の「レッツ・マイトガイン!」の掛け声で特急合体し、ガインが左腕、マイトウィングが右腕、ロコモライザーが胴体・脚部、頭部となり完成。コックピットは頭部にある。合体中に音楽だけでなく劇中歌が流れるのはシリーズ初。エースのジョーが操縦する飛龍に破壊された後、復旧時に強化改造をされガインの意思で合体可能になる。(ただしその後もマイトカイザーのオーバーホールなどで舞人がたびたび搭乗していた。)一応の飛行能力はあるが、空中戦用ではないため空中戦が得意な相手との相性は悪い。名乗りは「銀の翼に希望(のぞみ)を乗せて、灯せ平和の青信号! 勇者特急マイトガイン! 定刻通りに只今到着!」
データ
全高25.0m
重量104.7t
走速度680.0km/h
跳躍力750.8m
最大モーター出力450000馬力
武装
動輪剣×2本
マイティスライサー
マイティバルカン
マイティカッター
マイティキャノン
マイティシールド
マイティディスチャージャー
シグナルビーム
特殊装備
ツバメロケット

縦一文字斬り
横一文字斬り
十文字斬り


ドリル特急マイトカイザー
マイトガイン大破後に登場する新型メカ。舞人が搭乗する、超AIと意思を持たない勇者特急隊員(ただしドリル特急やカイザージェットのときは自動操縦による無人走行や無人飛行が可能)。名前の如く先端にはドリルが付き、カイザーキャリアを牽引する。
マイトカイザーの胴体と腰部(先頭部は武器)に合体する。グレートマイトガイン合体時には胸部を構成。一時期ロコモライザーが破損して戦線離脱していた時期は代わりに主役機としての扱いを受ける。マイトガインが戦列に復帰し、自律行動できるよう改良された後は、舞人が専門に搭乗する。
マイトカイザー
本来はマイトガインの強化パーツだったものを人型に調整したもの。マイトガインと同等の戦闘力を持ち、かつ飛行能力(空中戦闘能力)まで有する。舞人の「チェンジ・マイトカイザー!」の掛け声で、ドリル特急とカイザー1~5の6機が合体。コックピットはマイトガイン同様、頭部にある。カイザージェット(飛行形態)へも変形。
名乗りは「愛の翼に勇気を込めて、回せ正義の大車輪! 勇者特急マイトカイザー! ご期待通りに只今到着!」
データ
全高23.5m
重量82.4t
走速度560.0km/h
跳躍力860.8m
最大飛行速度1860.8km/h(M1.5)
最大モーター出力585000馬力
武装
カイザードリル
カイザーロッド
フック
ショルダードリル
カイザーバルカン

ドリルクラッシャー
カイザージェット
データ
全高24.6m
最大飛行速度M5


カイザーキャリア
カイザー1~5を格納する車両。マイトカイザー及びグレートマイトガイン合体時に使用するウイングと、胸部(グレートマイトガイン時には頭部の飾り)になるブレードが取り付けられている。
カイザー1
小型偵察機。マイトカイザーの胸部&頭部に合体する。グレートマイトガイン合体時には腰部を構成する。
カイザー2
地底戦車。マイトカイザーの右腕に合体する。グレートマイトガイン合体時には左前腕を構成(ガインと合体)する。
カイザー3
強力クレーン車。マイトカイザーの左腕に合体する。グレートマイトガイン合体時には右前腕を構成(マイトウィングと合体)する。
カイザー4
海底探査機。マイトカイザーの右足に合体する。グレートマイトガイン合体時には左足首を構成する。
カイザー5
スーパーブルドーザー。マイトカイザーの左足に合体する。グレートマイトガイン合体時には右足首を構成する。

マイトガイン+ドリル特急合体
グレートマイトガイン(声:中村大樹)
舞人の「レッツ・マイトガイン!」の掛け声の後に「グレート・ダッシュ」とコールし、マイトカイザーが分離、強化パーツとなってマイトガインと超特急合体し完成する。名乗りはマイトガインと一緒であるが、何処からとも無くスポットライトが輝き、桜吹雪が舞う。
データ
全高35.8m
重量187.1t
走速度1680.0km/h
跳躍力2250.8m
最大飛行速度13464.8km/h(M11)
最大モーター出力1250000馬力
武装
グレート動輪剣
マイティバルカン
マイティスライサー
グレートブレイカー
グレートファイヤー
マイティディスチャージャー
シグナルビーム

真っ向唐竹割り


弾丸特急マイトガンナー
勇者特急隊計画において最後に作られた超AI搭載型ロボット。特急としては唯一完全な単体であり、個人での合体は無い。そのため、単体ロボットとしてのパワーは、勇者特急隊最強である。
マイトガンナー(声:鈴木勝美)
SL・パーフェクトキャノン・ロボットに三段変形する。性格は少々荒っぽい。500km離れた標的を誤差1cmで撃ち抜く事が出来る。(浜田談)
データ
全高18.5m
重量46.7t
走速度280.6km/h
跳躍力180.2m
最大モーター出力280000馬力
武装
ショルダーキャノン
セルフキャノン
ビークルモード
全長22.4m
最大走行速度362000km/h


弾丸特急+マイトガイン+ドリル特急合体
グレートマイトガイン・パーフェクトモード
グレートマイトガインとマイトガンナーが合体。勇者特急隊最強勇者。かつ勇者シリーズで最多数メカによる合体を誇る(ガイン・マイトウィング・ロコモライザー・ドリル特急・カイザー1~5・マイトガンナー)。
また、巨大隕石ドガンテスを破壊する際や、最終決戦においては、グレートマイトガインが弾丸特急を直接持って使用していた。
武装
グレートマイトガインの全武装
パーフェクトキャノン


アニマル特急ボンバーズ=猛獣特急隊ボンバーズ
血の気の多い体育会系で構成されたチーム。主に戦闘を担当する。以前は特急、ロボットモードのみだったが、浜田のアイディアによってアニマルモードを追加。全員が連結して「アニマル特急」となり、その際全員改名した。
勇者特急隊として初期の段階で制作されており、超AIを最初に搭載している。全特急隊メンバーの雛形的存在であり、技術面など以降に誕生する特急メンバーのプロトタイプである。時系列の段階で制作順で記載。データーはパワーアップ後の物である。(強化前のスペックは不明)
全体の通称としてアニマル特急と呼ばれるが、正確にはホーンボンバー参加後は猛獣特急と呼ぶ。
ホーンボンバー(声:巻島直樹)
ボンバーズプロトタイプで事実上最初に超AIを搭載。100系新幹線から変形。アニマルモードはトリケラトプス。長らく封印状態であったが、トライボンバーが大破した際、ボンバーズのパワーアップメンバーとして強化改造が施された。
旧名・ひかりボンバー。
データ
全高16.0m
重量32.6t
最大モーター出力200000馬力
武装
ホーンダッガー
トレインモード
全長16.5m
武装
ホーンランチャー
アニマルモード
全長18.5m
武装
ホーンランチャー
ホーンサンダー
ホーングラップ


ライオボンバー (声:巻島直樹)
200系新幹線(2000番台)から変形。アニマルモードはライオン。ボンバーズリーダーである。
旧名・やまびこボンバー。
データ
全高15.2m
重量27.5t
最大出力180000馬力
武装
ライオレーザー
トレインモード
全長16.5m
最大走行速度不明
アニマルモード
全長12.0m

ライオクラッシャー
ライオフレイム


ダイノボンバー(声:掛川裕彦)
特急スーパーひたちから変形。アニマルモードはティラノサウルス。
旧名・ひたちボンバー。
データ
全高15.0m
重量32.3t
最大モーター出力220000馬力
トレインモード
全長16.6m
アニマルモード
全長23.3m

ダイノハンマー
ダイノブリザード
ダイノファイヤー
ダイノガーランド


バードボンバー(声:菊池正美)
成田エクスプレスから変形。アニマルモードは鳥。
旧名・成田ボンバー。
データ
全高15.0m
重量19.9m
最大モーター出力178000馬力
トレインモード
全長16.2m
アニマルモード
全長10.5m

バードソニック
バードスラッシャー


アニマル特急特殊合体
トライボンバー
(声:巻島直樹)
ライオボンバーが頭と胸、ダイノボンバーが右腕脚、バードボンバーが左腕脚となり猛獣三体合体して完成。パワータイプの勇者。一時、マイトガインを守るため、飛龍と戦うが、破れる。後に復活する。しかし、バトルボンバーが登場した為以降の出番が少ない。
データ
全高24.2m
重量85.6t
走速度630.0km/h
最大出力730000馬力
武装
ボンバーブレイク
ボンバーストリーマー
ボンバーミサイル
必殺技
ボンバーガントレット
ボンバークラッシュ


猛獣特急特殊合体
バトルボンバー
(声:巻島直樹)
ホーンボンバーが頭、右肩、胸、背中の強化パーツとなってトライボンバーと合体した勇者。グレートマイトガイン・パーフェクトモードのプロトタイプと思われる形態をしている。右肩のホーンボンバーパーツに内蔵されたバトルランチャーは超電導砲であり、1発の威力はダイナマイト1万5千本に相当する。
データ
全高24.6m
全高(ランチャー部含む)26.5m
重量118.2t
走速度1452.5km/h
最大出力970000馬力
武装
バトルランチャー
バトルバースト
ボンバーブレイク
必殺技
ボンバーガントレット
ボンバークラッシュ


アニマル特急
データ(トライボンバー)
全長25.5m
重量85.6t
最高速度3400km
データ(バトルボンバー)
全長34m
重量118.2t
最高速度3400km



レスキュー特急ダイバーズ
冷静沈着なメンバーで構成されたチーム。主に救助を担当する。全員が合体して、フランスの超特急「TGV」に良く似た「レスキュー特急」となる。
時系列において中期に制作されており、超AIや合体におけるシステムなどが初期型のボンバーズよりも精度が増しており、より複雑な動作が求められる救護活動型として完成された。
ファイアダイバー(声:置鮎龍太郎)
ダイバーズリーダー。消防車から変形。
データ
全高14.8m
重量19.2t
最大モーター出力120000馬力
武装
ファイアディスチャージャー
ファイアロケッター
ビークルモード
全長7.5m


ポリスダイバー(声:巻島直樹)
パトカーから変形。
データ
全高12.9m
重量13.5t
最大モーター出力97000馬力
武装
ポリスマグナム
ポリスミサイル
ビークルモード
全長4.3m


ジェットダイバー(声:菊池正美)
ジェット機から変形。
データ
全高12.9m
重量12.9t
最大モーター出力109000馬力
武装
ジェットエリミーネーター
ビークルモード
全長9.0m
武装
ジェットクラスター
特殊装備
ジェットケージ


ドリルダイバー(声:掛川裕彦)
ドリル戦車から変形。
データ
全高:12.8m
重量25.6t
最大モーター出力107000馬力
武装
ドリルハーケン
ドリルディッカー
ビークルモード
全長9.0m
武装
ドリルディッカー
ドリルアーム
ドリルキャッチャー


ダイバーズ特殊合体
ガードダイバー
(声:置鮎龍太郎)
ファイアダイバーが上半身、ポリスダイバーが腰と太腿、ジェットダイバーが左脚、ドリルダイバーが右脚となり緊急四体合体して完成する救助型勇者。戦闘もこなせるが、人命救助を最優先として設計されている。傷ついた人を優しく運ぶために、マニピュレーターは非常に器用で、生卵を割らずにつまめるほど。
データ
全高23.5m
重量71.2t
走速度980.5km/h
跳躍力1200.5m
最大モーター出力380000馬力
武装
ダイバーライフル
ダイバースパーク
ダイバーデトネイター
ダイバーアタック
ハイドロキャノン
ダイバーアンカー
必殺技
ダイバーギムレット


全特急合体
(全車両連結)
勇者特急隊の全車両を連結した形態。ドリル特急が先頭車両なのでこちらに分類。
(ドリル特急+弾丸特急+ロコモライザー+アニマル特急+レスキュー特急)
この形態から繰り出される「ジョイントドラゴンファイヤー」は、勇者特急隊の中でも最大の威力を誇る必殺技だが、劇中では一度しか使用されなかった(しかも、勝敗が決して逃亡する敵に向けてである)。

ジョイントドラゴンファイヤー


登場メカ・敵対勢力機

ウォルフガング勢力機
基本的に正当派の悪役ロボットを扱う。操縦はウォルフガング自ら乗り込む事が多いが、イッヒ達が同乗する事もある。ティーゲル5656、メガソニック8823のように、名前に数字が入っているのも特徴。
飛龍
ウォルフガングが雷張ジョーに与えた試作可変戦闘ロボ。「隼号」と呼称するポルシェ928型のエレカ(石油が枯渇しているので車も全て電動でガソリンスタンドの代わりに電気スタンドなるものまである)が胸部部分に合体しコクピットとなる。
この世界では数少ない超電導ジェットに変形でき、変形機能を駆使して戦闘する。この機体を目にした時、舞人は「マイトウィング以外に超電導ジェットがあったなんて」と驚いていた。
元の名称は「ソニック」であったが、ジョーにより改名。ウォルフガングは完成型の「メガソニック8823」でマイトガインと戦ったが、当て馬にされ怒ったジョーに破壊される。このときメガソニックが使用したビームライフルはその後飛龍の手に渡り、ヒリュウブレイザーとして使用されることとなる。幾度となく舞人の前に立ちふさがり、トライボンバーの機能を停止寸前にし、ついにはマイトガインを倒すが、完成直後のマイトカイザーが繰り出したドリルクラッシャーによって撃破される。
玩具はトランスフォーマーZの「ソニックボンバー」の色換えでありベースモードにも変形可能だが、劇中では未登場。後に登場する轟龍と共に劇中のウォルフガングによる名称は流用元のキャラクターになぞらえたものになっている。玩具に付属する「隼号」が劇中では登場しないロボットモードに変形するのは、元玩具に付属するマイクロトランスフォーマー「ソニック」を色換え流用したため。
データ
全高25.5m
重量76.5t
走速度780.0km/h
跳躍力870.3m
最大モーター出力770000馬力
武装
三節棍
ヒリュウジャベリン
ヒリュウトンファー
ヒリュウストライカー
ヒリュウブレイザー
ジェットモード
最大飛行速度M3


轟龍
エグゼブの軍門に下ったウォルフガングが製造した四段変形ロボ。ロボットモードの他、ジェット、ドリルタンク、基地形態へと変形する。ピニンファリーナミトスに似た「大鷲号」と呼称するエレカが胸部部分に合体してコクピットとなる。グレートマイトガインと同等の能力を持つ。発展型の「アトラスMk-II」、強化型「ε(イプシロン)」も後に登場。エグゼブは頭のドリルは趣味に合わないので外せと注文したところ、文字通りロボットモードで頭部に位置するドリルは変形時に脱ぐようにされた。しかし結局ジェット形態では機首にそのドリルを装備する仕様で完成してしまい、エグゼブ自身がこのドリルに貫かれ絶命するという皮肉な運命を辿るのだが、その時の「だからドリルは取れと言ったのだ…」は作品中で一、二を争う名台詞と言える。ちなみに「アトラスMk-II」と「ε」ではドリルはオミットされている。設定では四段変形だが、ベースモードは1カット写るのみでドリルタンクモードは登場しなかった。
玩具はトランスフォーマーZの「ダイアトラス」の色換えであり、飛龍同様、劇中のウォルフガングによる名称は流用元のキャラクターになぞらえたものである。玩具に付属する「大鷲号」が劇中では登場しないロボットモードに変形するのも、「隼号」の例にもれず、元玩具に付属するマイクロトランスフォーマー「スピーダー」を色換え流用したため。
データ
全高34.4m
重量98.7t
走速度1780.8km/h
跳躍力1870.3m
最大飛行速度9792.8km/h(M8)
最大モーター出力1680000馬力
武装
ゴウリュウキャノン
ブースターナックル
ミサイル
ジェット機モード
ドリル
ドリルミサイル
ベースモード
基地形態
ドリルタンクモード
ドリル
ドリルミサイル


ショーグン・ミフネ勢力機
主に侍や忍者など、江戸時代の人間をモチーフにしたロボットを扱う。コントロール方法はコクピット内の操縦者の動きをトレースするバイオフィードバックシステムを採用している。
剣豪ロボ
佐々木小次郎をモチーフにした長刀を背負うロボット。操縦者はコジロー。一年かけて一羽のツバメを追いかけて完成した必殺剣・燕斬りを駆使する。「鉄道網大切断作戦」の一環として、各地の線路を文字通り切断するという手に出る。第3話にしていきなりマイトガインを負かしたが、リターンマッチで囮のツバメ型ロボットを射出するという戦術の前に敗れた。
将軍ロボ
ミフネが最後の切り札としてこっそり隠していたロボット。鎧武者をモチーフとしたデザインで、ミフネ二刀流という剣術を扱い、グレートマイトガインと打々発止のチャンバラ劇を演じた。
ミフネ自身の体術もあってかグレートマイトガインをギリギリまで追い込むものの一瞬の隙をつかれ敗北した。

カトリーヌ・ビトン勢力機
人型ロボットは少なく、ネズミや恐竜など、ヨーロッパの童話や動物をモチーフにしたメカを扱う。コクピットは戦艦のブリッジよろしく、操縦を三人の部下に任せ、ビトン本人は一段高い指令席から指示を飛ばす。
ハーメルン
「女ねずみ小僧」を名乗ったビトンが強盗のために繰り出したネズミ型ロボット。ただし、名前はハーメルンの笛吹き男に由来する。銀行や富豪の家を襲い、現金を盗み出しては街にばら撒いていた。
パンプキン
ハロウィンのジャック・オ・ランタンをモチーフにしたロボット。頭頂部のプロペラで空を飛ぶ。戦闘時には四隅から手足が生え、頭のプロペラを取り外して鎌として使用する。

アジアマフィア勢力機
他の組織に比べるとモチーフや形態にはばらつきが見られるが、その分パオズーのような非人型のものや、チューレンパイのような人型、さらにブラックガインのように超AIを搭載した機体等、バリエーションに富んだものが多い(機体を商品として売りつけるという組織としての方針も関係していると思われる)。
またホイ・コウ・ロウがボスだった時期には中華風の意匠を取り入れた機体が比較的多く散見されたが、ボスがパープルに代わってからはあまり登場しなくなった。
ホイ・コウ・ロウ機
パオズー
周辺の金属(劇中ではエレカ)をケーブルを利用して吸収、ボディを形成するロボット。本体はアタッシェケース型のコアであり、これが破壊されない限りは先の能力を利用して自己修復が可能となっている。頭部の機関砲が武器。劇中では二体登場している。

勇者特急隊海賊機
ブラックガイン(声:松本保典)
ホイ・コウ・ロウが製作したガインの完全コピーロボ。性能の全てを複製しており、能力は互角。
マイトガインのサポート機にあたる、マイトウイング、ロコモライザーも同時に複製されており、ブラックガインオリジナルのブラックパイルダーとの計4体合体が可能。
しかしガインの正義の心までコピーしてしまっていたため、製造者を裏切り勇者特急隊に協力してしまう。
ホイはマイトガインが元から持っていた、操縦者による外部操縦機能を悪用し、ブラックガインと強制合体、ブラックマイトガインとして操った。なお、ブラックガインは合体後ブラックマイトガインの右腕部分となるという設定なので、本編では合体シーンでは右側にいるのだが、マイトガインを助けようと合体から離脱した時には左腕になっていた。マイトガインによって正気に戻った後、ブラックは正義の戦士に戻っていた…。超AIが無事だった為、最終回でようやく修復。苦手なものは早口言葉。
シリーズ初のゲスト登場枠であり、正式な勇者では無い。しかし一話登場にしては壮大な感想を視聴者に与えた事や、後続のゲスト出演枠であるカゲロウの人気も相まって、『新世代ロボット戦記ブレイブサーガ』で正式参戦勇者として復活。以降のゲームにおいてもルート選択において重要な役割を示すなどの活躍を見せる。
テレビシリーズ及び敵として戦う時の台詞は「黒い翼に殺意を乗せて、灯せ不幸の赤信号。悪者特急ブラックマイトガイン、定刻破って只今到着」。仲間になった際の決め台詞は「黒い力を正義に変えて、灯せ悪への赤信号。勇者特急ブラックマイトガイン、声援受けて只今見参」。
一部の噂では、ガインと完全同型の設計なのだから、マイトガインのマイトウイング・ロコモライザーと合体が可能なのではないか?と噂されているが、真偽の程は不明。また、ガインの人格をそのままコピーしたのだから、ガインとしての記憶を持っているので人間で言うクローン人間なのではないか、またはガインをプロトタイプとした、ガインの子供ではないのかなどともネットでは言われている。

パープル配下使用機
リッケンバッカー
アトラスMK-Ⅱ

轟龍の強化発展型。「スイートデビル隊」と名乗る三人の傭兵が乗り込み、マイトガインと戦った。その戦闘力は、たった三機で正規軍の精鋭ロボット部隊を全滅させるほど。だが、パイロットの技量はさほどでもなかったようで、轟龍・グレートマイトガインの前に敗退した。
三機はそれぞれビームサーベル、ビームグレイブ、ビームアックスを使用していたが、轟龍と同じくビームライフルやロケットパンチが装備されているのかは不明。なお、轟龍に装備されていた機首のドリルは、エグゼブの意向が反映されてか外されている。
スイートデビル隊の三人の名前はラン・スー・ミキといい、キャンディーズに由来する。

エグゼブ勢力機
インペリアル
最終決戦にてエグゼブが操縦した超巨大ロボット。そのサイズは半端ではなく、グレートマイトガインを指して玩具と呼ぶほどのサイズを有する。巨大な剣を武器とする他、胸から放つビームはパーフェクトキャノンをも押し返し、さらにマイトガンナーまで弾き飛ばすほどの威力を持つ。グレートマイトガイン、轟龍の二体がかりでも太刀打ちできなかったものの、最後はジェット形態の轟龍の特攻によってボディを貫かれ敗北。尚、他の洗礼ロボットと同様に魔のオーラによる効果は受けているはずであるが、この特攻時においてはなぜか魔のオーラによる再生効果が発動していないという矛盾(パイロットが機能停止すると再生できない という説もある)が生じている。
イクス(Χ)
ヴォルフガングが造ったロボット。パイロットと共に洗礼されて変貌してしまった。魔のオーラによる再生能力を持つ。
イプシロン(Υ)
飛行ロボット。アトラスMk-Ⅱが洗礼されたもの。魔のオーラによる再生能力を持つ。
ツェット(Ζ)
歩兵ロボット。リッケンバッカーが洗礼されて姿を変えたもの。魔のオーラによる再生能力を持つ。


主題歌
オープニング
「嵐の勇者(ヒーロー)」 (作詞:横山武、作曲:樫原伸彦、歌:岡柚瑠)
エンディング1
「危険なゴールド」 (作詞:横山武、作曲:前田克樹、歌:Marie Cochrane)
エンディング2
「Black diamond」 (作詞:横山武、作曲:樫原伸彦、歌:PURPLE)


OP

OP.FULL

ED

ED2

マイトガイン

マイトカイザー

ガードダイバー

トライボンバー

バトルボンバー

ブラックマイトガイン

轟龍

グレートマイトガイン

ジョイントドラゴンファイヤー

| 勇者シリーズ | 20:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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バイファムの子供たち

今回は、以前に紹介した、バイファムの登場人物たちを紹介したいと思います。
13人の子供たち、そして、他の人間達・・・。
バイファムに登場した人物。
彼等が、辿ってきた経歴を紹介します。


子供達
スコット・ヘイワード(声:鳥海勝美)
15歳。男子。ジェイナス号のキャプテン。一番の年長者で、ボーイスカウトのリーダーをした事があるというだけの理由からキャプテンを任せられてしまう。生真面目な性格で自分に対しあまり自信が持てないが、ある事件を契機に次第に人間的で柔らかい一面が表に出るようになる。当初はやけに悲観的な発言をして周囲を不安がらせるなど、精神面で頼りない面も見受けられたが、戦いの中で徐々にリーダーとしての力量を備えるようになり、他の子供達からも頼られるようになる。クレアとは幼馴染み。タウト星に囚われたロディを救出すべく奮起し、稚拙な腕前ながら、黄色い塗装の練習用バイファムで出撃した事もある。
ロディ・シャッフル(声:難波克弘/保志総一朗)
14歳。男子。フレッド・シャッフルの兄。白のツナギに赤いTシャツが似合う少年。積極的で、彼の行動から事態が展開することも多く、本編の主人公格となっている。典型的なネアカ人間で喜怒哀楽が激しく、誰とでもすぐに打ち解ける。戦闘では主にRVバイファム(機体番号7)に搭乗。メカの扱いに関するセンスが良く、RVの操縦に関しては長い航海の間に相当の腕前に成長しており、ミューラァからは地球軍のエースパイロットと勘違いされていたほど。途中で13人の中で唯一設定が描き直され、後半では成長し背も伸びて、顔つきも精悍になった。同年齢のバーツとは親友、相棒そして肩を並べる戦友としての絆が深い。ケイトの死に対して、原因を作ってしまったカチュアを一度は責めるが、のちに和解。ククト星降下後、彼女に惹かれていく描写があったが、その先はなかった。
バーツ・ライアン(声:竹村拓)
14歳。男子。ベルウィック星で他のメンバーに合流。一見ツッパリ少年風だが、実はとても心優しく、面倒見のいい性格で場を盛り上げるムードメーカー。基本的には行動派だが、一歩引くという大人の感覚も身につけていて、メンバー内では最も精神年齢が高い。歳の近いロディやスコットとは特に仲がよく、覗き事件・エロ本騒動など、共に思春期の男子らしい行動も目立った。マキとは両親の事を語るなど恋愛関係につながるとも思えるエピソードもあった。歯が一本欠けているが、放置されていたRVディルファムに搭乗して初めて戦闘した際折れたもの。RV操縦に関しては一日の長があり、当初操縦シミュレーターで他の子供たちにレクチャーを施すほどであった。宇宙に出てからの戦闘では、RVネオファムに搭乗。旧式ながら、ロディのバイファムと対等を誇り、最後まで共に戦った(ジェイナスには他のバイファムや補充のトゥランファムもあったのだが、乗り換えることはなかった)。解放されたタウト星で地球軍と合流した際、ククト星降下後の大気圏内戦闘に備えて補給物資の中からスリングパニアーをこっそり拝借するなど、抜け目がない。
クレア・バーブランド(声:冨永み~な)
14歳。女子。高級将校の一人娘、ちょっぴり太め。戦闘にはほとんど参加せず、主にジェイナスの内政・家事を担当する。世話好きで頭の回転も速いが、少々潔癖症。ストレスを内に溜め込むきらいがあり、マルロ・ルチーナら幼い子供達の母親代わりも任せられてしまう状況に、時には爆発したことも。スコットの良き理解者だが、どちらかと言えば尻に敷くタイプかもしれない。
マキ・ローウェル(声:羽村京子/手塚ちはる)
13歳。女子。目深にかぶった「MAKI」印の帽子とショートパンツがトレードマークの、ボーイッシュな女の子。普段は帽子で隠れているが、髪は意外に長い。コンピュータやメカに強く、行動派の面が目立ち、時としてやや大人ぶった言動をするが、女の子らしいチャーミングな一面も併せ持つ。趣味の音楽はクラシックらしい。戦闘時には主にパペットファイターを操縦し、敵ARVを撃墜している。後半では一時補充されたRVトゥランファムに砲手として搭乗したが、操縦担当のケンツの五月蝿さに辟易し、カチュアと交替している。
シャロン・パブリン(声:原えりこ)
11歳。女子。男の子のような風貌で、一人称は「オレ」。あっけらかんとしてマイペース。協調性に欠け、当初は他の子供たちとトラブルを起こすこともままあった。ただ、根が明るく憎めない性格のため、深刻な事態になることは殆どない。ケンツにはいつもちょっかいを出してからかっているが、彼の描いたレッドベアーマークを描き直してやるなどの気配りも見せる。また、後にはがさつな彼女を嫌っていたペンチとも仲良くなる。手先の器用さを活かしたエピソードが多い。直接戦闘に絡むことは稀だが、砲手として敵ARVを撃墜したこともある。
フレッド・シャッフル(声:菊池英博)
10歳。男子。ロディの弟で、兄とは対照的に引っ込み思案で内向的、泣き虫な少年。頭の回転が速く、手先も器用。子供達の戦闘に重要な役割を果たした「高ゲタ」は、彼のアイディアによるものである。戦闘にはほとんど参加せず、主にコンピュータ処理を担当。ペンチのことが好き。
ペンチ・イライザ(声:秋山るな)
10歳。女子。詩と読書が好きな、一見物静かな女の子だが、時折芯の強さを見せ周囲を驚かせる。皆と一緒に風呂に入ろうとしないケンツを怪しんだシャロンにつきあい、風呂を覗くという大胆な一面も持つ。フレッドと仲が良く、優柔不断な彼を常にリードしている。シャロンとはある事件をきっかけに気の置けない悪友となる。直接戦闘に絡むことは稀。見かけによらず寝相が悪い。
カチュア・ピアスン(声:笠原弘子)
10歳前後。女子。緑の髪と瞳が特徴的な、冷静沈着で心優しい少女。普段は物静かだが意外な程の行動力を持ち、他の子供達の危機を幾度か救った。実はククトニアンであったという出自が後に明かされ、幼くして過酷な運命に晒されることになる。頭脳明晰で、ベルウィック星脱出の際にはシャトル操縦に関して知識を役立てた。ジェイナスに移ってからは主に情報処理を担当。後半では、砲手として操縦担当のケンツと共にRVトゥランファムに搭乗した。最終話で他の11人と分かれ、ジミーとともにククト星に向かった。
ケンツ・ノートン(声:野沢雅子)
9歳。男子。軍人一家に育ち、社会で一番偉いのは軍人だと信じている熱血少年。軍事マニアでもあり、RVなどの兵器にも詳しい。通称「軍曹」(バーツの命名)。行動力だけは旺盛だが、それを支えるものがないので戦闘時には静止を聞かず猪突猛進、敵とみるや真っ先に発砲するなど、常にジェイナスのトラブルメーカーとなっている。一方で、異性の悪友シャロンに対しては純情な一面も見せる。また、異星人であることが判明したカチュアの事を責めた際に、彼女をかばうジミーとは大喧嘩をしたが、後に別件で彼とは蒙古斑を見せ合う仲になった(その後、カチュアとも和解し、よき仲間となる)。戦闘時には好んで火器を扱った他、後半にはカチュアと共にRVトゥランファム(機体番号11)に搭乗し、ククト星へ降下した(ジェイナスと合流直前の戦闘で当機は失われているが、合流後格納庫に残されていた8号機に乗り換えている)。
ジミー・エリル(声:千々松幸子)
7歳。男子。ベルウィック星の宇宙ステーションでカチュアといっしょに救出された少年。やや閉じこもりがちなところがあり、会話が苦手。いつも行動がワンテンポ遅く、のんびりしているように見えるが、カチュアが責められていると激しく怒る。動植物への愛情が強く、またカーゴルームの遺跡の変化にいち早く気づくなど、観察力も鋭い。同じポッドで脱出し、同じように無口なカチュアといつも一緒にいたが、一度ケンツと喧嘩をして打ち解けた後は彼とコンビになることも多くなる。マルロやルチーナの良き遊び相手であり、物語終盤ではカチュアの行く末も左右した。戦闘にはほとんど参加していないイメージがあるが、ジェイナス号の砲手として幾度となく敵ARVを撃退している。戦争終結後、ケンツに「うちに来ないか」と持ちかけられるが、最終的にはカチュアと共にククト星に向かった。
マルロ・Jr.・ボナー(声:佐々木るん)
4歳。男子。ルチーナと同じく、最年少メンバー。いざという時は男らしく振る舞おうとする健気な一面も見せる。最年少組ではあるが、それに甘んじることもなく、生活面では二人ともきちんと言いつけられた仕事を(楽しみながら)こなしている。
ルチーナ・プレシェット(声:滝沢久美子)
4歳。女子。遊びたい盛りのちょっぴりおませな女の子。家が隣同士だったマルロとは仲が良いが、どちらかと言えば「お姉さん」役か。将来の夢は、マルロのお嫁さんになること。子供達のマスコット的存在として、物語に花を添えた。

大人の地球人
ケイト・ハザウェイ(声:滝沢久美子)
26歳。女性。クレークの助手としてクレアド星に派遣されていた地質学者。クレーク亡き後、ジェイナスの子供達の引率者・母親代わりとなる。カチュアの出生の秘密を知り、頼れる者もなく一時は酒に溺れるが、ロディの説得などもあって立ち直る。第16話でジェイナスを飛び出してしまったカチュアを連れ戻すべく、パペット・ファイターで出撃するが、帰還の際敵の攻撃を受け、宇宙に散る。子供たちによって、彼女の遺品は葬式として宇宙に流された。しかし後日談のOVAでは、死亡したかと思われていた彼女は実はククトニアンの捕虜となって生きており、これもまた生存していたミューラァによって保護されていた。しかし、過酷な尋問によって記憶を失っていたため、なんとか記憶を戻してあげようと奔走する子供たちも、彼女自身も苦悩する。結局記憶を戻す事はかなわず、失意のまま帰路につくロディ達であったが、最後の最後、シャトルが発進する寸前に記憶が蘇った。ロディの初恋の人。
メルビン・クレーク(声:笹岡繁蔵)
42歳。男性。クレアド星の遺跡調査隊のチーフとして派遣された宇宙考古学者。学者にしては胸板厚くワイルドな風貌で、正規のクルーや多くの避難民を失ったジェイナスを抜群の行動力で指揮し、ベルウィック星まで移動させることに成功する。すでにベルウィックも襲撃された後だったが、生き残った地球軍へ救助の約束を取り付けるべく単身赴いた帰り、乗っていた輸送機がククト軍に撃墜され、死亡した(死体は発見されなかった)。ケイトがひそかに愛していた人だが、彼女自身それに気づいたのは彼を失った後であった。
フレデリック・ローデン(声:仲村秀生/藤本譲)
年齢不詳。男性。地球連邦宇宙軍駆逐艦レーガン艦長。階級は大佐。イプザーロン系での異星人襲来の報を受け、派遣された地球軍先遣艦隊の司令。その際、タウト星へ向かうジェイナスと接触、子供たちを保護し地球へ送還しようとするが、彼らの両親を救出したいという純真な思いに心を動かされる。その後、タウト星攻防戦において星の大爆発に艦隊ごと巻き込まれ、戦死した模様。
中尉(声:山田俊司)
本名不明。年齢不詳。男性。クレアド星脱出の折、ジェイナスの指揮を執ることになった先任士官。正規の軍人は8名にまで減ってしまったため、やむなく民間人に協力を申し出て砲座についてもらうが、素人がまともに敵と渡り合える訳もなく次々と戦死、ジェイナスの生存確率は0.29%と出る。そこでRV部隊で出撃していた中尉は、最後に残った部下2人を帰還させ、自らは敵の母艦に特攻をかけて、壮絶な最期を遂げた。炎に包まれるコックピットで最後まで彼の頭にあったのは、妻子と過ごした楽しい休暇の思い出であった。

ククトニアン
ラレド(声:藤城裕士)
年齢不詳(壮年~中年?)。男性。ジェイナスの子供達と初めて接触を持ったククトニアン。重傷を負いジェイナスに保護され、そこでカチュアがククトニアンである事を示唆する。ペンチには父親を思い起こさせる存在であった。自分の命が長くない事を悟り、囮となって宇宙に消えた。彼がリベラリストグループの一員であり、地球軍に接触する役目を託されていた事を後に子供たちは知ることになる。
シド・ミューラァ(声:古田信幸)
推定23歳、もしくは33歳。男性。ククト第三軍第3ククト星師団特殊部隊第2特務別動隊指揮官、少佐。ククトニアンと地球人の混血児。そのため、反地球感情が高まっていたククトニアン社会で激しい差別を受け、実力だけが評価される軍に身を投じた。ARVデュラッヘに搭乗し、ロディの好敵手として戦闘を重ねる。リベラリスト(反戦主義者)の捕虜となるが、脱出し軍に復帰。しかし後の戦いで上官に裏切られ、単身ククトニアンの部隊に切り込んでこれを殲滅。その後、行方不明となる。OVAでは無事生還、軍を退役して事業を興していた。後にケイトを保護。
名前の由来は、当時ロス疑惑で話題になった三浦和義の「三浦」から引用し「ミューラァ」になった模様。ビジュアル面でのモデルはデヴィッド・ボウイ。
レアラ・ジェダ(声:堀内賢雄)
年齢不詳。男性。ククトニアンのリベラリストグループのリーダー的存在。政治犯としてタウト星に投獄されていた時に、同じく囚われたロディと出会う。タウト星脱出後、ククト星でロディ達と再会。グループの行動隊長として活躍し、戦闘時には独自に開発したARVギャドルに搭乗した。普段は温厚で人当たりがよいが、戦闘時には味方を敢えて見捨てることも厭わない一面も見せる。物語終盤ではロディらを地球連邦軍の駆逐艦に送り届け、地球との和平交渉の根回しを行った。
グレダ・デュボア(声:原えりこ)
年齢不詳。女性。ククトニアンのリベラリストグループの一員。最後には苦悩するカチュアをククト星に連れ帰った。
シャル・サライダ(声:緒方賢一)
年齢不詳(初老)。男性。ククトニアンのリベラリストグループの精神的指導者で、かつ技術者でもあり、リベラリストグループの使用するARVギャドルの設計者。「博士(はかせ)」の肩書きで呼ばれている。ミューラァの父の友人であり、両親を失った彼の育ての親でもあった。そのため、彼の置かれた複雑な立場を慮っていた。
ククトニアンの子供達(声:真柴摩利=ガイ、吉田美保=メル、綾崎みき=ケイ、西宏子=ユウ)
ガイ(推定12歳 男子)、メル(推定10歳 女子)、ケイ(推定8歳 女子)、ユウ(推定6歳 男子)の4人組。ガイとユウは兄弟。ククト星の収容所に捕らわれている両親を探す旅をしていた。食糧を奪うためにジェイナスの子供達と接触したが、すぐに打ち解ける。彼らの協力を得て無事両親に再会し、ククトニアン市民の住むコロニーに戻っていった。


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Detonator

オーガン。
ね?
スパロボWで出るまで全く知らなかったよ。
それにともなってか、YOU TUBEで本編が配信されていたというね?
正直、どうでも良い。
そんな、作品だったんだけど・・・
監督が大張監督で・・・
キャストが意外に豪華。
ビックリな作品でございでしたよ。


ストーリー
西暦2292年。地球には高度な技術が発達し、コンピューターが生活の大部分を担うようになっていた。 そんな地球に、突如宇宙の彼方からの侵略者『イバリューダー』が迫る。 彼らの襲撃に巻き込まれた少年、真道トモルは『オーガン』と名乗る者と出会い、 イバリューダーとの激しい戦いに身を投じていく・・・。


主題歌
第1話ED「バンディリア旅行団」 (作詞・作曲・平沢進 編曲:平沢進、松本かよ 歌:平沢進&東京混声合唱団 String:内田輝ストリングス)
弟2話ED「山頂晴れて」 (作詞・作曲・編曲:平沢進 歌:平沢進&戸川純 Chorus:見上裕一、藤井ヤスチカ、藤井一彦、高橋ボブ、竹内修、鎮西正憲)
第3話ED「魂のふる里」 (作詞・作曲・編曲・歌:平沢進 String:三宅純)
挿入歌「金星」 (作詞・作曲・編曲・歌:平沢進)


登場人物

真道トモル:山寺宏一
23世紀の、地球の理想都市<CITY-NO.5>に住みながら、20世紀を“古き良き時代”と感じる17歳の少年。そのため懐古趣味的な面があり、博物館に通って20世紀の機械を眺めたり、古いジャケットを好んで着たりといったシーンが見られる。
将来の目標を見出せず、バーチャルリアリティの世界で遊ぶ中でオーガンの呼びかけを受けた。イバリューダーの襲撃に巻き込まれ、神先未知の危機を目の当たりにして自分の無力さを痛感し、「守る為の力が欲しい」と望み、オーガンと合身(リンク)し、イバリューダーの尖兵を退ける。
その後はオーガンから受け継いだ記憶のビジョンに恐怖し、リンクを拒否していたが、陽子の「守るべき対象が見つかった時が戦いの時」という言葉を受け、自分の守るべきものが何かを考える。戦いの中で未知とは相思相愛の仲となっていき、最終決戦の前には互いに抱擁を交わして戦場に赴いた。
オーガン:山寺宏一(二役)
侵略者「イバリューダー」の中でも勇者と称えられるほどのデトネイタークラスの戦士。ミークの親衛隊長であり次期ヘッド・デトネイターだったが、ある時イバリューダーを裏切り、地球に向かって脱走する。亜光速で地球へ向けて脱走する最中に元同僚のデトネイター一人を倒している。身長は3メートルと小型だが、恒星間移動すら可能とする驚異のテクノロジーの結晶。
月で追っ手達と相打ちになって撃破されたかに思われたが、既に逃走中から自身の「設計図」を地球へ発信しており、その設計図を元に防衛組織E.D.F(エディフィ)の地下プラントで再成され、トモルに呼びかけを続けながら静かに復活の時を待っていた。
トモルとリンクし、イバリューダーの尖兵を退けた際に自らの記憶を彼に託し、自分が地球にやって来た理由や、イバリューダーのテクノロジーなどのデータを預けた。
神先未知:冬馬由美
E.D.Fに所属する天才科学者。オーガン再成など重要プロジェクトに携わる。トモルにその知性を羨ましがられた際に、自分が人工的に作られた天才であることを明かす。
ゾアの邪念に取り込まれて精神を破壊されかけたトモルを命をかけて救おうとするなど、戦いの中でトモルとは相思相愛となっていき、彼女を守ることがトモルの戦う意義となっていく。
アイザック:田中信夫
未知とほぼ同じ時代に作られた有機スーパーコンピューター。人格インターフェースを備えており、人間と同じように会話、思考する。未知と同一のテーマについて推論する場合、その帰結は未知と同じものをみることが多い、正式名称<I-ZACK・O1/2(オーハーフ)>
ノック:関俊彦
トモルの友人。俳優志望らしく、E.D.FのCMキャラクターに選ばれた際には嬉々としてトモルに自慢していた。
ウェッジ:梁田清之
陽子の部下で、茶髪の男。
バージル(小説版ではゴードン):江原正士
2巻でトモルに突き飛ばされた金髪の男。
明貴ミヤビ:井上喜久子(ゲーム版のみ)

E.D.F(エディフィ)
地球統合国家ユニファの紛争鎮圧部隊。オーガンの世界では、兵士の一人一人が強力な装備を身につける為、大規模な部隊を展開する必要が無いので、地域鎮圧には少数精鋭で事に当たる。
美剣陽子:篠原恵美
E.D.F戦闘機部隊、バード中隊のリーダーを務める、勝気で男勝りな女性。一人称は「俺」。トモルに重要な助言を与える。
イバリューダーと2度交戦するも、乗機の力不足から2度とも撃墜されるなど不遇の目に遭っていたが、最終決戦では地球製ソリッドアーマーのパイロットに任命され、最後まで戦い抜いた。
久見・ジェファーソン:笠原弘子
シティNO.5のアイドルのように祭り上げられている少女。目が不自由だが予知能力があり、その予言は抽象的ではあるが、必ずといっていいほど的中する。
他にもテレパシーのような能力を持ち合わせており、オーガンや敵と会話を行っている。さらには強制的に時間を進ませ日の出を早める現象を起こしている。この能力がオーガンに大きな力を与えることになる。

イバリューダー
宇宙を放浪する、戦闘種族。ブラックホールの重力にも耐える強靭な身体や、単独での恒星間航行能力、一体で一つの都市を壊滅させる程の火力、優れた探知能力等、単体でも驚異的な戦闘能力を誇る。種族としての目的は、未知の敵と戦う事でより強い力を得て、次の戦いに勝利する事のみである。イバリューダーは全て、総統ミークの指示の元で動いている。
ラング:若本規夫
リーブと同時期に地球にやって来たイバリューダーの戦士で、オーガンの元上官であるヘッド・デトネイター。女子供であろうとも容赦なく抹殺する冷酷な性格であり、地球では脱走した元部下であるオーガン抹殺を至上任務とする。
オーガンの思考を読んでの攻撃によって優位に立つが、リーブの助言によってそれを逆手に取られ、形勢はほぼ互角に。相打ち覚悟で都市ごとオーガンを消滅させようとするが・・・
リーブ:冬馬由美(二役)
オーガンを追って地球にやって来た斥候型(スカウト)イバリューダーの女戦士で、オーガンのかつてのパートナー。未知の夢の中に現れ、オーガンの居場所を突き止めようとするが、そのやり取りの中でオーガンが地球を目指した理由を知り、イバリューダーのヒントを未知に教えて去っていく。
その後、同時期に地球にやって来たラングと戦うオーガンに助言を与えるなど、最終的にはイバリューダーの意に反した行動を取ることとなる。
ミーク:笠原弘子 (二役)
イバリューダーの総帥。イバリューダーの行動はミークの予言によって決定される。普段は顔しか見えないが、イバリューダーの中で唯一地球人と同様の肉体を持っている。
ハイパーゾア:内海賢二(ハイパーゾアの名称は設定資料集から)
イバリューダーの総司令にして最強の戦士。そのマスクの下には生身の人間の顔が覗く。ミークを絶対者として崇めているが・・・


登場メカ
ソリッドアーマー
外宇宙より飛来する、意思を持った鎧。ウォーリアーズ、デストロイヤー、デトネイター、スカウトの各タイプが存在する。
地球の兵器では有効なダメージを与えられず、地球製ソリッドアーマーが完成するまではオーガンに頼らざるを得ず、不利な戦いを強いられていた。
ネタばれに注意: ここには、作品の核心に至る内容が、詳細に記述されています。
その正体は、白鳥座付近の異常重力源を調査する計画「シグナライト計画」によって200年前に旅立った人間が、宇宙空間という過酷な環境に適応するために究極の進化を遂げた姿である。オーガンがトモルをパートナーとして選んだのは、トモルがオーガンと共通のライフデータを持っている子孫だったからである。(主演の山寺と、冬馬、笠原が二役を演じているが、彼らの演じたキャラクターは祖先と子孫の関係で繋がっている)
この計画で旅立った人間は現在も行方不明とされていたが、実際は異常重力源に巻き込まれ、通常と違う時間の流れの中で急速に進化しながら生存していた。
人体は内部に神経組織の一部のように取り込まれている。
しかし地球での200年は彼らには数千年であり、殆どのメンバーはクローン技術で複製される中でかつての記憶を失い、行動原理は戦闘を繰り返し優れた技術を接収するだけになってしまった。そのため地球にたどり着くまでに幾多の惑星や文明を滅ぼしている。しかしオーガンは自分がかつて地球人だったことを思い出し、自らの失われた過去である地球を守るために逃亡した。
ゾアは唯一人間時代の憎悪の記憶がはっきりとした形で残っている為か「地球からは何の助けも来なかった。守るべきものがあるならば、我々も見捨てられはしなかったはずだ。この宇宙で信じられるのは自分の力だけだ」と語った。
その怨念が肥大し、イバリューダーは戦闘を繰り返すだけの種族となってしまったと考えられる。
オーガン(地球製)
イバリューダーを裏切って逃亡してきたソリッドアーマーの一つ、デトネイタークラスのオーガンが送ってきた彼自身のデータに基づき、地球の技術で解析・再成した姿。オーガン本人の意志や記憶までそのまま持っている。しかし地球側のテクノロジーの低さもあって元型(アーキタイプ)に比べ若干性能が劣っている部分(巡航用推進機等)が在る。
自分で動くことも出来るが、自らの意思で真道トモルをパートナーとして選び、彼と合身(リンク)することで稼動する。このとき、トモルの身体は素粒子レベルにまで分解される形でオーガンと融合する。その為、過度のリンクはトモルに生命の危険を及ぼすことになると劇中で語られている。
イバリューダーは皆溶鉱炉(人間で言う心臓)を潰されると死ぬが、地球製オーガンはトモルとリンクして電気的に取り込んでいる為か溶鉱炉を潰されても死ななかった。
装甲材質はオーバリウム808とマグカーボンの複合積層材。
武装は手首から飛び出るナイフ「オーガン・カッター」、拳から連射するライトニードル、普段は腰に収納されている大型の槍「オーガン・ランサー」、小説2巻31ページにて放ったビーム、頭部から発射される大口径のビーム砲「P.E.C(ペクサー)キャノン」を主な武装とする。
また、胸部装甲を展開し重力レンズを最大出力で形成することによって太陽光エネルギーを一点に集中させる必殺技「グランドクルスアタック」が存在する。
エイド
イバリューダーでの一般的なデストロイヤークラスのソリッドアーマー。1話では一体がオーガン抹殺の為地球に赴き、3話では大量に登場した。外装を排除して機動性を高めた姿であるウォリアークラスのエイドIIの形態をとる事が出来る。
ラング
デトネイターを束ねるヘッド・デトネイター。対象の思念を読み取ることができる。腕から放つビームはペクサーキャノン級の攻撃力を持つ。
ハイパーゾア
イバリューダーの総司令であり最強の戦士。オーガンの拳を砕いたりオーガンの放ったP.E.Cキャノンを軽々と受け止める等、きわめて高い能力を持つ。
エクテアーマー
防衛隊エディフィの使用する兵装。リンクマンと呼ばれるパイロットによって運用される、一種のパワードスーツである。状況に応じて、人型形態と機動兵器形態に変形する事が出来る。空戦用のバードマンや、陸戦用のタンクマン等、戦場に応じた各種のバリエーションが存在する。イバリューダーの侵攻には、全く歯が立たなかった。後にリンクマンは、イバリューダーを分析して造られた「ソリッドアーマー」を装備する事で、初めてイバリューダーと互角に渡り合えるようになる。
地球製ソリッドアーマー
オーガンとリーブの記憶から得られたデータを元にエクテアーマーの発展型として開発された、その為装着・操縦方法などはエクテアーマーのそれをほぼ引き継いだものとなっている。イバリューダーの編成と同じく、ウォーリアーズ、デストロイヤー、デトネイター、スカウトの各タイプが製造されているがイバリューダーのオリジナルとは異なる部分が散見される。データ上では、オーガンを基に開発したデトネイター型でオーガン(地球製)の約69%の力を発揮できるとされる。イバリューダーとの最終決戦直前に完成し、実戦投入された。それまでの兵器では歯が立たなかったイバリューダーの兵器とも互角以上に渡り合い、その中でも美剣陽子率いるバード中隊の3名は、敵戦闘惑星の中心部に潜入し、これを破壊するという実績を上げた。
P・A・S・F・U(パスフー)
地球で流行している自由に見る夢を操作できる機械、トモルはセイフティリミッターを外して使っている程その知識に精通したマニアである。トモルはこれをがきっかけでオーガンとコンタクトし、ある重大な事実を引き出す事にも成功した。
万能工作機ビルヴェルビント
設計図があれば何でも作れると謳われている。ある程度あいまいな情報でも製作可能と思われる。オーガンを再成し、地球の最終決戦時の戦力の殆どはこの機械で3ヶ月の期間を要し準備された。


PART1

PART2

PART3

PART4

PART5

PART6

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その人物・・・アムロ・レイ

はい。
記念すべき、11月の100個目の記事はアムロさんです。アムロ・レイ・・・それは、ガンダム界の中では、最強を誇るガンダムのパイロットといっても、ありえないことではないでしょう。それに対抗できるのは、シャア・アズナブルしかいないでしょう。
それでも、常に、アムロという存在が勝利を約束されている。
彼ほど、強力なキャラクターはいるでしょうか?
スーパーロボット大戦シリーズでも、その強さは・・・
無類の強さを誇るのです。
νガンダムに乗り換えた時、アムロという人間はさらに覚醒するのですよ。
クワトロは使わない・・・
でも、アムロは使う。
それが、私です。
連邦の白い悪魔の歴史を紐解いてみると・・・
かなり興味深いものがあります。
女性関係とかね・・・
そこで、改めてアムロも人間であるということがわかってくる。
改めて、こういうキャラを創った富野監督には驚かされてしまいます。
アムロ・レイ (Amuro Ray) は、アニメ作品群「ガンダムシリーズ」のうち、『機動戦士ガンダム』に始まる宇宙世紀を舞台とする作品に登場する架空の人物。アニメ『機動戦士ガンダム』及び『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』における主人公で、富野由悠季監督作品のガンダムシリーズ全体における主役の1人である。声優は古谷徹。


経歴及び劇中での活躍
ガンダムシリーズには多数の派生作品があり登場人物の事蹟も異なる場合があるが、ここでは特に断りのない限りテレビアニメ『機動戦士ガンダム』『機動戦士Ζガンダム』及びアニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』における事蹟を基準に記す。

生誕から一年戦争前期まで
宇宙世紀0064年(一説によれば0063年11月4日)父テム・レイと母カマリア・レイの一人息子として生まれる。AB型。生誕から幼少まで過ごした地域は北アメリカの太平洋沿岸地域の町プリンスルパート(劇場版設定)、あるいはロサリト(『THE ORIGIN』設定)、日本の山陰地方(テレビアニメ版設定)、旧モンゴリアなどと諸説あり定説を見ない。
幼い頃に母と離別し父テム・レイと共に宇宙へ移民した。宇宙のどこで暮らしていたかは定かではないがサイド7への移民が開始されたのは宇宙世紀0078年5月からであるため他のサイドで暮らしていたとするのが通説である。ただし、テム・レイがコロニーの建設現場を見せるために始めからサイド7付近で暮らしていたとする説もある。
父が仕事で家を空けることが多いため、自宅では一人で過ごすことが多かった。そのためかコンピューターや機械いじり好きの内向的な少年に育った。サイド7移民後は、隣家に住んでいた少女フラウ・ボゥとその家族によく面倒を見てもらっていた。機械いじり好きを証明するものとして、ペットロボットハロを自分で作り上げている。なお劇中でのセリフから父親に殴られることなく育ったようだ。

一年戦争後期 (『機動戦士ガンダム』)
宇宙世紀0079年9月18日、地球連邦軍の新造艦ホワイトベースを追ってジオン公国軍の巡洋艦ムサイが周辺空域に侵入、コロニー内へのザクII強襲に遭遇する。当時15歳の彼は、避難の最中に「V作戦」の極秘ファイル(ガンダムの操縦マニュアル)を偶然入手し、アイドリング状態だったガンダムに乗り込みザクを倒すために起動。強襲を仕掛けたザクを初陣にして2機撃破する。なお、この戦闘が歴史上初の実戦におけるモビルスーツ同士の対戦であった。また、父親のテム・レイはこの戦闘で宇宙空間に放り出され行方不明となる。
その後は民間人でありつつもホワイトベースの乗組員としてガンダムに搭乗し、ホワイトベース地球降下を阻止すべく執拗に追い迫るジオン軍のエースパイロット、そして以後宿命のライバルとして戦い続けることとなるシャア・アズナブルの追撃を振り払う日々が始まる。この頃はなし崩しとは言え、まともにガンダムを操れたのはアムロのみであった事から、何時の間にか地球連邦軍の正規パイロットのように扱われるようになる。地球降下前まではアムロ本人もまんざらではなく、新しい玩具を手に入れた子供のように嬉々としてガンダムの凄さをクルーに語ったりもしていた(テレビアニメ版のこの頃は、まだ当時主流の熱血主人公の欠片が見え隠れしていた)。
しかし地球降下以後、「生き残る」という以外に戦う意義を見出せぬまま、戦闘の真っ只中に連日晒されていたアムロの精神は日に日に疲弊し、心のバランスを崩していく(戦闘疲弊症)。ガルマ・ザビの執拗な追撃をなんとか退けたものの、自分を戦争の駒のように扱う二代目ホワイトベース艦長のブライト・ノアとは度々衝突をし、唯一のアイデンティティとなっていた「ガンダムのパイロット」の地位さえ、ブライトの「リュウに任せよう」という発言から脅かされることとなる。これを偶然聞いてしまったアムロは半ば発作的に脱走を決意し、ガンダムに乗って砂漠の大地に消えていった。この脱走中、砂漠の町のレストランに立ち寄ったところ、偶然ジオン公国の軍人ランバ・ラルと出会う。ランバ・ラルの愛人であったクラウレ・ハモンと共に大変気に入られたが、敵同士であったが故に戦場で再会、対峙することになる。ラルの駆るグフを退けたものの、その口から「勝てたのは腕ではなくモビルスーツの性能のおかげだ」と指摘され、ここで初めて「あの人に勝ちたい」と、パイロットとして「生き残る」以外の意味を見出した。その後、アムロの目の前で軍人として殉じたランバ・ラルの姿は、敵同士であったとは言え父性の欠如していたアムロにとっては越えねばならぬ父親のような存在としてそびえ立ち、大きな影響を与えることとなったのである。そして、ラルの仇を討つ為にホワイトベースに特攻を仕掛けたハモンに、逆に特攻を仕掛けたリュウ・ホセイの死が、彼の中に生きる意味を問いかける事となる。
マチルダ・アジャンより“エスパーか”とも評されたアムロは、ランバ・ラル、黒い三連星等、数々のジオンの戦士との死闘を経ていつしかニュータイプとしての覚醒を見せ始め、ジャブローでは再び見えたシャアと互角以上の戦いを演じた。ジャブローから再び宇宙に舞い戻ってからも、ドレン大尉率いるキャメルパトロール隊のムサイを撃沈し、コンスコン機動艦隊との交戦では、敵艦隊擁する12機のリック・ドムのうち9機を3分で撃破した上に、コンスコンの乗る旗艦チベまでも撃沈して見せた。それ以降もアムロのニュータイプ能力は拡大し続け、ソロモン攻略戦など、幾多の戦闘で大きな戦果を挙げる。ジオンからは、“赤い彗星”シャアと対比して連邦の白いヤツ(バンダイのゲーム作品では白い悪魔、バンプレストのゲーム作品では白き流星)と恐れられるようになる。やがて、その超人的な反応速度に対しガンダムが反応しきれなくなるが、マグネット・コーティングを施される。その頃にはシャアのゲルググを通常のパイロットではありえない距離(ララァの実験の際にはかなりの苦痛を伴う距離)から正確に狙撃するほどの鬼神の働きを見せる。そして、最終決戦となったア・バオア・クー攻略戦でシャアの駆るジオングと交戦、両者相打ち(但し、ジオングは撃破、ガンダムは中破である)となりガンダムは破壊されるものの、最終的に一年戦争を戦い抜く。なお、彼の撃墜スコアは連邦軍内においては第2位であったのだが、1位の数値がアムロ以下と大差をつけていること等もあり、アムロの突き抜けた英雄視を嫌った上層部による情報操作という見方もある。どちらにしろ、地球連邦軍の勝利の一翼を担った英雄として軍の歴史教科書に載るほどとなった。
上記の通り、彼の成長の影にはセイラ・マスやリュウ等のホワイトベース乗組員や、憧れの人となるマチルダ等の魅力的な大人との出会いがある。その中でも、サイド6に於いてララァ・スンとの出会いは彼の人生を決定付けたと言っても過言ではない。同程度のニュータイプであるララァとの邂逅によってニュータイプとしての能力に磨きがかかる。そのララァとの交戦中、ニュータイプ同士としての精神の交感を体験するが、その最中に襲い掛かるシャアに反撃した際、シャアを庇ったララァを戦死させてしまう。これは彼の人生の大きな悔恨となり、終生彼を苦しめることになる。

グリプス戦役 (『機動戦士Ζガンダム』)
一年戦争後は英雄的扱いを受ける。彼に注目した多くのジャーナリストから「ニュータイプとは何か?」と取材を受けることになるが、彼の発言は大衆にとって抽象的で難解なものとしか理解されなかったと言われる。やがて大尉に昇進し、北アメリカのシャイアン基地に勤務。しかし、地球連邦政府のニュータイプを危険視する思惑から事実上の軟禁状態に置かれていた。彼も、ララァを撃ち落したことの後悔を引きずり鬱屈した生活を送っていた。また長期軟禁の影響で精神的な疲弊が起きていたのか、当初はMSへ再び乗ることを躊躇していた。
しかし宇宙世紀0087年、かつての幼馴染でありハヤトの妻になっていたフラウ・ボゥと再会しカツ・コバヤシに説得され共に監視を抜け出す。空港で輸送機を奪いエゥーゴの支援組織カラバに合流。その際、シャア(クワトロ)と7年振りの再会を果たす。また、昔の自分を思い出させるカミーユ・ビダンや、ベルトーチカ・イルマによって刺激され、再びモビルスーツで戦うことを決意する。7年のブランクを感じさせない卓越した操縦技術でエゥーゴを援助。シャアに借りたリック・ディアスでカミーユを指導しながらアッシマーを撃墜したのを皮切りに、リック・ディアスやディジェを駆って、キリマンジャロ攻撃作戦やダカールでの戦いなどで活躍した。ただ、シャアに宇宙に上がることを薦められた際には、死んだララァに出会うような不安を抱き、宇宙に上がることはできなかった。
フォトストーリー『ガンダム・センチネル』の設定などによるとグリプス戦役終盤ではアウドムラの第18飛行部隊の隊長として、Ζプラスに搭乗していたとも言われている。また、アトラクション『ガンダム新体験 グリーン・ダイバーズ』や3DCGアニメ『GUNDAM EVOLVE../9 MSZ-006 Ζ-GUNDAM』などによると、戦争終結前後に確認されたZガンダム3号機のテストパイロットの1人で、「ホワイト・ユニコーン」のコードネームで呼ばれる人物ではないかという説も存在する。グリプス戦役期にこれら搭乗機体・参加した戦闘が複数存在するのは、カラバによる情報操作ないし影武者が仕立てられたからである、などの見解がある。連邦軍の監視の目を掻い潜ってカラバに参加したアムロには連邦政府からの追っ手がかかっており、彼を捕えさせない為の措置であったと考えられる。

第一次ネオ・ジオン抗争 (『機動戦士ガンダムΖΖ』)
第一次ネオ・ジオン抗争においては全く姿を見せることは無かったが、アーガマが地上に降りた時のブライトとハヤト・コバヤシとの会話から、この時既に宇宙に上がっていたことが分かる。これ以降、消息不明となったシャアの居場所を探るべく、数年にわたる内偵を開始する。

第二次ネオ・ジオン抗争 (『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』)
宇宙世紀0092年、外郭新興部隊「ロンド・ベル」のモビルスーツ隊隊長として、リ・ガズィやνガンダムを駆り、歴戦の名艦長ブライト・ノアらと共に、シャア率いるネオ・ジオンとの戦いに挑む。当時の階級は大尉。
第二次ネオ・ジオン抗争が勃発した宇宙世紀0093年3月4日、地球連邦軍本部があるチベットのラサに向け小惑星5thルナの落下を目論むネオ・ジオンを阻止する為にリ・ガズィに搭乗して戦闘に参加。ヤクト・ドーガを駆るギュネイ・ガスを退けるのには成功したものの、サザビーで出撃してきたシャアには圧倒された上に、落下阻止限界点を越えてしまい、5thルナを巡る攻防は惨敗に終わる。その後、未だフォン・ブラウン市の工場で開発中であったνガンダムを半ば強引に受領し、シャアとの決戦に備える。
アクシズ落としを目論むシャアの動きを看破したアムロ達ロンド・ベル隊はアクシズへ急行する。宇宙世紀0093年3月12日、アクシズの防衛ラインを単機で突破し、シャアとの決戦では、サザビーとのMS戦だけではなく生身での白兵戦(舌戦も含め)も交えた激戦を繰り広げ、再びMSに搭乗して全ての武装を使い果たした後もガンダムの殴打攻撃でサザビーを圧倒し、これによってサザビーからシャアの乗る脱出ポッドが放出される。その時、ブライト達が行った落下阻止の為のアクシズ分断作戦が裏目に出て、片割れがそのまま地球への落下を開始する。アムロはシャアを逃がすまいと脱出ポッドを捕まえるが、シャアはブライト達がやったことのおかげでアクシズ落下という目的を果たせると、高々にアムロに自分の勝利を宣告する。
これに怒ったアムロはシャアの脱出ポッドをアクシズの壁面に食い込ませ、地球へ落下していくアクシズの片割れを押し出そうとする。そのとき観測された光の虹(サイコフレームの共振現象とも言われるが詳細は不明。「人の心の光」とも形容される)が、敵味方問わず「地球への落下を阻止する」という意識の統一を促し、数多のMSがアムロに同調して落下阻止に駆けつけた。その内に多くの人の意思を集めたサイコフレームは、驚異的な規模で光の虹を広げ、摩擦熱で熱暴走を起していたνガンダム以外のMSを振り払い、光の虹が地球を取り囲むほどの規模までに拡大すると、アクシズは奇跡的に軌道を変え、地球への落下は阻止された。「地球の重力に魂を縛られた人々」に絶望し、大罪を犯してまで人類を次のステージ-いわゆるニュータイプに上げようとしたシャアに対し、アムロは愚直なまで人類の可能性を信じていた。この甘さともとれる信念が地球を救ったといえる。しかし、同時にアムロとνガンダム、そしてシャアは閃光に包まれ行方不明となる。連邦軍の公式記録では戦死したことになっており(小説『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』では捜索は数年間続けられていたが、不明のまま打ち切りとなる)、以後の消息は語られていないが、伝説的英雄の生存を信じ続ける者は少なくなかったという。

その後
宇宙世紀0104年、秘密結社マフティーの主導者マフティー・ナビーユ・エリンから、アナハイム・エレクトロニクス社にアムロ・レイ大尉の遺志を継ぎ、νガンダムの次である "ξ" (Ξ) の文字がつけられたガンダムを開発して欲しいという要望があった。その主導者とは、アムロやシャアといったニュータイプを見てきたハサウェイ・ノアであった。(『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』)
宇宙世紀0110年、サナリィにおいてガンダムF90が開発された。1号機にはアムロの戦闘データがプログラムされた疑似人格コンピューター「A.R」が搭載され、宇宙世紀0122年までの長きにわたり実験が繰り返されている。(『機動戦士ガンダムF90』)
宇宙世紀0133年から0136年の間には、木星帝国残党にガンダムのコアファイターのデータが盗まれ、一年戦争時代のアムロの戦闘データをコピーしたMS、「アマクサ」が作られる事件が発生している。このMSは『ジュピター・ガンダム』と呼ばれ、トビア・アロナクス、グレイ・ストーク(ジュドー・アーシタであると言われているが、詳細は不明)ら歴戦のニュータイプたちを圧倒していたが、死闘の末撃破される。(『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』)

小説版での相違
富野監督による小説版『機動戦士ガンダム』では、作品終盤にシャア率いるニュータイプ部隊の一人、ルロイ・ギリアムの駆るリック・ドムに撃墜され、戦死している。主人公が物語途中で死亡する展開は当時のファンに大きな衝撃を与えた。ただし、この作品が『機動戦士Ζガンダム』以降の作品を否定するものではないと作者によって述べられており、アニメとは異なるストーリー(パラレルワールド)であると見るべきだろう。実際に、作者も角川スニーカー文庫からの再販時に、続編と辻褄を合わせるためにアムロとハヤトを殺さない内容に改稿を試みたものの、過去の自分を否定する行為であるとして結局断念したとの事である。
小説版『機動戦士ガンダムΖΖ』(この小説版は遠藤明範の手による)でも、ストーリー中盤アムロが登場し、シュツルム・ディアスに乗り、ジュドー・アーシタが宇宙へ上がるのを助けている。最初はアムロを「つまらない大人の一人」だと感じていたジュドーであったが、別れの際には、カミーユと初めて会った時と同じような「宇宙のビジョン」を、アムロの中に見ている。また、この作品ではアムロは「自分が宇宙へ上がる時はシャアと決着を付ける時」と発言している。
角川文庫版の小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』においては、ベルトーチカ・イルマとの関係が続いており(劇場版では別れている)、彼女のお腹の中にはアムロとの子どもが宿っている。また、乗機がHi-νガンダム(劇中では、あくまでデザインの異なるνガンダムとして扱っている)と大きな違いがある。これは、元々劇場版第一稿として富野監督により書き上げられたものだが、「ヒーローに子どもが居るのはおかしい」という理由で現在のものに差し替えられている。


主な搭乗機
設定上では、Ζ、ΖΖ、百式を使ったジュドー・アーシタと同じく、アムロはガンダム、リ・ガズィ、νガンダムの3種類のガンダムを使いこなしたこととなる。

機動戦士ガンダム
RX-78-2 ガンダム
RX-78-3 G-3ガンダム (小説版)
RX-75 ガンタンク (一時的に搭乗)
RX-77 ガンキャノン (一時的に搭乗)

機動戦士Ζガンダム
RMS-099 リック・ディアス
MSK-008 ディジェ(劇場版は未登場)

ガンダム・センチネル(未登場、設定のみ)
MSZ-006A1 ΖプラスA1型 (ブルー塗装→オレンジ塗装)
ガンダム新体験 グリーンダイバーズ(アトラクション)
MSZ-006-3 Ζガンダム3号機

GUNDAM EVOLVE../9 MSZ-006 Ζ-GUNDAM
MSZ-006-3 Ζガンダム3号機 "ホワイト・ゼータ"

機動戦士ガンダムΖΖ(小説版)
RMS-099S シュツルム・ディアス

機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス(漫画作品)
MSZ-009M メガゼータ

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
RGM-88X ジェダ (小説『ハイ・ストリーマー』)
RGZ-91 リ・ガズィ
RX-93 νガンダム
RX-93-2(RX-93-ν2) Hi-νガンダム (小説『ベルトーチカ・チルドレン』)


パイロットとして
アムロが劇中での描写や設定からガンダムシリーズ最強のパイロットであるという解釈があり、そうでないという解釈、根拠も存在する。
単純な撃破数だけをとれば(明らかになっている範囲では)地球連邦軍最強のパイロットはアムロ・レイ」という事であろう。ただ、アムロはニュータイプとしてはオールドタイプ的感性を持っていることを富野監督は月刊マガジンのインタビューで語っている。「カミーユに比べてアムロは学習できないためオールドタイプとして死んでいくしかない」という部分である。これはあくまで富野監督が描いたニュータイプの究極像であるカミーユと比べての評価であり、パイロット(戦士)としてはアムロの方が優れているというのが大多数の評価と言える。なお富野監督は『逆襲のシャア』のインタビューで「パイロット最高はアムロ。ニュータイプ能力最高はカミーユ。精神的なメンタリティの強さではジュドーが最も強い」と発言しているとされている。また、劇中では実現してないが「迷いを捨てたシャアはアムロが気づくこともできず殺せる(政治的に暗殺なども含めて)しかし最後にはシャアは負けいく男」とも語っている。事実として最終的にシャアはアムロに負けているので、「シャアがアムロより強い」ことは完全証明されていない。一方、アムロ最後の乗機であるνガンダムは、ガンダムシリーズ最強の主人公機であるとサンライズが発表している(単純な性能で見れば、ΞガンダムやV2ガンダム、∀ガンダムなどの方が上のはずだが、アムロが搭乗した場合、これらを上回って最強になるということであろう)ことからも、アムロ最強説の裏づけが取れる。


女性関係
映像作品では作品ごとに恋人が違っている、また、小説なども加えるとセイラ・マスとは肉体関係が濃く描かれており、『ベルトーチカ・チルドレン』ではベルトーチカ・イルマが妊娠している。一つの作品でメディアごとに恋人が違うことがあるので、それが見かけ上の恋人の数に影響しうる(逆襲のシャアの恋人は映画ではチェーン、小説ではベルトーチカ)。


その他
アムロの劇中での「メカオタク」で内向的な少年としての描かれ方は、従来のロボットアニメの明るくて強い主人公像とは大きく異なっていた。当時の青少年世代に「自分たちと同じような等身大の主人公」としてのイメージを持たれ話題となった。
古谷は『機動戦士ガンダムの』音響監督・松浦典良の薦めでオーディションを受けたことを明らかにしている。また先述のような等身大の少年を演じることについては、キャラクターへの共感だけでなく、『巨人の星』以来の熱血キャラの演技を求められる状況を打破するためにもチャンスと考えたこと、そしてお手本がいないために役作りに苦労したことなど、当時のエピソードを多くのインタビューで明かしている。
公表されているテレビ第1作の設定資料では姓の「レイ」は「嶺」と表記されていた。これに関連して、富野はファーストガンダム放映時の雑誌インタビューで「僕が日本人だからアムロも日系人だったらいいと思う」と語っている。
劇場版アニメ『機動戦士ガンダムII 哀・戦士』公開当時に、「口惜しさと哀しみの中で死んでいかざるを得なかった幾百幾千の戦士たち。彼らの怨念と希望(夢)とを呑みこみ、この現実を突破し得る力をアムロに持たせたい」と監督の富野は語っている。






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マクシミリアン・ジーナス

マクシミリアン・ジーナス・・・愛称、マックス!!
マクロスのキャラクターの中で、一番好きな人物だったりします。
声優は我等が速水奨さん!!
ダ・ガーンにエクスカイザー、そして、ナイト・シューマッハでございますよ。
かっこいいねぇ。
その、華麗なる戦い方は今でも、魅了されてなりませんのでございますよ。
しかも、マクロス7になっても、全く変わらないというその姿。
逆に若くなったような感じもします。
スパロボαでは、輝を出さなかったです。
変わりに、マックスとミリアを出していました。
VF-1Jのマックスカラーが、大好きなんですよねー♪
個人的に、マックス専用の・・・
VF-19エクスカリバーを見てみたかったですねー。
一番好きな系統+一番好きなキャラですからね。
蒼いエクスカリバーを見てみたかったなー・・・
次の作品のFで、マックスが出てくれないかなー・・・
7の姿で・・・
基本的にA.C.Eで使うバルキリーはマックスです。


『超時空要塞マクロス』時代
テレビシリーズ版
統合軍の撃墜王と呼ばれる天才的なパイロット。ヨーロッパ地区出身。身長181cm体重61kg。初登場時の年齢16歳。経歴は不明だが、マクロス艦内市街地で統合軍の新兵募集に応じたものと思われる。一条輝がバーミリオン小隊長を任ぜられた際、柿崎速雄とともに部下として配属された(小隊3番機)。機体のパーソナルカラーは青。飛行経験は浅かったが、初戦で7機を撃墜し、早くも天才的な操縦技能を見せる。空戦においてバトロイド形態を駆使し、「おとり撃ち(ミサイルが追尾する敵機をガンポッドで仕留める)」など従来にない戦術を編みだしたのは、素質はもちろんのこと、可変戦闘機という新時代の兵器に柔軟な発想をもっていたからであろう。
その活躍はゼントラーディ軍にも知れ渡り、敵軍のエースミリア・ファリーナに一騎打ちを挑まれ、これに勝利する。その縁でのちにミリアと結ばれ、史上初の異星人間結婚を果たす。ロイ・フォッカーや柿崎の戦死後、一条輝の中隊長昇進にともない自らの小隊を率いる。
この他、ゲームセンターでの腕前も一流、料理もたしなむなど、どこを取っても天才ぶりが目立つが、驕らない素直さから妬まれることはない。むしろ、周りに天才と褒められ、初めて才能に気づくなど、少し抜けた部分がある。決して自惚れたり鼻にかけている訳ではないが、時々周りの雰囲気を察することができず、周囲を見下したかのような発言をすることもある。ミリアと結ばれたエピソードといい、「天才の考えは常人に理解し難い」を地で行く人物である。また同僚・柿崎の突然の死にも、無言で胸に十字を切るという行動を示した。
戦後の2011年3月、初の星間混血児である長女コミリア・マリアが誕生する。

劇場版
劇場版『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』ではロイ・フォッカー指揮下のスカル小隊に所属(スカル13)。18歳で一条輝とは同階級だが、入隊時期の違いからか「先輩」と呼んでいる。序盤の戦闘では、敵の戦闘ポッド・リガードから巨人兵を引きずり出して直接頭を銃撃するという非情な戦い振りを見せた。後にフォッカーと輝が消息不明になったため、スカル小隊長(スカル1)に就任。エースとしての自覚からか、TVシリーズとは異なる自信家に変貌する。敵艦内でミリアと死闘の末、一目惚れしてそのままメルトランディ軍に残留。マイクローン装置で巨大化し、最終決戦において青いクァドラン・ローを駆り、ミリアと共に戦った。
なお、作中ではカットされたが、絵コンテ段階ではマイクローン装置で巨大化したマックスとミリアの結婚式がマクロスやゼントラーディ軍に中継されるシーンが予定されていた。

中間時代
2014年よりミリアと独立遊撃部隊「ダンシング・スカル」を結成し、新地球統合軍の特別任務を担う。ゼントラーディの少女兵モアラミア・ジフォンを養女にし、後に3人でチームを組むことに。また、ステルス巡洋艦ハルナの艦長に就任する。
その後、成長したコミリアも統合軍に入隊。VFパイロットとして戦果を挙げている(その様子は『超時空要塞マクロス2036』等のゲーム作品において描かれている)。

『マクロス7』時代
妻ミリアとの間に7人の娘をもうけるが、その内の末娘が『マクロス7』に登場するバンド「ファイアーボンバー」(後の「サウンドフォース」)のメンバー、本作のヒロインミレーヌ・ジーナスである。
2038年、第37次超長距離移民船団マクロス7艦隊司令兼宇宙空母バトル7艦長に就任。すでに50歳代だが容姿は10代の頃からほぼ変わらぬほどの若々しさを保っており、ブリッジ勤務女性たちの憧れの上司である。性格的には劇場版の延長にあり、仕事のほかに、冷め切った夫婦仲や娘ミレーヌ・ジーナスの将来に頭を痛める日々が続く。2045年、「プロトデビルン」と呼ばれる謎の地球外生命体との戦いに巻き込まれるが、天才パイロットと謳われた往年の腕は健在で、プロトデビルンに対する奇襲突撃作戦「オペレーション・スターゲイザー」ではVF-22Sを駆り、同作戦の切り札となった。彼は新型機の採用が決定する度、自分の専用機を確保しており、常に前線復帰に備えていたという。対プロトデビルン最終戦では、妻ミリアとの共闘も見せた。
番外編であるアニメ映画『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』には、五女のエミリアが登場する。外伝的漫画『マクロス7 トラッシュ』の主人公シバ御堂は、マックスの隠し子ではないかと噂されている(事実については作品内でマックス自らが明かしている)。


搭乗機

テレビシリーズ
VF-1A バルキリー (バーミリオン小隊隊員)
VF-1J バルキリー (小隊長以降)
VF-22S シュトゥルムフォーゲルII (マクロス7艦長)


劇場版
VF-1A スーパーバルキリー (スカル小隊隊員)
VF-1S バルキリー (スカル小隊隊長)
クァドラン・ロー (メルトランディ軍)


ゲーム
VF-14 バンパイア (DC用ゲーム『マクロスM3』、ダンシング・スカル隊)
家族構成
妻  ミリア・ファリーナ・ジーナス
長女 コミリア・マリア (2011年3月生)
次女 ミラクル (2017年生)
三女 ミューズ (2022年生・双子姉)
四女 テレーズ (2022年生・双子妹)
五女 エミリア(2024年生)
六女 ミランダ (2026年生)
七女 ミレーヌ (2031年2月2日生)
養女 モアラミア・ジフォン



備考
第一次世界大戦中、ドイツ軍は戦績優秀なパイロットにプール・ル・メリット勲章を授けた。マックス・インメルマン、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンなどの撃墜王が受賞し、勲章の色とインメルマンの名から通称「ブルー・マックス」と呼ばれた。マクシミリアン(マックス)の名と機体パーソナルカラーの青は、この勲章をもとに制作スタッフが設定した。なお、ジーナス(Jenius)は英語の「天才(genius)」から来ている。
キャラクターとしては、従来のテレビアニメのヒーロー像を演じる「脇役」という異色の存在である。これは主人公一条輝をごく普通の青年に描くため、対極として演出されたものであった。なお初期のキャラクターデザイン案は陰湿なイメージの顔立ちだったために没となり、カムジンに転用された。
板野サーカスと呼ばれる高速メカアクション演出により、マックスとミリアの天才同士の空中戦はシリーズ中出色の見せ場となった。このため放送当時、雑誌上の「好きなバルキリー」アンケートでは、一条輝やロイ・フォッカーの機体を差し置いて、マックスの青いVF-1Aが1位になるという現象も起こった。
『マクロス7』で50代になっているマックスが依然若々しい外見を保っている事について、キャラクター原案の美樹本晴彦は「『老ける』というのは凡人の発想。彼は天才だから」とコメントしており、デザイン画にも同様の記述がある。


| マクロス | 21:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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その男の名・・・熱気バサラ!

熱気バサラです。
私が、マクロスのキャラクターの中でも、マックスの次に好きなキャラでございます。何故、好きかってのは、歌の素晴らしさを教えてくれたからですよ。うんうん。当時、私は歌を唄うのが、あまり好きではなかったのですよ。でも、バサラを知ったお陰で、今ではカラオケでアニソン大熱唱でございですよ(笑)。今日は、カラオケに行きましたが、バサラの歌を唄うのを忘れてしまいました。でも、正直、きっかけではあるのですよ。アニメに助けられているな避けない私がそこにいるのですよ。小学生ってのは、影響されやすい年頃だったりしますからね。本当、昔の自分が今の私を見たら、何ていうでしょうね?恥ずかしくないの?何ていったりしてね。でも、今のこの性格も、バサラに出会ってなければ無かった正確なんですよね・・・なんて、少し、カッコいいことを言ってみたり・・・
「感動する心に星は関係無いぜ!!!」
この台詞は、彼の台詞の中でも一番の名台詞といっても過言ではないのではないのでしょうか?うん。そうだ。私は少なくても、そう思う!
彼の好きな歌は・・・
実は、選べないんですよ。
それだけ、素敵な歌が多いですから。
バサラのバルキリーは、凄い・・・彼らしいです!
口があったりしてますからね。
途中で、サウンドブースターを装備して、敵の洗脳を解くという、敵を破壊しなくても、戦いは終わらせられる。
それを教えられた人物でもありますね。


人物
ロックバンド「FIRE BOMBER」のボーカル兼ギター担当。21歳(2045年時点)。キーボード担当のレイ・ラブロック、ベース担当でミリア市長の娘ミレーヌ・ジーナス、ドラムス担当の寡黙なメルトランディビヒーダ・フィーズと共にバンドを構成する。逆立った髪と旅先で拾った丸縁のサングラスが特徴で、ステージ衣装は宇宙服としても利用できる素材で作られている。普段はタンクトップとジーンズを着用していることが多い。
出自は一切不明で、幼少の頃よりギターを担いで各地を放浪していた。7歳の頃は自分の歌で山を動かせると信じ、毎日山に向かって歌っていた。2045年においては超長距離移民船「マクロス7」に付属する「アクショ」に住み、バンド活動を行っている。ただし市民登録はしていない。
性格は自由奔放で、規則や命令に縛られること、他人の意思に従って歌うことを嫌う。他人には理解されない自分のスタイルを決して崩そうとしないため、ミレーヌ以前に加入していたバンドのメンバーはバサラとの口論が原因で何人も辞めている。ミレーヌとも口論が絶えないが、それまでのメンバーと違い歌となると非常に息が合う。ただし恋愛には疎く、ミレーヌや暴走族の女性レックスの想いにも気づかなかった。
彼はいかなる相手にでも自分の歌を聞いてもらいたいと思っており、2045年、突如マクロス7船団を襲った謎の敵バロータ軍に対しても可変戦闘機VF-19改ファイアーバルキリーを駆り、戦場に乱入して歌を披露する。このファイアーバルキリーは統合軍から「FIRE BOMBER」のリーダーで元軍人のレイ・ラブロックを通じて極秘に提供されたもので、最新鋭機VF-19をベースに、コントロールシステムをエレキギター状に変更するなどバサラ専用にカスタマイズされている。手にした銃に装填されているのは弾丸ではなく、敵兵にも歌を聞かせるためのスピーカーポッドで、初期にはこれを敵ポッドに打ち込んだ上で歌を聞かせていた。尚機体には最低限の護身用にミサイルが装備されているが、バサラ自身が兵器を軽蔑しているため非常時にしか使わず、作中で使用した際には、ミサイルを使わせた事に対し相手へ強い怒りの感情を見せていた。とはいえ操縦の技量は相当なもので、正規軍のエースパイロットであったガムリン木崎ですら舌を巻いたほどである。
当初はその行動を異端視されたが、敵兵士に施されていたマインドコントロールを歌で解除したことや、敵生命体プロトデビルンを歌で撃退したことなどが認められ、統合軍の民間協力部隊サウンドフォースの一員となる(その歌の力は後に、プロトカルチャーの時代にプロトデビルンを封印した神秘の力「アニマスピリチア」であることが判明する)。
しかし、本人はあくまで歌を「伝えたい」だけであり、歌で敵を倒すことや戦いを終わらせることを望んでいた訳ではなかった。そのため、歌を一種の音波兵器として利用しようとする軍のやり方には反抗的な態度をとり続ける。未開拓惑星ラクス不時着時には、自分の歌が敵を撃退する結果にしかならないことや、自分と接触してスピリチアを失い眠りについたプロトデビルン・シビルを歌で目覚めさせることが出来なかったことで思い悩み、自分の歌う意味を探して放浪の旅に出る。放浪の果てに、プロトカルチャーの遺跡に捕らわれていたシビルを歌で目覚めさせ、シビルと共に宇宙を飛び回り「銀河」を見るという体験を経て、歌は誰かに向かって歌うのではなく、銀河に向かって歌えばよいと悟る。最終的には歌によってプロトデビルンとも「意思疎通」を果たすことになった。


データ
血液型はB型、サイズは身長184cm、体重75kg。
趣味は宇宙遊泳、昼寝、「オレの歌を聞かせること」、特技は「寝言で歌を歌える」こと。趣味についてはいずれも劇中で確認することができる。
好きな食べ物は激辛カレー、キムチ、トムヤムクン。ただし劇中ではこれらを食べる場面はなく、ハンバーガーやホットドッグなどを食している場面が多い。好きなアーティストは「オレ(もしくは、オレが本気で歌えた時)」。ただし当人は自分と他人の歌に優劣をつけることに興味はない。
生年月日以外の過去の経歴は一切不明で、出身地に関してはバサラ本人も全く覚えていない。このため劇中ではその出自についてさまざまな憶測を呼び、「一条輝の息子」「リン・ミンメイの隠し子」などといった説がスポーツ新聞を通じて出回っていたが、多くは部数稼ぎのための虚報であり、真相は定かでない。


搭乗機
VF-19改 ファイアーバルキリー
VT-1C バルキリー(惑星ゾラ来訪時)
VF-19P エクスカリバー(惑星ゾラ来訪時)



VF-19改 (VF-19 Custom)
TVアニメ『マクロス7』に登場した主人公機。通称ファイアーバルキリー。極秘計画「プロジェクトM」絡みで元軍人レイ・ラブロックに供与され、作中に登場するロックバンド『FIRE BOMBER』のヴォーカル熱気バサラ専用カスタム機となった。仇名に違わぬ燃えるような真っ赤なカラーリングが特徴。ベース機はVF-19Aに比べて機首から主翼へつながるストレーキ部が直線的になり、前進翼が大型化し、垂直尾翼の位置がずれるなど空力バランスが洗練され、よりシャープな印象になった。バトロイド形態では盾が小型化し、機体各部にバーニアスラスターが増設されている。
カスタム仕様として特徴的なのが非常に人間に近い頭部形状である。メインカメラは双眼式で、フェイスプレートの下には「口」が設けられている。これらはヴォーカリスト熱気バサラのビジュアル的好みによる特注仕様と言われている。バサラいわく「口が無いと歌えない」としているが、実際に歌に合せて口が動く訳ではない。この部位はフェイスプレートを展開し覆い隠す事も可能であるが、殆どの場合それは使用される事は少ない。また、操縦システムも特別で、この機体のコクピットには操縦桿とスロットルレバーが存在せず、代わりにギター型コントロールスティックが配置されている。ギターの胴体そのものが操縦桿となっており、これ自体を動かす事で機体を制御する。ネック部分にあるグリップを上下させる事によりスロットルのコントロールを行う。その他はブリッジとナットの部分がタッチセンサーとなっており、各種の操作が可能である。また、ギターシンセサイザー機能も備えている為、もちろんこれを使用して演奏を行う事も可能であり、劇中でも何度か披露された。YF-19にあった後部の補助シートを排し完全な単座式となり、パイロットシート自体も若干後退している為、内部は多少の余裕が確保されている。後期はコントロールスティックとシートがサウンドエネルギー変換装置を兼ねるタイプに換装された。これは座席の背もたれ部分から分離し、パイロット(演奏者)が背中に担いで機体の外で「演奏」する事も可能であった。
武装は基本的に搭載していない(ただし設定画によれば、半固定型レーザー機銃は装備されている)が、脚部に必要最低限の防衛用として、マイクロミサイルを搭載している(一度自暴自棄になったバサラが発射して、ガムリンがミサイルを撃墜。バサラの行動をたしなめたことがある)。その代わりに、相手に歌を聴かせるための装備として、両肩のスピーカー・照明ユニットや小型のスピーカーを撃ち込むランチャーポッドを装備している。一見して戦場において無意味にも思えるこれらの音響装備だが、歌によるサウンドエナジー効果はボドルザー戦におけるリン・ミンメイの歌唱によって有効性が確認されており(通称「ミンメイ・アタック」)、これのさらなる研究を目的として、本機の運用を軸とした「プロジェクトM」が進行している。当初は単純に宇宙空間で周囲の機体や構造物などの中に音を伝達するための装備が中心だったが、サウンドエナジーはプロトデビルンに対しても有効であり、さらに物語の途中からは歌をエネルギー変換し相手に伝えるサウンドブースターやガンポッドΓなどの追加装備も使用した。


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ラダム・・・再び!!

テッカマンブレードⅡです。
前に紹介したテッカマンブレードの続編です。
前の作品より、かなり明るくなっております。Dボゥイも完全に復活!!
凄いです!!
面白いです!!
前作のテッカマンブレードによるラダム撃退から10年、過去2度に渡る侵攻失敗を経てもなお地球侵略を諦めないラダムに、アキをチーフにした新生スペースナイツが戦いを挑む、というストーリーです。
ヒーローの戦いを描いた「燃え」路線の前作から一転して、美少年美少女キャラクターを前面に押し立てた今でいう「萌え」路線寄りになるなど、前作に比べて雰囲気が大きく変わっていたため当時のファンの間で物議を醸したが、商業的には成功したのか当初は全3巻の予定だったものが最終的には6巻までリリースされているのです。
スパロボにも出ております。
ゲームボーイとDSで声は出ませんけどね。
テッカマンの変身が結構エロい・・・


ストーリー
 テッカマンブレードがテッカマンオメガを倒し、地球の危機を救った後の話。各地でラダム樹に取り込まれ素体化された人類の救出の方法が発見され、次々と覚醒していった。ユミ・フランソワもその一人である。彼女にはあこがれの人がいた。幼きときに見た「白い魔人」、すなわちテッカマンブレードである。そして、今、再び襲来の兆しを見せるラダムに対し、スペースナイツでは新たなるテッカマンをつくろうとしていた。その候補者にユミもいた。テッカマンとなったユミはラダムと戦いながらも捜し求めていた。時にくじけそうになった時にやさしく声をかけてくれたあの人、そしてテッカマンブレード。あの人=Dボゥイとテッカマンブレードが同一人物と知ったとき、ユミは・・・。


登場人物

ユミ・フランソワ
声 - 國府田マリ子
「大ボケユーミ」のあだ名を持つ。幼きときに自分を救ったテッカマンブレードにあこがれる少女。本田の部下の整備士でテッカマン候補ですらなかったが、アキの独断(実はDボゥイの指名があった)により3人目の地球製テッカマンに抜擢され、テッカマンイーベルになった。超兵器リアクターボルテッカを操る。
ダービット・クリューゲル
声 - 置鮎龍太郎
人呼んで「アイドルテッカマン」。テッカマンゾマーにテックセット(変身)する。一見軽薄なプレイボーイだが、その実叶わぬと知りつつアキに一途に恋焦がれている。「プラハの黒い九月」事件の生き残りであり、同事件の生き残りであるデッドエンドと奇妙な縁で結ばれることになる。
テッカマンブレードIIの真の主人公とも言われる。
ナターシャ・パブロチワ
声 - 本多知恵子
連合軍パブロチワ参謀長の娘。テッカマンベスナーにテックセットする。三人のテッカマン候補生ではもっとも優秀であり、リアクターボルテッカも本来彼女が装着するはずだった。当初はユミの無責任な言動に反感を抱いていたが、後にユミの努力を認め、真っ先に打ち解ける。
ハヤト・カワカミ
声 - 高木渉
ユミのサポートメンバー。真っ直ぐな熱血漢でユミに好意を抱いているが、もっぱら空回りしてばかり。
アニタ・ブラニガン
声 - 渡辺久美子
ダービットのサポートメンバー。ピンク色のベリーショートと中性的な美貌、鍛え上げた体躯の持ち主で、一見前作のレビンのようなニューハーフにも見えるが女性。
ゴリアテ・バージナル
声 - 相沢正輝
ナターシャのサポートメンバーである大男。きつめの言動で誤解されがちなナターシャを何かとフォローするよき相棒。「自己批判」が口癖。
デッドエンド
声 - 結城比呂
テッカマンデッドにテックセットする絶世の美女と見まごうばかりの美少年。「プラハの黒い九月」事件の生き残りであり、ダービットとは奇妙な友情で結ばれることになる。なお、このOVAシリーズ後はスペースナイツと友好関係を持ち、“民間レベルの協力者”として、ラダムとの実戦に於いて作戦を共にする事を許可される。
本田
声 - 飯塚昭三
新生スペースナイツ整備班主任。変わる事無くその腕を振るっている。外見が随分老け、そのせいか性格もやや丸くなった。
如月アキ
声 - 林原めぐみ
新生スペースナイツのチーフ。Dボゥイの恋人。ペガスⅡの力を借りて、アキテッカマンにテックセットできる。新世代のテッカマン達に戦いの厳しさを教え、見守るよき上司。
ノアル・ベルース
声 - 松本保典
地球連合軍准将。元はスペースナイツに所属しDボゥイやアキと共に前線に立っていた。その功績に反して軍内部での発言力は低い。パブロチワ参謀長の提案したプラハへの軍事介入を止めようとするが、参謀長の部下に軟禁されてしまう。回想シーンのみの登場。
Dボゥイ
声 - 森川智之
伝説の「白い魔人」ことテッカマンブレード。すべての記憶を取り戻したものの、体内のラダムが発する思念波により他のラダムを呼び寄せないよう、スペースナイツ本部の地下深くのDルームに自らの意思で隠れていた。その存在は一部の者にしか知られていなかったが、偶然にもユミに見つかってしまった。


テッカマン

テッカマンイーベル
ユミがテックセットする。ボルテッカの対消滅エネルギーをフィードバックして無限にボルテッカのエネルギーを高められる新兵器「リアクターボルテッカ」を唯一装備する。本来はテッカマンベスナーに装備されるはずが、フォーマット中の事故によりイーベルに装備されてしまった。最高の戦闘力を持つものの、ユミの精神力の弱さゆえに当初はその能力を発揮させられずにいた。テックランサーの形状は西洋の両刃剣に近い。
テッカマンベスナー
ナターシャがテックセットする。当初はテッカマンチームのエースとして前衛を務めていたが、イーベルの登場後はバックアップにまわる事が多い。テックランサーの形状は細身の両刃剣。
テッカマンゾマー
ダービットがテックセットする。チーム唯一の男性テッカマン。両刃剣とブーメランを組み合わせた特殊な形状のテックランサーを持ち、投擲しての戦法にも応用できる。
テッカマンデッド
デッドエンドがテックセットする。地球製のシステムで素体からテッカマンになったイーベル・ゾマー・べスナーとは違い、前に侵攻してきたラダム側のシステムでテッカマンになったのでその能力は桁違いに高く、ユミたち三人がかりでも歯が立たない上、ブレードに瀕死の重傷を負わせる程の強さを持つ。
反物質粒子・フェルミオンを吸収する特殊な装甲を持ち、これによってボルテッカを無効化する能力を備えている。
テッカマンブレード
Dボゥイがテックセットする。前作と異なり、クリスタルを使ってテックセットし、タイムリミットもなくなった。ユミたちを影ながらサポートし、戦士として育成する。10年経った今もその戦闘力は健在。なお、本作ではブラスターテッカマンにはならない。
アキテッカマン
アキがテックセットする。通常のテッカマンは素体状態を経て戦闘形態となるが、アキテッカマンは素体を経ずにテックセットする実験体のため、素体と戦闘型の中間的な能力しか持たない。テックセットと飛行にペガスⅡによる補助を必要とし、武器を作り出すことができないため、前作で遺されたテッカマンエビルのものを使用している。当然、ボルテッカは使用できない。
素体テッカマン
前作の終盤でラダム樹に取り込まれフォーマットされた人々。テックセットを阻害する干渉スペクトルの照射で救助され、彼らの身体能力によって地球復興を短期間で成し遂げられた。しかし第二次ラダム戦役(下記参照)中の素体暴走事件と、ラダムが寄生生物であること、その母体がテッカマンであることが明らかになって以後は危険視され、居住地の制限など差別的な扱いを受けている。彼らはペンダントなどのアクセサリーとしてクリスタルを身につけているため、それによってフォーマットを受けたか否かを判別できる。
テッカマンミハイル
プラハに残されていた、ラダムのフォーマットプラントによって生み出された戦闘型テッカマン。素体テッカマンの集団暴動事件「プラハの黒い9月」の中心となり、多くの素体テッカマンを扇動して暴動を起こしたが、アキテッカマンにより撃破される。
異星人テッカマン
ラダムによってテッカマンとされてしまった、哀れな異星人の成れの果て。言葉こそ発しないものの、死んだ仲間に対し哀悼の意を表すなど感情があるかのようなしぐさを見せ、戦いに不慣れなユミたちを困惑させた。


幻の二年後編
本作よりも前に、前作から2年後の第二次ラダム戦役を舞台にした続編の制作が進められていた。前作の悲劇的な世界観を踏襲した設定で、脚本の骨子も出来上がっていたが、あかほりさとるの「(前作と)同じような雰囲気になってはいけない」という鶴の一声で制作は中止され、本作のストーリーが作られることとなった。『2度目のラダム侵攻(本作は3度目)』『アキがテッカマンに変身する』『Dボゥイの復活』といった、きわめて重大な設定変更でありながら本作では説明されることのなかった出来事が描かれている。 商用パソコン通信サービス『ニフティサーブ』のアニメフォーラム内テッカマンブレード会議室で制作スタッフの一人が『ラダム再び』と題してストーリーを公表し、同フォーラムのデータライブラリに過去ログが保存されていた。また前作と本作の10年間に起こった出来事も年表として公開され、その他の不明瞭な点も全て明らかにされていた。@nifty会員(かつ会員種別が旧ニフティサーブ会員)であればだれでもこの過去ログデータを入手できていたが、2006年にサービスが終了したため、現在では入手が困難になっている。
この『ラダム再び』を元に、予告編の形式でダイジェスト化した『MISSING LING』が、前作のLD-BOXおよびDVD-BOXの特典映像として収録されている。


主題歌
「REINCARNATION」
作詞 - 有森聡美/作曲 - 工藤崇/歌 - 奥井雅美
「It's DESTINY ~やっと巡り会えた~」
作詞 - 有森聡美/作曲 - 工藤崇/歌 - 奥井雅美
「Live alone 千年たっても」
作詞 - 有森聡美/作曲 - 工藤崇/歌 - 奥井雅美




| ロボットアニメ | 23:26 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー

来たねー
マニアックなトランスフォーマー!
ビーストウォーズⅡは面白いし、カッコいいよぉ!!ライオコンボイがやばくて、強くてカッコいいんだ!!
私は毎週見ていました。
前作のビーストウォーズとの接点は無いのですが、話はかなり面白いんですよ。そして、フルCGという訳ではなく、セルアニメとなっているのです。
ちなみに、主題歌でトランスフォーマーとはいっていないのも、大きな特徴でございますよ。
劇場版では、前作のゴリラのコンボイが、登場!
でも、性格が真面目!
コンボイじゃねえ!!
でも、作品はかなり、面白いので、見てみるとかなり面白いかもしれませんよ!?正直、これではまったって言う友人もかなり多いです!
主人公であるライオコンボイが、イケメンでございますよ。
ヤバイ、カッコいいです!
OPもかなり良い曲で、良く、カラオケで歌っちゃいますよ。
今回は、その動画も載せたので、深く知っていただければと思います。


ストーリー
小惑星からのSOSを受け、コンボイとアパッチはサイバトロン宇宙基地から救出に向かった。だが、その途中爆発に巻き込まれ、コンボイ1人が行方不明になってしまう。そのころデストロンは、惑星ガイアのアンゴルモアエネルギーを用いてガイアを宇宙侵略の前線基地にしようと企んでいた。そこに惑星ガイアのアンゴルモアエネルギーを調査しにコンボイ不在のコンボイ部隊がやってきたのだ。
ガイアに近づいたサイバトロンの宇宙船はガイアからのデストロンの攻撃にあい、サイバトロンはそれぞれの脱出ポッドで無事ガイアに不時着したのだった。しかし、ガイアの大気はトランスフォーマー達にとって非常に危険であったため、全サイバトロンは惑星の動物をスキャンし、身体を惑星の環境に合わせたのだ。
行方不明だったコンボイも実はこの惑星ガイアに不時着していた。コンボイは白いライオンをスキャンしてライオコンボイとなり、無事に部隊と合流したのだった。一方のデストロンは、ガイアの過去に存在していたマシーンをスキャンして、サイバトロンに戦いを挑んできたのである。ライオコンボイ率いるサイバトロン軍は惑星ガイアと宇宙の平和を守るため、悪の軍団デストロンと戦うのであった。




キャラクター

サイバトロン宇宙警備隊
<総司令官>ライオコンボイ(ホワイトライオン)(声優:郷田ほづみ)
総司令官。サイバトロン宇宙警備隊惑星ガイア方面軍司令官を勤める。惑星ガイアに不時着した際に自分を助けてくれた白いライオンの姿をスキャニングしてこの姿になった。常に冷静かつ的確に状況を判断し部下に命令を下す。(状況を完全に把握するまで動こうとしない為、些か決断力に欠ける面もあるが一旦決断するとその行動は素早い)「ライオンクロー」「ライオンタイフーン」が必殺技。ライオジュニア登場後、ダイアトラス以来となる「子持ちのTF」となったわけであるが、一部ファンの間で「隠し子がいた総司令官」と話題になった。コミック版では酒乱という設定。
<副司令>アパッチ(マンドリル)(声優:小高三良)
副官。軍人気質で、語尾に「〜であります」と付ける。生真面目で落ち着いた性格だが、アングリーモードと呼ばれる、もう一つの頭を持った砲撃形態へ変身し、性格も一変する。
コミック版では嘗ては「蒼い死神」の二つ名で恐れられた、ワンマンアーミーだったが、ある事件で部下を死なせて以降、生真面目な堅物となった。また、コミック版で有機農法に拘った宇宙大根を栽培している。
<陽動員>タスマニアキッド(タスマニアデビル)(声優:石塚堅)
若手の戦士。大鷲をスキャンしようとしたが、タスマニアデビルの子供をスキャンし、この姿に。周囲に認めてもらいたいがゆえに無茶な行動をすることも。一度だけ、遊びに興じていた場面が描写された。前半以降はお調子者だったが、ライオジュニアが登場した後半以降はしっかりし、彼に対する面倒見が良くなった。コミック版ではビースト形態が可愛くデフォルメされ、女性読者からの人気が高かった。
<突撃員>ビッグホーン(バッファロー)(声優:岩崎征実)
怪力自慢。猪突猛進な性格で、手のつけられないほど思い込みが激しく、スキュウレの嘘のラブレターを本気にし、シーコンズの謀略にまんまとはまってしまったにも係わらず、頑なに信じ続けた姿はその最たるものであった。語尾に「~じゃーい!!」と付けるのが口癖。元々は白い体だが、赤い色と花が好きなため自分の体も赤く塗っている。切り札的な隠し武器として、尻尾を引っ張ることでロボットモードの頭が出現し、その口からミサイルを発射する荒業を持っている。
<水中工作員>スクーバ(イカ)(声優:岸祐二)
主に偵察などを担当。イカだが地上でも行動でき、地下にも潜れる。ユーモアに富んだ人物だが、俳句を詠んだり、古代遺跡で見つけた本を理解している等、知能も高い。また、飄々としている様で、とても丁寧なところがあり、なおかつ「自分独りが生き残るくらいなら、死んだ方がマシだ!」と仲間意識の強い戦士らしい一面もある。そのためかアルテミスや、特にスキュウレの熱い眼差しを独占していた(スクーバ自身は至って迷惑な様である)。後半ではタコタンクを使っての単独任務が増えている。
<守備隊員>ダイバー(カエル)(声優:中野健治)
のんびりしているが、慎重な性格で、基地のメカニックを担当している。タスマニアキッドやビッグホーン、スクーバと良くコンビを組んでいる。
<宇宙偵察員>イカード(イカ)(声優:内藤玲)
スクーバのいとこで同型。色は青い。サイバトロンにタコ型戦車「タコタンク」を届ける。

インセクトロン
<昆虫指令>ビッグモス(カ(蚊))(声優:渡辺健)
宇宙の風来坊・インセクトロンのリーダー。デストロンに騙され最初はサイバトロンと対立するがすぐに和解。攻撃形態のアリジゴクモードにもなる。オートローラーズとは宿敵同士。
<柔術家>パワーハッグ(ダンゴムシ)(声優:松山鷹志)
柔術家。「~でごわす」と語尾に付けて話す、インセクトロン一のパワーファイター。ダンゴ虫らしく体を丸めて転がり、体当たりする豪快な技を持つ。戦いを通じてビッグホーンと友情を結んだ。
<強行偵察員>トンボット(トンボ)(声優:田鍋謙一郎)
テラザウラーに良く似た話し方をする。口から吐く溶解液が武器。
<忍者>マンティス(カマキリ)(声優:高橋広樹)
忍者。クールな性格だが寝起きが相当悪く、初めはなかなかサイバトロンを信用しなかった。
<地底工作員>ドリルナッツ(ゾウムシ)(声優:岸祐二)
チーム一の発明家。
<謀略兵>シザーボーイ(ハサミムシ)(声優:森訓久)
頭脳派。タスマニアキッドと親友になった。

ジョイントロン
<合体巨人>トリプルダクス
ライオコンボイらとは別にガイアにやってきた部隊だが、本来の目的は惑星トリアスという別の惑星の平和を守るため宇宙を飛行していたが、宇宙船の故障で止む無くガイアに不時着し、以降そこで活動する。ラテン系の明るい雰囲気を醸し出している。トラブルメーカーで何かとサイバトロンが手を焼く事になるが、当の3人は至って能天気。3体が合体して「トリプルダクス」になる。右腕の「トリプルブラスター」、左腕の「七年剣ミサイル」が武器で、空も飛べるなど戦闘力は極めて高い。合体時のセリフは「三位一体、合体巨人、トリプルダクス!」。
<音波工作員>DJ(セミ)(声優:内藤玲)
翼に隠された二刀流の剣、七年剣が武器。驚くとオイルを垂らす癖がある。口調は普段は語尾に「~だミー」だが、時折大阪弁になる事もしばしば。テックスペックでは“長男”。
<力士>モーターアーム(カブトムシ)(声優:石川大介)
語尾に「~でアーム」が口癖の力士。高熱を発する角、マグマホーンは合体時でも武器になる。テックスペックでは“次男”で、ジョイントロンの中では割と常識がある方。
<局地工作員>ギムレット(ロブスター)(声優:前田剛)
「ムチャス」「アミーゴ」が口癖のメキシコ気触れ。陸上では飛び跳ねながら移動する。三人の中では一番セリフに脈絡がない。テックスペックでは“三男”。仲間のDJやモーターアームに抱えられて、移動することもある。

<合体戦士>
マグナボス
3体が合体して「マグナボス」になる。 合体時のセリフは「知恵と、勇気と、仲間への愛、合体戦士マグナボス!」とかなり長い。ちなみにライオジュニアが洗脳された時はセリフ無しで合体し、また、一度だけ違うセリフで合体したことがある。TVシリーズではマグナボスの状態でも主導権を握っている「ライオジュニア」と呼称されているが、何故か劇場版では状況によって仲間から「ライオジュニア」と「マグナボス」に使い分けられていた。 コミックでは増援として登場するもスターアッパーが増援だと思っているメンバーたちにひどい扱いを受けた。(もっとも、マグナボス自体は惑星ガイアで誕生した戦士なのでアパッチ達が知らなくても無理はないのだが)
<野生闘士>ライオジュニア(ライオン)(声優:小林由美子)
アンゴルモアエネルギーとライオコンボイのマトリクスの力が反応して生まれた戦士。ライオコンボイを父と慕う(最初はライオコンボイをママと呼んだが)。純粋に惑星ガイアで生まれたせいか、普通見る事ができないムーンの姿も見る事ができる。タスマニアキッドと仲が良かった。サイバトロンたちと出会うまではライオンコンボイがスキャンした白いライオンと一緒にいた。
<音速教官>スカイワープ(ワシ)(声優:岩尾万太郎)
冷静な性格で、ライオジュニアの後見人。ライオジュニアを「若」と呼ぶ。
<医学博士>サントン(ゾウ)(声優:原川浩明)
温和な性格。医者であり、博愛主義者。「〜だゾウ」が口癖。

その他
ナビちゃん (声優:寺田はるひ)
サイバトロン戦士達をサポートするコンピューター。最初は船での情報収集等が仕事だったが、番組後半はスカイワープから小型のボディを与えられ、戦場に赴くこともあった。仕事に対する責任感は強い。


デストロン機甲部隊
<新破壊大帝>ガルバトロン(ドリル戦車・ドラゴン)(声優:小村哲生)
破壊大帝。前半は眠りについていたり暴走して巨大化したりとパワーが安定しなかったが、後半では完全にアンゴルモアエネルギーのパワーを己のものとして復活。「力による平和」を目標としている確信犯である。かなりの野心家だが、兄弟愛は深く、部下思いという意外な一面を持つ。ガイアでドラゴンとドリルタンクをスキャンする前はボディカラーがオレンジ色だったが、スキャンした後は明るい紫色とかなり派手なカラーリングになった。ロボットモード時は「ガルバアックス」、ドリル戦車に変形した時はドリルを回転させて突っ込む「ドリルデストロイア」、最強形態であるドラゴンに変形した際は両膝にあるガトリング砲「ガルバトリング砲」、口から吐く火炎「アンゴルモアファイヤー」が武器である。漫画版では体の一部を変形途中状態にして武器とする「クリーチャーモード」を披露した。

コンバットロン部隊
<破壊公爵>メガストーム(戦車(M1エイブラムス))/<破壊大公>ギガストーム(恐竜型重戦車・要塞)(声優:松山鷹志)
ガルバトロンが初期で眠りについたころに指揮権を握った実の弟。「〜だぞ!」が口癖。オートローラーやコンバットロンに惑星の兵器をスキャニングさせた。ガルバトロンに代わって破壊大帝を目指そうとするが、内心では兄を尊敬している一面もある。ガイアでエイブラムスをスキャンする前はボディが黄土色で頭部が色調の暗い緑だった。武装は戦車時のキャノン砲で通常型と高波動型に分かれる。ある程度機械系には通じているようだが、元々探知機として作ったものをダージとスラストに見せたところ、「彼の作った物だから使い方を誤れば爆発しそう」と言われた。(ちなみにこの後探知機は実際に爆弾に改良され、シーコンズとサイバトロンをターゲットに使用されたが、最後の1発がシーファントムを巻き込んだ以外彼が すべて爆発に巻き込まれた上吹っ飛んだりした が、びくともしない。)玩具はG2初期に発売されたメガトロン(巨大版・日本未発売)のシールが変更されたものでエンブレムもビーストウォーズ仕様になった。アンゴルモアエネルギーの影響でギガストーム(玩具はダイナザウラーのリデコで角が追加され色も変えられた。)へと強化される。その形態時は要塞宇宙船から放射される素粒子コントロール光線により、大きさを自由に変えられる。
マンガ版での戦死と死ぬ間際のガルバトロンとの会話は人気が高い。アニメ版でもほぼ同じ会話があったが、こちらは生存。
<航空参謀>スタースクリーム(ジェット戦闘機(F-22))/<参謀総長>ヘルスクリーム(サイボーグサメ型戦闘機)(声優:高橋広樹)
航空参謀。何故かオネエ口調で、冷酷な性格。ガルバトロンを尊敬しているが、メガストームを影では重く見ており、謀略にかけて倒そうとしたことも。BBとのコンビネーション攻撃は強力で、ジェット機形態で合体もできる。ガイアでF22をスキャンする前のセイバートロンモードではボディカラーの青が少し薄い。ビークルモード時では、同じくビークルモードのBBと「フォーメーションスクリーム」により合体できる。アンゴルモアエネルギーの影響でヘルスクリームへと強化される。その時は強さが倍になったが、オネエ口調は最後まで変わらなかった。同名の初代(ビーストウォーズにゲスト出演)とは異なり、意外に仲間思いな一面もある(ただし、その対象は主にBB)。なお、彼とBBのトイは、G-2時代に発売がキャンセルされた「メガトロンATB&スタースクリーム」と基本的に同じカラー。
「フォーメーションスクリーム」はテックスペックでは合体そのものを指すのではなく、合体を利用したコンビネーション攻撃である。
<空爆兵>BB(ステルス爆撃機(B-2)・戦車)/<護衛隊長>マックスビー(サイボーグイヌ型爆撃機)(声優:渡辺健)
スタースクリームの寡黙なボディーガード。普段は「ラジャー」としか話さないが、戦闘能力は高い。ガイアで爆撃機をスキャンする前はボディカラーが薄紫。アンゴルモアエネルギーの影響でマックスビーへと強化される。その時は口調が「マックス、ラジャー」に変わり、以前とは打って変わって凶暴性を剥き出しにするようになった。なお、マックスビー、ダージガン、スラストールの3体は片方の目がメタルスダイノボットのようにスコープ状になっており、彼は左目、ダージガンとスラストールは右目がスコープ状になっている。また彼はスコープに加えて照準装置のような物が付いたヘッドセット状の装備で頭の左側が覆われているが何のための物かは不明。
<航空士官>ダージ(ジェット戦闘機(ラファール))/<航空隊長>ダージガン(サイボーグハチ型偵察機)(声優:竹本英史)
かなりの戦闘能力を誇るが、芽が出ない描写もある。スタースクリーム組より先に手柄を立てようと躍起になっている。オートスティンガー・オートクラッシャーと行動したときもある。ギガストームによりダージガンへと強化され、スラストールと共にギガストームの腹心となった。スキャン前は色合いが薄い。
<航空士官>スラスト(ジェット戦闘機(F-22))/<突撃隊長>スラストール(サイボーグヴェロキラプトル型哨戒機)(声優:実近順次)
ダージの相棒である。戦闘能力は極めて高いが関西弁で喋る。スタースクリームからは「漫才コンビ」とからかわれている。スキャン前のセイバートロンモードでは黄緑。ギガストームによりスラストールへと強化される。玩具はマシンウォーズ期のメガトロンの流用。

オートローラーズ
<親衛隊長>オートスティンガー(ダンプカー)(声優:宮澤正)
デストロンに雇われた傭兵部隊・ガルバトロン親衛隊のリーダー。インセクトロンとは浅からぬ因縁がある。ガイアを訪れる前に既になんらかのメカをスキャンしていた他のデストロンとは異なり、彼らは最初に登場した際はまだプロトフォームの状態であった。そのためメカをスキャンした後と前とでは姿が全く違い、外見(カラーは灰色でフォルムは人間そのもの。)も四人とも同じであった。ちなみにスキャンする前はかなり人間に近い姿をしていた事への反動なのか、彼ら四人は他のデストロンと比べて人型からやや外れたフォルムをしているのが特徴(手首がきちんと存在するのはオートランチャーのみ。他のメンバーは全て手首が武器になっている。)。武器は左手のペンチ式スタンガンと右手に仕込まれたミサイル。玩具は『G2』期に海外で発売された(日本未発売)デストロン・ダートバグのリペイント。
オートローラーズは全員が肉弾戦のほうが得意である。
<陸上親衛隊>オートクラッシャー(ショベルドーザー)(声優:上別府仁資)
強固な装甲が特徴。歴戦の鬼軍曹。武器は左手のチェーンソーと右手のミサイル砲。玩具はオートスティンガーと同じく、G2の海外展開で発売されていたロードブロックのリペイント(因みに当時から『オートローラー』というカテゴリーだった)。
<航空親衛隊>オートジェッター(ホーネット)(声優:小和田貢平)
凶暴で好戦的な性格を持つ。武器は両腕のミサイル。
<突撃親衛隊>オートランチャー(装甲車)(声優:高橋広樹)
控えめな性格だが、テックスペックでは逆に目立ちたがり屋という設定。武器は二丁拳銃と胸部のディスクミサイル、肩のミサイル砲。武装が彼だけ多い。

宇宙海賊シーコンズ
<合体海神>
ゴッドネプチューン
エネルギーを求め、宇宙をさすらっていた海賊。5体合体して「ゴッドネプチューン」になる。ちなみに本編では(合体時を除き)単体で変形する事はあまり無い。ちなみに玩具はかつての「キングポセイドン」の流用である。

<海賊頭領>ハーフシェル(カメ)(声優:西松和彦)
シーコンズ頭領。部下からも慕われている。単体でのロボットモードの登場回数が一番多い。
<海賊雷撃兵>テラマンダー(エイ)(声優:上別府仁資)
シーコンズの空中戦力。のんびりした性格。
<海賊奇襲兵>シーファントム(サメ)(声優:一ノ渡宏昭)
シーコンズの切り込み隊長。密かにスキュウレに恋心を抱いている。
<海賊参謀>シーラゴン(シーラカンス)(声優:宮澤正)
シーコンズの老兵。いろんなお宝の情報を知っているが、少々ボケ気味。
<海賊謀略員>スキュウレ(イカ)(声優:松本美和)
シーコンズの紅一点。スクーバに好意を持つが、そのスクーバからは嫌われ、逆にビッグホーンに好かれまくっている(彼女はビッグホーンをものすごく嫌っている)。実はハーフシェルの他には彼女だけしか単体でトランスフォームしていない(それも一度だけ)。ビーストモードはお世辞にも美しいとは言えないが、ロボットモードは意外にも美人。


月の監視者
<ガイア監視員>アルテミス(声優:樋口智恵子)& <ガイア監視員>ムーン(声優:竹内順子)
少女型ロボットのアルテミスとウサギ型ロボットのムーン。常に月の裏側からトランスフォーマーの戦いを見守っていた。実は惑星ガイアの人々が残した監視プログラム。アルテミスはミーハーな性格。スクーバとスタースクリームのことが好き(顔さえ良ければ悪人だろうとオカマだろうといいらしい)で、同じようにスクーバに好意をもつスキュウレをライバル視している。ムーンは人型のロボットに変身する事が出来、これを再現した玩具も発売され、一般発売の前に懸賞の商品になっており一般発売のものとはカラーリングが異なる。ロボットモードで数回惑星ガイアに降り立った事があり、バリアのため彼の存在は見えず声も聞こえないが、人知れずサイバトロンの危機を救った事もある。続編であるネオの最終回では何故か他のキャラと競演し宴に参加していた。


その他
ナレーション(声優:小村哲生)
スターアッパー(カンガルー)
コミックボンボンに連載されていた今木商事の漫画版に登場した、読者考案のトランスフォーマー。元々宇宙ボクシングの選手だが生まれついての気の弱さからタイトルマッチから逃げ出し、宇宙を放浪するうちにトランスフォームもまともにできなくなってしまう。故にサイバトロン、デストロンどちらにも属していない。ライオコンボイ不在時にアパッチからの救助要請を偶然キャッチし、「ちょっと司令官気分を味わえるかな」と思って惑星ガイアに着陸。サイバトロンの臨時司令官となる。気は弱いがそのパンチ力は絶大であり、ギガストームすら一撃で倒した。ライオコンボイ復帰後は自身もボクシング界に復帰。見事チャンピオンとなる。また、最初から彼を知っていたライオコンボイと正体を明かされたタスマニアキッド(薄々気づいていたような描写はあった)以外は最後までスターアッパーがサイバトロンからの助っ人だと信じていたようである。ゲームボーイのゲームにも隠しキャラとして登場したほか、ネオにも一瞬だけ登場している。
コンボイ(ビーストコンボイ)(ゴリラ)(声優:子安武人)
前作ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマーのコンボイ。
劇場版に登場。『ビーストウォーズ』のラストのエイリアン兵器に体当たりした瞬間に、惑星ガイアに飛ばされてきたとの設定で登場する。が、TV版のビーストコンボイと別人と思えるほど、言動が真面目だった。
コミックボンボンに連載されていた今木商事の漫画版にも登場。ガルバトロンにマトリクスを破壊され、アンゴルモアエネルギーによって暴走するライオコンボイを救う為に現れ、一瞬でマトリクスを復活させた。
他にも漫画版では最終決戦に向かう、サイバトロンの前にも現れるが、この時タスマニアキッドの「ゴリさん」と言う渾名を「気に入った」と冗談で返している。
漫画版ではアパッチが言うには「伝説の総司令官」と噂されているらしい。




主題歌
オープニングテーマ
前期『GET MY FUTURE』
歌:Cyber Nation Network
作詩・作曲・編曲・演奏:Cyber Nation Network
後期『SUPER VOYAGER』
歌:Cyber Nation Network
作詩・作曲・編曲・演奏:Cyber Nation Network
エンディングテーマ
『夢のいる場所』
歌:米屋 純
作詩:許 瑛子
作曲:石川寛門
編曲:京田誠一


サブタイトル
1.新軍団登場!
2.白いライオン、走る
3.ビッグホーンの怒り
4.湖のワナ
5.復活ガルバトロン
6.古代遺跡のナゾ
7.昆虫軍団現わる
8.敵・味方?昆虫ロボ
9.最強タッグ結成?
10.オートローラーズ出撃せよ
11.危うし!シザーボーイ
12.ガルバトロン大暴走
13.デストロン総攻撃!
14.合体巨人トリプルダクス
15.陽気なジョイントロン
16.恐るべし合体作戦?
17.リーダーは誰だ!?
18.黒いライオコンボイ
19.宇宙海賊シーコンズ!
20.最強戦士は誰だ!?
21.イカしたスクーバ
22.メガストームの計算
23.海中の対決
24.夕陽に向かって
25.最後の戦い
26.ライオジュニア登場
27.新生メガストーム
28.新兵器タコタンク
29.人工惑星ネメシス
30.ギガストームの裏切り
31.スタースクリームの最期
32.ライオコンボイ暗殺計画
33.アンゴルモア冷凍大作戦
34.ネメシスをぶっ飛ばせ
35.ライオジュニアの反乱!?
36.第四惑星の使者
37.惑星ガイアの危機
38.飛び出せ!惑星ガイア
39.勢揃い三十九戦士
40.宇宙海賊の復讐
41.ネメシスへの突入
42.伝説!緑の戦士
43.さらば!ライオコンボイ



OP1

OP2

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-LOVERS AGAIN-

超時空要塞マクロスⅡです。
マクロスファンでは既にお馴染みの、マクロスの作品でございますよね?しかしながら・・・結構、不遇の様な作品のようです。この作品の中の歌とかね?結構好きなんですよ。カラオケで歌ってますよ。かなり、良い歌なのでね。
作品も、そこまで言われるほど悪い作品でもないのですよ。是非とも、一度はご拝見アレって感じですね。
レンタルビデオ店では置いてあると思いますので・・・・
是非ともね?
お願いします。
本作は『超時空要塞マクロス』誕生10周年記念作品として企画されました。
初代制作スタッフからはキャラクターデザインの美樹本晴彦、脚本の富田祐弘が参加しましたが、原作者のスタジオぬえは関与せず、AICが中心となり制作されました。
構成としては・・・
可変戦闘機、
恋愛ドラマ、

など前作の基本線を引き継ぎつつ、主人公が民間人でヒロインが軍人。
歌を戦意高揚の兵器として使うなど、ひと捻りした演出がされています。
地球へ強行着陸したゼントラーディ戦艦の残骸の中に作られた都市など、インパクトのある映像も見られました。
メカニックデザインは当初藤田一巳だったが、降板により大畑晃一らが担当。
大張正己演出の派手なメカアクションも見所となりました。
しかし、内容的に前作の焼き直しと見られ、続編に期待していた『マクロス』ファンを満足させるものではありませんでした。初代スタッフもこの作品の描き方に疑問を感じたことから、正統な続編として『マクロスプラス』と『マクロス7』の制作を思い立ったという。ただし、セールス的に結果を残したことが、以降の「マクロスシリーズ」の展開につながったという面もあるのですよ。
世界観
OVAリリース当時は『マクロス』の直接の続編とみなされていたが、監督の八谷賢一は制作前のインタビューで「いわゆる続編という前作と密接な関係を持った作品は、前作のオリジナルスタッフが作るべきものだという認識があります」、「マクロスの世界設定の一部を土台として、その上にまったく新しい話を展開するということです」と語っている。
時間軸では2090年代という設定で、前作から80年間の出来事も設定されていた(『B-CLUB』1992年6月号に掲載)。しかし、のちに作成されたスタジオぬえ監修の「マクロスシリーズ」公式年表はこれと一致せず、また、年表上に『マクロスII』関連のエピソードは記載されていない。
これらの点から『マクロスII』は「マクロスシリーズ」の映像作品であるが、正史のマクロス世界から分岐したパラレルワールドを舞台とする、ゲーム作品などと同じ「外伝的作品」とみなされるようになった。正史外という扱いから、一部ではその存在自体を無かったかのように見る向きもある。


ストーリー
ゼントラーディ軍との戦争から80年後、地球に新たな異星人マルドゥーク軍が来襲する。統合軍はゼントラーディ戦で有効であった音波攻撃(ミンメイアタック)で迎え撃つが、マルドゥークもまた、戦いの歌でゼントラーディ兵を操る軍隊であった。TVレポーター神崎ヒビキは戦場取材中、敵艦内で歌巫女イシュタルを救助し、地球へ連れて帰る。地球のラブソングを知った彼女は、マクロスを「アルスの船」と呼んだ。


主要キャスト
神崎ヒビキ(高山勉・現:タカヤマツトム)
テレビ局SNN(スクランブル・ニュース・ネットワーク)所属の芸能レポーター。功名心からスキャンダルばかり狙っていたが、対マルドゥーク戦の取材に関わることになる。イシュタルやシルビーとの出会い、真実を隠蔽する統合軍への反発から、報道者としての使命に目覚める。
イシュタル(笠原弘子)
マルドゥーク軍の歌巫女(イミュレーター)のひとり。歌でゼントラーディ兵を戦闘に駆り立てる役を務めていたが、ヒビキにより地球に導かれ、はじめて体験する「文化」に衝撃を受ける。やがて歌の素晴らしさを知り、平和の使者として立ち上がる。
シルビー・ジーナ(冬馬由美)
バルキリーIIを駆る統合軍のエースパイロット。勝気でメルトランディの血を引く天才的技量をもつが、日常的な女性らしさも秘めている。エクセグラン総司令との密会現場をスクープされて以来、ヒビキと反目していたが、戦いを通じて心を通わせあう。
ネックス・ギルバート(島田敏)
シルビーの同僚で、太陽系バルキリー操縦選手権の総合優勝者。ナルシストでシルビーに好意を寄せる。最新鋭機メタルサイレーンに搭乗する。
ウェンディー・ライダー(佐藤幸世)
地球文化を象徴するアイドル歌手。統合軍のプロパガンダ活動の一翼を担い、月面フェスティバルで『バルキリーで誘って』と『今は友達』を歌う。
エイミー(国府田マリ子)、沙織(原亜弥)、ナスターシャ(引田有美)
シルビーの部下で「フェアリー・リーダー」隊を編成する三人娘。
デニス・ローン(大友龍三郎)
かつて名を馳せた戦場カメラマン。ヒビキに報道の有り方を教えるが、イシュタル救出の際命を落とす。
マッシュ(草尾毅)
ヒビキの友人のエステサロンオーナー。バイセクシャルだが面倒見の良さで信頼されている。
エクセグラン総司令(坂口芳貞)
統合軍内の腐敗を憂う高潔な軍人。シルビーの良き理解者。
バルゼー艦長(渡辺武)
旗艦ヘラクレスに乗り、マクロスキャノンでマルドゥーク軍を迎撃するが、特攻のすえ戦死する。
フェフ(古谷徹)
マルドゥーク軍の勇猛な司令官。イシュタルに任務以上の想いを抱き、地球から奪還せんとする。
エリンシェ(麻志奈純子)
イミュレーターのリーダー的女性。地球に惹かれるイシュタルを説得できず、イングスに消去される。
イングス(置鮎龍太郎)
マルドゥーク軍イングス艦隊の司令官。征服のためには手段を選ばぬ冷酷な独裁者。


主要メカニック

地球側
VF-2SS バルキリーII
往年の名機、VF-1 バルキリーの発展形である統合軍の主力可変戦闘機。2072年に登場したVF-2の改良モデルとして、2081年より部隊配備された。巨人族との格闘戦を想定し、機体はVF-1より二周りほど大きい。宇宙空間専用機で、通常装備として対艦攻撃用レールガン1門を搭載したSAP(スーパーアームドパック)を装着する他、支援兵器の自動攻撃式小型ビットも装備する。
VF-2JA イカロス
大気圏内専用に開発された可変戦闘機。CCV技術導入により、空中機動の特化が図られている。バルキリーIIとは開発元が違うため変形システムが異なり、機体も一回り大きい。
メタルサイレーン
ロールアウトされた最新鋭可変戦闘機。月面フェスティバルでレプリカ機がデモ飛行を行った後、マルドゥークとの決戦でネックス機が実戦投入された。火力と推力に優れ、バトロイドでの格闘能力がより強化され、ファイター時の機首部をプラズマスピアとして使用する。さらに第4の形態として近接戦闘用のガンロイドモードを持つ。
VC-079 SNNバルキリー
2079年にタチカホフ社が発売した民間用の複座型可変機。報道機としても利用され、大気圏脱出用ブースターを装着すれば宇宙空間への急行も可能である(SNNテレビ社有機は本社ビル内のカタパルトから発進する)。非戦闘用のため変形はガウォークまで。
VF-XX ゼントラーディアン・バルキリー
VF-2の前身として、2060年代に開発された可変戦闘機。ゼントラーディ系バトルスーツの関節や動力伝達系技術を導入した異形のフォルムを持つ。Episode 5で1カットのみ登場する。
次世代型デストロイド
トマホーク Mk.II
両肩に長射程ビームキャノン2門、両腕にビームキャノン2門とレールガン2門を備えるなど、火力がより強化されている。
ディフェンダー EX
両腕に対空用レールガン2門を装備。移動用ローラーには射撃時の姿勢安定プレートが付いている。
ファランクス(改)
左右の腕にミサイルブロック(対空ミサイル14発×3)を2基ずつ装備する(計168発)。ブロックはそれぞれ独立して仰角を変えることが出来る。
ジャイアント・モンスター
機体上部の大型砲塔に長砲身キャノン砲6門を装備し、砲塔全体が水平方向に可動する。脚部には大型のホバークラフト機構があり、重力制御装置と併用して地表を浮上移動する。また、宇宙空間ではリニアレール方式で甲板上を移動する。
グロリア
バルゼー率いる統合宇宙軍艦隊の旗艦。
ヘラクレス
統合宇宙軍艦隊の旗艦
マクロスキャノン
ゼントラーディの大型戦艦(ブリタイ艦クラス)を4隻連結した形の、統合軍の超大型決戦兵器。マクロス艦と同様に砲撃体型へトランスフォーメーションを行う。作中では6番艦まで存在する。
マルドゥーク側
ギガメッシュ
マルドゥーク軍の主力バトルスーツ。小型ミサイルやウイングカッターなど近接戦闘能力を備える。フェフ専用タイプもある。
バトルポッド
ゼントラーディ兵用の量産兵器。指揮官用タイプもある。
ゼントラーディ用パワードスーツ
前作のヌージャデル・ガーやクァドラン・ローに相当する。


スタッフ
監督:八谷賢一
シリーズ構成:富田祐弘
脚本:富田祐弘、中村学、有井絵武
演出:青木武、西山明樹彦、浦田保則、西森章
キャラクターデザイン:美樹本晴彦
メカニックデザイン監修:大畑晃一
コンセプトデザイン:渡部隆
OPアニメーション作画監督:大張正己
美術:中原英統
音楽:鷺巣詩郎
音響:本田保則
制作:AIC、オニロ
企画:大西良昌(ビックウエスト)
プロデューサー:岡崎千代(テレビせとうち)、田口智幸(ビックウエスト)
製作:テレビせとうち、ビックウエスト



主題歌
オープニングテーマ
『2億年前のように静かだね』
作詞:真名杏樹、作曲:樫原伸彦、編曲:井上鑑、歌:金子美香

エンディングテーマ
『de・ja・vu~そばにいて』
作詞:金子美香、作曲:TSUKASA、編曲:井上鑑、歌:金子美香
『約束』 作詞:松宮恭子、作曲・編曲:鷺巣詩郎、歌:笠原弘子


OP

ED

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機甲戦記ドラグナー

今回は、機甲戦記ドラグナーをご紹介です!
いやはや、かなり面白い!
本作は『戦闘メカ ザブングル』から『機動戦士ガンダムΖΖ』までの5年間にわたり、名古屋テレビ土曜17時半枠リアルロボットアニメの総監督を務めた富野由悠季から、『銀河漂流バイファム』をヒットさせた神田武幸にバトンタッチしたテレビアニメです。
『機動戦士ガンダム』をリアルタイムで見ていなかった若いアニメファンをターゲットに、ガンダムを再現しようと企画された作品であるため、ガンダムと極めて近い設定がなされています。
実質上は番組名といったトッピングを変えたリメイク作品であり、後々の『機動戦士ガンダムSEED』の方法論に近いんですが、ただし「ガンダム」の金看板がないため、後年のアナザーガンダムと呼ばれる作品群ほどの人気や注目度は得られないのですよ。
リメイク作品としてあえて似せた設定としては・・・
「3機編隊の主役メカ」
「専用のカスタム機を駆る美形のライバル」
「民間人が軍の新兵器をいきなり運用することになる」
「宇宙市民を中心とした独裁国家が地球に独立戦争を仕掛ける」
など、終盤では主人公を差し置いて、敵陣営に属するライバルが主役顔負けの活躍をする展開が話題になりました。ただし当時の視聴者に対しては新鮮な驚きを与えることはできず、アニメ誌では「近年のサンライズ作品は酷いワンパターンに陥っている」と批判される結果となりました。
面白いのにね?
しかし意外なキャラクター同士が恋愛関係になるなど意表を突いた部分もあります。
ごつい人と・・・
美人なお姉さんみたいな?
演出面では本作の特徴の一つであるコミカルでユーモラスな描写(敵メタルアーマーの機体をレーザーソードで切断すると敵パイロットが髪の毛を切られてハゲになる、登場人物の驚きの表現にマスドライバー発射場面がインサートされる等)も、散発的に取り入れられるだけで作品全体の中で生かされているとは言い難かった。メカニカルデザインを担当した大河原邦男は後に、「良いスタッフに恵まれたのに歯車が上手く噛み合わなかった作品」と述懐しています。
放映当時は、プラモデル等関連グッズ売れ行きの不調から物語の方向性に迷走がうかがえ、上記のような散発的なギャグのほか、主人公(ケーン)が強敵を前にして剣の達人の下で修行、即開眼しいきなり敵の銃弾すら見切れるようになるという木に竹を接いだような週刊少年ジャンプ風描写もありました。ただし、こういった展開をフォローする形で「どうあがいても一夜漬けは一夜漬けさ」とまぐれで見切っただけで実力が急速に向上したわけではないことが補足されるなど物語として破綻なく成立させようとする努力も見られました。そして、最終回では「ライバルと手を組みラスボスを打ち倒す」というこれも週刊少年ジャンプ風な展開となっているなど終盤ではストーリーを盛り上げるため冒険漫画的な要素が取り入れられるようになっています。これを悪く言えば本作の迷走ぶりを象徴しているといえますが、視聴者を引き付けるための試行錯誤の結果だともいえようね。また、話が進むにつれ、回によって作画の表現に差異が目立つようになり、特に46話はいわゆる大張風(後述)全開の凄まじいデフォルメとなっています。これは当時のアニメ市場がテレビアニメよりOVAにおいて活況を呈していたためスタッフが頻繁に入れ替わったことなどによるもので、キャラクターデザイナーの大貫健一が南町奉行所で請け負っていた数々の作品を優先せざるを得なかったことなども要因となったようです。
前期オープニングに登場するドラグナー1型は、原画を担当した大張正己により思い切ったデフォルメがされていたが、本編やプラモデルとのギャップが非常に大きかったため、14話から登場カットの幾つかが元デザインに近いものへ差し替えられることになったわけです。もっとも、「バリグナー」という通称("バリ"は大張の名前から)が付けられるほどに知られたこのデフォルメ版ドラグナー1型もかなりの人気を博したことから、後にこのデフォルメ版への換装キットがB-CLUBから発売されています。
後期オープニングは作画を大森英敏が担当したために派手さこそ減りましたが、主題歌を当時アイドル歌手であった山瀬まみが担当したことで、後に注目を浴びるようになった。
放送後の作品評価は芳しくなかったですが、2001年に発売された『スーパーロボット大戦A』をきっかけに再評価の機運が高まります。スーパーロボット大戦シリーズには現在までに通算3回登場した他、リアルロボット系アクションゲーム『A.C.E.』にも登場。そして2005年冬には、ゲームをきっかけに知った若い世代も含め、ファンを対象としたDVD-BOXが発売されました。
ちなみに、私はキッズステーションでこのアニメを知りました。
いやー・・・
はまるね。


ストーリー
舞台は西暦2087年。月に誕生した軍事政権による統一国家・ギガノス帝国が地球連合に対して一方的に独立を宣言し、宣戦を布告。戦火はスペースコロニーと地球本土に拡大し、月面のマスドライバーやメタルアーマーなどの優れた兵器によって、地上の7割はギガノスに占拠されていた。
そんな中、スペースコロニー「アルカード」の住人である主人公・ケーン・ワカバ、タップ・オセアノ、ライト・ニューマンの3人は、ひょんなことから新開発メタルアーマー・D兵器(ドラグナー)のパイロットとして登録されてしまい、追撃部隊を撃破する。こうして、彼らはギガノス帝国の追撃艦隊と戦いながら地球連合軍本部を目指すことに…。




登場人物

地球連合軍

ドラグナー遊撃隊
ケーン・ワカバ(声優:菊池正美)
地球連合軍ドラグナー遊撃隊所属。階級は准尉(以前は三等空士)。メタルアーマー「ドラグナー1」・「D-1カスタム」のパイロット。西暦2070年8月4日生、身長172㎝、体重59㎏、血液型B。
本編の主人公。日本TOKYO出身の日系2世。父は地球連合軍参謀のジム・オースチン、母は中立コロニー「アルカード」入国管理官のアオイ・ワカバである。ただし両親は離婚し母と暮らしていた。母方の祖母はギガノス占領下の青森で暮らしている。
元々はアルカードにあるアストロノーツアカデミーの生徒であった。アカデミー時代のヘアスタイルはリーゼントだった(加えて着ているのがスタジャンで、どうやら本人的には’60sファッションでキメていた様である)が、輸送船アイダホでドラグナーのパイロットに任命された直後にお目付け役のベン軍曹から髪をバッサリ切られウルフカットにされてしまった。切られた直後は気にしていたようだが、結局以後はこのヘアスタイルで通している。
基本的には直情型かつ熱血漢で、後先考えないで突っ走るタイプ。そもそもドラグナーのパイロットとなってしまったのも、アルカードを強襲したギガノスに一泡吹かせようとケーンが言い出した事が原因である。リンダに一目惚れし、その想いは彼女の秘密を知ってからも変わらなかった。
中立コロニー「アルカード」でギガノス軍の侵攻に遭い偶然軍事機密のディスクを手にして逃げ込んだ先に偶然ドラグナーが保管されており、このディスクが偶然ドラグナーのものであったことからパイロットとして登録されてしまう。以後、なし崩しに地球連合軍の軍属となり、ギガノス帝国軍との戦いの渦中に置かれてしまう。元々民間人であったため、戦闘については素人だったが、数々戦いの中でエースパイロットとして敵にも知られるまでに成長していく。
輸送艦アイダホ救出の際には拿捕されていた中継基地を丸ごと爆破し多数の艦船とMA、9000名以上の人員を葬り去った。
地球に降下してからは英雄として扱われ6階級特進となったことなどから増長する場面も多々あったが友人ビル・ブライアンの死などにより素行はやや落ち着くことになった。また、カムチャッカ半島沖のギガノス軍補給基地強襲においてはMA20機以上を基地ごと潰し、日本では青森の竜飛岬の要塞を爆破、中国大陸においてはグンジェム隊を壊滅させ秘密基地を爆破するなど凄まじい活躍を見せる。これらの戦いによるギガノス軍の被害は死者1万人を軽く超えると思われる。
宇宙機動要塞攻略戦においては母親を人質に捕られたため、やむなく乗機とともにギガノス帝国軍に投降し忠誠を示すため地球連合軍と戦っていたが、リンダとベン軍曹が母親を救出したため反逆しマイヨと協力しドルチェノフに深傷を負わせた。
タップ・オセアノ(声優:大塚芳忠)
地球連合軍ドラグナー遊撃隊所属。階級は准尉(以前は三等空士)。メタルアーマー「ドラグナー2」・「D-2カスタム」のパイロット。西暦2070年5月13日生、身長172㎝、体重72㎏、血液型O。
ニューヨーク出身のアフリカ系アメリカ人。現在では問題視されるであろうチューインガムを噛み陽気で音楽好きというステレオタイプ的な黒人像で描かれている。両親や兄弟姉妹はギガノス占領下のニューヨークに住んでいる。
ケーン同様、元々はアストロノーツアカデミーの生徒であった。やはり偶然ドラグナー2に乗り込み、戦いの渦中に置かれてしまう。
ロックが好きで、携帯CDプレイヤーでよく聴いていた。最初のCDプレイヤーはギガノス軍の基地に仕掛けた爆弾の起爆装置として使われることになる。ローズに想いを寄せており、彼女が肺炎を起こして寝込んでしまった際には出撃せず看病し続けたこともあった。
ライト・ニューマン(声優:堀内賢雄)
地球連合軍ドラグナー遊撃隊所属。階級は准尉(以前は三等空士)。メタルアーマー「ドラグナー3」のパイロット。西暦2069年10月9日生、身長175㎝、体重62㎏、血液型A。
イギリス出身。父は地球連合軍欧州統括理事会常任理事。祖父は元英国下院議員で貴族のバーモント卿と言う名門の家系である。
彼も元々はアストロノーツアカデミーの生徒で民間人であった。偶然ドラグナー3に乗り込み戦いの渦中に置かれてしまう。
コンピューター好きであったため、ドラグナー3の特性を最大限活かしていた。また、友人二人と違って比較的冷静であるため、戦闘中にドラグナー3で分析した情報を元に、事態の打開策を立ててたびたび伝える、ドラグナーチームの知恵袋的存在だった。
ジェームス・C・ダグラス(声優:大滝進矢)
地球連合軍ドラグナー遊撃隊所属。階級は大尉。(以前は少尉)
本来はドラグナー1の正式パイロットになるはずだった。ケーン達がパイロットとなってからは、教官として彼らを鍛える任に就いた。初期においては任務に厳格な上官として描かれていたが、中盤からは単に口うるさくわめき散らす融通の利かないだけの人物になっていった。
宇宙機動要塞攻略戦において、ようやくドラグナーパイロットの訓練の成果が出て、自らドラグーンに搭乗し、ドラグーン隊の隊長を務めていた。
ダイアンに気があったようだが、ケーン達の計らいもあって彼女は部下であるベンと結婚してしまい、その結婚式の際には何とも情けない表情をしていた。
リンダ・プラート(声優:藤井佳代子)
地球連合軍ドラグナー遊撃隊所属。階級は特務中尉。西暦2070年11月25日生、身長160㎝、体重47㎏、血液型A。
ソビエト連邦(現ロシア連邦)出身。父はドラグナーの開発者であるラング・プラート、兄は元ギガノス帝国軍のエースパイロットであるマイヨ・プラート。物語のヒロインであるがスレンダーで気が強い白人女性というこれまでのアニメで希な設定であったため人気はあまり出なかった(むしろ従来のヒロイン路線に近いローズの方が人気があった)。
元々難民として輸送艦「アイダホ」に乗り合わせていた。かつては電子工学を専攻していた。父や兄との複雑な境遇から当初は心を閉ざしていたが、ケーンの熱烈なアタックを受けるうち、次第に心を開いていく。
宇宙機動要塞攻略戦においては、ベン軍曹と共にケーンの母親を救出しケーンの地球連合軍に対する攻撃を止めさせるきっかけをつくった。
ローズ・パテントン(声優:平松晶子)
地球連合軍ドラグナー遊撃隊所属。階級は特務少尉。西暦2070年9月30日生、身長155㎝、体重46㎏、血液型AB。
元々難民として輸送艦「アイダホ」に乗り合わせていた。戦争で行方不明になった両親を探している身だが、常に明るく振る舞っている。
当初は自分に思いを寄せるタップをまるで意識もしなかったが、次第に満更でもなくなってきたらしく、彼が敵に捕らわれた時には心配する様子も見せた。
本作は平松の初レギュラー作である。
ベン・ルーニー(声優:島香裕)
地球連合軍ドラグナー遊撃隊所属。階級は軍曹。
妹が一人いる。独身であったが、終戦後ダイアン・ランスと結婚する。
輸送艦「アイダホ」にてD兵器(ドラグナー)輸送の任に就いていたが、突如軍属となったケーン達3人を厳しくしごき上げた。スキンヘッドと厳めしい面構えだったが、意外に人情派なところもあり、ケーン達にとっては頼れる兄貴分でもある。この関係はケーンたちが上官となってからも変わらず、宇宙機動要塞攻略戦においてはケーンの母親を救出する作戦を上申しリンダ特務中尉と共に救出に当たった。

その他
ジム・オースチン(声優:嶋俊介)
地球連合軍第2海洋戦域軍参謀。
ケーン・ワカバの実父。生き方の違いによりアオイ・ワカバとは離婚していた。結婚生活は13年間であった。息子のケーンからは出世ばかり考え家族を捨てた男として嫌われていた。
ヤム(声優:戸谷公次)
地球連合軍所属。階級は少佐。
ドラグーン隊の隊長。拳法の達人でもありケーンに父親であるラオチュンの修験道場を紹介する。
ダイアン・ランス(声優:勝生真沙子)
地球連合軍情報部所属。階級は少尉。西暦2064年6月27日生、身長165cm、体重52㎏、血液型A。
難民として「アイダホ」に乗り合わせていたが、実は地球連合軍諜報員でリンダとローズの警護と中国大陸の重慶までの同行の任に就いていた。
重慶到着後は別の任務のため転属となったが、終戦後ベン・ルーニーと結婚した。
ギニール(声優:池水通洋)
地球連合軍第1機甲中隊隊長。階級は少尉。
戦闘ポッドのパイロット。妹へのプレゼントをケーンに託しドラグナーを守ろうと戦死した。
ロイ・ギブソン(声優:秋元羊介)
輸送艦「アイダホ」の艦長。
D兵器(ドラグナー)輸送の任に就いていた。無断でドラグナーを持ち出すケン達を警戒しつつも黙認した。
ケニー・ダンカン(声優:柴本広之)
輸送艦「アイダホ」の航海長。
D兵器(ドラグナー)輸送の任に就いていた。

反乱軍(元ギガノス帝国軍) 
マイヨ・プラート(声優:小杉十郎太)
元ギガノス帝国軍親衛隊機甲兵団第一師団所属。階級は大尉。
メタルアーマー「ファルゲン」のパイロット。
通称「ギガノスの蒼き鷹」と呼ばれるエースパイロットで高潔な軍人である彼は多くのギガノス軍人の尊敬を集めていた。軍人としては模範と呼べる有能な人物であったが、その反面、肉親の情愛よりも国家の大義を選ぶほど家庭面を全く省みようとしない一面もあり、この事もあって、争いを望まない妹のリンダからは失望されていた。
ギルトール元帥に心酔しており、彼を裏切った父ラング・プラートを憎んでいた。D兵器(ドラグナー)追撃でケーン達とは幾度も戦うことになるが、部下の専行や各方面で友軍の協力が得られなかったことなどから幾度にわたり失敗し、遂には追撃の任を解かれ最前線である南部戦線に左遷させられた。このことが一因で親衛隊機甲兵団の反乱が発生する。
この後、親衛隊機甲兵団の反乱騒ぎを裏で主導した疑いをかけられ、月面司令本部へ召還され反乱軍の説得にあたるが、その最中にドルチェノフ中佐によるギルトール元帥殺害の場に居合わせ反逆者の濡れ衣を着せられる。この直後、ギルトール元帥の遺志によりマスドライバーを破壊するがギガノス軍の追撃を受け行方不明となった。
南太平洋上にある海岸に漂着したマイヨは、偶然にもプラクティーズの3人に発見され、その後は一時生きる意味を見失っていたが、プラクティーズの説得やグン・ジェム隊のミンとの関わりを経て、自らの濡れ衣とギルトール元帥の無念を晴らすために再起を決意。月へと向かいドルチェノフ率いる宇宙機動要塞へ突入し、ドルチェノフを討つ。宇宙機動要塞放棄時には要塞とともに死のうと考えたが、ドラグーンに搭乗してやって来た父ラング・プラートの説得により要塞を脱出した。
その義理堅く理想を貫こうとする実直な姿勢から、主人公達であるケーン達よりも人気が高く、ストーリーの終盤では、完全に主役であるケーンを差し置いての活躍を見せてしまっている。最終回エンディングのエンドカードにおいてもラストを締めくくっており、ある意味では、真の主役とも呼べるのではないかと囁かれている。
ミン(声優:島津冴子)
元ギガノス帝国軍グン・ジェム隊所属。階級は大尉。フルネームは「リー・スー・ミン」
メタルアーマー「スターク・ダイン」のパイロット。
「グン・ジェム四天王」の一人でドラグナー遊撃隊との戦いに四天王で唯一生き残った。
グン・ジェム隊壊滅後は、ドラグナー討伐の任を受けたハイデルネッケン少佐に合流し連合軍艦隊を追っていたが、乗艦がマイヨ・プラートに接収されたことがきっかけとなり、彼と行動を共にした。
宇宙機動要塞潜入時には「ギルトールの死はドルチェノフによる暗殺だった」ことを暴いた。
当初は凶暴でがさつな性格で、グン・ジェム隊に立ち寄ったプラクティーズを囮にした事があった。マイヨに一目惚れしてからは女らしくなり、彼とコンビを組んで出撃するようになる。
ダン・クリューガー(声優:柏倉つとむ)
元ギガノス帝国軍親衛隊「プラクティーズ」所属。階級は少尉。
メタルアーマー「ゲルフ」のパイロット。
プラクティーズの中では最もマイヨ・プラートに心酔していた。
宇宙機動要塞潜入時に、マイヨや仲間達を守るためにドルチェノフに機体を蜂の巣にされ壮烈な戦死を遂げる。
カール・ゲイナー(声優:島田敏)
元ギガノス帝国軍親衛隊「プラクティーズ」所属。階級は少尉。
メタルアーマー「ヤクトゲルフ」のパイロット。
ウェルナー・フリッツ(声優:竹村拓)
元ギガノス帝国軍親衛隊「プラクティーズ」所属。階級は少尉。
メタルアーマー「レビゲルフ」のパイロット。




ギガノス帝国軍

指導者
ドルチェノフ(声優:飯塚昭三)
ギガノス帝国軍総統。(以前は中佐)
以前から急進派として名を馳せていたようで、ギルトール元帥にマスドライバーによる地球全面攻撃を訴えていたが再三にわたり拒否されていた。このため彼を暗殺してマイヨ・プラートに罪を被せ中佐の階級であったにもかかわらず総統の座を引き継ぐことになった。この際、マスドライバーはマイヨに破壊され地球全面攻撃は実現できなかった。
総統就任後は戦局の劣勢を打開すべく宇宙機動要塞の建造を推進した。ドラグナーに対してはアオイ・ワカバを事実上の人質に取ってケーン・ワカバを投降させた。
MAパイロットとしての実力は非常に高く、反乱軍の鎮圧に際しては自ら先頭に立ち圧倒的な実力を見せつけ、宇宙機動要塞内の戦闘においても旧世代のダインに搭乗していたにもかかわらず、新鋭機に乗るプラクティーズのクリューガー少尉に対しマイヨ・プラートが「貴様の腕では無理だ」と交戦を止めようとするなど、エースパイロット級の腕前であったことがうかがえる。
最期はメタルアーマー「ギルガザムネ」を駆りケーンやマイヨと戦うがギルガザムネの欠陥により敗退する。この際に脱出装置が作動しなくなりコクピットに閉じこめられたまま宇宙機動要塞とともに月面へ散った。
ギルトール(声優:大木正司)
ギガノス帝国軍元帥。月にて反乱を起こし「統一帝国ギガノス」の実質的指導者となる。
ラング・プラートとは親友であったが理念の擦れにより袂を分かつ。その子マイヨに対しては全幅の信頼を寄せていた。
マスドライバーを使用して地球連合軍の要所を攻撃していたが、戦争の理念を優先し全面攻撃には最後まで首を縦に振らなかった。
気高い人間ではあったが上層部の腐敗を止められず、これによる若手将校の反乱を許すなど指導力には問題があったようである。ドルチェノフ中佐に暗殺され、地球の行く先を憂いながら息を引き取る。

グン・ジェム隊
グン・ジェム(声優:加藤治)
ギガノス帝国海洋戦域機動軍F軍団グン・ジェム別働隊隊長。階級は大佐。
メタルアーマー「ゲイザム」のパイロット。
グン・ジェム隊は通称「ギガノスの汚物」と呼ばれ、ならず者の集団として敵味方双方に恐れられていた。「グン・ジェム四天王」を配下に置き、中国大陸の奥地にあるギガノス帝国軍軍事秘密工場の護衛の任に就いていた。残忍で狡猾、金儲けに目がない一方で、パイロットとしての実力はケーン・ワカバを遙かに凌駕しており、ドラグナー遊撃隊との戦闘以前のMA撃墜数は17機以上でグン・ジェムの通った後には雑草も生えないといわれる。この圧倒的な実力にケーンは悪夢にうなされるほどであった。部下思いで、特に配下のゴルとガナンが戦死した後は機体の損傷も顧みずゲイザムで出撃しようとした。そして、試作型のギルガザムネを持ち出して弔い合戦に及ぶが思考コントロールシステムの暴走により味方であるジン中尉を殺害してしまう。その後、再びギルガザムネでドラグナーに挑むが機体の欠陥もあり撃破され戦死する。右目は失明して眼帯を付けているが、これは地球連合軍少佐ヤムの父親(ラオチュン)との決闘により負傷したものである。
がさつな人物が大嫌いであるが、常識的に見ればがざつなグンジェム四天王やグンジェム隊を従えており、がさつの定義は常人と異なるようである。
ゴル(声優:島香裕)
ギガノス帝国軍グン・ジェム隊第1中隊長。階級は大尉。
メタルアーマー「スターク・ゲバイ」のパイロット。
「グン・ジェム四天王」の一人。大男。人質となったリンダに一目惚れする。感情が高ぶると専用のガトリングガンを発砲する癖を持っている。
無限軌道砲で単独ドラグナーに挑んだが砲の爆発に巻き込まれ死亡する。暴走癖に加えて醜い容姿、訛り丸出しの口調、「ほんぎぎー」という意味不明の口癖などツッコミどころ満載であり、四天王の中ではギャグキャラ的位置にあり、次回予告でリンダへの執着がタップ、ライトによって笑いの種にされる一幕もあった。
ギャグキャラではあるが、ゴル隊は防衛戦の要を担当しており、部隊がドラグナーに襲撃されたときMAパイロットがゴルの名前を叫んで撃破されグンジェムからその際の不在を強く叱責されていることなどからパイロットとしての実力は極めて高いようである。
ガナン(声優:笹岡繁蔵)
「グン・ジェム四天王」の一人でギガノス帝国軍グン・ジェム隊第2中隊長。階級は大尉。メタルアーマー「スターク・ガンドーラ」のパイロットで殺人犯が軍服を着ているとまで評される凶暴性を持つ。ただし、劇中ではさほど凶暴な行動は見られない。痩せ型の大男で、いつも釘を咥えていた。ケーンに動きを見切られ機体を真っ二つにされて戦死する。
ミン
ギガノス帝国軍グン・ジェム隊第3中隊長。階級は大尉。#反乱軍(元ギガノス帝国軍)を参照
ジン(声優:島田敏)
ギガノス帝国軍グン・ジェム隊第4中隊長。階級は中尉。
メタルアーマー「スターク・ダウツェン」のパイロット。
「グン・ジェム四天王」の一人。美形だがそれに反する凶悪さを持つといわれる。武器にサイを持っている。
思考コントロールシステムの暴走により正気を失ったグン・ジェムを止めようとギルガザムネに近付いたところ一刀両断され戦死する。

ゲルポック隊
ゲルポック(声優:西村知道)
ギガノス帝国軍ゲルポック隊所属。階級は少佐。
メタルアーマー「ゲルフ」のパイロット。ドラグナーを倒すため月面総司令部派遣隊としてグンジェム隊に送り込まれた。重い病を患っているらしく、頻繁に咳き込んで吐血をすることもあり時々スプレータイプの薬剤を吸引していた。
隊の中では指揮・攻撃を担当する。通常時には銃器は持たず、攻撃時に初めてチェンドルより受け取る。
ドラグナー討伐のためグンジェム隊に派遣されるが、功を奪われることを嫌ったグンジェム隊は非協力的どころか任務が遂行された場合には殺害しようとさえ考えており、事実上は孤立無援の状態であった。それでも独自にドラグナー遊撃隊を誘き出すことに成功し最初の戦闘ではD-2カスタムの捕獲に成功する。しかし、D-2カスタムの主砲が生きていて不意打ちを食らい、これを庇ったアデンが戦死する。以降はグン・ジェム隊のジン中尉をアデンの代役として加入させるが、ジンの協力は実のところゲルポック隊の活動を妨害するためのものであった。そして、実際にドラグナー遊撃隊との二度目の戦闘ではジンの故意の失態によりドラグナーを撃墜するチャンスを逃してしまい、再びドラグナーに挑むもののジンの裏切りによりまたも撃墜に失敗し逆にD-1カスタムの反撃を受け岩をぶつけられたあげくレーザーソードで機体を貫かれて戦死する。
チェンドル(声優:千葉耕市)
ギガノス帝国軍ゲルポック隊所属。階級は特務中尉。
メタルアーマー「ヤクトゲルフ」のパイロット。
彼の「ヤクトゲルフ」はプラクティーズ配備の機体とは異なり、武器弾薬収納用のバックパックを備えている。
隊の中では支援を担当し必要に応じて武器・弾薬をゲルポックに渡すことを主な任務とする。危機に陥ったゲルポックを助けようとレーザーサーベルでD-1カスタムに挑むがゲルポック機と共に撃破され戦死する。
アデン(声優:星野充昭)
ギガノス帝国軍ゲルポック隊所属。階級は中尉。
メタルアーマー「レビゲルフ」のパイロット。
隊の中ではレーダー・電子戦を担当。D-2カスタムによる不意打ちを受けたゲルポック機の盾になって戦死した。

その他
ブリード(声優:牛山茂)
ギガノス帝国軍陸上戦域アジア方面軍司令官。階級は中将。グン・ジェムの直属の上司。
パウエル(声優:牛山茂)
ギガノス帝国軍海洋戦域軍D軍団司令官。階級は中将(以前は少将)。猫嫌い。
教え子であるマイヨ・プラートのよき理解者であった。前線視察中に負傷し一時車椅子生活となる。南太平洋で玉砕する。潜水艦の艦橋でウイスキーグラスで乾杯しての最期であった。
ハイデルネッケン(声優:滝口順平)
ギガノス帝国軍所属。階級は少佐。通称「総統の腰巾着」
グン・ジェム隊壊滅後にドラグナー追撃の任にあたった。改良型ギルガザムネを駆りドラグナー遊撃隊に戦いを挑むがギルガザムネの欠陥を突かれ機体を破壊される。その後、ミン大尉とともに宇宙に出たドラグナーを追っていたところ、搭乗していた輸送船が反乱軍(元ギガノス帝国軍)のマイヨ・プラートに接収される。そしてマイヨを騙し討ちにする形で逃走をはかるが、これに怒ったマイヨに追撃され討たれる。
パーキンズ(声優:牛山茂)
ギガノス帝国軍親衛隊隊長。マイヨの直属の上司。
グルテン(声優:牛山茂)
ギガノス帝国軍海洋戦域軍所属。階級は中尉。
パウエルの部下。
チェホフ(声優:飯塚昭三)
階級は中尉であるが、かつて上官に責任を押し付けられ降格されている。
搭乗していた輸送船を修理するため100年近く前に廃棄されたEC宇宙総合実験センター(ESA)に立ち寄っていたところ、漂流していたドラグナーを捕獲する。捕虜にしたケーン達に戦士の心得を教えるが、プラクティーズの3人にドラグナーの引き渡しを拒否したため反逆罪を理由に銃殺される。


民間人

ラング・プラート(声優:千葉耕市)
D兵器(ドラグナー)及びドラグーンの開発者。マイヨとリンダの父親でもある。好物は饅頭。
ギルトール元帥とは同志であったが、理念の違いから袂を分かつ。
元々はギガノス帝国において最新鋭MA「D兵器」を開発していたが、地球連合軍にD兵器を引き渡して亡命した。亡命後は中国の重慶で地球連合軍の量産型MA「ドラグーン」を開発した。娘のリンダには妻も子も捨てた殺人兵器の設計者だと思われ、息子のマイヨとは裏切り者として反目し合っていた。ただし、後にリンダからは理解を得られマイヨとは和解することになる。
ドラグーン完成後は地球連合軍に関わりドラグナー遊撃隊の設立やギガノス軍宇宙機動要塞攻略の作戦立案に携わった。
アオイ・ワカバ
(声優:火野カチ子)
中立コロニー「アルカード」の入国管理官。
ケーンの母であり、地球連合軍参謀ジム・オースチンの元妻。
「アルカード」がマスドライバーで破壊された際に行方不明となっていたが、実際にはギガノス軍の捕虜収容所に収容されていた。その後、ギガノス軍宇宙機動要塞に移送され息子ケーンの投降の陽動に利用されるが、ベン軍曹とリンダ特務少尉に救出される。
ミツ・ワカバ(声優:峰あつ子)
ギガノス占領下となっている日本の青森で農家を営んでいる。
アオイ・ワカバの母であり、ケーン・ワカバは孫にあたる。
青森の竜飛岬に設置された要塞を破壊するため、村の住人とともにケーンらに協力する。
ソウル・ジルセット(声優:鈴木れい子)
難民として「アイダホ」に乗り合わせていた。医師であり、地球降下後は難民キャンプに志願した。
ビル・ブライアン(声優:鳥海勝美)
ケーン達3人とはアストロノーツアカデミーの同級生だった(第1話序盤における3人の会話中で「ビル」という名前が出てくるが、これは恐らく彼の事を指していると思われる)。ケーンたちより先に地球に移住するが移住先がギガノス軍の占領下にあったためギガノス軍の兵士となった。後にギガノスの偵察機に乗っていたことろをドラグナー2に撃破され、捕虜としてケーン達と再会することになった。その後、捕らわれてた空母から脱走するが、逃走中に偶然ドラグナーとファルゲンの戦闘に出くわす。このときドラグナー1のピンチを救おうと携帯ミサイルランチャーで友軍であるマイヨのファルゲンを攻撃した。このためファルゲンに砲撃を受け瀕死の重傷を負い最期はケーンたちに見守られながら息を引き取った。


ナレーション
(声優:石塚運昇)







メタルアーマー

メタルアーマー(MA)とはメタルワーカーと呼ばれる作業用ロボットを発展させた人型の兵器である。標準的な全高は17m前後、動力には核融合炉が用いられる。基本的には宇宙空間、大気圏内いずれでも活動可能であるが、初期の機種においては大気圏での飛行能力は持っていなかった。そのため、主戦場が地球に移るとこれらの機体にはマッフ(リフター)と呼ばれる飛行ユニットが付加されるが、新規に開発されたものは標準で飛行能力を持つものが多かった。また、大気圏内の飛行に特化したフォルグアーマー(FA)や水中での活動が可能な機種も存在する。
メタル・アーマー (MA)
劇中に登場する人型機動兵器の総称。本来メタルワーカーと呼ばれる作業機械から発展させたもので、その後軍用を生み出したが、それを可能としたのはロボット工学者ラング・プラートの技術力があってのことであった。しかしD兵器とともに博士が地球連合軍に亡命した後、ギガノス軍はそれに対抗しうる兵器の開発が遅れがちになった。
D兵器
メタル・アーマー (MA) の量産性を高める為にプラート博士が試作した、ムーバブル・フレームを共通化し、1次装甲や武装をユニット化する事でそれらを交換するだけであらゆる局面に特化した機体をより量産する事が出来る様にした機体群の事。メインコンピュータにはパイロットとの対話も可能なクレイ9000系が採用されている(なお『銀河漂流バイファム』には宇宙船ジェイナスのメインコンピュータとしてクレイ8000系が登場。こちらも対話による命令が行える他、愛称が設定されているといった共通点が見受けられる)。
元々特化機中心でそれらをカスタマイズ化する事で戦局を乗り切って来たギガノス軍上層部にはウケが悪かった(生産性よりも能力重視?)らしく、白兵戦用・後方支援型・電子戦用の3種類分のパーツ群と3体分のムーバブル・フレームが完成した時点で計画が頓挫。結果的にプラート博士の亡命の引き金の一因ともなる。
3機とも試作機の為、パイロットが登録制。登録はメインコンピュータに登録用ディスクをセットして、パイロットの声紋や体格などのデータを走査させる事で行われる。登録解除は基本的に大規模の基地かハッキングでしか行えない。
作中においては事故で一般人が搭乗し登録されてしまったとはいえ、その戦果は目を見張る物があり、地球連合軍は量産化を決定。但し、連合軍では戦局の打開を急ぐ為か、3機分の能力を集約したタイプのドラグーンのみの製作・量産を優先。お役御免となった試作機群は能力の高い3号機以外は廃棄される予定であったが、ラング・プラート博士は意地で1、2号機を大幅にカスタマイズ(3号機も搭載ソフト等を強化)させる事で鬱憤の一部を晴らした。
リフター
元々空間戦闘用であるD兵器に空戦総力を持たせるために開発された追加飛行ユニット。それぞれの機体専用の物が作られた。量産型のドラグーンには当初より空戦能力が備わっているので存在しない。
MAFFU【マッフ】
ギガノス軍における連合軍のリフター装備にあたり、「メタル・アーマー・フィックスド・フォルグ・ユニット」の略。飛行ユニットそのものはフォルグユニットと称される。
フォルグアーマー
MAにフォルグユニットを装着することで空戦用能力を持たせたギガノス軍だったが、マッフではないものとして一から製作された純然たる空戦用メカ。軽量かつ生産性を考慮しており、MAFFU装着MAに比較して重力下に於ける運動性と機動力に優れる。
戦闘用のシュワルグと攻撃用のダウツェンの2機種が存在する。偵察用は在来機で十分として存在しない。

連合軍MA

ドラグナー1型(D-1) 
形式番号 XD-01
XDFU-01(リフター装備時)
全高 17.6m
重量 61.5t
出力 21万ポンド
主な搭乗者 ケーン・ワカバ
武装 75mmハンドレールガンLPS9型
迫兵戦用レーザーソード×2
迫兵戦用アサルトナイフ×2
2連式25ミリ機関砲×2
ショルダーボム×2
スローイングボム
ハイブリッドシールド
5連デュアルミサイルポッド×2(リフター)

接近戦に特化して開発された白兵戦用MA。搭載されたクレイ9000型AIの愛称はクララ。小型核融合炉を2基備え装甲はマルチプルハイブリッド型でありゼライトコーティングが施されている。腰の左右に一振りずつレーザーソードを装備しているが、別にふくらはぎ部フレームに実体剣のアサルトナイフを備える(同じムーバブルフレームを使用しているD-2、D-3にも装備されている)がD-1は劇中未使用(他の機体もあくまで作業用として使用)。園田英樹著の小説版ではD-1が実際に使用している。
主兵装は75mmハンドレールガンである。レーザーソードは柄部で接合させて諸刃として使うことも可能(物語前半のアイキャッチで構えていた図が印象的)。両肩に対MA用のショルダーボムを備えている。また両腕の外部装甲にハンドレールガン用の予備弾倉を差し込むスリットが備えられ、手甲部には二連式25ミリ機関砲も装備されているが、この機関砲は両機体共に未使用(こちらはD-2には装備されているがD-3には未装備)。フリスビー型のスローイングボムも、カスタム化されるまで未使用。カスタム化時には腰に装備されていたがこちらの状態では腕に装備可能。ただし、劇中その姿を見せることはなかった。白を基調としているが脚部に赤と青のラインが描かれていてかなり目立つ機体となっている。
飛行装備のリフター1を装着した場合、翼下にミサイルポッドを装備できるため攻撃力が上がる。なお、このリフター1は4枚翼で、非飛行時には翼を折りたたむことが出来る。
キャバリアー0(ゼロ)
D-1専用の増加装甲を兼ねた追加武装。本来はD兵器の試作機の空間戦闘用ポッド。
元来D兵器は後に連合軍で製作されたドラグーンの様にD-1、D-2、D-3の能力をひとつにまとめた機体を作る予定だった物を、これらを単体にまとめるのは難しいとされた為に、3機に能力を分離し、それぞれの装備をより専門化させた物をユニット化する方向で落ち着いた形で量産化の計画が進んでいたのだが、白兵戦用となったが為にそれ以外の能力が弱いD-1の戦闘能力を補う為にポッドの推進器部分のスペースを利用して上から被せる形での追加装備として再設計が行なわれた物。
試作コンセプトの名残の装備ではあるが、D-1にD-2並みの攻撃力とD-3並みの電子兵装を装備させ、D-1の単体での総合戦闘能力を高める事を可能にした。もっとも、この装備を装着している間D-1は白兵戦が不可能となってしまう為、白兵戦に移行する際にはこの装備の強制排除が必須となる。元ネタは時代劇に出てくる菅笠+陣羽織もしくは蓑(キャバリアーの排除シークエンスも菅笠+陣羽織もしくは蓑を空中に投げ捨てる場面を意識した物らしい)。
本編初登場時のD-1はこれを装備した状態。10話でファルゲンを撃退する際に爆薬を詰めれるだけ詰めて爆弾として利用され大破し失われる。形式番号はXC-00。
D-1カスタム
ドラグナー1型カスタム

形式番号 XD-01SR
全高 17.6m
重量 78.7t
出力 24万ポンド
主な搭乗者 ケーン・ワカバ
武装 55.6mmハンドレールガンLPS32型
迫兵戦用レーザーソード×2
迫兵戦用アサルトナイフ×2
6連デュアルミサイルポッド×2
2連式25ミリ機関砲×2
ショルダーボム
スローインボム
マルチディスチャージャー
スーパーハイブリッドシールド

ドラグナー1型を改装したメタルアーマー。まったくの新型ではなく、基本的なフレームは流用されている。肩アーマーが左右非対称に大型化され、左肩には重力場感知システムが追加。そのために両肩に装備されていたショルダーボムが右肩のみになっている。その他アフターバーナーなど各部が強化された。
ハンドレールガンは55.6mmと小口径になったが発射速度が上がっている。装甲材もトリプルハードニス型ヘビーコーティングに換装された。またレーザーソードは左腰に二振りマウントされる形に改められ、右腰にはフリスビー状態のスローインボムが追加されている。
最初から飛行翼を装備しており、リフターなしに飛行することが可能。この翼は固定式でリフターのように折りたたむことは出来ない。本編終盤では、パイロットのケーンがエースパイロットとして知られるようになっていたこともあり、地球連合軍を象徴するメタルアーマーとなっていた。

ドラグナー2型
形式番号 XD-02
XDFU-02(リフター装備時)
全高 16.8m
重量 110.2t
出力 28万8千ポンド
主な搭乗者 タップ・オセアノ
武装 88mmハンドレールガンLPS7型
280mmレールキャノン×2
2連装75mm自動砲×2
2連装ガトリングガン
ロケットランチャー
マルチディスチャージャー
2連式25ミリ機関砲×2
迫兵戦用アサルトナイフ×2
10連デュアルミサイルポッド×2(リフター)

中、遠距離支援用MA。搭載されたクレイ9000型AIの愛称はソニア。接近戦用装備はアサルトナイフ以外には無く、D-1よりも重装甲であるもののフレーム自体はD-1と共通である為に、武装はすべて背部の戦闘ポッドに集中している。
ハンドレールガンは88mmとD-1のものより大口径になっている。背部ポッドには280mmレールキャノンを2門備え、側面に2連装75mm自動砲を2基備える。手持ち武器として2連装ガトリングガンを装備した場合まさに動く火薬庫といったMAとなる。機体色は明度の低い紫。脚部のラインとソールに赤が塗装されている。
飛行装備のリフター2を装備した場合側面の2連装75mm自動砲を外さねばならないが、大型のジェットエンジンを2基追加するため回避力がアップし、ミサイルポッドを2基追加できる。
D-2カスタム
ドラグナー2型カスタム

形式番号 XD-02SR
全高 16.8m
重量 132.5t
出力 32.4万ポンド
主な搭乗者 タップ・オセアノ
武装 88mmハンドレールガンLPS33型
640mmレールガンBM-06型
2連装75mm自動砲×2
2連ヘビィデュアルミサイル×2
マルチディスチャージャー
2連式25mm機関砲×2
10連デュアルミサイルポッド×2
迫兵戦用アサルトナイフ×2

脚部に内蔵ミサイルを備えると同時にレールキャノンが640mmと大幅にアップし、ポット上に1門の二連式75ミリ自動砲を再度装備。装甲材もトリプルハードニス型ヘビーコーティングに換装された。搭載されたクレイ9000型AIの愛称は引き続きソニアである。

ドラグナー3型
形式番号 XD-03

XDFU-03(リフター装備時)
全高 18.2m
重量 44.5t
出力 19万2千ポンド
主な搭乗者 ライト・ニューマン
武装 50mmハンドレールガンLPS3型
3連105mmハンドレールキャノン
アサルトナイフ×2

偵察・電子戦用MA。そのためロボットアニメでは類を見ない頭部がレドームというデザインである。なお、正確にはそれまでにも『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場するアイザックが頭部とレドームが一体化したデザインとして存在しているが、顔も含めた頭部自体がレドームなのはD-3が初めてである。また、機体の運用においても劇中ではジャミング機能で相手方が放った誘導ミサイルを逆誘導して撃った本体に向けさせたり、敵のコンピューターをハッキングして誤情報を流し混乱させるなど、銃やミサイル以外の攻撃力を見せ付け、本機を過去の類似機体との違いを際立たせている。胸、背中、脚部にも複合センサーを搭載しており、直接の武装は自衛用としてアサルトナイフと50mmハンドレールガンを装備。搭載されたクレイ9000型AIの愛称はマギー。
逆ガルウィングのリフター3を装備した場合、対レーダーミサイルを装備可能(両翼に1基ずつ)、多少攻撃力が上がる。他の2機とは異なりカスタム化はされなかったとも言われているが(確かに、外観上はリフター3を搭載した状態のまま最終局面まで運用されている)、本編では外装や武装にこそ手を加えていないものの、ムーバブルフレームや内部コンピュータ、解析プログラムを大幅にアップデートしており、これを指してD-3カスタムと呼称される事もある。


ドラグーン
形式番号 MBD-1A
全高 17.3m
重量 79.2t
出力 28万ポンド
主な搭乗者 ダグラス大尉
ヤム少佐 他
武装 55.6mmハンドレールガンLPS22型
460mmレールキャノンKGX-9型
10連ミサイルポッド×2
迫兵戦用レーザーソード

本来D兵器に代表されるMAは当初ギガノスの最新兵器であり連合軍には存在していなかった。このため宇宙では戦闘ポッド、大気圏内では従前の戦闘機や戦車が対MA用兵器として運用されていたが、これらの兵器ではMAに対しあまり有効な戦力とはならなかった。そのため連合軍によるMA開発が切望され、ギガノス帝国から亡命したMA開発者ラング・プラート博士の協力や、ギガノス軍から奪取した最新型MA「D兵器」の解析によって、ついに連合軍初の量産型MA「ドラグーン」が完成することになった。当初は中国重慶の連合軍基地で生産された。各用途に特化されたD兵器3機の機能を統合・発展させており、ギガノス軍のMAを大きく上回る性能を持っていた。ロボットアニメの中で試作機よりも強い量産機として現実的な演出がなされた貴重な機体である。もっとも、その後はD兵器の強化やパイロットたちの経験値の上昇などにより、D兵器はドラグーンよりも一歩ぬきんでた存在に戻ることになり、演出上はお約束どおりのヤラレメカになるが、ストーリー上では地球上からギガノス軍MAを駆逐し戦争を勝利へと導く救世主として活躍している。
右肩に460mmレールキャノン1門と55.6mmハンドレールガン、左腰には両刃式レーザーソードを備え遠距離近距離両方に対応している。リフターの機能を内蔵し標準で大気圏内での高機動戦闘が可能であると共にカスタム化後のD兵器と同様宇宙空間の運用も可能であった。両翼には十連ミサイルポッドを標準装備している他、D-3ほどではないが電子兵装も強化されている。コンピュータのサポート能力が強力なためか最終話では設計者であるブラート博士自身もこの機体で出撃している。



ギガノス帝国MA

ゲバイ
形式番号 AMA-03B
MAFFU-05(ゲバイマッフ)
全高 16.1m
重量 47.4t
出力 31万ポンド
武装 50mmハンドレールガンSSX55型
30mm機関砲
レーザーソード
4連105mmハンドレールキャノン

ギガノスにおいて最も多用された量産MA。いくつかの試作型を経て制式採用された。性能に特筆するものはないが、大型の頭部に内蔵された電子兵装と50mmハンドレールガンの組み合わせは操作性に優れ乗り手を選ばない機体である。ダインと制式採用を争った結果、一般用として採用された。腰部前面に予備弾倉を装備する。名前の由来はドイツ語の「2(ツヴァイ)」から。
ゲバイマッフ
重力下における飛行用のフォルグユニットを装着した大気圏内飛行タイプ。翼下に兵装ポッドを下げられないため武装は変化しない。

ダイン
形式番号 FMA-04A
MAFFU-04(ダインマッフ)
全高 17.3m
重量 57.1t
出力 16万ポンド
武装 50mmハンドレールガンSSX5型
マルチディスチャージャー×2
2連25mm機関砲×2
レーザーソード
ミサイルポッド×2(地上用)

ギガノスで指揮官用に使用されたMA。機体色は赤が基本であるが、月面に配備された部隊には濃緑色の機体も配備されていた。背中のハードポイントに何種類かの武装を装備でき汎用性が高い。ノーマルタイプはそこにブースターを兼ねたマルチディスチャージャーを装備し50mmハンドレールガンを携行する。名前の由来はドイツ語の「1(アイン)」から。
ダインマッフ
ハードポイントのマルチディスチャージャーを外しフォルグユニットを装備したMA。翼下に兵装ポッドを下げられないため武装は減少する。
地上用ダイン
地上戦用に改修したダイン。背中のハードポイントに6連装のミサイルランチャーを2基備え、地上用に構造を変更してある。ハンドレールガンは共通。

ドラウ
形式番号 RMA-07A
全高 17.5m
重量 63.3t
出力 24万ポンド
主な搭乗者 ハイデルネッケン
武装 50mmハンドレールガンSSX5型
8mm級アクティブホーミングミサイル

MAの開発初期に作られたMA。車輪状の電子索敵ユニットを包むように胴体が構成されている。耐弾性が低く戦争後期では使用されなくなった。チューンして偵察用に運用されていた。名前の由来はドイツ語の「3(ドライ)」から。

ファルゲン
形式番号 XFMA-09
MAFFU-09(ファルゲンマッフ)
全高 17.9m
重量 66.1t
出力 22万ポンド
主な搭乗者 マイヨ・プラート
武装 75mmハンドレールガンSSX9型
3連マルチディスチャージャー×2
迫兵戦用レーザーソード×2
デュアルミサイル×6(ファルゲンマッフ)

「ギガノスの蒼き鷹」マイヨ・プラート専用とされた試作型MA。最新MAのドラグナーを圧倒する性能を見せるが、ケーンたちが操縦に慣れるに従って苦戦を強いられる。しかしパイロットの資質と経験で最後まで破壊されること無く運用された。75mmハンドレールガンを持ち背部に3連マルチディスチャージャーを2基装備している。腰から太ももにかけての装甲が本体と一体化しており脚部がほとんど動かないように見えるが、新素材の装甲材で伸縮が可能らしい。
ファルゲンマッフ
重力下飛行仕様のファルゲン。ハードポイントを4基備え、リフターを装着し空戦能力を持ったD兵器に対抗した。
ファルゲンカスタム
本編には未登場だが、大河原邦男が新たにデザインを書き下ろし、2007年にサンライズ公式設定として発表された。最初に姿を見ることが出来たのは、同年9月発売のゲーム『Another Century's Episode 3 THE FINAL』で、ファルゲンの強化機体(後継機体)として登場した。従来のファルゲンマッフを蹈襲した機体に見えるが、最も目立つ外見上の違いとして、従来は左肩だけだった突起状のユニット(センサー?)が両肩になっていることと、背部にレドームと大型レールキャノンを2門装備していることが挙げられる。Dシリーズ3機種の機能をひとつに統合した性能を持ち、火力や機動力のみならずハッキングにも注意を要す。

ゲルフ
形式番号 YFMA-08A
MAFFU-08(ゲルフマッフ)
全高 17.6m
重量 65.9t
出力 21万ポンド
主な搭乗者 プラクティーズ
ゲルポック
武装 75mmハンドレールガンSSX7型
迫兵戦用レーザーサーベル
5連ミサイルポッド×2(ゲルフマッフ)

次期主力型の検討用試作MA。マイヨ直属のプラクティーズに与えられた機体の色は青。ゲルポック隊向けは紺色の機体色となっていた。ファルゲンの簡易生産機として設計され、次期主力MAになりうるかの検討モデルであったとされる。ダインと同様、背部に2基のハードポイントを備え、汎用性を高めてあった。75mmハンドレールガンの他、白兵戦装備として、D-1やファルゲンの使用しているレーザーソードと違い、実体のレールに沿ってレーザーを発振させるタイプのサーベルを装備する。
ゲルフマッフ
フォルグユニット装備。ハードポイントが4基増え、5連ミサイルポッドを2基装備した。プラクティーズのダンとゲルポック隊のゲルポックが使用。ゲルポック機は通常時ハンドレールガンを装備せず、チェンドル機の兵装ボックスに預けていた。

ヤクトゲルフ
形式番号 YAMA-08B
MAFF-08B(ヤクトゲルフマッフ)
全高 17.5m
重量 91.7t
出力 25万ポンド
主な搭乗者 ウェルナー・フリッツ
チェンドル
武装 75mmハンドレールガンSSX7型
迫兵戦用レーザーサーベル
220mmレールキャノン
200mm3連ロケット弾ポッド×2
150mm2連ロケット弾ポッド×2
25mm機関砲
5連ミサイルポッド×2(ヤクトゲルフマッフ)

プラクティーズがD兵器に苦戦続きの為、対抗してカスタマイズされた機体。D-2の攻撃力に対抗するために背部に220mmレールキャノンを2門装備し右腰アーマーに3連マルチディスチャージャーを1基備える。
ヤクトゲルフマッフ
フォルグユニット装備。ハードポイントが4基増え、5連ミサイルポッドを2基装備した。プラクティーズのウェルナーとゲルポック隊のチェンドルが使用。チェンドル機は背中にゲルポック機向けの兵装ボックスを追加装備していた。

レビゲルフ
形式番号 YRMA-08C
MAFF-08C(レビゲルフマッフ)
全高 17.8m
重量 58.5t
出力 25万ポンド
主な搭乗者 カール・ゲイナー
アデン
武装 75mmハンドレールガンSSX7型
迫兵戦用レーザーサーベル
5連ミサイルポッド×2
3連マルチディスチャージャー×2
デュアルミサイル×6

ヤクトゲルフと同じく対D兵器用にカスタマイズされた機体。D-3の電子兵装に対抗するため索敵能力をアップしてあるが、D-3には及ばない。
レビゲルフマッフ
フォルグユニット装備。ハードポイントが4基増え、5連ミサイルポッドを2基装備した。プラクティーズのカールとゲルポック隊のアデンが使用。アデン機はD-3並みの電子兵装を持っていた。

ドーラ
ガンドーラ/ゲルドーラ

形式番号 AMA-06B(ガンドーラ)
AMA-06C(ゲルドーラ)
全高 13.2m(ガンドーラ)
10.4m(ゲルドーラ)
重量 20.4t(ドーラ)
23.2(ガンツァー)
36.7t(ゲルファー)
出力 11万2千ポンド(ドーラ)
3万5千ポンド(ゲルファー)
武装 105mm2連装レールキャノンSSX12型
7連IRMポッド×2
デュアルミサイル×2
80mmマルチデイスチャージャー(ガンツァー)
50mm自動砲(ゲルファー)
80cm誘導魚雷×4(ゲルファー)

ギガノス軍が初めて開発した合体式MA。簡易MAのドーラと巨大バイクガンツァーまたは巨大ホバークラフトゲルファーとを合体させて運用される。ドーラには足がなく、その代わりに大型のロケットノズルが装備されている。そのため長時間の単体運用はできない。105mmレールキャノン2門、7連装ミサイルランチャー2基が装備される。
ガンドーラ
機動ユニットであるガンツァーと合体した場合ドーラのノズルがすべて推進用に使えるため全高13.2mの巨体でありながら最高時速530kmと驚異的なスピードを誇る。言うなれば超高速戦車である。戦闘中に分離・合体をすることでトリッキーな戦闘を可能にしている。合体中のドーラ部は戦車の様に、旋回しての射撃が可能、ガンツァーには80mmマルチディスチャージャーが2門装備されている。
ゲルドーラ
ガンドーラと同時に開発された水上用MA。ガンツァーの代わりに巨大ホバークラフトゲルファーと合体して運用される。ガンツァーよりも大型のゲルファーには3連装バルカン砲が装備され、ハードポイントも増設されている。尚ガンツァー同様、合体中のドーラ部は戦車の砲塔の様に、旋回しての射撃が可能。

ズワイ
形式番号 WAMA-07A
全高 17.4m
重量 97t
出力 28万ポンド
武装 50mmハンドレールガンSSX5W型
4連デュアルミサイルポッド

重装甲の水陸両用MA。つま先に折りたたみ可能なフィンがあり、左手に大型のクローアームを装備する。50mmハンドレールガンを携え接近戦を得意とする。大きく後ろに張り出した胴体後部上方に4連装デュアルミサイルポッドを持っている。頭部はダインに近い。

ギルガザムネ
形式番号 YGMA-14
全高 28.3m
重量 176.8t
出力 50万ポンド
主な搭乗者 ドルチェノフ
グン・ジェム
ハイデルネッケン
武装 75mm自動砲KDA44型×16
100連デュアルミサイルポッド
SIM-96型MLCミサイル
迫兵戦用ハイブリッドブロードサーベル
2連デュアルミサイルポッド×2

全高28mを超える巨大MAで通常のMAの約1.5倍の全高を持つが劇中では数倍のサイズに描かれることが多かった。最初からマッフとして設計されており大気圏内で飛行可能である。バイオフィードバックシステムと呼ばれる思考制御システムによって操縦されるため巨体ながら驚異的な機動性を誇る。頭部に三日月型の鍬形を持ち鎧武者の様ないでたちで左腰部にハイブリッドブロードサーベルを装備する。このサーベルは実体剣でグン・ジェムの最初の出撃時は直剣だったが、二度目の出撃では青竜刀型の剣が装備された。また、ハイデルネッケン機では青竜刀、ドルチェノフ機では直剣が装備されていた。この他、右肩部に100連装デュアルミサイルポッド、胸部に75mm機関砲を16基、腹部に10km四方を火の海にする大型ミサイル1基(形状からして巡航ミサイルの能力も併せ持つと思われる)などを装備する。
グン・ジェムや秘密工場のテストパイロットの乗った金色の試作型は、思考制御システムを一定時間以上連続使用すると脳に悪影響を及ぼしパイロットが正常な判断力を失うという欠陥があった。そこで、ハイデルネッケンの乗ったライトグリーンの改良型では強制安全装置が装備され思考制御システムに5分間のインターバルタイムを設けることでこの問題を解決したが、インターバルタイム中は通常のMAと同様のコントロールシステムとなり機動力は大幅に落ちるため、その間は僚機によるサポートが必要な場合もあった。ドルチェノフの乗ったブルーグレーの機体は更に完成されたバイオフィードバックシステムが搭載されていたと思われるが、ハイデルネッケン機で露呈した複数の目標が同一線上に並ぶとセンサーが混乱しロックオンできずに攻撃することができなくなる欠陥は解消されていなかった。なお、43話では宇宙機動要塞内に多数のギルガザムネ(いずれもライトグリーン)が並べられており、量産体制が整えられていたようであるが、関連本では3機の生産と書かれるものもある。
デザインは、三日月の鍬形に鎧・兜風と、当時大河ドラマで人気があった伊達政宗の姿に良く似ている。当時のアニメ誌などでは、『Zガンダム』のボリノーク・サマーン(森のくまさん)に続く、「サンライズもじりネーミングシリーズ第2弾」として話題を呼んだ。39話ではグン・ジェムにギルガザネムと言い間違えられている。

ゲルニカ
マンガ版オリジナルの機体でマイヨ・プラートが搭乗する。試作機で当初はこの機体がドラグナーとなるはずだった。単行本が未発売なこともあり、認知度は極めて低い。



ギガノス帝国FA

シュワルグ
形式番号 FFA-02
全高 16.6m
重量 48t
出力 17万ポンド
武装 50mmハンドレールガンSSX21型
30mm機関砲
デュアルミサイル×2

飛行機に手足が生えたという趣の主力FA。翼端にデュアルミサイルを装備可能、翼下にもハードポイントを持つ。胸、頭部は一体式の流線型をしており空力特性に優れる。高速飛行時には折りたたまれる脚はMAよりも細くできており、手には50mmハンドレールガンを持つ。

ダウツェン
形式番号 FFA-03
全高 18.7m
重量 57.2t
出力 21万ポンド
武装 80mmハンドレールガン
30mm機関砲
5連IRMポッド×2

シュワルグと同時期に開発された能力向上型。腕と腰に内蔵された機関砲とミサイルポッドと手持ちの大型ハンドレールガンにより攻撃力が向上している。シュワルグと同様に高速飛行時には足を折りたたむ。頭部がシュワルグに比べはっきりしており通信機能も強化されている。



グン・ジェム隊カスタムMA

スタークゲバイ
形式番号 AMA-03G
全高 18.2m
重量 150.4t
出力 32万ポンド
主な搭乗者 ゴル
武装 450mmレールキャノンSBX12型
50mmハンドレールガンSSX5S型
30mm機関砲×2
対M.Aハンドグレネード×8

ゴル専用のカスタムMA。もとはゲバイマッフ。頭頂部にトサカ状の飾りが付き450mmレールキャノンを携行している。巨砲に負けないように出力も強化されており、腰部には8個の対MA用ハンドグレネードを装備している。

スタークガンドーラ
全高 13.2m
重量 21.5t(ドーラ)
23.6t(ガンツァー)
出力 13.2万ポンド
主な搭乗者 ガナン
武装 450mmレールキャノンSBX10型
75mmハンドレールガンSSX14型
7連IRMポッド×2
迫兵戦用レーザーソード×2
デュアルミサイル×2
ガナン専用MA。もとはガンドーラ。肩部の2門のレールキャノンが105mmから450mmに大型化され75mmレールガンも装備している。出力もアップしており単体では運用の向かないドーラをそのまま使用可能。


スタークダウツェン
形式番号 AFA-03G
全高 18.7m
重量 57.8t
出力 23万ポンド
主な搭乗者 ジン
武装 220mmレールキャノンSBX07型
30mm機関砲
5連IRMポッド×2
爆弾投射機×2
電子戦用エリントポッド×2

ジン専用FA。もとはダウツェン。特に電子戦用に強化され翼下にエリントポッドという装備を持つ。これはホログラムで自らの分身を作り出せるもので敵の撹乱に役立った。この装備のためかグン・ジェム隊では最後まで生き残った方だったが、ギルガザムネ最初の出撃時、判断力を失ったグン・ジェムによって誤って撃破される。


スタークダイン
形式番号 FMA-04G
全高 17.9m
重量 62.3t
出力 16万ポンド
主な搭乗者 ミン
武装 50mmハンドレールガンSSX5T型
2連20mm機関砲×2
対M.Aハンドグレネード×4
兵戦用ハイブリッド・サージ×2

グン・ジェム隊の紅一点、ミン専用MA。ダインマッフをもとにカスタムしてあり両手にトンファーの様に装備されたハイブリッド・サージ(=チェーンソー)が最大の特徴。またベルト給弾式の50mmハンドレールガンを持ち、給弾ベルトを機体に巻きつけてあった。対MA用ハンドグレネードも4基装備している。グン・ジェム死亡後はマイヨ率いる反乱軍に参加して最後まで生き残った。


ゲイザム
形式番号 YAMA-13
全高 17.7m
重量 95.2t
出力 30万ポンド
主な搭乗者 グン・ジェム
武装 50mmハンドレールガンSSX5R型
30mm機関砲SSX5R型
対M.Aハンドグレネード×8
迫兵戦用ハイブリッドブロードサーベル

グン・ジェム専用とされた試作MA。大型のフレームと重装甲を持ち専用の強化金属製青竜刀を装備している。ベルト給弾式の50mmハンドレールガンを持ち、給弾ベルトを左腕に巻きつけてあった。対MA用ハンドグレネードも8基装備している。フォルグユニットを搭載していたがマッフとは呼ばれない。




ポッド
本来は宇宙空間での作業用に作られた機体で、これを基に戦闘用に特化した「戦闘用ポッド」がMA開発以前の地球連合軍の宇宙における主力兵器であった。機動戦士ガンダムでいうボールのような存在でMAには殆ど歯が立たず、いわゆるヤラレメカであった。この他、地球連合軍の宇宙用兵器としてはXウイングに酷似した宇宙高速戦闘艇も存在したが劇中での登場は僅かであった。
宇宙機動要塞
ギガノス軍が緒戦の劣勢を打開すべく月の裏側で密かに建造した移動可能な超巨大要塞である。バイオフィードバックシステムによる驚異的な機動性と攻撃力を持ちギガノス軍本部攻略に向かう地球連合軍の艦隊に甚大は被害を与える。しかし、地球連合軍の電磁波攻撃により宇宙機動要塞の根幹であるバイオフィードバックシステムを破壊され、更に2射目の電磁波攻撃によってコントロールを完全に失い月面に激突した。機体は正面から見ると十字に顔状の凹凸を持った構成でゲームスターソルジャーに登場するラザロを彷彿とさせる。
無限軌道砲
ギガノス軍の軍事機密工場で開発されたその名の通りキャタピラーで自走する超巨大な砲台である。台車はスペースシャトルを輸送するクローラーのような形状をしており、主砲は1門で銃身は方形をしている。この他、2連装の機関砲を4門搭載しており、MAの着艦デッキも有している。ドラグナー遊撃隊に守備の不在を突かれ撃破される。


ってな訳で、是非とも・・・
ご覧あれ。
はい。凄い、面白いので。でも、知名度低いからなー・・・レンタルビデオ店で、置いてあったら、是非ともご覧アレでございですよ!面白いです!!
OP

OP.FULL

OP2

ED

ED.FULL

ED2

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≫ EDIT

地球防衛企業ダイ・ガード!!

パーパパッパー♪ってな感じの乗りでOPが始まり、本編が始まる。
そんなわけで、今回は地球防衛企業ダイ・ガードでございますよ!!毎週見て楽しませていただきましたよ。
パイロットは、軍人ではなく、普通のサラリーマンという設定が非常に斬新でございで下。さらに、回を追うごとに、最初は装甲が薄かったり、武装が乏しかったダイ・ガードが、パワーアップする!ね?
これで燃えなきゃ、男じゃない。なんてことを、昔言ってましたよ。なんか、最初はハリボテですよ。うん。これほどに熱血であり、どこかリアルであるスーパーロボットは、これだけしかないでしょう。
また、続編が作られたら、是非とも見たい作品ですね。
OPも、1970年代っぽかったし。
素敵な作品でございますよ。
あの作品を見るごとに、今週も頑張ろうと思える、当時学校が非常にだるいと思っていた私にとっては、今週も何とか頑張ろうなんて思われる作品でしたね。
スーパーロボット大戦シリーズでは未だに参戦していない作品なんでございますよ。そろそろ、参戦して欲しい作品なんですけどねー・・・寺田さんは、ダイ・ガードのことどう思っているのかなー?是非とも出して欲しい作品ですよ。
最大攻撃力は7200・・・くらいがいいかなー?
うん。そんくらいですよ。
最大装甲は2700で、パーツスロットは3つくらいかな?
ってな訳で、詳しくは下記を参照


ストーリー
12年前、突如日本に出現した謎の生命体「ヘテロダイン」
ヘテロダインに対しては軍による総攻撃も意味を成さず、最終的にOE兵器の使用という惨事をもたらして、事件は終結した。
それを撃退する為に安保軍が建造したスーパーロボット「ダイ・ガード」は、12年間ヘテロダインが出現しなかった事により、無用の長物として民間企業である「21世紀警備保障」に払い下げられていた。
しかし、そこに突如としてヘテロダインが出現、現場に居合わせたダイ・ガードのパイロットにして21世紀警備保障の社員である赤木は、避難命令を無視してダイ・ガードを動かし、災害支援に出動する。


登場人物
パイロット
赤木 駿介(あかぎ しゅんすけ) 声:伊藤健太郎
本作の主人公。21世紀警備保障株式会社企画部広報2課に勤務するサラリーマンで、ダイ・ガードのパイロット(操縦担当)。25歳。防衛大学卒業後、21世紀警備保障に入社。大学での成績はお世辞にも良かったとは言えないが、実技応用は大変優れていて、先生からは一目置かれていた。理詰めよりも直感と感情で行動するタイプで、作戦中は他のパイロットの意表を付くような行動や一見非効率そうな行動をあっさりと選択する。しかし、彼のそういった行動がチームの危機を幾度となく救うこととなる。子供っぽいところもあり、対極的な立場にいる城田とは度々意見の対立を繰り返すが、その中で互いの信頼を深めていった。中学2年の時からダイ・ガードに乗ると言っていた。次回予告での「サラリーマンだって、平和を守れるんだ! 」という彼のセリフは非常に印象的である。
桃井 いぶき(ももい いぶき) 声:平松晶子
ダイ・ガードでの索敵や現場でのデータ解析を担当する搭乗ナビゲーター。20歳。高校卒業と共に21世紀警備保障に入社したので、赤木よりも年下だが仕事の上では先輩。その為、赤木は彼女のことを「さん」付けで呼んでいる。複雑な家庭環境を背景に育った過去が、ダイ・ガードに乗る動機と大きく関わっているが、そのことに彼女自身は気付いていない。そして、自らの過去と向き合った時、ダイ・ガードに乗り続ける理由を失いかける事となる。赤木とは子供染みた口喧嘩を繰り広げることもあり、CDドラマ内のストーリーでは彼との関係を周囲から疑われている。
青山 圭一郎(あおやま けいいちろう) 声:三木眞一郎
ダイ・ガードの動力機関のバランスコントロールを担当する搭乗エンジニア。25歳。赤木の無茶な行動に肝を冷やし、過剰にダイ・ガードのブレーキを掛けてしまうこともしばしばある(但し、操縦席の位置が3人中最も低い部分にある点等も一因と思われる)。3人の中で最もダイ・ガードに乗る動機が薄く、物語序盤ではごく普通のサラリーマンという位置付けであった。一時は職務を放棄し、会社を辞めることも考えていた。しかし、物語中盤での事件を契機にダイ・ガードに乗る理由を手に入れてからは、勇敢にヘテロダインに立ち向かっていくようになる。ハンサムで話術も上手く、どこかキザな印象を与えるが、本来の彼は他人に関わることを嫌うマイペースなタイプ。同時に、末っ子で母親思いという一面も。喫煙者。
なお上記三人と城田(白)のネーミングは、集団ヒーロー物でお馴染みの「色」であると考えられている。
広報2課のOL
大山 紀子(おおやま のりこ) 声:根谷美智子
広報2課のお母さん的な存在の女性。28歳。いつまでも独身でいることを母親に心配されている。どうやら同じ広報2課のある男性(赤木)に好意を抱いているようだ。広島県の出身で、母と話す場面では広島弁を使っていた。CDドラマ内のストーリーでは、酔っ払って暴走、怒ったり泣いたり絡んだりと大騒ぎをし、桃井とのデュエットで「年下の男の子」を歌ったりと、非常にノリノリな性格の一端を見せる。
入江 静香(いりえ しずか) 声:笠原留美
広報2課の女性陣で一番の長身。20歳。無口・無表情で何を考えているか判らない風に見えるが、小声で突っ込みを入れるのが得意。実は課の中で最年少である。
登場するたびに性格が変わっているように見える程つかみどころのない性格をしている。
広報ビデオの撮影を率先して行っている他、恋愛方面に興味を示す傾向にあり、大山と赤木と桃井を三角関係に仕立て上げようとしたり、青山と中原の関係を真っ先に疑ったりしている。
谷川 風花(たにがわ ふうか) 声:田村ゆかり
広報2課のガングロギャル。20歳。言動も、その外見から想像し得る通り。広報2課のムードメーカー的存在で、噂話が大好き。しかし、彼女が秘書友達から毎度仕入れてくる社内のゴシップの真偽はいいところ半々である。私生活での彼女は非常に家庭的で、家事が得意。伊集院が掛けるモーションに対しては非常にドライにあしらってはいるが、本心では満更でもない様子。
中原 千秋(なかはら ちあき) 声:大野まりな
広報2課に所属。背が低く、子供と間違えられそうな風貌だが、実際は入江よりも年上の25歳。どうやら同じ広報2課のある男性(青山)に好意を抱いているようだ。
ネーミングの一部は将棋名人の大山康晴、中原誠、谷川浩司ではないかと言われている。
他の広報2課メンバー
大杉 春男(おおすぎ はるお) 声:広瀬正志
21世紀警備保障企画部広報2課課長。48歳。性格は至って温厚。会社で居眠りをしたりするなど、管理職に就いているとはとても思えないような人物。しかし、裏では社長とすらパイプを持つなど、実は相当なやり手らしい描写が作中にいくつも散見される。かつては軍属に属し(階級は軍曹)ていたが、大河内(現・社長)と共に軍を離れ21世紀警備保障でダイガードの運用を行う。
横沢 晋也(よこざわ しんや) 声:小西克幸
21世紀警備保障企画部広報2課課長補佐。30歳。広報企画からダイガードの整備・運用まで精通しており、課長からの信頼は厚い。トレーラの運転からダイガード遠距離移動用輸送機(通称アホウドリ)の操縦まで行える。実家は京都の旅館で、慰安旅行で広報二課が訪れたことがある。小学生の娘が一人おり、溺愛している。
石塚 智美(いしづか ともみ) 声:泉尚摯
広報2課の幼馴染トリオその1。3人のリーダ格。事務担当。体格は太り気味。27歳とは思えない程の、相当の老け顔。
田口 友朗(たぐち ともろう) 声:肥後誠
広報2課の幼馴染トリオその2。27歳。やはり彼も太っている。(眼鏡と蝶ネクタイが特徴)。子供っぽい性格で、自分の机の上にダイ・ガードのおもちゃを飾っている。
伊集院 博孝(いじゅういん ひろたか) 声:小西克幸
広報2課の幼馴染トリオその3。27歳。国内外の渉外担当。同じく彼も太っている。よく英語を混ぜたしゃべり方をする。谷川にモーションを掛けている。
他の21世紀警備保障関係者
百目鬼 里香(どめき りか) 声:新谷真弓
ヘテロダインの撃退方法を発見し、21世紀警備保障技術部ダイ・ガード開発チームの主任研究員に就任した、眼鏡っ娘の天才学生博士。17歳。開発チームの責任者としてダイ・ガードの大幅なパワーアップに大きく貢献したが、彼女が開発を手掛けるダイ・ガードの武装品にはいささかやりすぎな感も否めない。その知能の高さに反し外見や言動は子供っぽく、初対面の人間からは誤解されることもしばしば。食事はあまりきちんと取っておらず、いつも栄養価の偏った物ばかりを食べている。
墨田 洋介(すみた ようすけ) 声:結城比呂
ダイ・ガードの整備班班長。赤木とは思考回路が似ているのか、非常に馬が合う。女性の趣味が少々特殊らしい。
百目鬼の考案した装備品を毎度ダイ・ガードに装備させる。
大河内(おおこうち) 声:土師孝也
21世紀警備保障社長。12年前出現したヘテロダインに対し、当時安保軍少佐で現場指揮官であった彼が軍上層の命令でOE兵器を使用した。
神村 恵(かみむら めぐみ) 声:鈴鹿千春
21世紀警備保障社長秘書。赤木とは親戚であり、21世紀警備保障に勧誘した人物。お堅そうに見えて結構お茶目。
西島(にしじま) 声:泉尚摯
21世紀警備保障専務。強引な経営やその過去を理由に大河内を降ろし新社長の座に就くも、ダイガード事業部を作るが成果は上がらず、政治家との癒着など様々な問題により解任された。
山田(やまだ) 声:関智一
ダイ・ガードに憧れて21世紀警備保障に入社した、新卒の社員。第23話に登場。同じXEBEC制作のSFアニメ『機動戦艦ナデシコ』の登場人物ダイゴウジ・ガイが本作にゲスト出演という形のキャラクターである(ダイゴウジ・ガイの本名はヤマダ・ジロウ)。
安保軍
城田 志郎(しろた しろう) 声:小野健一
安保軍から21世紀警備保障に派遣された戦術アドバイザー。31歳。理詰めで合理的な戦術をとる為、相対する信念を持つ赤木とは何度となく意見を衝突させた。そんな彼も、ストーリーの中盤からは赤木とは次第に心が通じ合い、息が合うようになっていくが、西島が敷いた新体制や佐伯の思惑により、自宅謹慎にまで追い込まれた。CDドラマでは、佐伯とかくし芸の練習をしてばかりだった。
負傷した赤木に代わりダイ・ガードのメインパイロットを努めた事もある。
全くお堅い仕事人間のように思われがちだが、ケーキの飾りつけが上手い等の意外な一面もある。行きつけの居酒屋には一度赤木を連れて行ったことがある。奨学金を貰って大学に通っていた為アルバイトをしたことがなく、二課の仕事に不慣れそうに勤しんだ事もある。
佐伯 徹(さえき とおる) 声:柏倉つとむ
城田の後輩。登場当初は赤木たちと出会う前の城田の教えを絶対としていた節があり、一旦は赤木たちの影響を受けた城田を「あなたは変わった」と拒絶する。作戦をデータや理論で判断する頭でっかちなところがあり、それに従わない赤木たち(特に赤木)とはしばしば衝突していた。しかし、作戦を共にするうちに自身も城田のように少しずつ変わっていき、最終的には作戦の成否をダイ・ガードに託し「彼らを信じましょう」と笑顔で言うまでになる。
牧瀬(まきせ) 声:遊佐浩二
軍で正式に訓練を受けたパイロット。西島社長体制下の「ダイ・ガード事業部」においてダイ・ガードのメインパイロットを務めた。クールな自信家だが、実際はマニュアルやシミュレーションにない事態にはほとんど対応できない。小説版では若干成長した姿が見られる。
松任谷(まつとうや) 声:うえだゆうじ
軍で正式に訓練を受けたパイロット。「ダイ・ガード事業部」においてダイ・ガードのオペレーターを務めた。眼鏡をかけた知的なタイプだが、やはり徹底したマニュアル志向の性格。赤木達がパイロットに復帰した後も、いぶきが不在の時に代理でオペレーターをやらされた事がある。
柘植(つげ) 声:千葉進歩
軍で正式に訓練を受けたパイロット。「ダイ・ガード事業部」においてダイ・ガードのエンジニアを務めた。強気な性格で口調が荒いが、他の二人と同様マニュアルとシミュレーションにない事態には滅法弱い。なお、彼ら三人の名前はシャカリキ!からとられたものと思われる。
毒島(ぶすじま) 声:岸野一彦
安保軍所属の軍人で城田より階級は上。
極めて野心、功名心が高い人物で、度々ヘテロダインを自分の手で撃破して自分の手柄にしようとしているが、結果的には失敗に終わってしまう。
最終的には失敗が重なり、功を焦った結果自分の失敗でヘテロダインの生息範囲を拡大させてしまい、窮地に追い込まれる。責任を半ば取らされるような形でOE兵器の使用を提案、最終的にOE兵器の使用には躊躇いを見せながらも使用を決断するが、最終的には佐伯に止められる事で使用を思いとどまる。
仁科(にしな) 声:佐藤正治
国連安全保障軍極東司令部幕僚本部大佐。
大河内とは旧知の仲であり、安保軍では数少ない21世紀警備保障の理解者。


登場メカ
ダイ・ガード
国連安全保障軍(通称・安保軍)が開発し、国連が出資する民間企業「21世紀警備保障株式会社」が運用する、対巨大災厄ヘテロダイン用ロボット。全高25.0m、重量156.0t。機体各部に内蔵された電池で動いている。モーターは電圧で動く高効率モーターを使用しており、昇圧装置も搭載している。1回の出撃で赤木の給料の3ヶ月分位の費用が掛るらしい(ただし、広告塔時代の話なので装甲等換装されてからはさらにかかるようになっていると予想される)。
運用の際には腕部、胴体、脚部に分解して搬送し、現地でハンガーを組み上げて(専用トラックがある)各部パーツを組み立てねばならず、しかもある程度の広さの敷地がないと組み立てられないなど運用には支障を来たしていたが、物語中盤で簡易分離・合体方式への改造を経た上で自力行動が出来るガードファイター(腕部、頭部)、ガードストライカー(胴体)、ガードビークル(脚部)の3機に分離・合体することが可能となる。ガードファイターのみ飛行が可能。
運用当初は武装も全く無く、肉弾戦が主体であった(第3話で使用したロケットパンチは、正確には武装ではなく赤木の思いつき)。しかし、ダイ・ガードがヘテロダインという自然災害に対して非常に有効である事実(ヘテロダインの電磁波志向性特性の為、ヘテロダインをダイ・ガードに引き寄せる事が可能等)が明らかになるにつれ、構造材の強化、武装や新機能の追加が図られるようになる。主な武器はドリルアーム(文字通り。ただし反動が強すぎて扱いにくい)、フィンガーネットアーム(目標をネットで捕獲する。これも文字通り)、ノットバスター(炸薬式杭打ち機)、ノットパニッシャー(両腕装備リニア式杭打ち機)、グレートノットパニッシャー(ノットパニッシャーにマニュピレーターを追加)等。小説では、これにアサルト・ノットパニッシャー(リニア部を伸縮式にして加速距離が増加)が加わる。
デザイン的には、鉄人28号から連なる純粋な日本スーパーロボット的デザインであるにも関わらず、登場当初はトタン板より多少はマシな装甲、火器、内蔵武器無しと言うまさに「ハリボテ」状態であった。(これは、対ヘテロダイン用に開発されたダイ・ガードが、ヘテロダインが出現しない12年の間に『無用の長物』として民間に払い下げられていた為。その間の主な業務は、ショーの見世物だった)
その後も基本的に民間所有の為火器を装備できない等こまかな制限を持っており、ファンの間で「リアル系スーパーロボット」「熱血リアルロボット」等と呼称される。
本作のCM後に挿入されるアイキャッチでは上半身の内部構造を見る事が出来る。25話までは初期状態と思われるスカスカな内部構造だが、最終話のみ、強化され装甲内部にしっかりと押込められた内部構造になっている。
コクボウガー
国防軍(作中における、自衛隊のような組織)が運用する、もう一体の対巨大災厄ヘテロダイン用ロボット。質実剛健な軍隊らしく、カラーリングは深緑一色である。ダイガードの試作フレームに儀装を施して完成した。災害からの国防という、公共性の高い作業を民間企業に任せることを快く思わない国防軍内部勢力の圧力によって配備された。
その構造から、ダイ・ガードと同じ武装を使用することが出来るのが大きな特徴。主な武器はノットバスター、頭部バルカン、リボルバーアーム等軍隊らしく火器が豊富なのが特徴(ノットバスターも炸薬カートリッジ式)。物語中盤では、前以て接収したノットバスターで見事にヘテロダインを消滅させることに成功している。試作フレームである為か換装機構以上の分離機能は付いていない模様。そのため、分離しなくてもコクボウガー(勿論ダイガードも)運搬できる大型輸送機と空挺降下用パラシュートのオプションが配備されている。
一度はヘテロダインに吸収されてしまうが、ダイ・ガードに装備されたノットパニッシャーにより、ヘテロダインを撃破されて無事救助される。その後改修作業を経て復活。最終戦では城田の独断によりダイ・ガードと共闘した。終盤では二号機の建造も示唆されており、改修が遅れたのは二号機との部品共通化等が行われていた事による。
ダイ・ガード輸送機 アホウドリ
ダイガードを輸送出来る搭載能力を持つVTOL航空機。分離(初期は腕部、胴体、脚部)したダイガードを輸送できる。ダイ・ガードと共に広報2課が保有する。
当初から平時でも遠方でのダイ・ガードの展開に使用されていた他、その搭載能力を駆使して救護活動にも使用される事がある。
しかし後半ではダイ・ガードが分離・合体機構を搭載してしまった為活躍の場が減り、パイロットがリストラを恐れるシーンもあった。
コクボウガー輸送機
アホウドリとはまったく別の機体であり、分離できないコクボウガーをそのままの形で輸送が可能である。
機体下部に搭載し、飛行したままでの降下が可能であり、組み立てる必要のあった当初のダイガードよりも作戦展開までのスピードが大幅に速かった。
共通のフレームであるからかダイガードも搭載でき、最終戦における降下作戦に使用された。


ヘテロダイン
ヘテロダインとは、自然現象「界震」により発生する生命体の総称である。
いわば「怪獣」とでも呼称するような、奇怪な外見と巨体を持った存在だが、ヘテロダインには明確な意思や知能、目的を持ったモノが極めて少ない。
ダイ・ガードの敵ではあるのだが、その実彼らは作品内において、常に「自然災害」に近い描写をされており、いわば台風や地震のようなモノとされている(もっとも、作中でこう言った理解をしているのは、ヘテロダインに関わる一部の人間に限られており、一般的には「怪獣」と考えられている)。
電磁波や磁場に対する指向性が強いらしく、それらが豊富な人間の経済活動拠点に向けて進行する「癖」を持っている。劇中ではそれを利用してある程度の進路誘導が可能な事が証明されている。たった1個の『核』からなる多積層型構造体でもあり、『核』に対する直接攻撃以外の大半は無効に近い。劇中の12年前では核兵器にも似た破壊力を持つOE兵器の使用により辛うじて倒す事に成功している。
但し、小説版によれば、そのOE兵器ですら外殻を破壊したのみで、消滅させるには至らなかったらしい。
その指向性から人類の文明圏に向けて侵攻する為、人類の手によって排除されるが、時には無害なモノも存在する。(結果的に生体が人類の害になっているか、邪魔になっているだけで、「攻撃」を行う個体は極めて少なく、それも自衛目的である)中にはそのまま放置されたモノや、人類の攻撃により拡大してしまったモノもある。
フラクタルノット
ヘテロダインに等しく存在する『核』。これを破壊しない限りヘテロダインを倒す事は出来ない他、下手にこれ以外の部位を攻撃してもダメージを与えられない所か活動を活発化させてしまう恐れがある。
当初はフラクタルノットの存在は人類に知られておらず、ヘテロダインを撃破していたのは攻撃が偶然フラクタルノットを破壊していたに過ぎなかった。百目鬼の研究により存在が発見され、その後はフラクタルノットを捜索、確定し、フラクタルノットのみを破壊するという戦法が取られるようになった。このため、専用のくい打ち機であるノットバスターやノットパニッシャーが開発されている。
ブラック・ダイガード
最終話において登場した、高度5000mに浮かぶ巨大ヘテロダインのフラクタルノットを守護するように存在したもの。上半身はダイ・ガードに酷似しており、下半身がヘテロダインに繋がっている。ブラック・ダイガードは通称であり、作中では黒いダイ・ガード等と呼称されていた。
ダイ・ガードと同等のパワーと同等以上のスピードを持ち、腕部をドリルアームやトゲ付き棍棒のように変化させる事が出来る。それまでにダメージを受けていたダイ・ガード、コクボウガーを苦しめた。
ダイ・ガードのパラシュートを被せて動きを封じられた所にグレート・ノットパニッシャーを撃ち込まれ行動停止。しかしヘテロダインの一器官でしかない為直ぐに再活動を開始するが、本体である巨大ヘテロダインのフラクタルノットを撃ち抜かれた事で完全に停止、崩壊した。


その他登場兵器
OE兵器
本作中で登場する戦略兵器。Over Explosionの略。核兵器に近い扱いをされており、強力な威力を誇るが使用すれば一帯を長期間汚染地域に変えてしまう。
12年前のヘテロダインへの唯一の対抗策として使用され、甚大な被害をもたらした。
最終戦において、増大し続ける超巨大ヘテロダインへの対抗手段として、使用準備が行われた。この際、専用の潜水艦に装備されている様子が確認できる。
振動地雷
安保軍が保有する兵器。振動で物体に干渉し、一定範囲を崩壊、大地であれば液状化する事が出来る特殊な大型地雷。
ヘテロダインへの有用な対抗策が見つからない時期には手に持つ等してダイ・ガードも使用した他、度々ヘテロダインの足止めに使用されるなど、物語全編を通じて影で活躍していた。


主題歌
オープニングテーマ 『路地裏の宇宙少年』
作詩・作曲:川畑アキラ、歌:ザ・コブラツイスターズ
エンディングテーマ 『走れ走れ』
作詩・作曲:遠藤響子、編曲:菅野よう子、歌:遠藤響子


OP

ED

| ロボットアニメ | 14:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

天使の絵の具

リン・ミンメイ=飯島真理はアレですよ。
マイナーかもしれませんが、「天使の絵の具」です。うん。やっぱり、天使の絵の具です。「愛、覚えてますか」も名曲でありますが、個人的にこれが一番好きなんですよね。正直、ダウンロードしておりますよ。結構な・・・良い歌なのに、ね?文章になってない・・・
ちなみに、「愛・おぼえてますか」のEDが、この天使の絵の具なんですよ。
って、知ってるか。
うん。知っているよね。
どうでも、良い話、マクロス全シリーズを通して好きなキャラは、マックスです!!速水さんだからねー♪しかもカッコいいしさ。

| マクロス | 21:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

キングゲイナー・オーバー!!

キングゲイナー・・・
数々の忘れられない個性豊かすぎるキャラクター達がそこにいるのですよ。主人公が引きこもりで、実戦で最強すぎる腕を誇る主人公というね?素晴らしき主人公でございますよ。そして、主人高貴だと思えないほどのかっこ悪い機体も、富野監督の裁量によればそれは、カッコよく映ってしまうのです。
富野監督の作品のキャラクターは死んでしまうことが多いのですがね?この作品では、ほとんど死んでいないという富野監督の作品としては、極めて珍しい作品です。新たな富野ワールドを築いたのですよ。
ブレンパワード、∀ガンダムに続く、富野三部作と呼ばれている作品でございですよ。うん。非常に素敵な作品ですよ。
近年に公開された『リーンの翼』も要チェックです。
でも、楽しいのですよ。
でも、ここんとこ、キングゲイナーの配信サイトがバンダイチャンネルしかないという素晴らしさ・・・いや、金がかかるから、全く素敵でないね。
A.C.E.3に参戦しておりますので、こちらをやって、敢えてストーリーを理解するのもまたよろしかと思いますよ。
安いですからね。
オーバーマン組の動きが、非常に面白い。
キングゲイナーは、オーバーフリーズで敵の動きを止めてしまう・・・反則ですよ。動きが解除される直前に、またオーバーフリーズをやっちゃえば、こちらのものです。完全無欠勝利があなたを待っています。体が小さいから動きも早いので、使いかってもかなり良いものでございでございますですのよ。
ドミネーターもまた、よろし。
あの、変幻自在な動きは絶対に破られない・・・訳が、無いですが・・・
その強さは折り紙つきでございですよ。
キャラクターはゲイナーや、ゲイン、シンシア、アスハムが良い感じでオススメです。うん。笑っちゃうね。特に、アスハムの性格が。
また、歌も富野監督らしい物では全く無いんですよ。
うん。
「戦争」ではなく、「エクソダス(聖地ヤーパンへの回帰の意、詳細は後述)」をテーマにしていることも、物語が希望に満ちたものであることを象徴しており、また、人が大量に死ぬ展開を書こうとした若い脚本家を、「もう悲惨な話はいいよ」と諭したエピソードもあり、心境の変化があったらしいです。富野監督にしては、珍しい話です。悲惨な話が多かったですからね・・・愛という名のエゴだったり・・・親子という絆のエゴだったり・・・主人公が精神崩壊したりと、色々ありましたからねー
また、『キングゲイナー』の「明るく楽しい」作風を象徴するものとして、オープニングの映像と同テーマソングがあるのです。近年のロボットアニメを含むアニメーション作品では、オープニング・エンディング曲を単体のカバー曲として販売し易いよう、当り障りの少ないジャパン・ポップソング風にまとめたりするのが主流であるんですが、同作品では、現代風に洗練されてこそいるんだけどね?1970-80年代ロボットアニメでは王道ともいえる「主要ロボットの名前を連呼する」といったスタイルの、いきなりイントロ部分から流れるテンポの良い主題歌の歌詞・メロディに合わせ、登場人物がミュージカル風にポーズを取ったり、作中に登場するオーバーマン(巨大ロボット)が列を成して「激しくモンキーダンス(ゴーゴーダンス)を踊る」という映像で視聴者の度肝を抜き、インターネットコミュニティでも大きな話題を呼び、これのパロディFlashまで作られるほどでありました。
作画陣が豪華な点も特徴で、最終話における作画監督三人、原画40人超(それも高名なアニメーターが多数参加)、動画にスタジオジブリも参加というお祭り騒ぎなどは作画マニアの間で語り草となっているのです。通常30分アニメの動画は3,000~4,000枚であるが、第1話は11,000枚以上もあったらしいですよ。
なお富野の監修の元に、キャラクターデザイナー担当者の1人である中村嘉宏が漫画版を連載したが、こちらはアニメ版と個々のキャラクター設定等に若干の違いが存在している。


あらすじ
時代は地球環境が悪化した未来。
シベリアのドームポリス『ウルグスク』に住む少年、ゲイナー・サンガは、シベリア鉄道警備隊に逮捕されてしまう。容疑はドームポリスから脱出する『エクソダス』だった。
ゲイナーは留置場で出会ったゲイン・ビジョウという男と共に脱走するが・・・


登場人物
ヤーパンの天井
ゲイナー・サンガ (声優:野島裕史)
ウルグスク・ドームポリスに生活する少年。 本作の主人公。
オーバーマン・キングゲイナーを手足のように操る、ガウリ隊所属の17歳。 高校生。
かつて両親が『エクソダス反対』のビラを握らされて何者かに殺害(漫画版ではゲイナーが12歳の時に)され、そのショックで家にひきこもり、人気ゲーム「オーバーマンバトル」で200連勝し“キング”という対戦チャンプの称号を獲得する。劇中で、現実とゲームでのダブルフィールドで初代キングの称号も獲得。
真面目で融通が利かず、やや内向的な性格だが、エクソダスという大きな環境の変化を通じて様々な人々と、時にぶつかり合い、時に励まされながら人として大きく成長していく。
エクソダス請負人・ゲインを「強い男」として尊敬するも、彼の軽薄な言動には眉をしかめる事もあり、複雑な感情を抱いている。
サラ・コダマに対して淡い恋愛感情を抱いていたが、エクソダス中にとある事情から大々的に(一方的な)告白を行った。 告白中の彼は、非常に楽しそうである。
コンピュータゲームで鍛えたとはいえ、オーバーマン操縦には卓越した才能をもち、その習熟速度は群を抜いている(とは言え、初の実戦では勝利するものの直後に嘔吐した)。
搭乗機体は主にキングゲイナーだが、ガチコやドーベックにも乗ったことがあるほか、物語終盤ではオーバーセンス(後述)を見込まれオーバーデビルに取り込まれた。オーバーデビルのオーバースキルでオーバーマン化し、自身がブラックメールのコートを着て戦った事もある。
ゲイン・ビジョウ (声優:かわのをとや)
本編でのもう一人の主人公。 28歳。
エクソダスを成功させるための物資調達から敵対者の撃退・移動ルートの確保など、各種調整を生業とするエクソダス請負人として様々な活躍を見せ、その狙撃の腕は標的に合計6発弾丸を撃ち込み、十字の印を残す事から「黒いサザンクロス」の異名を持ち恐れられている。背を向けて逃げる相手は撃たないというルールを信条としている。狙撃だけでなく、ナイフや格闘技も達人級の腕前のようだが、劇中、若白髪を発見されるなど三十路への入り口も迎え、本人も気にしている。
元々はドームポリス・ウッブスのフェリーベ侯爵家の出(本名はシャルレ・フェリーベという雅やかな名前)だったようだが、ウッブスのエクソダスの失敗の後に家系のお取り潰しを権力機構であるロンドンIMAに受けた事からアウトロー化、かつての教育係だったママドゥを嘆かせている。
ウッブスのエクソダス時代は恋人だったガエラとの死別、ピープル同士の殺し合い等、辛い過去があったようだ。その時は、親友のエリアル・ニールセン(声優:高橋広司)を相棒にしていた。
冗談めいた言動や、女性に軽い事から軽薄な印象を周囲に持たれるが、その根幹は紳士的で義理堅く、また能力的にも優れている事から、多くの人に信頼されている。
シルエットマシン・ガチコを愛機としていたが、ガチコが破壊された後にオーバーマン・エンペランザ(二代目)に乗り換えた。キングゲイナーに搭乗する事もあった。
監督の富野由悠季によれば、チェ・ゲバラをモデルにしているとの事である。
サラ・コダマ (声優:小林愛)
ウルグスク自警団のはっきりした性格の少女隊員。 17歳。
面倒見の良いしっかり屋だが、しばしばその「しっかりしなければ」という自負から、自分自身を追い詰めてしまう事も。
ゲイナーやベローとは同じ高校のクラスメイト同士である。もともと孤児であったためピッキングなど色々と物騒な特技がある模様。
ゲイナーの事は「情けない引き篭もり」程度にしか見ていなかったが、エクソダスを通じて接する内に尊敬と愛情の入り混じった好意を抱くようになる。
アデット・キスラーとは何かに付けて張り合うが、実は結構気が合う様子もうかがえる。苦手なものはカエル。雪国に緑色のカエルがいるかどうかは謎。
ウルグスク自警団の正式採用シルエットマシン・パンサーに乗る。他にゲイナーに同乗する形でキングゲイナーに乗ったほか、自律行動するブリュンヒルデに気に入られコックピットにアスハムと共に閉じ込められたり、オーバーデビルに操られジンバにも搭乗した。
ヒューズ・ガウリ (声優:草野徹)
ウルグスク自警団・ガウリ隊の隊長で、 設定年齢はゲインと同じ28歳。
忍者マニア(?)で「ヤーパン忍法」と称して様々な怪しい技(主に体術)を見せるが、技の実用性と本人の実力は高く、実戦で初めて使った忍法で敵を倒したこともある。格闘戦・接近戦が得意で、暗殺者としても活動していた。
ガウリ隊隊員のサラは、隊長であるガウリを完璧な大人として尊敬しているが、ガウリ当人は心に大きな不安を抱えており、その心の隙を付かれて敵に操られた事もある。
エクソダスを邪魔するものは何人たりとも斬ると言っており、実はゲイナーの両親を暗殺したのは彼である。ただ、エクソダスを守ることと、それに伴う暗殺者としての自分の間で葛藤している。
物語後半で「強い男にしか興味が無い」と豪語するアデットに熱烈に惚れられた。
搭乗機体はパンサーで、ある時は盗んだガチコで走り出したこともあった。
ベロー・コリッシュ (声優:大竹周作)
ウルグスク自警団・ガウリ隊隊員。長身で派手なリーゼントが特徴で、ゲイナーと同じ高校に通っているが浪人(もしくは留年)しており、実年齢は20歳。クラスメイトでもあり同じ隊に所属する同年代のサラに好意を寄せている。
お調子者でムードメーカー的な存在ではあるが、そのフットワークの軽さと友人に対する義理堅さで、心に深い傷を負っていたゲイナーといち早く「男の友情」を築き上げている。
裏設定では五賢人の医師、ペルハァ・ペイ(声優:原川浩明)の所で働いている看護婦、エリザベス(声優:林智子)とくっついたらしい。
キャラクター的には富野総監督が手がけた作品、『重戦機エルガイム』に登場した主人公の友人でお調子者ながら友情に厚い、同じくロングリーゼントで長身のミラウー・キャオのセルフオマージュと言えよう。
普段はヤーパンの天井の先頭を走る、シルエットマンモス・バッハクロンの運転を担当し、戦闘ではシルエットマシン・パンサーにも乗る。名称不明の民間用4本足トラックも運転するなど、運転全般が得意な様子。
ママドゥ・アザフ (声優:西凛太朗)
ドームポリス・ウッブス出身。
かつてのフェリーベ公爵家お抱えの教育係で、現在はゲイナーやサラやベローらが通う高校の歴史教師をしている。 エクソダスを支える一人。大柄な体格の激情家で、かつての教え子であるゲインの「落ちぶれた」姿を嘆いている。
エクソダスを通じて、アナ姫教育係の「リュボフ女史」と熱々な関係になる。
ガウリ隊内では主にメカニックと新兵器開発を手掛け、作業用シルエットマシンで非戦闘活動もする。ベローと共に、シルエットマンモス・バッハクロン内に居ることも多い。
コナ・マダヤ (声優:本多真弓) / ナン (声優:入江純) / トゥン (声優:大林洋平)
常に先導役としてエクソダス先頭を行き、ガウリ隊パンサーやキングゲイナー・ガチコなどを整備するシルエットマンモス・バッハクロン(元々は移動整備工場)に常駐するメカニックチーム三人組。
怒りっぽく、童顔で背が小さい事からゲイナー達より年下にしか見えないチーフのコナ(設定では27歳。タレントの山田花子がキャラクターのモチーフで、名前も「は」を補えばアナグラムになる)、のんびり・おっとりした大柄な女性のナン、器用で神経質な小男のトゥン。
かなり優秀なチームで、オーバーマン整備に関しても常に最良の状態を維持し続ける縁の下の力持ちである。
コナはゲインに気があり、性格も背格好も正反対なナンとトゥンは付き合っている。
アナ・メダイユ (声優:鬼頭典子)
ウルグスク・ドームポリスを統治していたメダイユ公爵家当主の末娘。
エクソダスには積極的に関係し、「エクソダスをするための人質」の立場にあるが、その行動はほとんど制限されていない「名ばかりの人質」で、ヤーパン・エクソダスの隊列内ではバッハクロン内からゲイナーの自宅に至るまで、どこでも顔パスである。
普段はまだ幼い活発なおてんば姫として様々な事件に巻き込まれるが、幼いながらも非常にしっかりしており、家名に恥じぬ聡明な判断を見せ、アスハムの非道に対しては絶句させる程、理路整然と説教してみせた。
リンク・リンナ・リンスという3匹のペット(後述)を常に従えている。
ゲインやゲイナー、その他ヤーパン・エクソダスに関係する人々に対しては、屈託なく接する。
なお父君のウルグスク公爵は、横暴な中央政府やシベリア鉄道に支配されているとはいえ、比較的リベラルな施政もあって「芸術を愛好する温厚な名君」として『芸術公爵』のニックネームでドームポリス市民に慕われている。
故にアナ姫の待遇も公爵家の姫としてというより、むしろヤーパン・エクソダスのマスコット的な扱いとなっている。
その政治的地位は、幼いながらもヤーパン・エクソダスの指導者層である五賢人とほぼ対等(どちらも他を支配しようと言う意図は無いが)である。
リンク / リンナ / リンス
アナ姫の飼っているペットで「リンクス」(英語でヤマネコの意。ただし作中世界ではイタチとリスを合わせたような動物として描かれている)という種類の雑食性と思われる動物。
常に3匹一緒に行動している上に忙しく動き回るため、個体の区別はアナ姫を含む一部の者にしか付かない様子。
尾と背中の模様の有無がそれぞれ違い、尾が白くて背が黒く、いつも半目で目付きが悪いのがリンク、尾も背も黒いのがリンナ、背が白くて尾が黒いのがリンスとされているが、シーンによって若干違ったりする。性格もそれぞれ違うようである。
驚いて興奮すると粗相をしてしまう事もあるが、かなり賢く、言葉をある程度理解している風にも見える。
寒さに強く泳ぎも上手いようで、危機に際して凄まじい力を発揮する事も。
リュボフ・スメッタナ (声優:二村愛)
メダイユ公爵家に雇われたアナ姫の教育係。
普段は理性的でおっとりしているが、少女趣味的なところもあり、かなり惚れっぽい性格で、ゲインを巡ってチーフメカニックエンジニアのコナ・マダヤとボクシングで殴り合うという激しさも垣間見せた。
どうやら知的で優しいマッチョ系が好みのようで、後に親子ほどに歳の離れたママドゥと交際するようになる。
ちなみに「スメッタナ」という名前はアフレコまでは「スッメタナ」とされており、漫画版ではこちらが使われている。
アデット・キスラー (声優:林真里花)
破天荒な性格の女シベリア鉄道警備隊隊員でドゴッゾに乗っていたが、ヤッサバの命令の下「ヤーパンの天井」に潜入工作をするも失敗。
潜入を続けている間にヤッサバが任務に失敗・離脱し、残された当人はいつの間にか「ヤーパンの天井」に居座り、そのままエクソダスに参加。高校教師の職(と生徒達用の給食のパン)にありつく。
シベリア鉄警隊にいた頃は知的な口調を使ったりもしていたが、何故か高校教師になった途端にその口調を使わなくなった所を見ると、エクソダス参加後が地で、シベリア鉄警隊ではヤッサバの前だけ猫を被っていたと思われる。
エクソダス参加後はゲイナーのオーバーマン操縦センスに惚れ込み(というよりも、彼が扱いやすそうだったからかもしれないが)、個別指導と称して彼の家に転がり込む。余談ではあるが、寝る時は全裸で寝ることが多いようだ。
荒っぽい性格だが人情に厚く、シベ鉄警備隊に居たのも「不器用で女らしい仕事ができないが、それでも家族のために働きたかった」という話が後述のアデット隊隊員から。
また「ヤーパンの天井」にガンガラン・ドームポリスの難民が流入した際、戦闘経験の無いガンガラン・ピープルと乱闘(この時の彼女は、とても楽しそうである)、衝撃と感銘を受けたガンガラン・ピープルが自警団を創設、アデットは隊長にスカウトされた(通称アデット隊)。
シベリア鉄道から「退職金の代わり」と称して大量のシルエットマシン・ドーベックを奪取して同隊に配備し、以後赤く塗った(3倍速いかどうかは不明)ドーベックを駆って自ら隊の陣頭指揮を執った。
男勝りな性格から、かつての部下であるケジナンとエンゲは「姐さん(あねさん)」と呼び、同僚のジャボリは「お姉さま(おねえさま)」と呼んでいた所を見ると、怖い性格ながらも面倒見は良かったようだ。
「姐(ねえ)さん」という名称がとても似合う人物。一方家事全般が苦手であることを気にする女性らしい一面もある。
デスネッタの不安ウェーブの影響すら少なかった彼女だが、ナメクジだけは苦手らしい。
搭乗機体はシベリア鉄道警備隊時代にはドゴッゾに乗っていたが、エクソダス合流後はゲイナーをしごくためにキングゲイナーに同乗し、アデット隊では赤ドーベックを駆り陣頭指揮をとる。
シベリア鉄道警備隊
ケジナン・タッド (声優:北沢洋) / エンゲ・ガム (声優:小山剛志) / ジャボリ・マリエーラ (声優:田村真紀)
シベリア鉄道警備隊、ヤッサバ隊の三人組。
上にへつらい目下に厳しい・野心は大きく度胸は小さいガニ股男のケジナン(本人によると実家は農家らしい)と、いつでも楽をしたいが、少々悲観的な性格のために微妙に幸せになれないエンゲ(彼の眼帯はどうやら「だて眼帯」のようである)は常につるんで行動する事が多く、エンゲは性格的にトップに憧れていない為、主にケジナンの腰巾着をしている。
二人ともロンドンIMAから来た人間は好きでは無いらしく、アスハムに対して露骨な態度をとる。
たまに少女のように振舞うジャボリは玉の輿を狙うが個性的過ぎる同僚に振り回され、アスハム狙いだったもののザッキに気に入られてしまう薄幸の良識家。 警備隊員だが人を撃った事は一度も無いため、銃を扱うのは苦手。
物語終盤でケジナンは「自称・シベリア鉄道副総裁(あくまでも自称)」になった。
ケジナンの搭乗機体はドゴッゾ、ブラックメール、アンダーゴレーム、アントリオン、メックスブルート、ドーベック。
エンゲの搭乗機体はドゴッゾ、アンダーゴレーム、アントリオン、ドーベック。
ジャボリの搭乗機体はドゴッゾ、アンダーゴレーム、ドーベック。
ヤッサバ・ジン (声優:江川央生)
古風な武人としての誇りを持つシベリア鉄道警備隊・ヤッサバ隊の隊長。
剛勇の士だが幼い頃に親が自分を残してエクソダスしたのが許せず、エクソダス阻止に執念を燃やす。
ただ、弱きを助け強きを挫くのにやぶさかではなく、後に孤児で養父に虐待を受けていた辻占いの少女を助けインダス方面へエクソダスするが、途中でセント・レーガンのゴレームに襲われる。その後、成功したかどうかは作中語られていないが、最終話で1シーンのみ登場し、少女とのエクソダス途上の光景が描かれた。
喜怒哀楽の表情が豊かで、物語序盤でしか活躍しないにも関わらず「豪快に笑う」、「オーバーマン相手に生身で手に持った剣を突きつけ、猛烈に怒る」、「戦いに負けていじける」、「捕らえられ助けにきた仲間に弱音を吐く」、「辻占い少女の純粋さに打たれて和む」、「義憤に駆られて懲悪する」、「コテンパンにやられて悔し涙を流す」、「心朗らかにエクソダスする」と、作中にて最も激しい情動の変化を見せている。
この彼の激しさから、本来ではシベリア鉄道警備隊員として最後までストーリーに関わる予定だったが、あまりにもキャラが強烈過ぎて、元より線の細い主人公の存在感がかすむなど、ストーリー進行に支障が出てしまうという危惧から、富野監督の決断により途中降板のような形で退場させられてしまった。この事について、後に監督は声優の江川に謝罪したという。
戦闘スタイルは彼のイメージと裏腹に、罠を仕掛ける等の姑息でいて知的な手段も使う。
搭乗機体はラッシュロッドのほか、部下のケジナンからブラックメールを強奪した。
カシマル・バーレ (声優:藤原啓治)
シベリア鉄道の運行部長。設定年齢39歳。
鉄道のダイヤの維持の為には手段を選ばないことから「氷の運行部長」と呼ばれ、恐れられている。
エクソダスをダイヤを乱すものと見なしており、旧ヤッサバ隊の隊長に赴任してその阻止のために策謀をめぐらし、大災害を引き起こしたりもしている。
男性だが女性的な物腰、言葉遣い(いわゆるオカマ口調だが、無理して高い声は出さない)をしていて紫色の口紅を愛用しており、トレードマークのモヒカンもまた紫である。ヘルメットもモヒカンが出るようなものを使用しているあたり、そのこだわりは本物のよう。また健全な男女交際が怖気がするほどに嫌いであるなど、見た目・行動・性格・嗜好のいずれにおいても、かなりアブノーマルである。
最期は(ゲインと)エンペランザの十字砲火により惨死。 作品中で死が描かれた数少ない人物である。
搭乗機体は出撃のたびに替わり、アントリオンやプラネッタやデスネッタなど乗り継いだが、リオンネッターが最後の乗機となった。
キッズ・ムント (声優:佐々木誠二)
酷薄なシベリア鉄道総裁で別名「鉄道王」。
己のためなら他者を踏み台にする事などなんとも思わず、また極めて享楽的な性格である。
専用列車「チェルノボーグ」の専用の部屋の椅子にでんと構えてシベリア中を走り回り、敵からも部下からも恐れられている。
様々な策謀を水面下で動かす政治的能力に長けていたが、人に無条件で優しくされたり親切にされる事には慣れていない「孤独な独裁者」である。
部下のカシマルはダイヤを守る事を生き甲斐にしていたが、キッズは最高速と定時刻をこよなく愛していた。
漫画版によると、セント・レーガンの諜報部を率いていた過去があったようだ。
見た目に反して腕っぷしが強く、拳銃を持ったアスハムを軽くいなした。
シンシア・レーン (声優:水城レナ)
本名はシンシア・ウェラ・レーン。 18歳。
オーバーマン乗りの少女で、キッズ・ムントの秘蔵っ子。
趣味で遊ぶゲーム・オーバーマンバトルでは連続200回対戦チャンプの「クィーン」の称号を持つ。この称号は「キング」の女性版で、ゲイナーと同じ称号と思って良い。 ただ、連続200回という事はその間ゲイナーとは戦ってない事を示し、ゲイナーがエクソダスの影響で、オーバーマンバトルにアクセス出来なかったり、やる暇が無かった事も示している。
ゲーム内ではゲイナーに僅かに及ばないものの、卓越したオーバーセンス(オーバーマン操縦能力)を持つが、それは高いオーバーセンスを持つ家系の娘だからでもあるようだ。亡き母親が最高のオーバーマン乗りであることがシンシアの自慢でもあるが、母親の顔は写真でしか見たことが無い。
ずば抜けたオーバーセンスでオーバーマン・ドミネーターの能力を駆使し、如何なる相手をも打ち倒す力を持つ。オーバーマンを使って相手を打ち倒す事と、コンピュータゲームで他プレーヤーを倒す事を同一視していたが、ゲーム仲間のゲイナーを実戦で徹底的に打ちのめしてしまい、ひどい怪我を負わせてしまったことからショックを受けた事が、物語後半で大きな役割を果たす。
棒付きキャンディやチョコレートなど、いつもお菓子を頬張っているが、いたってスリム……というより、かなり痩せっぽちで背も小さい(しかしそれが、ケジナンにはたまらなく魅力的なようである)。尚、かなりの微乳。
ロンドンIMA
アスハム・ブーン (声優:子安武人)
ロンドンIMA特務隊、アスハムブーン特殊部隊隊長でセント・レーガンの若きエリート。
ゲインには少なからぬ因縁があり、「妹のために」執拗に付け狙っている。妹とゲインの間に娘が出来たと思い、ロンドンへ連れ帰ろうとしていたが結局はただの勘違いだった。
ロンドンから「ヤーパンの天井」のエクソダスを止めるという名目で出張するも、エクソダス請負人・ゲインの逮捕に頓挫した後、私的な野心(ゲイン絡み)を秘めてシベリア鉄道警備隊の要職につく。
地位を得るためなら信義も曲げ、チャンスと見るや雇い主に反旗を翻すなど、ともすれば極めて自分本位な男…だが、裏返せばシスターコンプレックスという痛い側面があるとも言える。
容姿端麗で上流階級を気取っているが、割と濃い性格ゆえか言動がやや三枚目になっている、何故か憎めない人。
ジャボリはどうやら彼に気があるらしいが、彼の方はジャボリを「うまく扱えば便利な手駒」位にしか思っていない様子。
シンシアに対しては一度ならず二度までも敗北し、さらに同じゴレームを使って完敗したからか、敬意を表して本人がいない場所でもシンシア殿と呼んでいる。 だが、結局はジャボリ同様に自分の目的の為に使い捨てようとしていただけであった。
搭乗機体はロンドンIMA時代にはゴレームやパワーゴレームを使用し、ピルウィッツ公から拝借したジンバとは余程相性が良かったのか目的を忘れかけ暴走、ブリュンヒルデにはサラと共にコックピットに閉じ込められた。ドミネーターにはシンシアを蹴落とす形で搭乗した。
ザッキ・ブロンコ (声優:中村たかし)
アスハム・ブーン特殊部隊の隊員(副隊長)で、優秀なゴレーム乗り。
アスハムの忠実な部下だが、任務に私情(ゲインの事)を挟む姿勢はあまり良く思っていない。
失敗したジャボリを「悪い子ではないのだが」とかばうなど、やや気がある様子も伺えた。
シンシアが駆るドミネーターのセント・レーガン隊襲撃によって、シベリアの氷の湖にアンダーゴレームごと沈められてしまったが、最終話で生きていたことが判明したことから、ヤッサバに救助されていたと考えられる。
アスハムに比べれば融通の利く性格で、香水を好んでおり、長い髪を後ろで編んでいるのが特徴。
搭乗機体はゴレームとアンダーゴレーム。
その他
マルチナ・レーン(声優:沢田敏子)
シンシアの祖母。強大なオーバーセンスを持つ。
かつてオーバーデビルに全身を凍らされた。氷が解けた後も、下半身がオーバーフリーズしたまま。アガトの結晶内にいた。


用語
エクソダス
旧約聖書の一つ、出エジプト記が原案。この物語世界に於いては、かつて人が居住した温暖な地域への移動(脱出)と移住を意味するが、その行為は最悪の場合、死を以って償わされる重大犯罪である。
目的地となる温暖な地域は環境保全の目的により一般人の立ち入りが厳しく制限されている。しかし当初こそは脆弱な自然環境を保護するために必要だったこれらの措置も、物語の時代では充分に自然は回復していると考えられており、行政府側の一方的な理由(官僚主義的な利益集約システム維持)のためだけに存続している状況で、ドームポリスに生活するピープルたちのフラストレーションは増大の一途を辿っている。
過去に人口の集中していた住みよく環境の優れた土地は、環境保全のために農業・畜産・漁業などの食糧生産のためのみに利用させており、普通の人々は住むことは出来ない。その保全地域の大半は自然環境を維持するための緑化地域として手付かずの状態にされているようであるが、作中では人々の口に出るだけで、映像としてこの緑化地域が出ることは無い。
作中では軽めの印象があるが、それは比較的衣・食・住と恵まれた環境にあるゲイナーに焦点が当たっているからで、1日に配給のパンしか食べられない人や、生活の為に電化製品を売って生計を立てている子供や、エクソダスを諦めて途中でリタイヤした人、戦闘に参加していないのに巻き込まれ負傷した人やエクソダスに参加する気が無かったのに家ごと移動していて気づいたら参加していた人等、エクソダスという行為自体は正義でも無ければ単純でも無い。
ドームポリス
人が生きるのに適さない苛酷な環境の土地に人々を住まわせるため建造された都市国家。都市ユニットと呼ばれる巨大建築物の集合体で、周囲の厳しい自然環境から住環境を守るために「巨大な屋根=ドーム」を持っている。世界各地の極限環境に複数点在している。かつての氷雪地域・永久凍土地帯・砂漠地帯に存在しており、この中で多くの人たちが社会を形成、生活している。
長い年月を経て巨大建築物(都市ユニット)には増築や改築で、様々な個人住宅等の住居設備が追加されており、ゲイナーの住む家も、都市ユニット壁面に貼り付くような形で建てられているため、エクソダスの際には窓が壊れて吹きっ晒しになってしまった。
ピープル
ドームポリスに生活する市民をこう呼ぶ。アウトロー生活の長いゲインに言わせると「(飼い慣らされた)家畜みたい」な存在だそうだ。
オーバーマンバトル
世界中のゲーマーがプレイしているオンライン3Dロボ対戦アクションゲーム。主にロボット同士の空中戦を行うゲームで家庭用とアーケード用があり、両者間で対戦する事も可能である。漫画版での表記は「OVERMAN ARENA」。ゲームシステムは両手の武器、自機の色等はある程度カスタイマイズ出来るようだ。ゲイナーがオーバースキルという現象について疎かった事から、ゲームの中のオーバーマンは両手に武器を持った自由に空を飛べるロボット程度の認識である。ゲイナー機は緑色のオーバーマンで、右手の近接武器で止めを刺すシーンが印象的である。シンシア機はピンク色の機体で、彼女もまた右腕に近接武器を装備している。
エクソダスを開始する日の午前6時、ゲイナーはシンシアとの対戦で勝利して連続200回対戦チャンプの男性用称号「キング」を手にしている。シンシアはドームポリス・カテズのゲームセンターで連続200回対戦チャンプの女性用称号「クイーン」を手にしている。シンシアほどの腕前のプレイヤーがクイーンを手に入れるのに時間がかかったのは、ゲイナーに挑戦して負ける事で連続勝利記録を何度もリセットしたからであろう。オンラインゲームなのでしっかりした回線が必要な為、ゲイナーはエクソダス中はドームポリスに立ち寄った時以外にゲームする機会が無かったのだ。
漫画版のオーバーマンアリーナの方は、ランキング10位以内のプレイヤーには賞金が出る仕組みになっており、ゲイナーはその賞金と大会優勝の賞金を生活費にしていた。噂ではゲームの開発はシベリア鉄道公社で、腕の良いプレイヤーを鉄道警備員が攫って行くと囁かれている。事実、ゲームチャンプであるという事はシベリア鉄道からマークされるという事であるようだ。
このゲームにはチャットシステムが存在しており、複数のプレイヤーとコミカルな絵で視覚的な感情表現をしながら会話を楽しむ事が出来る。ちなみにゲイナーのキャラクターは何故かマンボウである。
1対1の対戦以外にも、複数対一人や複数対複数。一人用のオフラインモードもあり、スコアアタックも楽しめるようだ。ゲイナーはブリュンヒルデ戦の後、ブリュンヒルデの攻撃と似たようなステージで練習したりしていた。


地名
ウルグスク
旧ヤーパン地域の住人が移住したが、物語の時代では文化面でや人種的に混在が進み、ほぼ無国籍化している。しかしヤーパン地域への帰還願望は根強く残されている。
ヤーパン
かつての日本地域を指しているとされる。劇中描かれるエクソダスの目的地。ウルグスクのピープルの間では、ヤーパンの伝統と称して、忍者(忍法)、エキデン(駅伝)、大衆食堂など(しばしば勘違いされた)日本の風物が流行っているようだ。ちなみに作中世界では地図は極点を下とするようになっているらしく、地図上では「ひっくり返った日本周辺の地図」が度々登場する。
リマンメガロポリス
シベリア鉄道本社があり、物語終盤の対オーバーデビル戦で舞台となった。世界中の鉄道網に接続されており、北半球でも屈指の大都会である。
ポリチェフ
領主ピルウィッツ公がジンバというオーバーマンを所有しているドームポリス。交易が盛んであるが、裏ではシベリア鉄道から盗んだ品物を売っていたようだ。ヤーパンの天井に触発されたピープルがエクソダスを計画したが、アスハムの乗るジンバ一機にエクソダスは阻止された。
ガンガラン
シベリア地域でも交通の要所として、規模はやや小さいながらも栄えているドームポリス。南の広場には日光を取り込む透明な天井を持つ大きな日時計があり、カップルの待ち合わせにも利用されているなど、居住環境の整備など機能一辺倒のウルグスクに比べると、洗練された潤いのある都市構造のようでもある。旅客の憩いに配慮しているのかもしれない。
ヤーパンエクソダス阻止を行おうとしたカシマルの作戦により、マグマ流出で大被害を被ったように見せかけられた。真実は火山の影響に見せかけてガンガランの電気・水道等の施設を破壊。それによりガンガラン市民は難民となり、被災地域のピープル達は成り行き的にヤーパンエクソダスに参加する。実質カシマルに破壊されたドームポリスだが、カシマルに言わせればエクソダスを始めてダイヤを乱したヤーパンの天井が悪いのだろう。
後にアデットの奮闘により、最新シルエットマシン・ドーベックを所有する独自の自警団組織、アデット隊を持つようになった。
ガンガランピープルがエクソダスに参加した後、マスコミはガンガランピープルの真実を報道せず、ガンガランの難民の半数が殺され、半数がヤーパンの人質になっていると嘘の報道をした。
ロンドン
大都会。世界の中心クラスの発言力と戦力があるようだ。作中でもビッグ・ベンが描写されているなど、歴史的建造物を多く残す都市である。
ウッブス
ゲイン、ママドゥ、エリアル、ガエラの出身地で、ウルグスクとは正反対の砂漠。4人全員が色黒である所を見るに、紫外線が強い事は間違いないだろう。エクソダスを決行するも多数のゴレームに阻まれて失敗、残ったピープルも身内で殺し合いを始めてしまった。領主のフェリーベ侯爵家はお取り潰しになっている。ドームポリス・ウッブスはゲインがウルグスクに来る2年前に無くなっているようだ。
ベールド
ゲインがガチコの左腕を買ったアンダーマーケットがある場所。暑い地域らしく、強い日差しが描写されている。


メカニック
シルエットマシン
作中世界の基本的な乗用装置の総称。架空のテクノロジーであるシルエットエンジンによって稼働する。動力(エンジン)と外装(シルエット)が一体化された機械装置として描かれる。その原型はドームポリス建造時代に遡り、現代の自動車と同じような感覚で使用されている。
人型をしていたり足の生えた乗物(「ホロ付き軽トラ」のような庶民の足レベルで社会に浸透している)が登場する一方で、球形バルーンタイヤを履いた自動車やスクーターも登場するが、これらもシルエットマシンの一種で、自動的にタイヤを変形させる事で、ぬかるんだ泥道を疾走したり階段を上るなど、かなりの悪路でも走破出来る能力を持つ。広い接地面積をもつことで滑り易い状況でも強い牽引力を発揮する低圧タイヤよりも、さらに能動的に変形することで、極めて高い接地安定性を発揮しているのだろう。
これらシルエットマシンはドームポリスの市民生活に必要不可欠な要素となっており、凍結したツンドラ地帯などの苛酷な環境下で人間が生活するために利用されている。
市民生活には欠かせない物では在るが、その一方で凶悪な武器を搭載した兵器としてのシルエットマシンも存在する。外装がそのまま動力(動力源+駆動系)になっているため、たとえ胴体を真っ二つにされても、上半身だけで歩き回るという、何ともしぶとい機械である。
アニメでも漫画でも描写されてる事だが、シルエットエンジンは熱をもっており暖かいらしい。だが、流石にキングゲイナーがシベリアの凍土を水にしてしまうのはエンジンの熱としても桁外れの事象だったようだ。
オーバーマンはスーパーロボットとしてデザインされ、シルエットマシンはそれに対するリアルロボットとしてデザインされた。
シルエットマンモス
現実世界でのビル程の大きさのある巨大シルエットマシン。調査、土木工事、通信などの目的で建造された物で武装はもたない。劇中ではエクソダスのための都市ユニットの牽引に用いられた。移動には足のように見える構造であったり地面すれすれに滑走しているように見えるものもあったり、あるいは車輪などが使われていたりと様々である。
都市ユニット
ドーム都市を構成する構造体で、超高層ビル並みの建築物だが、ドームポリス天井を支えている。
ヤーパン・エクソダスで牽引中の物は、「ヤーパンの天井」とも呼ばれる。
このユニットも、かつては大工業地帯で建造され、長距離を運搬するために古い型の超大型シルエットエンジンで自重を支える能力を持っており、ヤーパン・エクソダスではこのシルエットエンジンを稼動させて地面との摩擦を軽減させ、その都市ユニットをシルエットマンモスで牽引するという方法を行っているが、広義ではこの都市ユニットもシルエットマシンの一種と言えるだろう。都市ユニットはその上部で太陽光発電を行う機能があるほか、天気の良い時には市民公園としても利用されているようだ。作中ではセントラルヒーティングが利用されている描写も見られるが、案外都市の暖房は都市ユニットのシルエットエンジン廃熱を利用しているのかもしれない。
オーバーマン
基本的な動力理論はシルエットマシンと同系統の発展技術を使っていたものの、その数倍の性能を持つ。外装と動力が一体化されたシルエットマシンとは違い、人工筋肉と呼ぶべきマッスルエンジンで駆動している。その基本構造は動物のそれに酷似しており、骨格と筋肉・神経系を持っており、またそれらを覆う皮膚や専用の「衣服(オーバーコート)」すら存在する。オーバーコートは増加装甲としてだけではなく、オプション装備としても利用される。動力はシルエットマシンについてもいえることだが、外装を使った太陽光発電の類(光子を直接エネルギー変換している?)であることが漫画版などで記述されているほか、オーバーマンのみアニメ版劇中では「リキュール」と呼ばれる調合が必要な液体を補充している様子が描かれている。リキュールが燃料なのか潤滑油なのかは不明だが、オーバーマンを動かす上で欠かすことの出来ないモノなのだろう。このリキュールはマッスルエンジンのパッケージ(柔らかく、袋状の莢を持つ)に注入され、手作業で全体に行き渡らせている所を見ると、頻繁に補充する必要の無いエンジンオイルのようなものだとも思われる。
またオーバーマンはその駆動に際し、フォトンマットと呼ばれる高エネルギーを放出(半ば質量を持ったエネルギー放射)しており、このフォトンマット放出を自在にコントロールする事で飛行・慣性制御と防御・攻撃を行う事も出来る。またこれはしばしばフライングリングと呼ばれる光輪を形成し、天使の輪や仏像の光背(後光)のようにも見える。
なおオーバーマン起動時にはシルエットエンジンを動作させるのと同系統のエネルギーを周囲に大量放出するため、シルエットエンジン側が動作できなくなってしまう「起動干渉」とよばれる現象が発生する。
オーバースキル
オーバーマンが持つ特殊能力。オーバーマンの機種によって多様な能力があるが、その一部はオーバーコートに依存しており、他のオーバーマンのコートを着ることによりそのオーバースキルを利用できる。単体でオーバースキルを発揮する物もあるが、オーバーコート使用でその能力を数倍にもできるようだ。ちなみに違法行為である。
サイコオーバーマン
心を読む、心理状態を変化させるなど精神に関するオーバースキルをもつオーバーマンの総称。
アーリーオーバーマン
古いオーバーマンには人間のそれとは異質な意思を持つ物があり、この意思がしばしば搭乗者との衝突を招く事もあるようだ。アーリーオーバーマンの場合は、単なる乗物としては不適切な程の自立性が在ると同時に、人間の感情に反応し易い。また現在のオーバーマンよりも遥かに扱い難い高性能の存在として扱われている。
オーバーデビル
アーリーオーバーマン同様に人間のそれとは全く異質な意思を有し、人間の欲望や葛藤に敏感に反応する性質を持つ。過剰性能から周囲に災厄を招き、制御・抑制不能な状態(暴走)する事も多く、その扱いは注意を要する。暴走したオーバーデビルはその高い基本性能もあって、災害しか巻き起こさない。
オーバーセンス
オーバーマンの操縦者のオーバーマンへの適性。シンシア・レーンのように特に高いオーバーセンスを持つ者はオーバーマンの潜在能力を引出し、他の者の操縦時とはまるで別の機体のような戦闘力を発揮させる。生まれ付いての才能に拠る所が大きく、シンシアのようなエリートや、ゲイナーのようなアマチュアといった、かなり偏った人に強く現れる性質のようで、またオーバーマンの機種によっても求められる適正が違うようだ。
ただ余りに適性があり過ぎると、ジンバに乗ったアスハムや、オーバーフリーズ習得後のキングゲイナーに乗ったゲイナーのように、オーバーマンの性能に心を奪われる危険性も伴う。
オーバーフリーズ
オーバーデビルの系統に見られる「何でも凍結してしまう力」。その威力は生命活動すら凍結させ、解凍後に復元させたり、「良心」や「愛情」といった無形の物だけを選択的に凍り付かせてしまえるという、一般の凍結とは異なる性質も見られる。


組織
ロンドンIMA(- イマ)
IMAとはInternational Monitoring Agencyの略で、国際監視機構を意味する。ロンドンに本拠地があるためこのように呼ばれる。建前上はドームポリス間の争いをおさめるための組織だが、実際には大きな権力を持つ世界政府のような存在。
セントレーガン
ロンドンIMA傘下の戦闘組織。ゴレームシリーズのオーバーマンを主戦力とする。
シベリア鉄道公社
シベリア一帯の鉄道路線を運営・管理する巨大組織。ドームポリスへの食糧・資源の供給を握るとともにロンドンIMAとも深いつながりがある。そのためドームポリスの政治・経済に対して大きな影響力をもち、実質的にシベリアを支配しているとも言える。最近ではロンドンIMAとの関係は微妙になっているようだ。公社のトップは総裁と呼ばれ現在はキッズ・ムントが就いている。本社の所在地リマン・メガロポリスにはアガトの結晶と呼ばれる涙滴型の巨大構造物がある。
シベリア鉄道警備隊
シベリア鉄道公社傘下の武装組織。公社の権力を背景に乱暴な行いが多く、ゲインによると法的には警察権はないらしいが、実際には市民の逮捕・拘束なども当然のように行っていた。他に賄賂など私腹を肥やすための行為も横行しており、そのためピープルからは公社ともども「シベ鉄」と呼ばれて蔑まれている。
また、サイコオーバーマンを始め特殊なオーバースキルをもつオーバーマンを多数所有し、周囲への威圧に頻繁に利用している模様だ。


オーバーマンとシルエット・マシン
オーバーマン
キングゲイナー
ドームポリス・ウルグスク領主であるメダイユ侯爵家の屋敷にコレクションとして保管されていた超高性能オーバーマン。その特徴は髪の毛のような頭部パーツと、顔面にある3対の線であり、戦いの中で表情があるかのようにころころその形状を変える。敵からは「髪の毛のあるオーバーマン」「白銀色のオーバーマン」「ヤーパンのオーバーマン」等と呼ばれたが、リオンネッター戦からは敵側もキングゲイナーというコードネームを知るようになったようだ。その出自・能力共に謎が多いが極めて汎用性が高い。アーリーオーバーマンの特性を持つオーバーマンであり、オーバーデビルの眷属である可能性も持つ。起動者ゲイナー・サンガによって「キングゲイナー」のコードネームを与えられる。
「加速」のオーバースキルを持ち超高速戦闘が可能で、ゲイナーの操縦センスとその能力の向上とに相俟って戦果を重ね、数々の危機を切り抜ける。フライングリングを使った攻撃・防御も得意としている。武装は銃としてだけでなくチェーンソーのように刃を回転させて対象を切り裂く斬撃装備としても使用可能な「チェーンガン(雑誌や劇中でも【チェンガン・チェーンガン・チェインガン】と3種類ほど呼ばれ方があり、統一されていない。ここではアニメ版で一番よく呼ばれたチェーンガンを採用する)」と呼ばれる武器を持ち、他にも短剣として使用する「ピン」・後述するポシェットから取り出して投げ、前方に大量の爆弾をバラまく「散弾手投げ弾」・チェーンガンに装填して使う「オーバーフリーズバレット」等を装備する。防具としてコクピットを守るブラジャーという装甲を装備している。左胸に3つチェーンガン用の予備の弾があり、硬質な素材で出来ているようだ。他にも、ゲイナーの発言を聞くにブラジャーにはフォトンマットの出力を高める効果もあるようだ。
一度だけオーバーマンブラックメールのコートを着用し、姿を消すオーバースキルを身につけた事もあった。
高機動型であるため防御力は他オーバーマンと比較して高いとは言えないが、その基本性能の高さから来る柔軟性は特筆に価し、兵器としてだけではなく、およそ人間に可能な仕事(当然、「オーバーマンサイズで」だが)はこなせるようで、サラ・コダマはエクソダスが成功した暁には、キングゲイナーに「畑を耕させる」つもりのようだ。
それぞれの武装及び弾薬は左腿にあるポシェットという袋(一種の「四次元ポケット」のような機能がある)の中にスペアがあり、劇中ではオーバーセンス完全覚醒後のオーバーデビルを相手にチェーンガン二刀流の他、真のキングゲイナーのオーバースキル「オーバーフリーズ」、更には全く逆の効果を持つ「オーバーヒート」を発揮した。先述のようにオーバーデビルと同質の存在、もしくは対オーバーデビル用オーバーマンとして開発された可能性も示唆されている。
キングゲイナーは数種類の技を持っている。チェーンガンにフォトンマットの影響を与えるチェーンマット(ラッシュロッド戦や漫画版ゴレーム戦等で使用)・オーバーマルチキック(ゲームでもゲイナーが使っていた技らしい。相手の背後をとって蹴りを叩き込む。ラッシュロッド戦で使用)・真っ向唐竹割り(高速のオーバースキルで敵の周囲を残像を残しつつ高速移動。隙を突いて縦方向に斬りつける技)・ニンポウカラテ(変幻自在の体術、脚技。ゲイナーがキングゲイナーに教育した技である)・チェーンガン二刀流・背負い投げなどの体術、剣術も使う。また、フォトンマット最大出力による広範囲攻撃やフォトンマットを使ったフォトンバリヤー等、他のオーバーマンに比べても多彩なフォトンマット技も持つ。
オーバースキルは以下のように様々な形で発動している。
操縦者が周囲の動きがゆっくりに思えて、その中で自分だけ素早く動けるオーバースキル
チェーンガンが長い緑色のレーザーブレードのようになってパワーアップするスキル(これはチェーンマットなのかもしれない)
肩のマッスルエンジンを奪われても腕を動かせたり、腕にはまったディスクハープンを破る程マッスルエンジンがパワーアップするオーバースキル
プラズマ干渉(これもフォトンマット技の一種かもしれない)
キングコールドという冷却技を防御用に使ったオーバースキルである「コールドガード」(マグマすら凍らせる事が出来るが、機体の消耗が激しいようだ)
先述のオーバーフリーズ(キングコールドは、もしかしたらオーバーフリーズの事だったのかもしれない。発動前に周囲のシルエットエンジンからエネルギーを奪い取り、天候を操作してオーバーフリーズを使う等の芸当も見せる)と、その正反対のオーバーヒート
これらは他のオーバーマンに比べてもやはり多彩である。また、ブラックメールのコートを装備してオーバーステルスを発動した事も例外的にだがある。同じような例外で、エンゲのアントリオンから奪ったドリルビットで「掘削」のオーバースキルを発動した事もある。
ラッシュロッド
シベリア鉄道警備隊隊長ヤッサバ・ジンの駆る、シベリア鉄道警備隊の看板オーバーマン。「ベロウズ」と呼称される鞴に似た形状の手持ち式超高熱火炎放射器を武器として使う。又両手の付け根に2連装ロケットランチャーを各2門・計4門装備する。キングゲイナーとの戦闘でガチコに頭部を破壊され、リミッターの解除によるオーバースキルの使用を余儀なくされた。
漫画版ではオーバーミラーという全く別のオーバースキルを使用する。
オーバースキルは「時間停止」で、対象物に対して手をかざして光るエネルギー体(劇中では「ストップビーム」と呼称)を投射する事で、その物体に付随する時間経過を止めることができる。その効果は絶大で、飛来する弾丸はなおの事、雪崩や嵐などの気象現象すら止められるが、頭部の信号機に似た部位を破壊されるとその能力は解除されてしまう。また、時間停止の解除も自由にできる。対キングゲイナー戦の2回目に於いて破壊されてしまい、オーバーコートは回収され、本体は分解されてキングゲイナーの補修部品へと変貌してしまった。
ラッシュロッド(ストップコート装着後)
ラッシュロッドにオプション装備の「ストップコート」を装着させたもの。ストップコートは時間停止のオーバースキルを強化するもので、マント状の部分の裏面からエネルギー体を放ち広範囲の時間を止められる。しかし、ストップエネルギーは無尽蔵な訳では無く、1号ユニット全体の時間を停止するので精一杯だったようだ。
ブラックメール
ヤッサバが囚われた後のシべ鉄に配備された、頭頂部に突き出た目玉状の部位が特徴的なオーバーマン。
「ブラックコート」と呼ばれるオーバーコートを装着する事で「透明化」のオーバースキルを発動する。見た目だけでなくあらゆるセンサーからも姿を隠すことが出来る。ケジナンが受領した機体ではあるが、ヤッサバに金でつられた挙句強奪された。ヤッサバはこれを使ってヤーパン・エクソダス全体を危機に陥れたものの、ゲインの策略によりガウリ隊ほか市民有志らの集中砲火を浴びて大破。オーバーコートは改修・修復され、後にユニット起し作戦に於いてキングゲイナーが着用した。その際、ブラックメールの目玉状の部位をキングゲイナーが着用したが、これは飽くまでキングゲイナーにとって大きすぎる当オーバーコートのサイズを合わせるためのものであり、透明化は頭から背中そして腰のあたりまで覆った部分で行われる(つまりこれが「ブラックコート」)。
対オーバーデビル戦に於いて、オーバーデビルがオーバーコートを実体化させゲイナーに着用させた。
ジンバ
アスハム・ブーンがドームポリス「ポリチェフ」の領主ピルウィッツ公から事実上強奪したオーバーマンで、単機でポリチェフ住民のエクソダスを阻止した。「窃盗」のオーバースキルを持ち、大小構わず如何なるものも盗むことが可能である。盗むだけが能力ではなく、脚部に2本の対オーバーマン用のカッターを装備しており、それを用いた高速格闘能力も備えている。しかし、アスハムは盗むことに熱中してしまい、それをゲインに見透かされ腕を失って撤退した。
暴走したオーバーデビルとの戦いの際、別型の機体が出現。フリーズしたサラが搭乗し、アデット専用ドーベックと死闘を繰り広げたが技量の差とゴレームの乱入でアデットに戦局を傾けられ、オーバースキルを保っておくための「袋」を破壊され撃破されている。これは果たしてジンバその物だったのか、それとも実体化したオーバーデビルの持つイメージだったのかは不明である。
アンダーゴレーム
ロンドンIMAの特務部隊、セントレーガン所属の量産型オーバーマンで、ゴレーム(後述)の一般兵用の機体。仏像型オーバーマンとも呼ばれる。2体1組で敵を挟み込む事で(対角線上のみでなく、斜めでも良い)「衝撃」のオーバースキル・通称「マッハバンドシェイカー」や、2体で衝撃のオーバースキルを球体にして飛ばし、電撃をまとったアンダースティックで跳ね返して敵に当てる火焔弾攻撃、数体で協力することで可能になる「リモート・フィスト」を発動させる。他にも指をミサイルとして飛ばしたり、手を有線で伸ばしての格闘や左手に大型の3連マシンガン(腰に取り付け可能)を持つ。この武器には右手で持つ伸縮自在の棍棒、アンダースティックが装着されている。アンダースティックは伸ばしている時の耐久力は無いものの、チェーンガン程度のサイズの時なら電撃を流す事が出来、この時はチェーンガンと鍔迫り合いをする事やアンダーゴレームのオーバースキルで作り出した火炎弾を跳ね返す事も出来るので白兵戦用の武器としては申し分ない性能を誇る。また、この三連マシンガンは盾としても使っているようだが、数発のチェーンガンの弾で破壊される程度の耐久力しかないようだ。さらに右手には小銃を持つが、キングゲイナーのフォトンバリヤーに阻まれてダメージを与えられない程度の威力であるようだ。しかし、シルエットエンジン・カーゴを大破させる程度の威力は持っているようである。このように豊富な武装を持ち、特別なオーバーマンの操縦スキルを持たない一般兵でも扱い易い機体になっている。反面、機体性能に頼りがちとなる事から、優秀なパイロットが育ち難いようでもある。
ザッキ機は機体を赤くして氷に潜ったりもしたが、これはマッスルエンジンを無理矢理オーバーヒートさせてマッスルエンジンの熱で氷を溶かしながら潜ったものと思われる。
ゴレーム
セント・レーガンの伝統的なオーバーマン。「機体硬化」のオーバースキルを持ち、アンダーゴレームと同じ火炎弾攻撃も使用可能。パワーコートを装着する事でパワーゴレームとなる。
近接格闘性能に優れていて、中~遠距離の戦闘もこなす。ただ、あまりに防御力が高過ぎる事から搭乗者の慢心を招き易い問題も見られる。特徴は頭部にある赤い4つ眼で、ゴレームのカメラはそれだけである。キングゲイナーも頭部カメラを封じられた際に視界が0になった所を見るに、頭部に「だけ」カメラを設置するのがこの世界の基本のようだ。また、自動操縦機能も搭載している。
アンダーゴレームよりは汎用性に欠けるものの、機銃系統のオプション装備が豊富である。2丁ある片手用の小銃とディスクハープンというオレンジ色のチャクラム型武器が代表格で、ディスクハープンはオーバースキルではないのだろうか?と思うほど自由かつトリッキーな武器である。大量に小型のディスクを放つ・トゲを出して斬撃能力を高める・大型化する・相手の腕にはめて締め付ける等、操縦者のセンス次第で多くの戦法があるオプションのようだ。大型化した時のディスクハープンは白兵戦用武器としても使っていたが、オーバースキルで強化されたチェーンガンに真っ二つにされてしまった。キングゲイナーが真っ二つになった大型ディスクハープンをゴレームに向かって投げた所、ゴレームの腕が切断されたので実はかなりの性能を持つようだ。常時携帯している武装では無いが、この2つの他に両手持ちのライフルも使う。
アスハム・ブーンとザッキ・ブロンコが指揮するエクソダス阻止・ゲイン奪還の為に編成された特別任務部隊に配備された複数機があったが、その全てがシンシアの操るドミネーターにより撃破された。また対オーバーデビル戦に於いてシベリア鉄道詰問の目的で動いていた別働隊が大量投入し戦闘を繰り広げたが、それらも1機を残してオーバーフリーズを受け大破している。
パワーゴレーム
ゴレームのパワーコート装着型。オーバースキルは「怪力」で、高層ビル程の都市ユニットを放り投げるという荒業を見せた。さらに異常に高い防御力のため、パンサー隊の集中攻撃を無視し続けたほどである。しかし初めてキングゲイナーに対峙した際、素体となっているゴレームの機動力・格闘戦能力に支障をきたすことが理由でパワーコートは脱ぎ捨てられた。作中の登場に関しては、この時が最初で最後である。
ブリュンヒルデ
「ミイヤの街」と呼ばれた太古の遺跡(巨石群)の中心部で長い間眠り続けていた竜に似た姿をしたオーバーマンで、「(伝説の)彷徨えるオーバーマン」の異名を持つ。最初のエクソダスを行ったとされる初代ミイヤと深い関係がある「アーリーオーバーマン」で、大中小と3対計6本の腕を持つがうち一本が失われている。「重力」のオーバースキルを持ち、腹部にブラックホール状のようなものを発生させて周囲のあらゆる物体を吸収する能力を有する。また頭部から「ブリュンビーム」という破壊力の強い光線を発射する。吸収したものを別の場所に移動、出現させるためのホワイトホールのようなものを発生させる事もできるらしい。
ちなみにゲインの駆るシルエットマシン・ガチコの左腕に取り付けられている太い腕はこのブリュンヒルデのもので、デスネッタの襲撃によりガチコが大破した際にも左腕は無傷で残り、後にゲインが乗り込む事になるオーバーマン・エンペランザにもこの腕はそのまま付けられた。
ブリュンヒルデは一度、自身の強力な力によって作中世界から姿を消したが、終盤に於いてオーバーデビルの暴走に呼応する形で再出現、オーバーデビルとの一騎打ちの末に、オーバーフリーズの直撃を受け完全に消滅した。
アントリオン
本来は地下鉄掘削用に用いられる、四肢のみにオーバースキルを持つ作業用のセミ・オーバーマン(シルエットマシンとオーバーマンの中間のような機体)。そもそも戦闘用で無い為、特筆すべき戦闘能力や銃火気等は持っていないようが、その「掘削」のオーバースキルを生かした自由自在の地中移動能力を誇る。掘った土は後部から排出されるようだ。又、地盤を緩めたり地場に干渉したりする事も可能。マグマの中でも活動可能な程の耐熱性能も有する。独自の武装としては四肢から発射されるドリルビットと4本の腕につけられた8本の爪がある。体当たりの速度は中々のものであった。また、ドリルビットは単体でもオーバースキルを発動出来るようで、キングゲイナーはエンゲ機から奪った2つのドリルビットでオーバースキルを発動。1つを投げて脱出用の横穴作りに使用し、もう1つは手に持って脱出地点までの縦穴を掘るのに使った。
数少ない戦闘への参加としてはドームポリス・ガンガランの地下で、カシマル・バーレの指揮の元、ケジナン、エンゲの3機でキングゲイナーと地下で交戦したことが挙げられる。
メックスブルート
ケジナンがシベリア鉄道より受領したオーバーマン。
搭乗者のイマジネーションを直接的に幻影として映し出すオーバースキルを持ち、ほぼ無制限に幻影を映し出すことが可能である。また、幻影のはずなのに攻撃されると消えるという不思議な特性を持つ事も特徴である。幻影は広範囲に複雑なものも出せるようだが、メックスブルートからある程度離れると消えてしまうようだ。アデット・キスラーをその幻影で追い詰めたものの、超高速戦闘を得意とするキングゲイナーとゲイナーとにより、無数に投影した幻影を、その発生速度を上回って高速で撃破させられ、幻影の過剰出力を行ってオーバースキルが機能停止した。最後は、本体を暴かれてキングゲイナーによって一瞬の内にバラバラにされ大破した。
武装は緑色の光線を発射する攻撃だけで、ドーベックの上部装甲に防がれる程度の威力であり、これらの武装が貧弱なのはオーバースキルの凄さと反比例しているとも考えられる。
プラネッタ
カシマル・バーレの受領したオーバーマン。
人の心の内を探り出し、周囲にその意思を放出させる特殊なオーバースキルを持つ。そのオーバースキルを広範囲に発動させ、広範囲の人々を混乱させることを得意とするが、攻撃力その物はそれほど高いとは言えず近~中距離攻撃用の電気兵器干渉用鞭(ゲイナーは電磁干渉鞭と呼称)を装備するのみである。鞭一発一発の威力は大したこと無いようだが、数をくらってしまった事と攻撃を回避出来なかった事からキングゲイナーの脚部装甲の破壊、ダメージ蓄積による機能麻痺を引き起こせてはいる。攻撃の先読みを可能とするオーバースキルにより相手の攻撃が当たらない事から、ほぼ無敵とも言える能力を持っていた。使い方さえ間違えなければ、メックスブルートとプラネッタは無敵だったのかもしれない。
カシマルがヤーパン・エクソダスの集団にオーバースキルで攻撃をかけた際、そのオーバースキルを利用してキングゲイナーとガチコを執拗に追い詰めたが、ゲイナーに「どんな事を考えていても読取られてしまう」というオーバースキルのシステムを逆に利用され、カシマル本人の大嫌い(それこそ身悶えするほどに嫌いだった模様である)な「極めて人間臭い話」を聞かされることとなり、当人がこの「攻撃」をオーバースキルを停止して回避したため、その隙をゲインに奪われてプラネッタは大破・カシマルは辛くも脱出した。
後にオーバーデビル(ゲイナー)の暴走を止めるため、エンペランザがこのオーバースキルを逆転させ使用しようとしてオーバーコートを着用したが、プラネッタ専用コート故に電気兵器干渉用鞭は作動しなかった模様である。
また、プラネッタの操縦席は単独飛行が可能な脱出ポッドにもなっており、キングゲイナーに左手と右足を切り取られて中破した後は煙幕を巻きながら脱出した。
プラネッタと後述するデスネッタ、リオンネッターは、人間の精神・感覚に影響するオーバースキルを持つことから「サイコ・オーバーマン」と総称されることもある。
デスネッタ
カシマル・バーレのオーバーマン。プラネッタ大破後に受領したもので、精神的攻撃により人を不安にさせるという、なかなかえげつないオーバースキル、不安ウェーブを持つ。
通常は分離式自律稼動型の突撃自爆戦車と合体しており、素体はプラネッタと同じものを使用しているが、突撃戦車と切り離された状態では戦闘能力は皆無であり、それを補うためにミラーコートを装備してカモフラージュすることが可能となっている。精神攻撃を操作する装備はデスネッタが直接手に持ってリモートコントロールしており、これを通じて突撃自爆戦車の遠隔操作が可能となっている。突撃自爆戦車には大量の爆薬を積み込んでおり、周囲に甚大な被害を与えるようになっている。
ヤーパン・エクソダス阻止でこの機体を導入した際、ゲイナーに「(不安の)発信源に近付くほどに不安が増す」という特性を感付かれ、それが原因となり発見され、撃破こそされなかったもののリモコンを破壊され遠隔操作不能となってしまい撤退を余儀なくされた。戦果としては精神支配に囚われたガウリを利用することで、取り込んだガチコを結果的に突撃戦車の自爆という形で大破させている事が挙げられる。機体性能の低さから、その後は登場していない。
味方に不安ウェーブの効果が出ないように、ウェーブ遮断メットという不安ウェーブの効果を遮断するヘルメットがシベ鉄警備隊に配られていたが、ちょっとの衝撃で壊れてしまうようだ。
リオンネッター
カシマル・バーレの最後に搭乗したオーバーマンで、一本足の蟹オーバーマンと呼ばれた。デスネッタ破壊後に受領された。
対象がもっとも苦手なものを投影し具現化させるオーバースキルで、キングゲイナーやアデットの駆るドーベック、サラの駆るパンサーなどを苦しめた。このオーバースキルはメックスブルート程自由かつ大量に幻を作れたりはしないが、実体があって戦力になる強力なオーバースキルである。一定以上の攻撃を受けると消滅するようだが、簡単に次の幻を出す事が出来るようだ。相手が苦手なモノ以外にも、リオンネッター自体の分身も作れる。
オーバースキルの優位性を過信したカシマルはゲインの最も汚されてはならない記憶(10年前のエクソダス失敗に関係するガレラという女性との死別)を投影してしまい、さらにカシマルに利用されたことを悔やんだ親友エリアルが自害したことによるゲインの怒りが爆発したことにより、ゲインが駆るオーバーマン・エンペランザ(この時は調整不足で自力飛行が出来なかった)との一騎打ちの末に「サザンクロスの印」とも呼ばれ怖れられる集中狙撃を受け、カシマル本人もろとも爆散した。
武装は手持ちの4連ミサイルランチャーのみだが、2本の足を必要としないほどの推力と両腕による近接戦はかなり強力。
ドミネーター
キッズ・ムントの隠し持つシベリア鉄道警備隊秘蔵の伝説のアーリー・オーバーマン。体の一部を武器や盾に変化させたり体積を増加させたり、硬度を高めたり、はたまたパイロットの顔かたちを機体に映し出すといった「変形」のオーバースキルを持つ。体積を増やす応用で弾として撃ち出す事も可能である。シンシアのオーバーセンスと相俟って、変幻自在で絶大かつ高機動な戦闘能力によりキングゲイナーを窮地に追い詰めた。後に、ゲイナーを重傷に追い込んだことから心を閉ざしたシンシアを追い落としたアスハム・ブーンが奪取・搭乗する。なおキッズ・ムントが2号機を隠し持っていたが、覚醒したオーバーデビルによって撃破された。オーバーフリーズに拮抗する能力も持つ、オーバーデビルの眷属の可能性を持つオーバーマンである。
自動操縦機能を搭載しているようで、シンシアが呼べば上空に待機させたドミネーターはシンシアのもとへやってくる。また、操縦桿も他の量産されているモノとは違い、上のランクのモノを使っている。衝撃吸収用のエアバッグ機能も搭載している。
ブラック・ドミ
シベリア鉄道警備隊がドミネーターの量産型として制作したオーバーマン。鉄道警備隊本社親衛隊に配備されている。変形するは腕のみで、2体1組で電撃攻撃が可能。オーバースキルは「絡め手」。このスキルでオーバーデビルと戦うが、オーバーフリーズさせられてしまった。残りはアスハム・ブーンの指示でキングゲイナーに攻撃するが、撃破されてしまった。アスハムの命令を無視した2機は無事だった。
エンペランザ
ウッブスのエクソダスの時にゲインが乗っていたオーバーマンと同じ名前の、寄せ集めの部品から作られたオーバーマンで、名前はemperor(皇帝・帝王)からと思われる。キングとエンペラーという組み合わせは中々面白いモノがあるし、フェリーベ侯爵家の跡取りが使うオーバーマンに相応しい名前である。ガチコの大型ライフルとブリュンヒルデの左腕を装着しており、左腕を利用することで重力操作のオーバースキルを発動させることが可能である。ブラックホールラケットというオーバースキル技も披露した。暴走したオーバーデビルとの戦いではプラネッタのオーバーコートを装着し高機動戦闘を行ったが、最終的にはオーバーデビルに各部を切断・破壊され、小破して墜落した。なお初代エンぺランザの外観やその性能は、作中にて語られていない。
ちなみに、大型ライフルは右肘に折りたたまれて接続されている。その為、重心がやや右より。
オーバーデビル
最悪かつ最強(最凶)のオーバーマン。ブリュンヒルデが封印しようとしたが、完全には封印できなかった。自分の意志があり世界を凍らせるという野望があるようだ。氷の門、アイシングゲートを開くことが出来る。高いオーバーセンスを持つ者を取り込み、操ってしまう。光の反射率を変える能力もある。アガトの結晶の核として、細かく分割されていた。
シルエットマシン
以下では、戦闘用の人型のシルエットマシンを挙げる。
ガチコ
ゲインが乗るシルエットマシン。元は山岳用か建設用なのか、極めて機動力が高く、後部に装着されたジェット噴射で垂直に飛び上がる事も可能で、狙撃手でもある使用者の使い勝手が良い様、大型ライフルを装備して、最も理想的な狙撃ポイントにいち早く到達する能力がある。操縦席右側にライフル型の照準装置があり、それを使うことで大型ライフルによる超精密射撃が可能。操縦席はむき出しタイプだが、雪よけ・風よけ・防寒用の幌が後方にあり、展開出来るようになっている。また、足を折りたたみ両腕で体を支え、大型ライフルの前方のパーツを伸ばす事で固定砲台として使う事も出来る。この時は操縦席前面の透明なモニターで照準を合わせるようだ。
また特筆すべきはその左腕で、些かアンバランスな印象を受けるものの、その能力は「パワーハンド」と呼ばれる怪力で並みのオーバーマンをも圧倒する。この左腕は伝説のアーリーオーバーマンに関係するとされ、その持ち主と考えられるブリュンヒルデのオーバースキル「重力」に拮抗する力を秘めている事が物語中盤で明らかとなった。ちなみに、腕自体はゲインがベールドのアンダーマーケットで購入した物。それ以前の入手ルートは不明。
対デスネッタ戦でガウリが無断使用したことにより、デスネッタの自爆機構に巻き込まれ大破したが、左に装着された腕は無傷で残り、後に組み立てられたオーバーマン・(2代目)エンペランザに装着された。この時に腕を解析・正しく接続されたためか、腕が持つ特殊能力は怪力のほかに重力操作も加わることになる。
ドゴッゾ
シベリア鉄道警備隊が使用する強力な機関砲を2門搭載したシルエットマシン。ロケット噴射で飛行能力もあるが、その大型火器積載の割に、やる事が乱暴な「シベ鉄」の性格上、非武装な市民を追い回すために機動力を重視しているようで、軽量化のために装甲がやや薄いようだ。二人乗りで一人が足廻り、もう一人が腕と火器管制を行う。
その高機動能力から、対ヤーパン・エクソダス対策で多数導入されたものの、火力よりも防衛力を重視しているシルエットマシン・パンサーに苦戦を強いられた事から、機動力を犠牲にしての火力増強と耐久力を重視した改良型のドーベックが開発されている。
バンサー
ウルグスク・ドームポリス自警団が使用しているバランスの良いシルエットマシン。主な武器は上部ハッチの横にある機銃と手に持ったマシンガン風の機関砲、パンサーガンである。また防衛を主とする性格上、盾を装備するなど防御力向上に重点が置かれており、ロケット噴射でジャンプが可能。接近戦では盾で叩いたり突いたりして攻撃する。一人乗りで機動力も良い。対オーバーデビル戦から対オーバーマン兵器の「BB(マッスルエンジンに作用する電磁兵器。ママドゥ先生が開発)」を装備するようになり、ブラック・ドミを圧倒している。試作品はブリュンヒルデの街でゴレーム相手に一度使用しており、十分な効力を発揮した。
ドーベック
シベリア鉄道警備隊が所有する重装甲・大火力を目的とした1人乗りのシルエットマシン。ドゴッゾの戦闘能力の低さを補うため、改良型として投入された。装甲が厚い上部は変形機構を持ち、閉じた状態を通常状態のタートルモードと呼ぶ。これを展開することで200mmロケットアシスト砲発射形態へ変形する事が可能である。また、上部装甲右側にはパンサーと同様に13mm機関銃も装備している。ただ、パンサーと違い手動で機関銃を操作する必要が無く、操縦席内から機関銃の角度も調節して攻撃が出来る。その形状からトップヘビーで、ややバランスが悪い傾向があるが、ロケット噴射でジャンプ可能であり、両手があることから人に代わって建築等の簡単な作業をこなすことも可能である(コミック版では小規模ながらフォトンマット展開可能と語られている)。また、右手で200mmロケットアシスト砲のフォアグリップを持つ事で狙いを安定させる事も出来るようだ。両手は普段L字になっている為短く感じるが、200mmロケットアシスト砲を持つ時は延ばす為意外と長い。なので、近接戦闘時には手で相手を殴る事も出来る。また、匍匐前進をしてシルエットマシンとしてはもの凄く低い姿勢で前進する事が可能である。
対ヤーパン・エクソダス戦に投入するために開発・設計され秘密軍事基地に大量に配備されたものの、その基地の存在を知るアデット=キスラーによって内部に侵入され、ガンガラン・ピープルの自警団に大量に強奪されてしまった事から、後に編成されるドーベック部隊の規模が大幅に削減された。
アデットの強奪した機体はメックスブルートとの戦闘で小破して歩行不能になるが、ゲイナーの強奪した機体を赤く塗装してホバーブーストを改良したアデット隊長専用の高機動仕様となっている。この赤いドーベックはアデットの能力に見合った物で、オーバーデビル暴走中にサラ・コダマの駆るオーバーマン・ジンバと互角に渡り合っている。無線使用帯域やスクランブルコードはシベリア鉄道時のままであるため、シベリア鉄道警備隊内の作戦行動が筒抜けになるという実態も見られる。また、他の機体も敵のドーベックと味方のドーベックとを見分ける為に濃い色で塗装がされている。ちなみに、シベリア鉄道警備隊のドーベックの基本カラーは水色である。
マッチョン
シンシアの回想のみに登場したシルエットマシン。空を飛ぶ事が出来るが、フォトンマットでは無くジェット噴射。2本の足についたクローで攻撃する。
操縦席はオーバーマンのモノと同一で、おそらくオーバーマンの練習用のシルエットマシンであろう。セミオーバーマンであるアントリオンとも操縦席周りが似ている。


主題歌
オープニング:「キングゲイナー・オーバー!」
作詞:井荻麟 作曲:田中公平 歌:福山芳樹
エンディング:「Can you feel my soul」
作詞:いのうえひでのり 作曲・編曲:岡崎司 歌:秘密楽団マボロシ
劇中歌「本当かい!」
作詞:井荻麟 作曲:田中公平 編曲:岸村正実 歌:宮城小百合&本当隊
劇中歌「ミイヤの祭り」
作詞:井荻麟 作曲:田中公平 編曲:岸村正実 歌:宮城小百合
劇中歌「デビルズ・アイシング」
作詞:井荻麟 作曲:田中公平 編曲:田中公平 歌:西野薫
挿入歌「氷の上のおやすみなさい」
作詞:井荻麟 作曲:田中公平 編曲:田中公平 歌:国分友里恵


放送リスト
放映日 話数 サブタイトル
2002/09/07 EPISODE1 ゲインとゲイナー
2002/09/14 EPISODE2 借りは返す!
2002/09/21 EPISODE3 炸裂! オーバースキル
2002/09/28 EPISODE4 勝利の味はキスの味
2002/10/05 EPISODE5 シベリアに光る目
2002/10/12 EPISODE6 セント・レーガンの刺客
2002/10/19 EPISODE7 鉄道王キッズ・ムント
2002/10/26 EPISODE8 地獄のエキデン 橋本誠一
2002/11/02 EPISODE9 奮闘! アデット先生
2002/11/09 EPISODE10 アスハムの執念
2002/11/16 EPISODE11 涙は盗めない
2002/11/30 EPISODE12 巨大列石の攻防
2002/12/07 EPISODE13 ブリュンヒルデの涙
2002/12/14 EPISODE14 変化! ドミネーター
2002/12/21 EPISODE15 ダイヤとマグマの間
2003/01/11 EPISODE16 奮戦、アデット隊
2003/01/18 EPISODE17 ウソのない世界
2003/01/25 EPISODE18 刃の脆さ
2003/02/01 EPISODE19 リオンネッターの悪夢
2003/02/08 EPISODE20 カテズで勝てず
2003/02/15 EPISODE21 オーバーマンの闇
2003/02/22 EPISODE22 アガトの結晶
2003/03/01 EPISODE23 復活のオーバーデビル
2003/03/08 EPISODE24 オーバーマックス
2003/03/15 EPISODE25 氷の中で
2003/03/22 EPISODE26 ゲインオーバー


はい。
如何でしょうか?
キングゲイナー。
うん。
素敵でございな作品ですよ。
ヴァンデモンな感じ?
うん。関係ないね。
我等が、子安さんも出ているので、オススメですよー。
レンタルビデオ店とかにあったら、是非とも借りてみてくださいねー♪

子安さん特集Ver.

| ロボットアニメ | 22:05 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ぷいにゅー

はい。
アリア社長が可愛いと思っている今日この頃。
いや、出会ったときからそうなんだけどね?
鳴き声が独特だし・・・
まぁ社長にかまれてるし・・
お腹が気持ちよさそうだしね。
もちもちぽんぽんって名前が好き。
あんな猫さんが社長だったら・・・
絶対に働きたいと思った未来に不安を覚えた私。
そのまま言いますと・・・
アリア社長萌えなだけですよ。

| ARIA | 16:39 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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NEXUS リスト

暇があれば、どうぞ。
ご覧下さいな。
クリックすれば、視聴可能になります。
YOU TUBEと同じような要領ですよー。

1話 夜襲-ナイトレイド-
2話 異星獣-スペースビースト-
3話 巨人-ウルトラマン-
4話 異空間-メタフィールド-
5話 適能者-デュナミスト-
6話 遺跡 -レリック-
7話 魔人 -ファウスト-
8話 M・P -メモリーポリス-
9話 警告 -ワーニング-
10話 突入 -ストライク・フォーメーション-
11話 人形 -マリオネット-
12話 別離 -ロスト・ソウル-
13話 予知者 -イラストレーター-
14話 悪魔 -メフィスト-
15話 悪夢 -ナイトメア-
16話 迷路 -ラビリンス-
17話 闇 -ダークネス-
18話 黙示録 -アポカリプス-
19話 要撃戦 -クロスフェーズ・トラップ-
20話 追撃 -クロムチェスターδ-
21話 受難 -サクリファイス-
22話 安息 -キュア-
23話 宿命 -サティスファクション-
24話 英雄 -ヒーロー-
25話 予兆 -プロフェシー-
26話 憐 -ザ・サード-
27話 祈り -プレイヤー-
28話 再会 -リユニオン-
29話 幽声 -コーリング-
30話 観視者 -ウォッチャー-
31話 鳥 -バード-
32話 影 -アンノウンハンド-
33話 忘却 -A.D.2004-
34話 封鎖 -A.D.2009-
35話 反乱 -リボルト-
36話 決戦 -フェアウェル-
37話 絆 -ネクサス-

| ウルトラマン | 17:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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Escafrorne of the sky

天空のエスカフローネという作品をご存知でございましょうか?知っている人は知っているな、結構有名だったりしちゃうアニメなんですけどね。だけど・・・結構、不遇な作品だったりします。内容は、かなり面白いです。
では、何故、不遇なのか!?
それは、エヴァンゲリオンの影響です。
エヴァが凄まじいほどの人気であるがゆえに、人気はあったんですけど・・・その陰に隠れてしまった不遇な作品でございます。
内容は、結構いいんですけどね・・・
主人公のヒトミのお婆ちゃんの形見が、重要な役割を果たすのです。
伏線が多いのですよ。
あのアニメは。
製作は、サンライズさんです。
スパロボCOMPACT3で初参戦を果たしましたが、クオリティーが超がつくほど低い!大体、ワンダースワンでしたからね。
是非とも、ご覧頂きたい人間でございますよ。最近、ああいうロボットアニメも少ないなぁ・・・勇者シリーズみたいに復活したら良いのにと思っております。
あと、設定を大胆に変更した劇場版もありますので、ようチェックですよー♪
ファンタジー、運命、科学、恋愛など様々なテーマを複雑に絡めたストーリー展開、菅野よう子・溝口肇による音楽など見所は多いのです。
そうそう、運命改変機なる電波兵器もでてきます。
思いっきり、電波です。
はい。
OPがね。
やばいくらい良い。
坂本真綾さんです。
スパロボラジオで遠藤正明さんが歌ってたんですけどね?
それも良い感じですよ。
全く違う感じなのに、同じくらいの感動があります。


ストーリー
高校1年生の占い好きな少女、神崎ひとみは突然地球から異世界ガイアに飛ばされてしまう。月と地球を天空に抱くその世界では、人の“想い”が世界を変える力となる。その地で、彼女は自国(ファーネリア)を滅ぼされた若き王、バァンと、彼の乗る人型機械(ガイメレフ)「エスカフローネ」、陰のある騎士アレンたちと共にガイア全土を取り巻く戦いへと巻き込まれていく。


登場人物
地球
神崎ひとみ:坂本真綾
TV版
高校生で陸上部の短距離選手。大会で通用する唯一の一年生。憧れの先輩・天野が外国に行ってしまうと聞き、「100メートル走で13秒を切れたらファーストキスをもらって欲しい」と懇願するような、思い切った言動が多い。基本的に明るく前向きだが少々短気で、一つの事に集中すると周りが見えなくなってしまうことも。
タロットでの占いやダウジングといった特技を持っており、他の者には見えない敵や未来のビジョンを(故意でなく)見てしまうこともある。いつも持っているペンダントは祖母の形見。祖母の「大切な人を信じる、信じれば想いは必ず届く」という言葉を胸に抱く。家族は両親と弟が一人。
「竜退治の儀」で地球に迷い込んだバァンと出会い、巻き込まれる形でガイアに渡る。
天野にそっくりなアレンに恋するが、やがてそれは本物ではないと気づき、自分が本当に好きなのは誰かを知ることになる。
劇場版
TV版とは大幅に設定が異なり、共通しているのは、陸上部に所属していたことくらいである。自分の存在の希薄さを感じ、自らの消失を願っていた。
フォルケンによって、エスカフローネをよみがえらせる「翼の神」としてガイアに召喚される。
また、住んでいる街も湘南から東京に変更されている。
天野進:三木眞一郎
ひとみが恋心を抱く、陸上部の先輩。彼もひとみを憎からず思っていたが、外国へ引っ越すことになっていた。しかし、ひとみがガイアに転移する瞬間に立ち会ったことに責任を感じ、日本に留まることに。
内田ゆかり:飯塚雅弓
TV版
ひとみの親友。陸上部マネージャー。天野に想いを伝えるよう、ひとみの背中を押していたが、実は彼女自身が天野に好意を持っていた。
劇場版
陸上部をやめ無気力になったひとみを心配するが、彼女に拒絶されてしまう。
ひとみの母
ひとみの行方不明事件を受けて、神崎家を訪問した天野とゆかりに、ひとみの祖母の体験を話し聞かせる。
ひとみの祖母
今は亡き、ひとみにペンダントを遺した人。実はひとみと同年代の頃、夏祭りに出かけた時にガイアへ飛ばされたことがある。その際、アレンの父レオンと交流を持っていた。
ガイア
ファーネリア王国
バァン・ファーネル:関智一:(子供時代)亀井芳子
(テレビ版)
本名バァン・スランザール・デ・ファーネル。天空の竜に守られしファーネリア国の王子。シリーズ冒頭にて、試練“竜退治の儀”を果たして王となり、ガイメレフ・エスカフローネと血の契約を結ぶ。
無口で不器用。王としての使命、戦うことの苦しみや命の重さに悩むことも。言葉でのコミュニケーション能力には欠けるが、本質は優しく、少しとぼけた性格。
人間の父と竜神人の母の血を引いており、背中に白い翼を生やすことができる。
兄であるフォルケンが”竜退治の儀”の途中でいなくなったことに憤りを感じ、戦いに背を向けることを何よりも嫌う。
(劇場版)
幼いころに兄率いる黒竜族によって国を滅ぼされた竜族最後の王。兄への復讐のみを目的に戦っている。
エスカフローネの中から現れたひとみを最初はいぶかしんでいたが、彼女との交流で本来の人間性を取り戻す。
メルル:大谷育江
(テレビ版)
バァンを慕う猫人の少女。一応バァンの侍女的立場にある。バァンのためなら身を挺することも厭わない。最初はひとみを疎んでいたが、次第に打ち解ける。戦災孤児で、幼さが目立つ言動の一方、大人びた側面も持っている。
(劇場版)
幼少期に天涯孤独となったバァンと同じアドムの村で育ち、現在はバァンとともにアバハラキに身を寄せている。バァンの本来の優しさを知っているため今の状態を案じている。
ゴオウ:大塚明夫
先代のファーネリア王でフォルケン、バァンの父。ヴァリエと出会い、周囲の反対を押し切り結婚。バァンが物心つく前に病死した。
ヴァリエ:榊原良子
バァンの母。竜神人の末裔。“運命の出会い”として、ファーネリア王ゴオウに嫁ぐ。ゴオウの死後、“竜退治の儀”において行方不明となったフォルケンを追い、竜の森で失踪。
バルガス:玄田哲章
ファーネリア王国の侍大将。バァンとアレンの剣の師でもある。ガイア三剣豪の一人。ガイメレフに剣のみで立ち向かえるほどの力を持つ。ザイバッハ帝国軍によるファーネリア侵攻に際し、アルセイデス1体を倒すも討ち死に。
アソナ:岩田安生
ファーネリアの侍大将。専用メレフを持っている。ザイバッハ帝国軍との戦闘にて戦死。
ユリゼン:土師孝也
ファーネリアの侍大将。専用メレフを持っている。ザイバッハ帝国軍との戦闘にて戦死。
ルヴァ:中嶋聡彦
ファーネリアの侍大将。専用メレフを持っている。ザイバッハ帝国軍との戦闘にて戦死。
アストリア王国
アレン・クルゼード・シェザール:三木眞一郎
(テレビ版)
無敵と謳われるアストリア王国の騎士。キザで紳士的。王国の第一王女、マレーネを愛していた(二人の間に出来た子がシド王子)。
少年時代、父親が家族を捨てて己の道を走り、その心労で母親が病死。妹のセレナも行方不明になったことで、一度はやさぐれ盗賊業に身をやつしたが、バルガスとの出会いにより改心。その後、王国で12人しかいない、誉れ高き「天空の騎士」に任命される。しかし、マレーネとの関係が国王に知られたためか、荒くれ者の部下たちを率いて、辺境の砦警備の任に就いていた。部下には「お頭」と呼ばれている。
(劇場版)
黒竜族と戦う組織「アバハラキ」のリーダー。仲間と打ち解けようとしないバァンを挑発しつつも、その能力を高く買っている。ちなみにTV版の部下たちも「アバハラキ」のメンバーとして登場。
アストン・サラ・ミラーナ:(テレビ版)飯塚雅弓/(劇場版)武田亜希
(テレビ版)
アストリア王国の第三王女。勝気な性格で、思ったことは強引に実行に移す傾向がある。アレンに好意を寄せており、ひとみとライバル的な関係になるが、徐々に友人としても打ち解けていく。人の役に立ちたいと医術を学び、アレンの負傷に際して初めての手術を成功させるなど、非常に勉強家な側面も。
(劇場版)
「アバハラキ」に所属する女戦士でナイフ使いと、TVとは設定が大きく異なる。性格も姉御肌となっている。
エリーズ・アストン:天野由梨
アストリア王国の第二王女。物静かで実直な女性。アレンに密かに惹かれていたが、それを表に出す事はなかった。
マレーネ・アストン:稀代桜子
フレイド公国の項参照。
ガデス:大川透
アレンの副官。階級は軍曹。アレンが不在、もしくはシェラザードで出撃している時はクルゼードの指揮を執っていた。
キオ:松尾銀三
口ひげを生やし、いつも鎧を着込んでいるクルゼード隊の隊員。クルゼード内では操舵手。
テオ:中嶋聡彦
褐色の肌で短髪、茶色の鎧を着ているクルゼード隊の隊員。
リデン:上田祐司
頭にスカーフを巻いたクルゼード隊の隊員。クルゼード内では潜望鏡のようなもので外部を観測している。
オルト:檜山修之
スキンヘッドの頭に大きな傷を持つクルゼード隊の隊員。
カッツ:小野英昭
バイル:室園丈裕
鼻が赤いクルゼード隊の隊員。
モグラ男:茶風林
(TV版)
モグラ人。森の民。元は、カステーロの砦に捕らえられていたコソ泥である。が、意外と博識で、なぜかアレン達と行動を共にするようになった。
(劇場版)
「アバハラキ」の一員。ひとみの出現を予言したが、いんちき占い師と呼ばれている。
メイデン・ファッサ:阪脩
アストリアの豪商。ドライデンの父。アストリアの政治にも関わっている。エスカフローネを値踏みしたり、ヤモリ人を使ってひとみをさらおうとしたりと、貪欲な性質が窺える。
ドライデン・ファッサ:小杉十郎太
(TV版)
ミラーナの許嫁。アストリアの豪商メイデンの跡取り息子で、船団を率いてガイアを旅しながら商売していた。本業が順風満帆であるのは勿論のこと、自室は本で溢れ、学者に負けない知識を持つと自負する。飄々とした性格である。
(劇場版)
鉱山都市トルシナの富豪で、「アバハラキ」のスポンサー。
番頭:亀山助清
レオン:土師孝也
アレンの父。しがらみを嫌い、家族をアストリアに置いて、単身旅を続けていた。その旅の果てにひとみの祖母と出会う。そして、その後は、アトランティスの謎を求めて、更に旅を続け、幻の谷へたどり着いたと思われる。同じくアトランティスの謎を追っていたアイザックことドルンカークに日誌を奪われ、殺された。
エンシア
アレンの母。家族を捨てたレオンを最後まで愛していた。アレンの妹セレナが神隠しにあった後、心労により病死。
ザイバッハ帝国
ディランドゥ・アルバタウ、セレナ・シェザール:高山みなみ
(TV版)
ザイバッハ帝国のガイメレフ部隊、「竜撃隊」を指揮する少年。エキセントリックで残虐非道、何よりも戦いや殺しを楽しみとしており、鏡を見て陶酔することも。しかし一方で、「竜撃隊」の隊員たちからは、死してなお彼を守ろうとするほどの信望を集めてもいた。その正体は、運命改変の実験のため連れ去られ、姿と記憶を変えられたアレンの妹セレナである。
(劇場版)
「黒竜族」の竜撃隊(騎兵部隊・メンバーはTV版と同じ)隊長。バァンたちの父である竜王の庶子でバァン、フォルケンとは異母兄弟。かつて荒野で獣同然の生活をしていたところを、竜族の血を引く手駒としてフォルケンに拾われた身。性別はいうまでもなく純然たる男性である。
フォルケン・ラクール・デ・ファーネル:中田譲治
(TV版)
バァンの兄。バァンと同様ファーネリアの王子であったが、王位継承の儀式である“竜退治の儀”の途中で行方不明になった。その後、ザイバッハ帝国の軍師としてバァンの前に現れ、エスカフローネを狙う。フレイド攻略の際は、交渉において、全権を任されるほどの力を持っている。元・魔道士。
竜退治の儀で戦った竜に右腕を食いちぎられ、保護されたザイバッハ帝国において機械の義手を与えられた。
元来はバァン同様白い翼を持っていたが、いつの間にか黒く変わっていた。
本当は誰よりも世界の事を想っており、争いのない世界を作るためにドルンカークに与することを選んだ。しかし、次第にその行動に疑問を感じるようになり、やがて離反。刃を向けるが叶わず、命を落とす。
(劇場版)
ガイア全土を席巻する「黒竜族」の宗主。元は竜族王家の長子だったが、継承者の条件である王の印が現れなかったため竜族の特徴である翼を捨て、自らの手で国を滅ぼした。悲しみに満ちたガイアを消し去ろうとしており、「翼の神」ひとみをガイアに呼び寄せた張本人。
シェスタ:山口勝平
竜撃隊隊員。フレイド攻略後、エスカフローネとの戦闘において戦死。
ミゲル・ラバリエル:松野太紀
竜撃隊隊員。フレイド攻略前、アレン達に捕虜にされる。逃亡の最中、功を焦って失敗。負傷したところを、作戦の口封じのためゾンギに殺された。
ガァティ:真殿光昭
竜撃隊隊員。他の竜撃隊員とともにエスカフローネに倒される。
ダレット:有馬克明
竜撃隊隊員。
ナリア:天野由梨
(TV版)
豹人の幸運強化兵。エリヤの双子の姉。本名ナルナル(ナリヤはフォルケンに与えられた名)。銀色の髪を持つ。幼い頃、人間による焼き討ちで両親を失い、エリヤと共に迫害されていたところをフォルケンに助けられた。以来、彼を慕い続けている。エリヤと共に、ザイバッハ本国での魔道士たちによる訓練を終え、フォルケンの下に配属された。専用ガイメレフ・テイリングを駆りアストリア王国を襲撃。
(劇場版)
ドライデンの酒場の歌姫として登場。ストーリーには絡んでこない。
エリヤ:日高奈留美
(TV版)
豹人の幸運強化兵。ナリヤの双子の妹。本名ベルベル(エリヤはフォルケンに与えられた名)。金色の髪を持つ。姉のナリヤ同様フォルケンを慕い、忠実に仕える。ナリヤと共に魔道士に訓練を受けた後、フォルケンの下に配属された。専用ガイメレフ・テイリングを駆りアストリア王国を襲撃。
(劇場版)
ナリア同様ドライデンの酒場の歌姫として登場。
ジャジュカ:辻谷耕史
犬人。セレナがザイバッハにさらわれてきた当時の世話役。セレナがディランドゥになってからは、竜撃隊全滅後に与えられた、ただ一人の部下として現れ、ディランドゥが唯一心を開く存在となる。
(劇場版)
ディランドゥの副官を勤める竜撃隊隊員。元は黒竜族に自分の里を滅ぼされた身で、フォルケンに復讐する機会をうかがっていた。
アデルフォス・ゲイン:銀河万丈
ディランドゥの直接の上司で、赤銅の軍を率いるザイバッハの将軍。ザイバッハ四魔将の筆頭。フレイド公国侵攻などに参加している。他国から恐れられていたことは容易に想像できる。が、アストリアと同盟国との戦闘の際、バスラム軍が使用したエナジスト爆弾によって、彼の乗る浮遊要塞は大破・着底した。アデルフォス自身は四魔将軍の中で唯一生存している。
ゾンギ:塩沢兼人
カメレオン人(まやかし人)。フォルケンの忠実な部下。特殊な変身能力によって、プラクトゥに成り代わり、フレイド公国に潜入。公国を混乱させるが、任務終了後、ミゲルを殺した咎でディランドゥによって殺される。他国に潜入していた時分、その敵国で任務にあたっていた兄を殺してしまった過去を持つ。
ドルンカーク:山内雅人
ザイバッハ帝国皇帝。元々は17世紀~18世紀の地球に生きていた科学者で、「人間の運命を科学的に解明したい」と、死の床に伏しても研究を望む想いが彼をガイアに転移させた。その後、貧しかったザイバッハ発展のため尽くしてきたが、大国となった今、研究への想いは再び燃え上がり、ザイバッハをも含むガイア全土を混乱させていく。
モデルは万有引力を発見した実在の科学者・錬金術師のアイザック・ニュートン。
フレイド公国
シド・ザール・フレイド:高山みなみ
フレイド公国の王子。登場時はアレンを英雄として単純に憧れたり、戦闘に脅えるなどの幼さを見せたが、ザイバッハとの戦の後、若きフレイド公王として大きく成長を始めた。実はマレーネ姫とアレンの間に出来た子だが、本人はその事実を知らない。
マレーネ:稀代桜子
アストリア王国の第一王女。アレンと愛し合っていたが、政治的策略によりフレイド公国に嫁がされた(その時すでにアレンの子=シド王子を身ごもっていた)。結婚後、フレイド公王の愛情に触れ、やがて自身も彼を慕うようになるが、病を得て夭折。死の床でフレイド公王への愛を口にした。
マハド・ダル・フレイド:仲野裕
フレイド公国の王。マレーネの夫。マレーネとシドを愛し、シドと血の繋がりがないことを知りながらも、我が子として大切に育てる。厳格さと愛情深い側面を併せ持ち、アレンをも含む民衆の尊敬を集めた名君。ザイバッハ帝国との戦いで死亡。
ボリス:飯塚昭三
フレイド公国の執政官(摂政官とも)。ザイバッハとの決戦において、伝書・獅子の巻を決行、他の僧兵たちと共に国のために命を落とした。
カジャ:藤原啓治
フレイドの秘宝をフォルトナ寺院で守るゼグウ一族の長。
劇場版オリジナルの登場人物
ソラ:飯塚雅弓(歌:シャンティ・スナイダー)
フォルケンに寄り添う神秘的な少女。滅びた一族の生き残り。
ヌクシ:松山 鷹志
自分の村を人質に黒竜軍の特殊兵にされた獣人。彼の村とアドムの村は交流があったらしく、バァンとも顔見知り。
リュオン:河野健裕
竜王:玄田哲章
劇場版におけるフォルケン、バァン兄弟の父。占いによりデューン(フォルケン)ではなくバァンを跡継ぎとしたことが悲劇を呼ぶ。


ガイアという世界
ガイア
大昔の地球で破滅に瀕した古代アトランティス人たちの生き残りがその“想いの力”を結集して作り上げた星。文化イメージは産業革命前後の地球。いくつもの国があり、竜や獣人を始めとした地球とは違うさまざまな生き物が息づいている。そして、浮き船やメレフなどのテクノロジーが、ガイアの人々の暮らしを支えている。
幻の月
ガイアの空に月と並んで見ることができる地球のこと。『幻の月は災いを呼ぶ』と言われ、不吉の前兆とされる。
アスガルド大陸
暗黒大陸とも呼ばれる。嵐や周辺にある浮き岩のせいか、たどり着くのは非常に難しい。幻の谷があると伝えられる。
幻の谷
竜神人が住むという。アスガルド大陸にあると伝えられていたが、実際は、異次元にあり、地球上にあるはずの滅亡した古代アトランティスの都市であった。
アトランティス
ガイアではなく、地球上に存在した古代の超文明。

ガイアの国々
ファーネリア王国
山間にある侍の国。小国だが、イスパーノ製の白いガイメレフ、エスカフローネを持つ。バァン、フォルケン、メルル、そして、バルガスの故国。“侍”と呼ばれる戦士たちが国土を竜や他国から守っている。バルガスはその侍大将4人のうちの一人、バァンが王となった直後、ザイバッハ竜撃隊の奇襲により滅びた。その際バルガスたち侍大将は討ち死に、生き残った人々もちりじりとなった。この国では、王候補である王子たちには、王になるため、竜を倒してドラグエナジストを取り出し持ち帰るという“竜退治の儀”が課せられる。バァンの父で先代の王は、ゴオウ、母でその王妃はヴァリエ。
アストリア王国
ヨーロッパを連想させる、商業で栄える国。華やかな首都・パラスを持つ。獣人が虐げられることの多いガイアだが、アストリアのバザールでは、多くの獣人が行き交い、王国の懐の深さが窺える。
アストリアの由来はアストリアの英雄アリーアから取られた。
ザイバッハ帝国
元は恵みの少ない土地の貧しい国であったが、ドルンカークが皇帝として君臨する現在は、工業大国であり軍事大国でもある。赤銅、青銅、白鉄、黒鉄の四魔軍と魔道士集団を擁し、その軍事力を背景にガイア統一をもくろむ。が、終盤、ドルンカークの理論追求のため、進軍を許されず、その間にエナジストを用いた大量破壊兵器を投下され、軍の大半を失う。
フレイド公国
東南アジア風の雰囲気を持つ国で、仏教の僧のような風貌の兵士たちがいる宗教色のつよい国家。国土にフレイドの秘宝と呼ばれるパワースポットを持つ。パワースポットには、古代アトランティスを滅ぼした力が眠っており、何世代にも渡ってフレイドの民により守られてきた。しかし、ザイバッハ帝国の侵攻により、王は戦死。その遺志を継いだシド王子により、ザイバッハへ引き渡された。首都・ゴダシム。
バスラム共和国
ザイバッハに決戦を挑んだアストリアの同盟国の一つ。決戦の最中、勝利を焦ったバスラム所属の将のひとりが禁断の兵器であるエナジスト爆弾を投下、味方の軍もろともザイバッハ軍の大半を消滅させた。
デイダラス王国
ザイバッハに決戦を挑んだアストリアの同盟国の一つ。
チェザリオ王国
ザイバッハに決戦を挑んだアストリアの同盟国の一つ。ザイバッハとの決戦では、戦場へ先遣隊を送り込んでいる。その先遣隊と幻の月(地球)から戻ったバァンとひとみが出会い、請われて、バァンは彼らと共に戦うこととなる。
エグザルディア王国
ザイバッハに決戦を挑んだアストリアの同盟国の一つ。実は、ミラーナ姫が初登場時に着ていた服装はこの国の物である。
ガイアの人々と生き物
竜神人(りゅうじんびと)
地球からガイアに渡った古代アトランティス人たちのガイアにおける通称。背に白い翼を持つ。古代アトランティスを滅ぼした呪われた一族として忌み嫌われ、恐れられている。ガイアでもめったに出会うことはないらしい。バァンの母ヴァリエは純粋な竜神人。死期が近づくと背中の翼は白から黒に変色するという。

王を含むファーネリアを守る戦士(兵士)たち。
騎士
アストリアの戦士階級を騎士と呼ぶ。
天空の騎士
アストリアの騎士、その中で、選ばれた12人のみが『天空の騎士』となり、ガイメレフ・シェラザードを与えられる。アレンもその一人。
僧兵
フレイド公国を守る戦士(兵士)たち。
プラクトゥ
フレイド公国の僧兵の中でも特に催眠暗示による尋問に長けた者を指す。代々のフレイドの王家の者はこのプラクトゥの言うことを聞かねばならない。
イスパーノ一族
アトランティスの民の技を受け継ぎし一族。普段は工房船とともに異次元にいる。エスカフローネを造った。彼らは、全身を覆うローブから、まるでカメラのレンズのようなものが覗いている という、変わった風貌をしている。スターウォーズのジャワに近い描写である。
竜撃隊(りゅうげきたい)
ディランドゥを隊長とするガイメレフ部隊。能力の高い美少年ばかりが集められている。隊員は皆ディランドゥに心酔しており、死した後も霊魂となって彼を守ろうとしたことからも、その度合いがうかがえる。
魔道士
ドルンカーク直属の、運命について研究を行う科学者たち。さらって来た子供を使って人体実験を行う者や幸運強化について研究する者など、彼らによっていくつもの研究がなされている。フォルケンも元はその一人。
幸運強化兵(こううんきょうかへい)
己に有利な事象を人為的に引き起こすために、運命改変を施されたザイバッハ兵士、作中ではナリヤ・エリヤ姉妹のみ確認できる。そして、2人は更なる強化のため幸運血液を輸血している。
獣人
「けものびと」と読む。猫や犬などの動物に似た、皮膚を覆う体毛や尻尾などの特徴を備えた人々。多くは二本足で立ち陸上で生活しているが、水中で生活する下半身が魚の種族もいる。迫害の対象ともなっており、作中ではいわれのない理由により焼き討ちにされたり、観賞用として捕らえられたりしている。それ故か、単独の種族で小さな集落を作って生活している者も多く、獣人による国家は存在しない。
主要人物中では、メルル、ナリア・エリア姉妹、ジャジュカが獣人である。
猫人
メルルが登場している。
狼人
ルムを族長とする一族が登場している。遠吠えにより、遠くまで言葉を伝えることが可能である。
犬人
ジャジュカが登場している。
豹人
ナリア・エリア姉妹が登場している。両親は、人間たちからいわれのない襲撃を受け、不幸にも命を奪われている。
イルカ人
ひとみやバァン、ミラーナたちが繰り出したパラスのバザーで登場。ひとみがすれ違った。
鷹人
ひとみやバァン、ミラーナたちが繰り出したパラスのバザーで登場。ひとみがすれ違った。
人魚
シルフィという人魚が登場している。観賞用として捕まっていた所を、ドライデンに助けられ、ドライデンの商船の水槽に入っていた。
ヤモリ人(ヤモリびと)
手足を使い、壁面を自由に動き回れる。作中では、メイデンに雇われ、ひとみをさらっている。
まやかし人(まやかしびと)
カメレオン人。変化の能力を持つ獣人の一族。一族の定めとして、傭兵となってガイアの各国に所属して戦う者が多い。ゾンギもその一人。
生き物他

地竜。2本足で腕の無い巨大な爬虫類的生物。体内のドラグエナジストはメレフや浮き船をなどの動力源となる。作中で変形したエスカフローネが「白い竜」と呼ばれていたことなどから、翼を持つ竜、飛竜もいると考えられるが作中には登場しない。また、作中では、バァンを竜神人の末裔であり、またエスカフローネに乗っていることから「竜」と呼ぶこともある。
海竜神ジェチア
アストリアの守護神。パラスの港に街を見守るように石像が立てられている。その手(ヒレ?)にはエナジストがある。
ガイアの事物
エナジスト
鉱山で採掘されたエナジスト鉱石を精製してできる。竜の体内で精製されたものは特にドラグエナジストという。メレフや浮き船などの動力源となり、はては現代の核兵器のようなすべてを破壊してしまう強力な兵器の元にもなっている。作中のガイメレフへ搭載されたものを見ると、かなりの大きさのものも造られていることがわかる。搭載される個数はそのガイメレフの強さのバロメーターとも言える。
ドラグエナジスト
エナジスト鉱石を食べた竜が体内で濃縮、精製したエナジストのことで、通常のものよりも価値が高い。ドラグエナジストは、薔薇の花のような形をした宝石のような外見をしている。大きさは大人のこぶしをひとまわり大きくした程度のもの。通常、ドラグエナジストは化石化した竜の骨のあるところから発掘されている。冒頭のバァンの得たような、生きた竜から取り出したドラグエナジストはより大きな力を持つと思われる。
浮き岩
普段から空中に浮遊している岩。これを利用して、大小さまざまな多くの浮き船が造られている。熱すると浮力を失う。
グラールの葉 モグラ男を始めとした“森の民”が携帯する薬草。大抵の毒は中和できるらしい。あまり、人間たちには知られていないらしく、バァンがこの葉の存在を知っていることにモグラ男は驚いている。バァンは兄フォルケンから、この薬草のことを聞かされていた。
イスパーノホワイト
イスパーノ製である、エスカフローネを覆っている白い色をこう呼ぶ。また、その特徴的な色から転じて装甲そのものも指す。通常のガイメレフの装甲と比較して軽量かつ強靭であるらしい。
ひとみのペンダント
実は古代アトランティス人の持っていたペンダント。石はエナジストかと思われる。アレンの父レオンがどこかで手に入れ、ひとみの祖母を通して、ひとみの手に渡っていた。
浮き船
浮き岩を硬式飛行船のガス嚢のように用い、それに推進用の動力をつけて操縦可能にした一種の航空機。小型の快速艇から、浮遊要塞、巨大な商船、超巨大なイスパーノ工房船まで、様々な大きさと形、目的の浮き船が存在する
クルゼード
アレンを頭とするクルゼード隊の快速艇。アレン達のいた砦(カステーロの砦)の地下に隠されていた。竜撃隊による奇襲の際には付近の滝の裏にあった出入り口より登場した。クルゼードのような快速艇の速度を凌ぐ浮き船はない。それだけに、空を飛び、しかも、クルゼードに軽々と追いついたガイメレフ・アルセイデスの存在はアレン達を驚かせた。アレンのミドルネームでもある。
浮遊要塞
様々な形・大きさが確認できるガイア各国にある浮き船の戦艦。
ヴィワン
ザイバッハ帝国竜撃隊の浮遊要塞。作品中盤、テイリングがパラスを襲った際には、浮遊要塞として初めてステルス・システムを搭載した。
ディレイト
ザイバッハ帝国軍の浮遊要塞。終盤、ディランドゥとジャジュカが他の部隊と共に乗っていた。ヴィワンと同様にステルス・システムを搭載している。アストリアのランパントを奇襲した。
イスパーノ工房船
普段は異次元に存在する。イスパーノ一族の浮き船。作中ではイスパーノのガイメレフであるエスカフローネの装置により、呼び出された。クルゼードと比べれば十分に大きいと思われるドライデンの商船さえ、小さいと思わせるほどの巨大な浮き船である。
アストリア王国関連
カステーロの砦
序盤、アレン達が警備をしていた砦。近くの滝から砦の下に続く洞穴があり、そこに浮き船クルゼードを格納していた。この名は本編には出てこない。
ランパント
浮き船の港。ザイバッハとの決戦の前に、同盟軍の浮き船が多数集結、会議を開こうとしていた場所。そこをステルスシステムを搭載した浮遊要塞ディレイトによる奇襲を受け、壊滅した。
ザイバッハ帝国関連
ガルフォ
ザイバッハ辺境の地。ランパント奇襲後、ディランドゥとジャジュカが32番隊と共に配置された。
流体金属
ザイバッハのガイメレフ(アルセイデスなど)に搭載されている様々に形を変えることができる金属。アスセイデスの操演宮を満たし、搭乗者の動きをガイメレフに伝えている。また、剣や炎などに形を変え、武器や盾にもなり、ガイメレフ自身の骨格さえも形作る。
幸運増幅機
ヴィワンに搭載されていた。後に、アストリアにより沈没したヴィワンより引き上げられている。
幸運血液
ザイバッハの国民の中でも、特に運勢の強い者・生存確率の高い者から採取した「幸運デオキシリボ核酸」を用いて作られた人工血液。幸運強化兵・ナリアとエリヤの幸運を更に強化するために使われた。
運命加速装置
運命素粒子を加速する装置で、運命改変装置の一部。「恋の黄金律作戦」で使用。
運命予測装置
運命を予測する装置。「不確定要素」ひとみの出現によって、誤差の発生や予測そのものが見えなくなるといった障害が発生した。
運命改変装置
運命を改変する装置。ドルンカークの「理想の未来」実現のため、予測された運命を改変するために用いられる。最終的な起動によって絶対幸運圏を生成する。
アトランティスマシーン
作中では明確に言及されていないが、運命加速装置や運命予測装置といった一連の装置の総称と思われる。もともと、名称どおり、古代アトランティスにあったものであり、アトランティス人が全知全能になろうとして、作り出した。竜神人を含むアトランティス人が背に翼を持つのは、この機械によるものと考えられる。
ドルンカークは研究の末、この機械と同じものをザイバッハに作り上げた。
絶対幸運圏(ぜったいこううんけん)
運命改変装置の最終的な起動による「運命改変」効果が及ぶ範囲のこと。圏内に存在する全ての人の想いが叶えられる。
フレイド公国関連
フォルトナ寺院
僧兵の中でも精鋭部隊であるゼグウ一族が守るフレイド最古の寺。ゴダシムを後にした公王達が向かった場所。フレイドの秘宝があると言われている。
伝書・獅子の巻
フレイド公国に伝わる秘密の作戦を伝えた書物と思われる。首都ゴダシムの城の内部に敵を誘い込み、敵味方もろとも城を潰すという強烈な作戦。多数の味方の兵を犠牲にしなければならないが、敵方にも相応の痛手を与え、それに乗じて、王族たち等を逃がすことができる。
作中では、ボリスが城の内部で球形の石(キーストーン)を破壊し、城全体を崩壊させた。
パワースポット
ガイアを創り上げたアトランティスの想いの力、そのかけらがガイアには点在している。それがパワースポットである。
フレイドのフォルトナ寺院には、最大級のパワースポットが隠されていた。
フレイドの秘宝
フレイド公国最古の寺、フォルトナ寺院で代々守られているガイア最大級のパワースポットを指している。
封印の間
フォルトナ寺院内、パワースポットに関わるからくりがある部屋。
封印の剣を持つ王家の者とゼグウ一族のみが入るのを許されている。部屋の中心にはジャガーの像が据えられている。
秘宝・封印の剣
“封印の間”において、パワースポットを解放させる鍵となる宝刀。柄にはエナジストが埋め込まれており、アトランティス滅亡時の口伝が刻まれている。石版の中心にに突き立てれば、エナジストが光り、口伝を壁に描き出す。そして、ジャガーの像にはめ込めば、パワースポットが解放される。
メレフとガイメレフ
メレフ
中にある操演宮に人間が入り、その人間の動きに合わせて動く鎧のようなもの。もともと竜退治のために造られたが、今は主に軍事利用されている。動力源はエナジスト。ガイアにある各国には、さまざまなメレフが存在している。軍の戦士にとって、メレフを与えられるのは名誉なことであり、戦士の中でもエリートとされる。しかし、戦いに備えたものばかりではなく、作中では、ザイバッハのブルドーザーのような作業用やアストリアの観賞用も確認できる。(参考:パワードスーツ)
ガイメレフ
戦士の操るメレフの中でも、通常の2倍近い大きさがあり、複数のエナジストを搭載している上位機種(ザイバッハのアルセイデスのみ通常一つ)。メレフもそうだが、職人による手作業で生産されるためメレフより手間のかかるガイメレフは極端に少ない。その製作には数十年から百年前後かかる。ガイメレフを与えられる者は、メレフを操る戦士の中でもさらに特別の存在であるようだ。アストリアのような大きな国でも“天空の騎士”と呼ばれる12人に与えられる12体のみらしい。ファーネリアに至っては、王専用のエスカフローネ一体だけが確認できる。それだけに、ガイメレフばかりを相当数そろえたザイバッハは、特殊な国と言えるだろう。
ただし、例外として、個人が所有するガイメレフも存在する。アストリアの闘技場では、サジマを始めとする賞金稼ぎ3名がガイメレフを駆って、エスカフローネと対峙した。
各国のガイメレフ
エスカフローネ
ファーネリアで確認できる唯一のガイメレフで、王の専用機。搭載するエナジストは両肩に緑のエナジスト、左胸に赤いエナジスト、さらに赤いエナジストの内部に埋め込まれるエナジストの計4つである。伸縮式の両刃の剣を背に納めている。特徴は、イスパーノ・ホワイトと呼ばれる白い機体色及び装甲と、飛竜の形に変形することである。変形時には搭乗者が竜の背中に当る部分で手綱のようなものを用いて操作する。このときは推力機関は外部に露出していない。また、さらに搭乗者の想いに反応して4本足を収納した高速飛行形態にも変形する。この高速形態ではジェットエンジンのような推力発生機関が露出する。
伝説のイスパーノ一族の製造であり、通常のガイメレフ製作期間よりも長い150年もの歳月を費やして作られている。作中での修理代が5千万ギルド(アレンの部下たちの給料2千年分)ということから、その製作費たるや相当なものだろう。作中では現ファーネリア王バァンが駆る。
なお作中においてザイバッハ側が作成したイメージ映像では、1つの戦場に多数のエスカフローネが姿を現し、肩のエナジストからビームを放って浮遊要塞を沈めるというパワフルな描写がされていた。
シェラザード
アストリアの“天空の騎士”専用ガイメレフ。“天空の騎士"が12人いることから、12体あると思われる。西洋の騎士を思わせる風貌をもち、サーベルを使う。アレン・シェザールの搭乗機もこれである。
シャファリス
フレイド公国の王専用ガイメレフ。後光を示すような装飾(?)を背中に持ち、仏像のような雰囲気を醸し出している。ガイメレフをも貫く巨大な弓矢を武器とする。ザイバッハ帝国軍との決戦で大破した。
テルセイロ
フレイド公国のガイメレフ。ボリスがこれに乗り、“伝書・獅子の巻”を実行に移した。
アルセイデス
ザイバッハ帝国製。ガイアにおいて初めて大量生産(といっても製造には一体あたり30年前後かかる)に成功したガイメレフである。従来のガイメレフと異なり、駆動部に製作の手間のかかる精密部品を使用せずに流体金属を用いたことが特徴。そのため短期間での量産が可能になったと思われる。色は青。足を折りたたみ、立ち上がった姿勢のまま、飛ぶことができる(この状態を浮遊態と呼ぶ)。流体金属を武器(クリーマの爪・炎など)や骨格として使用している。エナジストは左肩に1つ。
旧型アルセイデス
ザイバッハ製、エナジスト採掘場で使用されている旧型ガイメレフ。流体金属は使われていないらしく、剣を持っている。
竜撃隊用アルセイデス
本体は量産されているアルセイデスであるが、ステルスマントを持ち、マントで自身を覆い透明になって移動(飛行時をのぞく)することができる。
ディランドゥ専用アルセイデス
色が赤く、頭部に角を持つアルセイデス。もちろんステルスマントを持つ。動力となるエナジストは両肩に1つずつの2つに増えている。
テイリング
ザイバッハ製、ナリヤ、エリヤ専用ガイメレフ。ナリヤ機は銀色、エリヤ機は金色の放熱装置らしき髪の毛状のものを備えている。アルセイデスのように変形して飛行するが、そのときは、足だけでなく腕もたたんで水平になり、煙を出しながら高速で飛行する。ナリヤ・エリヤ姉妹の死後、ザイバッハを離脱したフォルケンが使用した。
オレアデス
物語終盤でディランドゥ機とジャジュカ機のみ確認されたザイバッハ製ガイメレフ。アルセイデスの完成形とも言える姿で、両肩に4個ずつの計8つのエナジストを持ち、アルセイデスよりもかなり大きくなっている。ディランドゥ機は赤で角があり、ジャジュカ機は青。エナジストが増えたため、浮遊態でも新たに装備されたステルス・システムの使用が可能となっている。また、腕にある流体金属射出のための穴の数が増え、腕にある流体金属でない折りたたみ式の爪が3本から4本に増えた。
イスパーノのガイメレフ
エスカフローネに代表されるイスパーノ一族が製作したガイメレフ、工房船ではさらに数体が製作過程にあった。エスカフローネに似たタイプだが詳細は不明。
古文書には、「イスパーノのガイメレフは使い手を取り殺す」「イスパーノのガイメレフは血の契約により、主(あるじ)を決める。その主死するまで」とある。
イスパーノ人が劇中でエスカフローネとの異常なシンクロを見せるバァンの事を指し、「竜人族の血使う、イスパーノ保証できない」と述べており竜人族の血による血の契約は想定外の模様。


主題歌
オープニングテーマ
「約束はいらない」(作詞:岩里祐穂、作曲・編曲、菅野よう子、歌:坂本真綾)
エンディングテーマ
「MYSTIC EYES」(作詞・作曲:和田弘樹、編曲:和田弘樹・本間昭光、歌:和田弘樹)
劇場版主題歌
「指輪」(作詞:岩里祐穂、作曲・編曲:菅野よう子、歌:坂本真綾)


以上。
良く見てたなーなんて・・・
友人達に馬鹿にされながらも、全話見ていましたよ。
そして、友人も見てはまるというね。大爆笑でした。

OP

OP.FULL

ED

| ロボットアニメ | 23:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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疑われるのも、アレなんで・・・

見に行ってみた。
そしてら、確かに、ソウルの書き込みがあったのですよ。
しかも、時間帯見たら、食堂で美味しくうどんを食べている時間だし・・・
食堂にパソコンは無いので、物理的に不可能・・・
でも、文章だけ見ると・・・俺にそっくりだしね。
ご丁寧に後書きの文も使ってるし・・・
それにしても・・・
こんなに疑われるなんて・・・
信用無いのね・・・私・・・
るーるーるー(泣)

| 百合有り日記 | 22:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ノア

ウルトラマンノア
どのウルトラマンにも、まぁタイプチェンジとかあるわけで・・・
自分の作品の中でも、ゲストウルトラマンを出そうかと・・・
しかし、どのウルトラマンも次元が違う!
だったら、ノアを出せばいいじゃんと、友人が言ってくれた。
平行世界を移動できるから、便利♪便利♪
そんな、ウルトラマンノアとは・・・
概要
メディア展開は、幼児・児童向け雑誌であるテレビマガジン、てれびくんにての雑誌連載が中心だった。雑誌連載時のタイトルは「バトルオブドリームNOA」。

他の ULTRA N PROJECT には映画での展開を行なう『ULTRAMAN』、テレビシリーズの『ウルトラマンネクサス』がある。なお、『ウルトラマンネクサス』の最終話では主人公・孤門一輝をデュナミストとしてノア自身も登場を果たしている。N PROJECT の祖としての存在であると同時に、ウルトラマン・ザ・ネクスト→ウルトラマンネクサスの段階を経て強化されていった光の力と、決して希望を捨てない人々の心の力によって姿を現した究極最終形態(ウルティメイト・ファイナル・スタイル)でもあり、まさに ULTRA N PROJECT の始まりと終わり、アルファとオメガを司る存在である。
キャラクターとしてのウルトラマンノア
太古より全宇宙の平和を守り続ける伝説の存在。永い時を越えて受け継がれてきた神秘の光とデュナミストの融合により誕生する光の巨人・ウルトラマンの本来の姿であり、究極最終形態(ウルティメイトファイナルスタイル)でもある。眩い白銀の光を身に纏い、背中に備わる伸縮自在の翼「ノアイージス」の力で時空超越すら可能にし、神業の如き奇跡を発現させる。闇の巨人・ダークザギと時空を超えた死闘を繰り広げ、ダークザギ共々次元の彼方に姿を消したが、その光は地球のデュナミスト達に受け継がれ、『ウルトラマンネクサス』最終話において主人公・孤門一輝をデュナミストとして再びその雄姿を現出し、圧倒的な強さでダークザギを葬った。
能力
身長:50メートル(ノアイージスを含む全高は55メートル)
体重:5万5000トン
年齢:2万年以上前から存在。生命体かは不明
必殺技
ライトニング・ノア (※最終話) ※『ウルトラマンネクサス』内での使用話
別名、稲妻超絶光線。右手首に左拳を打ちつけるように腕を組み、幾重もの超絶光子プラズマを重ね合わせ、七色の光として放つ超必殺光線。『ネクサス』最終話でダークザギのライトニングザギとぶつかり合い、押し戻してダークザギを宇宙の塵に帰した。
ノア・インフェルノ (最終話)
拳に纏った1兆度の炎を拳と共に敵に叩きつける。『ネクサス』最終話でダークザギを大気圏外まで跳ね飛ばした。
グラビティ・ノア
両掌から放つ超重力波動が、相手を押しつぶして粉々に粉砕する驚愕技。『ネクサス』最終回に於いて、ダークザギが使ったグラビティ・ザギのノア版。重力破壊光線。
ノア・スパーク (最終話)
スパークした両手から同時に発射する、牽制用の光の刃。『ネクサス』最終話ではダークザギに両腕を接触させた状態で使用、ダメージを与えた。
ノア・サンダーボルト
ノアイージス左右の先端からそれぞれ放電、それが交差して、雷状の強烈な電撃となる。
ノア・ブリザード
絶対零度のブリザードで、相手を永久氷壁に封じる。
ノア・シュート
左手に添えた右拳から、強力弾を打ち込む。
シャイニング・ノア
体から放つ光で相手を消滅させる。
ノア・ウェーブ
手から放つ光が、偽物の正体を暴き、仲間を呪縛から解放し、傷ついた相手の体力を回復させる等の奇跡を起こす。
ノア・リフレクション
敵が繰り出した光線技を反射して撃ち返す。
ノア・ギャラクシー
特殊波動で集めたアステロイドベルトの隕石群を操る。
ノア・ミラージュ
自らの幻影を作り出し、敵を翻弄する。
ノア・スルーアイ
両目から発せられる特殊光線で、不可視のものを可視化させる。
ノア・パンチ
超重力波動を放ちながら繰り出す必殺パンチ。
ノア・キック
超重力波動を放ちながら繰り出す必殺キック。
ノア・エルボー
超高速で決める肘撃ち。
ノア・ザ・ファイナル
ノア3大究極技の1つ。自身の全エネルギーと引き替えに次元の狭間に相手を封印する最大最後の大技である。雑誌展開におけるダークザギとの最終決戦で使用、ダークザギを自分もろともM78星雲世界からウルトラマンネクサス世界へ戻した。
ディメンション・ノア
ノア3大究極技の1つ。ノアイージスから発するディメンショナルエナジーで、時空を超える能力。この能力故に、あらゆる次元のウルトラマン世界にノアはその姿を現すことができる。
ウルティメイト・ノア
ノア3大究極技の1つ。ノアイージスに封じ込まれた莫大なウルティメイトエネルギーを全解放すると考えられるが、使用された記録は無く、詳細は全く不明。


ウルトラマンノアの戦いの歴史
2万年以上前(ネクサス世界):M80さそり座球状星団にある来訪者の星にてスペースビーストを壊滅させる。しかし、自身もそのエネルギーの殆どを使い果たし、眠りにつく。自らが作り出したウルティノイドザギの暴走を畏れた来訪者により、彼らの星は破壊される。その際に、ザギと共に、眠りについていたノアも異世界に飛ばされる。
不明(M78星雲世界):時代は不明だが、ウルトラ6兄弟と共闘し、ダークザギや怪獣軍団と戦っている(『バトルオブドリームNOA』)。こちらの世界の地球ではノアの神と呼ばれるウルトラマンの様な光の巨人が、5000年前のバラージに現れたという記録があるが、ノアとの関係は不明。ダークザギとの最終決戦に於いて、「ノア・ザ・ファイナル」を使い、共に次元の彼方へと消え去った。この際、ダークザギは体を失い、地球に向かう。また、ノアもその力の殆どを失い、ウルトラマン・ザ・ネクストの姿となる。
西暦2004年(ネクサス世界):スペースビースト、ザ・ワンを追って地球へ飛来、航空自衛隊隊員の真木舜一を最初の適能者として選び融合、ザ・ワンを撃退するも、彼の命を救うために力の殆どを使い、眠りにつく(『ULTRAMAN』)。
西暦2008年(ネクサス世界):巨大スペースビーストの登場により、眠りから目覚めた彼は姫矢准を第二の適能者として選び、戦いを始める。
西暦2009年(ネクサス世界):ダークメフィストとの戦いの後、千樹憐を第三の適能者として選ぶ。イズマエルとの戦いの後、西条凪を第四の適能者として選ぶが、ダークザギの罠にはまり光を奪われる。その後孤門一輝を第五の適能者としてダークザギと対峙、2004年の記憶を取り戻した人々の声援により、ウルトラマンノアとしての姿を取り戻し、ライトニングノアにてダークザギを撃破する(『ウルトラマンネクサス』)。


| ウルトラマン | 23:35 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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NEXUS

最近、見始めました。
気になったからね。
案外面白かったよ。
うむ。
まぁ、子供たちには難しい話だとは思うけどね。
でも、面白かった。

| ウルトラマン | 22:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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新世紀GPX サイバーフォーミュラSAGA

久しぶりにサイバーフォーミュラSAGAを見ております。
結構忘れたことがあったので復習を・・・
本当に忘れたことが多かったです。
ですから、サイバーフォーミュラMARIAのRACEⅠの内用を、少し変えさせていただきました。
うん。
忠実にね。
現在、RACEⅡを鋭意製作中です。
これからもよろしくお願いします。

| アニメ | 23:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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戦う交通安全!

カーレンジャー!
です。
なにかと、不評なこの作品。
でも、私は大好きですね。
笑の坪を心得ているとでも言いましょうか?
それは笑えます。
お勧めです。
もう、六人目の仲間で、シグナルマンってのがいるんですけど、ヤバイ受けます!途中で敵に操られるんだけど、たった一羽で元に戻るというね。凄いですよ。しかも、方法がげっぷという・・・一見ふざけているように見えるんですけど、こっちにしては大歓迎な面白さ。今でも、衰えない面白さだとは思うんですけど、私の様なファン以外の方々からは不評のようで・・・
特に好きなのは、通販の品物で戦う敵がいるんですけどね、クーリングオフという方法で、戦わせないという凄さ!
いやぁ、こんなお笑い戦隊物。
もう一回、創って欲しいな。
キャラも、余計に丁寧語な奴とか、関西弁や、その他諸々のキャラ・・・大爆笑ですよ。
敵もバラエティ満載で、あれほど笑える敵幹部もいませんね。
そんな、素敵なカーレンジャーの・・・
あらすじ
地球からはるか遠く離れたハザード星は、宇宙暴走族ボーゾックの蹂躙の末、花火にされ滅亡した。ボーゾック打倒を誓うハザード星人の少年ダップは、超豪華花火にされた母星を後に、母親が死の直前に語った「星座伝説」の戦士「カーレンジャー」がいるという惑星・地球に向かう。一方、ボーゾックもまた、次なる暴走の舞台を惑星チーキュ(劇中でボーゾック構成員は地球をこう呼ぶ)に定めていた。

ダップがたどり着いたのは日本の小さな自動車会社「ペガサス」。彼はここで働く5人の若者に素質を見出し、自身の特殊能力「クルマジックパワー」をはじめ、あの手この手を使って5人をカーレンジャーに変身させる。最初は乗り気でなかった5人だったが、ボーゾックの本格的侵攻を目の当たりにし、カーレンジャーとしてボーゾック退治の決意を固めた。

ボーゾックという宇宙暴走族・・・聞いただけで、大爆笑です。
また、仲間内の決断力も素晴らしいほど安定しており、他の戦隊シリーズにも無いほどの団結力です。権力抗争なんてありません。


登場人物
カーレンジャーと周囲の人々
レッドレーサー/陣内恭介(じんない きょうすけ) - 演:岸祐二 スーツアクター:横山一敏、福沢博文
カーレンジャーのリーダーで23歳。自動車会社ペガサスのテストドライバーだが、町工場レベルのペガサスなので実態は代行運転等の雑用係。そのためか、サボり・居眠りの常習犯。左利き。
ノリがよくて能天気ではあるが、やるときはやる男で、リーダーの自覚も強い。元はレーサー志望で、ドライビングテクニックはメンバー中一番。車に対する思い入れや愛着も人一倍強い。
ゾンネットに、レッドレーサーとしての姿を惚れられたが、彼が変身した姿であることは知られていないので、普段ゾンネットをはじめとするボーゾック幹部からは「猿顔の一般市民」と言われている。さすがに最初は(レッドレーサーの代理という形で)ふってしまったが、そのうち恭介自身もゾンネットを好きになったため、どう対応するべきか悩み続けたが、終盤で自らの正体を明かして告白、晴れて相思相愛になる。
毎月の給料は税込みで19万3千円。
個人武器は、ギガフォーミュラのノーズ部分が変形する剣フェンダーソード。
ブルーレーサー/土門直樹(どもん なおき) - 演:増島愛浩 スーツアクター:竹内康博
ペガサスのカーデザイナー。まだ17歳(途中で18歳になる)だが、その才能は大手メーカーからも引き抜きの手が伸びるほどで、給料は5人の中で一番高い21万円。いつも図面を引いているが、天馬社長の意向により、実際の車としては作ることは出来ていない。
必要以上と思える丁寧な言葉遣いをし、語尾には必ず「~でございます。」を付けるが、この話し方は幼少の頃からすでに始まっていたようだ。温厚で女性が苦手な超純情青年で、綺麗な女性に話しかけられるとうろたえてしまう(菜摘や洋子と知り合った直後も、その性格のため慣れるまでかなり苦労したとのこと)。幼い頃、捨てられた動物を助けられなかった(親が飼うことを許可してくれず、結局再度捨てる羽目になった)ことがトラウマになっており、それ故にかわいそうな動物を放っておけないが、変わった生き物を拾ってくることもある。
個人武器は、ギガフォーミュラのエンジンマフラーが分離する大型の銃マフラーガン。
グリーンレーサー/上杉実(うえすぎ みのる) - 演:福田佳弘 スーツアクター:大藤直樹
カーレンジャーのサブリーダー。ペガサスの営業担当。その為、新兵器ギガブースター開発時には、他のメンバーが設計や製作などで個々の能力を生かす中、全くやることがなく居眠りをしていた。
大阪出身であり、話し方はバリバリの関西弁。チーム最年長の24歳だが、ひょうきんな3枚目でそそっかしい性格から、アクセルブレスを紛失してしまったり、完成したばかりのギガブースターを揺り篭と間違えて客に送ってしまったりと、かなり失敗が多いため年上の威厳は皆無で、ゆえに洋子にさえ注意を受けるほど。そんな人柄ゆえか恭介と対立して自ら「新リーダー」を名乗った際、誰も付いて来ないという事態まで起きた(結局、恭介と和解し元の鞘に戻った)。しかし、前述のギガブースターの一件のように自分の失敗の責任は自分で取ろうとするなど、責任感は強い。幼少時代、魚を釣っている時に雷に打たれ、奇跡的に軽傷で済んだものの、そのトラウマから雷が大の苦手(後に電気うなぎを食べて克服する)。同期入社の恭介とは漫才コンビ状態。レッドレーサーに惚れたゾンネットのことを敵と承知しつつ「結構いい女や」と言ったり、カーレンジャーファンとして接近してきたラジエッタに大喜びするなど、やや女好きな一面もある。毎年神社に優勝祈願するほど熱狂的な阪神タイガースのファンでもある。
給料は5人の中で一番安い17万8千円。
個人武器は、ギガフォーミュラのボディそのものが砲身の携帯キャノン砲エンジンキャノン。
イエローレーサー/志乃原菜摘(しのはら なつみ) - 演:本橋由香 スーツアクター:大林勝
負けん気の強い19歳で、ペガサスのメカニック担当者。スパナ片手にどんなメカでも直したりばらしたりする腕前を持ち、安全ピンだけでアクセルチェンジャーを修理したことも。恭介と直樹に仕事が回ってこないため、実質ペガサス内の仕事はほぼ彼女がこなしている状態であり、周りからの信頼も厚い。
姉御肌で直樹のことを非常に可愛がっており、また、子どもっぽい洋子にアドバイスを行うこともある。メンバーの中では一番の常識人であり、実が新リーダーを名乗った時には、直樹と洋子は実ではなくて彼女についたという事もあったが、直樹を無理やり弟にしようとするなど、時折見せる暴走の度合いは他のメンバーにもひけをとらない。女性らしさも洋子以上で、ゾンネットがレッドレーサーに送ってきたラブレターを読み、それが敵の策略などではなく本音であることを感じ取り、恭介に「ヘタに断ってはいけない」と忠告もしている。
給料は20万2千円。
個人武器は、ギガフォーミュラのサイドガードをそのまま使用するナックルサイドナックル。
ピンクレーサー/八神洋子(やがみ ようこ) - 演:来栖あつこ スーツアクター:中川素州
19歳。ペガサスの経理担当者。自動車会社に勤務しているとは思えないほどメカオンチ。
仕事柄お金には厳しく、修理経費などで菜摘とやりあったりもしているが、自身の性格は乙女チックで甘えん坊で、しかも怒らせると怖い。極度の方向音痴でもある。自身の体重を極度に気にしているようで、「数値」を操るPPラッパーは、彼女の体重計をも操ったと誤解され倒されている。
給料は本人曰く、20万とちょっと。
個人武器は、ギガフォーミュラのフロントバンパーが外れて2本のビームを放つビーム弓バンパーボゥ。
ダップ - 声:まるたまり スーツアクター:田邊智恵
ハザード星人の少年。故郷のハザード星を、ボーゾックに花火にされ滅ぼされた。母の死ぬ間際の言葉を頼りにクルマジックパワーを習得、星座伝説を元に地球に降り立ち、ペガサスの5人を半ば無理矢理カーレンジャーにした張本人。
本作品における指揮官的存在だが、年齢が年齢だけに基本的に子どもっぽい。語尾に「~だっぷ」を付けるのが口癖。普段は、ペガサスの工場裏にクルマジックパワーで作った亜空間秘密基地に潜んでいる。
ハザード星人の習性上、冬季には冬眠しなければ生きてゆけない。しかし地球の環境が合わなかったのか、ダップは冬眠ではなく夏眠してしまった。
シグナルマン・ポリス・コバーン - 声:大塚芳忠 スーツアクター:O-BITOH、武智健二
ポリス星からやってきた宇宙の警察官。ボーゾックを逮捕するため、妻子を残し地球に単身赴任してきた。一応6人目の戦士的ポジションではあるが、『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャマンに続く人間体を持たない戦士である。武器は、通信機・電磁警棒・銃に変形する万能ツール「シグナイザー」。愛車はポリスピーダーというバイク。
幼少の頃から、夏休みには塾に通い勉強付けだったりとかなりの頑固者かつ融通が利かない性格で、その点では宇宙でもかなり有名。さらに交通ルールに異様にうるさい交通安全体質で、宇宙でもルール(特にスピード違反)を守らない者に対してはたとえカーレンジャーであっても容赦しないため、ボーゾックの追跡が遅れてしまうことやそのまま見失ってしまうことすらあった。
移動式の交番『コバーンベース』で活動しているが、裏通りの橋の上や資材置き場脇の歩道など、人通りのない辺鄙な場所にばかり設置する上、本人はそのような場所に人があまり通らないことを自覚してないので、「誰も通らない…」と人が通らないことをよく嘆いている。
さらに以前取調べをしたリッチハイカーの顔を覚えていなかったというやや記憶力に乏しい面もある。
職務には忠実なのだが、上に述べた事実を照らし合わせても、警察官としてはお世辞にも優秀とはいえない。ゆえに結構な歳ながら出世できず、実質的に左遷状態の交通巡査である。しかし、妻・シグエ、息子・シグタロウを誰よりも大事にし愛する家庭的な心優しい父親であり、ゆえに息子と同じくらいの年頃の市太郎に息子の面影を見ており、市太郎とはとても仲がいい。
融通が利かない面が目立つが、「宇宙お笑い君こそスター誕生」に出て4週間勝ち抜いたというくだけた一面もある。地球の紅しょうがを気に入るが、名前が分からず「赤いの」と呼んでいた。歌も上手であり、『激走戦隊カーレンジャーvsオーレンジャー』ではそれを生かして事件を解決した事もある。非常に目立ちたがりでもあり、彼抜きでロボ戦が始まると、大抵「本官の許可無く勝手に戦うんじゃない!」などと言って、サイレンダーで割り込んでくる。
一時期、エグゾスがポリス星にばら撒いたガスを吸ったことで、カーレンジャーに憎しみを抱くよう洗脳され、ボーゾックに協力したことがあった(その際に身体の信号がすべて消え、一人称も普段の「本官」から「俺」に変わっていた)が、ダップの「サイダーを飲ませてゲップをさせ、洗脳ガスを体外に排出させる」という奇策というか珍作戦によって、わずか2話で元に戻る。
最終回以降はポリス星へ帰り、警部補昇進試験を目指して猛勉強を始めた(ということは、巡査部長には昇進していたらしい)。
天馬市太郎(てんま いちたろう) - 演:寺岡龍治
総一郎の息子。工場によく遊びに来る為、5人とは仲がいい。シグナルマンとも仲が良く、時々コバーンベースで留守番したり一緒に「勤務」することも。終盤でカーレンジャーの正体を知った唯一の民間人。
ラジエッタ・ファンベルト - 演:濱松恵(25話のみ)・須藤実咲(34話~)
ファンベル星出身の第2皇女。カーレンジャーに憧れ、はるばる地球までやって来た。カーレンジャー6人目の「ホワイトレーサー」を名乗るも、本当は魔法で変身できるだけのただのファンだが、6人目を名乗るだけあってそれなりの強さも備えており、カーレンジャーの窮地を救う活躍も見せた。2度目の登場以降は演ずる俳優が交代しているが、グリーンレーサーの「あれ、前と雰囲気変わったんとちゃうか?」の一言で片付けられている。頑張り屋な一面もあり、2度目の登場ではラジエッカーをロボに変形して戦えるよう改造し、3度目には更にそれを巨大化して戦えるように改造していた。
実はゾンネット=バニティミラーの妹。
VRVマスター - 声:小林清志  スーツアクター:森山貴文、武智健二
ダップが冬眠中に登場した、黒いマスクとスーツを纏った謎の男。正体はダップの父親で、訳の分からない“宇宙美学”追求のため、ブラリと旅に出ては長く家を空ける習性のある、気まぐれな風来坊親父だった。そのため妻(ダップの母親)にも、ほとんど諦められていたらしい。
ある時、久しぶりに旅から帰ってみると既にハザード星はボーゾックに花火にされ消滅してしまった事を知り、失意の内にあてもなく宇宙をさまようようになり、そのうち人々からは「宇宙の一匹狼」と呼ばれるようになる。そんな中、息子・ダップの生存とカーレンジャーの噂を耳にし、ダップの冬眠に伴うカーレンジャーのピンチを予期。急遽VRVシステムを完成させ地球に飛来、予想通りピンチに陥っていた彼らにVRVシステムを授けた。マスクとスーツを纏っていたのも、こういった経緯からダップに対して負い目があり、ダップを支えていたいものの顔を合わせ辛いという気持ちから名乗らず、ダップでなければ正体を見抜けないような行動を取るだけにしていた。
コーヒー牛乳が大好物(コーヒー牛乳のフタを武器として使う“シュラシュシュシュ”なる遊びをダップに教えていた事も)で、放浪時代は朝から晩まで浴びるように飲んでいたため、ハザード星人にも拘らず冬眠しない体質になってしまった。性格はクールで飄々としており、何を考えているのかよく分からない。地球においては、“パチンコをした後にところてんを食べて、(髪の毛もないのに)床屋さんに行く”という生活をしており、パチンコの景品は大抵ドロップに変わる(抱えてる量から考えて、そんなに大勝ちはしていないものと想われる)。やたらと格好のつけた臭いセリフ(例:「この星の夕日は、俺には眩し過ぎる」)を吐く。
最終回では、ダップとともにビクトレーラーで宇宙を放浪する姿が見られ、素顔も見せた(胴体の半分ほどはある頭が、何故通常のフルフェイスのヘルメットに収まっていたのかは不明。)。
天馬総一郎(てんま そういちろう) - 演:エド山口
株式会社ペガサスの社長。市太郎の父親。
恭介に言わせれば、皆をこき使う存在とのことだが、5人を旅行に連れて行くなど、基本的にフレンドリーな性格。また、カーレンジャーのサインを貰って喜んだり、自分の会社の地下に基地を作られても気付かないなど、かなりのおとぼけキャラでもある。中盤以降は出演しなくなる。
天馬良江(てんま よしえ) - 演:岩崎良美
市太郎の母親であり、総一郎の妻。当初は総一郎同様かなりとぼけたキャラクターだったが、ボーゾックに振り回されたことから異星人に対しては神経質になっており、市太郎がボーゾックにさらわれた際には、「一緒にいたせいだ」と激しくシグナルマンを叱責した。総一郎、市太郎以上に出演回数は少ない。
芋長(いもちょう)主人 - 演:南州太郎
宇宙人を巨大化させる芋羊羹を唯一売っている和菓子屋「芋長」の店主。グラッチに最初に芋羊羹を売った際は「変なのが芋羊羹買って行った~」と腰を抜かしたが、結局慣れたのかそれ以降は普通に売ってやっていた。無論、自分の作った芋羊羹でボーゾックが巨大化するという事実は一切知らず、ボーゾックも彼に対する扱いはそれなりに丁重。
芋羊羹には並々ならぬこだわりをもっており、自宅の床の間に飾ってある掛け軸には「芋羊羹」と書いてある。その一方で「本当はケーキ屋になりたかった」と話している。
若い頃はかなりの美形で、38話にてエグゾスの若返りパックで若返り、「イモタク(演:滝智行)」と名乗ったこともあった。
シグエ - 声:長沢美樹
シグナルマンの妻。頭の3方に信号(髪?)が付いている風貌は、サザエさんを思い起こさせる。
シグタロウ - 声:沢田雄希→池上央将
シグナルマンの息子。単身赴任中の父・シグナルマンが大好き。
エグゾスのばら撒いたガスを吸い、喉に痛みを感じるよう洗脳されたが、カーレンジャーがポリス星に送ったサイダーにより、無事回復する。

彼等は素晴らしい。
余計に敬語な人とかね。
シグナルマンなんて、宇宙お笑い何たら大会で、四週連続優勝というIKKOさんもビックリな展開ですよ。
赤の人なんて、猿顔呼ばわりですからね。
何だ?
ペガサスの社長さんなんて、凄い外見だけで、ギャグ担当なキャラクター・・・いやぁ、良いわあ・・・
あの、レッドレーサーがやけに張り切る話も面白いのよ。
グリーンレーサーは無理矢理、ロボットを合体させたり・・・
ブルーレーサーは温厚で女性が苦手な超純情青年・・・
イエローレーサーは時折見せる暴走の度合いは他のメンバーにもひけをとらないし・・・
ピンクレーサーは自身の性格は乙女チックで甘えん坊で、しかも怒らせると怖いし極度の方向音痴・・・
うん。
素敵だ。
イモ拓の話も良かったなぁ・・・


宇宙暴走族ボーゾック
宇宙各地の荒くれ者が、ガイナモを中心に集まって結成された宇宙暴走族。平和な星を面白半分で襲い、花火のように爆発させ滅ぼす事を楽しみにしている。人工惑星・バリバリアンを根城とし、多種多彩な巨大装甲車「バリッカー」で地球を暴走する。暴走族なのになぜか月給制。
ダップの故郷ハザード星を滅ぼした後、今度は地球を花火にしようと企み(TVCFでは「チーキュにヤキ入れにいくぞ」とガイナモが叫んでいた)襲来するも、元々頭の良くない集団という事もあり、カーレンジャーの活躍によって失敗続き。『ヘルスボーゾック』『デビルボーゾック』等と改名してみたり(結局は元のままに落ち着く)、スランプに陥ったりなど、一向に成果は上がらない。
ボーゾックの発音では地球は「チーキュ」、日本は「ニッポンポン」となる。 多種多様な異星人により構成された組織で地球人がいないという事もあり、皆カーレンジャーの姿を素顔と思っており、終盤まで地球の一般市民が変身した装備の姿だとは夢にも思っておらず、その事実を知ってショックを受ける者まで出る始末であった。
実は暴走皇帝エグゾスに利用されており、真実が明らかになった後は、ゾンネットの仲裁によりカーレンジャーに協力しエグゾスと戦った。最終話でバリバリアンがエグゾスへの特攻で消滅してしまったため、エグゾスを倒した後、ほとんどのメンバーは更生し地球に定住。幹部は以下の通りの進路に進み、その他の生き残ったメンバーは地球で芸能プロダクションを設立し生活している。
総長ガイナモ - 声:大竹宏
ボーゾック総長。親分肌かつ俺様的な性格で、当初は戦隊悪役らしく暴れていたものの、番組中途からはその頭の悪さだけがクローズアップされ、完全にギャグキャラに。ゾンネットにベタ惚れしているが、全く相手にされていない。リッチハイカーのボーゾック乗っ取り事件の際は、「熱い友情で結ばれていた」はずの部下に金で転ばれるという失態を演じ、パチンコ屋や焼肉屋でバイトするハメになった。冷酷な悪役から、「基本的に根はいい奴」になった珍しいボス。
とはいえ、ノリシロン-ファイナルを使ったロボ戦では合体前を狙うという戦術を見せ、ゼルモダに「あったまいい」と言わしめ、敗れたものの体面を保った。
最終回では、部下に見捨てられていた頃に働いていた焼き肉屋に就職しており、『電磁戦隊メガレンジャー VS カーレンジャー』では本人の出番こそ無かったものの、弁当屋「キッチンがいなも」を独立開業して、元気でやっているらしく、メガレンジャーとカーレンジャーの面々がその弁当を食べている。
名前の由来はダイナモ。
美女ゾンネット(バニティーミラー・ファンベルト) - 演:七瀬理香
ボーゾックのアイドル。その正体はファンベル星の第一王女で、お姫様暮らしが嫌で家出、ボーゾックに転がり込んだ。可愛いけれどもワガママな家出不良少女。ガイナモに惚れられているが、本人はそれを利用して彼を顎で使う。
レッドレーサーに一目惚れするが、「住む世界が違う」と恭介を通じて(当時はレッドレーサーの正体を知らず、恭介の事は“サル顔一般市民”としか認識していなかった)ふられてしまう。後にその正体が恭介自身だと知り、憧れの人が“サル顔一般市民”であったことにかなりのショックを受けたが、自分を救おうと必死で戦う恭介の姿に心が動き、晴れて相思相愛の仲に。
終盤にて、ファンベル星がエグゾスの手により侵攻されたことをラジエッタから聞き、エグゾスの本性をいち早く見抜きボーゾックを脱退。ボーゾックがエグゾスに裏切られた後、彼らを説得し手を結ばせた。
最終回では、ラジエッタに見合いを勧められるが全て拒否し、空を見上げつつ恭介に想いを馳せていた。
名前の由来はボンネット、本名の方は化粧用鏡のバニティミラーと自動車部品のファンベルトから。
副長ゼルモダ - 声:津久井教生
ボーゾックのNo.2で戦闘隊長。ガイナモとは共に艱難辛苦を乗り越えた仲であるが、金で裏切るなど割と現金なところもある。戦闘員を詰めた壺に乗り浮遊して登場することが多い。
初期は冷酷かつ残虐なキャラだったが、最終的にはやはりお茶目に。幼少時代に雷をバカにして火傷をしたトラウマから、雷が大の苦手だったが、14話で、バキバキ伝説に挑み、突破したことで克服した。
最終回では、グラッチとともにランドセルを背負って小学校に通う姿が見られた。
ネーミングの由来はセルモーター。
発明家グラッチ - 声:長嶝高士
ボーゾックの発明家だが、機能よりも趣味とノリでデザインばかり重視するため、発明するものはほとんど役に立たない。芋長の芋羊羹による巨大化作用を偶然にも発見(特に解明したわけではないのがこの作品らしい)。リッチリッチハイカーが奪ったRVロボをボーゾック乾電池で悪の尖兵としたことも。
番組後半はエグゾスの出現と、彼からの雑誌による武器供与により印象が薄いが、ノリシロンの組み立てにも立ち会った。しかし、腕の割りピンを付け忘れるという大失敗をしでかし、エグゾスからお仕置きを受ける。
芋羊羹を買いに行くのは大体彼の役目で、どこで換金したのかは不明だが毎回ちゃんと代金500円を払っていた。
最終回ではゼルモダ共々小学校に通っていた。
ネーミングの由来はクラッチ。
リッチハイカー教授 - 声:田中信夫
16話から登場。ボーゾックの悪事を成功させるべく、ガイナモが呼び寄せた犯罪コンサルタント。インテリ系な性格でプライドが高い。実はかなりのエロオヤジ。請求している給料はやたらと高いが、かなりまけさせられていた様子。人間の姿(声を担当した田中自らが演じている)に変身することができる。
28話のボーゾック祭りにおいて、手違いで全宇宙の邪悪エネルギーを一人で浴びてしまい、金色に姿が変わってパワーアップ。リッチリッチハイカーと名乗り、ガイナモとゾンネットを追放、その他の構成員を買収し2代目総長としてボーゾックを牛耳った。自分の手持ち資金に加え、ガイナモがゾンネットとの結婚資金として貯めていた秘密定期預金を勝手に下ろし、強力な怪獣メカ『ブレーキング』を製作。RVロボを一度は倒し持って行ってしまったが、31話でVRVロボのビクトリーツイスターで葬り去られる。ボーゾック幹部の中で(黒幕であるエグゾスを除けば)唯一の死亡者。笑い声は「リーチッチッチ!」。
ネーミングの由来はヒッチハイカー。
宇宙ゴキブリ・ゴキちゃん - 声:桜井敏治
元々はボーゾック基地の内にいた宇宙ゴキブリだったが、グラッチに芋長の芋羊羹を食べさせられ巨大化。その後も何故か準レギュラーとして最終回まで登場した。「ゴキ!」や「ゴキー!」といった言葉しか話せない。実は養殖ゴキブリ。
戦闘員ワンパー
ボーゾックのカラフルな下級戦闘員。白は1人しかいない。元は蛸らしく、普段は『NO FUTURE NO WAY』と書かれた蛸壺に入っており、倒されると蛸の姿になってしまうことも。また、たまに日干ししないとカビ臭くなってしまう。
ゼルモダやボーゾックの荒くれ者の号令で一気に飛び出し、口から吐く墨やビーム砲にもなる剣を武器にして戦う。ちなみに壺からは大抵一気に飛び出すため、ゼルモダはよく足を踏まれるらしい。基本的に「チース」としか喋れない。
ネーミングはワイパー+バンパー。
暴走皇帝エグゾス - 声:小林修
37話から登場。スピード違反は当たり前、交通事故も起こし放題の「恐怖の大宇宙ハイウェイ」を建設することを目論む宇宙の地上げ屋。カーレンジャーの世界観にはそぐわないほどの正統派の悪役。ハザード星の正義の星座伝説と対をなす悪の星座伝説の力を持つ。5つの車型星座を全て飲み込んでしまうなど、計り知れないスケールを見せる一方、宇宙の悪人たち向けの『宇宙ランド』なる雑誌を発行しているなど庶民派な一面も。
本来ボーゾックとは全く関わりはないが、ハイウェイの建設予定地にハザード星や地球などの惑星が点々と存在していることを邪魔に思い、自分の手を汚さずにそれらの惑星を始末しようと考え、ボーゾックをそそのかして操っていた黒幕であった。一方のボーゾックはエグゾスを“ボーゾックのファンで、色々物をくれる気前のいいおっさん”程度の認識しか持っていなかった。
「占い師スゾグエ」を名乗り、ガイナモに「『ハ』で始まる星を滅ぼすといいことがあるでしょう」という年賀状を送って、ハザード星を滅ぼさせるよう仕向けた。同じように地球も消滅させようとしたのだが、ボーゾックがうまい具合に地球に向かったためそのまま静観することに。しかし、いつまで経っても地球がなくならない上、彼らはスランプに陥ってしまったので、遂にボーゾックの前に姿を見せ、雑誌の付録・ノリシロンシリーズを与えたりと、あれこれ手を出すようになる。
終盤でボーゾックを見限り、彼らもろとも地球を滅ぼそうとしたが、ゾンネットがボーゾックとカーレンジャーの手を結ばせてしまう。その後ボーゾックからバリバリアンを借り受けた恭介達によって、突撃され倒される。しかし全宇宙の邪悪エネルギーを吸収して復活、エグゾス・スーパーストロングへとパワーアップし、カーレンジャー&ボーゾック連合軍に戦いを挑む。再戦ではVRVロボの「ビクトリーツイスター」も受け付けず大破させ、続くRVロボの「激走斬り・ハイパークラッシャー」で穴を開けられるも再生して大破させるなど圧倒的な強さを見せつけるが、ガイナモにグラッチが買っていたが使わなかった為に賞味期限切れしていた「腐った芋羊羹」を口に投げ込まれて人間サイズに縮小し、腹痛に苦しんでいるところをカーレンジャーにとどめを刺された。史上まれに見る馬鹿馬鹿しい理由(ある意味カーレンジャーらしい)で敗北を喫した最終ボスであるといわれる。
名称は排気管のエキゾースト(エグゾースト)に由来する。


また、ね。
素晴らしいのがアレですよ。
芋羊羹でデカクナルそして、ロボットの登場・・・
凄まじい展開です。
さらに、腐ったり、市販のものを使うと・・・
逆に縮小するという・・・
前代未聞な展開ですよ。
ラスボスなんて、腐った芋羊羹で弱体化・・・ビックリだ!
宇宙ゴキブリはそこにいるだけ・・・
色あせる事の無い素敵で、戦隊者の中で一番好きな敵の幹部でござい。
ボーゾック祭という素晴らしき行事も・・・
ドンだけ、笑い転げたことか・・・
ね?
凄いよ?




装備・技
共通装備・必殺技
アクセルチェンジャー
カーレンジャーに変身するためのブレス。ブレスレットのアクセルブレスとエンジンキー型のアクセルキーからなる。右手をもったアクセルキーを掲げ、「激走!」と叫び、左手にはめたアクセルブレスに差し込んでエンジンを掛ける時と同様のようにして「アクセルチェンジャー!」と叫んで変身する。
オートブラスター
右腰のホルスターに入っている銃。「シフトアップ!」と叫んで後部を引っ張ると、オートパニッシャーに変形する。オートパニッシャーは、オートブラスターの20倍もの威力がある。
バイブレード
バックルに入っている剣。柄の下部のグリップを引っ張ると破壊力がアップするフルパワーモードになる。
カーナビック
洋子と菜摘が開発した策敵システム。2つある。2つのモードがある。
ナビックコム
カーナビ形態。姿を消したボーゾックを発見することが出来る。
ナビックショット
銃形態。姿を消した敵でも追尾して命中することが出来、障害物に対しては、曲折して避けることも出来る。オートパニッシャーと合体させると百発百中のナビックブラスターになり、オートパニッシャーの3倍の威力を発揮する。
ギガフォーミュラー
フォーミュラーマシン型の武器。組み替えるとフォーミュラーノバに変形する他、分解すれば個人武器フォーミュラーウェポンになる。マニュアルは日本語。
フォーミュラーノバ
ギガフォーミュラーを組み換えた初期の必殺バズーカ砲。ドラゴンクルーザーに装備可能。
ギガブースター
26話から登場。営業である実を除く4人とダップの手で開発された、必殺バズーカ砲に変形するフォーミュラーマシン型武器。飛行形態に変形できる。ドラゴンクルーザーに装備可能。
ブースターキャノン
ギガブースターが変形した後期の必殺バズーカ砲。フォーミュラーノバの5倍の破壊力を持つ。
カーレンジャー・クルマジックアタック
5人が突進しながら光と化して一つに固まり、体当たりする。最終話でエグゾスを倒した。
個人武器・技
レッドレーサー
フェンダーソード
フォーミュラーマシンのフェンダー部分が変形したステラメタル製の特殊な剣。どんなに硬いものでも一刀両断する。フェンダーソードとバイブレードの二刀流で体当たりして敵を切り裂くツインソード・ツインカムクラッシュという技がある。
ドライビングアタック
体をきりもみ回転させて敵に突撃する。
ピストンブロー
きりもみ回転で勢いを付け、アッパーカットを食らわす。
ブルーレーサー
マフラーガン
フォーミュラーマシンのマフラーが変形した2丁の大型銃。2700度の超高温ヒート火弾を撃ち出す。
ヘアピンキック
高速回転しながらキックする。ジャンプしながらより高速で何度も蹴るハイパーヘアピンキック、宙返りしながら敵を蹴り上げるバック転ヘアピンキックという応用技もある。
ハッシングフラッシュ
頭部のライトから放つ閃光。ドラゴンクルーザーのライトと同時に放つ事もある。
激走カーウォッシャー
水と木の葉で、相手の身体についた毒物を一瞬で洗い落とす。7話で使用。
グリーンレーサー
エンジンキャノン
フォーミュラーマシンのエンジン部分が変形したバズーカ砲。破壊力抜群の強力なエネルギー弾を、マッハ1の速さで発射する。
ピットインダイブ
地面にうつ伏せになり、ワンパー達の足元をすくうようにして地面を泳ぐように突進する。
グリーンレーサー浪花蹴り
空中できりもみ回転しながら両足でキックする。「なにわげり」ではなく「なにわけり」と呼称する。
スクランブルチョップ
ジャンプで敵に突撃して決めるダブルチョップ。
イエローレーサー
サイドナックル
フォーミュラーマシンのサイドバンパーが変形した特殊ナックルガード。巨大な岩も打ち砕くほどにパンチ力を倍増させ、電撃を流して敵を痺れさせる。これを使用した「ナックルボンバー」という技があり、OOオーパに大ダメージを与えた。
チェッカーチョップ
高速回転チョップで敵の弱点を攻撃する。
激走メカニックばらし
伝説のスパナを使い、猛スピードで走る敵マシンを一瞬のうちに分解する。44話で使用。
ピンクレーサー
バンパーボウ
フォーミュラーマシンのバンパー部が変形したアーチェリー。二つの発射口からライトニングアローを発射する。
ホイルスピンキック
空中前転しながら敵を蹴り上げる。
ホイルスピンシールド
空中で高速前転して敵の攻撃を跳ね返す。38話で使用。
ピンク爆弾パンチ
怒りを込めた強烈なアッパー。11話で使用。
ピンクジャイアントスウィング
敵の足を掴んで振り回して遠くへ投げる11話で使用。
ピンクフライングアタック
しなやかに飛び、敵に素早くクロスチョップを放つ。11話で使用。
バイブレードおかえしワイパー
バイブレードをワイパーのように高速で左右に振り、毒ガス等を跳ね返す。6話で使用。
ピンクヒッププレス
全体重をかけ、お尻で敵を押しつぶす。
シグナルマン
シグナイザー
シグナルマンが携帯している宇宙警察官警察手帳。通常のIDモードから、放電可能な警棒のポリスバトンモードや、拳銃のガンモードに変形する。IDモードには録音機能がある。ガンモードでは高熱弾ヒートビーム、ショック波、冷凍弾の三種類のエネルギー弾を発射可能。
シグナルホイッスル
シグナルマンが専用メカのポリスピーダーやサイレンダーを呼ぶ際に使用する笛。




マシン
スピーダーマシン
レッドスピーダー1
レッド用カート。最高速度は時速350km。スピーダーガンを装備。
ブルースピーダー2
ブルー用カート。最高速度は5機の中では最大の時速450km。武器は無し。
グリーンスピーダー3
グリーン用カート。最高速度は時速350km。スピーダーミサイルを装備。
イエロースピーダー4
イエロー用カート。最高速度は時速350km。スピーダーカッターを装備。
ピンクスピーダー5
ピンク用カート。最高速度は時速350km。スピーダーレーダーを装備。
野生の車
隕石に閉じこめられていた、意思を持った自動車形機械生命体。誰も乗りこなすことのできなかった銀河に伝わる伝説の車。宇宙空間では自在に走れるが、ドラゴンクルーザーは大気圏内では飛べない。
ペガサスサンダー
スポーツカータイプの赤い車。飛行能力があるので買い物に便利。レッドが運転、ピンクが乗る。左ハンドル。走行速度は時速600km、飛行速度はマッハ1.2。屋根にビーム砲・ペガサスレーザーを装備。飛行時に全砲門からビームを一斉射撃する「ペガサスファイナルバーニング」という必殺技があり、WWワリッチョを倒した。
ドラゴンクルーザー ジープタイプの青い車。ブルーが運転し、グリーン、イエローが乗る。最高速度は時速550km。車体前部にウインチ・ドラゴンクローを装備。
シグナルマンのマシン
ポリスピーダー
シグナルマンの白バイ。宇宙空間も飛べる。最高速度は時速500km。前部のエンブレムとオレンジ色のライトからレーザー光線を発射する。シグナルホイッスルで召喚する。28話ではカーレンジャーがカーナビックを取り付けて自動操縦モードにし、シグナルマンを一度ポリス星に帰した。
コバーンベース
シグナルマンが常駐している移動交番。人通りのないところに置かれ、シグナルマンは独り寂しそうに勤務している。
巨大ロボ
RVロボ
6話から登場した5機のレンジャービークルが合体した巨大ロボ。合体コードは「激走合体」。合体後「バトルモード、チェンジアップ」の合図で立ち上がり、「エンジン快調! RVロボ」の合図で戦闘開始。横に「RV」の文字が出るのが特徴。
出力は2000万馬力。武器として剣のRVソードと盾のラジアルシールドを持つ。胸のハイパワーランプからプラグネードスパークを放つ。格闘技として、右足から繰り出す跳び蹴りの「RVロボ浪速蹴り(読み方は「なにわげり」ではなく「なにわけり」)」、左足キックの「イエロービークル回転キック」、右パンチの「ピンクビークルパンチ」がある。必殺技は、RVソードを構えて敵に突っ込み、回転切りでトドメを刺す「RVソード・激走斬り」。これの強化版として、激走斬りのモーションで相手の懐に飛び込み、RVソードで刺し貫く「激走斬り・ハイパークラッシャー」があり、こちらはエグゾススーパーストロングの体に穴を開けたが、すぐに再生された。また、TTテルリン戦では「回転スイカ割り」という縦斬りを使用してダメージを与えた。その他、VRVロボの武器であるVバズーカを使用してスカイギギューンを倒している。
怪獣メカ・ブレーキングに敗れ、一時はボーゾックの手に渡ってしまったこともあったが、カーレンジャーにより奪回。この時、敵はクルマジックパワーの代わりに、巨大なバッテリー〈ボーゾック乾電池〉を取り付けて動かしていた。最終回で巨大エグゾスに敗れて大破してしまうが、『電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー』では復活して登場し、メガボイジャーと共闘。両手両足はVRVロボと換装できる(玩具でも可能)設定で、本編中で一度実際に行っている。
レンジャービークル(RVマシン)
カーレンジャー5人の夢の車を具現化させた巨大なRV。カーレンジャーがスピーダーマシンごと搭乗する。合体してRVロボとなる。クルマジックパワーで動くため、排気ガスは出さない。
レッドビークル
レッド用クーペ。RVロボの頭と胸になる。走行中にRVロボの顔を出して喋らせる事も可能。最高速度はマッハ1.5。
ブルービークル
ブルー用四駆。RVロボの腹と大腿部になる。 最高速度は時速800km。
グリーンビークル
グリーン用軽四駆。RVロボの右足になる。 最高速度は時速840km。
イエロービークル
イエロー用軽四駆。RVロボの左足になる。 最高速度は時速840km。
ピンクビークル
ピンク用ワゴン。RVロボの両腕になる。最高速度は時速889km。
VRVロボ
30話から登場した5機のVRVマシンが合体した巨大ロボ(VRVロボは31話から登場)。合体コードは「必勝合体」。合体後「エンジン絶好調! VRVロボ」の合図で戦闘開始。 VRVマスター曰く「必ず勝つことを約束されたロボット」である。
力は3000万馬力。2丁のVガンと放水ノズルを装備。必殺技は、ビクトレーラーより送られる2本の巨大なバズーカ砲VバルカンとVバズーカによる砲撃「ビクトリーツイスター」。RVロボとの連携技として、VRVロボのビクトリーツイスターをRVロボがRVソード激走斬りで弾いて特定の場所以外に命中させる「RVソードツイスターカッター」があり、ランドズズーンを倒して、頭部に捕らえられていたダップのみを残している。また、両手両足をRVロボと換装することが出来る(玩具でも可能)。
ビクトリーレンジャービークル(VRVマシン)
VRVマスターがカーレンジャーに与えた巨大な「働く車」。それぞれが単独でロボットのVRVファイターに変形することもできる。合体してVRVロボとなる。
Vファイヤー
レッド用消防車。最高速度は時速800km。リキッドディスチャージャーから放水する。人型のファイヤーファイターに変形する。VRVロボの頭と胸になる。
Vポリス
ブルー用パトカー。最高速度はマッハ1.5。ポリスサイレンソニックを装備。体当たり攻撃のVポリスアタックが得意。人型のポリスファイターに変形する。VRVロボの腹と大腿部になる。
Vダンプ
グリーン用ダンプカー。最高速度は時速700km。荷台から大量の鉄球を転がして敵を転ばせる。人型のダンプファイターに変形する。VRVロボの右足になる。
Vドーザー
イエロー用ブルドーザー。最高速度は時速750km。前部のバケットは倒壊するビルも受け止める。人型のドーザーファイターに変形する。VRVロボの左足になる。
Vレスキュー
ピンク用救急車。最高速度は時速750km。上部から注射器形ミサイルを発射する。人型のレスキューファイターに変形する。VRVロボの両腕になる。
ビクトレーラー
VRVマシンを運ぶ超巨大トレーラー。最高速度は時速300km。ロボットタイプに変形するが、戦闘用ではなく、ロボのパーツとなるマシンを運ぶ母艦。東京ドームの地下から発進する。ロボットタイプの両腕に装備されている、VバルカンとVバズーカがVRVロボの必殺武器になる。これはVRVロボ以外が使用する事も可能で、RVロボがVバズーカを使用したり、レッド以外のVRVファイターが4体で持って使用した事もある。バズーカの先端にクローのようなパーツがあり、おもちゃでもちゃんとクローモードに出来るが、番組中では結局使われなかった。
天下の浪速ロボスペシャル
40話のみに登場。RVロボの両手足とVRVロボの胴体が破壊されて行動不能に陥った為、無傷だったRVロボの胴体とVRVロボの両手足を緊急処置として合体させた形態。グリーンが勝手に命名するが、他のメンバーから「勝手に名前決めるなぁ!」と総ツッコミを受けた。
プラグネードスパークとビクトリーツイスターの同時発射を必殺技とする。
『轟轟戦隊ボウケンジャー』の『30戦隊大全集 スペシャルファイル』では「マルチ合体」のバリエーションとして紹介された。
サイレンダー
シグナルマンの巨大パトカー。シグナルホイッスルにより召喚される。ポリス星の警察官はみんなこのタイプのパトカーを持っているらしい。「スタンドアップ(スタンダップ!に聞こえる)!サイレンダー」の合図でロボットに変形する。「無駄な抵抗はやめろ!」で戦闘開始。
力は1800万馬力。胸の信号からビームのシグナルフラッシュを発射する他、両手から出すナイフサイレンダガー、巨大な手錠・サイレンワッパーを発射する銃ワッパガン、警察用盾のサイレンシールドと多彩な武器を持つ。必殺技は右手の機関砲による一斉掃射「サイレンバルカン」。26話では実とギガブースターを入れた段ボールを北海道から東京まで投げるという驚異的な投擲力を見せた。
ラジエッカーロボ
宇宙も走行できるラジエッタの愛車ラジエッカーが変形したロボ。ネコの様なファンシー系。人は乗り込まず、遠隔操作で動く。外見に反して異常に強いが、地球では1分しか稼動出来ない。当初は等身大ロボだったが、その後の改良で巨大化も可能になった。




主題歌
本作から『救急戦隊ゴーゴーファイブ』での4年間、主題歌シングルはOPとEDが別売仕様となった(各カップリングには挿入歌を収録)。
オープニングテーマ
『激走戦隊カーレンジャー』(第1~13話)
作詞:森雪之丞 作曲・編曲:小路隆 歌:高山成孝
『激走戦隊カーレンジャー~フルアクセルヴァージョン~』(第14~31話は歌詞1番を第32~48話は歌詞2番を使用)
作詞:森雪之丞 作曲:小路隆 編曲:奥慶一 歌:高山成孝
ギャグ面はほとんど前面に押し出していない、純粋なヒーローソングである。シリーズの主題歌としては珍しく、原曲は2番のサビで終わる(フルアクセルヴァージョンは2番の後にハーフあり)。なお、ヴァージョン違いではあるが、放送途中でレギュラー使用するOP曲が変更されたのは2007年7月現在シリーズ唯一である。また、同作から『未来戦隊タイムレンジャー』まではOP曲の英語バージョンも製作された。
エンディングテーマ
『天国サンバ』 
作詞:森雪之丞 作曲・編曲:小路孝 歌:高山成孝
2作前の『忍者戦隊カクレンジャー』のエンディングは雑魚敵のドロドロが主役的な位置を占めていたが、この曲は完全に敵サイドから歌われており、歌詞にも本作の特徴であるギャグ面がふんだんに取り込まれている。
なお、最終話では『激走戦隊カーレンジャー』を使用した。


素晴らしき彼等・・・
レンタルビデオ店にもおいてあるはず・・・
一度はご覧あれ。
ね?
見てみようね。

OP

| 特撮 | 00:05 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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ジャイアントロボ 地球が静止する日

この作品には驚かされました。
知ったのは、スパロボαのとき・・・
そして、アニメを見てみると・・・
それは、凄い迫力でした。
うん。
感動物です。
絵が、動く!動く!また動く!それは凄すぎですよ!そして、その中にある、親子愛に感動し、徐々に人が亡くなって行く・・・そして、大作に襲い掛かる十傑集。その異常な人間離れした能力の表し方は圧巻でした。
さらには、横山光輝の描いた人物が動く!それは、恐ろしいほどに凄いものばかりでした。
二人の親孝行をしようとする二人の主人公・・・
一人は、ジャイアントロボを操る少年、草間大作。
もう一人は、歪んだ感情で世界を静止することを親孝行だと思い込む、青年「幻夜」・・・
同じような存在でありながら、彼等はどこで変わったのか?
と、いうことで・・・
次辺りから、ジャイアントロボシリーズでも、お送りしようかな・・・

| ロボットアニメ | 23:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ゲッターの意味とは何か!?

ゲッターOVAシリーズも、遂に最後を迎えました。
え?
誰もそんな期待してないって?
そうだよね・・・
まぁ、一応させてよ。
うん。
やらせて欲しいのだよ。
このシリーズだけ、スパロボに出てないから。
だって、安倍晴明が、敵として登場して、黒平安京なるものまで出てきて、最終的には、神と名乗るおっさん達が登場して・・・ゲッターに支配された世界の末路なんかも出てきちゃいます。
正直、やばいです。
阿鼻叫喚です。
赤ん坊が、そのまま機械と融合してしまうおぞましい世界です。
人間が全員ゲッターロボと融合して、ゲッターエネルギーを求めるという地獄な世界でした。
まぁ、タイトルがそのまま地獄変です。
あ、ネタばれや・・・
あ、そうそう、前にも前々作にも出てた真ゲッターロボという反則的な奴は出てきませんよ。
そっくりさんは出てきますけどね。
地獄変で・・・
あと、捨て置けないのは、竜馬が待望の主役!
これは嬉しい。
余計なパイロット達は出てこないからねぇ。
楽なもんよ。
あと、全体的に言えば、ゲッター線ってなんなのさ?って考えられる作品でもあったね。
ってな訳でストーリー
突如、人類に牙を剥いた者達がいた。その姿は古来から伝わる伝説の生き物「鬼」そのものであった。ゲッター線研究の第一人者、早乙女は鬼たちに対抗するべくゲッター線を動力とする巨大ロボット、ゲッターロボを開発するが、試作型のゲッターロボでは鬼に太刀打ち出来なかった為、新型のゲッターロボの開発とそれを乗りこなせるパイロットの選定を急ぐ事にした。
一方、東京・新宿で借金の取り立てを相手に喧嘩に明け暮れる一人の男がいた。彼の名は流竜馬。後に自分がゲッターロボのパイロットとして鬼との壮絶な戦いに巻き込まれる事になろうとは、この時、まだ知る由も無かった…

ってのが、大まかなストーリー。
鬼ですよ。
古より伝えられてきた妖怪であり、何かでありですよ。
普通の桃太郎を含む童話の鬼とは180度変わる鬼でした。
一言で言えば、驚異です。
人を寄生させて新たに仲間を創るシーンは恐怖の二文字で表されていたようなものです。
いやぁ、あんな鬼がいたら恐怖ですよ。
はっはっは。
いや、現実にいたら本当に恐いって!


登場人物
流竜馬(ながれ りょうま):石川英郎
ゲッター1のパイロット。新宿で父親から受け継いだ空手道場を経営しているが、多額の借金を抱えている。取り立てに来たヤクザ相手に喧嘩に明け暮れる日々を送っていた所を早乙女に目を付けられ、半ば強引にゲッターロボのパイロットにされてしまうが、戦いを好む性格の為か、仕方が無いと思いつつも鬼との戦いに身を投じる事になる。
常人を遥かに凌ぐ戦闘能力を持っており、それはゲッター1の操縦にも遺憾無く発揮されている。
神隼人(じん はやと) :内田直哉
ゲッター2のパイロット。元は革命組織のリーダーだったが、防衛庁の特殊兵器管理センターを襲撃した際にゲッター線に関する機密情報を入手。ゲッター線に興味を持った彼は革命組織のメンバーと共に早乙女研究所を襲撃するが、既に襲撃を察知していた早乙女によってゲッターロボのパイロットにされてしまう。
鬼との戦いの中で、ゲッター線の真実に迫ろうとする。
武蔵坊弁慶(むさしぼう べんけい):梁田清之
ゲッター3のパイロット。手が付けられない程の暴れん坊だったが、旅の僧に改心させられて以来、その僧が住職を勤める寺にて真人間になる為に修行を積んでいた。
ある日、鬼に豹変した住職や修行仲間達に襲われそうになるが、パトロール中に鬼獣の攻撃を受けて墜落したイーグル号に搭乗していた竜馬と出会う。その後、後を追って来た早乙女によって強引にゲッターロボのパイロットにされてしまうが、仲間達の敵を討つ為に鬼との戦いに身を投じて行く。
元々、豪快で自由奔放な性格だが、修行時代もその性格はあまり変わっていない様だ。あまり難しい話をされると眠ってしまう癖がある。また、寺の家宝の守り刀を肌身離さず持ち歩いているが、この刀が後に重要な役割を持つようになる。
名前の由来は、他のゲッターロボ作品に登場する「巴武蔵」と「車弁慶」の名前を繋げたものである。この為、戦闘中に「大雪山おろし」を使う場面も見られる。
その他の方々
早乙女博士:有本欽隆
早乙女達人:山野井仁
早乙女ミチル:本田貴子
住職:渡部猛
源頼光:朴璐美
坂田金時:三宅健太
渡辺綱:園部啓一
安倍晴明:子安武人
多聞天:玄田哲章
増長天:屋良有作
広目天:郷里大輔
持国天:銀河万丈


登場メカ
ゲッターロボ
「鬼」に対抗するために開発された、スーパーロボット。絶大なパワーを持つが、それ故に扱えるパイロットがいなかった。ゲッター1を竜馬、ゲッター2を隼人、ゲッター3を弁慶が操縦。後、新型炉心を搭載しパワーアップ。なぜか竜馬が単独搭乗すると、戦闘力が跳ね上がるようになる。
ゲッターロボを名乗りつつも、デザインは既存のゲッターから一新された。3機の戦闘機が合体することで構成される点は、これまでのゲッターと同じ。ゲッタードラゴンの「シャインスパーク」や、真ゲッター1の「ストナーサンシャイン」のような必殺技は持っていない。
初代ゲッターロボや真ゲッターロボとの名称の重複を防ぐ目的で「新ゲッターロボ」と呼ばれることも多く、マニア向けフィギュアや玩具等では「新ゲッターロボ」との表記も見られる。
本作のゲッターロボはテレビアニメ等でみられた「宇宙開発用」という設定を切り捨て、純粋な戦闘用スーパーロボットとして建造された、ということになっている。
プロトタイプ・ゲッター
先行するOVA『真ゲッターロボ』2作品に登場した初代ゲッターロボと同じデザイン(細部は異なる)を持つ、試作型ゲッターロボ。第1話に登場。鬼には力及ばずに自爆する(第11話にも回想シーンにて登場している)。
早乙女の長兄達人が乗るプロトタイプ・ゲッターは初代ゲッターロボと同じカラーリングが施されているが、他のプロトタイプ・ゲッターはTV版のプロトタイプ・ゲッターに準じてか白とグレーのカラーリングをしている。
聖ゲッタードラゴン
第9話で未来(パラレルワールド)の世界に飛ばされた竜馬が見たゲッターロボ。
人間とゲッターロボが融合しておりその中には隼人や弁慶、早乙女の姿もあった。
おそらく異世界でのゲッターロボGが融合・進化した姿だと思われる。(顔の形状がゲッタードラゴンそのもののため。)
竜馬のゲッター(正式名称不明)
第13話で異世界へ飛んだ竜馬が乗っていたゲッターロボ。
本作でのプロトゲッター1に良く似ているが良く見ると相違点が見られる。
正式な名称は不明だがゲッターロボ全書にて「寄せ集めゲッター」と川越淳監督はコメントしている。


主題歌
オープニングテーマ:『DRAGON』
作詞:影山ヒロノブ
作曲、編曲:須藤賢一
歌:JAM Project
エンディングテーマ:『No Serenity』
作詞:影山ヒロノブ
作曲、編曲:河野陽吾
歌:JAM Project featuring 影山ヒロノブ 遠藤正明 福山芳樹

挿入歌
本作のDVDの初回版には挿入歌のシングルCDが付属していた。2006年7月26日にこの挿入歌とOP・EDをまとめたボーカル集『新ゲッターロボ Vocal Collection DRAGON BATTLE』が発売されている。

WARRIOR
作詞:影山ヒロノブ
作・編曲:河野陽吾
歌:影山ヒロノブ
SAGA
作詞:影山ヒロノブ
作・編曲:河野陽吾
歌:遠藤正明
吠えろ!!
作詞・作曲:影山ヒロノブ
編曲:須藤健一
歌:福山芳樹
DEEP RED
作詞:奥井雅美
作曲:影山ヒロノブ
編曲:河野陽吾
歌:きただにひろし
Gods
作詞・作曲:影山ヒロノブ
編曲:須藤健一
歌:串田アキラ
伝説~Legend~
作詞:奥井雅美
作・編曲:須藤健一
歌:水木一郎


いやいや、挿入歌付ですよ。
また、その挿入かもカッコよくてね・・・
「DEEP RED」辺りがお勧めかも。
うん。

OP!

OP!FULL

Saga

Deep Red

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Destination

それは単純
中学の時に励まされた曲だ。
松本さんが歌う。
そして、私が感動する。
実に単純だ。
そして、生きる希望を貰う。
さらには勇気を貰う。
それは、魔法の様な感じ。
JAMの歌に、私の友人も励まされてきた。
まさに魔法だ。
今の、訳の解らない歌手グループに比べ、五億倍はマシだと思われるような錯覚を覚える。
否、錯覚ではない。
それは、本当のことなのだから。

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2007年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年12月