2007.10.31 Wed
Superior GUNDAM
それは、重武装で、美しく・・・
そして、カッコよく!
まぁ、デザインが、カトキハジメさんだから、仕方ないよねぇ・・・!
ヤバイ位に本当にヤバイ。
ガンダムのランクの中じゃ、最強中の最強の五本の指くらいに入るくらいだと思うし。
それのパワーアップ版で・・・
Ex-Sってのがあるのよ。
それが、半端じゃない!
それほど、カッコいいんだ!!
プラモデルとかでてるけど、高い!
やばいくらい高い!
そして、カッコいい!!
パイロットはリョウ・ルーツ!!
声優さんは、エウレカセブンのホランドや、FF7のレノでお馴染みの藤原啓治さん!!
熱血系でまたカッコいい!!
ガンダム史上、歴代一位で柄の悪い主人公。
でも、好きなんだな。
ってな訳で、Sガンダムについては下記を参照。
Sガンダム(スペリオルガンダム、Superior GUNDAM)
地球連邦軍の試作型可変モビルスーツ(TMS)。(型式番号:MSA-0011)
機体解説
S(スペリオル)ガンダムは、アナハイム・エレクトロニクス社がΖ計画における究極のガンダムを目指して開発した機体である。Ζガンダムの後続機としてはΖΖガンダムが有名であるが、ΖΖガンダムは所詮Ζ計画においては傍系に位置する機体に過ぎず、開発部署も異なる為、Ζガンダムとはおおよそ設計思想を異にする異端の存在である。しかし、SガンダムこそはΖガンダムの設計思想を受け継ぐ正当な機体であり、第4世代モビルスーツ分類される超高性能機である。開発当初のコードネームは「ι(イオタ)ガンダム」。
Sガンダムの設計は、Ζガンダム系の開発チームによって行われた。同開発チームはΖガンダムの完成後、引き続きエゥーゴの時期主力MS開発に当たった。しかし、彼らの開発したMSZ-008 ΖIIはアナハイムの社内コンペにおいて、別の開発チームによる試作機θガンダム(後のΖΖガンダム)の開発プロットに敗れ、廃案となってしまう。その後、ΖΖガンダムの開発にも参加するものの、彼らの設計案はまたも不採用となり、その際に製造されたエクステリアの一部が、ΖΖガンダムの増加試作機の建造に流用されるという憂き目に遭う。彼らは、新型機の開発主導の座を奪われてしまう結果となる。
本機開発スタッフ(Ζガンダムの開発チーム)は、アナハイム内部の最高峰の技術者のみを各部門から結集したエリート集団であり、アナハイムを名実ともにトップレベルのMS開発企業へと押し上げた名門中の名門である。その功績は、後の時代においてもMS産業関係者の間では神話として語り継がられている。
それだけに、Ζガンダムの後継機開発の任を傍流の設計チームに奪われたことは、彼らにとっては屈辱以外の何者でもなかった。その彼らが、威信を懸け開発主導の座を奪い返すべく、新たに打ち出した機体がSガンダムなのである。ιガンダムの設計案をアナハイム上層部に提出、Ζ計画最強の機体、Sガンダムとしての開発が承認される。この時点で、既にΖΖガンダムの開発は不要となっていたが、ΖΖガンダムの発注許であるエゥーゴの意向を無視する訳にもいかず、アナハイムはΖΖガンダムの開発を外部発注の形で、当の発注許であるエゥーゴと協力関係にあったドック艦ラビアンローズに委託する。こうして、アナハイム内の全ての生産設備は、Sガンダム開発のために結集し、フル回転することとなる。
当時ラビアンローズを率い、同艦艦長代理を務めたエマリー・オンスは、ΖΖガンダムをして「総力を挙げて開発したモビルスーツ」と評した。しかし、ΖΖガンダムはあくまで外部発注の製品であり、実際にアナハイム内部においてΖ計画「究極の機体」を目指して開発していた機体とは、Sガンダムである。その開発の目標とは、既存のMS・兵器体系の全てを内包、それを凌駕・超越する兵装システムの構築であり、その中核としてGコアおよびMSとしてSガンダムを想定している。また、当機体はALICEを搭載しており、無人MS構想の試験機としても運用することになっていた。その実現は今までに例のない革新的可能性を秘めており、"自我"を持つMSは宇宙世紀において、唯一このSガンダムのみである。
しかし、このあまりにも先進的すぎる性能は軍の手にも余るものとなり、上層部の保守派には恐れを抱かせることになってしまった。Sガンダムは連邦正規軍へと配備される予定であったが、無人MSの普及を恐れた反対派による妨害工作を受け、一度は採用を見送られることになる。しかし、ティターンズ崩壊時に急追編成されたα任務部隊への配備が決定し、実戦投入された。アナハイム上層部には、敢えてΖΖガンダムの開発ラインを残すことで、Sガンダムの一層の機体性能向上を促す狙いがあった様だが、実際に完成した両機は同等のスペックであった。エゥーゴ向けの機体としては当初の予定通りΖΖガンダムをあてがい、その開発ラインは閉じられた。(所謂、厄介払いである。)
多大な期待を背負って開発されたSガンダムであったが、大方の予想に反し、戦果の点ではΖΖガンダムに及ばなかった。但し、これにはパイロットの技量の差に負う面が大きいとも言われている。「敵機を殲滅する戦闘能力」ばかりを追求した末端肥大的なΖΖガンダムとは異なり、SガンダムはMSの無人化構想を含め、またMSという兵器の更なる可能性をも模索し、先進的かつ革新的な技術の粋が凝らされた「究極のMS」であり、Ζガンダムの後継機として相応しい存在である。このSガンダムこそが、当時最強のMSであるとの見方がなされている。
ZΖガンダムは分離・合体機構を備えつつも、あくまで単体のMSとして完結した機体であったのに対し、Sガンダムはコア・ブロックを中核とし、複数のオプションを追加する事でその機能を特化・拡張させることが可能な、壮大な兵器体系の一端として設計されている。コア・ブロック・システムの採用や、機体を3分割しての独立運用を可能とするシステム等、ΖΖガンダムと機体構成の面で共通する点があるが、その設計思想は根本的に異なる。 設計段階より強化バックパックや増加ブースターを始めとする多様なオプションが用意されており、増加パーツとのマッチングは良好なものとなっている。Aパーツ及びBパーツには各々に専用のコクピットが設けられ、分離稼動時に制御ユニットとしてのコア・ブロックを必要とせず、単機の戦闘単位として完結している。ジェネレータや武装等の配置が両パーツに同等に分散され、分離形態時における各パーツの性能は均一化されている。
コア・ブロックの他に、A・Bパーツのコクピットにもパイロットを搭乗させることで、各パイロットによる操縦・火器管制・索敵の役割分担が可能である。ΖΖガンダム同様、操縦系統は非常に複雑であり、マニュアル・モードでは通常のパイロットによる操縦は困難である。このため、各種兵装は後述のALICEのサポートによるフルオートマチックに設定されている。状況に応じて、管制システムが最適と判断した兵装がコクピット・ディスプレイに優先順位付きで表示され、視線入力による操作で兵装選択が可能。照準、発射タイミング等、一連の攻撃シークエンスは全て火器管制システムが最適値を算出し、パイロットがただトリガーボタンを押すだけで、標的に対し自動的に砲撃が開始される。操縦システムには新開発のアーム・レイカーが採用され、各種操作も簡便化されている。サイコミュの様な特殊なインターフェースは搭載されていないが、機体操作の大部分をALICEに一任することで、ニュータイプ専用機にも匹敵する性能が実現される。ZΖガンダムでは、極めて高度な技量を持つパイロットにしかその性能を引き出すことは出来なかったが、Sガンダムでは、素人のパイロットであってもベテラン以上の戦闘能力を発揮することが可能であり、兵器としては多大なアドバンテージとなる。
MSモード時には全てのコクピット・ブロックに集約され、フレームへの接合強度も脱出時ユニット構成が最優先に設定されている。緊急時にはコア・ブロックごと結合状態のまま爆裂ボルトによって射出され、オートで母艦へと帰還する他、大気圏再突入も可能であり、パイロットの生存性が高められている。
Sガンダムのムーバブルフレームには、MSの骨格としての役割のみならず、MSの概念そのものが刷新されるほどの多機能性を付与されている。これは、合体・変形機構を有し、また壮大な兵器体系を構築するシステムの、文字通り「骨格」といえる構造であり、機体の基本コンセプトにとって不可欠な要素である。一般的なMSでは、大きなストレス部位にはモノコック、或いはセミ・モノコック構造が採用する例が存在するが、Sガンダムの可動部位の大部分はこの革新的なムーバブルフレームによって構成されており、それらは全て実用レベルにまで強化・発展させられている。ユニット換装や各オプションの装着は、ほぼ無改造で容易に行うことが出来る。機体のユニット化は芸術的なまでに進化しており、この構造を採用した機体は以降の事例においても殆ど存在しないといわれている。
しかし、機体システムの複雑化、及び製造コストの高騰化も極限に達していた。MSとしては超高性能であったが、運用性は著しく低下しており、保守的な連邦上層部の評価は芳しいものではなかった。これ以後のアナハイム製ガンダムは、これまで辿ってきた多機能化の流れとは逆行する、シンプルで信頼性の高い機体コンセプトへとシフトしていくことになる。Sガンダムは4機が製作され、その内の1機がα任務部隊へ編入された。この他には、当時地球連邦軍の本部が置かれていた、ラサ近郊のネパール地区に配備されているEx-Sガンダムも存在する。
アナハイムでは4機のSガンダムと一部計画を除いたオプションが数セット分製作され、100番台はノーマル・プラン、200番台はExt関連、300番台がBst、400番台は100~300番台のいずれにも属さない、その他の試験を中心に進められていた。また、1号機はトリコロール塗装が施されα任務部隊に、2号機は青いスプリッター迷彩が施され主に200番台計画の評価試験に、3号機の赤いスプリッター迷彩の機体は300番台の試験に、4号機については資料が乏しいが戦闘機によく見られる「制空迷彩」が施され、おそらく予備機として運用されていたと思われる。
人工知能「ALICE」
本機に於いて特筆すべき点は、試験的に人工知能「ALICE(アリス)」が搭載されていることである。人間のどんな要求にも応えられる「女性」を目指して教育訓練中であった。そのため性格に問題のある不条理な男達が集められ、その一人に専任パイロットとなるリョウ・ルーツがいた。奇しくも「ALICE」の開発には彼の母親が関与していたが、謎の爆発事故(無人MS計画への妨害工作であると目されているが確たる証拠はない)に遭い「ALICE」を庇って殉職している。
「ALICE」とは、「Advanced Logistic&In-consequence Cognizing Equipment」の頭文字をとって名づけられた。
分離・合体
標準形態でコアファイター「Gコア」・上半身部(Aパーツ)「Gアタッカー」・下半身部(Bパーツ)&ビームスマートガン「Gボマー」に分離可能。各パーツに搭乗するパイロットを操縦手・砲撃手・索敵手に役割分担することも可能。
作中ではペズン攻略戦と大気圏際での最終決戦に際し登場。最終決戦の際には数合わせの為に分離した状態で出撃するも戦闘中に合体し、トッシュ・クレイとファスト・サイドが乗り込んだMAゾディ・アックとジョッシュ・オフショーが操縦するMSゼク・ツヴァイ(連載版ではクレイとオフショーの乗るゼク・ツヴァイ2機)と交戦する。
本来、戦闘中の合体は機体の運用上は想定外の行動であり(戦闘中の分離は戦闘域からの高速離脱の手段として有りえるが)、シーケンス実行中は全くの無防備となる。この合体も、友軍のΖプラスの犠牲の下に成功した物だった。
武装
頭部インコム(出力3.8MW)
有線式の擬似サイコミュオールレンジ攻撃用兵器。パイロットの脳波サンプリングにより、特定コマンドのリアルタイム入力が可能である。これにより一般人(オールドタイプ)でもオールレンジ攻撃に近い戦法を実現した。反面、本物のサイコミュ兵器のような複雑な制御は出来ず、コンピュータによる補佐を受けても、2次元的な挙動が限界である。またこの頭部インコムは搭載ビーム砲の出力も低く、敵機に致命的なダメージを与えるには至らない。しかし、事を目的とせず、オールレンジ攻撃により敵の意表を突ける点で効果が高い事を目的とする。
背部ビームカノン(出力12MW)×2
エネルギーCAP式の大口径ビーム砲。バックパックにムーバブル・フレームによって接続され、自由に操作が可能である。比較的コスト・パフォーマンスが高く、同武装がFAZZにも搭載されている。劇中においては発電衛星を攻撃する際にBstモードで使用され、遠距離の標的を正確に射抜いている。
大腿部ビームカノン(出力14MW)×2
Ζプラスに装備されるものの改良型であり、通常のライフルに比べ有効射程・命中精度の点で向上している。このユニット自体が機体本体とムーバブル・フレームで接続されており、自由に可動する。射角が広く、有効性の高い武装である。
ビームスマートガン(出力56MW)
Sガンダムのオプション兵装。大腿部ビームカノンの代わりに右側にスマートガン本体、左側にエネルギー供給ユニットをマウントし、これらを機体の前方で結合し、射撃姿勢を取る。メガ・バズーカ・ランチャー程の威力はないが、小型化されており、取り回しが容易でずっと扱いやすくなっている。エネルギーCAPシステムに加え、ムーバブル・フレームを介したMS本体からエネルギーを併用することで、高出力のビームを発射可能。砲身の先端にメガ粒子偏向機が取り付けられているため、発射体制をとった後でもビームの軌道を変更可能である。高性能ディスク・レドームとセンサーアレイはMS本体のセンサーとリンクしており、長距離からの精密射撃にも優れた性能を発揮する。劇中においては、ゾディ・アックを一撃で貫いている。
:ディスク・レドームは偵察・電子戦用のEWAC機にも搭載され通信、策敵任務でも運用される。精密機器が高密度に実装されたユニットであり、非常に高級且つ繊細な装備である。
リフレクターインコム
Ex-S形態時のオプション兵装。膝部ニークラッシャーに内蔵されている。有線式のポッドでIフィールドを形成する機能を持つ。自機から射出されたビームをこのIフィールドに反射させてビームの方向を変える。火器管制装置によってフルオート操作され、ビーム偏向の瞬間のみIフィールドが形成される。直接の攻撃兵器ではないが、多彩なビーム攻撃が可能となるため非常に有用な兵器である。機体に搭載された圧倒的な数の多数のビーム兵装群とこのリフレクターインコムの組み合わせは、コンピューターが最適値を求め、いかなる標的に対しても致命的な攻撃力を発揮する。相性も良く、戦術の幅を大きく広げることが可能になる。
バルカン砲×4
60mm炸裂弾を使用。近接防御に効果的な固定武装である。
テールスタビレーターバルカン×4
テールスタビレーターにバルカンを内蔵したモデル。Gアタッカー形態では機首部分の武装として使用。MS形態では後方警戒用の武装として、背部の目標に対して直接攻撃を行える。普通のMSでは死角となる背部をカバーするため、効果が大きい。
ビームサーベル(出力0.9MW)
MSの標準的な近接戦闘用の武装。膝のボックスユニットに収納されている。
ALICE
Sガンダムの機体管制システムに組み込まれた発展型論理・非論理認識装置。所謂AI。戦闘の状況を判断し、一定レベルの人格を備えていたとされる。MSの無人化のためのテストヘッドとして開発されたものの、軍人の職権保護を理由に様々な妨害工作を受け研究は凍結された。
型式番号 MSA-0011
所属 地球連邦軍
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 25.18m
頭頂高 21.73m
本体重量 38.4t
全備重量 73.0t
ジェネレーター出力 7,180kW
スラスター推力 24,700kg×4
11,200kg×4
センサー有効半径 18,800m
装甲材質 ガンダリウムγコンポジット
固定武装 60mmバルカン砲×4
インコム
背部ビームカノン×2
大腿部ビームカノン×2
ビームサーベル×2
オプション ビームスマートガン
主な搭乗者 リョウ・ルーツ
シン・クリプト
テックス・ウェスト
Gアタッカー
全長 21.16m
翼巾 21.16m
全備重量 36.54t
スラスター推力 11,200kg×4
固定武装 ビームカノン×2
Gボマー
全長 25.49m(標準装備時)
32.98t(スマートガン装着時)
翼巾 18.43m
全備重量 24.36t
スラスター推力 24,700kg×2
固定武装 大腿部ビームカノン×2
Gコア
全長 7.92m
翼巾 7.63m
全備重量 12.1t
スラスター推力 4,128kg×4
固定武装 ミサイル・ランチャー×4
劇中での活躍
メインパイロットは主人公リョウ・ルーツ。α任務部隊の主力として活躍した。封印したはずの「ALICE」が時折発動し、パイロットの操作を受け付けず勝手に敵を撃破する場面もあった。物語終盤、大気圏上層でピンチに陥ったリョウたちを救うべく「ALICE」が覚醒し、最終的に彼らを脱出させるために機体を分離しその後Gコア以外のパーツは燃え尽きたようである。またそのことによる「ALICE」の復元不能を暗示するような描写がある。
Ex-S(イクスェス)ガンダム
型式番号:MSA-0011[Ext] :強化装備形態。
機体解説
他のMSに見られる「フルアーマー形態」とは異なり、Ext時に追加される部品は「Gクルーザー」と呼ばれる巡航形態を構成するための装備として、Sガンダム本体と平行して設計されている。「Ext.」はextrordinary=extra-ordinary(常識外れな、桁違いな)を意味する。
通常のSガンダムとの違いは下記の通りである。
バックパックを大推力ブースターユニットに換装
ニークラッシャーをリフレクターインコムユニット装備型ニークラッシャーに換装
Gクルーザー時に下部矢面に露出するコクピットブロックの保護およびGクルーザー時の強度確保のフレームとなる胸部増加部品装着
Bパーツ(Gボマー)コクピットを保護する腰部増加部品装着
推力増強用スラスター・追加プロペラントタンク・Gクルーザー用ランディングギアの機能を備えた脛部増加部品装着
肩部大容量プロペラントタンク装備
胸部中央の開口部にはIフィールド・ジェネレータが搭載されるが、機体出力の関係上、全身を覆うバリアーを常時展開することは不可能である。そこで、通常時はジェネレータから供給されるエネルギーの一部をチャージし続け、バイタル・エリア周辺にビームが命中すると管制システムが判断した場合のみ、秒単位でコクピット前面にIフィールドを展開する。限定的な装備ではあるが、史上初めてMSにIフィールド・ジェネレータを搭載した例であり、パイロットの安全性を考慮した連邦系MSらしい装備と言える。腰部、両肩部、両脛部の部品にはそれぞれランディングギアが内装されている。これらのパーツはは巡航形態であるGクルーザーモードを実現するための装備であり、そのMS形態を便宜上Ex-Sと呼称するに過ぎない。また、大気圏内運用のための軽量バックパックが存在し、他に大型リアスカート(主翼に相当する部分を標準のものより大型化したもの)も存在するという文献もある。
重量増加に伴う機動性の低下を補う為、Sガンダム本体と併行して開発されたブースター・パックも用意されている。(ノズル一基あたり267.500kgの推力を有する。)Ex-Sガンダムではこのブースター・パックをスタビレーター基部に2基を装備する。機体重量はノーマル時に比べ8割り増しとなっているが、推力は11倍に強化されているため、トータルでの機動力は寧ろ向上している。このバックパックはスタビレーター同様に上下に可動する他、ノズル付近には推力変更プレートも設けられており、ユニット自体が巨大なバインダーとして機能し、大重量の機体に優れた機動力を与える。この設計はGP01フルバーニアンのユニバーサル・ブースト・ポッドに共通性を見出すことが出来る。ブースターユニットには独立したジェネレーターが設けられており、MS本体からの電力供給を一切受けなくとも、ユニット単体で運用可能である。ビーム兵器用のエネルギー・コネクタが設けられており、各種兵装の接続が可能。Gコアを接続することでコアブースターとして運用可能である。
また、Ex-Sガンダムは単機での大気圏離脱能力のある全ガンダムシリーズ中でも数少ないMSの一つである。ΖΖガンダムではGフォートレスへの変形時に、コクピットが露出する点が問題となっていた。Sガンダムでは専用のオプションパーツを追加する事により、これらの問題を解決した巡航形態「Gクルーザー」モードを実現している。但し、追加パーツを装着しないノーマルの状態では、この形態は得られない。
Gクルーザーモードは超長距離航行用のミッションにも対応でき、地表からの大気圏離脱、月面降下・再離脱といった全ての作戦行動がこの機体のみで行える。 リフレクターインコムをはじめとする多種多様な武装と、超高性能コンピュータALICEの管制も相まってその戦闘能力はかなりのものである。この仕様はSガンダムのMS単体としての性能を極限にまで追求したものであるともいえる。
作中ではエアーズ市攻略戦で登場。ニューディサイズ首領だったブレイブ・コッドの駆るMSガンダムMk-Vと交戦する。コッドの卓越した技量の前に翻弄されるものの、ALICEの覚醒により、辛くもこれを撃破する。
余談ではあるが、上記の通りEx形態はあくまでGクルーザーに付随するものであるという設定を生かす形で、カトキハジメ自身の手で「GクルーザーありきのEx-S」として、モデルグラフィックス別冊「ガンダム・センチネル」掲載のデザイナーズグラフィックスに、『リファイン版Ex-Sガンダム』が発表された。従来の設定に比べて、肩と腰部ジャケット(:主翼)が二周り以上大型化され、肩からはMS形態時に切り離すプロペラントタンクを吊り下げている。また、脚を開き、機体正面前方に水平に構えたビームスマートガンに両手を沿えるポーズ(ファンの一部からはEx-Sといえばこの姿勢しか考えられないと支持されている)や、パステル調のキースフェリス風分割配色は、Ex-S本来の姿としてファンの間では公式デザイン以上に人気が高いものとなっている。(カトキ氏はある種の最新稿にあたると説明している。)
型式番号 MSA-0011[Ext]
所属 地球連邦軍
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 25.18m
頭頂高 21.73m
本体重量 69.24t
全備重量 162.5t
ジェネレーター出力 12.250kw(Gクルーザーモード)
7.180kw(MSモード)
スラスター推力 1.182.000kg
推力重量比 7.27
センサー有効半径 18,800m
装甲材質 ガンダリウムγコンポジット
固定武装 60mmバルカン砲×4
テールスタビレータ部バルカン×4
インコム
リフレクターインコム×2
背部ビームカノン×4
大腿部ビームカノン×2
Iフィールド発生器
ビームサーベル×2
オプション ビームスマートガン
主な搭乗者 リョウ・ルーツ
Sガンダム(ブースターユニット装着型)
型式番号:MSA-0011[Bst] :Sガンダムの下半身部(Bパーツ)の代わりに、Ex-Sのブースターユニットをアダプターを介して2基取り付け、バックパックもEx-S同様に2基取り付けた計4基のブースターユニットを装備する形態。Ex-S同様に胸部Iフィールド・ジェネレータを装備する事もある。
機体解説
Ex-S用のブースター・パックを4基接続した突撃戦仕様。モビルスーツとしては圧倒的な推力を有し、最大で10Gという、旧公国軍製MA並みの加速性能を有する。スペック的には地球低軌道から月軌道まで無補給で到達可能であるが、継戦可能時間は非常に短い。モビルアーマーに近い機体であるが、各スタビレーターによって姿勢制御能力は通常型MSに劣らない。ブースターパックにはビームカノン接続用フレームが設けられており、各種オプションを接続可能。
作中ではペズンの防衛システムに電力供給する発電衛星SOLの撃破に出撃、任務を達成した。連載版ではニューディサイズとの接触を目論むエイノー艦隊への強襲を行った。
型式番号 MSA-0011[Bst]
所属 地球連邦軍
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 19.16m
頭頂高 15.81m
本体重量 82.18t
全備重量 220.13t
ジェネレーター出力 12.250kw
スラスター推力 2.140.000kg
推力重量比 9.72
センサー有効半径 18,800m
装甲材質 ガンダリウムγコンポジット
固定武装 60mmバルカン砲×4
テールスタビレータ部バルカン×4
インコム
背部ビームカノン×4
オプション ビームスマートガン
主な搭乗者 リョウ・ルーツ
Sガンダム ディープ・ストライカー
型式番号:MSA-0011[Bst]PLAN 303E :Sガンダムの強化プランの一つ。
機体解説
巡洋艦アーガマに搭載された主砲と同じ型の艦載ビームカノンを装備しているが、見た目は戦艦の主砲にMSとブースターユニット数機を無理やりくっつけたようなものであり、MSと言うよりは高機動砲台かモビルアーマーとでも言うべき様相である。その名の通り、莫大な加速力で敵陣深くに突入し、戦艦の主砲で一点突破(一撃離脱)を図るという強襲型のコンセプトだったが、実現には天文学的な予算が必要だった事や、Iフィールドジェネレーターをコクピット前面に配置して操縦士の生存性を高めているものの、旋回性能などMSとしての機動性についても(シミュレーション上)十分な性能が得られなかったことも災いし、結果としてMS部位の必要性が疑問視され、机上プランのみで終わっている。随伴機として、Ex-Sガンダムのバックパックを装備したΖプラスMSZ-006C1[Bst] ハミングバードも計画されたがこちらも計画のみでおわっている。 ディープ・ストライカーもハミングバード共にGUNDAM FIX FIGURATIONでモデル化されており、人気が高い。
カトキハジメ自身が後にデザインした機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORYに登場するガンダムGP03デンドロビウムの元ネタの1つともいえる(もう1つの元ネタはガンダムMAモードである)。
装備解説
Iフィールドバリア
Ex-Sガンダムのものと違って、常時展開可能である。
ってな感じに熱いモビルスーツ。
Hi-νやΞに続くほど好きなガンダムだからね。
しょうじき、バリエーションが多いと集めるのも大変。
GFFのEX-Sも無いからね。
一番の金食い虫だな・・・
この趣味は・・・
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